JP3122572B2 - 金属検出機 - Google Patents

金属検出機

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JP3122572B2 JP35278393A JP35278393A JP3122572B2 JP 3122572 B2 JP3122572 B2 JP 3122572B2 JP 35278393 A JP35278393 A JP 35278393A JP 35278393 A JP35278393 A JP 35278393A JP 3122572 B2 JP3122572 B2 JP 3122572B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食品、薬品を含む各種
の生活関連物資や、加工用原料などの被検査体中に混入
した金属片を検出する金属検出機に関るものである。
【0002】
【従来の技術】ハム、味噌、菓子などの食品、あるいは
薬品、あるいはゴム、ビニール、ペイントなどの加工材
料などに金属異物が混入している場合、衛生上の大きな
問題となったり、製造機械に損傷を与えるおそれがある
ため、安全面、衛生面が重視される各種生活関連物資の
製造、商取引の現場では金属検出機が頻繁に用いられ
る。この種の金属検出機として、同一出願人による特開
平5−100047(その基本構造を図10に示す)の
ように、発振器1と、送信コイルと2、受信コイル3
と、第1の検波回路123と、第2の検波回路126
と、位相差算出手段132と、判定手段6とを備えてな
る金属検出機がある。
【0003】この従来技術の金属検出機では、食品など
被検査体を搬送ベルトに載せるなどして、送信コイルで
発生させた交番磁界中を通過させる。このとき受信コイ
ルで受信される交流信号を用いて被検査体に金属片が混
入しているか否かを判定する。この金属検出機は、受信
コイルを2つ用いて両者を差動接続する構成で、被検査
体が何も到来しないときには搬送波の出力が相殺されて
ゼロになるよう工夫されている。ただし、被検査体自身
の影響と金属の検出信号が、ともに受信コイルに受信さ
れてしまうので、受信される交流信号の位相の中で、被
検査体影響の位相点と金属検出信号の位相点の違いに着
目して両者を区別している。被検査体影響が最も少ない
位相点は、その種別により異なるので、この従来技術の
金属検出機では、測定に先立つ初期条件設定が必要とな
る。すなわち、金属片を含まない被検査体を通過させ
て、その信号から位相差算出手段を用いて、被検査体自
身の影響が最も少ない検波位相を算出している。初期条
件設定後の実際の測定では、この位相点で位相検波する
ため、高感度で微小な金属を検出することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図10に示す従来技術
の金属検出機は、雑音たる被検査体の影響に埋もれた、
信号たる金属の検出信号を取り出すために、被検査体の
影響が小さくなるある特定の位相を基準に受信信号を検
波していた。この装置には、前記の特定の位相を自動的
に決定する機能があり、わずらわしい初期条件設定作業
を容易なものとしていた。また、まだ公知とはなってい
ないが、同一出願人による特願平4−337975号の
ように、記憶手段を備えてなり被検査体の位相を記憶し
て、初期条件設定作業をさらに容易にしたものがある。
【0005】これらの金属検出機によればかなり小さな
金属を検出することができるが、被検査体の影響をある
限界以下に低減することは困難であり、高感度に微小金
属を検出することはできなかった。本発明の目的は、以
上に述べたような問題を解決し、高感度に微小金属を検
出できる金属検出機を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】これまで述べたように、
従来技術では被検査体の影響が小さくなるある特定の位
相に着目していた。しかるに、後述するように発明者ら
の実験によれば、実際には被検査体の位相は固定したも
のではない。被検査体が金属検出機に到来し、通過する
に従って、被検査体の位相が変動するのである。だから
従来技術では被検査体の影響を完全には除去できず、微
小な金属が検出できなかったのである。そこで、本発明
の金属検出器は、位相の時間的変動を捉えるねらいで、
位相変動量検出手段、わずかに異なる複数の位相で広範
囲に位相検波する位相検波手段、あるいは位相を追尾す
るための追尾信号発生手段を備えてなり、高感度に微小
金属を検出できるのである。
【0007】請求項1に記載の金属検出機は、位相変動
量検知手段を備えてなり、時間的に変動する被検査体の
位相の変動量を検知して、変動量の大きさから、高感度
に微小金属を検出することとした。すなわち、前記の目
的を達成するために、請求項1に記載の金属検出機(図
1)は、発振器1と;該発振器の発振信号を受領して交
番磁界を発生する電磁気発生源2と;該交番磁界を印加
された被測定物の電磁気的反応を受信して、誘起される
受信信号を出力する電磁気センサ3と;前記受信信号を
位相検波する位相検波手段4と;該位相検波手段の検波
結果を受領して、前記受信信号の所定の時間内における
位相の時間的な変動量を表す位相変動量を検知する位相
変動量検知手段5と;該位相変動量の大きさから、前記
被測定物に金属が混入しているか否かを判定する判定手
段6とを備えている。
【0008】請求項2に記載の金属検出機は、わずかに
異なる複数の位相で位相検波する位相検波手段を備えて
なり、時間的に変動する被検査体の位相の変動を複数位
相を用い広範囲に捉えて、高感度に微小金属を検出する
こととした。すなわち、前記目的を達成するために、請
求項2に記載の金属検出機(図2)は、発振器1と;該
発振器の発振信号を受領して交番磁界を発生する電磁気
発生源2と;該交番磁界を印加された被測定物の電磁気
的反応を受信して、誘起される受信信号を出力する電磁
気センサ3と;わずかに異なる複数の位相を用いて、前
記受信信号を位相検波して、それぞれの位相に対応した
複数の位相検波結果を出力する複数の位相検波ユニット
7からなる位相検波手段4と;該複数の位相検波結果か
ら、前記被測定物に金属が混入しているか否かを判定す
る判定手段6とを備えている。
【0009】請求項3に記載の金属検出機は、追尾信号
発生手段を備えてなり、時間的に変動する被検査体の位
相を連続的に追尾して、常に被検査体の影響の小さい状
態で金属の検出信号を取ることとした。すなわち、前記
の目的を達成するために、請求項3に記載の金属検出機
(図3)は、発振器1と;該発振器の発振信号を受領し
て交番磁界を発生する電磁気発生源2と;該交番磁界を
印加された被測定物の電磁気的反応を受信して、誘起さ
れる受信信号を出力する電磁気センサ3と;前記被測定
物に金属が混入していないときの、該受信信号の位相の
時間的な変動を再現する追尾信号を、発生する追尾信号
発生手段8と;該追尾信号に基づいて時間的に変動する
基準位相を用いて、前記受信信号を位相検波する位相検
波手段4と;該位相検波手段の検波結果から、前記被測
定物に金属が混入しているか否かを判定する判定手段6
とを備えている。
【0010】
【作用】次に、本発明の金属検出機の作用について説明
する。図4は、発明者らが本発明の金属検出機を用いて
実験により捉えた被検査体の食品の位相変動を示す図で
ある。食品に金属片は混入していない。実験に用いた金
属検出機は受信コイルを2つ用いて両者を差動接続する
構成で、被検査体が何も到来しないときには搬送波の出
力が相殺されてゼロになるよう工夫されている。図中、
(a)、(b)、(c)は、食品が金属検出機の第1受
信コイルに到来して順次通過する3つの位置a、b、c
での、(d)、(e)、(f)は、食品がさらに第2受
信コイルに到来して順次通過する3つの位置d、e、f
での受信信号を示している。横軸に検波位相を360度
にわたり示し、縦軸に検波出力の電圧の絶対値を示して
いる。なお、移相の変動は誇張して分かりやすく描いて
いる。従来技術の金属検出機では、図の位相範囲の中央
に示す位相点(ここでは0度と呼ぶ)で固定して位相検
波をしていた。その場合、aからfまでの各位置で、出
力電圧はあまり大きくない。つまり、検波位相を0度に
固定して測定すれば被検査体自身の影響はかなり低減さ
れている。
【0011】しかし、被検査体の食品の影響がゼロにな
る位相はaからfまでの各位置で、固定したものではな
く、連続的に変動しているから、ある特定位相を基準に
して位相検波する限り食品影響を完全には除去できず、
微小な金属が検出できなかったのである。そこで、本発
明の金属検出機の主旨は、位相の時間的変動を逆に利用
して位相変動量の大小によって金属を検出したり、位相
変動を複数の位相を用い広範囲に捉えたり、あるいは変
動する位相を連続的に追尾して食品影響を完全に除去し
たりすることによって微小な金属片を検出することであ
る。
【0012】食品の位相変動現象を、さらに詳しく解明
するねらいで、発明者らは食品の向きを斜めや横向きに
して実験をした。図5(ア)、(イ)、(ウ)にそれぞ
れ示すように、食品を正規の向きア、45度斜め向き
イ、90度横向きウにして測定した。なお、図5(ア)
に食品が順次通過する6つの位置をa、b、c、d、
e、fで示す。位相変動量の測定結果を図6に示す。横
軸に食品が順次通過する位置を、縦軸に検出信号の出力
電圧が最小となる位相点(図4の谷の位相にあたる)を
規格値で示し、ア、イ、ウの実線に食品の向きの違い
を、一点鎖線エに金属片が混入した食品の測定結果を示
す。なお、図中で破線部分では、出力電圧がゼロボルト
直流となる位置であるから、位相の値は不定値となって
いる。この測定結果から分かるように、食品が金属検出
機を順次通過するにともない、食品の位相は連続的に変
動している。しかも、その変動量は食品の向きによら
ず、ほぼ一定であり、特にd位置とe位置の間では変動
量はわずかである。一方、金属片が混入した食品の位相
は、金属の検出信号が重畳するために大きく変動し、特
にd位置とe位置の間では変動量が食品の2倍以上あ
る。
【0013】従って、この実験結果に着目すれば、位相
の時間的変動を逆に利用して位相変動量の大小によって
金属を検出したり、位相変動を複数の位相を用いて広範
囲に捉えたり、あるいは変動する位相を連続的に追尾し
て食品影響を完全に除去したりすることによって微小な
金属片を検出することが可能となるのである。
【0014】
【実施例】以下、図7に基づいて本発明の特許請求の範
囲第1項に基づく第1実施例を説明する。本実施例の基
本は、従来技術の実施例(図10)には無かった位相変
動量検知手段5を備えて被検査体と金属の位相変動量の
違いを捉えることにある。第1実施例では、位相変動量
検知手段の中で出力信号の振幅と位相を演算している。
さらに、作用の説明で述べたように被検査体がちょうど
金属検出機の中央を通過する瞬間に必ず出力信号がゼロ
ボルト直流になり、その直後に、d位置、e位置のよう
に特定位置で被検査体と金属の位相変動量に大きな差が
出るので、その特定位置のみで位相変動量を取るねらい
でトリガ生成手段を備えている。
【0015】位相変動量検知手段5は、振幅演算手段1
51、位相演算手段154を具備しておりその出力をA
/D変換器152、156により、それぞれ振幅のデジ
タル値と位相のデジタル値に変換している。トリガ生成
手段153は、振幅のデジタル値が瞬間的にゼロになる
時点を見つけて、位相変動量を調べる特定時間の開始と
終了を知らせるトリガ信号を出力する。マスク手段15
7はトリガ信号を受領して該特定時間の信号のみを通過
させて他はゼロとなるようマスクする。
【0016】発振器1が具備する基準信号発生器102
は所定周波数の基準パルス信号を出力する。該パルス信
号は移相回路120に基準位相を供給するとともに、フ
ィルタ103によって正弦波に変換され、電力増幅器1
04によって増幅される。該正弦波は、励磁電流として
電磁気発生手段2としての送信コイルに入力される。送
信コイルから発生する交番磁界をちょうど等量受ける位
置に、電磁気センサ3としての1対の受信コイルが差動
接続されて配置されている。このため2つの受信コイル
には等しい大きさの誘起電圧が生じ、被検査体が何も到
来しないときには搬送波の出力が相殺されてゼロになる
よう工夫されている。この交番磁界中を、被検査体(ワ
ーク)Wがベルトなどで搬送されて到来する。
【0017】位相検波手段4の移相回路120は、互い
に90度位相が異なる2つの基準位相を、第1の検波回
路123と第2の検波回路126に供給する。被検査体
や金属の電磁気的な反応は受信コイルから、まず差動増
幅器108で増幅され、該第1の検波回路および第2の
検波回路と2つのローパスフィルタ(LPF)124、
127によって、位相検波されて、正弦(sin)と余
弦(cos)の2つの検波信号となる。
【0018】位相変動量検知手段5は、該正弦(si
n)と余弦(cos)の2つの信号を受領して、位相変
動量を調べるべき特定時間の間だけ、位相情報をデジタ
ル形式で出力して、他の時間はゼロとなるようマスクす
る。判定手段6は、該位相情報を受領して、該位相があ
らかじめ設定された被検査体の位相変動量より大きいか
小さいかにより、金属片の混入の有無を判定する。
【0019】つぎに、図8に基づいて本発明の特許請求
の範囲第2項に基づく第2実施例を説明する。本実施例
の基本は、わずかに異なる複数の位相を用いて、広範囲
に受信信号を検波して、被検査体と金属の位相変動量の
違いを捉えることにある。第2実施例では、位相検波手
段4が複数の位相検波ユニット7(その要部は位相検波
回路123、126、162、166)を具備してな
り、並列的に複数位相に基づいて位相検波している。作
用の説明で述べたように被検査体の位相変動量は比較的
小さいので、その小さな変動量にほぼ等しい位相差で複
数の位相検波回路123、126、162、166を動
作させると、常に、単一の位相検波回路が被検査体の位
相を捉えている。一方、金属の位相変動量は大きいの
で、混入金属の存在するときにのみ位相検波回路12
3、126、162、166の他の位相検波回路が信号
を捉えるので、高感度に微小金属を検出することが可能
となる。
【0020】発振器、電磁気発生源、電磁気センサは、
第1実施例と同様である。位相検波手段4は、複数の移
相回路120、121、161、165を具備してな
り、わずかに位相差がある複数の基準位相信号が生成さ
れる。受信コイル3の誘起電圧は差動増幅器108を介
して第1の検波回路に供給され、前記複数の基準位相信
号の一つを基準として、検波され、ローパスフィルタ
(LPF)124で濾波され、A/D変換器125でデ
ジタル信号に変換されて、判定手段6に供給される。同
時に、他の複数の検波回路、ローパスフィルタおよびA
/D変換機も並列的にわずかに異なった基準位相によっ
て同様に動作する。判定手段は、複数の広範囲の位相情
報を比較する。金属が無いときは、常に、単一の位相検
波回路が被検査体の位相を捉えているし、一方、混入金
属の存在するときにのみ他の位相検波回路が信号を捉え
るので、高感度に微小金属を検出することが可能とな
る。
【0021】つぎに、図9に基づいて本発明の特許請求
の範囲第3項に基づく第3実施例を説明する。本実施例
の基本は、位相変動を連続的に追尾する追尾信号発生手
段8を備えて、常に被検査体の影響の小さい位相を連続
的に追尾して、被検査体の影響を完全に除去して微小な
金属片を検出することである。
【0022】第3実施例では、追尾信号発生手段8の中
に記憶手段172を備えており、被検査体に特有な連続
的な位相変動特性の情報を格納している、さらに被検査
体の到来時点を正確に捉えるねらいでトリガ生成手段1
71を備えている。作用の説明で述べたように被検査体
がちょうど金属検出機の中央を通過する瞬間に必ず出力
信号がゼロボルト直流になるので、振幅情報がゼロにな
った時点の直後から連続的に位相追尾することにより正
確な追尾が可能となる。制御手段173がトリガ信号に
よる正確な時間と、あらかじめ記憶格納してある連続的
な位相変動特性に従って追尾信号を生成し、D/A変換
器174により電圧波形に変換されて移相回路120に
供給される。該移相回路120は、連続的に変化して且
つ常に互いに90度異なる2つの基準位相信号を生成す
る。そのあとの検波回路の動作は第1、第2実施例と同
様である。
【0023】この実施例によれば、時間的に変動する被
検査体の位相を連続的に追尾して、常に被検査体の影響
の小さい状態で金属の検出信号を取ることができる。影
響の小さい位相の変動特性は被検査体の種別により異な
るので、初期条件設定作業として測定し記憶格納する必
要がある。初期条件設定作業の後の実際の測定では、金
属の混入していない被検査体の検出信号の電圧は極めて
小く、一方、金属混入の被検査体の検出信号の電圧は大
きい。この検出信号は位相情報および前記正弦(si
n)の検波信号にあらわれるので、いずれかを判定手段
に供給する。判定手段は、検出信号の電圧の大小を監視
して、従来は除去できなかった被検査体影響を完全に除
去して高感度に微小金属を検出する。
【0024】これまでに、3つの実施例を述べたが、本
発明の主旨はこれら3つに限定されるものではなく、前
記検波回路としてサンプルホールド回路を用いても良
く、また、前記受信コイルの誘起電圧を直接A/D変換
した後にデジタル的な処理あるいはソフト的な処理によ
り位相検波、位相変動量検知、追尾信号発生を行っても
なんら差し支えない。あるいはまた、受信コイルは必ず
しも差動接続の1対のコイルでなく非差動コイルの使用
も可能であるし、電磁気センサとして受信コイル以外
に、ホール素子など他のセンサを用いても支障ない。
【0025】
【発明の効果】本発明の金属検出機は、位相の時間的変
動を捉えるねらいで、位相追尾手段、位相変動量検出手
段、あるいはわずかに異なる複数の位相で位相検波する
位相検波手段を備えているので、高感度に微小金属を検
出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載した本発明のブロック図であ
る。
【図2】請求項2に記載した本発明のブロック図であ
る。
【図3】請求項3に記載した本発明のブロック図であ
る。
【図4】被検査体の位相の変動を示す図である。
【図5】実験における被検査体の向きを示す図である。
【図6】被検査体および金属混入被検査体の位相の変動
の差異を示す図である。
【図7】本発明の第1実施例を示すブロック図である。
【図8】本発明の第2実施例を示すブロック図である。
【図9】本発明の第3実施例を示すブロック図である。
【図10】従来技術の金属検出機の装置構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 発振器 2 電磁気発生源 3 電磁気センサ 4 位相検波手段 5 位相変動量検出手段 6 判定手段 7 位相検波ユニット 8 追尾信号発生手段 102 基準信号発生器 103 フィルタ 104 電力増幅器 108 差動増幅器 120 移相回路 123 第1の検波回路 124 ローパスフィルタ 126 第2の検波回路 127 ローパスフィルタ 151 振幅演算手段 152 A/D変換器 153 トリガ生成手段 154 位相演算手段 156 A/D変換器 157 マスク手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01V 3/10 G01V 3/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発振器(1)と;該発振器の発振信号を受
    領して交番磁界を発生する電磁気発生源(2)と;該交
    番磁界を印加された被検査体の電磁気的反応を受信し
    て、誘起される受信信号を出力する電磁気センサ(3)
    と;前記受信信号を位相検波する位相検波手段(4)
    と;該位相検波手段の検波結果を受領して、前記受信信
    号の所定の時間内における位相の時間的な変動量を表す
    位相変動量を検知する位相変動量検知手段(5)と;該
    位相変動量の大きさから、前記被検査体に金属が混入し
    ているか否かを判定する判定手段(6)とを備えたこと
    を特徴とする金属検出機。
  2. 【請求項2】発振器(1)と;該発振器の発振信号を受
    領して交番磁界を発生する電磁気発生源(2)と;該交
    番磁界を印加された被検査体の電磁気的反応を受信し
    て、誘起される受信信号を出力する電磁気センサ(3)
    と;わずかに異なる複数の位相を用いて、前記受信信号
    を位相検波して、それぞれの位相に対応した複数の位相
    検波結果を出力する複数の位相検波ユニット(7)を具
    備する位相検波手段(4)と;該複数の位相検波結果か
    ら、前記被検査体に金属が混入しているか否かを判定す
    る判定手段(6)とを備えたことを特徴とする金属検出
    機。
  3. 【請求項3】発振器(1)と;該発振器の発振信号を受
    領して交番磁界を発生する電磁気発生源(2)と;該交
    番磁界を印加された被検査体の電磁気的反応を受信し
    て、誘起される受信信号を出力する電磁気センサ(3)
    と;前記被検査体に金属が混入していないときの、該受
    信信号の位相の時間的な変動を再現する追尾信号を、発
    生する追尾信号発生手段(8)と;該追尾信号に基づい
    て時間的に変動する基準位相を用いて、前記受信信号を
    位相検波する位相検波手段(4)と;該位相検波手段の
    検波結果から、前記被検査体に金属が混入しているか否
    かを判定する判定手段(6)とを備えたことを特徴とす
    る金属検出機。
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