JP3120290U - 境界監視システム及びその監視卓 - Google Patents
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Abstract
【課題】閉鎖的な監視区域の境界に設置した受動検出型センサの作動をトリガとして警戒網(セキュリティ網)の侵犯を識別し、監視卓上に即時対応可能な異常発生情報を生成する。
【解決手段】地図データベースと、監視カメラ1群と、録画装置3及び画像入力装置4と、受動検出型のセンサ2群と、制御部6及びタッチパネル7と、監視卓5を備えた境界監視システムXであって、制御部6にはセンサ検索部61、異常判断部62、地図データ表示部63、監視カメラ選択部64、映像切換部65、画面合成部66、監視カメラ操作部67を機能構成している。監視卓5は表示内容を分担する複数台のモニタ51,52,53,54 をパネル面上に配設して、常時監視映像表示部51,52、スクランブル対応ライブ映像表示部53、スクランブル対応マップ映像表示部54を区画構成している。
【選択図】図1
【解決手段】地図データベースと、監視カメラ1群と、録画装置3及び画像入力装置4と、受動検出型のセンサ2群と、制御部6及びタッチパネル7と、監視卓5を備えた境界監視システムXであって、制御部6にはセンサ検索部61、異常判断部62、地図データ表示部63、監視カメラ選択部64、映像切換部65、画面合成部66、監視カメラ操作部67を機能構成している。監視卓5は表示内容を分担する複数台のモニタ51,52,53,54 をパネル面上に配設して、常時監視映像表示部51,52、スクランブル対応ライブ映像表示部53、スクランブル対応マップ映像表示部54を区画構成している。
【選択図】図1
Description
本考案は、監視区域内に複数設置した監視カメラとセンサを用い、区域内へ侵入そのの他の異常発生の有無を常時監視する監視システムに係り、より詳しくは、少なくとも複数の局域からなる監視区域(全局域に同じ)の境界を監視し、各局域の地図データを読み出し可能に体系化した地図データベースと、各局域ごとに設置された監視カメラ群及びそれらの映像を常時記録する外部記憶手段と、監視カメラの撮像可能範囲内に設置され域内への侵入を検出するセンサ群と、地図データベースから取得した全局域又は各局域の地図データを画面表示するとともに、監視カメラ群及びセンサ群を群管理して全局域の全監視情報を集約し、常時監視状態と異常発生に係るスクランブル対応状態とを警報出力を含み切替え自在に画面表示する監視卓を備え、閉鎖的な監視区域の境界に沿って設置した受動検出型センサの作動をトリガとして警戒網(セキュリティ網)の侵犯を識別し、即時的に対応可能な異常発生情報を生成するようにした境界監視システム、及び常時監視及びスクランブル対応監視に係る総合的な監視情報を集約した監視卓に関する。なお、スクランブル対応状態とは緊急発動態勢の意である。
従来より、重要施設の敷地内(監視区域に同じ)に監視カメラとセンサを設置して異常発生を常時監視し、センサの作動をトリガとして即時的に異常発生情報を入手する監視システムがあり、監視室に設置した監視卓等にカメラ映像とともに監視区域の地図画面を表示し、セキュリティ網が侵犯された際の地図情報を画像情報とともにモニタ表示するようにシステム構成したものが知られている(例えば、特許文献1、2及び3を参照)。
特開2005−117424号公報
特開2002−92751号公報
特開平11−102495号公報
また、監視卓を複数のモニタ画面により構成したものが知られている(例えば、特許文献4及び5を参照)。
特開平11−355761号公報
特開平10−149494号公報
また、センサ出力に応動して監視カメラの向きを制御操作することにより、対象物の画像を捕捉するようにしたシステム制御装置が知られている(例えば、特許文献6を参照)。
特開2002−150441号公報
しかしながら、監視システムの手段構成として、上記した個々の公知技術と共通する部分はあるものの、常時監視状態からセンサの作動をトリガとして、閉鎖的な監視区域の境界線(警戒網に同じ)の侵犯を識別し、即時的に対応可能な異常発生情報を生成してスクランブル対応状態を画面認識可能とする監視卓を備えた境界監視システムを構成し、監視態勢に係る合目的性を増補するように改善する余地がある。
解決しようとする課題は、構成要素の一部に公知技術を導入したものであっても、その組み合わせ(機器的連携)を創案して、対象とする監視区域、例えば重要施設の敷地境界線(平面的な閉鎖区域)に警戒網を張った境界監視に特有の合目的的な手段を構することにより監視態勢の質的向上を図る点にある。
本考案はこのような事情に鑑みなされたものであって、上記課題を解消し、閉鎖的な監視区域の境界に沿って設置した受動検出型センサの作動をトリガとして警戒網(セキュリティ網)の侵犯を識別し、即時的に対応可能な異常発生情報を生成するようにした境界監視システム及びその監視卓を提供するものである。
課題を解決するために本考案は、少なくとも複数の局域からなる監視区域(全局域に同じ)をカバーし、各局域の地図データを読み出し可能に体系化した地図データベースと、各局域ごとに設置された監視カメラ群及びそれらの映像を画像データとして常時記録する録画装置と、画像データを制御部に向けて出力する画像入力装置と、監視カメラの撮像可能範囲内に設置され域内への侵入を検出するセンサ群と、地図データベースから取得した全局域又は各局域の地図データを画面表示するとともに、監視カメラ群及びセンサ群を群管理して全局域の全監視情報を集約し、常時監視状態と異常発生時のスクランブル対応状態とを警報出力を含み切替え自在に画面表示する監視卓を備えた監視システムにおいて、閉鎖的な監視区域の境界に沿って設置した受動検出型センサの作動をトリガとして警戒網(セキュリティ網に同じ)の侵犯を識別し、即時的に対応可能な異常発生情報を生成するようにした境界監視システムであって、
前記センサごとに地図データ上の位置を番地構成し、かつ、各局域ごとにセンサ警戒範囲をゾーン形成したセンサ群と、
前記センサ群を管轄し、各センサの設置位置を追尾又は検索して視野選択可能で、前記センサ警戒範囲を撮像範囲として画面切替えによる定置又は巡回監視可能とする監視カメラ群と、
前記センサ群からのセンサ出力に基づき個々のセンサを識別するセンサ検索部;異常発生点を特定する異常判断部;該異常判断部からの出力に基づき地図データベースから異常発生点の局域地図データを取得して表示する地図データ表示部;前記異常発生点のセンサを管轄する監視カメラを特定してその画像を選択する監視カメラ選択部;前記画像入力装置からの画像出力、前記監視カメラ選択部からの選択画像出力を入手してそれぞれ多画面モニタ上に分割表示する映像切換部;前記地図データ表示部からのマップ映像出力を入手し、かつ、前記映像切換部から前記異常発生点の選択画像出力を入手して1画面に複合表示する画面合成部;個々の監視カメラへ動作指示に係る制御出力をおこなう監視カメラ操作部からなる制御部と、
前記制御部に接続され、監視態勢の変更に係るシステム環境の制御出力操作をおこなうタッチパネルと、
表示内容を分担する複数台のモニタをパネル面上に配設して、常時監視映像表示部;スクランブル対応ライブ映像表示部;スクランブル対応マップ映像表示部を区画構成した監視卓を具備したことを特徴とするものである。
前記センサごとに地図データ上の位置を番地構成し、かつ、各局域ごとにセンサ警戒範囲をゾーン形成したセンサ群と、
前記センサ群を管轄し、各センサの設置位置を追尾又は検索して視野選択可能で、前記センサ警戒範囲を撮像範囲として画面切替えによる定置又は巡回監視可能とする監視カメラ群と、
前記センサ群からのセンサ出力に基づき個々のセンサを識別するセンサ検索部;異常発生点を特定する異常判断部;該異常判断部からの出力に基づき地図データベースから異常発生点の局域地図データを取得して表示する地図データ表示部;前記異常発生点のセンサを管轄する監視カメラを特定してその画像を選択する監視カメラ選択部;前記画像入力装置からの画像出力、前記監視カメラ選択部からの選択画像出力を入手してそれぞれ多画面モニタ上に分割表示する映像切換部;前記地図データ表示部からのマップ映像出力を入手し、かつ、前記映像切換部から前記異常発生点の選択画像出力を入手して1画面に複合表示する画面合成部;個々の監視カメラへ動作指示に係る制御出力をおこなう監視カメラ操作部からなる制御部と、
前記制御部に接続され、監視態勢の変更に係るシステム環境の制御出力操作をおこなうタッチパネルと、
表示内容を分担する複数台のモニタをパネル面上に配設して、常時監視映像表示部;スクランブル対応ライブ映像表示部;スクランブル対応マップ映像表示部を区画構成した監視卓を具備したことを特徴とするものである。
また、上記境界監視システムに用いる監視卓であって、
表示内容を分担する複数台のモニタをパネル面上に配設して、常時監視映像表示部;スクランブル対応ライブ映像表示部;スクランブル対応マップ映像表示部を区画構成してデスクトップ型マルチディスプレイを構設し、かつ、異常発生に係るセンサ動作に応動する音声警報手段を備え、常時監視及びスクランブル対応監視に係る総合的な監視情報を集約してなることを特徴とするものである。
表示内容を分担する複数台のモニタをパネル面上に配設して、常時監視映像表示部;スクランブル対応ライブ映像表示部;スクランブル対応マップ映像表示部を区画構成してデスクトップ型マルチディスプレイを構設し、かつ、異常発生に係るセンサ動作に応動する音声警報手段を備え、常時監視及びスクランブル対応監視に係る総合的な監視情報を集約してなることを特徴とするものである。
本考案によれば、重要施設の敷地境界線(平面的な閉鎖区域)に警戒網を張った境界監視について、受動検出型センサの作動をトリガとして警戒網(セキュリティ網)の侵犯を識別し、カメラ映像とマップ映像を結合して即時的に異常発生情報を生成するスクランブル対応可能な境界監視システムを構築することにより、合目的的な監視態勢の質的向上を図ることができる。具体的には、複数のモニタをレイアウトした大型表示画面と一体となった総合監視卓(制御出力操作をおこなうタッチパネルを含む)を構設し、常時監視における監視カメラ群やセンサ群の環境制御を一元管理するとともに、緊急時には多人数での映像分析を可能とすることにより、スクランブル対応への合目的性を向上することができる。しかも、監視カメラ、センサその他の機器の増設や、タッチパネルを含む操作系及び制御系のコンピュータ支援ソフトの更新を容易なものとしてるので、監視対象区域の広狭や重畳的なセキュリティ対策などの要請に柔軟に対応できる。
本考案の実施の最良形態は、上記構成の監視システムにおいて、タッチパネルは、コンピュータ支援により、機器的な運用状態である通常監視モード又は異常発生監視モードへの切替を自動又は手動操作可能で、少なくともモニタ画面の映像切換操作、監視カメラの旋回、巡回その他の作動操作、録画再生操作、センサのオンオフ設定操作、及びセンサの作動履歴を含む監視履歴表示操作に関する制御出力を手動操作可能とする環境制御操作手段を機能構成している。
また、上記構成の監視卓において、常時監視映像表示部が、1又は複数のモニタ画面上に監視カメラのライブ映像を単画面表示又は多画面分割表示するものであり、
スクランブル対応ライブ映像表示部が、他の1のモニタ画面上にセンサ動作時の監視カメラのライブ映像を自動表示するものであり、
スクランブル対応マップ映像表示部が、さらに他の1ののモニタ画面上に監視区域、センサ配置及びその警戒線、及び監視カメラの設置マークを色別表示する地図画像、センサ情報、セキュリティ状況、センサ動作時の監視カメラの静止画像をそれぞれ複合的に画面表示するとともに、音声警報手段の発停に連動してセンサの警戒線を色別点灯又は点滅表示するものである。
スクランブル対応ライブ映像表示部が、他の1のモニタ画面上にセンサ動作時の監視カメラのライブ映像を自動表示するものであり、
スクランブル対応マップ映像表示部が、さらに他の1ののモニタ画面上に監視区域、センサ配置及びその警戒線、及び監視カメラの設置マークを色別表示する地図画像、センサ情報、セキュリティ状況、センサ動作時の監視カメラの静止画像をそれぞれ複合的に画面表示するとともに、音声警報手段の発停に連動してセンサの警戒線を色別点灯又は点滅表示するものである。
本考案の一実施例(以下、実施例システム。)について添付図面を参照して以下説明する。
図1は、実施例システムのブロック説明図である。
図2は、実施例システムにおけるタッチパネルの操作面を示す外観視説明図である。
図3は、実施例システムにおける監視卓の正面視説明図である。
図4は、監視卓のスクランブル対応マップ映像表示部(モニタ4)の内容を示す説明図である。
図5は、実施例システムにおけるセンサ作動時の監視卓上でのシステム動作を説明するフロー図である。
図1に示すように、実施例システムXは、閉鎖的な監視区域Mの境界に沿って設置した受動検出型センサ2〔好適には赤外線センサ、以下単にセンサという。〕の作動をトリガとして警戒網(セキュリティ網に同じ)の侵犯を識別し、即時的に対応可能な異常発生情報を生成するようにした境界監視システムであり、少なくとも複数の局域からなる監視区域M(全局域に同じ)をカバーし、各局域の地図データを読み出し可能に体系化した地図データベース〔図示省略〕と、各局域ごとに設置された監視カメラ1群及びそれらの映像を画像データとして常時記録する録画装置3と、画像データを制御部に向けて出力する画像入力装置4と、監視カメラ1の撮像可能範囲内に設置され域内への侵入を受動検出するセンサ2群と、地図データベースから取得した全局域又は各局域の地図データを画面表示するとともに、監視カメラ1群及びセンサ2群を群管理して全局域の全監視情報を集約し、常時監視状態と異常発生時のスクランブル対応状態とを警報出力を含み切替え自在に画面表示する監視卓5と、これらの機器的手段からなるシステム機能を一元的に管理する制御部6と、該制御部6に接続され、監視態勢の変更に係るシステム環境の制御出力操作をおこなうタッチパネル7を備えている。
センサ2群は、センサ(2)ごとに地図データ上の位置を番地構成し、かつ、各局域ごとにセンサ警戒範囲をゾーン形成するように配置されている。
監視カメラ1群は、センサ2群を管轄し、各センサ(2)の設置位置を追尾又は検索して視野選択可能で、センサ警戒範囲を撮像範囲として画面切替えによる定置又は巡回監視可能に制御操作される。
制御部6は、センサ2群からのセンサ出力に基づき個々のセンサ(2)を識別するセンサ検索部61;異常発生点を特定する異常判断部62;該異常判断部62からの出力に基づき地図データベースから異常発生点の局域地図データを取得して表示する地図データ表示部63;異常発生点のセンサ(2)を管轄する監視カメラ(1)を特定してその画像を選択する監視カメラ選択部64;画像入力装置からの画像出力、監視カメラ選択部からの選択画像出力を入手してそれぞれ多画面モニタ上に分割表示する映像切換部65;地図データ表示部63からのマップ映像出力を入手し、かつ、映像切換部65から異常発生点の選択画像出力を入手して1画面に複合表示する画面合成部66;個々の監視カメラ(1)へ動作指示に係る制御出力をおこなう監視カメラ操作部67からなり、センサ2群及び監カメラ1群とはケーブル接続されている。
タッチパネル7は制御部6に接続され、監視態勢の変更に係るシステム環境の制御出力操作をおこなう。
具体的には、コンピュータ支援により〔図示省略〕、機器的な運用状態である通常監視モード又は異常発生監視モードへの切替を自動又は手動操作可能で、少なくともモニタ画面の映像切換操作、監視カメラの旋回、巡回その他の作動操作、録画再生操作、センサのオンオフ設定操作、及びセンサの作動履歴を含む監視履歴表示操作に関する制御出力を手動操作可能とする環境制御操作手段71を機能構成している。
図2にタッチパネル7の操作面を示すように、センサ及びカメラの使用設定はそれぞれセンサ番号及びカメラ番号をボタン選択することによりおこなう。
センサ選択位置のPS(プリセット) ボタンは、センサとの連動なしでカメラ方向をプリセット位置に設定するものである。プリセットポジションはHP(ホームポジション),1〜10を予設定している。
カメラ方向設定は、時計表示の方角である0〜12時方向によりボタン選択する。
セットは決定、クリアは設定し直しの選択ボタンである。
テストは、センサを実際に動作させずにカメラをテストするためのもので、まずテストボタンを押し、つぎにセンサ番号を押すとセンサに連動したプリセット位置にカメラが向くようにしている。
なお、異常発生時には、異常検知したセンサの方向にカメラが自動旋回し、かつ、その方向のライブ映像をモニタ3に、静止画像をモニタ4のマップ上に表示するようにしている。
監視卓5は、図3に示すように、表示内容を分担する複数台のモニタ(図示のモニタ1〜4)をパネル面上に配設したデスクトップ型マルチディスプレイであって、制御部6、タッチパネル7等の制御機器類を集約して統合的に配置した総合監視卓として構成されるものである。
モニタの表示機能として、監視カメラ1のライブ映像を単画面表示又は多画面分割表示する常時監視映像表示部51,52 (図示のモニタ1、2);センサ動作時の監視カメラのライブ映像を自動表示するスクランブル対応ライブ映像表示部53(図示のモニタ3);地図画像、センサ情報、セキュリティ状況、センサ動作時の監視カメラの静止画像をそれぞれ複合的に画面表示するスクランブル対応マップ映像表示部54(図示のモニタ3)を区画構成している。
図4にモニタ4のスクランブル対応マップ映像表示部54を示すように、監視区域Mの地図データをマップ表示541 (昼間はカラー表示、夜間はモノクロ表示)し、センサ2及びカメラ1の設置点をカラー表示(図示では色彩を省略)している。あわせて設置番号も表示している。なお、センサ2(図中太線)及びカメラ1(マーク)のカラー表示は、非警戒時が黄色点灯表示、警戒中が青色点灯表示、異常(警報)発生時が赤色点滅表示するように色別している。
図中、左下の分割画面は異常発生時の静止画像表示部542 であり、上述のとおり、異常発生時には、異常検知したセンサ2の方向にカメラ1が自動旋回し、かつ、その方向のライブ映像をモニタ3に、静止画像(542) をモニタ4のマップ上に表示するようにしている。
そして、図5にセンサ作動時の監視卓上でのシステム動作を示すように、センサの作動をトリガとして警戒網(セキュリティ網に同じ)の侵犯を識別し、即時的に対応可能な異常発生情報を生成するようにしている。
すなわち、センサが作動すると、該当のカメラがセンサ警戒範囲へ配向動作する。
タッチパネルでは、当該カメラの手動操作画面に自動的に切り換わる。
監視卓では、「異常発生」を喚起する音声警報を発する。また、モニタ3(スクランブル対応ライブ映像表示部)に異常発生点(センサ設置付近)のライブ映像を表示し、かつ、録画(図1の外部記録装置8による)を開始する。
また、モニタ4のスクランブル対応マップ映像表示部に異常発生点のセンサ表示を赤色点滅させ、センサNo.(543)を表示するとともに、カメラマークを異常発生点(の方向)に配向表示する。
また、異常発生点(センサ設置付近)の静止画像(542)を画面表示する。
なお、センサ作動履歴の一括表示をおこない、印刷出力を指示することができる。
本考案は、重要施設の敷地境界線(平面的な閉鎖区域)に警戒網を張った境界監視について、合目的的な監視態勢の質的向上を図り、対象に応じて柔軟かつ効果的なセキュリティ対策を講じることができる点で、産業上の利用価値が高いものであり、斯界の発展に貢献することが期待できる。
1 カメラ
2 センサ
3 録画装置
4 画像入力装置
5 監視卓
51 常時監視映像表示部(モニタ1)
52 常時監視映像表示部(モニタ2)
53 スクランブル対応ライブ映像表示部(モニタ3)
54 スクランブル対応マップ映像表示部(モニタ4)
541 マップ(表示部)
542 静止画像(表示部)
543 センサNo.(表示部)
6 制御部
61 センサ検索部
62 異常判断部
63 地図データ表示部
64 監視カメラ選択部
65 映像切換部
66 画面合成部
67 監視カメラ操作部
7 タッチパネル
71 環境制御操作手段
8 外部記録装置 M 監視区域
X 境界監視システム
2 センサ
3 録画装置
4 画像入力装置
5 監視卓
51 常時監視映像表示部(モニタ1)
52 常時監視映像表示部(モニタ2)
53 スクランブル対応ライブ映像表示部(モニタ3)
54 スクランブル対応マップ映像表示部(モニタ4)
541 マップ(表示部)
542 静止画像(表示部)
543 センサNo.(表示部)
6 制御部
61 センサ検索部
62 異常判断部
63 地図データ表示部
64 監視カメラ選択部
65 映像切換部
66 画面合成部
67 監視カメラ操作部
7 タッチパネル
71 環境制御操作手段
8 外部記録装置 M 監視区域
X 境界監視システム
Claims (2)
- 少なくとも複数の局域からなる監視区域(全局域に同じ)をカバーし、各局域の地図データを読み出し可能に体系化した地図データベースと、
各局域ごとに設置された監視カメラ群及びそれらの映像を画像データとして常時記録する録画装置と、
画像データを制御部に向けて出力する画像入力装置と、
監視カメラの撮像可能範囲内に設置され域内への侵入を検出するセンサ群と、
地図データベースから取得した全局域又は各局域の地図データを画面表示するとともに、監視カメラ群及びセンサ群を群管理して全局域の全監視情報を集約し、常時監視状態と異常発生時のスクランブル対応状態とを警報出力を含み切替え自在に画面表示する監視卓を備えた監視システムにおいて、
閉鎖的な監視区域の境界に沿って設置した受動検出型センサの作動をトリガとして警戒網(セキュリティ網に同じ)の侵犯を識別し、即時的に対応可能な異常発生情報を生成するようにした境界監視システムであって、
前記センサごとに地図データ上の位置を番地構成し、かつ、各局域ごとにセンサ警戒範囲をゾーン形成したセンサ群と、
前記センサ群を管轄し、各センサの設置位置を追尾又は検索して視野選択可能で、前記センサ警戒範囲を撮像範囲として画面切替えによる定置又は巡回監視可能とする監視カメラ群と、
前記センサ群からのセンサ出力に基づき個々のセンサを識別するセンサ検索部;異常発生点を特定する異常判断部;該異常判断部からの出力に基づき地図データベースから異常発生点の局域地図データを取得して表示する地図データ表示部;前記異常発生点のセンサを管轄する監視カメラを特定してその画像を選択する監視カメラ選択部;前記画像入力装置からの画像出力、前記監視カメラ選択部からの選択画像出力を入手してそれぞれ多画面モニタ上に分割表示する映像切換部;前記地図データ表示部からのマップ映像出力を入手し、かつ、前記映像切換部から前記異常発生点の選択画像出力を入手して1画面に複合表示する画面合成部;個々の監視カメラへ動作指示に係る制御出力をおこなう監視カメラ操作部からなる制御部と、
前記制御部に接続され、監視態勢の変更に係るシステム環境の制御出力操作をおこなうために、コンピュータ支援により、機器的な運用状態である通常監視モード又は異常発生監視モードへの切替を自動又は手動操作可能で、少なくともモニタ画面の映像切換操作、監視カメラの旋回、巡回その他の作動操作、録画再生操作、センサのオンオフ設定操作、及びセンサの作動履歴を含む監視履歴表示操作に関する制御出力を手動操作可能とする環境制御操作手段を有したタッチパネルと、
表示内容を分担する複数台のモニタをパネル面上に配設して、常時監視映像表示部;スクランブル対応ライブ映像表示部;スクランブル対応マップ映像表示部を区画構成した監視卓
を具備したことを特徴とする境界監視システム。 - 請求項1記載の境界監視システムに用いる監視卓であって、
表示内容を分担する複数台のモニタをパネル面上に配設して、常時監視映像表示部;スクランブル対応ライブ映像表示部;スクランブル対応マップ映像表示部を区画構成してデスクトップ型マルチディスプレイを構設し、かつ、異常発生に係るセンサ動作に応動する音声警報手段を備え、
前記常時監視映像表示部が、1又は複数のモニタ画面上に監視カメラのライブ映像を単画面表示又は多画面分割表示するものであり、
前記スクランブル対応ライブ映像表示部が、他の1のモニタ画面上にセンサ動作時の監視カメラのライブ映像を自動表示するものであり、
前記スクランブル対応マップ映像表示部が、さらに他の1ののモニタ画面上に監視区域、センサ配置及びその警戒線、及び監視カメラの設置マークを色別表示する地図画像、センサ情報、セキュリティ状況、センサ動作時の監視カメラの静止画像をそれぞれ複合的に画面表示するとともに、前記音声警報手段の発停に連動してセンサの警戒線を色別点灯又は点滅表示するものであり、
常時監視及びスクランブル対応監視に係る総合的な監視情報を集約してなることを特徴とする監視卓。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005011059U JP3120290U (ja) | 2005-12-28 | 2005-12-28 | 境界監視システム及びその監視卓 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP2005011059U JP3120290U (ja) | 2005-12-28 | 2005-12-28 | 境界監視システム及びその監視卓 |
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JP3120290U true JP3120290U (ja) | 2006-03-30 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0664584A (ja) * | 1990-12-26 | 1994-03-08 | Nippon Steel Corp | 定形重量物運搬船 |
JP2009282842A (ja) * | 2008-05-23 | 2009-12-03 | Yokogawa Electric Corp | 侵入監視装置 |
-
2005
- 2005-12-28 JP JP2005011059U patent/JP3120290U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0664584A (ja) * | 1990-12-26 | 1994-03-08 | Nippon Steel Corp | 定形重量物運搬船 |
JP2009282842A (ja) * | 2008-05-23 | 2009-12-03 | Yokogawa Electric Corp | 侵入監視装置 |
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