JP3129059U - ひさし付帽子 - Google Patents
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Abstract
【課題】正面からの日差しを必要に応じ任意に遮断できると共に、風よけや埃よけなどとして昼間に限らず夕方や夜でも使用を可能にする多機能なひさし付帽子であり、しかも簡易且つ安価に製造できる。
【解決手段】ひさしを有するキャップ及びサンバイザーであって、上記ひさしの裏面に対し凡そ同形状の大きさで紫外線を遮る加工の施された透明又は半透明の合成樹脂材からなる中側ひさし及び無色透明の合成樹脂材からなる下側ひさしを順に重ね合せ、これら中側ひさし及び下側ひさしの夫々れを上部ひさしの左右箇所に対し、脱着自在な止め具を使用して下向きの半円弧回動自在に止着させた。
【選択図】図5
【解決手段】ひさしを有するキャップ及びサンバイザーであって、上記ひさしの裏面に対し凡そ同形状の大きさで紫外線を遮る加工の施された透明又は半透明の合成樹脂材からなる中側ひさし及び無色透明の合成樹脂材からなる下側ひさしを順に重ね合せ、これら中側ひさし及び下側ひさしの夫々れを上部ひさしの左右箇所に対し、脱着自在な止め具を使用して下向きの半円弧回動自在に止着させた。
【選択図】図5
Description
本考案は、正面からの日差し、風或いは埃を遮断するひさし付帽子に関する。
特許文献1にはひさしが支持バンドに回動自在に取付けられており、太陽光線の照射角度に合わせて、ひさしを左右上下にかえることができ、正面からの日差しを遮断できるサンバイザーが示されている。しかし、特許文献1に示されたものは、構造が複雑であるため、簡単に製造することができない。また高価にならざるを得ない。
さらに、これによれば、正面からの日差しを遮断するだけでなく、風よけや、埃が目に入らないようにする効果も有する。しかし、ひさしを色つきのものとすると、夕暮れ時や夜に於いて、風よけや埃よけとして使用するには見通しの悪いものとなる。
登録実用新案第3080764号公報
さらに、これによれば、正面からの日差しを遮断するだけでなく、風よけや、埃が目に入らないようにする効果も有する。しかし、ひさしを色つきのものとすると、夕暮れ時や夜に於いて、風よけや埃よけとして使用するには見通しの悪いものとなる。
本考案は、かかる問題点を解決するものであって、正面からの日差しを必要に応じ任意に遮断できると共に、風よけ或いは埃よけとして使用する場合に昼と夜とで使い分けできるひさし付帽子であって、簡易且つ安価に製造できるものを市販に提供しようとするものである。
本考案に係るひさし付帽子は、ひさしを有するキャップ及びサンバイザーであって、上記ひさしの裏面に対し凡そ同形状の大きさで紫外線を遮る加工の施された透明又は半透明の合成樹脂材からなる中側ひさし及び無色透明の合成樹脂材からなる下側ひさしを順に重ね合せ、これら中側ひさし及び下側ひさしの夫々れを上部ひさしの左右箇所に対し、脱着自在な止め具を使用して下向きの半円弧回動自在に止着させたことを特徴とする。また、上記中側ひさし及び下側ひさしの夫々に上記回動操作を可能にする摘みを突出させたものにする。
本考案は以上の通り構成するものであって、ひさしの内側に上下に回動する中側ひさし及び下側ひさしを脱着自在な止め具により取付けたことにより、使用態様の異なる二枚のひさしを簡便に製作し、且つ使用するさいは目的に応じ夫々れ区分けして行うことができるものとなる。即ち、無色透明の下側ひさしを単に下降させた場合に於いては、専ら夕暮れ時から夜に於いて風よけ又は埃よけとして使用するのであり、これに対し中側ひさしを共に下降させた場合にはこれが紫外線を遮る加工が施されたものとなっているため、昼間などの正面からの太陽光線を遮断したり、また風よけや埃よけとして使用できるのである。また、止め具を脱着可能なものとしたことは、中側ひさし及び下側ひさしを取り外して、本体を洗濯して、常に清潔に保つことができるのであり、しかも中側ひさし或いは下側ひさしを違う色のものや新しいものに交換することもできるのである。さらに、摘みを設けたものでは、中側ひさし又は下側ひさしを下降させる際に、これを指に挟んで簡単に行うことができるものとなる。
以下、図面に示す実施の形態について説明する。
図1は本考案に係るひさし付帽子の斜視図、図2は底面図、図3は止め具部分の断面図である。本考案に係るひさし付帽子1は、ひさし3を有するキャップやサンバイザーの本体2と、中側ひさし4、下側ひさし5及び止め具6からなる。本図示例では、サンバイザーが示してある。
図1は本考案に係るひさし付帽子の斜視図、図2は底面図、図3は止め具部分の断面図である。本考案に係るひさし付帽子1は、ひさし3を有するキャップやサンバイザーの本体2と、中側ひさし4、下側ひさし5及び止め具6からなる。本図示例では、サンバイザーが示してある。
本考案に於いては、ひさし3の裏面に対し、中側ひさし4及び下側ひさし5を順に重ね合わせた三重構造にするのである。而して、中側ひさし4は紫外線を遮る加工の施された色つきの透明又は半透明の合成樹脂材となし、これに対し下側ひさし5は無色透明の合成樹脂にする。ここで上記中側ひさし4及び下側ひさし5は上部のひさし3と凡そ同形状の大きさであるが、その取り付けにはひさし3の根元側からの長さ寸法Lが5cm〜10cm短くなる前方箇所に対し止め具6を使用し、図3に示す如く上下間で挟み付けることにより回動自在に取付けるのである。
図4は上記中側ひさし4及び下側ひさし5を共に顔面の前方へ下降させる状態を示すものであり、この回動は止め具6を支点にして簡単に移動させることができる。而して、この状態では正面からの太陽光線或いは風や埃を完全に遮断することができるものとなる。なお、不必要時に於いては、上記中側ひさし4及び下側ひさし5はひさし3の裏面に対して一体化の重ね状態にするのである。
図5は上記中側ひさし4及び下側ひさし5を顔面の前方へ下降させる状態を下方から見た斜視図であり、該下降操作では図5(a)に示す如く、下側ひさし5のみを下降させる場合と、図5(b)に示す如く、中側ひさし及び下側ひさしを下降させる場合とで使い分けをすることができる。即ち前者の無色透明の下側ひさし5を単に下降させた場合には、専ら夕暮れ時から夜などに風よけや埃よけなどとして使用するのであり、これに対して後者では紫外線を遮る加工が施された色つきの透明又は半透明の中側ひさし4が昼間などに於いて正面から受ける太陽光線を効果的に遮断するのであり、風よけや埃よけとしての作用効果も奏する。
図2に示す4a及び5aは上記中側ひさし4及び下側ひさし5を下降させる回動操作を可能にする摘みであって、中側ひさし4及び下側ひさし5の前方の一部を突出させ、摘み4a及び摘み5aの位置を重ならない状態にずらして設けてある。これにより、摘み5aを摘むと下側ひさし5のみを簡単に下降させることができ、他方摘み4aを摘むと中側ひさし4及び下側ひさし5を共に下降させることができる。
なお、図2に示す如く、中側ひさし4及び下側ひさし5はほぼ同形状であるが、とりわけ下側ひさし5の側部5bを、中側ひさし4の側部4bより巾寸法tが5mm〜20mm分小さくするようにしておく。このようにすると下側ひさし5を単独に下降させるさい中側ひさしとの摩擦接触を少なくしてスムーズに行われるものとなる。
図3に示す止め具6は中側ひさし4と下側ひさし5を適宜取変え可能にする上に便利なものである。即ち止め具6を雄体6aと雌体6bとで構成し、雄体6aの係止突起pから雌体6bを取り外すことにより、中側ひさし4及び下側ひさし5を容易に外れるものとなる。これにより本体2の洗濯は勿論のこと、中側ひさし4或いは下側ひさし5などを違う色のものや新しいものに交換することが容易に行えるものとなる。
本考案品の使用では軽量でしかも見た目では普通のサンバイザーと何ら変わりないのであり、だれも違和感なく使用を可能にできるものとなる。なお、止め具6はワンポイントの意匠効果を呈するものとなっている。上記図示例に於いては、サンバイザーを示したが、ひさしを有するキャップに於いても同様であって本考案の実施の範囲内とするものである。
1 ひさし付帽子
2 本体
3 ひさし
4 中側ひさし
5 下側ひさし
6 止め具
2 本体
3 ひさし
4 中側ひさし
5 下側ひさし
6 止め具
Claims (2)
- ひさしを有するキャップ及びサンバイザーであって、上記ひさしの裏面に対し凡そ同形状の大きさで紫外線を遮る加工の施された透明又は半透明の合成樹脂材からなる中側ひさし及び無色透明の合成樹脂材からなる下側ひさしを順に重ね合せ、これら中側ひさし及び下側ひさしの夫々れを上部ひさしの左右箇所に対し、脱着自在な止め具を使用して下向きの半円弧回動自在に止着させたことを特徴とするひさし付帽子。
- 上記中側ひさし及び下側ひさしの夫々に上記回動操作を可能にする摘みが突出させてあることを特徴とする請求項1記載のひさし付帽子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006009422U JP3129059U (ja) | 2006-11-20 | 2006-11-20 | ひさし付帽子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006009422U JP3129059U (ja) | 2006-11-20 | 2006-11-20 | ひさし付帽子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3129059U true JP3129059U (ja) | 2007-02-01 |
Family
ID=43280035
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006009422U Expired - Fee Related JP3129059U (ja) | 2006-11-20 | 2006-11-20 | ひさし付帽子 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3129059U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100872564B1 (ko) * | 2007-09-07 | 2008-12-08 | 문재선 | 보조차양 출입형 모자 |
-
2006
- 2006-11-20 JP JP2006009422U patent/JP3129059U/ja not_active Expired - Fee Related
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