JP3120003U - 耐震性を高めるために木の柱や梁の接合に使用する溝を設けた金属板 - Google Patents
耐震性を高めるために木の柱や梁の接合に使用する溝を設けた金属板 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】耐震性を高めた、木の柱や梁の接合に使用する金属板を提供する。
【解決手段】金属板の表平面に1以上の溝を設ける。
【選択図】図1
【解決手段】金属板の表平面に1以上の溝を設ける。
【選択図】図1
Description
この考案は、耐震性を高めるため、表平面に溝を設けた、木の柱や梁の接合に使用する金属板に関するものである。
木の柱や梁と金属板を接合する場合、金属板に設けられたボルト通し穴にボルトを通し、ナットを取り付けて締め付けるだけである。
これには、次のような欠点があった。
地震によって木の柱に振動が生じた場合、金属板の表面は平面であるため、木は金属板の表面を滑ってしまう。(図2)
そのため、ボルトやナットだけで振動を食い止めることになり、その結果、木の柱がぶれ易く、建築物にきしみを生じやすくなり、倒壊などの危険が増す。
地震によって木の柱に振動が生じた場合、金属板の表面は平面であるため、木は金属板の表面を滑ってしまう。(図2)
そのため、ボルトやナットだけで振動を食い止めることになり、その結果、木の柱がぶれ易く、建築物にきしみを生じやすくなり、倒壊などの危険が増す。
請求項1について説明する。本考案は、耐震性を高めるため、木の柱や梁の接合に使用する金属板の表平面に1以上の溝(図1)を設けたものである。
溝は、金属板の両面に設けるとさらに摩擦を大きくできることは自明である。
溝は、金属板の両面に設けるとさらに摩擦を大きくできることは自明である。
請求項2について説明する。本考案は、耐震性を高めるため、木の柱や梁の接合に使用する金属板の表平面に1以上の凸部(図4)を設けたものである。
凸部は、金属板の両面に設けるとさらに摩擦を大きくできることは自明である。
凸部は、金属板の両面に設けるとさらに摩擦を大きくできることは自明である。
請求項3について説明する。本考案は、耐震性を高めるため、木の柱や梁の接合に使用する金属板の表平面に1以上の金属板(図示しない)を設けたものである。
溝は、金属板の両面に設けるとさらに摩擦を大きくできることは自明である。
溝は、金属板の両面に設けるとさらに摩擦を大きくできることは自明である。
請求項4について説明する。請求項1の溝を文字形(図5、6)にしたものである。
請求項5について説明する。請求項2の凸部を文字形(図示しない)にしたものである。
請求項6について説明する。請求項3の表平面に1以上の金属板を取り付ける金属板を文字形(図示しない)にしたものである。
本考案により、次の効果を生む。
本考案を使用して木の柱や梁と金属板を接合する場合、金属板に設けられたボルト通し穴にボルトを通し、ナットを取り付けて締め付ける。
こうすると、請求項1、4では、木の一部が溝に入り込み(図3)、請求項2、3、5、6では、木の一部に凸部が食い込む。
そうすると、柱や梁と金属との摩擦は大きくなり、耐震性を高めることができるので、耐震性を高めることができる。特に、大断面構造などには有効である。
本考案を使用して木の柱や梁と金属板を接合する場合、金属板に設けられたボルト通し穴にボルトを通し、ナットを取り付けて締め付ける。
こうすると、請求項1、4では、木の一部が溝に入り込み(図3)、請求項2、3、5、6では、木の一部に凸部が食い込む。
そうすると、柱や梁と金属との摩擦は大きくなり、耐震性を高めることができるので、耐震性を高めることができる。特に、大断面構造などには有効である。
溝、凸部などを図5、6に示すような文字形にすると、縁起物の効果も得られる。
以下、本考案を実施するための最良の形態を説明する。
まず、請求項1について説明する。本考案は、耐震性を高めるため、木の柱や梁の接合に使用する金属板の表平面に1以上の溝を、金属板を削って設けるか、型を作り、プレスなどで作ってもよい。
溝は、直線状、曲線状、丸状、三角状、四角状などの図形などにするか、これらを組み合わせたものにする。
請求項4では、例えば、図5に示すように、祝という文字の形を、金属板を削って描くようにする。文字は、日本語に限ったものではない。
こうすれば、地震によって木の柱に振動が生じた場合、木のずれる方向がどの方向にずれても、溝に入りこんだ木の一部が、金属と摩擦を生じ、耐震性を高めることができる。溝は、金属板の両面に設けるとさらに摩擦を大きくできることは自明である。
まず、請求項1について説明する。本考案は、耐震性を高めるため、木の柱や梁の接合に使用する金属板の表平面に1以上の溝を、金属板を削って設けるか、型を作り、プレスなどで作ってもよい。
溝は、直線状、曲線状、丸状、三角状、四角状などの図形などにするか、これらを組み合わせたものにする。
請求項4では、例えば、図5に示すように、祝という文字の形を、金属板を削って描くようにする。文字は、日本語に限ったものではない。
こうすれば、地震によって木の柱に振動が生じた場合、木のずれる方向がどの方向にずれても、溝に入りこんだ木の一部が、金属と摩擦を生じ、耐震性を高めることができる。溝は、金属板の両面に設けるとさらに摩擦を大きくできることは自明である。
次に、請求項2、5について説明する。金属板に凸部を設けるわけであるが、凸部以外のところを削ることにより製作するか、型を作り、プレスなどで作ってもよい。
次に、請求項3、6について説明する。金属板を金属板に取り付けるわけであるが、溶接、あるいは、取り付ける金属板に穴を開けてボルトとナットでとめてもよい。
図1は、本考案の1つの溝の刻み方を示す斜視図である。
図2は、本考案の実施例を示す側面図である。
図3は、本考案の細部を示す側面図である。
図4は、本考案の1つの凸部の設けかたを示す斜視図である。
図5は、本考案の実施例を示す正面図である。
図6は、本考案の実施例を示す正面図である。
図2は、本考案の実施例を示す側面図である。
図3は、本考案の細部を示す側面図である。
図4は、本考案の1つの凸部の設けかたを示す斜視図である。
図5は、本考案の実施例を示す正面図である。
図6は、本考案の実施例を示す正面図である。
1 溝a、b、c、d、e
2 金属板
3 ボルト通し穴(雌ネジ部)
11 木の柱
12 ボルト
13 ナット
14 金属板
21 凸部a、b、c、d、e
2 金属板
3 ボルト通し穴(雌ネジ部)
11 木の柱
12 ボルト
13 ナット
14 金属板
21 凸部a、b、c、d、e
Claims (6)
- 表平面に1以上の溝を設けた、木の柱や梁の接合に使用する金属板。
- 溝を凸部にした、請求項1の木の柱や梁の接合に使用する金属板。
- 表平面に1以上の金属板を取り付けた、請求項1の木の柱や梁の接合に使用する金属板。
- 溝が文字形である、請求項1の木の柱や梁の接合に使用する金属板。
- 凸部が文字形である、請求項2の木の柱や梁の接合に使用する金属板。
- 表平面に1以上の金属板を取り付ける金属板が文字形である、請求項3の木の柱や梁の接合に使用する金属板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005011116U JP3120003U (ja) | 2005-11-30 | 2005-11-30 | 耐震性を高めるために木の柱や梁の接合に使用する溝を設けた金属板 |
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JP3120003U true JP3120003U (ja) | 2006-03-23 |
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JP2005011116U Expired - Fee Related JP3120003U (ja) | 2005-11-30 | 2005-11-30 | 耐震性を高めるために木の柱や梁の接合に使用する溝を設けた金属板 |
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2005
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