JP3119972B2 - スパイラル鋼管の製造装置 - Google Patents

スパイラル鋼管の製造装置

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JP3119972B2
JP3119972B2 JP05200477A JP20047793A JP3119972B2 JP 3119972 B2 JP3119972 B2 JP 3119972B2 JP 05200477 A JP05200477 A JP 05200477A JP 20047793 A JP20047793 A JP 20047793A JP 3119972 B2 JP3119972 B2 JP 3119972B2
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紀典 村瀬
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスパイラル鋼管の製造装
置に関し、特にスパイラル鋼管開先装置部コイル中央部
に押えロールを配設した装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、スパイラル鋼管の製造工程では熱
延鋼板コイルを巻き戻し、鋼板コイルの両エッジを切削
して板幅を揃え、その後開先加工を行い、スパイラル成
形されて、内面溶接と外面溶接を順次施された後スパイ
ラル鋼管が製造される。この造管ラインにおいて、鋼板
コイルの両エッジに施す開先加工の良否がその後の溶接
品質を左右する。そのため開先形状の安定化のために開
先装置近傍のコイルを押えロールにて上下方向に拘束し
ているのが実状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、連続ラ
インにおいてコイルが移送される場合にコイル中央部が
上下動することにより、この中央部の上下動に対応し
て、コイルエッジ部が上下動し、特にコイル中央部が上
昇すると、コイルエッジは下降する。このようなコイル
上下動はコイル継ぎ近傍で顕著に発生し開先形状を変化
させる。すなわち、図5は従来のコイルの上下動の状況
を示す断面図である。図5に示すように、コイル1の両
端部には押えロール3が配設され、この状態でコイル中
央部が上昇するとコイルエッジ部は下降しコイル幅に応
じてその変動量は変わる。このような状態となると開先
加工する際切削された開先形状が変化するため、開先精
度が不安定となり、その後の溶接において溶接品質を悪
化させる要因となる。
【0004】上述したような、問題点を鑑み、その問題
を解消すべく、その目的は開先精度の向上を図ることに
より溶接品質及び生産性を大幅に向上させるスパイラル
鋼管の製造装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような目的
を達成するための発明であって、その要旨とするところ
は、造管機の入側に設置されている開先装置の近傍にコ
イル両エッジ部の押えロール及びコイル中央部にコイル
上下動吸収のためのロール高さ調整可能な中央押えロー
ルを配設したことを特徴とするスパイラル鋼管の製造装
置にある。
【0006】以下本発明について図面に従って詳細に説
明する。図1は本発明に係るスパイラル鋼管の製造装置
の平面図である。図1に示すように造管機の入側におい
て装入されたコイル1の両エッジ部に対しエッジ面開先
加工用の開先フライス2が両端エッジ部に配設されてい
る。各開先フライス2はコイル幅方向及び高さ方向の位
置調整可能となっている。また、コイル両端部には押え
ロール3が二列配列し、そのコイル中央部には中央押え
ロール4が長さ方向に配列され、更にピンチロール5に
よって押さえられ、しかる後造管されるものである。コ
イル1は先ずエッジ面開先加工用の開先フライス2によ
り所定の開先角度に開先が取られるのであるが、この開
先の大きさは板厚によって、それぞれ異なるため適宜調
整可能である。
【0007】図2は本発明に係るコイル中央押えロール
を設置した状態を示す横断面図である。図2に示すよう
に、コイル1の両エッジ部に対しエッジ面開先加工用の
開先フライス2が両エッジ部に配設されている。また、
コイル両端部には押えロール3を配設させ、このコイル
中央部には中央押えロール4がコイル幅に応じ、コイル
中央にスライド出来るように構成されている。コイル1
は通常は図5に示すように上昇傾向にあるため、これを
押さえるために中央押えロール4を配設し、しかもコイ
ル幅に応じコイル中央にスライド可能とした。このよう
にコイル中央部の上下動吸収のため強制的にロールで中
央を押さえコイルエッジ部の変動を防止するものであ
る。
【0008】図3は本発明に係るコイル中央押えロール
の上下量調整機構を示す図である。図3(A)は正面断
面図であり、図3(B)は側面断面図である。符号6は
ロール押し込み用ボルト、7はナット、8はH型鋼より
なるフレーム、9はロールケース、10はロールブラケ
ットから構成され、ロール高さ微調整機構の単独化が図
られ、2箇所の開先装置の対応が可能となり、また鋼
種、板厚にも対応することが出来る。さらにはロール回
転不良や割れ時のロールやブラケットセットの交換が容
易に出来る構造に成っている。
【0009】
【実施例】コイル幅1460mm、熱延コイル材を使用
して直径700mmのスパイラル鋼管を製造するに当た
り、図5に示すようにコイル中央部が通常は上昇しその
結果コイルエッジ部は下降し、上記コイル幅においてコ
イル中央部の変動量(δB)に対するコイルエッジの変
動量(δA )はδA :δB =1:2.4の関係にあるこ
とを見出し、その変動量に応じて図2に示すように中央
押さえロールの押し込み代δC を約10mm行うことに
よって、コイルの上下動は抑えられ、開先形状の上下変
動状況は従来の開先形状上下変動状況を示す図6に対し
て図4に示すように本発明を実施することによる開先形
状上下変動状況は改善されていることがわかる。このよ
うに中央押さえロールを設置することによって、開先上
下変動量を抑えることが可能となった。
【0010】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によってコイ
ル中央部の上下動を吸収することによって、コイルエッ
ジ部の変動を防止し、開先精度の向上による溶接品質及
び生産性の向上を図ることが出来る優れた効果を奏する
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスパイラル鋼管の製造装置の平面
図、
【図2】本発明に係るコイル中央押えロールを設置した
状態を示す横断面図、
【図3】本発明に係るコイル中央押えロールの上下量調
整機構を示す図、
【図4】本発明を実施した場合の開先上下変動量と発生
頻度との関係を示す図、
【図5】従来のコイルの上下動の状況を示す断面図、
【図6】従来の場合の開先上下変動量と発生頻度との関
係を示す図である。
【符号の説明】
1 コイル 2 開先加工用の開先フライス 3 押えロール 4 中央押えロール 5 ピンチロール 6 ロール押し込み用ボルト 7 ナット 8 H型鋼よりなるフレーム 9 ロールケース 10 ロールブラケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21C 37/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 造管機の入側に設置されている開先装置
    の近傍にコイル両エッジ部の押えロール及びコイル中央
    部にコイル上下動吸収のためのロール高さ調整可能な中
    央押えロールを配設したことを特徴とするスパイラル鋼
    管の製造装置。
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