JP3121540U - 防災備蓄倉庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡便な構成で倉庫内の温度上昇を抑えることができる防災備蓄倉庫を提供すること。
【解決手段】防災備蓄倉庫10は、倉庫本体11と屋根部材30とを備えて構成されている。倉庫本体11は、防災用物資1を収納可能として、開閉可能な扉部を有する。屋根部材30は、倉庫本体11の上面側を構成している天井壁26との間に、側方からの空気Aの流入と排出とを可能とする隙間Sを空けて、倉庫本体11の天井壁26の上方を覆うように配設されている。
【選択図】図3

Description

本考案は、災害時等の屋外等において食材を調理する鍋・かまど等の調理用具や保存可能な食材等の防災用物資を収納する防災備蓄倉庫に関する。
従来、防災備蓄倉庫では、気温の低い冬季においては、収納する物資の保存に支障が生じ難いものの、気温の高い夏季では、倉庫内の温度が上昇して物資が変質し易いことから、倉庫内の温度上昇を抑えるものが望まれていた。そのため、従来の防災備蓄倉庫では、物資の保存性を考慮して、倉庫の壁面全てに、断熱層を設けて構成するものがあった(例えば、特許文献1参照)。また、倉庫内を積極的に冷却できるように、発電機を設け、発電機によって発生させた電力を利用して、保冷装置を作動させる構成の防災備蓄倉庫もあった(例えば、特許文献2参照)。
特開2000−17881号公報 特開2005−224018号公報
これらの従来の防災備蓄倉庫では、壁面全てに断熱層を設けたり、別途、発電機や保冷装置等を設けることから、大量の物資を収納可能な集中備蓄管理型の大型の倉庫であれば、それらの構成を適用し易い。しかし、各町内等で分散して物資を準備できるような分散備蓄型の小型の倉庫には、収納スペースを狭めたり、製造工数やコストがかかることとなって、上記の構成を適用し難い。
本考案は、上述の課題を解決するものであり、簡便な構成で倉庫内の温度上昇を抑えることができる防災備蓄倉庫を提供することを目的とする。
本考案に係る防災備蓄倉庫は、防災用物資を収納する防災備蓄倉庫であって、
防災用物資を収納可能として開閉可能な扉部を有した倉庫本体と、
倉庫本体の上面側を構成している天井壁との間に、側方からの空気の流入と排出とを可能とする隙間を空けて、倉庫本体の天井壁の上方を覆うように配設される屋根部材と、
を備えて構成されていることを特徴とする。
本考案に係る防災備蓄倉庫は、倉庫本体の屋根部分が、倉庫本体の天井壁と、その天井壁の上方を覆うように配置される屋根部材と、を設けた二重屋根構造としている。そして、その倉庫本体の天井壁とその上方の屋根部材との間には、側方からの空気の流入と排出とを可能とする隙間が空けられており、倉庫本体の上方に、空気による断熱層が配設される状態となり、夏季に直射日光が屋根部材に当たっても、倉庫本体内の温度上昇を抑えることが可能となる。さらに、倉庫本体の天井壁とその上方の屋根部材との間の隙間に、風が吹いて空気が流れれば、倉庫本体の天井壁の空冷も可能となって、一層、倉庫本体内の温度上昇を抑えることが可能となる。
そして、このような倉庫本体内の温度上昇を抑える構造が、倉庫本体の天井壁と、その天井壁の上方を覆うように配置される屋根部材と、を設けた二重屋根構造であり、簡便に構成でき、例えば、市販の物置の上方に、単に、屋根部材を設けるだけの作業で、本考案に係る防災備蓄倉庫を容易に製造することができる。
したがって、本考案に係る防災備蓄倉庫は、二重屋根構造とする簡便な構成で倉庫内の温度上昇を抑えることができ、そして、市販の物置を改造する等して、容易に製造することもできる。
そして、屋根部材は、上面側に配置される板状の屋根板材と、屋根板材を下面側から支持可能に倉庫本体の天井壁と屋根板材との間に配置される支持部材と、から構成し、屋根板材は、一方の縁側を高く、他方の縁側を低くするように傾斜させて支持部材に支持されるように配設するとともに、傾斜方向と直交する方向の断面を連続する凹凸の山形状とすることが望ましい。
このような構成では、屋根部材の上面の屋根板材が、断面を連続する凹凸の山形状(鋸刃状)として、連続するリブを設けた形状のように、曲げに対する強度を確保できて、屋根板材の上に、人が載っても、凹んだり曲がったりすることを防止できる。また、屋根板材は、凹凸の凹む溝に沿って高低差を設けて傾斜して配設されているため、雨水を低い側に流して、水はけを良好にすることができる。
そして、この場合には、扉部は、倉庫本体の正面に配設し、屋根板材は、正面側の前縁側を高く、背面側の後縁側を低くする傾斜として、配設することが望ましい。
このような構成では、降雨時に扉部を開けて防災用物資を出し入れする際、屋根板材の上面側に降った雨水が、背面側に流下して、扉部を開けて出入りする正面側の作業者に流下することを、防止できる。
以下、本考案の一実施形態を図面に基づいて説明すると、実施形態の防災備蓄倉庫10は、図1〜5に示すように、ガスボンベ2,炊飯かまど3,釜4,図示しない食材等の防災用物資1を収納させる倉庫本体11と、倉庫本体11の上面側を構成している天井壁26との間に、側方からの空気Aの流入と排出とを可能とする隙間Sを前後左右に空けて、倉庫本体11の天井壁26の上方を覆うように配設される屋根部材30と、を備えて構成されている。
倉庫本体11は、鋼板等の金属板から形成される正面壁12、背面壁16、左右の側壁18,19、底壁22、及び、天井壁26を備えて構成される直方体としている。正面壁12には、長方形状の開口13を開閉可能とするシャッターからなる扉部14が、配設されている。左右の側壁18,19には、換気口20が形成されている。換気口20は、排気用の換気口20aと吸気用の換気口20bが配設されている。底壁22は、下面に、ブロックからなる複数の脚部23を配設させている。脚部23は、止め片24を利用して、側壁18,19に連結されている。
屋根部材30は、屋根板材35と、屋根板材35を支持する支持部材31と、から構成されている。屋根板材35は、屋根部材30の上面側に配置される板状として、ガルバリウム鋼板等の金属板から形成され、断面を連続する凹凸の山形状(鋸刃状)としている。また、屋根板材35は、一方の前縁35a側を高く、他方の後縁35b側を低くするように傾斜して、配設されている。そして、屋根板材35は、高低差のある前後方向と直交する方向に沿って、すなわち、左右方向に沿って、連続する凹凸形状を配置させて、倉庫本体11の天井壁26の全域の上方を覆えるように、配設されている。
支持部材31は、屋根板材35を下面側から支持可能に、複数の支持脚部32と支持枠部33とから構成されている。各支持脚部32は、前後左右の相互に隙間Sを空けて、天井壁26の上面の周縁に対し、ボルトや溶接等を利用して固着されている。そして、各支持脚部32は、前縁26a側に配置されるものが、後縁26b側に配置されるものより、上下方向の長さ寸法を長くしている。支持枠部33は、各支持脚部32の上端に対して、ボルトや溶接等を利用して連結固定される外枠部33aと、外枠部33aの内側に固着される桟部33bと、を備えて構成されている。そして、屋根板材35が、その下面35c側を、支持枠部33に対して、ボルトや溶接等を利用して固定されて固着されている。
なお、支持脚部32や支持枠部33は、鋼等の金属製のアングル材、チャンネル材、パイプ材等から形成されている。
また、実施形態の防災備蓄倉庫10では、市販の物置を倉庫本体11として利用し、その天井壁26に屋根部材30を取り付けて製造している。
この防災備蓄倉庫10では、図1・5に示すように、扉部14を開けて、開口13から、倉庫本体11の内部に、ガスボンベ2,炊飯かまど3,釜4,図示しない食材等の防災用物資1を収納させ、そして、扉部14を閉じて、防災用物資1を備蓄しておく。
そして、実施形態の防災備蓄倉庫10では、倉庫本体11の屋根部分RFが、倉庫本体11の天井壁26と、その天井壁26の上方を覆うように配置される屋根部材30と、を設けた二重屋根構造としている。そして、その倉庫本体11の天井壁26とその上方の屋根部材30との間には、側方からの空気Aの流入と排出とを可能とする隙間Sが空けられており、倉庫本体11の上方に、空気Aによる断熱層HIが配設される状態となり、夏季に直射日光が屋根部材30に当たっても、倉庫本体11内の温度上昇を抑えることが可能となる。さらに、倉庫本体11の天井壁26とその上方の屋根部材30との間の隙間Sに、風が吹いて空気Aが流れれば、倉庫本体11の天井壁26の空冷も可能となって、一層、倉庫本体11内の温度上昇を抑えることが可能となる。
そして、このような倉庫本体11内の温度上昇を抑える構造が、倉庫本体11の天井壁26と、その天井壁26の上方を覆うように配置される屋根部材30と、を設けた二重屋根構造であり、簡便に構成でき、市販の物置の上方に、単に、屋根部材30を設けるだけの作業で、実施形態の防災備蓄倉庫10を容易に製造することができる。
したがって、実施形態の防災備蓄倉庫10は、二重屋根構造とする簡便な構成で内部の温度上昇を抑えることができ、そして、市販の物置を改造する等して、容易に製造することもできる。
そして、実施形態では、屋根部材30が、上面側に配置される板状の屋根板材35と、屋根板材35を下面側から支持可能に倉庫本体11の天井壁26と屋根板材35との間に配置される支持部材31と、から構成されて、屋根板材35が、一方の前縁35a側を高く、他方の後縁35b側を低くするように傾斜させて支持部材31に支持されて配設されるとともに、傾斜方向と直交する方向の断面を連続する凹凸の山形状としている。
そのため、屋根部材30の上面の屋根板材35が、断面を連続する凹凸の山形状(鋸刃状)として、連続するリブを設けた形状のように、曲げに対する強度を確保できて、屋根板材35の上に、人が載っても、凹んだり曲がったりすることを防止できる。また、屋根板材35は、凹凸の凹む溝36に沿って高低差を設けて傾斜して配設されているため、雨水を低い後縁35b側に流して流下させるように、水はけを良好にすることができる。
また、実施形態の防災備蓄倉庫10では、扉部14が、倉庫本体11の正面に配設され、屋根板材35が、正面側の前縁35a側を高く、背面側の後縁35b側を低くする傾斜として、配設されている。
そのため、降雨時に扉部14を開けて防災用物資1を出し入れする際、屋根板材35の上面35d側に降った雨水が、背面側に流下して、扉部14を開けて出入りする正面側の作業者に流下することを、防止できる。
なお、実施形態では、屋根板材35の凹凸の山形状を、連続する三角屋根状のものを例示したが、屋根板材の断面の凹凸の山形状は、強度向上と雨水の水はけが良好であれば、図6に示す屋根板材35Aのように、頂部を丸くして連続する形状でもよい。さらに、図6の括弧書きに示す屋根板材35Bのように、凹部若しくは凸部の間に平板状の部位を設けた角波形の山形状としてもよい。
勿論、強度向上と雨水の水はけを考慮しなければ、平板状や緩やかに曲がる曲面状の屋根板材を使用してもよい。
また、実施形態では、防災用物資1を出し入れするために操作する扉部14を、シャッターから構成した場合を示したが、揺動させて開閉させるドアタイプやスライドさせて開く引き戸タイプの扉部としてもよい。
さらに、本考案に係る防災備蓄倉庫では、収納スペースを狭くしなければ、倉庫本体の壁面に、ウレタン等からなる断熱材を設置してもよく、その場合でも、二重屋根構造により、倉庫本体の温度上昇を抑えることができる。
本考案の一実施形態の防災備蓄倉庫の正面図である。 実施形態の防災備蓄倉庫の側面図である。 実施形態の防災備蓄倉庫の断面図であり、図1のIII−III部位に対応する。 実施形態の防災備蓄倉庫の分解斜視図である。 実施形態の防災備蓄倉庫の扉部を開けた状態を示す正面図である。 実施形態の変形例を示す分解斜視図である。
符号の説明
1…防災用物資、
10…防災備蓄倉庫、
11…倉庫本体、
14…扉部、
26…天井壁、
30…屋根部材、
31…支持部材、
35・35A・35B…屋根板材、
A…空気、
S…隙間。

Claims (3)

  1. 防災用物資を収納する防災備蓄倉庫であって、
    前記防災用物資を収納可能として開閉可能な扉部を有した倉庫本体と、
    該倉庫本体の上面側を構成している天井壁との間に、側方からの空気の流入と排出とを可能とする隙間を空けて、前記倉庫本体の天井壁の上方を覆うように配設される屋根部材と、
    を備えて構成されていることを特徴とする防災備蓄倉庫。
  2. 前記屋根部材が、上面側に配置される板状の屋根板材と、前記屋根板材を下面側から支持可能に前記倉庫本体の天井壁と前記屋根板材との間に配置される支持部材と、から構成され、
    前記屋根板材が、一方の縁側を高く、他方の縁側を低くするように傾斜して前記支持部材に支持されて配設されるとともに、傾斜方向と直交する方向の断面を連続する凹凸の山形状としていることを特徴とする請求項1に記載の防災備蓄倉庫。
  3. 前記扉部が、前記倉庫本体の正面に配設され、
    前記屋根板材が、正面側の前縁側を高く、背面側の後縁側を低くする傾斜として、配設されていることを特徴とする請求項2に記載の防災備蓄倉庫。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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