JP3122469U - 遮光眼鏡を有するサンバイザ - Google Patents

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亀田 由實惠
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Abstract

【課題】遮光眼鏡の使用時・不使用時の選択操作が極めて容易な遮光眼鏡を有するサンバイザを提供しようとするものである。
【解決手段】遮光眼鏡11を有するサンバイザ1において、サンバイザは、遮光鍔部2と、額覆い部3と、装着バンド部4とからなっていて、これらをプラスチックで一体に形成し、遮光眼鏡は、眼鏡部12と眼鏡部の中央上部に形成される保持片13とからなっていてプラスチックで一体に形成されると共に額覆い部の内側面に添って収納されるように湾曲せしめられ、額覆い部の中央部にはガイドスリットが縦設されると共にガイドスリットに遮光眼鏡の保持片が上下スライド自在に係合せしめられていて、遮光眼鏡を上げ下げして選択使用できるように構成した。
【選択図】図1

Description

本考案は、遮光眼鏡を有するサンバイザに係り、特に遮光眼鏡を上げ下げして選択使用し得るようにしたサンバイザに関するものである。
従来より、有色プラスチック製プレートから成形された簡易な遮光眼鏡をサンバイザに装着してなる遮光眼鏡付きのサンバイザがあり、また、遮光眼鏡の角度及び遠近位置を調節できるようにしたものや、遮光眼鏡を鍔部の裏面側に折り畳み自在に設けたものが提案されている。
特開平3−206109号公報 実開平2−29419号公報
しかし、特許文献1に記載のものでは、遮光眼鏡を常時使用することを前提としているため、遮光眼鏡を使用しない場合には却って遮光眼鏡が邪魔になる、という欠点がある。また、特許文献2に記載のものでは、遮光眼鏡を使用しない場合には遮光眼鏡を鍔部の裏面側に折り畳んで収納するものであるため、遮光眼鏡を使用しない場合でも視線の上方に遮光眼鏡が横に広がった状態で存在し、うっとうしい感じを拭いきれない、という欠点がある。
本考案が解決しようとする課題は、遮光眼鏡の不使用時にはこれを額覆い部の裏面側に隠蔽収納することができ、また、遮光眼鏡の使用に際してはこれを所定の位置に降ろすことができて、遮光眼鏡の使用時・不使用時の選択操作が極めて容易な遮光眼鏡を有するサンバイザを提供しようとするものである。
本考案の遮光眼鏡を有するサンバイザは、遮光眼鏡を有するサンバイザにおいて、サンバイザは、遮光鍔部と、額に対応するように湾曲せしめられた額覆い部と、前記額覆い部の両側部から後方に延設された装着バンド部と、を備えていて、これら遮光鍔部、額覆い部及び装着バンド部がプラスチックで一体に形成されており、前記遮光眼鏡は、眼鏡部と該眼鏡部の中央上部に形成される保持片とからなっていて該眼鏡部及び保持片がプラスチックで一体に形成されると共に前記額覆い部の内側面に添って収納されるように湾曲せしめられ、前記額覆い部の中央部には少なくとも1本のガイドスリットが縦設されると共に該ガイドスリットに前記遮光眼鏡の保持片が上下スライド自在に係合せしめられていて、遮光眼鏡を上げ下げして選択使用できるように構成したことを特徴とする。
この場合、装着バンド部の内側に汗止めバンドを着脱できるようにするとより便利である。
この遮光眼鏡を有するサンバイザによれば、遮光眼鏡の不使用時にはこれを上げて額覆い部の裏面側に押し込むことにより隠蔽収納され、使用に際してはこれを降ろすことにより所定の位置にセットすることができる。
遮光眼鏡は眼鏡部及び保持片がプラスチックで一体に形成されると共に前記額覆い部の内側面に添って収納されるように湾曲せしめられているから、サンバイザの装着時の邪魔になることはなく、また、遮光眼鏡はこれを収納した状態では視野内に位置しないからうっとうしい、という感じは全くない。
サンバイザは、遮光鍔部と、額に対応するように湾曲せしめられた額覆い部と、前記額覆い部の両側部から後方に延設された装着バンド部とがプラスチックで一体に形成されているから、低コストで提供することができる。
装着バンド部の内側に汗止めバンドを着脱できるようにすれば、汗止めバンドを交換することにより常時爽快な装着感を得ることができる。
サンバイザは、遮光性を有するプラスチックにより、遮光鍔部と、額に対応するように湾曲せしめられた額覆い部と、前記額覆い部の両側部から後方に延設された装着バンド部と、を一体成形し、遮光眼鏡も眼鏡部と該眼鏡部の中央上部に形成される保持片とを遮光性を有するプラスチックで一体形成する。この場合、遮光眼鏡は多少薄肉に形成することができるが、全体形状として、前記額覆い部の内側面に添って収納できるように湾曲した形状に成形される。
前記額覆い部の中央部には少なくとも1本のガイドスリットが縦設されると共に該ガイドスリットに前記遮光眼鏡の保持片を上下スライド自在に係合せしめる。例えば、前記保持片に操作摘み部を突設して該摘み部を前記ガイドスリットから外部に突出させ、該摘み部を操作することにより前記遮光眼鏡を上下させる。
図1は、本考案の遮光眼鏡を有するサンバイザの実施例を示す斜視図、図2は底面側から見た斜視図であり、汗止めバンドを分離した状態を示している。図3は平面図、図4は遮光眼鏡を降ろした状態の正面図であり、遮光眼鏡を上げた状態は仮装線で示している。図5はサンバイザと遮光眼鏡の関係を示す断面図である。
図において、1は遮光眼鏡11を有するサンバイザを示し、サンバイザ1は、遮光鍔部2と、額に対応するように湾曲せしめられた額覆い部(カチューシャ部分)3と、前記額覆い部3の両側部から後方に延設された装着バンド部4とからなり、これら遮光鍔部2、額覆い部3及び装着バンド部4は遮光性を有するプラスチックにより一体成形される。前記額覆い部3は、実施例ではやや幅広く形成され、図4に示すように、中央部が山形状に形成されて前頭部をも覆うようになっている。
前記遮光眼鏡11は眼鏡部12と該眼鏡部12の中央上部に形成される保持片13とからなり、前記眼鏡部12及び保持片13は遮光性を有するプラスチックで一体形成される。実施例では遮光眼鏡11は多少薄肉に形成されて軽量化を図っているが、全体形状として、前記額覆い部3の内側面に添って収納できるように湾曲した形状に成形される。
前記額覆い部3の中央部には1本又は複数本(実施例では1本)のガイドスリット5が縦設されると共に該ガイドスリット5に前記遮光眼鏡11の保持片13を上下スライド自在に係合せしめる。例えば、前記保持片13に操作摘み部14を突設して該摘み部14を前記ガイドスリット5から外部に突出させ、該摘み部14をスライド操作することにより前記遮光眼鏡11を上下させるようにする。なお、前記摘み部14は保持片13に一体成形してもよく、或いは別部材を取り付けてもよい。
前記ガイドスリット5が強度不足の場合には額覆い部3の外側面に補強枠部材を貼設してもよい。また、前記遮光眼鏡11の上下スライドを安定させるために前記ガイドスリット5を複数本、例えば3本形成して中央のガイドスリット5から突出する保持片13には前記摘み部14を設け、両サイドのガイドスリットから突出する保持片13の突出部には摘み部を設けないでガイドだけさせるようにしてもよい。
前記額覆い部3の下端内周面及び装着バンド部4の内周面には一方の布ファスナー片6を所定間隔で取り付け、吸水性に優れた材料からなる汗止めバンド15の外周面には前記ファスナー片6に対応するように他方の布ファスナー片16を取り付けて汗止めバンド15を着脱し得るようにする。
前記保持片13の摘み部14とガイドスリット5との関係は、摘み部14がガイドスリット5内でスライド自在になっていると共にガイドスリット5の少なくとも上端部で摘み部14が保持されるような寸法関係にしたり、ストッパ部(図示しない)を設ける。前記装着バンド部4はその弾性によって頭部に挟持させるようにするが、装着バンド部4の両端にゴムバンド又は長さ調節可能な締結紐を取り付けてもよい。
サンバイザ1の使用に際しては、装着バンド部4を頭部に装着することにより太陽光の顔面への照射を遮光鍔部2で遮り、また、遮光眼鏡11の使用に際しては摘み部14を操作してガイドスリット5に沿って降ろすことにより所定の位置にセットされる。遮光眼鏡11の不使用時には、前記摘み部14を介して上方に押し上げると、該遮光眼鏡11は、図4の仮装線で示すように、額覆い部3の内側に添うように収納される。
遮光眼鏡を有するサンバイザの斜視図である。 遮光眼鏡を有するサンバイザの底面側から見た斜視図である。 遮光眼鏡を有するサンバー座の平面図である。 遮光眼鏡を有するサンバイザの正面図である。 遮光眼鏡を有するサンバイザの断面図である。
符号の説明
1 サンバイザ
2 遮光鍔部
3 額覆い部
4 装着バンド部
5 ガイドスリット
11 遮光眼鏡
12 眼鏡部
13 保持片
14 摘み部
15 汗止めバンド

Claims (2)

  1. 遮光眼鏡を有するサンバイザにおいて、サンバイザは、遮光鍔部と、額に対応するように湾曲せしめられた額覆い部と、前記額覆い部の両側部から後方に延設された装着バンド部と、を備えていて、これら遮光鍔部、額覆い部及び装着バンド部がプラスチックで一体に形成されており、前記遮光眼鏡は、眼鏡部と該眼鏡部の中央上部に形成される保持片とからなっていて該眼鏡部及び保持片がプラスチックで一体に形成されると共に前記額覆い部の内側面に添って収納されるように湾曲せしめられ、前記額覆い部の中央部には少なくとも1本のガイドスリットが縦設されると共に該ガイドスリットに前記遮光眼鏡の保持片が上下スライド自在に係合せしめられていて、遮光眼鏡を上げ下げして選択使用できるように構成したことを特徴とする遮光眼鏡を有するサンバイザ。
  2. 装着バンド部の内側に汗止めバンドを着脱できるようになっていることを特徴とする請求項1に記載の遮光眼鏡を有するサンバイザ。
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