JP3120742U - 前歯列用マウスピース - Google Patents

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Abstract

【課題】本考案は、大きな口開きを防止でき、気道の確保に大きな影響を与える舌を安定した位置に保持でき、更に吸気、呼気も容易である前歯列用マウスピースを提供する。
【解決手段】本考案の前歯列用マウスピース1は、下顎前歯列21の背面側に配置される略長方形状の連結基部2と、この連結基部2の両端に設けた下顎前歯列21に隙間3を有しつつ係合する一対の下側凹部4a、4bと、この一対の下側凹部4a、4bの上部に対応配置に、且つ、一対の下側凹部4a、4bよりも前方に位置し連結基部2の上端面に舌の先端部の受領域を形成するように設けられ、上顎前歯列22に隙間5を有しつつ係合する一対の上側凹部6a、6bと、連結基部2における口腔内側の中央部の壁面から口腔内方に突設した舌の先端領域を受ける略長方形状の舌受部7と、を有するものである。
【選択図】図1

Description

本考案は、前歯列用マウスピースに関し、詳しくは、睡眠時における無意識での口開き、いびき防止等に効果的な前歯列用マウスピースに関するものである。
例えば、電車の椅子に着座状態で、無意識のうちに口を大きく開いて睡眠してしまうというような口元の体裁の悪い姿がよく見かけられる。
また、家庭や旅先のホテル等々での就寝時に、無意識のうちに口を大きく開いて睡眠し、いびきを発して周囲の人の不評をかうような事態も多い。
このような不都合な事態を回避するための用具として、更には、歯列の矯正用具として従来から種々のマウスピースが提案されている。
特許文献1には、全体として馬蹄形を呈し、上縁に上側凹溝部を、下縁に下側凹溝部を設け、更に、内壁部に舌の側面を保持するくぼみを備えた歯列マウスピースが提案されている。
しかし、この特許文献1の歯列マウスピースの場合においては、全体として馬蹄形に形成され、上顎、下顎双方の前歯列のみならず側方歯列までも上側凹溝部、下側凹溝部に係合させる構造であるため、上下の前歯列の中央部分が閉塞されことから吸気、呼気用の孔を歯列マウスピースに設ける必要が生じ、また、歯列との係合部分が多く、歯列の個人差に伴う形状修正に多くの手間が必要となる。
特開2003−275311号公報
本考案が、解決しようとする問題点は、睡眠中における大きな口開きを防止でき、気道の確保に大きな影響を与える舌を安定した位置に保持でき、更に吸気、呼気も容易であり、歯列との係合部分が少なく個人差に伴う形状修正の手間も少なくて済む前歯列用マウスピースが存在しない点である。
本考案の前歯列用マウスピースは、下顎前歯列の背面側に配置される連結基部と、この連結基部の両端に設けた下顎前歯列に隙間を有しつつ係合する一対の下側凹部と、この一対の下側凹部の上部に対応配置に設けられ、上顎前歯列に隙間を有しつつ係合する一対の上側凹部と、前記連結基部の口腔内側の壁面から口腔内方に突設した舌の先端領域を受ける舌受部と、を有することを最も主要な特徴とする。
本考案によれば、以下の効果を奏する。
請求項1記載の考案によれば、下顎前歯列の背面側に配置される連結基部における口腔内側の壁面から口腔内方に向けて舌の先端領域を受ける舌受部を突設するとともに、連結基部の両端に下顎前歯列に隙間を有しつつ係合する一対の下側凹部を設け、この一対の下側凹部の上部に上顎前歯列に隙間を有しつつ係合する一対の上側凹部を対応配置に設けたものであるから、一対の下側凹部と下顎前歯列、一対の上側凹部と上顎前歯列との各々の係合と、舌受部による気道の確保に大きな影響を与える舌の先端領域の安定保持とにより、いねむり時、就寝時等における大きな口開きによるいびきの発生や口元の不体裁を防止できる。
また、上顎前歯列に対して隙間を有しつつ係合する一対の上側凹部を設けていることから、一対の上側凹部の間の隙間を利用しての吸気、呼気も容易となる。
更に、一対の下側凹部の下顎前歯列に対する係合部分、一対の上側凹部の上顎前歯列に対する係合部分が各々従来例に比べ少ないことから、歯列の個人差に伴う形状修正も少なくて済む。
請求項2記載の考案によれば、連結基部を略長方形状、舌受部を略長方形状とし、更に、一対の下側凹部を下方が開口した形状に、一対の上側凹部を上方が開口した形状にした構成で、請求項1記載の考案の場合と同様な効果を発揮させることができる。
請求項3記載の考案によれば、前記請求項2記載の考案と同様な効果を奏するとともに、一対の下側凹部の上部に対応配置に、且つ、一対の下側凹部よりも前方に位置し前記連結基部の上端面に舌の先端部の受領域を形成するように一対の上側凹部を設けているので、気道の確保に大きな影響を与える舌の先端部をより安定に保持できる。
本考案は、大きな口開きを防止でき、気道の確保に大きな影響を与える舌を安定した位置に保持でき、更に吸気、呼気も容易であり、歯列との係合部分が少なく個人差に伴う形状修正の手間も少なくて済む前歯列用マウスピースを提供するという目的を、下顎前歯列の背面側に配置される略長方形状の連結基部と、この連結基部の両端に設けた下顎前歯列に隙間を有しつつ係合する各々下方が開口した一対の下側凹部と、この一対の下側凹部の上部に対応配置に、且つ、一対の下側凹部よりも前方に位置し前記連結基部の上端面に舌の先端部の受領域を形成するように設けられ、上顎前歯列に隙間を有しつつ係合する各々上方が開口した一対の上側凹部と、前記連結基部における口腔内側の中央部の壁面から口腔内方に突設した舌の先端領域を受ける略長方形状の舌受部と、を有する構成により実現した。
以下に、本考案の実施例に係る前歯列用マウスピースについて図面を参照して詳細に説明する。
本実施例に係る前歯列用マウスピース1は、図1乃至図4及び図5、図6に示すように、下顎前歯列21の背面側に配置される略長方形状の連結基部2と、この連結基部2の両端に設けた下顎前歯列21に隙間3を有しつつ係合する各々下方が開口した一対の略逆U状の下側凹部4a、4bと、この一対の下側凹部4a、4bの上部に対応配置に、且つ、一対の下側凹部4a、4bよりも僅かに前方(顔の前方)に位置し、前記連結基部2の上端面に舌31の先端部の受領域2aを形成するように設けられ、上顎前歯列22に前記隙間3に連なる隙間5を有しつつ係合する各々上方が開口した一対の略U状の上側凹部6a、6bと、を有している。
前記前歯列用マウスピース1は、更に、前記連結基部2における口腔内側の中央部の壁面から口腔33の内方に突設した舌31の先端領域下側を受ける略長方形状の舌受部7を有している。
前記前歯列用マウスピース1は、例えば、強度性と柔軟性を兼ね備えた歯科用の熱可塑性樹脂を用いた成型加工により一体に形成されている。なお、本実施例では、図示していないが、この前歯列用マウスピース1を口腔33内に入れて係合して使用する際にその係合度を増すため、或いは前歯列用マウスピース1自体の形状保持のために、前歯列用マウスピース1の各部、すなわち、連結基部2、一対の略逆U状の下側凹部4a、4b、一対の略U状の上側凹部6a、6b、更には舌受部7の内部に、例えば金属材からなる針金形態の芯材を内蔵するようにして構成してもよい。
次に、本実施例に係る前歯列用マウスピース1の使用態様について図5、図6を参照して詳述する。
本実施例に係る前歯列用マウスピース1は、図5、図6に示すように、口腔33内において、下顎前歯列21の中央部分の背面側に連結基部2を配置し、一対の下側凹部4a、4bを下顎前歯列21に、一対の上側凹部6a、6bを上顎前歯列22に各々係合させる。このとき、一対の下側凹部4a、4b間の隙間3により下顎前歯列21の中央部分の下前歯21aが露出し、また、一対の上側凹部6a、6b間の隙間5により上顎前歯列22の中央部分の上前歯22aが露出する。
更に、下側凹部4a、上側凹部6aの間の肉厚部分及び下側凹部4b、上側凹部6bの間の肉厚部分の存在のため、下顎前歯列21の下前歯21aと上顎前歯列22の上前歯22aとは密着せずに、これらの間に空隙24が生じる。
また、前歯列用マウスピース1の舌受部7上には、舌31の先端領域下側が乗せられ、舌31の先端部は前記受領域2a上に位置することになる。
この結果、一対の下側凹部4a、4bと下顎前歯列21、一対の上側凹部6a、6bと上顎前歯列22との各々の係合と、前記舌受部7、受領域2aによる気道32の確保に大きな影響を与える舌31の先端領域及び先端部の安定保持とにより、就寝時等における大きな口開きによるいびきの発生や口元の不体裁を確実に防止することができる。
また、上顎前歯列22に対して隙間5を有しつつ係合する一対の上側凹部6a、6bを有することから、前記空隙24及び隙間5を利用しての吸気、呼気も容易となり、呼吸に支障を生じさせることは無くなる。
更に、一対の下側凹部4a、4bの下顎前歯列21に対する係合部分、一対の上側凹部6a、6bの上顎前歯列22に対する係合部分は各々従来例に比べ少なく、こにより、下顎前歯列21、上顎前歯列22の個人差に伴う前歯列用マウスピース1の形状修正も少なくて済む。
なお、本実施例に係る前歯列用マウスピース1において、下側凹部4a、4b、上側凹部6a、6bの寸法、隙間3、5の間隔寸法は、子供用、大人男性用、大人女性用等の用途に応じて、種々に設定できることは言うまでもない。
また、本実施例に係る前歯列用マウスピース1の口腔33内への装着と、ハーブ類の噴霧又は服用とを組み合わせることにより、就寝時にハーブ類の香りによる快感を惹起し、睡眠促進、安眠促進を図るという応用も可能である。
本考案は、上述した場合の他、下顎前歯列、上顎前歯列の歯列矯正等にも適用可能である。
本考案の実施例に係る前歯列用マウスピースの正面図である。 本実施例に係る前歯列用マウスピースの背面図である。 本実施例に係る前歯列用マウスピースの平面図である。 図1のA−A線断面図である。 本実施例に係る前歯列用マウスピースの下顎前歯列、上顎前歯列に対する装着状態を示す概略正面図である。 本実施例に係る前歯列用マウスピースの口腔内における下顎前歯列、上顎前歯列に対する装着状態を示す概略断面図である。
符号の説明
1 前歯列用マウスピース
2 連結基部
2a 受領域
3 隙間
4a 下側凹部
4b 下側凹部
5 隙間
6a 上側凹部
6b 上側凹部
7 舌受部
21 下顎前歯列
21a 下前歯
22 上顎前歯列
22a 上前歯
24 空隙
31 舌
32 気道
33 口腔

Claims (3)

  1. 下顎前歯列の背面側に配置される連結基部と、
    この連結基部の両端に設けられた下顎前歯列に隙間を有しつつ係合する一対の下側凹部と、
    この一対の下側凹部の上部に対応配置に設けられ、上顎前歯列に隙間を有しつつ係合する一対の上側凹部と、
    前記連結基部の口腔内側の壁面から口腔内方に突設した舌の先端領域を受ける舌受部と、
    を有することを特徴とする前歯列用マウスピース。
  2. 下顎前歯列の背面側に配置される略長方形状の連結基部と、
    この連結基部の両端に設けた下顎前歯列に隙間を有しつつ係合する各々下方が開口した一対の下側凹部と、
    この一対の下側凹部の上部に対応配置に設けられ、上顎前歯列に隙間を有しつつ係合する各々上方が開口した一対の上側凹部と、
    前記連結基部における口腔内側の中央部の壁面から口腔内方に突設した舌の先端領域を受ける略長方形状の舌受部と、
    を有することを特徴とする前歯列用マウスピース。
  3. 下顎前歯列の背面側に配置される略長方形状の連結基部と、
    この連結基部の両端に設けた下顎前歯列に隙間を有しつつ係合する各々下方が開口した一対の下側凹部と、
    この一対の下側凹部の上部に対応配置に、且つ、一対の下側凹部よりも前方に位置し前記連結基部の上端面に舌の先端部の受領域を形成するように設けられ、上顎前歯列に隙間を有しつつ係合する各々上方が開口した一対の上側凹部と、
    前記連結基部における口腔内側の中央部の壁面から口腔内方に突設した舌の先端領域を受ける略長方形状の舌受部と、
    を有することを特徴とする前歯列用マウスピース。
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