JP3121907B2 - 車両用サンバイザの導電性ステー構造 - Google Patents

車両用サンバイザの導電性ステー構造

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JP3121907B2
JP3121907B2 JP04084447A JP8444792A JP3121907B2 JP 3121907 B2 JP3121907 B2 JP 3121907B2 JP 04084447 A JP04084447 A JP 04084447A JP 8444792 A JP8444792 A JP 8444792A JP 3121907 B2 JP3121907 B2 JP 3121907B2
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紀道 三輪
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株式会社ネオックスラボ
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  • Arrangements Of Lighting Devices For Vehicle Interiors, Mounting And Supporting Thereof, Circuits Therefore (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は車両用サンバイザの導
電性ステー構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両用サンバイザは、サンバイ
ザ本体とステーとを主体として構成され、ステーの縦軸
部がブラケットを介して車体に取付けられ、同ステーの
横軸部にサンバイザ本体が装着される。そして、ステー
の横軸部回りにサンバイザ本体が回動操作されること
で、同サンバイザ本体が車室天井面に沿う格納装置とフ
ロントガラス面に沿う遮光位置とに配置されるようにな
っている。また、従来、サンバイザ本体に内装される化
粧用ミラーを使用する際の照明燈が同サンバイザ本体に
組付けられたものが知られている。このような車両用サ
ンバイザにおいて、車載バッテリからの電流をサンバイ
ザ本体の照明燈に通電するために、通常、ステーは中空
軸より形成され、そのステーの中心孔に、一端が車載バ
ッテリに接続されたリード線が挿通され、そのリード線
の他端が照明燈に接続されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した従
来のものにおいて、ステーの中心孔にリード線を挿通
し、そのリード線の他端をサンバイザ本体の照明燈に接
続する作業は厄介であり、多くの手間を必要としてい
た。この発明の目的は、前記した従来の問題点に鑑み、
ステーの中心孔にリード線を挿通する手間を解消するこ
とができる車両用サンバイザの導電性ステー構造を提供
することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明は、照明燈を有するサンバイザ本体に相対
回動可能に嵌挿される横軸部と、車体にブラケットを介
して取付けられる縦軸部とを一体に備えたステーに対
し、車載バッテリからの電流を前記照明燈に通電するた
めの導電部材としての機能をもたせた車両用サンバイザ
の導電性ステー構造であって、前記ステーは、導電性を
有する芯棒と、該芯棒の外周面を被覆する樹脂製の軸筒
とを主体として構成され、前記芯棒と前記軸筒との間に
は芯棒に接する側に絶縁層が軸筒に接する側に導電層が
前記縦軸部から横軸部にわたって積層状に設けられ、前
記芯棒と前記導電層との相互には、前記縦軸部及び横軸
部にそれぞれ対応する各位置において、前記バッテリ及
び照明燈に対する各接続端子が導通状態で配設されてい
る。
【0005】
【作用】前記したように構成される車両用サンバイザの
導電性ステー構造において、車載バッテリからの電流
は、ステーの芯棒、導電層及びこれらに配設された各接
続端子を介して照明燈に通電される。このようにして、
ステーの芯棒及び導電層を導電部材として機能されるこ
とで、従来と異なりステーの中心孔にリード線を挿通す
る煩わしさが解消される。
【0006】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面にしたがっ
て説明する。車両用サンバイザを正面から表わした図4
において、車両用サンバイザ1は、照明燈4を有するサ
ンバイザ本体2と、該本体2を車体に取付けるためのス
テー11とを主体として構成されている。
【0007】ステー11を縦断面で表わした図1におい
て、ステー11は、サンバイザ本体2に内蔵の軸受ケー
ス3に相対回動可能に嵌挿される横軸部12と、車体に
ブラケット10を介して取付けられる縦軸部13とを一
体に備えて略L字状に形成されている。さらに、前記ス
テー11は、導電性を有する金属製の芯棒14と、該芯
棒14の外周面を被覆する樹脂製の軸筒15とを主体と
して構成されている。ステー11の芯棒14と軸筒15
との間には、その縦軸部13の先端部寄りから横軸部1
2の軸方向略中央部にわたって樹脂層よりなる絶縁層1
6が前記芯棒14に接して設けられ、該絶縁層16の表
面には、アルミ蒸着によって形成される導電層17が設
けられている。
【0008】前記芯棒14と前記導電層17との相互に
は、前記縦軸部13及び横軸部12にそれぞれ対応する
各位置において、車載バッテリ29及びサンバイザ本体
2の照明燈4に対する各接続端子18,19,20,2
1がそれぞれ導通状態で配設されている。
【0009】各接続端子18,19,20,21は、内
外両フランジをそれぞれ有する導電性の金属リングより
形成されている。そして、芯棒14に配設される各接続
端子18,19は、その内側フランジ18a,19aが
芯棒14にそれぞれ接し、外側フランジ18b,19b
が軸筒15の外周面にそれぞれ露出されている。そし
て、縦軸部13側に位置する芯棒14の接続端子18
は、リード線22によって車載バッテリ29の十極に接
続され、図3に示すように横軸部12側に位置する接続
端子19は後述する軸受ケース3の第1接触子5に導通
状態で接触される。
【0010】また、導電層17に配設される各接続子2
0,21は、その内側フランジ20a,21aが導電層
17にそれぞれ接し、外側フランジ20b,21bが軸
筒15の外周面にそれぞれ露出されている。そして縦軸
部13側に位置する導電層17の接続端子20はリード
線23によってボディアースされ、車載バッテリ29の
一極に導電される。さらに、図4に示すように横軸部1
2側に位置する導電層16の接続端子21は軸受ケース
3の第2接触子6に導通状態で接触されている。
【0011】なお、この実施例において、ステー11の
芯棒14と導電層17に各接続端子18,19,20,
21が配設されたものを、図に示すように射出成形用の
金型30のキャビティにセットし、同金型30のキャビ
ティに対し樹脂を射出することで、前記芯棒14がイン
サートされた状態で軸筒15が形成される。また、軸筒
15を構成する樹脂材が各接続端子18〜21において
分離されることがないように、各接続端子18〜21に
は図3と図4に示すようにスリット孔27が形成されて
いる。
【0012】サンバイザ本体2の上隅部には前記ステー
11に対応する軸受ケース3が内装されている。軸受ケ
ース3は、合成樹脂よりなり絶縁性を有するとともに、
その上半部にはステー11の横軸部12が相対回動可能
に嵌挿される軸受孔3aが貫設されている。軸受ケース
3の下半部の左右両側部には、前記横軸部12の接続端
子19,21にそれぞれ対応する位置において軸受孔3
aの下部を開口させる凹部3bがそれぞれ形成されてい
る。これら各凹部3bには、横軸部13の各接続端子1
9,21と常時接触する第1,第2の接触子5,6がそ
れぞれビスによって取付けられている。
【0013】サンバイザ本体2の一側面にはミラーケー
ス7が内装されている。ミラーケース7の中央部には化
粧用ミラー8が組付けられ、同ミラーケース7の左側に
は前記第1,第2の両接触子5,6にリード線24,2
5によってそれぞれ接続される照明燈4が組付けられ
る。また、ミラーケース7の右側には照明燈4を点滅す
るためのスイッチ9が前記リード線25の線上において
組付けられている。なお、前記ミラーケース7の前側面
には図示しないカバーが開閉可能に設けられ、該カバー
の開閉動作に基づいて前記スイッチ9がオン・オフ動作
されるようになっている。
【0014】この実施例は上述したように構成される。
したがって、ブラケット10の軸孔にステー11の縦軸
部13が嵌挿され、取付リング26によってブラケット
10とステー11とが結合された状態において、ステー
11の縦軸13の各接続端子18,20にリード線2
2,23が接続される。そして、ブラケット10がボル
トによって車体に取付けられる。その後、ステー11の
横軸部12に対し、サンバイザ本体2がその軸受ケース
3の軸受孔3aにおいて嵌挿されることで、車体に対し
車両用サンバイザ1が装着される。このとき、ステー1
1の横軸部12の各接続端子19,21は前記軸受ケー
ス3の第1,第2の両接触子5,6とそれぞれ導通可能
に接触される。
【0015】前記したように車両用サンバイザ1が装着
された状態において、サンバイザ本体2は、ステー11
の横軸部12回りに回動操作され、車室天井面に沿う格
納位置と、フロントガラス面射沿う遮光位置とに配置さ
れる。遮光位置にあるサンバイザ本体2において、ミラ
ーケース7のカバー(図示しない)が開放され、スイッ
チ9がオンされると、車載バッテリ29からの電流は、
リード線22→接続端子18→芯棒14→接続端子19
→第1接触子5→リード線24→照明燈4→リード線2
5→第2接触6→接続端子21→導電層17→接続端子
20→リード線23→ボディアースの回路で通電され
る。その結果、照明燈4が点燈する。また、カバーが閉
じられ、スイッチ9がオフされると、前記照明燈4に対
する通電が断たれ、同照明燈4が消燈する。
【0016】すなわち、この実施例においては、ステー
11の横軸部12に対しサンバイザ本体2が、その軸受
ケース3の軸受孔3aにおいて嵌挿されることで、ステ
ー11の横軸部12の各接続端子19,21が軸受ケー
ス3の第1,第2の両接触子5,6と導電可能に接触さ
れる。そして前記ステー11の芯棒14と導電層17と
が導通部材としての機能をなすため、従来と異なり、ス
テーの中心孔にリード線を挿通する煩わしさが解消され
る。
【0017】なお、前記実施例においては、ステー11
の横軸部12の各接続端子19、21に接触する第1,
第2の接触子5,6を軸受ケース3に組付けたが、これ
に限るものではない。例えば、前記横軸部12の各接続
端子19,21にリード線を直接的にハンダ付けしても
よい。ただし、この場合には、横軸部12回りに対する
サンバイザ本体2の回動を許容するように、軸受ケース
3にリード線に対する切欠部が形成される。
【0018】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
ステーの芯棒及び導電層を導電部材として機能させるこ
とで、従来と異なりステーの中心孔にリード線を挿通す
る煩わしさを解消することができ、車体に対するサンバ
イザの取付工数を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の車両用サンバイザの導電
性ステーを示す縦断面図である。
【図2】同じく図1のII−II線断面図である。
【図3】同じく図1のIII−III線断面図である。
【図4】同じく車両用サンバイザ全体を示す正面図であ
る。
【図5】ステーの芯棒を軸筒用成形金型にセットした状
態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 車両用サンバイザ 2 サンバイザ本体 3 軸受ケース 4 照明燈 8 化粧用ミラー 11 ステー 12 横軸部 13 縦軸部 14 芯棒 15 軸筒 16 絶縁層 17 導電層 18〜21 接続端子

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照明燈を有するサンバイザ本体に相対回
    動可能に嵌挿される横軸部と、車体にブラケットを介し
    て取付けられる縦軸部とを一体に備えたステーに対し、
    車載バッテリからの電流を前記照明燈に通電するための
    導電部材としての機能をもたせた車両用サンバイザの導
    電性ステー構造であって、 前記ステーは、導電性を有する芯棒と、該芯棒の外周面
    を被覆する樹脂性の軸筒とを主体として構成され、 前記芯棒と前記軸筒との間には芯棒に接する側に絶縁層
    が、軸筒に接する側に導電層が、前記縦軸部から横軸部
    にわたって積層状に設けられ、 前記芯棒と前記導電層との相互には、前記縦軸部及び横
    軸部にそれぞれ対応する各位置において、前記バッテリ
    及び照明燈に対する各接続端子が導電状態で配設されて
    いることを特徴とする車両用サンバイザの導電性ステー
    構造。
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