JP3122539B2 - 超電導マグネット - Google Patents

超電導マグネット

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JP3122539B2
JP3122539B2 JP22281092A JP22281092A JP3122539B2 JP 3122539 B2 JP3122539 B2 JP 3122539B2 JP 22281092 A JP22281092 A JP 22281092A JP 22281092 A JP22281092 A JP 22281092A JP 3122539 B2 JP3122539 B2 JP 3122539B2
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隆博 松本
修一 中川
秀人 吉村
政志 長尾
隆 稲口
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、極低温冷媒、例えば
液体ヘリウムを直接再液化できる極低温冷凍機を備えた
超電導マグネットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、超電導マグネットは、磁気共鳴画
像診断装置、磁気浮上列車、シンクロトロンラジエーシ
ョン、結晶引き上げ装置等の磁場発生装置として用いら
れている。一般に、この種超電導マグネットは、ヘリウ
ム槽内に円筒形の超電導コイルを配設し、このヘリウム
槽を包囲するように真空層を設け、ヘリウム槽と真空槽
との間にヘリウム槽を包囲するように同軸円筒状に第1
および第2熱シールドを設け、さらに第1および第2熱
シールドを冷却する蓄冷型冷凍機を超電導コイルの軸方
向に対して垂直に配設して構成された横向中空円筒状の
超電導マグネットが知られている。
【0003】しかし、上記従来の超電導マグネットは、
横向中空マグネットであり、蓄冷型冷凍機を上方から磁
石の軸方向に対して垂直に配設しているので、冷凍機の
冷却性能を達成するためにディスプレーサとよばれるピ
ストンの往復移動の長さを確保する必要があり、第1熱
シールドと第2熱シールドとの間隙および真空槽と第1
熱シールドとの間隙を大きくとらなければならず、装置
の高さが高くなるとともに大形化してしまうという欠点
あった。さらに、ヘリウム槽内で蒸発するヘリウムガス
を再液化しておらず、液体ヘリウムの消費量が多くなる
という欠点もあった。
【0004】そこで、本出願人は上記欠点を解決するた
めに、蓄冷型冷凍機を略水平に配置して小形化を図ると
ともに、ヘリウム槽内で蒸発するヘリウムガスを再液化
する超電導マグネットを先に提案している(特願平4ー
70922号)。
【0005】図4は特願平4ー70922号に記載され
た従来の超電導マグネットを示す一部破断斜視図であ
り、図において1は円筒形に構成された超電導コイルで
あり、この超電導コイル1は極低温冷媒槽としての中空
円筒形のヘリウム槽2内に収納され、ヘリウム槽2内に
満たされている極低温冷媒としての液体ヘリウム3に浸
漬され、極低温に保持されている。4はヘリウム槽2を
包囲して設けられた真空槽であり、この真空槽4とヘリ
ウム槽2との間を真空排気して断熱している。5は第2
熱シールド、6は第1熱シールドであり、これらの第1
および第2熱シールド6、5は、ヘリウム槽2と真空槽
4との間にヘリウム槽2を包囲するように同軸円筒状に
配設され、ヘリウム槽2への熱侵入を減少させている。
【0006】30は円筒形の超電導コイル1の軸方向と
略平行に真空槽4の端面に取り付けられた3段式蓄冷型
冷凍機、31は鉄製の磁気シールドフランジ32ととも
に真空槽4を包囲して配設された鉄製の磁気シールド、
33はボア、34はポート部13に設けられた放圧弁、
35は超電導マグネットの据付足、36はヘリウム槽2
内の圧力を制御する圧力コントローラユニットである。
【0007】ここで、上記従来の超電導マグネットで
は、超電導コイル1を収納するヘリウム槽2、第2熱シ
ールド5、第1熱シールド6および真空槽4を同軸配置
して、横向中空マグネットを構成している。
【0008】つぎに、上記従来の超電導マグネットに用
いられる3段式蓄冷型冷凍機30について、図5に基づ
いて詳細に説明する。3段式蓄冷型冷凍機30は、例え
ばステンレスのホーニングパイプで作られ3段になって
いるシリンダ40内に、第1段ディスプレーサ16、第
2段ディスプレーサ17および第3段ディスプレーサ4
1が摺動可能に配設され、シリンダ40と第1段、第2
段および第3段ディスプレーサ16、17、41のそれ
ぞれの間にはヘリウムガス24が漏れることを防止する
第1段シール18、第2段シール19および第3段シー
ル42が配設され、さらにシリンダ40の各段外周面の
それぞれに第1段ヒートステージ10、第2段ヒートス
テージ11および第3段ヒートステージ43が配設され
て構成されている。
【0009】ここで、第1段ディスプレーサ16内の第
1段蓄冷器20は銅金網を蓄冷材とし、第2段ディスプ
レーサ17内の第2段蓄冷器21は鉛玉を蓄冷材とし、
第3段ディスプレーサ41内の第3段蓄冷器45は、2
0Kから7.5Kで比熱が大きいGdRhを蓄冷材とす
る高温部45aと、7.5K以下で比熱が大きいGd
0.5Er0.5Rhを蓄冷材とする低温部45bとから構成
されている。
【0010】このように構成された3段式蓄冷型冷凍機
30はつぎのように動作する。まず、第1段、第2段お
よび第3段ディスプレーサ16、17、41が最下端に
あり、吸気バルブ26が開き、排気バルブ27が閉じて
いる状態で、第1段、第2段および第3段膨張室22、
23、46内には、ヘリウムガス圧縮手段であるヘリウ
ム圧縮機25で圧縮された高圧のヘリウムガス24が導
入され、高圧状態となっている。
【0011】つぎに、第1段、第2段および第3段ディ
スプレーサ16、17、41が上方に動き、それに伴い
高圧のヘリウムガス24が第1段、第2段および第3段
蓄冷器20、21、45を通じて、第1段、第2段およ
び第3段膨張室22、23、46に導入される。この
間、吸気および排気バルブ26、27は動かない。高圧
のヘリウムガス24は、第1段蓄冷器22、第2段蓄冷
器23および第3段蓄冷器45を通過する際に、それぞ
れの蓄冷材により所定温度に冷却される。第1段、第2
段および第3段ディスプレーサ16、17、41が最上
端になった時に、吸気バルブ26が閉じ、排気バルブ2
7が開き、高圧のヘリウムガス24が低圧部に膨張して
冷凍が発生する。この時、ヘリウムガス24は、低温低
圧ガスとなる。
【0012】ついで、第1段、第2段および第3段ディ
スプレーサ16、17、41が下方に移動することによ
り、低温低圧のヘリウムガス24が、第1段、第2段お
よび第3段蓄冷器20、21、45を通過して排気バル
ブ27から排気される。この時、低温低圧のヘリウムガ
ス24は、第1段、第2段および第3段蓄冷器20、2
1、45の蓄冷材を冷却した後、ヘリウム圧縮機25に
戻る。
【0013】その後、第1段、第2段および第3段膨張
室22、23、46の容積が最小となった状態で、排気
バルブ27が閉じ、吸気バルブ26が開き、ヘリウム圧
縮機25で圧縮された高圧のヘリウムガス24が導入さ
れ、第1段、第2段および第3段膨張室22、23、4
6の圧力が低圧から高圧になる。
【0014】ここで、高圧、例えば20バールのヘリウ
ムガス24は、第1段蓄冷器20で60Kに冷却され、
第2段蓄冷器21で15Kに冷却され、さらに第3段蓄
冷器45で冷却されて第3膨張室46に導かれる。例え
ば、第3段蓄冷器45の蓄冷材を鉛とすると、比熱がヘ
リウムガス24より小さいのでヘリウムガス24は十分
冷却されずに第3段膨張室46に導かれ、膨張室の温度
が上昇して損失が生じてしまい、6.5K程度の到達温
度しか得られず、また蓄冷材としてGdRhを用いる
と、比熱が鉛より大きいので損失が小さくなり、5.5
Kの到達温度が得られている。
【0015】さらに、蓄冷材としてGdRhとGd0.5
Er0.5Rh(GdRhの重量比を45〜65%)とす
ると、4.2Kの到達温度が得られ、さらにまた、シリ
ンダ40の内面の表面粗さを0.5μmRMSとしてシ
ール部の漏れを低減させたところ、3.68Kの到達温
度を達成できた。ここで、蓄冷材としてGdRhに代え
てEr3Niを用いても、同様の到達温度が得られた。
なお、ヘリウムガス24の高圧は20バール、低圧は6
バールとしている。
【0016】このように、銅金網を蓄冷材とする第1段
蓄冷器20と、鉛玉を蓄冷材とする第2段蓄冷器21
と、GdRhを蓄冷材とする高温部45aとGd0.5
0.5Rhを蓄冷材とする低温部45bからなる第3段
蓄冷器45とから3段式蓄冷型冷凍機30を構成してい
るので、第1段ヒートステージ10の到達温度が50〜
80K、第2段ヒートステージ11の到達温度が10〜
20K、第3段ヒートステージ43の到達温度が2〜
4.5Kの優れた冷凍性能が得られ、超電導マグネット
を安定して運転できる。
【0017】図6に3段式蓄冷型冷凍機30の取り付け
構造を示す。一端がヘリウム槽2内で蒸発するヘリウム
ガスの雰囲気に臨むようにヘリウム槽2の上部に引出部
としてのステンレス製のL字管50が設けられている。
また、真空槽4の端面には、ステンレス製の3段の冷凍
機取付シリンダ51が超電導コイル1の軸方向と略平行
に取り付けられている。L字管50と冷凍機取付シリン
ダ51とはベロー52で接続されている。この冷凍機取
付シリンダ51には、銅製の第1段ヒートステージ53
および第2段ヒートステージ54が設けられ、それぞれ
が第1熱シールド6および第2熱シールド5に熱接続さ
れている。また、第1段および第2段ヒートステージ5
3、54と第1および第2熱シールド6、5との熱接続
部を覆うように、銅製の第1および第2輻射カバー5
6、55が配設され、さらにステンレス製の封口板57
が真空層4に取り付けられ、外部からの熱侵入を低減し
ている。
【0018】このように、冷凍機取付シリンダ51が真
空槽4の端面から超電導コイル1の軸方向と略平行に取
り付けられているので、ヘリウム槽2、第2熱シールド
5、第1熱シールド6および真空槽4のそれぞれの間隙
を大きくすることなく、3段式蓄冷型冷凍機30の冷凍
性能に寄与する各ディスプレーサの往復移動距離を確保
でき、超電導マグネットの小形化が図られるとともに、
3段式蓄冷型冷凍機30が冷凍機取付シリンダ51に着
脱可能に取り付けられているので、装置を分解すること
なく3段式蓄冷型冷凍機30を取り外すことができ、メ
ンテナンス性が向上する。
【0019】また、3段式蓄冷型冷凍機30の第3段ヒ
ートステージ43がL字管50内に露呈しているので、
ヘリウム槽2内で蒸発したヘリウムガスがL字管50内
に引き出されて第3段ヒートステージ43により凝縮液
化され、高価な液体ヘリウム3の消費量を低減できる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】本出願人が先に提案し
ている従来の超電導マグネットでは、3段式蓄冷型冷凍
機30の第3段蓄冷器45の蓄冷材として、GdRh、
Gd0.5Er0.5Rh、Er3Ni等の希土類金属の合金
または化合物を用い、優れた冷凍性能を達成している。
そこで、超電導マグネットを運転する際に、希土類金属
の合金または化合物を蓄冷材とする第3段蓄冷器45を
有する第3段ディスプレーサ41が往復移動することに
なり、外部磁界が乱され、高い磁場の均一性が得られな
いという課題があった。また、外部磁界によって蓄冷材
に電磁力が発生して、ディスプレーサが冷凍機取付シリ
ンダ51に擦られ、発熱が生じ、このために冷凍能力が
低下するという課題もあった。
【0021】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、希土類金属の合金または化合物
を蓄冷材とする蓄冷器を有するディスプレーサの往復移
動にともなう外部磁界の擾乱を抑制し、高い磁場の均一
性が得られる超電導マグネットを得ることを目的とす
る。
【0022】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る超電導マグネットは、超電導コイルと、超電導コイル
を収納し、超電導コイルを冷却する極低温冷媒を貯液す
る極低温冷媒槽と、極低温冷媒槽を包囲する真空槽と、
一端が極低温冷媒槽内で蒸発する極低温冷媒ガスの雰囲
気中に臨み、他端が真空槽に取り付けられた冷凍機取付
シリンダと、温度レベルの異なる1個以上の膨張室と蓄
冷器とを有し、少なくとも1個の蓄冷器の蓄冷材が希土
類金属の合金または化合物を有し、冷凍機取付シリンダ
内に挿入固定され、冷凍機取付シリンダ内に引き出され
た極低温冷媒ガスを再液化する多段式蓄冷型冷凍機とを
備えた超電導マグネットであって、少なくとも希土類金
属の合金または化合物を有する蓄冷材が収納される蓄冷
器を包囲する冷凍機取付シリンダの部位を超電導体で構
成したものである。
【0023】また、この発明の請求項2に係る超電導マ
グネットは、超電導コイルと、超電導コイルを収納し、
超電導コイルを冷却する極低温冷媒を貯液する極低温冷
媒槽と、極低温冷媒槽を包囲する真空槽と、一端が極低
温冷媒槽内で蒸発する極低温冷媒ガスの雰囲気中に臨
み、他端が真空槽に取り付けられた冷凍機取付シリンダ
と、温度レベルの異なる1個以上の膨張室と蓄冷器とを
有し、少なくとも1個の蓄冷器の蓄冷材が希土類金属の
合金または化合物を有し、冷凍機取付シリンダ内に挿入
固定され、冷凍機取付シリンダ内に引き出された極低温
冷媒ガスを再液化する多段式蓄冷型冷凍機とを備えた超
電導マグネットであって、少なくとも希土類金属の合金
または化合物を有する蓄冷材が収納される蓄冷器を包囲
する冷凍機取付シリンダの部位外周面に超電導体膜を被
覆したものである。
【0024】また、この発明の請求項3に係る超電導マ
グネットは、超電導コイルと、超電導コイルを収納し、
超電導コイルを冷却する極低温冷媒を貯液する極低温冷
媒槽と、極低温冷媒槽を包囲する真空槽と、一端が極低
温冷媒槽内で蒸発する極低温冷媒ガスの雰囲気中に臨
み、他端が真空槽に取り付けられた冷凍機取付シリンダ
と、温度レベルの異なる1個以上の膨張室と蓄冷器とを
有し、少なくとも1個の蓄冷器の蓄冷材が希土類金属の
合金または化合物を有し、冷凍機取付シリンダ内に挿入
固定され、冷凍機取付シリンダ内に引き出された極低温
冷媒ガスを再液化する多段式蓄冷型冷凍機とを備えた超
電導マグネットであって、少なくとも希土類金属の合金
または化合物を有する蓄冷材が収納される蓄冷器を包囲
する冷凍機取付シリンダの部位外周に超電導体からなる
筒体を配設したものである。
【0025】
【作用】この発明の請求項1に係る超電導マグネットに
おいては、超電導体で構成された冷凍機取付シリンダの
部位が、マグネット運転時に極低温に冷却されて超電導
状態となり、希土類金属の合金または化合物を有する蓄
冷材が収納される蓄冷器を包囲する磁気シールドを構成
し、希土類金属の合金または化合物を有する蓄冷材が収
納される蓄冷器の往復移動にともなう外部磁界の擾乱を
防止するとともに、外部磁界によって蓄冷材に生じる電
磁力の発生を防止している。
【0026】また、この発明の請求項2に係る超電導マ
グネットにおいては、冷凍機取付シリンダの外周面に被
覆された超電導体膜が、マグネット運転時に極低温に冷
却されて超電導状態となり、希土類金属の合金または化
合物を有する蓄冷材が収納される蓄冷器を包囲する磁気
シールドを構成し、希土類金属の合金または化合物を有
する蓄冷材が収納される蓄冷器の往復移動にともなう外
部磁界の擾乱を防止するとともに、外部磁界によって蓄
冷材に生じる電磁力の発生を防止している。
【0027】また、この発明の請求項3に係る超電導マ
グネットにおいては、冷凍機取付シリンダの外周に配設
された超電導体からなる筒体が、マグネット運転時に極
低温に冷却されて超電導状態となり、希土類金属の合金
または化合物を有する蓄冷材が収納される蓄冷器を包囲
する磁気シールドを構成し、希土類金属の合金または化
合物を有する蓄冷材が収納される蓄冷器の往復移動にと
もなう外部磁界の擾乱を防止するとともに、外部磁界に
よって蓄冷材に生じる電磁力の発生を防止している。
【0028】
【実施例】この発明は、本出願人が先に提案している図
4乃至図6に示す超電導マグネット(特願平4ー709
22号)の改良に関するものであり、同一または相当部
分には同一符号を付してその説明を省略し、発明の特徴
部分について以下に説明する。
【0029】実施例1.この実施例1はこの発明の請求
項1に係る一実施例である。図1はこの発明の実施例1
を示す超電導マグネットの要部断面図であり、図におい
て100は冷凍機取付シリンダ51の第3段のシリンダ
部であり、この第3段のシリンダ部100は超電導体、
例えばNbTiで構成され、第3段ディスプレーサ4
1、つまりGdRhを蓄冷材とする高温部45aとGd
0.5Er0.5Rhを蓄冷材とする低温部45bとから構成
する第3段蓄冷器45の往復移動範囲を包囲している。
【0030】このように構成された上記実施例1では、
ヘリウム槽2内で蒸発したヘリウムガスはL字管50内
に引き出され、第3段ヒートステージ43により凝縮液
化され、ヘリウム槽2内に戻される。また、冷凍機取付
シリンダ51と3段式蓄冷型冷凍機30のシリンダ40
との間隙にもヘリウムガスが充満している。このヘリウ
ムガスにより第3段のシリンダ部100は極低温に冷却
され、超電導状態となり、良好な磁気シールドを構成す
る。超電導マグネットの運転時には、3段式蓄冷型冷凍
機30のディスプレーサが往復移動するが、GdRh、
Gd0.5Er0.5Rhを蓄冷材とする第3段蓄冷器45の
往復移動範囲は第3段のシリンダ部100で磁気シール
ドされ、外部磁界の擾乱が抑制されるとともに、蓄冷材
に外部磁界による電磁力が発生されない。
【0031】このように、上記実施例1によれば、冷凍
機取付シリンダ51の第3段のシリンダ部100をNb
Tiで構成しているので、超電導マグネットの運転時に
第3段のシリンダ部100が極低温に冷却されて超電導
状態となり、良好な磁気シールドを構成し、希土類金属
の合金または化合物であるGdRh、Gd0.5Er0.5
hを蓄冷材とする第3段蓄冷器45の往復移動にともな
う外部磁界の擾乱が防止され、高い外部磁場の均一性を
得ることができる。また、蓄冷材に電磁力が発生せず、
ディスプレーサが冷凍機取付シリンダ51に擦られて発
熱することがなく、冷凍能力の低下が抑えられる。
【0032】実施例2.この実施例2はこの発明の請求
項2に係る一実施例である。図2はこの発明の実施例2
を示す超電導マグネットの要部断面図であり、図におい
て101は冷凍機取付シリンダ51の第3段のシリンダ
部の外周面に超電導体、例えばNbを被覆してなる超電
導体膜であり、この超電導体膜101は第3段ディスプ
レーサ41、つまりGdRhを蓄冷材とする高温部45
aとGd0.5Er0.5Rhを蓄冷材とする低温部45bと
から構成する第3段蓄冷器45の往復移動範囲を包囲し
ている。
【0033】このように構成された上記実施例2では、
上記実施例1と同様に、冷凍機取付シリンダ51と3段
式蓄冷型冷凍機30のシリンダ40との間隙に充満され
るヘリウムガスにより超電導体膜101が極低温に冷却
されて、超電導状態となり、良好な磁気シールドを構成
する。超電導マグネットの運転時には、3段式蓄冷型冷
凍機30のディスプレーサが往復移動するが、GdR
h、Gd0.5Er0.5Rhを蓄冷材とする第3段蓄冷器4
5の往復移動範囲は超電導体膜101で磁気シールドさ
れ、外部磁界の擾乱が抑制されるとともに、蓄冷材に外
部磁界による電磁力が発生されない。
【0034】このように、上記実施例2によれば、冷凍
機取付シリンダ51の第3段のシリンダ部の外周面にN
bを被覆して超電導体膜101を形成しているので、超
電導マグネットの運転時に超電導体膜101が極低温に
冷却されて超電導状態となり、良好な磁気シールドを構
成し、希土類金属の合金または化合物であるGdRh、
Gd0.5Er0.5Rhを蓄冷材とする第3段蓄冷器45の
往復移動にともなう外部磁界の擾乱が防止され、高い外
部磁場の均一性を得ることができる。また、蓄冷材に電
磁力が発生せず、ディスプレーサが冷凍機取付シリンダ
51に擦られて発熱することがなく、冷凍能力の低下が
抑えられる。
【0035】実施例3.この実施例3はこの発明の請求
項3に係る一実施例である。図3はこの発明の実施例3
を示す超電導マグネットの要部断面図であり、図におい
て102は冷凍機取付シリンダ51の第3段のシリンダ
部の外周に配設された筒体であり、この筒体102は超
電導体、例えばNbTiからなり、第3段ディスプレー
サ41、つまりGdRhを蓄冷材とする高温部45aと
Gd0.5Er0.5Rhを蓄冷材とする低温部45bとから
構成する第3段蓄冷器45の往復移動範囲を包囲してい
る。
【0036】このように構成された上記実施例3では、
上記実施例1と同様に、超電導マグネットの運転時に筒
体102が極低温に冷却されて、超電導状態となり、良
好な磁気シールドを構成する。そして、3段式蓄冷型冷
凍機30のディスプレーサが往復移動するが、GdR
h、Gd0.5Er0.5Rhを蓄冷材とする第3段蓄冷器4
5の往復移動範囲は筒体102で磁気シールドされ、外
部磁界の擾乱が抑制されるとともに、蓄冷材に外部磁界
による電磁力が発生されない。
【0037】このように、上記実施例3によれば、冷凍
機取付シリンダ51の第3段のシリンダ部の外周にNb
Tiからなる筒体102を配設しているので、超電導マ
グネットの運転時に筒体102が極低温に冷却されて超
電導状態となり、良好な磁気シールドを構成し、希土類
金属の合金または化合物であるGdRh、Gd0.5Er
0.5Rhを蓄冷材とする第3段蓄冷器45の往復移動に
ともなう外部磁界の擾乱が防止され、高い外部磁場の均
一性を得ることができる。また、蓄冷材に電磁力が発生
せず、ディスプレーサが冷凍機取付シリンダ51に擦ら
れて発熱することがなく、冷凍能力の低下が抑えられ
る。
【0038】なお、上記各実施例では、3段式蓄冷型冷
凍機30の冷凍性能を向上するために、第3段蓄冷器4
5の蓄冷材として、GdRh、Gd0.5Er0.5Rhを用
いるものとしているが、蓄冷材はこれらに限らず、希土
類金属の合金または化合物を有していればよく、例えば
Er3Ni、Er0.9Yb0.1Ni、Er0.5Dy0.5
2、DyNi2等を用いることができる。
【0039】また、上記各実施例では、円筒形の超電導
コイル1の軸方向に略平行に配設された3段式蓄冷型冷
凍機30を備えた超電導マグネットとして説明している
が、この発明は、これに限定されるものではなく、希土
類金属の合金または化合物を蓄冷材とする第3段蓄冷器
45を有する3段式蓄冷型冷凍機30によりヘリウム槽
2内で蒸発するヘリウムガスを直接再液化する超電導マ
グネットであればよく、例えばレーストラック形状の超
電導コイルでもよく、3段式蓄冷型冷凍機30を超電導
コイル1の軸方向に垂直に配設してもよい。
【0040】また、上記各実施例では、3段式蓄冷型冷
凍機30を用いるものとして説明しているが、少なくと
も1個の蓄冷器が希土類金属の合金または化合物を蓄冷
材とする蓄冷型冷凍機であればよく、2段式蓄冷型冷凍
機であっても、4段式蓄冷型冷凍機であってもよい。
【0041】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0042】この発明の請求項1の係る超電導マグネッ
トは、超電導コイルと、超電導コイルを収納し、超電導
コイルを冷却する極低温冷媒を貯液する極低温冷媒槽
と、極低温冷媒槽を包囲する真空槽と、一端が極低温冷
媒槽内で蒸発する極低温冷媒ガスの雰囲気中に臨み、他
端が真空槽に取り付けられた冷凍機取付シリンダと、温
度レベルの異なる1個以上の膨張室と蓄冷器とを有し、
少なくとも1個の蓄冷器の蓄冷材が希土類金属の合金ま
たは化合物を有し、冷凍機取付シリンダ内に挿入固定さ
れ、冷凍機取付シリンダ内に引き出された極低温冷媒ガ
スを再液化する多段式蓄冷型冷凍機とを備えた超電導マ
グネットであって、少なくとも希土類金属の合金または
化合物を有する蓄冷材が収納される蓄冷器を包囲する冷
凍機取付シリンダの部位を超電導体で構成しているの
で、冷凍機取付シリンダの該部位が磁気シールドを構成
し、該蓄冷器の往復移動にともなう外部磁界の擾乱が防
止でき、高い外部磁場の均一性が得られる。
【0043】また、この発明の請求項2に係る超電導マ
グネットは、超電導コイルと、超電導コイルを収納し、
超電導コイルを冷却する極低温冷媒を貯液する極低温冷
媒槽と、極低温冷媒槽を包囲する真空槽と、一端が極低
温冷媒槽内で蒸発する極低温冷媒ガスの雰囲気中に臨
み、他端が真空槽に取り付けられた冷凍機取付シリンダ
と、温度レベルの異なる1個以上の膨張室と蓄冷器とを
有し、少なくとも1個の蓄冷器の蓄冷材が希土類金属の
合金または化合物を有し、冷凍機取付シリンダ内に挿入
固定され、冷凍機取付シリンダ内に引き出された極低温
冷媒ガスを再液化する多段式蓄冷型冷凍機とを備えた超
電導マグネットであって、少なくとも希土類金属の合金
または化合物を有する蓄冷材が収納される蓄冷器を包囲
する冷凍機取付シリンダの部位外周面に超電導体膜で被
覆しているので、超電導体膜が磁気シールドを構成し、
該蓄冷器の往復移動にともなう外部磁界の擾乱が防止で
き、高い外部磁場の均一性が得られる。
【0044】また、この発明の請求項3に係る超電導マ
グネットは、超電導コイルと、超電導コイルを収納し、
超電導コイルを冷却する極低温冷媒を貯液する極低温冷
媒槽と、極低温冷媒槽を包囲する真空槽と、一端が極低
温冷媒槽内で蒸発する極低温冷媒ガスの雰囲気中に臨
み、他端が真空槽に取り付けられた冷凍機取付シリンダ
と、温度レベルの異なる1個以上の膨張室と蓄冷器とを
有し、少なくとも1個の蓄冷器の蓄冷材が希土類金属の
合金または化合物を有し、冷凍機取付シリンダ内に挿入
固定され、冷凍機取付シリンダ内に引き出された極低温
冷媒ガスを再液化する多段式蓄冷型冷凍機とを備えた超
電導マグネットであって、少なくとも希土類金属の合金
または化合物を有する蓄冷材が収納される蓄冷器を包囲
する冷凍機取付シリンダの部位外周に超電導体からなる
筒体を配設しているので、筒体が磁気シールドを構成
し、該蓄冷器の往復移動にともなう外部磁界の擾乱が防
止でき、高い外部磁場の均一性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す超電導マグネットの
要部断面図である。
【図2】この発明の実施例2を示す超電導マグネットの
要部断面図である。
【図3】この発明の実施例3を示す超電導マグネットの
要部断面図である。
【図4】従来の超電導マグネットの一例を示す一部破断
斜視図である。
【図5】従来の超電導マグネットにおける3段式蓄冷型
冷凍機の構成を示す模式的断面図である。
【図6】従来の超電導マグネットにおける3段式蓄冷型
冷凍機の取付構造を示す模式的断面図である。
【符号の説明】
1 超電導コイル 2 ヘリウム槽(極低温冷媒槽) 3 液体ヘリウム(極低温冷媒) 4 真空槽 20 第1段蓄冷器 21 第2段蓄冷器 22 第1段膨張室 23 第2段膨張室 30 3段式蓄冷型冷凍機 45 第3段蓄冷器 46 第3段膨張室 51 冷凍機取付シリンダ 100 第3段のシリンダ部 101 超電導体膜 102 筒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉村 秀人 尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三菱電 機株式会社 中央研究所内 (72)発明者 長尾 政志 尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三菱電 機株式会社 中央研究所内 (72)発明者 稲口 隆 尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三菱電 機株式会社 中央研究所内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01F 6/04 ZAA

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超電導コイルと、前記超電導コイルを収
    納し、前記超電導コイルを冷却する極低温冷媒を貯液す
    る極低温冷媒槽と、前記極低温冷媒槽を包囲する真空槽
    と、一端が前記極低温冷媒槽内で蒸発する極低温冷媒ガ
    スの雰囲気中に臨み、他端が前記真空槽に取り付けられ
    た冷凍機取付シリンダと、温度レベルの異なる1個以上
    の膨張室と蓄冷器とを有し、少なくとも1個の前記蓄冷
    器の蓄冷材が希土類金属の合金または化合物を有し、前
    記冷凍機取付シリンダ内に挿入固定され、前記冷凍機取
    付シリンダ内に引き出された前記極低温冷媒ガスを再液
    化する多段式蓄冷型冷凍機とを備えた超電導マグネット
    であって、少なくとも希土類金属の合金または化合物を
    有する前記蓄冷材が収納される前記蓄冷器を包囲する前
    記冷凍機取付シリンダの部位を超電導体で構成したこと
    を特徴とする超電導マグネット。
  2. 【請求項2】 超電導コイルと、前記超電導コイルを収
    納し、前記超電導コイルを冷却する極低温冷媒を貯液す
    る極低温冷媒槽と、前記極低温冷媒槽を包囲する真空槽
    と、一端が前記極低温冷媒槽内で蒸発する極低温冷媒ガ
    スの雰囲気中に臨み、他端が前記真空槽に取り付けられ
    た冷凍機取付シリンダと、温度レベルの異なる1個以上
    の膨張室と蓄冷器とを有し、少なくとも1個の前記蓄冷
    器の蓄冷材が希土類金属の合金または化合物を有し、前
    記冷凍機取付シリンダ内に挿入固定され、前記冷凍機取
    付シリンダ内に引き出された前記極低温冷媒ガスを再液
    化する多段式蓄冷型冷凍機とを備えた超電導マグネット
    であって、少なくとも希土類金属の合金または化合物を
    有する前記蓄冷材が収納される前記蓄冷器を包囲する前
    記冷凍機取付シリンダの部位外周面に超電導体膜を被覆
    したことを特徴とする超電導マグネット。
  3. 【請求項3】 超電導コイルと、前記超電導コイルを収
    納し、前記超電導コイルを冷却する極低温冷媒を貯液す
    る極低温冷媒槽と、前記極低温冷媒槽を包囲する真空槽
    と、一端が前記極低温冷媒槽内で蒸発する極低温冷媒ガ
    スの雰囲気中に臨み、他端が前記真空槽に取り付けられ
    た冷凍機取付シリンダと、温度レベルの異なる1個以上
    の膨張室と蓄冷器とを有し、少なくとも1個の前記蓄冷
    器の蓄冷材が希土類金属の合金または化合物を有し、前
    記冷凍機取付シリンダ内に挿入固定され、前記冷凍機取
    付シリンダ内に引き出された前記極低温冷媒ガスを再液
    化する多段式蓄冷型冷凍機とを備えた超電導マグネット
    であって、少なくとも希土類金属の合金または化合物を
    有する前記蓄冷材が収納される前記蓄冷器を包囲する前
    記冷凍機取付シリンダの部位外周に超電導体からなる筒
    体を配設したことを特徴とする超電導マグネット。
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