JP3129272U - 排泄物処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】容易に装着し得、排出された尿や便及びその洗浄水が漏出することが無く、かつ対象者が装着状態で身体を動かすことが可能であり、洗浄作用その他が確実に行われ、衛生的に保持できること。
【解決手段】老人等の装着対象者の臀部及び陰部をカバーする容器状の便器部1と、対象者の臀部及び陰部をカバーする状態に配した便器部1をその状態に保持するシート状の保持片2、2と、便器部1と汚物容器3とを連通する排出管4と、排出管4に配した開閉弁5と、便器部1の下部に接続した主管6a及びその下端に三方切換弁7を介して接続した二つの分岐管6b、6cと、一方の分岐管6bの下端に接続した温水供給手段8と、他方の分岐管6cの下端に接続した乾燥風送給手段9と、便器部1内に配した排便・排尿検出器10と、各構成要素の動作を制御する制御手段11とで構成した。
【選択図】 図1

Description

本考案は、寝たきりの老人や病人等の排便及び排尿を自動的に処理し、これらの老人等の装着対象者の臀部や陰部を清潔に保持することのできる排泄物処理装置に関する。
この種の排泄物処理装置としては、種々の提案がある。
この種の装置は、概ね、人体の腰臀部を包囲するオムツ状部材と、該オムツ状部材に結合した洗浄水の供給手段と、該オムツ状部材に結合した該洗浄水及び汚物の排出手段と、オムツ状部材に配した排便及び排尿の検出手段と、該検出手段による排便又は排尿の検出結果に基づいて、前記洗浄水の供給手段及び洗浄水及び汚物の排出手段の動作を制御する制御手段とで構成されているものである。
この種の装置には、前記オムツ状部材と人体との密着性の確保、排便排尿の完全な検出、便や尿の確実な洗浄、人体へのこの装置の着脱の簡易性、この装置を装着した老人等の動作の自由性の確保、その他の問題があり、これらの問題を解決すべく、特許文献1及び2の提案がなされている。
例えば、特許文献1では、前記オムツ状部材の、特に受便器との間の部位に浮輪状部材を介在させて身体との密着性を確保し、排便の処理中はその圧力を高めて洗浄水及び汚物が漏出することがないようにしている。
また特許文献2では、洗浄水の供給手段及び排出手段のホース類並びに検出手段の信号を伝達する導線類をホースユニットに纏めて着脱できるようにし、装置の人体に対する着脱の際に操作を簡単になるようにしている。またオムツ状部材に相当する構成を柔軟性を持った蛇腹状のそれとすることにより、洗浄水等の漏れを防止している。
特公昭62−19179号公報 特許第3077083号公報
本考案は、装着が容易であり、装着状態で、排尿・排便した際に、これら及びその洗浄水が外部に漏れ出ることが無く、かつこれを装着した対象者が装着した状態で身体を動かすことが不都合なく可能であり、洗浄作用その他が一層確実に行われ、衛生的に保持できる排泄物処理装置を提供することを解決の課題とする。
本考案の1は、開口部側で臀部及び陰部をカバーする容器状の便器部であって、その開口部縁を人の肌に接した場合に接した部位の形状に対応して変形して密着する部材で構成し、かつ人の臀部及び陰部をカバーすべく取り付けた状態で、その状態を保持する保持手段を備えた便器部と、
該便器部の下部に一端が接続し、他端が汚物容器に接続する排出管部であって、その途中に開閉弁を備えた排出管部と、
前記便器部の下部に一端側が接続し、他端が温水及び乾燥風を供給する温水供給手段及び乾燥風送給手段に接続した供給管部であって、その途中に温水又は乾燥風を選択的に送給すべく切換開閉する弁機構を備えた供給管部と、
前記便器部内に配した排尿及び排便を検出する検出手段と、
該検出手段が排尿又は排便を検出すると、前記供給管部を通じて臀部及び陰部並びに便器部内を洗浄する洗浄用の温水を前記便器部内に噴出状態に供給すべく温水供給手段及び該供給管部の弁機構を切換開閉制御し、同時に、洗浄に用いられた温水を排水すべく前記排出管部の開閉弁を開き、その後、前記供給管部を通じた温水の供給が終了すると、前記便器部内に、該温水の供給に代えて該供給管部を通じて乾燥風を供給すべく前記弁機構を切換開閉制御し、該乾燥風の供給の終了と同時に、前記排出管部の開閉弁を閉じるべく制御する制御手段と、で構成した排泄物処理装置であって、
前記供給管部の一端側を前記便器部外周の周縁部近傍に沿って配置し、該供給管部の便器部外周の周縁部に沿った部位に適宜間隔で複数のノズルを配すると共に、該各ノズルの先端を該便器部内に開口させ、更に前記汚物容器に防臭手段を備えた排気口を開口させた排泄物処理装置である。
本考案の2は、本考案の1の排泄物処理装置に於いて、前記供給管部を、温水の送給用の管及び乾燥風の送給用の管で構成し、前記弁機構をそれぞれの管に個別に挿入した開閉弁によって構成したものである。
本考案の3は、本考案の1の排泄物処理装置に於いて、前記供給管部を、便器部に接続する一本の主管と、該主管に接続する二本の分岐管であって、その一方が温水供給手段に接続し、他方が乾燥風送給手段に接続する二本の分岐管とで構成し、前記弁機構を、前記主管と前記二本の分岐管との間に挿入し、該主管と該二本の分岐管とを、前者を後者のいずれか一方に対して選択的かつ排他的に接続するように切り換える三方切換弁で構成したものである。
本考案の4は、本考案の1、2又は3の排泄物処理装置に於いて、前記検出手段を、排便検出器と排尿検出器とで構成し、前記排便検出器を前記便器部内面に配した圧力センサと、該圧力センサが所定値以上の圧力を検出した場合に排便を検出したものとする排便判定手段とで構成し、前記排尿検出器を、前記便器部内面に所定間隔で配した二つの電極と、その電極間の抵抗を測定する抵抗測定手段と、該抵抗測定手段が所定値以下の抵抗値を検出した場合に排尿を検出したものとする排尿判定手段とで構成したものである。
本考案の5は、本考案の1の排泄物処理装置に於いて、人の肌に接した場合に接した部位の形状に対応して変形して密着する部材として、シリコンゴムを採用したものである。
本考案の6は、本考案の1の排泄物処理装置に於いて、前記保持手段として、便器部の臀部側の両側部に配した二つのシート状部材であって、その先端内面に面状ファスナを配したシート状部材と、便器部の陰部側外面に配した対応面状ファスナであって、前記面状ファスナと結合可能な対応面状ファスナとで構成したものである。
本考案の7は、本考案の1の排泄物処理装置に於いて、前記防臭手段を、前記排気口に嵌め込んだ籠状部材と該籠状部材に充填したフィルタ部材とで構成したものである。
本考案の8は、本考案の1、2、3、4、5、6又は7の排泄物処理装置に於いて、前記排出管部を硬質の管で構成した場合は、その一部に自由な方向に折曲可能なジョイント手段を構成したものである。
本考案の9は、本考案の8の排泄物処理装置に於いて、前記ジョイント手段を、下部に連結開口部を開口した球状中空体と、上部開口で、上部に開いた隙間空間を備えた同心二重構造の部分球状中空体であって、前記球状中空体の連結開口部端及びその周囲の周側部を該二重構造の隙間空間にスライド自在に外装し得る部分球状中空体とで構成し、
前記球状中空体の上部を、前記便器部の下部又は便器部の下部に上端を接続した排出管部の上部側下端に接続し、かつ前記部分球状中空体の下部を前記排出管部の下部側上端に接続したものである。
本考案の1の排泄物処理装置によれば、寝たきりの老人や歩行不能な病人等の装着対象者に装着してその排便や排尿の処理を自動的にかつ衛生的に行うことができる。
本考案の1の排泄物処理装置の装着は、装着対象者の股間に容易にかつ密着状態に取り付けることが可能である。具体的には、便器部を、臀部対応部を臀部側に、陰部対応部を陰部側に対応させながら配し、その開口部縁を対象者の臀部及び陰部の周囲に密着させる。開口部縁を当接させると、該開口部縁は人の肌に接した場合に接した部位の形状に対応して変形して密着する部材で構成してあるため、良好に密着し、その内部が外部からほぼ完全に遮断された状態になる。この状態を前記保持手段で保持するようにする。その操作手順は、保持手段の構成に従う。
本考案の1の排泄物処理装置によれば、これを装着した対象者が排尿又は排便をした場合は、前記検出手段が、それらを検出し、その検出信号が制御手段に入力されると、該制御手段の制御動作により、便器部内及び対象者の臀部、陰部並びにその周囲が洗浄され、その後、乾燥されることになる。
前記のように排便又は排尿の検出信号が制御手段に入力された後は、該制御手段の制御動作により、まず前記弁機構を開閉動作させ、前記供給管部を通じて前記温水供給手段の作成する温水を便器内に供給し、その内部及びこれを装着した老人等の対象者の臀部並びに陰部を洗浄する。このとき、前記供給管部の便器部側の端部は、該便器部外周の周縁部近傍に沿って配置し、該供給管部の便器部外周の周縁部に沿った部位に適宜間隔で複数のノズルを配すると共に、該各ノズルの先端を該便器部内に開口させてあるため、便器部内に温水を適切に噴出させ、その内部及びこれを装着した老人等の対象者の臀部等を良好に洗浄することができる。
該供給管部による温水の供給と同時に、前記排出管部の開閉弁が開かれ、洗浄に用いられた温水は汚物と共に直ちに該排出管部を通じて排水され、前記汚物容器に収容保管されることになる。該汚物容器は、その排気口が開口されていることにより、排水及び汚物の受け入れが良好に行われ、更に排気口に防臭手段が構成されていることにより、このとき、汚物臭等が外部に放散されることがない。
以上の洗浄及び排水が完了すると、前記弁機構が切り換えられ、前記供給管部を通じて、前記温水の供給に代えて、前記乾燥風送給手段からの乾燥風の供給が行われ、これが前記便器部内に吹き込まれ、便器部内、これを装着した老人等の対象者の臀部及び陰部が乾燥されることになる。これらの乾燥風も又前記排出管部を通じて前記汚物容器に送り込まれ、その排気口を通じて大気に排出されることになる。汚物臭等は、前記のように、防臭手段で除去される。
こうしてこの装置を装着した老人等の対象者は排便・排尿をした場合も直ちにそれらの汚物が除去され、臀部付近は、衛生的に保たれることになる。
更に、前記のように、便器部は、その開口部縁が、これを装着した老人等の対象者の臀部及び陰部の周囲に密着した状態となっているため、以上のような洗浄動作の際に、洗浄用の温水やこれと混じった汚物等が開口部縁と肌との間から漏れ出るような虞がない。
本考案の2の排泄物処理装置によれば、温水及び乾燥風の送給を行う供給管部を簡単に構成することができる。
本考案の3の排泄物処理装置によれば、前記供給管部の主たる部分を一本の主管で構成可能であり、温水供給手段及び乾燥風送給手段に接続する管がコンパクトになる利点が得られる。
本考案の4の排泄物処理装置によれば、排便及び排尿を検出する検出手段を簡明でかつ正確に検出できるように構成することができる。
本考案の5の排泄物処理装置によれば、簡単に便器部の開口部縁を装着した老人等の対象者の対応部位の形状に応じて自在に変形し、良好に密着できるようにすることができる。
本考案の6の排泄物処理装置によれば、極めて簡易な構成で、簡単かつ確実に便器部を身体の所定の部位に取り付け保持することができることになる。
本考案の7の排泄物処理装置によれば、簡易な構成で汚物容器から吐出される排気から臭気を除去することができる。
本考案の8の排泄物処理装置によれば、前記排出管部を硬質の管で構成した場合であっても、その途中に自由な方向に折曲可能なジョイント手段を構成してあるため、この装置を装着した老人等の対象者は、ある程度の範囲で装着したままで身体を動かすことが可能である。
なお、該排出管部をフレキシブルな管で構成した場合には、このような構成が無くても装着対象者はある程度の範囲で身体を自由に動かすことが可能となる。
本考案の9の排泄物処理装置によれば、前記ジョイント手段が簡明で確実に動作する手段として構成することができる。
考案を実施するための最良の形態を実施例に基づいて説明する。
この実施例の排泄物処理装置は、図1に示すように、開口部側で装着する老人等の対象者の臀部及び陰部をカバーする容器状の便器部1と、対象者の臀部及び陰部をカバーする状態に配した便器部1を該位置に保持するためのシート状の保持片(保持手段)2、2と、該便器部1と汚物容器3とを連通する排出管(排出管部)4と、該排出管4の上端付近の内部に挿入した開閉弁5と、前記便器部1の下部に上端を接続する主管6a及び該主管6aの下端に三方切換弁7を介して上端を接続する二つの分岐管6b、6cで構成した供給管部と、該一方の分岐管6bの下端に接続した温水供給手段8と、該他方の分岐管6cの下端に接続した乾燥風送給手段9と、前記便器部1内に構成した排便・排尿検出器(検出手段)10と、各構成要素の動作を制御する制御手段11とで構成したものである。
前記便器部1は、図1及び図2に示すように、開口部側を内側にして側方から見て部分円弧状乃至L型に屈曲した容器状の部材であり、該便器部1を、装着対象者の臀部及び陰部をカバーすべく、該対象者の該部位に配した場合に、その開口部縁1aは、接した部位の形状に対応して変形して密着する部材、即ち、この実施例では、シリコンゴムで構成する。また該便器部1の本体部分は、弾力性を有するプラスチックで成形し、装着者の体型に対応して若干の変形の可能なものとする。
前記保持片2、2は、図1、図2及び図4に示すように、前記便器部1の臀部側の両側部から延長した布材を基材とし、それらの各々の先端内面に面状ファスナ2aを施したものである。各保持片2、2の長さは、該便器部1を対象の装着者に取り付けた状態でその脚部乃至腰部の外側を巻いて該便器部1の陰部側外面に届く程度の寸法に設定し、該便器部1の陰部側外面に配してある対応面状ファスナ1bの各々対応する部位に、前記面状ファスナ2a、2aを接合して固定可能としたものである。
なお、上記面状ファスナ2a、2aは、シート状基材の表面に多数の小フックを植設して構成したものであり、保持片2、2の基材をなす布材の先端内面に該シート状基材側を縫合又は接着することで該部位に固設したものである。前記対応面状ファスナ1bは、前記のように、便器部1の陰部側外面に取り付けたものであるが、これは、該面状ファスナ2a、2aと接合固定することを可能とすべく、多数の小フック又は小逆U型片をシート状基材の表面に植設して構成したものであり、該シート状基材を該便器部1の該当部位に接着することで該部位に取り付けたものである。
従って該便器部1を、図4に示すように、寝たきり老人等の装着対象者の股間に配し、保持片2、2を該対象者の脚部乃至腰部の外側を巻いて該便器部1の陰部側外面まで延長し、その内面側の面状ファスナ2a、2aをそれぞれ該便器部1の陰部側外面に配した対応面状ファスナ1bに圧接すれば、相互は接合固定し、該便器部1は対象者の股間に固定された状態となる。
前記排出管4は、図1,図2及び図4に示すように、プラスチックで成形された上支分管4aと下支分管4bとで構成し、該上支分管4aの上端には前記開閉弁5を挿入し、該上支分管4aと該下支分管4bとは、いずれの方向にも自由に屈曲可能なジョイント部(ジョイント手段)12で接続したものである。なお、この実施例では、排出管4を硬質のプラスチックで成形した上支分管4aと下支分管4bとで構成したため、上記のジョイント部12を採用したものである。
また、前記上支分管4aの上端はその内周に雌ねじ部が形成してあり、前記便器部1の臀部側下部に垂下突出状態に形成した筒状雄ねじ部に螺合して着脱自在に接続し、前記下支分管4bの下端はその外周に雄ねじ部が形成してあり、後述するように、汚物容器3の上部の一方の肩部の連結穴に、その内周に形成してある雌ねじ部と螺合することで着脱自在に接続できるようになっている。
前記開閉弁5としては、この実施例では、前記制御手段11で制御が容易な電磁弁を採用した。
前記ジョイント部12は、図3に示すように、下部に連結開口部12ahを開口した球状中空体12aと、同心二重構造の部分球状中空体12bとで構成したものである。いずれも若干の弾力性を備えたプラスチックによって成形したものである。
前記球状中空体12aは、上半分を構成する上部支分中空体12a1と下半分を構成する下部支分中空体12a2とで構成し、該球状中空体12aは、図3に示すように、前者の下端に形成した雄ねじ部を後者の上端に形成した雌ねじ部に螺合することで結合構成したものである。
図3に示すように、前記部分球状中空体12bは、半球を僅かに下回る部分球状であり、前記球状中空体12aの下部内面にその外面がスライド自在に接し得る外径の中空内球12b1と該球状中空体12aの下部外面にその内面がスライド自在に接し得る内径の中空外球12b2とで構成したものである。上記中空内球12b1は下部に垂下突出する吐出管12b1aを備え、該吐出管12b1aは、その外周中央部に環状の係止突条12b1bを備えたものである。前記中空外球12b2は、下部に前記吐出管12b1aに外装可能な内径を備えた係止管12b2aを垂下突出させてある。また該係止管12b2aは、その内周中央部に前記係止突条12b1bに外装係合し得る環状の係止凹部12b2bを形成してある。
前記球状中空体12aを、上部支分中空体12a1と下部支分中空体12a2とに分離した状態で、該下部支分中空体12a2中に、前記部分球状中空体12bの中空内球12b1を、その上方から装入し、後者の吐出管12b1aを前者の連結開口部12ahから垂下させる。この状態で、該部分球状中空体12bの中空外球12b2を該下部支分中空体12a2に下方から外装し、同時に、該中空外球12b2の係止管12b2aを前記中空内球12b1の吐出管12b1aに下方から外装させ、該吐出管12b1aの係止突条12b1bに該係止管12b2aの係止凹部12b2bを外装係合させる。該係止突条12b1bに対する該係止凹部12b2bの外装係合は、相互の弾力的変形を通じて行われる。
またこのように、該係止突条12b1bと該係止凹部12b2bとが係合した状態で、前記球状中空体12aの下部支分中空体12a2の内面とその内部の中空内球12b1の外面とがスライド自在に接した状態となり、かつ該下部支分中空体12a2の外面とその外部の中空外球12b2の内面とがスライド自在に接した状態となる。即ち、図3に示すように、上記下部支分中空体12a2の下部側は、中空内球12b1と中空外球12b2による二重構造の隙間空間内にスライド自在に挿入された状態となる。なお、以上のようになるように、前記係止突条12b1bと前記係止凹部12b2bとの位置関係は設定しておくべきものである。
以上の下部支分中空体12a2には、その中に前記中空内球12b1を装入した後は、何時でも、前記上部支分中空体12a1を結合することができる。結合の仕方は先に述べた通りである。
なお、図3に示すように、該上部支分中空体12a1の下部途中の内面には、部分球状中空体12bをその中心を中心とする球面上をスライド移動させた場合に、その移動を所定範囲内に制限する規制突条12a1rを環状に突出させておくものとする。上記部分球状中空体12bを、上記のようにスライド移動させると、いずれ、前記下部支分中空体12a2の下端のいずれかの部位が、部分球状中空体12bの中空内球12b1の下部から垂下した吐出管12b1aの外周に当接することとなるが、このとき、これと同時に、該中空内球12b1の上端のいずれかの部位が、前記規制突条12a1rのいずれかの部位に当接することとなるように、相互の位置関係を定めるべきである。
また上部支分中空体12a1の上端には、図3に示すように、連結管12a1kが突出させてあり、これが前記排出管4の上支分管4aの下端と螺合によって接続するようになっている。また前記部分球状中空体12bの中空内球12b1の下部から垂下した吐出管12b1aは、前記排出管4の下支分管4bの上端と接続するようになっている。
前記汚物容器3は、図1及び図4に示すように、この実施例では、直方体状のプラスチックの容器を採用した。その上部の一方の肩部に、前記排出管4の下支分管4bの下端を結合し、他方の肩部に円筒状の排気口3aを突出させ、該排気口3aの内部に、防臭用のフィルタ部材を充填した籠状部材3bを嵌め込むものとした。フィルタ部材としては活性炭などを自由に採用することができる。
前記供給管部は、前記のように、主管6a及び該主管6aの下端に三方切換弁7を介して上端を接続する二つの分岐管6b、6cで構成したものであり、該主管6aの上端側は、図1及び図2に示すように、前記便器部1の外面側の外縁部に沿って配置し、その途中の複数の位置にノズル6d、6d…を結合すると共に、該ノズル6d、6d…の先端側を該便器部1中に進入させて開口したものである。
図1、図2、図6及び図7に示すように、該便器部1の外面側の外縁部にほぼ定間隔で複数のリブr、r…を構成し、該主管6aの上端側は該各リブrで支持する。具体的には、図6及び図7に示すように、該主管6aの上端側は、該リブr、r…に開口した係止穴に貫通させた状態で配し、前記ノズル6d、6d…は、それぞれ各リブr、r…の近傍で該主管6aに接続し、かつその先端側を便器部1中に進入開口させる。また、図1、図2及び図3に示すように、該主管6aの便器部1の外縁部から若干離れた部位には管継手6eを挿入し、これによってその両側の部位を着脱自在に結合しておくものとする。管継手6eとしては、市販のワンタッチで着脱可能なそれを採用した。
前記三方切換弁7としては、前記制御手段11で制御の可能な電磁弁を採用した。
また前記温水供給手段8は、先に述べ、かつ図1及図4に示すように、前記一方の分岐管6bの下端に接続するものであり、断熱材で被覆したタンク部8aと、該タンク部8a中に配した温度制御付きの電熱ヒータ8bと、該タンク部8aの底部に構成した計量センサ部8cと、コンプレッサ8dとで構成したものである。
該タンク部8aは、図1及び図4に示すように、その一方の肩部で前記一方の分岐管6bと接続し、該分岐管6bに連通する補助管8a1を肩部の接続部位から底部まで延長しておく。また該タンク部8aの他方の肩部には水を補充するための蓋付きの補充口を備えたものとする。更に又前記コンプレッサ8dは、その吐出口から延長した配管8d1を、前記タンク部8aの前記一方の肩部に、前記分岐管6bの接続部位に隣接して接続し、この部位から該タンク部8a内に圧縮空気を圧送することにより、内部の温水を該分岐管6bを通じて送り出すことができるようにしたものである。
なお前記温度制御付きの電熱ヒータ8bは、これを動作させると、その温度制御部がタンク部8a内の温水の温度を測定し、その温度が設定値より低ければヒータ部を発熱駆動させ、高ければヒータ部の駆動を停止させるように制御動作し、タンク部8a内の温水の温度を設定値に制御すべく動作する。また前記計量センサ部8cはタンク部8a内の温水の重量を測定し、その検出重量信号を前記制御手段11に供給するようになっている。
前記乾燥風送給手段9は、先に述べ、かつ図1及び図4に示すように、前記他方の分岐管6cの下端に接続するものであるが、送風ファン部9aと、熱交換部9bとで構成したものである。該送風ファン部9aでは、外気を導入口から導入して、これを熱交換部9bに送り込み、該熱交換部9bでは、送り込まれた外気と熱交換を行い、温風状態にしてその吐出口より前記分岐管6cに送給する。該熱交換部9bは、電熱ヒータとその熱を導入された外気に伝えるためのフィン部とで構成したものである。
前記排便・排尿検出器10は、図1、図2及び図5に示すように、便器部1内の臀部側で、対象者に装着した状態で最下部となる部位の内面に配した圧力センサと、該圧力センサが所定値以上の圧力を検出した場合に排便又は排尿を検出したものとする排便・排尿判定手段とで構成したものである。圧力センサ上に尿又は便が載るとその重量が検出され、重量信号が排便・排尿判定手段に入力され、該排便・排尿判定手段では、検出重量が基準値を越えるか否かの判断を行い、越えると判断される場合は、排便又は排尿が行われたと判断してその旨の信号を出力するように構成したものである。
また前記制御手段11は、前記排便・排尿検出器10の検出結果に応じて、以下のように、各構成要素を制御するように構成したものである。
即ち、まず前記排便・排尿検出器10が排便又は排尿を検出し、その旨の信号が出力されると、前記三方切換弁7を切換制御し、前記一方の分岐管6bと主管6aとを連通させ、温水供給手段8のコンプレッサ8dを同時に動作させ、タンク部8aの温水を該分岐管6b、該主管6a及びノズル6d、6d…を通じて前記便器部1中に噴出させる。また前記三方切換弁7の上記切換動作と同時に前記開閉弁5を開制御し、該便器部1と前記汚物容器3とを前記排出管4を通じて連通状態としておく。なおタンク部8a内の温水の温度は前記温度制御付きの電熱ヒータ8bにより設定温度に保持されている。
予め設定した量の温水を噴出させたところで、前記三方切換弁7を切換制御し、前記他方の分岐管6cと前記主管6aとを連通させ、同時に前記コンプレッサ8dの動作を停止させる。設定量の温水の噴出が行われたか否かは、前記計量センサ部8cから制御手段11に供給される検出重量信号によって判断する。噴出開始時の温水重量からの変化量が設定量に達したところで、前記三方切換弁7に対する前記切換制御を行い、同時にコンプレッサ8dに対する停止制御を行う訳である。
引き続いて前記乾燥風送給手段9の送風ファン部9a及び熱交換部9bとを駆動制御し、温風を該分岐管6c、該主管6a及びノズル6d、6d…を通じて前記便器部1中に噴出させる。設定した時間の噴出動作をさせた後に、該送風ファン部9a及び該熱交換部9bの動作を停止させ、次いで前記開閉弁5を閉制御する。
なお、前記温水供給手段8の温水供給動作又は前記乾燥風送給手段9の乾燥風送給動作が作用している間は、前記排便・排尿検出器10の出力は無視されるようになっている。
なお、この実施例では、以上の温水供給手段8を構成するタンク部8a、コンプレッサ8d、汚物容器3及び前記乾燥風送給手段9は、台車13上に配置し移動できるようにしてある。なお、この台車13としては、その台座を若干昇降可能に構成したものを採用した。
従ってこの実施例の排泄物処理装置によれば、寝たきりの老人や歩行不能な病人等の対象者に装着してその排便や排尿の処理を自動的にかつ衛生的に行うことができる。
この排泄物処理装置は、臀部付近に穴を開けたベッド14に装着対象者を寝せて使用することができる。
この装置は、前記台車13で、便器部1を除く大部分を上記ベッド14の下方に配置し、次いで、取り外してあった前記排出管4をベッド14の上方からその穴を通じて下方に垂下させ、その下端を前記汚物容器3に接続する。該排出管4の下支分管4bの下端外周に形成してある雄ねじ部と汚物容器3の上部に形成してある連結穴の雌ねじ部とを螺合させることで容易に結合し得るものである。便器部1と該排出管4の上支分管4aの上端との結合は、該便器部1の臀部側下部に垂下突出状態に形成した筒状雄ねじ部に該上支分管4aの上端内周に形成した雌ねじ部を螺合することで容易に行いうるものである。また便器部1に接続してある供給管部の主管6aは、この時点では、その途中の管継手6eの部分で上下が分離されているが、下方の部分を前記ベッド14の穴を通じてベッド14の上方に引き上げ、主管6aの上部側と下部側とを該管継手6eで結合する。
この装置は、このように準備した上で使用することができる。このとき、このベッド14上に横になった装着対象者の臀部乃至陰部との関係で便器部1の高さが適切でない場合は、前記台車13の台座の高さを調節して、その高さ調節を行っておく。
この後は、前記便器部1を、該当ベッド14に横になっている老人等の装着対象者の股間に密着状態に取り付ける。
まず便器部1を、ベッド14上の対象者に、図4に示すように、その臀部対応部側を対象者の臀部側に、陰部対応部側を対象者の陰部側に対応させ、その開口部縁を該対象者の該臀部及び該陰部を囲む状態でその周囲に密着させる。このように、便器部1の開口部縁を対象者の上記部位に当接させると、該開口部縁には、当接部の形状に対応して自由に変形し得るシリコンゴムを採用したので、その部位の形状に応じて変形して良好に密着し、該便器部1の内部が外部からほぼ完全に遮断された状態になる。
この後、この状態を、便器部1の臀部側両側付近に結合した前記保持片2、2で保持固定する。この状態で、該保持片2、2を、各々対象者の脚部乃至腰部の外側を巻いて該便器部1の陰部側外面まで延長し、その先端内面の各面状ファスナ2a、2aを該便器部1の陰部側外面に配してある対応面状ファスナ1bの各対応する部位に圧接して相互を結合する。こうして、上記のように、便器部1は、対象者の股間に保持固定される。
そして、このように便器部1を装着しておけば、老人等の対象者は、ベッド14に横になったままで排便をし或いは排尿をした場合でも、それらは洗い流され、かつその後、十分に乾燥され、常に衛生的な状態を保持することができる。
老人等の対象者が排便又は排尿をすると、前記排便・排尿検出器10がそれを検出し、その旨の信号を出力する。そしてこの信号が前記制御手段11に入力されると、該制御手段11により、順次以下のように各部が制御される。
まず前記三方切換弁7を切換制御され、前記供給管部の一方の分岐管6bと主管6aとが連通され、前記温水供給手段8のコンプレッサ8dが同時に動作すべく制御され、前記タンク部8aの温水が該分岐管6b、該主管6a及びノズル6d、6d…を通じて前記便器部1中に噴出されることになる。また前記三方切換弁7の上記切換動作と同時に前記開閉弁5も開制御され、前記便器部1と前記汚物容器3とが前記排出管4を通じて連通状態となり、汚物混じりの洗浄水が該排出管4を通じて該汚物容器3に流下されることになる。
なお、前記タンク部8a中の前記温度制御付きの電熱ヒータ8bは、使用開始時にその動作を開始させておくものする。それ故、該前記タンク部8a内の温水の温度は該電熱ヒータ8bにより常時設定温度に保持されることになる。
前記温水供給手段8のタンク部8aから予め設定した量(例えば、1L)の温水が噴出されると、該タンク部8a中の温水量が1L分(1kg)低下したことが、前記計量センサ部8cから前記制御手段11に入力される計量信号の変化から確認され、該制御手段11によって更に以下のように制御される。即ち、前記三方切換弁7が切換制御され、前記他方の分岐管6cと前記主管6aとが連通され、同時に前記コンプレッサ8dの動作が停止される。
引き続いて前記乾燥風送給手段9の送風ファン部9a及び熱交換部9bとが駆動制御され、温風が該分岐管6c、該主管6a及びノズル6d、6d…を通じて前記便器部1中に噴出される。設定した時間、この実施例では1分の噴出動作がされた後に、該送風ファン部9a及び該熱交換部9bの動作が停止させられ、次いで前記開閉弁5が閉制御される。
なお、前記温水供給手段8の温水供給動作又は前記乾燥風送給手段9の乾燥風送給動作が作用している間は、前記排便・排尿検出器10の出力は無視され、温水の噴出等に起因して出力される信号によって以上の動作サイクルが更にスタートさせられるようなことがないようになっている。
以上のように、便器部1内は、排便・排尿が検出されると、すぐに温水で洗浄され、更に乾燥風(温風)で乾燥させられるようになっているので、対象者の臀部及び陰部並びに便器部1内は常時衛生的に保持される。また洗浄用の温水は、該便器部1外周の周縁部近傍に沿って配置したノズル6d、6d…によって該便器部1内に噴出されるようになっているため、便器部1の内部及びこれを装着した老人等の対象者の臀部等を隅々まで良好に洗浄することができる。
更に前記便器部1の開口部縁はシリコンゴムで構成され、対象者の該当部位に密着しているため、温水による洗浄の際にも、洗浄水が漏水するような問題が生じる虞はない。
前記汚物容器3では、以上の動作中に、汚物混じりの洗浄水がこの中に流下し、その上部のガスを排気口3aから押し出すことになる。また乾燥風もこの中を通り、該排気口3aから大気に放出されることになる。このとき、これらのガスは、排気口3a中のフィルタ部材で臭い成分が除去されて放出され、外部に臭いをまき散らす虞はない。
また前記排出管4は上支分管4aと下支分管4bとで構成し、その間に360度のいずれの方向にも自由に屈曲可能なジョイント部12を配したため、この便器部1と装着した老人等の対象者は、ある程度の範囲で装着したままで身体を動かすことが可能である。
実施例の排泄物処理装の説明図。 実施例の排泄物処理装置の便器部及びその周辺の拡大説明図。 実施例の排泄物処理装置のジョイント部の拡大断面図。 実施例の排泄物処理装置をベッドに配して対象者に装着した状態の説明図。 実施例の排泄物処理装置の便器部の拡大正面図。 実施例の排泄物処理装置の便器部の拡大断面図。 実施例の排泄物処理装置の便器部の拡大断面部分図。
符号の説明
1 便器部
1a 開口部縁
1b 対応面状ファスナ
2 保持片(保持手段)
2a 面状ファスナ
3 汚物容器
3a 汚物容器の排気口
3b 籠状部材
4 排出管(排出管部)
4a 上支分管
4b 下支分管
5 開閉弁
6a 主管
6b 分岐管
6c 分岐管
6d ノズル
6e 管継手
7 三方切換弁
8 温水供給手段
8a タンク部
8a1 補助管
8b 温度制御付きの電熱ヒータ
8c 計量センサ部
8d コンプレッサ
8d1 配管
9 乾燥風送給手段
9a 送風ファン部
9b 熱交換部
10 排便・排尿検出器(検出手段)
11 制御手段
12 ジョイント部(ジョイント手段)
12a 球状中空体
12a1 球状中空体の上部支分中空体
12a1r 上部支分中空体の規制突条
12a1k 上部支分中空体の連結管
12a2 球状中空体の下部支分中空体
12ah 球状中空体の下部の連結開口部
12b 部分球状中空体
12b1 部分球状中空体の中空内球
12b1a 中空内球の吐出管
12b1b 中空内球の吐出管の係止突条
12b2 部分球状中空体の中空外球
12b2a 中空外球の係止管
12b2b 中空外球の係止管の係止凹部
13 台車
14 ベッド
r リブ

Claims (9)

  1. 開口部側で臀部及び陰部をカバーする容器状の便器部であって、その開口部縁を人の肌に接した場合に接した部位の形状に対応して変形して密着する部材で構成し、かつ人の臀部及び陰部をカバーすべく取り付けた状態で、その状態を保持する保持手段を備えた便器部と、
    該便器部の下部に一端が接続し、他端が汚物容器に接続する排出管部であって、その途中に開閉弁を備えた排出管部と、
    前記便器部の下部に一端側が接続し、他端が温水及び乾燥風を供給する温水供給手段及び乾燥風送給手段に接続した供給管部であって、その途中に温水又は乾燥風を選択的に送給すべく切換開閉する弁機構を備えた供給管部と、
    前記便器部内に配した排尿及び排便を検出する検出手段と、
    該検出手段が排尿又は排便を検出すると、前記供給管部を通じて臀部及び陰部並びに便器部内を洗浄する洗浄用の温水を前記便器部内に噴出状態に供給すべく温水供給手段及び該供給管部の弁機構を切換開閉制御し、同時に、洗浄に用いられた温水を排水すべく前記排出管部の開閉弁を開き、その後、前記供給管部を通じた温水の供給が終了すると、前記便器部内に、該温水の供給に代えて該供給管部を通じて乾燥風を供給すべく前記弁機構を切換開閉制御し、該乾燥風の供給の終了と同時に、前記排出管部の開閉弁を閉じるべく制御する制御手段と、で構成した排泄物処理装置であって、
    前記供給管部の一端側を前記便器部外周の周縁部近傍に沿って配置し、該供給管部の便器部外周の周縁部に沿った部位に適宜間隔で複数のノズルを配すると共に、該各ノズルの先端を該便器部内に開口させ、更に前記汚物容器に防臭手段を備えた排気口を開口させた排泄物処理装置。
  2. 前記供給管部を、温水の送給用の管及び乾燥風の送給用の管で構成し、前記弁機構をそれぞれの管に個別に挿入した開閉弁によって構成した請求項1の排泄物処理装置。
  3. 前記供給管部を、便器部に接続する一本の主管と、該主管に接続する二本の分岐管であって、その一方が温水供給手段に接続し、他方が乾燥風送給手段に接続する二本の分岐管とで構成し、前記弁機構を、前記主管と前記二本の分岐管との間に挿入し、該主管と該二本の分岐管とを、前者を後者のいずれか一方に対して選択的かつ排他的に接続するように切り換える三方切換弁で構成した請求項1の排泄物処理装置。
  4. 前記検出手段を、排便検出器と排尿検出器とで構成し、前記排便検出器を前記便器部内面に配した圧力センサと、該圧力センサが所定値以上の圧力を検出した場合に排便を検出したものとする排便判定手段とで構成し、前記排尿検出器を、前記便器部内面に所定間隔で配した二つの電極と、その電極間の抵抗を測定する抵抗測定手段と、該抵抗測定手段が所定値以下の抵抗値を検出した場合に排尿を検出したものとする排尿判定手段とで構成した請求項1、2又は又は3の排泄物処理装置。
  5. 人の肌に接した場合に接した部位の形状に対応して変形して密着する部材として、シリコンゴムを採用した請求項1の排泄物処理装置。
  6. 前記保持手段として、便器部の臀部側の両側部に配した二つのシート状部材であって、その先端内面に面状ファスナを配したシート状部材と、便器部の陰部側外面に配した対応面状ファスナであって、前記面状ファスナと結合可能な対応面状ファスナとで構成した請求項1の排泄物処理装置。
  7. 前記防臭手段を、前記排気口に嵌め込んだ籠状部材と該籠状部材に充填したフィルタ部材とで構成した請求項1の排泄物処理装置。
  8. 前記排出管部を硬質の管で構成した場合は、その一部に自由な方向に折曲可能なジョイント手段を構成した請求項1、2、3、4、5、6又は7の排泄物処理装置。
  9. 前記ジョイント手段を、
    下部に連結開口部を開口した球状中空体と、
    上部開口で、上部に開いた隙間空間を備えた同心二重構造の部分球状中空体であって、前記球状中空体の連結開口部端及びその周囲の周側部を該二重構造の隙間空間にスライド自在に外装し得る部分球状中空体と、
    で構成し、
    前記球状中空体の上部を、前記便器部の下部又は便器部の下部に上端を接続した排出管部の上部側下端に接続し、かつ前記部分球状中空体の下部を前記排出管部の下部側上端に接続した請求項8の排泄物処理装置。
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