JP3122962U - 液晶テレビジョン、およびバックライト用電源供給回路 - Google Patents

液晶テレビジョン、およびバックライト用電源供給回路 Download PDF

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Abstract

【課題】バックライトに流れる出力電圧の値を基に基板に発生するリーク電流の防止をすることが可能なバックライト用電源基板、および上記バックライト用電源供給回路を使用した液晶テレビジョンの提供を目的とする。
【解決手段】本考案のバックライト用電源供給回路19は、電圧低下検出手段23はバックライトの出力電圧をしきい値23dと比較することで同出力電圧の低下を検出し、リーク電流防止手段12aは、電圧低下検出手段23が出力電圧の低下を検出した場合は、他励式インバータ回路20からのバックライト13cへの電圧供給を停止する。このため、バックライト13cの出力電圧に基づいて、リーク電流の発生における基板の損傷を防止するので、消費電流の少ない回路に対しても簡易な構造でリーク電流防止機能を構成することができる。
【選択図】図3

Description

本考案は、バックライト用電源供給回路に関し、特に、他励式インバータ回路の電圧制御を行うバックライト用電源供給回路、および上記バックライト用電源供給回路を使用する液晶テレビジョンに関する。
インバータ方式の電源回路は、交流の商用電源を整流回路にて直流電源に変換し、上記変換した直流電源をトランジスタ等のスイッチ作用により所定の交流電源に変換する。また、インバータ方式の電源回路は、大電圧小電流であるため消費電力が少なく液晶テレビのバックライトの電源供給用にも使用されている。図5はバックライト用電源基板を示す図である。同図より、バックライト用電源供給回路は、交流電源を整流する整流回路1と、整流回路1にて整流された電源を基に所定の電源電圧を生成するとともに、バックライト4に電源を供給する他励式インバータ回路2とを有する構成である。
上記したバックライト用電源供給回路は、バックライト4に流れる過電圧を過電圧検出回路5にて監視しており、バックライト4に過電圧が流れた場合には直ちに制御部6にて他励式インバータ回路2にフィードバックを掛ける仕組みになっている。しかしながら、バックライト4に電源を供給するラインにホコリ等が溜まると、上記ホコリを介してリーク電流が流れる場合がある。リーク電流が増大すると、消費電力が大きくなってしまい、発熱量も増えて回路を焦げつかせるなどして基板を破損させる原因になっていた。
しかしながら、基板にリーク電流が流れると、バックライト4に出力電圧を供給するための逐電コンデンサの電圧は低下する。このため、上記した過電圧検出回路5ではリーク電流の発生を防止することができなかった。
バックライトに流れる出力電圧の低下を検出する方法として、バックライト用電源基板に管電流検出回路を設けて、出力電圧の低下にともなう電流の増加を検出する方法が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平05−226084号
上述した特許文献1の考案は、次のような課題があった。つまり、インバータ方式の電源回路は大電圧小電流を特徴としているため、出力電圧の低下を電流を用いて検出する場合、微細な電流値の変化を検出することとなる。そのため、電流を検出するための回路の調整が難しかった。
本考案は、上記課題にかんがみてなされたもので、バックライトに流れる出力電圧の値を基に基板に発生するリーク電流の防止をすることが可能なバックライト用電源基板、および上記バックライト用電源供給回路を使用した液晶テレビジョンの提供を目的とする。
上記課題を解決するために、本考案の請求項1にかかる考案では、チューナ部が受信したテレビジョン電波をもとに映像信号と音声信号を生成するディジタル基板と、上記映像信号を基にバックライトからの光源を透過させて映像を表示する液晶ディスプレイと、上記音声信号を基に音声を出力するスピーカと、コンセントより供給された交流電源を整流回路により整流し、上記整流した電源を基に所定の電圧に変換し、上記ディジタル基板と、上記液晶ディスプレイとに上記変換した電源を供給するアナログ基板とを有する液晶テレビジョンにおいて、
上記アナログ基板は、上記整流された電源を基に上記バックライトの駆動に必要な出力電圧に変換する他励式インバータ回路と、上記他励式インバータ回路が変換した出力電圧を、逐電コンデンサに逐電することで上記バックライトに供給するバックライト駆動回路と、上記バックライトに印加される過電圧を検出する過電圧検出回路と、上記逐電コンデンサの分圧を検出電圧として、同検出電圧をダイオードと平滑コンデンサとで構成された平滑回路にて平滑化した後、オペアンプを介してしきい値電圧と比較することで同検出電圧の低下を検出するとともに、同検出電圧が上記しきい値電圧よりも小さい場合は、同オペアンプからリーク電流検出信号を出力するリーク電流検出回路とを有し、上記制御部は、上記過電圧検出回路が過電圧を検出した場合には、上記他励式インバータ回路に上記バックライトに出力する出力電圧を規定電圧にするようフィードバック制御を行い、 上記リーク電流検出回路からリーク電流検出信号が出力された場合は、上記他励式インバータ回路からのバックライトへの電圧供給を停止する構成としている。
上記のように構成した請求項1にかかる考案においては、バックライトに電源を供給するためのバックライト用電源供給回路をアナログ基板上に配置した液晶テレビジョンに関するものである。バックライト用電源供給回路は、他励式の他励式インバータ回路にて、バックライトの出力電圧を生成する。このとき、バックライト用電源供給回路は、オペアンプを用いて、上記バックライトの出力電圧をしきい値電圧と比較するリーク電流検出回路を有する。上記したリーク電流検出回路は、リーク電流の発生を出力電圧の低下を基に検出する回路であり、検出電圧が比較電圧よりも小さいとオペアンプが判断した場合は、同オペアンプから出力されるリーク電流検出信号により制御部は上記他励式インバータ回路の出力電圧のバックライトへの供給をストップする。上記制御部は、バックライトの過電圧検出も同時に行っており、フィードバック制御部を二回路に併用することにより回路をシンプルにする。
また、上記目的を達成するために、請求項2に記載のバックライト用電源供給回路では、インバータ方式の電源回路を用いてバックライトに所定の電源を供給するバックライト用電源供給回路において、バックライトの出力電圧をしきい値と比較することで同出力電圧の低下を検出する電圧低下検出手段と、上記電圧低下検出手段が出力電圧の低下を検出した場合は、上記他励式インバータ回路からのバックライトへの電圧供給を止めるリーク電流防止手段とを有する構成としてある。
上記のように構成した請求項2にかかる考案において、電圧低下検出手段が、バックライトへ出力する出力電圧の低下を検出すると、上記リーク電流防止手段は、他励式インバータ回路からのバックライトへの電圧供給を停止する。
そして、請求項3にかかる考案では、請求項2に記載のバックライト用電源供給回路において、上記電圧低下検出手段は、上記出力電圧をオペアンプを用いてしきい値電圧と比較することで出力電圧の低下を検出する構成としてある。
上記のように構成した請求項3にかかる考案において、電圧低下検出手段は、上記出力電圧としきい値電圧をオペアンプを用いて比較することにより、バックライトの出力電圧の低下を検出する。
さらに、請求項4にかかる考案では、請求項2または請求項3のいずれかに記載のバックライト用電源供給回路において、上記バックライト用電源供給回路は、過電圧を検出するための過電圧検出回路と、上記過電圧検出回路からの信号電圧を基に他励式インバータ回路を制御するためのフィードバック制御部とを有し、上記リーク電流防止手段は、上記フィードバック制御部にリーク電流検出信号を出力することで他励式インバータ回路の電圧の出力を停止する構成としてある。
上記のように構成した請求項4にかかる考案において、上記リーク電流防止手段は、過電圧検出手段のフィードバック制御部を流用するとともに、上記フィードバック制御部にリーク電流検出信号を出力することで他励式インバータ回路の電圧の停止を停止する。
以上説明したように本考案によれば、バックライトの出力電圧を基にリーク電流を防止するので、消費電流の低い回路にも対応した簡易な構造の検出手段を構成することができる。
また請求項3にかかる考案によれば、検出手段にオペアンプを使用するので市販の回路素子を組み合わせた安価な検出手段を構成することができる。
そして請求項4にかかる考案によれば、過電圧検出用のフィードバック制御回路の一部を流用するので検出手段を簡易な構造で構成することができる。
さらに請求項1のような、より具体的な構成において、上述した請求項2〜請求項4の各考案と同様の作用を奏することはいうまでもない。
本考案のバックライト用電源供給回路の具体的な説明として、上記バックライト用電源供給回路を使用する液晶テレビジョンを基に説明する。以下、下記の順序に従って本考案の実施形態を説明する。
(1)液晶テレビジョンの構成
(2)バックライト用電源供給回路の構成
(4)まとめ:
(1)液晶テレビジョンの構成
以下、図1、2、3を参照して、この考案に係る液晶テレビジョンを具体化した第1の実施の形態について説明する。図1は本考案の液晶テレビジョン10のブロック構成図である。同図より、液晶テレビジョン10は、ディジタル基板11と、アナログ基板14と、液晶ディスプレイ13と、スピーカ15と、上記各部品を収容する筐体16と、さらにはリモコン18とから構成されている。以下に各部品の機能について説明していく。
ディジタル基板11には、チューナ部11aと、映像信号処理部11bと、音声信号処理部11cと、制御部12とを有する構成である。図1より、ディジタル基板11内の各構成要素は、バス11dにて制御部12と結ばれ、制御部12の制御のもと各機能を実施している。制御部12は、制御中枢としてのマイコン12aと、ROMやRAM等の記録部12bと、リモコン18からの操作信号を受入れるリモコンI/F12c、さらにはOSD映像を生成するためのOSD部12dを有する構成である。リモコン18の操作キーの操作により赤外線信号がリモコンI/F12cに送信されると、リモコンI/F12cは、上記受入れた赤外線信号を所定の電圧を有する操作信号に変換しマイコン12aに出力する。マイコン12aは、上記リモコンI/F12cからの操作信号を受け取って、記録部12bに記録された制御プログラムを基にバス11dを介してディジタル基板11上の各要素に制御信号を出力する。
チューナ部11aは、制御部12からの操作信号を受け入れると、アンテナ11a1が受信したテレビジョン電波の特定の周波数帯のみを選択し、上記選択された特定周波数帯のテレビジョン電波を基に映像信号と音声信号を生成するクロマ制御を行う。上記生成された映像信号は映像信号処理部11bへ送られ、音声信号は音声信号処理部11cへ送られる。本考案のチューナ部11aとしてはアナログ放送を受信するものであってもよいし、アナログ放送とディジタル放送の双方を受信する物、さらにはディジタル放送のみを受信するものであってもよい。
映像信号処理部11bは、上記生成された映像信号を受け入れ、画面を構成するためのRGBの各階調に対応するRGB信号を生成するとともに、上記生成したRGB信号に所定の信号処理を行う。さらに、後述する液晶パネル13bの画素数に対応するよう上記RGB信号を分解し液晶パネル13bに出力する。
音声信号処理部11cは、上記生成された音声信号を受け入れ、制御部12からの制御信号に基づいて、上記音声信号を増幅等の信号処理を行う。信号処理を施された音声信号は、その後スピーカ15に出力され音声として出力される。
液晶ディスプレイ13は、液晶物質を充填した画素をマトリクス状に配置した液晶パネル13bと、上記液晶パネル13bに駆動電圧を印加する駆動回路13aと、液晶パネル13bの背面から光を照らすバックライト13cとを有する構成である。駆動回路13aは、映像信号処理部11bにより液晶パネル13bの各画素に対応して分割されたRGB信号を基に液晶パネル13bの所定の画素に対して行ごとに印加電圧である駆動電圧を印加していく。液晶パネル13bは、駆動電圧により分子の配列が変化する液晶物質を充填した画素をマトリクス状に配置している。上記した画素はRGBの各色に対応する画素を一組として有しており、駆動回路13aからの印加電圧により特定の画素のバックライトからの光の透過率を変化させることでRGBの各階調を変化させカラー画面を表示する。
バックライト13cは、上述したように液晶パネル13bの背後より光を当てて、画素が透過する光の光源として利用される。バックライト13cが使用する蛍光管としては冷陰極間等が挙げられ、形状はU字管や、直管、さらには擬似U字管を使用してもよい。
アナログ基板14は、上述したディジタル基板11や、液晶ディスプレイ13に必要な電源を供給する電源回路を実装する。図2はアナログ基板のブロック構成図を表す図である。同図より、アナログ基板14は、整流回路14a、メイントランス14b、電源供給回路14c、14d、14eを有する構成である。コンセント17から供給された商用100V交流電源は、整流回路14aにて全波整流されて直流電源に変換された後、メイントランス14bの一次側コイル14b1に印加される。本考案の整流回路14aは、ダイオードを用いたブリッジ回路等が上げられる。メイントランス14bの一次側コイル14b1の反対側には、巻き線比の異なる二次側コイル14b2が配置され相互誘導により二次側コイル14b2に起電力が発生する。また、二次側コイル14b2には分圧によって上記起電力を各DC/DCコンバータである電源供給回路14c、14d、14eに出力する。電源供給回路14c、14d、14eでは、チョッパ回路や、ドロッパ方式の回路により上記分圧した起電力を昇圧、または減圧して必要な電源電圧をディジタル基板11や液晶ディスプレイ13に供給する。
(2)バックライト用電源供給回路の構成
図3は、バックライト13cに電源を供給するための電源供給回路であるバックライト用電源供給回路の構成図である。同図よりバックライト用電源供給回路19は、他励式インバータ回路20と、バックライト駆動回路22と、過電圧検出回路24と、リーク電流検出回路(電圧低下検出手段)23ととから構成されている。他励式インバータ回路20は、整流回路14aから出力される直流電圧を二次側コイル14b2からの分圧により受け取り、トランジスタのスイッチング動作を用いて所定の電圧値を有する交流電圧を生成する。本考案の一実施形態としての他励式インバータ回路20は他励式インバータ回路を使用する。
他励式インバータ回路20により生成された交流電圧はトランス21の一次側コイル21aに印加される。トランス21の一次側コイル21aの反対側には二次側コイル21b、21cが配置されており相互誘電により二次側コイル21b、21cに起電力が印加される。このとき、交流電圧の正の周波数側は二次側コイル21bに印加されるとともに、逐電コンデンサ22a、22bに逐電され正の周期の出力電圧を生じさせる。また、負の周期の交流電圧は二次側コイル21cに印加されるとともに、逐電コンデンサ22c、22dに印加され負の周期の出力電圧を生じさせる。
また、バックライト13cに過電圧が印加されるのを防止するために、バックライト用電源供給回路19は過電圧検出回路24を有している。過電圧検出回路24は、逐電コンデンサ22c、22d間の分圧電圧を検出し、上記検出した電圧値に基づいてマイコン12aに過電圧検出信号を出力する。マイコン12aは上記過電圧検出信号を受入れると、他励式インバータ回路20がトランス21に印加する電圧を規定電圧まで減圧するよう指示を出すことでフィードバックを実現する。本考案の一実施形態のマイコン12aとしてはマイコンを使用し他励式インバータ回路20を制御するが、所定のロジック回路を実装したICチップを使用してもよい。また、ディジタル基板11に実装されたマイコン12aを利用してフィードバックを実行してもよい。
また、バックライト用電源供給回路19は、リーク電流の発生を検出するリーク電流検出回路23を有している。リーク電流検出回路23は、漏れ電流であるリーク電流が発生した際、逐電コンデンサ22a、22bの出力電圧が規定電圧よりも減圧する現象を利用している。リーク電流検出回路23は、オペアンプ23aと、しきい値用電源23dと、ダイオード23bと平滑コンデンサ23cにて構成した平滑回路とから構成されている。
以下に各要素の機能と全体的な動作を説明する。オペアンプ23aのマイナス側はバックライト駆動回路22の逐電コンデンサ22a、22b間にダイオード23bと平滑コンデンサ23cとを介して接続し、逐電コンデンサ22a、22b間の分圧値をしきい値用電源23dのしきい値電圧と比較する。ダイオード23bと平滑コンデンサ23cは、逐電コンデンサ22a、22b間の分圧を平滑して一定の電圧に整えるものである。本考案の一実施形態のしきい値用電源23dのしきい値電圧は、直流の700mV〜800mVを使用する。しきい値用電源23dの電圧値は上記値に限られず、電源回路の特性に合わせて決めるのが望ましい。
オペアンプ23aの出力側はマイコン12aと接続されており、オペアンプ23aから出力されるリーク電圧検出信号に基づいて、他励式インバータ回路20の交流電圧の生成を停止する。本考案の一実施形態では、他励式インバータ回路20はIC回路によりインバータ制御を実現しているのでマイコン12aは、IC回路のスタート信号の出力を停止させることにより他励式インバータ回路20の電圧の出力を停止させる。他励式インバータ回路20の電圧出力の停止方法としては、上記方法に限らず、マイコン12aからの他励式インバータ回路停止信号をトランジスタのベースに接続するものであってもよい。
以下図4を用いてバックライト用電源供給回路の電圧の流れを図示する。バックライト13cに逐電コンデンサ22a、22b、22c、22dを介して出力電圧が供給され始めると、逐電コンデンサ22a、22bに逐電される出力電圧の正の周期の半波整流を検出電圧として分圧されて出力されるとともに、ダイオード23bと平滑コンデンサ23cにより平滑化され、オペアンプ23aのマイナス側に入力される。図4の上段のグラフは、時間Tに対するオペアンプ23aのマイナス側に入力される電圧値である。また、図中点線で表された電圧値は700mVを示す。同図よりT0〜T1の間では、オペアンプ23aのマイナス側に入力される検出電圧は、700mV以上であるので、オペアンプ23aはリーク電流検出信号を出力せず、他励式インバータ回路20は駆動用電圧をトランス21に出力する。
次に、時間T1を越えてオペアンプ23aに入力された検出電圧の値が700mV以下になると、オペアンプ23aはリーク電流出力信号をマイコン12aに出力する。図4の中段は時間Tに対するオペアンプが出力するリーク電流検出信号を示す図である。時間T1にて検出電圧の分圧値が700mVを下回ると、オペアンプ23aは所定の電圧を有するリーク電流検出信号を出力する。上記したリーク電流検出信号の電圧値は、マイコン12aの受信電圧に基づいて決定されればよい。
マイコン12aは同リーク電流検出信号を受け取ると他励式インバータ回路20のIC回路のスタート信号を停止させ、トランス21に流れる電流を停止させる。図4の下段は、時間Tに対するフィードバック制御部から出力される他励式インバータ回路停止信号の出力を表す図である。同図より、時間T2にて、オペアンプ23aから出力されるリーク電流検出信号が所定の値を超えると、マイコン12aは、他励式インバータ回路20の電圧出力を停止する他励式インバータ回路停止信号を出力する。これによりバックライト13cには電流が流れずリーク電流によるバックライト13c付近の焦げ付きによる基板の破損を事前に防止することが可能となる。
(3)まとめ
本考案のバックライト用電源供給回路19は、電圧低下検出手段23はバックライトの出力電圧をしきい値23dと比較することで同出力電圧の低下を検出し、リーク電流防止手段12aは、電圧低下検出手段23が出力電圧の低下を検出した場合は、他励式インバータ回路20からのバックライト13cへの電圧供給を停止する。このため、バックライト13cの出力電圧に基づいて、リーク電流の発生における基板の損傷を防止するので、簡易な構造でリーク電流防止機能を構成することができる。また、リーク電流を検出するための回路を市販のオペアンプ23aにて構成するとともに、過電圧検出回路用のマイコン12aを流用するので回路を簡略化して構成し易くすることが可能となる。
回路に併用することにより回路をシンプルにする。
また、上記目的を達成するために、請求項2に記載のバックライト用電源供給回路では、インバータ方式の電源回路を用いてバックライトに所定の電源を供給するバックライト用電源供給回路において、バックライトの出力電圧をしきい値と比較することで同出力電圧の低下を検出する電圧低下検出手段と、上記電圧低下検出手段が出力電圧の低下を検出した場合は、上記他励式インバータ回路からのバックライトへの電圧供給を止めるリーク電流防止手段とを有する構成としてある。
上記のように構成した請求項2にかかる考案において、電圧低下検出手段が、バックライトへ出力する出力電圧の低下を検出すると、上記リーク電流防止手段は、他励式インバータ回路からのバックライトへの電圧供給を停止するので、消費電流の低い簡易な構造の検出手段を構成することができる。
そして、請求項3にかかる考案では、請求項2に記載のバックライト用電源供給回路において、上記電圧低下検出手段は、上記出力電圧をオペアンプを用いてしきい値電圧と比較することで出力電圧の低下を検出する構成としてある。
上記のように構成した請求項3にかかる考案において、電圧低下検出手段は、上記出力電圧としきい値電圧をオペアンプを用いて比較することにより、バックライトの出力電圧の低下を検出するので、市販の回路素子を組み合わせた安価な検出手段を構成することができる。
さらに、請求項4にかかる考案では、請求項2または請求項3のいずれかに記載のバックライト用電源供給回路において、上記バックライト用電源供給回路は、過電圧を検出するための過電圧検出回路と、上記過電圧検出回路からの信号電圧を基に他励式インバータ回路を制御するためのフィードバック制御部とを有し、上記リーク電流防止手段は、上記フィードバック制御部にリーク電流検出信号を出力することで他励式インバータ回路の電圧の出力を停止する構成としてある。
上記のように構成した請求項4にかかる考案において、上記リーク電流防止手段は、過電圧検出手段のフィードバック制御部を流用するとともに、上記フィードバック制御部にリーク電流検出信号を出力することで他励式インバータ回路の電圧の停止を停止するため、過電圧検出用のフィードバック制御回路の一部を流用するので検出手段を簡易な構造で構成することができる。
なお、本考案は上記実施例に限られるものでないことは言うまでもない。当業者であれば言うまでもないことであるが、
・上記実施例の中で開示した相互に置換可能な部材および構成等を適宜その組み合わせを変更して適用すること
・上記実施例の中で開示されていないが、公知技術であって上記実施例の中で開示した部材および構成等と相互に置換可能な部材および構成等を適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
・上記実施例の中で開示されていないが、公知技術等に基づいて当業者が上記実施例の中で開示した部材および構成等の代用として想定し得る部材および構成等と適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
は本考案の一実施例として開示されるものである。
液晶テレビジョンのブロック構成図である。 アナログ基板のブロック構成図である。 バックライト用電源供給回路の構成図である。 各信号を表す図である。 従来のバックライト用電源供給回路の図である。
符号の説明
10…液晶テレビジョン、11…ディジタル基板、11a…チューナ部、11b…映像信号処理部、11c…音声信号処理部、11d…バス、11a1…アンテナ、12…制御部、12a…マイコン、12b…記録部、12c…リモコンI/F、12d…OSD部、13…液晶ディスプレイ、13a…駆動回路、13b…液晶パネル、13c…バックライト、14…アナログ基板、14a…整流回路、14b…メイントランス、14c…電源供給回路、14d…電源供給回路、14e…電源供給回路、14b1…一次側コイル、14b2…二次側コイル、15…スピーカ、16…筐体、17…コンセント、18…リモコン、19…バックライト用電源供給回路、20…他励式インバータ回路、21…トランス、21a…一次側コイル、21b…二次側コイル、21c…二次側コイル、22…バックライト駆動回路、22a…逐電コンデンサ、22b…逐電コンデンサ、22c…逐電コンデンサ、22d…逐電コンデンサ、23…リーク電流検出回路、23a…オペアンプ、23b…ダイオード、23c…平滑コンデンサ、23d…しきい値用電源、24…過電圧検出回路



Claims (4)

  1. チューナ部が受信したテレビジョン電波を基に映像信号と音声信号を生成するとともに、マイコンを有する制御部にて制御を行うディジタル基板と、
    上記映像信号を基にバックライトからの光源を透過させて映像を表示する液晶ディスプレイと、
    上記音声信号を基に音声を出力するスピーカと、
    コンセントより供給された交流電源を整流回路により整流し、上記整流した電源を基に所定の電圧に変換し、上記ディジタル基板と、上記液晶ディスプレイとに上記変換した電源を供給するアナログ基板とを有する液晶テレビジョンにおいて、
    上記アナログ基板は、
    上記整流された電源を基に上記バックライトの駆動に必要な電圧を変換する他励式インバータ回路と、
    上記他励式インバータ回路が変換した出力電圧を、逐電コンデンサに逐電することで上記バックライトに出力電圧を供給するバックライト駆動回路と、
    上記バックライトに印加される過電圧を検出する過電圧検出回路と、
    上記逐電コンデンサの分圧を検出電圧として、同検出電圧をダイオードと平滑コンデンサとで構成された平滑回路にて平滑化した後、オペアンプを介してしきい値電圧と比較することで同検出電圧の低下を検出するとともに、同出力電圧が上記しきい値電圧よりも小さい場合は、同オペアンプからリーク電流検出信号を出力するリーク電流検出回路とを有し、
    上記制御部は、上記過電圧検出回路が過電圧を検出した場合には、上記他励式インバータ回路に上記バックライトに出力する出力電圧を規定電圧にするようフィードバック制御を行い、上記リーク電流検出回路からリーク電流検出信号が出力された場合は、上記他励式インバータ回路からのバックライトへの電圧供給を停止することを特徴とする液晶テレビジョン。
  2. 他励式インバータ方式の電源回路を用いてバックライトに所定の電源を供給するバックライト用電源供給回路において、
    バックライトの出力電圧をしきい値と比較することで同出力電圧の低下を検出する電圧低下検出手段と、
    上記電圧低下検出手段が出力電圧の低下を検出した場合は、上記他励式インバータ回路からのバックライトへの電圧供給を止めるリーク電流防止手段とを有することを特徴とするバックライト用電源供給回路。
  3. 上記電圧低下検出手段は、上記出力電圧をオペアンプを用いてしきい値電圧と比較することで出力電圧の低下を検出することを特徴とする請求項2に記載のバックライト用電源供給回路。
  4. 上記バックライト用電源供給回路は、過電圧を検出するための過電圧検出回路と、
    上記過電圧検出回路からの信号電圧を基に他励式インバータ回路を制御するためのフィードバック制御部とを有し、
    上記リーク電流防止手段は、上記フィードバック制御部にリーク電流検出信号を出力することで他励式インバータ回路の電圧の出力を停止することを特徴とする請求項2または請求項3のいずれかに記載のバックライト用電源供給回路。
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WO2022019496A1 (ko) * 2020-07-23 2022-01-27 삼성전자주식회사 디스플레이 장치, 그 제어 방법 및 ic 칩

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