JP3119915B2 - 発電装置 - Google Patents

発電装置

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JP3119915B2
JP3119915B2 JP30968491A JP30968491A JP3119915B2 JP 3119915 B2 JP3119915 B2 JP 3119915B2 JP 30968491 A JP30968491 A JP 30968491A JP 30968491 A JP30968491 A JP 30968491A JP 3119915 B2 JP3119915 B2 JP 3119915B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電磁誘導によってコイル
に起電力を生じさせるようにした発電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】互いに相対移動する部材を利用した発電
装置として実開昭64−37378号が知られている。
この発電装置は油圧緩衝器のシリンダの外側にピストン
ロッドと一体的に上下動する筒状の界磁磁石を配置し、
更にこの筒状界磁磁石の外側にシリンダに支持される電
気子コイルを界磁磁石に近接して望ませ、油圧シリンダ
の伸縮動に伴う磁束の変化によって起電力を発生せしめ
るようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した発電装置にあ
っては、発電効率を高めるには油圧緩衝器のストローク
長に等しい長さ分だけ界磁磁石を配置しなければなら
ず、装置の重量が増大する。また油圧緩衝器に適用した
場合には、シリンダの外側に界磁磁石を配置し、この界
磁磁石の外側に電気子コイルを配置しているので、径方
向の寸法が非常に大きくなってしまうとともに、界磁磁
石が外部に露出することになるので、砂鉄が付着する不
利がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく本
発明に係る発電装置は、軸方向に移動するロッドと、支
持部材に固定された誘導起電力発生部とからなり、前記
ロッドは大径部と小径部とを軸方向に連続してなる凹凸
部を有し、また前記誘導起電力発生部は基端が永久磁石
に接続し先端が前記凹凸部表面に近接して対向し周囲に
コイルを巻回したコアを備えるようにした。
【0005】
【作用】ロッドの凹凸部が誘導起電力発生部に対して相
対移動することで、レンツの法則によりコイルを貫く磁
束が変化し、コイルに起電力が発生する。
【0006】
【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。ここで、図1は本発明に係る発電装置を適用
した油圧緩衝器の断面図、図2は図1の要部拡大断面図
である。
【0007】油圧緩衝器は車輪側に取り付けられるアウ
タチューブ1内にインナチューブ2を配置し、これらア
ウタチューブ1とインナチューブ2との間を油溜室3と
し、インナチューブ2内には上方からオイルシールおよ
びロッドガイドを介してピストンロッド6を挿入し、こ
のピストンロッド6の上端はストッパラバー7、マウン
ト部材4が固着され、マウント部材4によって車体側に
取り付けられ、ピストンロッド6の下端にはインナチュ
ーブ2内を上部油室S1と下部油室S2に画成するピス
トン8を固着している。尚、下部油室S2と油溜室3と
はボトムバルブ5を介して連通している。
【0008】前記ピストンロッド6の中間部にはストッ
パ部材9を固着し、このストッパ部材9にリバウンドラ
バー10を設け、ストッパ部材9とピストン8との間を
大径部11aと小径部11bとを軸方向に連続して形成
した凹凸部11としている。
【0009】一方、前記アウタチューブ1の外周には例
えば周方向に等間隔で3個の誘導起電力発生部12を取
り付けている。この誘導起電力発生部12は筒状ケース
13内の外側部に永久磁石14を、内側部にコイル15
を内蔵するとともに、基端が前記永久磁石に接触し周囲
に前記コイル15巻回した磁性体コア16をインナチュ
ーブ2を貫通せしめ、その先端を前記凹凸部11に近接
して対向せしめている。
【0010】以上において、油圧緩衝器の伸縮動によ
り、ピストンロッド6が上下動すると、磁性体コア16
の先端に凹凸部11の大径部11aと小径部11bとが
交互に対向することになる。そして、磁性体コア16の
先端に大径部11aが対向する時には図3に示すように
コアを貫く磁束が増し、小径部11bが対向する時には
磁束が減少する。
【0011】このように磁束が変化するとコイルに起電
力が発生する。そして起電力eは時間△t間の磁束変化
量△Φ、つまりe=−△Φ/△tで表わされる。そこ
で、この起電力を導線17にて取り出す。
【0012】図4は別実施例を示すものであり、前記実
施例にあってはストッパ部材9がピストンロッド6の外
周に取り付けられているので、圧縮行程の際にストッパ
部材9と磁性体コア16先端とが当たることがないよう
に、ストロークを制限しなければならないことも考えら
れる。そこで、図4に示す実施例にあっては凹凸部11
の小径部11bの径を凹凸部の本体11cよりも大径と
し、ストッパ部材を省略してストロークに不利な結果を
もたらさないようにするとともに、更に上下二段に誘導
起電力発生部12…を設け、発電効率を高めるようにし
ている。
【0013】尚、図示例にあってはロッドをピストンロ
ッドとして本発明に係る発電装置を油圧シリンダに組込
んだ例を示したが、油圧緩衝器以外の装置に組込んでも
よい。また、ロッドは直線のものを示したが環状或いは
湾曲したものでもよい。
【0014】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
極めて無駄のない構造で誘導起電力を発生せしめること
ができ、特に油圧緩衝器に適用した場合には、ピストン
ロッドの従来特に機能を発揮していなかった部分を有効
に使って発電できる。また、発電機構が緩衝器の内部に
組込まれるため、緩衝器の径寸法が大きくなったり、砂
鉄等が付着することもない。またロッドとコアとは非接
触であるのでフリクションが発生することがなく緩衝器
自体に悪影響を及ぼすことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る発電装置を適用した油圧緩衝器の
断面図
【図2】図1の要部拡大図
【図3】緩衝器の伸縮動に伴う磁束変化および発生する
起電力の関係を示すグラフ
【図4】別実施例を示す図1と同様の断面図
【符号の説明】
1…アウタチューブ、2…インナチューブ、6…ピスト
ンロッド、9…ストッパ部材、11…凹凸部、11a…
大径部、11b…小径部、14永久磁石、15…コイ
ル、16…コア。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−72233(JP,A) 特開 昭55−120367(JP,A) 特開 昭50−148809(JP,A) 実開 昭61−162292(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 35/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向に移動するロッドと、支持部材に
    固定された誘導起電力発生部とからなり、前記ロッドは
    大径部と小径部とを軸方向に連続してなる凹凸部を有
    し、前記誘導起電力発生部は、基端が永久磁石に接続し
    先端が前記凹凸部表面に近接して対向し周囲にコイルを
    巻回したコアを備えていることを特徴とする発電装置。
  2. 【請求項2】 前記ロッドは油圧緩衝器のピストンロッ
    ドであり、前記誘導起電力発生部は油圧緩衝器のチュー
    ブに固定されていることを特徴とする請求項1に記載の
    発電装置。
  3. 【請求項3】 前記ロッドの凹凸部の小径部の径はロッ
    ド本体部よりも大径にしたことを特徴とする請求項2に
    記載の発電装置。
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