JP3121692B2 - 溶液中のα活性を測定する装置 - Google Patents

溶液中のα活性を測定する装置

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JP3121692B2
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drum
disk
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マルト クロード
デュラン マルセル
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コグマ,コンパニー ジェネラール デ マチエール ヌクレイル
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    • GPHYSICS
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    • G01T7/02Collecting means for receiving or storing samples to be investigated and possibly directly transporting the samples to the measuring arrangement; particularly for investigating radioactive fluids

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  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)
  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
  • Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に放射性核燃料再処
理プラントにおいて、溶液中のプルトニューム濃度を正
確に測定するために、溶液のα活性の測定を可能とする
装置に関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】放射性核燃料再処理プラン
トで処理された溶液のα活性は本質的に溶液中に存在す
るプルトニュームによる。したがって、α活性を測定す
ることにより、この測定される溶液のプルトニューム濃
度を正確に測定することができる。
【0003】α活性を測定するために、限定された範囲
のα線(数mm)並びに同じ溶液中のβ線及びγ線の存
在の双方を考慮する特別の装置が使用される。特に、フ
ランス国特許第A−2,482,312号に図示されて
いるように、この目的のために溶液の高さが一定な容器
内で水平方向の軸線または軸を中心として回転するドラ
ムにより溶液フィルムをサンプルとして採取し、このフ
ィルムをドラム上方に配置された測定プローブの前部に
配置する装置が一般的に用いられている。
【0004】チェックする溶液に対し行われた測定結果
を有効に利用するために、装置はブランク状態、即ち放
射線がプローブに到達していない状態でプローブの応答
性の測定のみならず既知の値の基準線源のもとで測定プ
ローブおよび測定回路の質のチェックを行うことも可能
である。
【0005】この結果を得るために、フランス特許第A
−2,482,312号は基準線源を引込めまたは反対
に基準線源を測定プローブの前部に配置することを可能
とする牽引コードの端部に基準線源を配置することを提
案する。ブランクプローブの作動はタンク内にα線を放
射しない溶液を配置することによりチェックされる。ま
た、容器内に存在する溶液のフィルムが凝結作用により
測定プローブの下面に付着して測定を誤らせるのを防止
するために容器の上部内でガスの循環が確保されてい
る。
【0006】しかし、フランス特許第A−2,482,
312号に記述されている装置はα線が存在していない
状態で測定プローブの応答性を測定しようとする場合
に、使用するのが非常に難しいという欠点を有してい
る。したがって、これはα線が存在しないブランク溶液
を循環させるために、容器内で分析される溶液の循環を
停止させることを含んでいる。
【0007】測定プローブ下面上の凝結を防止するため
のガスの循環は、ガスの流速または圧力が低すぎる場合
には、凝結作用によりプローブ上に付着することを防止
できない。更に、ガス圧または流速が大きいと、プロー
ブ上に溶液が付着する原因となる乱流を発生させる。
【0008】本発明は、フランス特許第A−2,48
2,312号に記述されている装置の一般原理に基づい
て設計されているが、α線が存在していない状態で測定
プローブの応答をより容易に制御またはチェックし、凝
結あるいは乱流により測定する溶液がプローブあるいは
このプローブとドラムとの間に配置される他の部材に付
着することによる誤測定の虞れを大きく減少する、溶液
のα活性を測定する装置を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、溶液を
収容可能でカバーにより密封されている容器と、容器内
で水平方向の軸上を回転し容器内に存在する溶液に浸漬
されるように装着されたドラムと、ドラムを所定方向に
回転させる装置と、ドラムの上方に取り付けられてα線
を測定するためのプローブと、保護ガスを容器の上部に
吹付けるための装置と、保護ガスを回収する装置とを具
備する、溶液のα活性を測定する装置であって、更に、
垂直軸を中心として互いに120°変位した、窓を有す
る測定領域と、基準線源を有して測定回路の質をチェッ
クする領域と、固体領域とをドラムと測定プローブとの
間に配置することができると共に容器内で垂直軸上を回
転するように装着されたシールディスクを備え、上記吹
付け装置は上記各領域と対向して配置された3つの位置
においてシールディスクの上方に延び、容器のカバーを
通る通路に接続された保護ガス供給チューブを有し、上
記通路は保護ガスが実質的に同じ流速で3つの各位置に
おいて分配可能とする部分を有し、上記回収装置は容器
のカバーを通る保護ガス排出チューブを有することを特
徴とする装置により、この結果が得られる。
【0010】本発明の好ましい実施例において、第1の
通路はドラムの水平軸線に対し直交し、ドラムの回転方
向と一致する実質的に水平方向においてカバー内に延出
し、それから測定源の下方に配置された円形開口により
シールディスクの上方に延びる。
【0011】排出チューブは第1の通路を中心として測
定プローブの反対側の領域において容器内に延びるのが
好ましい。この領域は特にシールディスクの周縁部を越
えて配置することができる。
【0012】ディスクに形成された窓を越えてシールデ
ィスクの周部領域を効果的に保護するために、分岐通路
が上記円形開口とディスク周縁部の隣接部との間でシー
ルディスクの上方を延出する。
【0013】好ましい実施例によれば、第2及び第3の
通路はスクリーンが設けられた2つの円形凹部によりシ
ールディスクの垂直軸線を中心として測定プローブから
120°離れた2つの位置において容器内に延びる。
【0014】また、シールディスクに形成された窓がこ
れら2つの位置の一方または他方に配置される場合にシ
ールディスクの周部領域を保護するために、各スクリー
ンはシールディスクの周縁部近部に延びるノッチを有す
る。
【0015】更に、小さな断面を有する通路が上記位置
間でシールディスクの周領域の上方に延出することも好
都合である。
【0016】以下、本発明について、なんら限定するも
のではない実施例に関連して添付図面を参照しつつより
詳細に説明する。
【0017】
【実施例】図1において、参照符号10は測定容器を示
し、図の平面に直交する図示されていない2つのダクト
により、分析される溶液Sがこの容器内に案内され、こ
の容器から排出される。これらのダクトは、溶液が連続
的な態様で循環するときに容器10内の容液Sの高さが
実質的に一定に保たれるように配設されている。空のダ
クト12が図1中に見ることができる。
【0018】容器10の上端は水平方向のカバー16に
より強固にシールされる。カバーの取付け及び取外し
は、紛失しないチルトボルト18のような遠隔操作可能
な固定装置により行うのが有益である。ドラム20はカ
バー16の下方に固定された垂直ブラケット36と一体
的に形成されている軸34により具体化された水平軸X
X′を中心として容器10内で回転するように装着され
ている。ドラム20と、ドラムの垂直駆動軸及びカプリ
ングを装荷するブラケット36とにより形成されたサブ
アセンブリは取外し可能であり、その交換を行うことが
できる。
【0019】ドラム20の寸法及び構成はその下部が容
器10内を循環する溶液Sに常時浸漬され、その上方の
母線がカバー16の下面から極めて僅かな距離(数m
m)に配置されるように形成されている。特に、ドラム
20の上方の母線は測定プローブ22の下面の直下に配
置され、このプローブはカバー16の上方に取り付けら
れ、気密性を保持した状態でカバーを貫通する。
【0020】従って、一定速度で回転中、ドラム20は
溶液により放射されたβ線及びγ線に対し溶液Sのフィ
ルムを測定プローブ22の前部に配置し、容器内に存在
する溶液Sと測定プローブ22との間にスクリーンを形
成可能とする。ドラム20により測定プローブ22の前
部に配置された溶液フィルムの厚さのチェックを最適に
行うために、ドラムの外面は非常に細かい粗度を有して
いる。
【0021】図1に概略的に示されているように、ドラ
ム20は歯車付モータ24により確実に一定速度で回転
され、このモータはカバー16の上面に固定された支柱
28で支持される水平方向の支持板26に設置されてい
る。歯車付モータ24は垂直軸30を回転させ、この垂
直軸は気密性を保持した状態でカバー16を貫通し、か
さ歯ピニオン32を介して下端部でドラム20のハブを
回転させる。
【0022】測定プローブ22は特に、閃光検出プロー
ブにより構成することができ、このプローブは溶液によ
り放射されたα粒子をカウントする。プローブ22の垂
直軸線はドラム20の水平軸線XX′と交差する。プロ
ーブ22は気密性を有するボックス38内に配置され、
このボックスの下端部はドラム20の上方のカバー16
を貫通する円形凹部内に収容される。
【0023】また、本発明による測定装置は限定された
厚さのシールディスク40を備え、このディスクはカバ
ー16直下の容器10内に配置される。特に、シールデ
ィスク40は平板状のディスクであり、このディスクは
気密性を保持した状態でカバー16を横切る垂直軸42
と一体的に形成され、測定プローブ22の軸線を中心と
して径方向で軸30により占められた点の反対側の点に
位置している。更に、シールディスク40はこのディス
クの一部がドラム20と測定プローブ22との間に配置
されるように構成されている。
【0024】支持板26上に装着された第2の歯車付モ
ータ44によりシールディスク40をその垂直軸線を中
心として回転させることができる。このために歯車付モ
ータ44の出力軸は垂直軸42の上端部と係合する。ま
た、支持板26は図1に46で図解的に示した割出し装
置を装荷し、この割出し装置によりシールディスク40
を軸42の垂直軸線を中心として互いに120°離れた
3つの所定位置で固定することができる。
【0025】これら3つの位置は分析される溶液のα活
性を測定する位置、測定回路の質をチェックする位置及
びブランク測定位置、即ち容器10内で凝結作用により
露出したプローブ22の下面に溶液フィルムが付着した
ことを使用者に知らせることができる、α線が存在して
いない位置に夫々対応する。ドラム20と測定プローブ
22との間に配置することができるシールディスク40
の3つの領域はシールディスクのこれら3つの位置に対
応する。
【0026】分析される溶液Sのα活性を測定すること
ができる第1の領域は円形窓48(図3)の形状であ
る。測定回路の質をチェックまたは制御することができ
る第2の領域はディスク40の上面に形成された円形凹
部に配置され、α線を放射する基準線源50を備える。
最後に、α線が存在しない状態でブランク測定を行うこ
とできる第3の領域は垂直軸線を中心として円形窓48
及び基準線源50に対し120°離れた、ディスク40
の固体領域に対応する。この固体領域は図3の52で示
した斜線により表されている。
【0027】円形窓48が図1に概略的に示すように測
定プローブ22と対向すると、ドラム20で搬送された
溶液フィルムにより放射されたα線が、測定プローブ2
2により放射線の測定を行えるように測定プローブ22
に到達する。基準線源50が測定プローブ22の前部に
配置されると、この基準線源により放射された既知のα
線がプローブ22で検出され、測定回路の質をチェック
できる。最後に、シールディスク40の固体領域52が
図2に概略的に示されているように測定プローブ22の
前部に配置されると、プローブによる測定は、凝結作用
によりプローブ22の下面及びシールディスク40の双
方に付着し溶液から放射される浮遊(stray)α線
のみを表す。
【0028】図1にごく概略的に示すように、測定装置
のカバー16上方の種々の部材は遠隔操作装置により遠
隔操作で取外せるように互いに組立てるのが有益であ
る。これは支持板26への上記歯車付モータの取付けの
みならず、特に歯車付モータ24及び44の周りにおけ
る、支柱28への支持板26の取付け、カバー16への
これらの支柱の取付け、支持板26への保護キャップ4
5の固定についても同様である。更に、軸30及び42
は種々の部材から製造され、これらの部材は単純な取付
けにより互いに係合する。これはまたカバー16への測
定プローブ22の保護キャップ38の取付けについても
同様である。このために使用されている種々の装置は本
発明の一部を形成するものではないため、その詳細な説
明は省略する。
【0029】上記で説明したように、図1及び2に関し
説明した装置と同様な装置により行われた測定の精度は
測定プローブ22の下面上及びこのプローブの前部に配
置されなければならないシールディスク40の部材上の
溶液の凝結により阻害される可能性がある。この危険性
をできる限り制限するために、保護ガスを問題の領域に
吹付け、また上記ガスを回収し、ドラム20により測定
プローブ22の前部に配置された溶液フィルムを阻害し
ないようにできるだけ小さなガス流速(例えば、5 1
/分と約1.5 1/分との間)及び吸込作用(例え
ば、約5mm水柱と35mm水柱との間)に対する所望
の効率を達成するのを可能とする改善されたシステムが
開発された。空気を使用するのが好ましく、他の適宜の
中性ガスも使用可能なこの保護ガス吹付け・回収装置に
ついて図2及び図3を参照してより詳細に説明する。
【0030】保護空気は空気供給チューブ49により装
置カバー16まで送込まれ、この空気供給チューブは例
えばねじ51によりカバー16の上面に固定される。供
給チューブ49で送込まれる保護空気は、シールディス
ク40の上に配置される複数の異なる点から、このため
にカバー16の肉厚内に設けられた通路を用いて容器1
0内に分配される。これらの通路は供給チューブ49か
ら供給された空気を、シールディスク40の上に配置さ
れかつ円形窓48と基準線源50と固体領域52とが配
置されるディスクの領域にそれぞれ対応する3つの位置
で分配可能とする。
【0031】図3により具体的に示すように、上記3つ
の位置に保護空気を分配することは実際には、カバー1
6を複数部材からなる組立体の形態に形成することによ
り行うことができ、この組立体は上部から分配板54
と、カバーを形成する板56と、板56の下側に固定さ
れる複数の対応部材とを備え、これらの対応部材の詳細
については後述する。
【0032】その中央位置で、分配板54は開口58を
有し、この開口はカバーを形成する板56の上部突起部
56a(図2)の形状と相補的な形状に形成され、この
上部突起部には測定プローブ22を囲むボックス38が
固定され、かつ、垂直軸30,42が貫通する。
【0033】分配板54には更に、空気供給チューブ4
9に結合される孔60が貫通している。この孔60は、
分配板54の下面に形成された空気分配溝62の3つの
分岐部62a,62b,62c間の連結点まで延びる。
比較的短い分岐部62aと比較的長い分岐部62bとは
開口の同じ側に配置され、一方、比較的長い分岐部62
cはこの開口の他側に配置される。
【0034】図2に示すように分配板54がカバーを形
成する板56にねじ64で固定されると、空気供給チュ
ーブ49に接続される孔60はシールディスク40の垂
直駆動軸42に対して測定プローブ22の反対側に配置
される。カバーを形成する板56にはその面に垂直に所
定数の孔が貫通し、これらの孔は分配板54がカバーを
形成する板56に固定されたときに、溝62の1または
他の分岐部まで延設される。
【0035】カバーを形成する板56を貫通する孔は第
1に2つの孔66,68を備え、これらの孔はそれぞれ
孔60の近部で上記溝62の分岐部62a,62cまで
延びる。これらの孔66,68のそれぞれは、カバーを
形成する板56の下面に、中空突出部74に接するよう
に形成された円形凹部70,72内に延び、この中空突
出部も図2に示すようにシールディスク40を収容する
上記下面に円形に形成される。より具体的には、それぞ
れの孔66,68は円形凹部70,72の対応する縁部
の近部に延びる。
【0036】円形凹部70,72の軸線はシールディス
ク40の垂直な回転軸線から等距離で、互いにかつプロ
ーブ22から120°離隔しており、したがって、第3
領域が測定プローブ22に対向すると、これらの円形凹
部はシールディスク40の3つの領域48,50,52
の1つに面して配置される。更に、凹部70,72のそ
れぞれの径はディスク40に形成された円形窓48の径
とほぼ等しく、測定プローブ22の下側に配置される領
域内でディスクの上面を効果的に掃気することができ
る。
【0037】孔66,68が延設されかつ中空突出部7
4の縁部に極めて近接する領域71,73の外側では、
円形凹部70,72のそれぞれがその周部にそれぞれ図
3に符合76,78で示す肩部を有する。これらの肩部
76,78は例えば図示しないねじを用いることによ
り、2つのリング82,84間に固定された金属スクリ
ーン80を固定することができる。これらのスクリーン
80は孔66,68により凹部70,72のそれぞれに
供給された清浄空気を比較的均一に分配可能とし、これ
らの凹部のそれぞれに対向して配置されるシールディス
ク40の領域48,50,52の掃気を確実に行う。
【0038】更に図3は、スクリーン80のそれぞれが
中空突出部74の周縁部に配置されるその周部にノッチ
86を有し、このノッチはリング82,84に形成され
た2つのノッチ88,89に対向して配置される。円形
凹部70,72の領域71,73と共に、この特徴はデ
ィスクのいずれかの領域48,50,52とその近接周
縁部との間に配置されるシールディスク40の周部領域
に大量の空気を好適に噴出可能とする。
【0039】これは、円形窓48が1または他のスクリ
ーン80に対向して配置されたときに、円形窓48とデ
ィスクの周縁部との間に配置されるシールディスク40
の部分を効果的に保護する。したがって、領域71,7
3およびノッチ86,88,90が設けられない場合に
は、円形凹部70,72により噴出された空気の多くが
ディスク40の近接周部領域を保護することなく円形窓
48を介して逃げる可能性がある。
【0040】円形凹部70,72から120°でかつシ
ールディスク40の回転軸線から同距離の位置には、カ
バーを形成する板56に孔92が貫通し、測定プローブ
22を収容するボックス38の端部がこの孔内に収容さ
れる。この孔92は板56の下面に形成された矩形凹部
94の中央部に延びる。この矩形凹部94の短辺側は孔
92の軸線を通るこのシールディスク40の半径に平行
に配置される。3つの孔96がカバーを形成する板56
を貫通し、その上端部は溝62の分岐部62bの端部ま
で、その下端部は矩形凹部94の短辺の一方の近部まで
延びる。より詳細には、孔96は、ドラム20の回転方
向を考えたときに孔92に対して上流側で矩形凹部94
内に延びる。
【0041】凹部94と同じ寸法を有する矩形の偏向板
98がこの凹部94内に例えば図示しないねじで固定さ
れる。この板は中央部に円形開口100を設けられ、こ
の円形開口は孔92の延長部として形成され、その径は
シールディスク40の円形窓48の径とほぼ等しい。偏
向板98の上面に形成されたほぼ台形状の機械加工(m
illed)部102は孔96から開口100の方向に
空気を導くことができる。したがって、ドラム20の回
転軸線XX′に垂直な水平方向に沿って空気が開口10
0内に噴出され、この方向はドラムの回転方向に一致す
る。
【0042】孔96が延設される反対側における矩形凹
部94の縁部の近部で、孔104がカバーを形成する板
56を貫通する。図3に示すように、この孔104はそ
の上端が分配板54内に形成された溝62の分岐部62
cの端部に連通する。更に、この孔104はその下端が
偏向板98の上面に形成された通路106の端部まで延
びる。通路106の反対側端部は、偏向板がカバーを形
成する板56の下側に固定されたときに、円形開口10
0とシールディスク40の回転軸線に対して偏向板98
の外方に曲がった縁部との間に配置される。
【0043】円形開口100と、シールディスク40の
回転軸線に対向する縁部との間に位置する偏向板98の
部分で、この偏向板98にノッチ108が貫通し、この
ノッチは通路106内に延びる。このノッチ108は、
偏向板98の下側に固定される閉じ部分110に極近接
して配置され、シールディスク40の周縁部を越えて配
置される偏向板の部分で、偏向板98の下面に延びる。
このため、部分110は内側円弧状縁部112を有し、
偏向板98と部分110とが矩形凹部94内に固定され
たときに、カバーを形成する板56に形成された中空突
出部74の周縁部を完成する。内側円弧状縁部112に
近接するその中央部で、この部分110はその下面に、
回転ドラム20の通過を可能とする凹部114を有す
る。
【0044】したがって、溝62の分岐部62cで供給
された空気部部分が孔104を介して通路106からノ
ッチ108まで通り、これによりこの空気がプローブ2
2の前部と、シールディスクの周縁部に配置された領域
48,50,52との間に配置されたシールディスクの
周部領域におけるシールディスク40の上面の掃気を確
実に行うことができる。したがって、プローブの前部に
領域48が配置されると、窓とシールディスクの周縁部
に近接する部分との間の領域におけるこのディスクの上
面を効果的に保護することができ、機械加工された部分
102で空気を搬送するだけではこのような確保されな
い。
【0045】なお、シールディスク40の領域48,5
0,52に対応する3つの位置間に空気を分配すること
は、これらのそれぞれの位置への空気流量をほぼ等しく
することにより確保される。
【0046】シールディスク40の上面の保護を完全に
するため、図3はカバーを形成する板56に2つの他の
孔116,118が貫通し、これらの孔はその上端が溝
62の分岐部62aの近部で溝62の分岐部62c内に
延びる。これらの2つの孔116,118は、中空突出
部74内におけるこの周縁部の近部で、シールディスク
40の回転軸線に対して孔92の軸線の両側に約60°
の位置で、カバーを形成する板56の下面に直接的に延
びる。これは、ディスクがその軸線の回りに回転したと
きに測定プローブ22の前部に配置されるディスクの周
部領域で、シールディスク40の上面を補足的に保護す
る。
【0047】最後に、上述の個々の通路からシールディ
スク40上に噴出された保護空気の回収は、カバーを形
成する板56と分配板54と準に貫通して図1に122
で概略的に示す排出チューブ内に延びる通路120によ
り確実に行われ、この排出チューブは例えば図示しない
ねじで分配板54に固定される。通路120は、孔96
および機械加工された部分102により形成されて測定
プローブの前部に配置されるシールディスクの領域の上
面に保護空気を噴出する通路に対して、測定プローブ2
2を収容可能な孔92に対向する領域で、中空突出部7
4の周縁部を越えてカバーを形成する板56の下面に延
びる。換言すると、カバーを形成する板56に形成され
る通路120の部分は、孔92に対して孔96の反対側
にある。
【0048】図3を参照して詳細に説明した上述の装置
により、プローブに溶液を付着させるに至る乱流の原因
となる高ガス流を噴出する必要なしに、測定プローブ2
2の前部でこのプローブの下面に配置されるシールディ
スク40の上面の異なる領域を極めて効果的に保護す
る。したがって、本発明の効果を達するためには、0.
2barの圧力の下で約9 1/分の空気流が適する。
比較可能な方法においては、通路120による空気を確
実に回収する真空も極めて低くすることができる(例え
ば、5から35mm水柱)。
【0049】明らかなように、本発明は上記例示した実
施例に限定されるものではなく、あらゆる変形を含むも
のである。したがって、本発明の及ぶ範囲をそれること
なく、ディスク上の保護空気あるいはガスを確実に分配
する個々の通路の実際の構成は種々の変形が可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の図式的な測定装置の一部を断面とした
立面図。
【図2】装置の容器のカバーおよび隣接部材を拡大して
示す図1と同様な断面図。
【図3】容器カバーを形成する各部材およびシールディ
スクを平面図の下側から見た状態を示す分解斜視図。
【符号の説明】
10 測定容器 12 ダクト 16 カバー 18 チルトボルト 20 ドラム 22 プローブ 24 モータ 26 支持板 28 支柱 30 軸 32 ピニオン 34 軸 36 ブラケット 38 ボックス 40 シールディスク 42 軸 44 モータ 45 保護キャップ 46 割出し装置 48 円形窓 49 空気供給チューブ 50 基準線源 52 固体領域 54 分配板 56 板 58 開口 60 孔 62 空気分配溝 62a 分岐部 62b 分岐部 62c 分岐部 64 捩子 66 孔 68 孔 70 円形凹部 71 領域 72 円形凹部 73 領域 74 中空突出部 76 肩部 78 肩部 80 スクリーン 82 リング 84 リング 86 ノッチ 88 ノッチ 89 ノッチ 92 孔 94 矩形凹部 96 孔 98 偏向板 100 円形開口 102 加工部 104 孔 106 通路 108 ノッチ 110 閉じ部分 112 円弧状縁部 116 孔 118 孔 120 通路 122 排出チューブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−4570(JP,A) 特開 昭58−156876(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01T 1/167 G21C 19/46

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カバーで密封されかつ溶液を収容可能な
    容器と、容器内で水平軸上を回転し、この容器内の溶液
    中に浸漬するように装着されたドラムと、所定方向にド
    ラムを回転するための装置と、ドラムに取付けられてα
    線を測定するためのプローブと、容器の上部に保護ガス
    を吹付けるための装置と、このガスを回収するための装
    置とを備える溶液のα活性度を測定するための装置であ
    って、この測定するための装置は更に、容器内で垂直軸
    上を回転し、ドラムと測定用プローブとの間にこの垂直
    軸の周部に互いに120°ずれた、窓を持つ測定領域と
    基準線源を持つ測定回路の品質をチェックするための領
    域と固体領域とを形成するように装着されたシールディ
    スクを備え、前記吹付け装置は、容器のカバーを通る通
    路に結合されかつ前記領域の各々に対向して位置する3
    つの位置でシールディスク上に延びる保護ガス供給チュ
    ーブを有し、前記通路は、保護ガスを3つの位置にほぼ
    同じ流速で分配する断面を有し、前記回収装置は、保護
    ガス排出チューブを有し、この排出チューブも容器のカ
    バーを通る測定装置。
  2. 【請求項2】 前記通路の第1通路は、前記カバー内に
    ほぼ水平方向に向け、ドラムの水平軸線に直交しかつド
    ラムの回転方向に一致して通り、測定プローブの下側に
    位置する円形開口によりシールディスクの上に延びる請
    求項1記載の測定装置。
  3. 【請求項3】 排出チューブは、第1通路に対して測定
    プローブの反対側に位置する領域内に延びる請求項2記
    載の測定装置。
  4. 【請求項4】 前記排出チューブが延設される領域は、
    シールディスクの周縁部を越えて配置される請求項3記
    載の測定装置。
  5. 【請求項5】 前記通路は更に分岐通路を備え、この分
    岐通路は前記円形開口とディスクの周縁部の近部との間
    でシールディスクの上に延びる請求項2記載の測定装
    置。
  6. 【請求項6】 前記通路の第2および第3通路は、シー
    ルディスクの垂直軸線に対して測定プローブから120
    °に配置される2つの位置で容器内に延びる請求項1記
    載の測定装置。
  7. 【請求項7】 スクリーンのそれぞれがノッチを有し、
    これらのスクリーンはシールディスクの周縁部の近部に
    延びる請求項6記載の測定装置。
  8. 【請求項8】 前記通路は更により小さな断面を有する
    通路を備え、これらの通路は前記位置の間でシールディ
    スクの周部領域の上に延びる請求項1記載の測定装置。
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