JP3120813B2 - 芳香族アシル化物の製造法 - Google Patents

芳香族アシル化物の製造法

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    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
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    • C07C45/45Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by condensation
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は芳香族化合物とオレフィ
ン類および一酸化炭素を反応させて芳香族アシル化物を
製造する方法に関する。特に芳香族アシル化物の一つで
ある2-アルキル-6- アシルナフタレンは2,6-ナフタレン
ジカルボン酸の原料となる。2,6-ナフタレンジカルボン
酸より得られるポリエステルは、機械的強度、耐熱性、
寸法安定性など優れた性能を有するフイルムや各種成型
物となることが知られており、安価な工業的製法の開発
が強く望まれている。
【0002】
【従来技術】芳香族化合物を弗化水素(HF)および三弗化
硼素(BF3 )の存在下、酸フッ化物を用いてアシル化する
方法は公知である。すなわち特開昭54-135756 号には、
BF3または HF,BF3 の存在下2-アルキルナフタレンにア
シル化剤を反応させて2-アルキル-6- アシルナフタレン
を製造する方法が記載されている。また特開昭60-18834
3 号には、酸無水物を予めHFと反応させてフッ化アシル
を合成し、これをアシル化剤として使用して芳香族化合
物から芳香族アシル化物を得る方法が記載されている。
また特開昭63-115843 号には、 HF,BF3 の存在下プロピ
レンと一酸化炭素を反応させてフッ化イソブチリルを製
造する方法が記載されている。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】芳香族アシル化物の製
造法として上記従来技術に示すように、まず HF,BF3
存在下オレフィン類と一酸化炭素を反応させてフッ化ア
シルを合成し、これと芳香族化合物を HF,BF3 の存在下
で反応させる方法が用いられる。この方法においては、
フッ化アシルの合成は一酸化炭素の反応率を高めるため
に 20kg/cm2 G 以上の圧力で反応が行われ、アシル化反
応器は 10kg/cm2 G 以下、通常5kg/cm2 G以下の圧力で
反応が行われる。従ってフッ化アシルの合成液中に溶解
している一酸化炭素および原料中に同伴する窒素や炭化
水素ガスがアシル化反応器において減圧されることによ
って放出され、BF3 がこのガスに同伴する。BF3 が大気
中に放出されるのを防止するためにアルカリ洗浄等が行
われるが、この場合には洗浄排水中のBF3 濃度を高める
ことになる。このように HF,BF3 を触媒に用いる反応装
置では厳しい公害防止対策が必要であり、反応プロセス
における効果的な対策が要望されている。
【0003】
【課題を解決するための手段】発明者等は HF,BF3 の存
在下オレフィン類と一酸化炭素を反応させてフッ化アシ
ルを製造し、これと芳香族化合物を反応させて芳香族ア
シル化物を製造する装置における上記の如き課題につい
て鋭意検討した結果、アシル化反応器において発生する
ガスをフッ化アシル合成液と接触させれば、BF3 がフッ
化アシル合成液に吸収されるので大気中に放出されるの
を防止できると共に、芳香族アシル化物の収率も向上す
ることを見出し、本発明に至った。
【0004】即ち本発明は、弗化水素及び三弗化硼素
の存在下20〜80 kg/cm2 G の圧力でオレフィン類と一酸
化炭素を反応させて得られたフッ化アシル合成液と、
弗化水素及び三弗化硼素の存在下 10kg/cm2 G 以下の圧
力で芳香族化合物と該フッ化アシル合成液を反応させる
アシル化反応器よりの発生ガスとを接触させることを特
徴とする芳香族アシル化物の製造法である。
【0005】本発明において原料に用いられる芳香族化
合物としては、トルエン、キシレン、トリメチルベンゼ
ン、エチルベンゼン、キュメン、ブチルベンゼン等のア
ルキルベンゼン類、ナフタレン、メチルナフタレン、エ
チルナフタレン等のアルキルナフタレン類、フェノール
類、ナフトール類及び、アニソール、フェニルエーテル
等の芳香族エーテル類である。またアシル化剤として用
いられるフッ化アシルを製造するためのオレフィン類と
しては、エチレン、プロピレン、ブチレン、イソブチレ
ン、ペンテン等が挙げられる。
【0006】フッ化アシルを合成するための圧力は、20
〜 80kg/cm2 G である。合成圧が20kg/cm2 Gより低い場
合には反応率が低く、 80kg/cm2 G より高くしても収率
が変わらなくなるので反応装置が割高となる。反応温度
は 5〜70℃、好ましくは20〜50℃である。反応温度が低
すぎると反応に要する時間が長くなり、一方高すぎると
収率が低下する。フッ化アシルの合成におけるHFの使用
量は、オレフィン類 1モル当り 5〜20モル、好ましくは
7〜15モルであり、BF3 の使用量は、HF 1モル当り 0.0
01〜0.03モル、好ましくは 0.005〜0.02モルである。BF
3 の使用量が多すぎても、少なすぎても収率が低下し、
最適点がこの範囲に存在する。
【0007】フッ化アシル反応器からは上記条件での反
応によりフッ化アシルのHF溶液が得られる。このフッ化
アシル合成液と芳香族化合物を弗化水素及び三弗化硼素
の存在下で反応させることにより芳香族アシル化合物と
HF-BF3 の錯体が得られ、これを加熱分解することによ
りHFおよびBF3 を分離して製品の芳香族アシル化物が製
造される。原料の芳香族化合物に対するフッ化アシルの
使用量は、1.3 モル倍以下、好ましくは 0.8〜1.0 モル
倍である。また芳香族化合物に対するBF3 の使用量は、
1.5 〜3.0 モル倍、好ましくは 1.8〜2.5 モル倍であ
る。芳香族化合物に対するHFの使用量は、 5〜20モル
倍、好ましくは 7〜15モル倍であり、通常はフッ化アシ
ル合成液中のHFがそのまま用いられる。
【0008】アシル化反応の温度は、 -20〜30℃、好ま
しくは -10〜20℃である。温度を上げれば反応速度が増
すが副反応速度も増加し、副生物の量が増大する。また
反応温度は原料の融点等も考慮して決定することが必要
である。アシル化反応の圧力は 10kg/cm2 G 以下であ
り、通常の条件下で常圧から5kg/cm2 G である。この圧
力は使用する HF-BF3 のモル比と温度によって決まる。
アシル化反応は均一液相で進行するため、激しい撹拌を
要しない。なお本発明のアシル化反応は、連続式、半連
続式、回分式の何れでも行うことができる。半連続式で
は、反応槽にまずフッ化アシル合成液を導入し、落圧し
た後所定のBF3 を吸収させ、次に芳香族化合物を連続的
に導入してアシル化反応を行う。
【0009】アシル化反応によって得られる反応生成液
は芳香族アシル化物・ HF-BF3 錯体のHF溶液であり、加
熱することにより芳香族アシル化物と HF-BF3 の結合が
分解され、 HF,BF3 を分離することができる。この錯体
の分解操作はできるだけ迅速に進めて生成物の加熱変質
を避ける必要がある。錯体の熱分解を順調に進めるため
には通常 HF-BF3 に不活性な溶媒を用い蒸留塔において
分解され、蒸留塔において分離されたHFおよびBF3 は循
環使用される。
【0010】前述の如くフッ化アシル合成反応の圧力は
20〜80 kg/cm2 G であり、アシル化反応は 10kg/cm2 G
以下であるので、アシル化反応ではフッ化アシル合成液
中に溶解している一酸化炭素および原料中に同伴する窒
素や炭化水素ガスがアシル化反応器において減圧される
ことによって発生し、BF3 がこのガスに同伴する。本発
明においてはこの発生ガスとフッ化アシル合成液とを接
触させるものである。これにより発生ガスに同伴するBF
3 がフッ化アシル合成液に吸収されるのでBF3の系外へ
の放出が防止されると共に、BF3 が触媒として作用して
フッ化アシル合成液中に存在する未反応のオレフィン類
が重合し、アシル化反応器において原料の芳香族化合物
とオレフィン類との反応が抑制されるので、芳香族アシ
ル化物の収率が向上する。
【0011】アシル化反応器から発生ガスとフッ化アシ
ル合成液を接触させる方法は特に制限が無く、アシル化
反応器の前にBF3 吸収槽を設置してフッ化アシル合成液
にアシル化反応器からの発生ガス吹き込む方法、BF3
収槽に攪拌機を設置してフッ化アシル合成液と発生ガス
を攪拌する方法、充填塔等を用いる方法等がある。なお
BF3 の系外への放出を防止するためには、アシル化反応
器から発生ガスを原料の芳香族化合物と接触させる方法
もある。但しこの方法は比較的低温において原料の芳香
族化合物が液体である場合 (トルエン、キシレン等) に
限られる。
【0012】アシル化反応器におけるBF3 には、アシル
化反応器からの芳香族アシル化合物と HF-BF3 の錯体を
加熱分解する際に分離されるBF3 用いるのが好まし
い。このBF3 はアシル化反応器に直接供給することもで
きるが、上記の如くBF3 が触媒として作用してフッ化ア
シル合成液中に存在する未反応のオレフィン類が重合し
アシル化反応器における原料の芳香族化合物とオレフィ
ン類との反応を抑制すると共に、フッ化アシルと HF-BF
3 は錯体 (コンプレックス) を生成してアシル化反応を
促進するので、コンプレックス調合槽を設けてフッ化ア
シル合成液を更にBF3 と接触させた後にアシル化反応器
に供給することが望ましい。このコンプレックス調合槽
においては、前述のBF3 吸収槽と同様の方法でBF3 を接
触させることができる。
【0013】次に図面を用いて本発明を説明する。図1
は本発明の方法により芳香族アシル化物を製造する場合
の一例を示すフローである。まず流路1 より原料オレフ
ィン類、流路2 より一酸化炭素、流路3 より触媒のHFお
よびBF3 がフッ化アシル反応器4 に供給され、フッ化ア
シルが合成される。なおこの触媒のHFおよびBF3 には蒸
留塔で回収されたBF3 の溶解しているHF液が用いられ
る。フッ化アシル合成液は流路5 よりBF3 吸収槽6 に導
入され、流路7 から供給されるアシル化反応器8よりの
発生ガスと接触する。BF3 吸収槽6 では該ガス中のBF3
がフッ化アシル合成液に吸収され、一酸化炭素、窒素お
よび炭化水素ガスは流路9 より系外にパージされる。
【0014】BF3 吸収槽6 からのフッ化アシル合成液
は、流路10よりコンプレックス調合槽11に導入され、流
路12より導入されるBF3 と接触してフッ化アシルと HF-
BF3 の錯体が得られる。なおこのBF3 には蒸留塔から回
収されるBF3 が用いられる。コンプレックス調合槽11か
らの液は流路13よりアシル化反応器8 に導入される。ア
シル化反応器8 においては流路14からの原料の芳香族化
合物と反応が行われる。芳香族アシル化合物と HF-BF3
の錯体を含む反応液が流路15より蒸留塔に送られ、製品
の芳香族アシル化合物とHFおよびBF3 が分離される。な
お図1においてはポンプは省略されており、必要に応じ
てポンプが設けられる。
【0015】
【実施例】次に実施例により本発明を更に具体的に説明
する。但し本発明はこれらの実施例によって制限される
ものではない。
【0016】実施例1 図1においてフッ化アシル反応器とアシル化反応器にナ
ックドライプ式 500ccステンレス製オートクレーブを用
い、またBF3 吸収槽とコンプレックス調合槽に200ccス
テンレス製オートクレーブを使用して連続反応を行っ
た。フッ化アシル反応器をまず一酸化炭素でフラッシュ
し、BF3 /HF のモル比が0.017 になるようにあらかじめ
調製した HF,BF3 混合液をフッ化アシル反応器へ導入し
た。なお連続反応となった時から HF,BF3 混合液として
蒸留塔より回収されたBF3 の溶解しているHF液を使用し
た。次に攪拌下、反応温度を35℃にしながら一酸化炭素
で 20kg/cm2 G まで加圧した。同様の反応温度及び圧力
を維持しながら、 HF,BF3 混合液を114.1g/h、プロピレ
ンを 19.7g/hの速度で連続的にオートクレーブの気相部
へ供給し一酸化炭素を吸収させた。続いて合成されたフ
ッ化イソブチリルを図1のフローに従いBF3吸収槽、コ
ンプレックス調合槽、アシル化反応器の順に導入した。
BF3 吸収槽ではアシル化反応器より放出されたガスに含
まれるBF3 がフッ化イソブチリルに吸収され、BF3 吸収
槽からのパージガスの分析ではBF3 が検出されなかっ
た。BF3 吸収槽からのフッ化イソブチリル合成液はさら
に蒸留塔から分離されたBF3 を吸収した後、アシル化反
応器で2-メチルナフタレンと反応して2-イソブチリル-6
- メチルナフタレンを合成した。各機器の操作条件およ
び反応成績を表1に示す。
【0017】比較例1 実施例1においてBF3 吸収槽およびコンプレックス調合
槽を設けず、フッ化イソブチリル合成液およびBF3 を直
接にアシル化反応器に供給した。各機器の操作条件およ
び反応成績を表1に示す。なおアシル化反応器より系外
に放出されたガスを分析した結果、BF3 は0.035mol/h含
まれており、アシル化反応器に供給されるBF3 の3.6mol
% に相当するBF3 が含まれていた。
【0018】実施例2 実施例1において原料の芳香族化合物の2-メチルナフタ
レンに代えて2-エチルナフレンを用いてアシル化反応
を行い、2-イソブチリル-6- エチルナフタレンを合成し
た。各機器の操作条件および反応成績を表1に示す。な
おBF3 吸収槽からのパージガスの分析ではBF3 が検出さ
れなかった。
【0019】実施例3 実施例1において原料の芳香族化合物の2-メチルナフタ
レンに代えてメタキシレンを用いてアシル化反応を行
い、1-イソブチリル-2,4- ジメチルベンゼンを合成し
た。各機器の操作条件および反応成績を表1に示す。な
おBF3 吸収槽からのパージガスの分析ではBF3 が検出さ
れなかった。
【0020】実施例4 実施例1においてプロピレンに代えてに1-ブテンを用
い、2-メチルナフタレンに代えてトルエンを使用して、
2,4'- ジメチルブチロフェノンを合成した。各機器の操
作条件および反応成績を表1に示す。なおBF3 吸収槽か
らのパージガスの分析ではBF3 が検出されなかった。
【0021】比較例2 実施例4においてBF3 吸収槽およびコンプレックス調合
槽を設けず、フッ化アシル合成液およびBF3 を直接にア
シル化反応器に供給した。各機器の操作条件および反応
成績を表1に示す。なおアシル化反応器より系外に放出
されたガスを分析した結果、BF3 は0.020mol/h含まれて
おり、アシル化反応器に供給されるBF3の 2.5mol%に相
当するBF3 が含まれていた。
【表1】
【0022】
【発明の効果】本発明の方法はアシル化反応器からの発
生ガス中のBF3 が無くなるので、公害防止の点から非常
に有効である。またBF3 をアシル化反応器の供給液に吸
収させることにより該供給液中に含まれるオレフィン類
が重合するので、アシル化反応器における製品の芳香族
アシル化物の収率も向上する。HF-BF3 を触媒に用いて
アシル化物を製造する方法は、反応圧力が低く、単純を
操作で容易に HF,BF3 を分離回収して循環使用できる特
徴がある工業的に優れた方法であるが、本発明により公
害防止対策を図ることができ、また収率も向上するの
で、本発明の工業的意義が大きい。
【0023】
【図面の簡単な説明】
図1は本発明の方法により芳香族アシル化物を製造する
場合の一例を示すフローである。 4:フッ化アシル反応器 6:BF3 吸収槽 8:アシル化反応器 11:コンプレックス調合槽
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−89446(JP,A) 特開 平2−167237(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07C 45/49 C07C 49/76 C07B 61/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】芳香族化合物とオレフィン類および一酸化
    炭素を反応させて芳香族アシル化物を製造するに際し、
    弗化水素及び三弗化硼素の存在下20〜80 kg/cm2 G の
    圧力でオレフィン類と一酸化炭素を反応させるフッ化ア
    シル合成工程と、弗化水素及び三弗化硼素の存在下10
    kg/cm2 G 以下の圧力で芳香族化合物と該フッ化アシル
    合成液を反応させるアシル化反応器よりの発生ガスとを
    接触させることを特徴とする芳香族アシル化物の製造
    法。
  2. 【請求項2】芳香族化合物とオレフィン類および一酸化
    炭素を反応させて芳香族アシル化物を製造するに際し、
    フッ化アシル合成液をアシル化反応器よりの発生ガスお
    よび該フッ化アシル合成液を加熱分解して得られる三弗
    化硼素と接触させること請求項1の芳香族アシル化物の
    製造法。
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