JP3122883U - 排泄用装着具シール体及び排泄用装着具 - Google Patents

排泄用装着具シール体及び排泄用装着具 Download PDF

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Abstract

【課題】 簡易な構造とすることにより使用者の負担を軽くし、使用者の身動きによる荷重変化が生じても排泄物が横漏れすることがない排泄用装着具シール体及び排泄用装着具を実現する。
【解決手段】 排泄用装着具シール体14は、使用者の股間部に装着してこの股間部の肌面に当接する開口端部である側壁部を備えた排泄用容器10の側壁部に設け、使用者の股間部の肌面に密着するシール面31aを有して長手方向に垂直な断面形状を中空形状に形成したシール本体31と、このシール本体31のシール面31aに設けて使用者の股間部の肌面に密着する、シール本体31の長手方向に沿って突設したリブ状構造部32と、を具備して排泄用容器10と使用者の股間部との間を密閉するように構成されている。
【選択図】図8

Description

本考案は、特に病人、幼児等が着用したままの状態で排泄物を排出処理可能な排泄処理
装置に用いられる排泄用装着具シール体及び排泄用装着具に関する。
従来、排泄処理装置は、種々考案されている。この排泄処理装置は、病人、幼児等が排
泄用装着具を着用したままの状態で排泄物を排出処理することができる。
このような排泄処理装置に用いられる排泄用装着具は、例えば実公平7−15537号公報に記載されている。前記公報に記載の排泄用装着具は、使用者の股間部に装着される排泄用容器に排泄物吸込口を有し、この排泄物吸込口から吸引して排泄物の排出を行うことができる。
前記公報に記載の排泄用装着具は、圧縮空気により膨張可能に形成された排泄用装着具シール体が前記排泄用容器の外面に設けられている。このため、前記公報に記載の排泄用装着具は、前記排泄用装着具シール体を圧縮空気により膨張することでこの排泄用装着具シール体が肌に密着して排泄用容器との間を密閉し、排泄物が漏れることなく前記排泄物吸込口から排泄物を排出することができる。
実公平7−15537号公報
しかしながら、実公平7−15537号公報に記載の排泄用装着具は、排泄用容器の外面に設けられている排泄用装着具シール体を圧縮空気により膨張するために、この排泄用装着具シール体に圧縮空気を供給する機構を必要とし、その分排泄用容器の構造が複雑になると共に、使用者の負担が大きくなる。
また、前記公報に記載の排泄用装着具は、前記排泄用装着具シール体に前記排泄用容器の装着荷重がかかっているが、使用者が身動きすると、この排泄用装着具シール体に前記装着荷重の他に局所的に体荷重が加わる荷重変化が生じてしまう。このため、前記公報に記載の排泄用装着具は、前記荷重変化によって前記排泄用装着具シール体が変形してしまい、この排泄用装着具シール体のシール面に隙間が生じて排泄物が横漏れしてしまう虞れが生じる。
本考案は、上述した点に鑑みてなされたもので、簡易な構造とすることにより使用者の負担を軽くし、使用者の身動きによる荷重変化が生じても排泄物が横漏れすることがない排泄用装着具シール体及び排泄用装着具を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために本考案の一態様による排泄用装着具シール体は、使用者の股間部に装着してこの股間部の肌面に当接する開口端部を備えた排泄用容器の前記開口端部に設け、使用者の股間部の肌面に密着するシール面を有して長手方向に垂直な断面形状を中空形状、または襞形状に形成したシール本体と、前記シール本体の前記シール面に設けて使用者の股間部の肌面に密着する、前記シール本体の長手方向に沿って突設したリブ状構造部と、を具備して前記排泄用容器と使用者の股間部との間を密閉することを特徴としている。
また、本考案の一態様による排泄用装着具は、排泄物吸込口を有し、使用者の股間部に装着してこの股間部の肌面に当接する開口端部を備えた排泄用容器と、前記排泄用容器の開口端部に設け、使用者の股間部の肌面に密着するシール面を有して長手方向に垂直な断面形状を中空形状、または襞形状に形成したシール本体、及びこのシール本体の前記シール面に設けて使用者の股間部の肌面に密着する、前記シール本体の長手方向に沿って突設したリブ状構造部を備えて前記排泄用容器と使用者の股間部との間を密閉する排泄用装着具シール体と、を具備している。
本考案の排泄用装着具シール体及び排泄用装着具は、簡易な構造とすることにより使用者の負担を軽くし、使用者の身動きによる荷重変化が生じても排泄物が横漏れすることがないという効果を有する。
以下、図面を参照して本考案の一実施例を説明する。
図1ないし図11は本考案の実施例1に係り、図1は実施例1の排泄用装着具を示す斜視図、図2は図1の排泄用装着具を装着した使用者の腰部付近を示す概略図、図3は図2の排泄用装着具を装着した使用者の股間部及び腰部付近を示す正面図、図4は図2の排泄用装着具を装着した使用者の股間部付近を示す概略図、図5は図2の排泄用装着具を装着した使用者の股間部付近を示す断面図、図6は図2の排泄用装着具を装着した使用者の股間部付近を示す斜視断面図、図7は図2のセンサ付近の拡大斜視図、図8は図2の排泄用装着具シール体及び排泄用容器を示す斜視図、図9は図8の排泄用装着具シール体及び排泄用容器の側壁部端部を示す拡大斜視図、図10は変形例の排泄用装着具シール体を示す斜視図、図11は変形例の男性陰部収納部を示す斜視図である。
図1乃至図6に示すように、実施例1の排泄用装着具1は、使用者2の股間部2aに装着してこの股間部2aに開口する排泄用容器10を備えている。なお、前記排泄用装着具1は、図示しない排泄物排出装置及び制御装置に接続されて排泄処理装置を構成している。前記制御装置は、使用者2の排泄を検知したとき、前記排泄物排出装置を動作させて前記排泄用装着具1の後述する排泄物吸込口21から排泄物の排出を行うように制御する。
前記排泄用容器10は、尻部側に配置される主壁部11と、この主壁部11から略垂直に延出して股間部2a側に配置される副壁部12とをL字形状に交差して一体化している。
これら主壁部11と副壁部12との内面側の両側線には、股形状に沿って使用者2の股間部2aの肌面に当接する開口端部である側壁部13が一体に形成されている。なお、前記側壁部13は、馬蹄形状に形成されている。この側壁部13には、前記排泄用容器10を使用者2の股間部2aに装着したとき、この股間部2aの肌と密着するための柔軟な排泄用装着具シール体14が設けられている。
また、前記排泄用容器10は、前記副壁部12に男性陰部収納部15の基端部を嵌合突起部10a(図8参照)に嵌合して取り付けると共に、前記主壁部11に使用者2の腰部2b(腰骨)に固定する固定部16を接着して取り付けている。
なお、前記男性陰部収納部15は、前記排泄用容器10の前記嵌合突起部10aに基端部が嵌合された後、シール面の端部を前記シール本体31の端部に接着固定して取り付けられている。これにより、前記排泄用装着具1は、前記排泄用容器10から前記男性陰部収納部15までのシール性を確保できるようになっている。
前記固定部16は、前記排泄用容器10に接着固定する固定部本体16aと、この固定部本体16aに着脱自在に取り付ける例えばウレタン素材等により形成された弾力性を有する腰マット部16bとを有している。
これら腰マット部16bと固定部本体16aとは、被結合部材である面ファスナ(不図示)がそれぞれ貼付されており、前記固定部本体16aに前記腰マット部16bを着脱自在に結合可能である。なお、前記腰マット部16bは、使用者2の体型に応じて選択して取り付け可能である。
前記固定部本体16aの背面側には、弾力性を有する材質で形成された体荷重分散マット部16cが設けられている(図5参照)。この体荷重分散マット部16cは、中空の円柱体等が複数配置されており、体荷重を分散するように構成されている。前記中空の円柱体は、前記体荷重分散マット部16cの基端側中心部から周縁に向かって高さが徐々に低くなるように配置されている。また、前記中空の円柱体自身も底面である開口端部が前記体荷重分散マット部16cの基端側中心部から周縁に向かって高さが低くなるような斜め輪切り状に形成されている。このように構成されている体荷重分散マット部16cにより、前記排泄用容器10は、使用者2の腰部2bの体荷重を分散されることで、腰部2bの鬱血を和らげることができる。
前記腰マット部16bには、使用者2の腰部2bに前記排泄用装着具1を装着可能なベルト部17が縫い付けられて左右に延出している。このベルト部17の両端部には、前記面ファスナが添付されており、互いの端部を着脱自在に結合することによって使用者2の腰部2bに前記排泄用装着具1を装着可能である。
また、前記ベルト部17には、前記男性陰部収納部15と連結する連結部18の一端が着脱自在に取り付けられる。前記連結部18は、使用者2の体型に応じた長さを有して伸縮自在である。この連結部18は、使用者2の体型に応じて長さを調節可能な、公知のベルトであってもよい。前記連結部18の他端は、前記男性陰部収納部15に着脱自在に取り付け可能である。
なお、通常、この連結部18は、一端が前記男性陰部収納部15に取り付けられており、前記排泄用装着具1の装着時、他端を前記ベルト部17に取り付けることでこのベルト部17と前記男性陰部収納部15とを連結してこの男性陰部収納部15と前記固定部16とを連結する。
次に前記排泄用容器10の詳細構成を説明する。
前記排泄用容器10は、前記主壁部11内端部の中央(肛門側)に排泄物吸込口21が形成されていると共に、他端部側は前記排泄物吸込口21に向って傾斜している。また、前記排泄用容器10には、前記排泄物吸込口21に連通する接続管路22が前記主壁部11の外端面に突出して設けられている。前記接続管路22には、図示しない接続ホースを介して排泄物排出装置(不図示)に着脱自在に接続される。
さらに、前記排泄用容器10には、前記主壁部11内面の前記排泄物吸込口21側に排泄物を検知するセンサ23が設けられている。このセンサ23は、前記排泄用容器10の壁内部に配設される図示しない信号線によって前記主壁部11の外端面に設けた電気コネクタ24に導通している。前記センサ23は、例えば尿を検知する尿検知センサである。
図7に示すようにこのセンサ23は、例えば4点の電極23a,23bにより形成されている。前記センサ23は、中央に位置する+電極23aと、この+電極23aを囲む3点の−電極23bとによる通電で、尿を検知する構成となっている。これら4点の電極23a,23bは、微小量の尿では動作しないよう突出して形成されている。
前記電気コネクタ24には、図示しない電気ケーブルを介して前記制御装置に着脱自在に接続される。この制御装置は、前記センサ23により排泄を検知した後、予め定められたプログラムに従い前記排泄物排出装置を制御駆動して排泄物を自動的に排出処理する。
前記排泄物排出装置は、前記制御装置の制御にしたがって内蔵する吸引ポンプの駆動により吸引動作を行い、前記排泄物吸込口21から排泄物を吸引して内部に設けた排泄タンクヘ排出する。
上述したように前記排泄用容器10は、使用者2の股間部2aに装着してこの股間部2aの肌面に当接する開口端部である側壁部13に柔軟な排泄用装着具シール体14が設けられている。前記排泄用容器10は、この排泄用装着具シール体14が股間部2aの肌面に密着することによりこの股間部2aと排泄用容器10との間を密閉し、前記排泄物吸込口21から排泄物を排出するようになっている。
前記排泄用装着具1は、前記排泄用装着具シール体14に前記排泄用容器10の装着荷重がかかっているが、使用者2が身動きしてしまうと、この排泄用装着具シール体14に前記装着荷重の他に局所的に体荷重が加わる荷重変化が生じる虞れがある。
本実施例では、装着荷重に局所的に体荷重が加わる荷重変化が生じても排泄物が横漏れすることがないように前記排泄用装着具シール体14を構成している。
前記排泄用装着具シール体14は、前記排泄用容器10と使用者2の股間部2aとの間を密閉するように構成されている。具体的に説明すると、図8及び図9に示すように前記排泄用装着具シール体14は、前記排泄用容器10の開口端部である前記側壁部13に設けて使用者2の股間部2aの肌面に密着するシール面31aを有し、前記排泄用容器10と略同様に馬蹄形状に形成されているシール本体31と、このシール本体31のシール面31aに設けて使用者2の股間部2aの肌面に密着する、前記シール本体31の長手方向に沿って馬蹄形状に突設したリブ状構造部32とを備えて構成されている。
前記シール本体31は、前記排泄用容器10の前記側壁部13に嵌合するコの字型嵌合部33を有している。前記排泄用装着具シール体14は、前記コの字型嵌合部33を前記排泄用容器10の前記側壁部13に嵌合することにより、前記排泄用容器10に固定できる。
これにより、前記排泄用装着具シール体14は、前記排泄物吸込口21から吸引しているとき、浮き上がりを防止することができる。また、前記排泄用装着具シール体14は、前記コの宇型嵌合部33を前記排泄用容器10の前記側壁部13に嵌合するのみで前記排泄用容器10に固定できるので、前記排泄用容器10に取り付ける際に作業性が向上する。
また、前記シール本体31は、長手方向に垂直な断面形状を中空形状、例えばD型形状に形成されている。これにより、前記シール本体31は、前記排泄物吸込口21から吸引されることにより前記排泄用容器10と使用者2の股間部2aとの間で形成される空間内に負圧が生じ、前記排泄用容器10の内側へ吸引されて使用者2の股間部2aの肌面に前記シール面31aが密着するようになっている。
したがって、前記排泄用装着具シール体14は、前記排泄物吸込口21から吸引されることにより生じる負圧によって前記シール本体31のシール面31aが使用者2の股間部2aの肌面に密着すると共に、このシール面31aと一体的に前記リブ状構造部32が使用者2の股間部2aの肌面に密着して前記排泄用容器10と使用者2の股間部2aとの間を密閉する。
また、前記シール本体31は、前記長手方向に垂直な断面形状が前記排泄用容器10の外側へ向かって薄肉に形成されている。これにより、前記シール本体31は、前記排泄用容器10の外側から受ける力(装着荷重に局所的に加わる体荷重)、例えば、矢印41方向からの力、矢印42方向からの圧力を弾性力により緩やかに分散させて吸収できる。
したがって、前記排泄用装着具シール体14は、使用者2の身動きによる荷重変化を前記シール本体31が緩やかに吸収できるので、このシール本体31のシール面31a及び前記リブ状構造部32が使用者2の股間部2aの肌面に密着したままとなり、排泄物が横漏れすることがない。
なお、前記排泄用装着具シール体14は、肌に密着させるので生体親和性を考慮した材質であるシリコーン、エラストマ等の樹脂押出しにより前記シール本体31と前記リブ状構造部32とが一体成型で形成されるようになっている。また、前記排泄用装着具シール体14は、硬度20〜60度(シェア硬度)の素材により形成されている。
なお、前記排泄用装着具シール体14は、前記排泄用容器10と使用者2の股間部2a
との間で形成される空間内が股間部2aの温度上昇や蒸れによって加圧状態となったとき、弁のように空間内を開放する。つまり、この排泄用装着具シール体14は、前記空間内の内圧により前記シール本体31が弾性的に変形して隙間が生じ、空間内の気体を外部へ放出するようになっている。なお、前記排泄用装着具シール体14は、上述したように排泄時には前記排泄物吸込口21から吸引しているので、前記排泄用容器10と使用者2の股間部2aとの間で形成される空間内が加圧状態となることがなく、前記シール本体31が弾性的に変形することがない。
このように構成される排泄用装着具1の作用を説明する。
前記排泄用装着具1は、使用者2の体型に応じた腰マット部16bが固定部本体16aに取り付けられる。前記排泄用装着具1は、使用者2の股間部2aに装着される。このとき、使用者2は、図示しないベットに寝ており、看護師等により前記排泄用装着具1を装着されるものとする。また、使用者2は、男性であるとする。
前記排泄用装着具1は、前記排泄用容器10が使用者2の股間部2aに配置され、前記固定部16が使用者2の腰部2bに配置され、さらに男性陰部収納部15が男性陰部に配置される。なお、女性の場合もほぼ同様である。
前記排泄用装着具1は、前記ベルト部17が閉じられ、このベルト部17に前記連結部18の他端が取り付けられることにより、使用者2の股間部2aに装着される。
前記排泄用容器10の前記主壁部11は尻部側に、前記副壁部12は股間部2a側に位置される。また、この排泄用容器10に設けられている前記排泄用装着具シール体14は、前記リブ状構造部32が前記シール本体31と一体的に使用者2の股間部2aの肌面に密着する。上述したように前記排泄用装着具シール体14は、硬度20〜60度の柔らかさにより、股間部2aの内側の太もも2c(図4参照)との密着度を高めることができ、股間部2aが鬱血することがない。また、前記固定部16は、前記腰マット部16bが使用者2の腰部2bに当接されると共に、前記固定部本体16aの前記体荷重分散マット部16cが図示しないベットに当接する。上述したように、前記固定部16は、前記体荷重分散マット部16cが使用者2の腰部2bの体荷重を分散するので、この腰部2bの鬱血を和らげることができる。
次に前記排泄用装着具1は、前記接続管路22に接続ホースが接続され、この接続ホースを介して排泄物排出装置に接続される。また、前記排泄用装着具1は、前記電気コネクク24に電気ケーブルのコネクタが接続され、この電気ケーブルを介して制御装置に接続される。これにより、前記排泄用装着具1は、前記排泄物排出装置及び前記制御装置とにより排泄処理装置を構成し、準備が完了する。
以降、前記排泄用装着具1は、前記センサ23により排泄が検知されると前記制御装置の制御に従い排泄物の排出が行われて、排泄物を自動的に排出処理する。
前記排泄用装着具1は、使用者2が排泄すると前記センサ23が排泄を検知する。このセンサ23の検知信号は、電気ケーブルを介して前記制御装置へ送信される。前記制御装置は、前記センサ23の検知信号を受信すると、前記排泄物排出装置を制御駆動して排泄物を排出処理する。
前記排泄物排出装置は、前記吸引ポンプを駆動させて吸引を開始する。
前記排泄用装着具1は、前記ホース及び前記接続管路22を介して前記排泄物吸込口21から前記排泄物排出装置による吸引が行われる。吸引された排泄物は、前記ホース及び前記接続管路22を介して前記排泄物排出装置内部に設けた排泄タンクヘ排出される。
前記排泄用装着具1は、前記排泄物吸込口21から吸引されると、前記排泄用装着具シール体14のシール本体31が前記排泄用容器10の内側へ吸引されて使用者2の股間部2aの肌面にシール面31aが密着すると共に、前記リブ状構造部32が使用者2の股間部2aの肌面に密着し、前記排泄用容器10と使用者2の股間部2aとの間を密閉する。
このとき、前記排泄用装着具1は、使用者2が身動きすると、装着荷重に局所的に加わる体荷重が前記排泄用装着具シール体14にかかる。前記排泄用装着具シール体14は、上述したように使用者2の身動きによる荷重変化を前記シール本体31が緩やかに吸収できるので、このシール本体31のシール面31a及び前記リブ状構造部32が使用者2の股間部2aの肌面に密着したままとなり、排泄物が横漏れすることがない。
また、前記排泄用装着具1は、排泄時以外において、前記排泄用容器10と使用者2の股間部2aとの間で形成される空間内が股間部2aの温度上昇や蒸れによって加圧状態となったとき、上述したように前記空間内の内圧により前記排泄用装着具シール体14が弾性的に変形して隙間が生じ、気体を外部へ放出する。これにより、前記排泄用装着具1は、排泄時以外において、股間部2aの温度上昇や蒸れによる加圧状態が解消できるので、使用者2の不快感を軽くすることができる。
この結果、本実施例の排泄用装着具1は、排泄用容器10を簡易な構造とすることにより使用者2の負担を軽くでき、使用者2の身動きによる荷重変化が生じても排泄物が横漏れすることがない。
なお、前記実施例1は、前記シール本体31を中空形状に形成した排泄用装着具シール体14を用いて構成しているが、図10に示すようにシール本体を襞形状に形成した排泄用装着具シール体を用いて構成してもよい。
図10に示すように、排泄用装着具シール体14Bは、長手方向に垂直な断面形状を襞形状、例えばC型形状に形成したシール本体31Bを有して構成されている。
これにより、前記シール本体31Bは、前記排泄物吸込口21から吸引されることにより前記排泄用容器10と使用者2の股間部2aとの間で形成される空間内に負圧が生じ、前記排泄用容器10の内側へ吸引されて使用者2の股間部2aの肌面にシール面31aが密着するようになっている。
したがって、前記排泄用装着具シール体14Bは、前記排泄物吸込口21から吸引されることにより生じる負圧によって前記シール本体31Bのシール面31aが使用者2の股間部2aの肌面に密着すると共に、このシール面31aと一体的に前記リブ状構造部32が使用者2の股間部2aの肌面に密着して前記排泄用容器10と使用者2の股間部2aとの間を密閉する。
また、前記シール本体31Bは、前記シール本体31と同様に前記長手方向に垂直な断面形状が前記排泄用容器10の外側へ向かって薄肉に形成されており、この排泄用容器10の外側から受ける力を弾性力により緩やかに分散させて吸収できる。
したがって、前記排泄用装着具シール体14Bは、使用者2の身動きによる荷重変化を前記シール本体31Bが緩やかに吸収できるので、このシール本体31Bのシール面31a及び前記リブ状構造部32が使用者2の股間部2aの肌面に密着したままとなり、排泄物が横漏れすることがない。それ以外の構成は、前記実施例1と同様である。
この結果、前記排泄用装着具シール体14Bは、前記排泄用容器10の側壁部13に設けられて構成することにより、前記実施例1と同様な効果を得ることができる。
なお、前記男性陰部収納部15は、図11に示すように蛇腹状に形成してもよい。
図11に示すように前記男性陰部収納部15Bは、蛇腹状に形成されている。これにより、前記男性陰部収納部15Bは、使用者2の体型に応じて男性陰部を収納できるので使用者2の負担を軽くすることができる。
なお、本実施例では、排泄時に吸引する機能のみ有する排泄用装着具1に本考案を適用して構成しているが、本考案はこれに限定されず、前記排泄用容器10に空気、液体等の流体の供給を行うための複数の通路を内部に形成すると共に、これらの通路に前記排泄物排出装置から前記流体を供給して前記排泄用容器10内を洗滌する構成に本考案を適用してもよい。
この場合、排泄処理装置は、流体として温水または洗滌液を含んだ温水、温風等を用い、使用者2の排泄後、前記制御装置の制御により、前記排泄物排出装置から前記流体が前記排泄用容器10に供給されてこの排泄用容器10内を洗浄すると共に、前記吸引動作も行う。
なお、上述した実施例を部分的に組み合わせる等して構成される実施例等も本考案に属する。
本考案の排泄用装着具シール体及び排泄用装着具は、簡易な構造とすることにより使用者の負担を軽くし、使用者の身動きによる荷重変化が生じても排泄物が横漏れすることがないので、病人、幼児等が着用したままの状態で排泄物を排出処理可能な排泄処理装置に適している。
実施例1の排泄用装着具を示す斜視図である。 図1の排泄用装着具を装着した使用者の腰部付近を示す概略図である。 図2の排泄用装着具を装着した使用者の股間部及び腰部付近を示す正面図である。 図2の排泄用装着具を装着した使用者の股間部付近を示す概略図である。 図2の排泄用装着具を装着した使用者の股間部付近を示す断面図である。 図2の排泄用装着具を装着した使用者の股間部付近を示す斜視断面図である。 図2のセンサ付近の拡大斜視図である。 図2の排泄用装着具シール体及び排泄用容器を示す斜視図である。 図8の排泄用装着具シール体及び排泄用容器の側壁部端部を示す拡大斜視図である。 変形例の排泄用装着具シール体を示す斜視図である。 変形例の男性陰部収納部を示す斜視図である。
符号の説明
1 排泄用装着具
2 使用者
2a 股間部
2b 腰部
10 排泄用容器
11 主壁部
12 副壁部
14 側壁部
15 男性陰部収納部
16 固定部
21 排泄物吸込口
22 接続管路
23 センサ
31 シール本体
31a シール面
32 リブ状構造部
33 コの字型嵌合部

Claims (13)

  1. 使用者の股間部に装着してこの股間部の肌面に当接する開口端部を備えた排泄用容器の前記開口端部に設け、使用者の股間部の肌面に密着するシール面を有して長手方向に垂直な断面形状を中空形状、または襞形状に形成したシール本体と、
    前記シール本体の前記シール面に設けて使用者の股間部の肌面に密着する、前記シール本体の長手方向に沿って突設したリブ状構造部と、
    を具備して前記排泄用容器と使用者の股間部との間を密閉することを特徴とする排泄用装着具シール体。
  2. 前記シール本体は、前記長手方向に垂直な断面形状をD型形状、またはC型形状に形成したことを特徴とする請求項1に記載の排泄用装着具シール体。
  3. 前記排泄用容器が吸引されて生じる負圧により、前記シール本体の前記シール面及び前記リブ状構造部が使用者の股間部の肌面に密着して前記排泄用容器と使用者の股間部との間を密閉することを特徴とする請求項1または2に記載の排泄用装着具シール体。
  4. 前記シール本体は、前記長手方向に垂直な断面形状を前記排泄用容器の外側へ向かって薄肉に形成し、この排泄用容器の外側から受ける力を弾性力により分散して吸収することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の排泄用装着具シール体。
  5. 前記排泄用容器と使用者の股間部との間で形成される空間内が加圧状態となるとき、この空間の内圧により前記シール本体が弾性的に変形してこのシール本体の前記シール面及び前記リブ状構造部と使用者の股間部の肌面との間に隙間を生じることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の排泄用装着具シール体。
  6. 排泄物吸込口を有し、使用者の股間部に装着してこの股間部の肌面に当接する開口端部を備えた排泄用容器と、
    前記排泄用容器の開口端部に設け、使用者の股間部の肌面に密着するシール面を有して長手方向に垂直な断面形状を中空形状、または襞形状に形成したシール本体、及びこのシ−ル本体の前記シール面に設けて使用者の股間部の肌面に密着する、前記シール本体の長手方向に沿って突設したリブ状構造部を備えて前記排泄用容器と使用者の股間部との間を密閉する排泄用装着具シール体と、
    を具備したことを特徴とする排泄用装着具。
  7. 前記シール本体は、前記長手方向に垂直な断面形状をD型形状、またはC型形状に形成したことを特徴とする請求項6に記載の排泄用装着具。
  8. 前記排泄用容器が前記排泄物吸込口から吸引されて生じる負圧により、前記シール本体の前記シール面及び前記リブ状構造部が使用者の股間部の肌面に密着して前記排泄用容器と使用者の股間部との間を密閉することを特徴とする請求項6または7に記載の排泄用装着具。
  9. 前記シール本体は、前記長手方向に垂直な断面形状を前記排泄用容器の外側へ向かって薄肉に形成し、この排泄用容器の外側から受ける力を弾性力により分散して吸収することを特徴とする請求項6〜8のいずれか一つに記載の排泄用装着具。
  10. 前記排泄用容器と使用者の股間部との間で形成される空間内が加圧状態となるとき、この空間の内圧により前記シール本体が弾性的に変形してこのシール本体の前記シール面及び前記リブ状構造部と使用者の股間部の肌面との間に隙間を生じることを特徴とする請求項6〜9のいずれか一つに記載の排泄用装着具。
  11. 前記排泄用容器は、男性陰部を保護する男性陰部収納部を設けると共に、使用者の腰部に固定する固定部を設けてこの固定部と前記男性陰部収納部とを伸縮自在な連結部により着脱自在に連結することを特徴とする請求項6に記載の排泄用装着具。
  12. 前記固定部は、前記排泄用容器に固定する固定部本体と、この固定部本体に着脱自在に設ける、使用者の体型に応じた腰マット部とを有し、この腰マット部に設けたベルト部に前記連結部を着脱自在に取り付けることを特徴とする請求項6に記載の排泄用装着具。
  13. 前記固定部本体は、使用者の腰部の体荷重を分散するための体荷重分散マット部を背面
    側に設けたことを特徴とする請求項12に記載の排泄用装着具。





































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