JP3121474B2 - 放送送受信システム - Google Patents

放送送受信システム

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JP3121474B2
JP3121474B2 JP05153846A JP15384693A JP3121474B2 JP 3121474 B2 JP3121474 B2 JP 3121474B2 JP 05153846 A JP05153846 A JP 05153846A JP 15384693 A JP15384693 A JP 15384693A JP 3121474 B2 JP3121474 B2 JP 3121474B2
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和弘 田坂
知 新藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車等の移動体において
音声や映像やデータ等の信号を送受信する放送送受信シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】車等の移動体において、音声や映像やデ
ータ等の放送波信号を受信する場合、特に車の運転者な
どは、放送番組出力内容以外に注意を払っており、重要
な番組内容を聞き落すあるいは見落とすということがあ
る。このような聞き落しに対応するための技術として、
実公平4−38605号公報に述べられている従来技術
がある。該従来技術では、ラジオ受信機の再視聴のため
に、受信信号を遅延させた遅延再生信号を出力する遅延
記憶回路を持ち、放送波復調受信信号を遅延記憶回路に
記憶しておき、視聴者の再視聴要求に基づき、現時点よ
り前の時間の遅延再生信号の番組内容を再生出力する受
信機について述べている。また、現時点よりどれぐらい
前の時間にさかのぼるかの遅延時間は、切り換えスイッ
チにより選択的に切り換えることができる。さらに、無
音部分を省略する圧縮回路を設け、遅延記録回路に記憶
される情報を減少させ、現在の受信信号と、遅延再生信
号とが一致したときに、現在の受信信号を出力するよう
に切り換えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
の受信機では、遅延記憶回路に記憶された番組内容を再
生した場合、音声はある一定時間単位で再生可能である
が、その遅延再生信号の出力の最初の部分は、音声の途
中から出力されることがある。すなわち、一定時間遅延
するために音声が途切れたところから出力される恐れが
ある。これにより、内容が不明になるという問題があ
る。
【0004】本発明は、再生時に、再生内容が途切れた
ところから始まらないようにする放送送受信システムを
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、放送番組のチャンネル放送信号を送信する送信機
と、該送信機から送信されたチャンネル放送信号を受信
して出力する受信機とを有する放送送受信システムにお
いて、前記送信機は、前記放送番組のチャンネル放送信
号の番組内容の区切れ目を示すために、区切れ目である
ことを示す識別情報をチャンネル放送信号に付加する付
加手段を備え、前記受信機は、前記識別情報を識別する
識別手段と、該識別手段で識別された識別情報と該識別
情報の直前に識別された識別情報との間のチャンネル放
送信号を記憶し、再生出力指示に応じて記憶している前
記チャンネル放送信号を出力するブロック記憶手段と、
前記チャンネル放送信号の再生出力指示を受け付ける操
作手段と、該操作手段で再生出力指示を受け付けたとき
に前記ブロック記憶手段に対して出力を指示する制御手
段とを備える。
【0006】また、前記制御手段は、前記ブロック記憶
手段に対して出力指示をしたときに、現在受信している
チャンネル放送信号の出力を停止もしくは出力レベルを
低下させる。さらに、前記制御手段は、前記ブロック記
憶手段に対して出力指示をしたときに、該ブロック記憶
手段からの出力レベルを徐々に増加させるようにしても
よい。
【0007】さらに、チャンネル放送信号が多重化され
て複数ある場合においても各チャンネル放送信号ごとの
ブロックをブロック記憶手段に記憶するようにしてもよ
い。
【0008】また、放送番組のチャンネル放送信号を送
信する送信機と、該送信機から送信されたチャンネル放
送信号を受信して出力する受信機とを有する放送送受信
システムにおける受信機であって、前記放送番組のチャ
ンネル放送信号の番組内容の区切れ目を検出する検出手
段と、該検出手段で検出された区切れ目と該区切れ目の
直前に検出された区切れ目との間のチャンネル放送信号
を記憶し、再生出力指示に応じて記憶している前記チャ
ンネル放送信号を出力するブロック記憶手段と、前記チ
ャンネル放送信号の再生出力指示を受け付ける操作手段
と、該操作手段で再生出力指示を受け付けたときに前記
ブロック記憶手段に対して出力を指示する制御手段とを
備えるようにしてもよい。
【0009】
【作用】送信機の付加手段は、前記放送番組のチャンネ
ル放送信号の番組内容の区切れ目を示すために、区切れ
目であることを示す識別情報をチャンネル放送信号に付
加し、送信機は識別情報が付加されたチャンネル放送信
号を送信する。
【0010】識別情報としては、例えば、視聴時にある
一定の理解が可能となる信号期間(番組内容持続期間)
の前後に、少なくとも初めと終わりを識別する信号を付
加する。
【0011】また、受信機側では、チャンネル放送信号
を受信した時、番組内容を出力するとともに、識別手段
は、識別情報を識別し、ブロック記憶手段は、該識別手
段で識別された識別情報と該識別情報の直前に識別され
た識別情報との間のチャンネル放送信号を記憶する。操
作手段で再生出力指示を受け付けると、制御手段は、前
記ブロック記憶手段に対して出力を指示する。ブロック
記憶手段は、指示があると記憶している前記チャンネル
放送信号を出力する。
【0012】これにより、チャンネル放送信号には、あ
らかじめ識別情報が付加されており、受信機側では、こ
れらチャンネル放送信号を選択受信した時、このブロッ
ク信号を検出して受信した番組内容をブロック単位でブ
ロック記憶手段に記憶できる。さらに、信号再生を要求
してきたときに、ブロック単位で出力できるので、再生
時に、再生内容が途切れたところから始まらないように
することができる。また、識別情報を付加する際に、視
聴時にある一定の理解が可能となる単位にブロック化す
ることにより、視聴時にある一定の理解が可能となる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図を参照して説明
する。
【0014】図1、図2、図3および図4は、本発明の
第1の実施例の送受信システムを説明するための図であ
る。図1に、本発明の第1の実施例の放送送受信システ
ムの送信機部分のブロック図を示す。図2に、本発明の
周波数多重化状態を示す説明図を示す。図3に、符号化
信号の時間多重状態を示すフレーム構成図を示す。図4
に、受信機の高周波信号処理回路部分のブロック図を示
す。
【0015】図1において、10−1(Ch1)、10
−2(Ch2)、10−3(Ch3)、10−4(Ch
4)は、4つ(説明の利便上、4プログラムに限定して
述べるがさらに多くの信号源が多重可能である。)の放
送信号源(以下、ソースプログラムという)を示す。ソ
ースプログラムは、放送される番組内容である音声や映
像などの情報をあらかじめ記憶しておいたり、または、
外部からの情報を入力することができる。15は、10
−1、10−2、10−3および10−4のソースプロ
グラムの付加情報信号源(Ch5)であり、ソースプロ
グラムの番組内容に応じてあらかじめ定められた識別情
報が指定されて、ソースプログラムとは独立のチャネル
を構成する。付加情報信号源15は、識別情報の指定を
受け付ける入力部を備えることができる。30−1、3
0−2、30−3、30−4および30−5は、符号化
回路であり、離散的なディジタルデータ化するためのA
/Dコンバータおよび符号化等の信号処理を行なう。5
0−1、50−2、50−3、50−4および50−5
は、多重化回路であり、符号化回路30からの信号を時
系列に並べ替え多重化処理を行なう。55は、多重変換
回路であり、多重化回路50からの信号を逆フーリエ変
換(IFT:Inverse Fast Fourier Transform)する。
61は、虚数部信号処理回路であり、周波数多重変換回
路55からの虚数部信号(Im.)のみの信号をディジ
タル−アナログ(D/A)信号変換する。62は、実数
部信号処理回路であり、多重変調回路55からの実数部
信号(Re.)のみの信号をディジタル−アナログ(D
/A)信号変換する。66は、送信信号増幅回路であ
り、送信信号を増幅する。63は、搬送波信号源であ
り、あらかじめ定めた周波数の搬送波を出力する。64
および65は、周波数変換回路であり、搬送波信号源か
らの搬送波と虚数部信号処理回路61または実数部信号
処理回路62からの放送信号とを混合する。67は、合
成回路であり、放送信号の虚数部と実数部とを合成す
る。68は、搬送波周波数信号の90°移相器であり、
搬送波信号源からの搬送波の位相を90°偏移させる。
70は、送信信号出力端子であり、送信信号を出力す
る。80は、送信アンテナである。
【0016】図1における送信機では、各ソースプログ
ラムを、符号化回路30においてA/D変換による離散
的なデータ変換や誤り訂正などの符号化信号処理を行な
う。その後、多重化回路50において同期信号、データ
の制御情報、信号列の認識符号などを付加し、多重化す
るために複数の並列したフレーム構成の信号にする。こ
れら多重化回路50からの信号列を、多重変調回路55
において周波数ドメインの信号に多重変換(IFT変
換)後、多重変換信号を虚数部信号(Im.)及び実数
部信号(Re.)に分離し、それぞれの信号を信号処理
回路61と62とでディジタル−アナログ(D/A)信
号変換する。また、これら信号を搬送波信号源66から
の搬送波信号と、移相器68で直交した搬送波信号とを
用い、周波数変換回路64、65および合成回路67で
直交変調する。これにより、OFDM変調(直交周波数
多重変調:Orthogonal Frequency Multiplexing Modula
tion)を行っている。さらに、送信信号増幅回路66で
増幅して放送信号を出力している。付加情報としては、
各番組ごとに、プログラム、言語、開始時間、終了時
間、環境設定の有無、有料放送の有無などの情報があ
る。例えば、プログラムはニュ−ス、言語は日本、開始
時間はAM10:00、終了時間はAM10:10、環
境設定は無し、有料放送は無しというようにあらかじめ
設定されている。
【0017】これら放送信号のOFDM変調動作は、主
に多重変換回路55での逆フーリエ変換動作によって行
なっている。図2に、本発明の実施例OFDM変調され
た周波数多重の様子を模式的に示す。図2において、f
1、f2、・・・f25は、多重信号搬送波であり、各搬送
波は、周波数Δfづつ異なる。ソースプログラムCh1
は、f1、f6、f11、f16、f21という様に、
5搬送波ごとに規則的に直交周波数多重変調している。
図2に示すように、多重化回路50−1において、信号
列は、5ラインの信号列に変換されて、多重化回路全体
では5*5=25の信号列に変換される。これら信号列
を符号変調する1シンボルの長さ(Ts)をすべて等し
くしてすると共に、規則的に多重変調回路55(IFT
変換回路)の端子に配分入力する。時間ドメインの時系
列的な信号は、IFT変換により周波数配列間隔(1/
Ts)が等しく、互いに原理的に干渉の無い直交関係の
複数の搬送波信号よりなる周波数ドメインの信号とな
る。
【0018】図3は、さらに各搬送波信号ごとの信号列
の時間多重化の状態のフレーム構成を示しており、フレ
ームは、最上位のデータ群を形成するスーパフレーム郡
400、その下位の符号化された基本フレーム群401
等から構成されている。各ソースプログラム(Ch1〜
Ch4)や付加情報信号源(Ch5)データの基本フレ
ームごとに、搬送波301(f1)・・・・310(f2
5)を割当て、これらを合成して同時に放送信号として
伝送している。基本フレーム401は、搬送波301
(f1−ソースプログラムCh1)の場合、同期ヘッダ
部500、信号データ列の誤り検出符号などからなる符
号制御部501、送信符号データ列の制御情報等である
データ情報部502、放送信号の情報である符号化情報
信号列503、および、ブロック化符号504を有す
る。図3においては、ブロック化した場合の構成は示さ
ずに、ブロック化符号504を同じ位置に含めている
が、実際には、ブロック化符号504としてあらかじめ
定めたビットパターンの識別情報を、各ブロックの区切
れ目に付加する。各ブロックの区切れ目は、後述する章
単位ごとに、番組の放送内容を入力する際に入力部より
指示することができる。もしくは、信号源10−1〜4
において、あらかじめ定めた時間、音声信号がないとき
には、付加手段を備えて、該付加手段においてブロック
化符号504を付加するようにしてもよい。
【0019】また、符号化情報信号列503は番組の放
送内容の情報部分であり、これらは前述のようにブロッ
ク化するのとは別に、処理を行いやすくするために固定
長のセルに分割するようにしてもよい。ここで符号化情
報信号列の各セルの(Chn−m−k)の意味は、nは
ソースプログラム名、mが各フレームの信号列のデータ
セル番号を示し、kは搬送波グループを示す。搬送波グ
ループは、搬送波301(f1)〜305(f5)まで
を第1グループ、搬送波306(f6)〜(f10)ま
でを第2グループというように、グループ番号を割り当
てている。符号化情報はあらかじめ定めた長さのセルに
分割されている。この例では、5搬送波ごとに番号が増
減(mod=5)している。同期ヘッダ部500には無
変調の同期信号が含まれている。
【0020】つぎに、ブロック化する場合の単位につい
て図6を参照して説明する。図6は、音声内容のプログ
ラム単位のフレーズ構成を表す。A00〜An3の各々
が単位フレーズであり、各単位フレーズを複数まとめて
章単位フレーズとしている。単位フレーズは、一定の理
解が可能となる期間ごとに区切られる。例えば、音楽な
どは一曲が1ブロックとなる。これらの単位フレーズあ
るいは章単位にブロック分割を行い、各ブロックの区切
れ目にブロック化符号を付加する。
【0021】つぎに、受信機の構成について説明する。
図4は、受信部の高周波信号処理回路部分のブロック図
を示してる。図4において、106は受信アンテナ、1
05は受信信号入力端子であり、受信アンテナで受信し
た受信信号を入力する。110は、高周波信号処理回路
であり、受信信号を復調するための信号処理を行う。高
周波信号処理回路110は、可変増幅器117、分配器
116、周波数変換器114/115、局部発振信号源
120、90゜移相器124、A/D変換器112/1
13、基準信号発振器121、PLL周波数制御回路1
22、キャリア検知回路118、タイムベ−ス回路11
9、信号周波数等の制御回路123、フーリエ変換回路
(FFT:Fast Fourier Transform)111、および、
デコ−ド回路125−1/125−2を有している。可
変増幅器117は、増幅度を可変でき、指示された増幅
度に基づいて受信信号を増幅する。分配器116は、こ
の受信信号を周波数変換器114および115に分配出
力する。局部発振信号源120は、指示された周波数の
局部発信信号を出力する。90゜移相器124は、局部
発振信号源120からの局部発信信号の位相を90°偏
移させる。周波数変換器114/115は、受信信号を
局部発振信号源120からの局部発信信号または90゜
移相器124からの偏移された局部発振信号と混合し、
中間周波数にそれぞれ変換する。A/D変換器112/
113は、受信信号をアナログ−ディジタル(A/D)
信号変換する。基準信号発振器121は、受信機におけ
る基準信号を発信する。PLL周波数制御回路122
は、基準信号発振器からの基準信号に基づいて局部発振
信号源120の発振周波数を制御する。キャリア再生回
路118は、キャリアを検出したキャリア検出信号を用
い、局部発振信号源120の周波数の微調整を行う(調
整経路は図示せず)。キャリア再生回路118は、それ
とともに、キャリア検出信号がほぼ振幅情報に等しいこ
とを利用して可変増幅器117の増幅度を制御する。タ
イムベ−ス回路119は、キャリア再生回路118から
のキャリア検出信号と、デコ−ド回路125−1のデコ
−ドした後の制御符号等とを参照して信号同期補正を行
い、図3に示したタイムスロットに同期した信号を指示
する。制御回路123は、希望選択チャンネルの選択指
示を受け付ける入力部からの選択指示に従って、受信信
号を選局するようにPLL周波数制御回路122および
タイムベ−ス回路119に指示する。フーリエ変換回路
(FFT:Fast Fourier Transform)111は、受信信
号をフーリエ変換する。デコ−ド回路125−1/12
5−2は、符号化された情報をデコードする。
【0022】図4において、受信部では受信アンテナ1
06および受信信号入力端子105で受信した放送信号
を可変増幅器117で高周波増幅する。制御回路123
では、希望選択チャンネルに対応する制御信号によりP
LL周波数制御回路122で局部発振信号源120の発
振周波数を所定の周波数に設定させる。周波数変換器1
14および115では、局部発振信号を用い直交周波数
変換する。その直交周波数変換後、この変換された信号
をA/D回路112/113で離散的なディジタルデー
タに変換する。FFT変換回路111では、フーリエ変
換を行ない、図1に示す送信機の多重変換回路55での
逆フーリエ変換した信号を元の時間ドメインの信号列に
変換する。キャリア再生回路118からの振幅情報に基
づき、可変増幅器117の増幅度を可変して適宜に設定
し、信号レベルの強弱に対応した信号増幅レベルの調整
を行っている。この時、受信部では、特定の周波数間隔
の搬送波信号を復調し、各ソースプログラムに対応した
復調信号を得るようにできる。本実施例では、搬送周波
数信号列として、ソースプログラムCh1を選択する場
合は、f1、f6、f11、f16およびf21の搬送
波信号を復調し、また、付加情報プログラムは、常にf
5、f10、f15、f20およびf25の搬送波信号
をそれぞれFFT変換(パ−シャルFFT変換:周波数
間引き形FFT変換)している。また、選択されていな
い搬送周波数信号列もすべて復調するようにしてもよ
い。この希望選択チャンネルに応じたパ−シャルFFT
変換を行なうために以下に示すような動作をする。タイ
ムベ−ス回路119において、各信号の同期ヘッダ部5
00などに付加している無変調の同期信号等を用いたキ
ャリア再生回路118からのキャリア検出信号と、デコ
−ド回路125−1のデコ−ドした後の制御符号等とを
参照して信号同期補正を行う。この補正された基準同期
信号を用い、制御回路123からの希望選択チャンネル
に応じたFFTのタイミングスロットの設定を行ってい
る。この希望選択チャンネルに応じた、補正されたタイ
ミングスロットを用いて、フーリエ変換回路111で
は、パ−シャルFFT変換したそれぞれの信号をソース
プログラム(Ch1〜Ch4)用のデコ−ド回路125
−1および付加情報プログラム(Ch5)用デコ−ド回
路125−2にそれぞれ入力する。デコ−ド回路では、
入力された信号を復号し、ソースプログラム復号信号と
付加情報プログラム復号信号とを得る。以上のような動
作により、受信信号のソースプログラム復号信号と付加
情報プログラム復号信号とを出力することができる。
【0023】つぎに、図5を参照して受信側のブロック
構成について説明する。図5は受信装置全体のブロック
図を示す。
【0024】図5において、154は、受信部であり、
前述のように受信信号を復調するための信号処理を行
う。141は、受信アンテナ、142は、高周波信号処
理回路である。143は、復調回路であり受信情報を復
調する。144および145は、デコードであり、前述
のデコード回路125に相当する。146は、制御回路
であり、高周波信号処理回路142、復調回路143、
デコード回路144/145、記憶装置150、符号化
識別回路147および切り換え回路151を制御する。
また、制御回路146は、前述の制御回路123の機能
をあわせ持つようにしてもよい。147は、符号化識別
回路であり、送信側で付加されたブロック化符号504
を識別し、ブロック化符号504検出時に識別信号を出
力する。これにより各ブロックを検出する。148は、
表示操作部であり、チャンネルの選択指示などを受け付
けるための入力手段と番組情報を表示する表示手段とを
備えている。表示操作部148は、タッチパネルなどの
画面上を操作することにより選択指示を受け付けるよう
にしてもよい。149は、ブロック記憶装置であり、各
チャンネルごとに現在受信しているブロックの1ブロッ
ク前の音声信号を少なくとも記憶する。すなわち、再生
指示があったときに出力する音声信号を記憶している。
150は、音声記憶装置であり、復号された受信信号の
放送番組を記憶する。音声記憶装置150を設けずに、
そのまま出力するようにしてもよい。音声記憶装置15
0を設ける場合には、裏番組等の録音をすることができ
る。151は、切換回路であり、通常は音声記憶装置に
記憶されている放送番組を出力し、制御回路146から
指示があると、ブロック記憶装置150に記憶している
各ブロックごとの音声信号を出力するように切り換え
る。152は、信号処理回路であり、残響や音質等の信
号処理を行う。153は、音声出力回路であり、音声信
号を出力する。
【0025】また、表示操作部148に備える操作キ−
について説明する。Rep501は、再生要求の指示を
受け付ける操作キーである。裏録/再生502は、裏番
組を録音したものを出力するか、現在視聴している番組
を再生するかの切り換え指示を受け付けるキーである。
裏録/再生502は、音声記憶装置150を設ける場合
に利用する。CH503は、チャンネル選局キーであ
り、UP側を押下すると、押下された時間に対応して受
信周波数を高くする。また、DW側を押下すると、押下
された時間に対応して受信周波数を低くする。もしく
は、あらかじめ複数のチャンネルがセットされている場
合には、押下に合わせて各チャンネルを順次選局するよ
うに遷移する。表示部510は、Rep501を押下さ
れたときに、例えば、「Rep.−10s to −3
0s」というように、再生出力するブロックの録音時間
を表示できる。また、表示部510は、裏番組の録音状
況等を表示することができる。例えば、「CH No.
15 NEWS 録音時間AM10:00〜10:1
0」というように表示できる。
【0026】つぎに、図5における再生操作指示から出
力までのフローを図7を参照して、受信機における処理
動作、表示および出力動作について説明する。
【0027】図5において、受信部155では、前述の
ように、アンテナ141で受信した電波を高周波信号処
理復調回路142、復調回路143およびデコード14
4/145で各ソースプログラムおよび付加情報を復調
する。また、デコード144から出力された復号された
各ソースプログラムのデータは、符号化識別回路147
に入力され、符号化識別回路147で各ブロック毎のブ
ロック化符号を識別する。制御回路は、識別信号があっ
たときと直前の識別信号までを1ブロックとして記憶装
置149に記憶させるようにする。識別信号には、各チ
ャンネルごとに識別情報を付加してもよい。記憶装置1
49は、各チャンネルごとに領域別けされており、1ブ
ロックごとに上書きして記憶する。もしくは、各チャン
ネルごとに領域別けして、さらに各チャンネルごとに2
ブロックを記憶する領域を設けておく場合には、書き込
みブロックと、消去ブロックというように別けてもよ
い。また、復号したデータは、音声記憶装置150に記
憶される。音声記憶装置150に記憶されたデータは、
切換回路151を経由して、信号処理回路152にて音
声に変換されて、音声出力回路153より出力する。ま
た、制御回路146は、デコード144および145で
復号されたデータと、符号化識別回路147から出力さ
れた識別信号とを入力する。この制御回路146の出力
にて切換回路151を制御して音声を切換える。また、
制御回路146の出力にて記憶装置150と表示操作部
148とを制御する。このように通常は、記憶装置15
0に記憶されているデータを音声出力回路153より出
力する。
【0028】また、図7に示すように、視聴者から、現
時刻の復調信号出力以前の番組内容の再生出力要求があ
った時、すなわち、Rep501において再生要求の指
示を受け付けたとき(S701)には、制御回路146
にこの再生出力要求が入力される(S702)。また、
この時CH503でチャンネルの指示を受け付けること
ができる。チャンネルの指示がない場合には、現在出力
中のチャンネルの再生出力を行う。制御回路146で
は、再生出力要求があると、表示操作部148に図5に
示すような要求内容を表示するように制御する。これ
は、ブロック記憶装置149に記憶している対応するチ
ャンネルのブロックの録音時間を検出して録音時間を表
示するように指示することにより行う。同時に、制御回
路146は、記憶装置149に対応するチャンネルのブ
ロックの出力を指示し(S707)、また、切換回路1
51に切り換え指示をする(S708)。切換回路15
1は、記憶装置149に記憶している1ブロック前の音
声信号を出力するように切り換える。これにより、視聴
者が要求した番組内容の章単位フレーズの音声出力が信
号処理回路152で信号処理され(S709)、音声出
力回路153より出力される。また、切り換え時に、記
憶装置150に記憶している現時刻の復調音声出力を停
止するように指示したり(S705)、あるいは、記憶
装置150からの出力レベルを低下させるようにしても
よい。また、記憶装置150からの出力レベルを徐々に
低下させ、記憶装置149からの出力レベルを徐々に増
加させることにより、フェードイン/フェードアウト出
力を行ってもよい。章単位フレーズの音声出力後、制御
回路146は、記憶装置150からの出力をするように
切換回路151に切り換え指示をする。
【0029】このように処理することで、放送受信中
に、今聞いた放送内容の確認等で再度聞き直しが必要に
なった時等に、再生指令で一定の理解が可能となる期間
の放送番組を再出力することができる。
【0030】また、他の実施例として、送信側で各ブロ
ックに分割しないで送出し、受信側で、復号時に、あら
かじめ定めた時間音声信号がないときを検出する検出手
段を設け、該検出手段が、音声信号の区切れ目を検出す
るようにしてもよい。検出手段では、音声信号の区切れ
目を検出したときに検出信号を制御回路に出力し、制御
回路が、検出信号があったときからつぎの検出信号まで
を1フレーズとして記憶装置149に記憶させるように
する。このように構成することで、受信装置のみで、音
声信号の区切れ目から再生出力をすることができる。
【0031】
【発明の効果】放送送受信システムにおいて、再生時
に、再生内容が途切れたところから始まらないようにす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】送信機のブロック図。
【図2】周波数多重化状態を示す説明図。
【図3】符号化信号の時間多重状態を示すフレーム構成
図。
【図4】受信機の高周波信号処理回路部分のブロック
図。
【図5】受信機のブロック図。
【図6】音声内容のプログラム単位のフレーズ構成図。
【図7】操作指示から出力までの処理フロー。
【符号の説明】
10−1…信号源、30−1…符号化回路、50−1…
多重化回路、55…IFT、401…基本フレーム群、
110…高周波信号処理回路、143…復調回路、14
6…制御回路、149…記憶装置、150…記憶装置、
152…信号処理回路、153…音声出力回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新川 敬郎 東京都千代田区丸の内一丁目5番1号 株式会社日立製作所 研究開発センター 内 (72)発明者 田坂 和弘 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社 日立製作所 AV機器事業部 内 (72)発明者 新藤 知 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所内 (72)発明者 長嶋 敏夫 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所 映像メディア研究 所内 (72)発明者 高智 良昌 神奈川県座間市広野台2丁目4991番地 株式会社ザナヴィ・インフォマティクス 内 (56)参考文献 特開 平5−152986(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04H 1/00 H04B 1/06 H04B 1/18 - 1/24

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】放送番組のチャンネル放送信号を送信する
    送信機と、該送信機から送信されたチャンネル放送信号
    を受信して出力する受信機とを有する放送送受信システ
    ムにおいて、 前記送信機は、前記放送番組のチャンネル放送信号の番
    組内容の区切れ目を示すために、区切れ目であることを
    示す識別情報をチャンネル放送信号に付加する付加手段
    を備え、 前記受信機は、前記受信したチャンネル放送信号に含まれる 前記識別情
    報を識別する識別手段と、前記 識別手段で識別された識別情報と該識別情報の直前
    に識別された識別情報との間のチャンネル放送信号を
    記憶単位とし、該記憶単位毎にチャンネル放送信号を
    憶し、新たに1記憶単位分のチャンネル放送信号が受信
    される毎に該記憶しているチャンネル放送信号を順次更
    新し、出力指示が入力された場合には該出力指示に応じ
    、その時点で記憶している前記チャンネル放送信号を
    前記記憶単位毎に出力するブロック記憶手段と、 前記チャンネル放送信号の再生出力指示を受け付ける操
    作手段と、前記 操作手段で再生出力指示を受け付けたときに前記ブ
    ロック記憶手段に対して出力を指示する制御手段とを備
    えることを特徴とする放送送受信システム。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の放送送受信システムにお
    いて、前記制御手段は、前記ブロック記憶手段に対して
    出力指示をしたときに、現在受信しているチャンネル放
    送の出力を停止もしくは出力レベルを低下させることを
    特徴とする放送送受信システム。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の放送送受信シス
    テムにおいて、前記制御手段は、前記ブロック記憶手段
    に対して出力指示をしたときに、該ブロック記憶手段か
    らの出力レベルを徐々に増加させることを特徴とする放
    送送受信システム。
  4. 【請求項4】放送番組のチャンネル放送信号を送信する
    送信機と、該送信機から送信されたチャンネル放送信号
    を受信して出力する受信機とを有する放送送受信システ
    ムにおける受信機であって、 前記放送番組のチャンネル放送信号の番組内容の区切れ
    目を示すために、区切れ目であることを示す識別情報を
    付加されたチャンネル放送信号を受信する受信手段と、 前記識別情報を識別する識別手段と、 前記識別手段で識別された識別情報と該識別情報の直前
    に識別された識別情報との間のチャンネル放送信号を1
    記憶単位とし、該記憶単位毎にチャンネル放送信号を記
    憶し、新たに1記憶単位分のチャンネル放送信号が受信
    される毎に該記憶しているチャンネル放送信号を順次更
    新し、出力指示が入力された場合には該出力指示に応じ
    て、その時点で記憶している前記チャンネル放送信号を
    前記記憶単位毎に出力するブロック記憶手段と、前記チャンネル放送信号の再生出力指示を受け付ける操
    作手段と、 前記操作手段で再生出力指示を受け付けたときに前記ブ
    ロック記憶手段に対して出力を指示する制御手段とを備
    えることを特徴とする受信機。
  5. 【請求項5】放送番組のチャンネル放送信号を送信する
    送信機と、該送信機から送信されたチャンネル放送信号
    を受信して出力する受信機とを有する放送送受信システ
    ムにおける受信機であって、 前記放送番組のチャンネル放送信号の番組内容の区切れ
    目を検出する検出手段と、 前記検出手段で検出された区切れ目と該区切れ目の直前
    に識別された区切り目との間のチャンネル放送信号を1
    記憶単位とし、該記憶単位毎にチャンネル放送信号を記
    憶し、新たに1記憶単位分のチャンネル放送信号が受信
    される毎に該記憶しているチャンネル放送信号を順次更
    新し、出力指示が入力された場合には該出力指示に応じ
    て、その時点で記憶している前記チャンネル放送信号を
    前記記憶単位毎に出力するブロック記憶手段と、前記チャンネル放送信号の再生出力指示を受け付ける操
    作手段と、 前記操作手段で再生出力指示を受け付けたときに前記ブ
    ロック記憶手段に対して出力を指示する制御手段とを備
    えることを特徴とする受信機。
  6. 【請求項6】請求項1に記載の放送送受信システムにお
    いて、 前記チャンネル放送信号には複数の放送番組が多重化さ
    れて送信されるものであり、 前記ブロック記憶手段は、前記多重化されている複数の
    放送番組の各々を前記記憶単位毎にそれぞれ記憶し、順
    次更新するものであることを特徴とする放送送受信シス
    テム。
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JP4498287B2 (ja) * 2006-02-06 2010-07-07 アルパイン株式会社 放送信号受信機および放送信号の記録再生方法
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