JP3119621U - 構造物試験機 - Google Patents
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Abstract
【課題】コンパクトな構造で大きな試験力に対応可能な構造物試験機を提供する。
【解決手段】供試体に繰り返し負荷を与える構造物試験機は、供試体に繰り返し負荷を与える油圧シリンダと、シリンダロッドと供試体との間、およびシリンダチューブと反力壁との間をそれぞれ連結するスイベルジョイントを含む連結部とを備えている。スイベルジョイントは、球座と、球座を支承する割が設けられている軸受と、軸受の締め付け力を調節するテーパブッシュとを備える。
【選択図】図2
【解決手段】供試体に繰り返し負荷を与える構造物試験機は、供試体に繰り返し負荷を与える油圧シリンダと、シリンダロッドと供試体との間、およびシリンダチューブと反力壁との間をそれぞれ連結するスイベルジョイントを含む連結部とを備えている。スイベルジョイントは、球座と、球座を支承する割が設けられている軸受と、軸受の締め付け力を調節するテーパブッシュとを備える。
【選択図】図2
Description
本考案は、構造物の強度を評価する構造物試験機に関する。
構造物の強度を評価する構造物試験機は、油圧シリンダにより構造物の上端に引張圧縮の繰り返し負荷を加える。油圧シリンダのベース側がスイベルジョイントを介して反力壁に固定され、ヘッド側がスイベルジョイントを介して構造物に固定される。スイベルジョイントを介して連結することにより、構造物が変形したときに油圧シリンダに曲げ応力がかからないようにしている。
しかしながら、上述したような構造物試験機においては、割りを形成したブロック体に球座を嵌合させ、割りの締結力を調節してスイベルジョイントの継手性能を管理している。そのため、試験力が大きくなるとスイベルジョイントも大型化せざるをえなかった。
(1)請求項1の発明は、供試体に繰り返し負荷を与える構造物試験機であって、負荷ロッドと負荷アクチュエータを含み、供試体に繰り返し負荷を与える負荷手段と、負荷ロッドと供試体との間、および負荷アクチュエータと反力壁との間をそれぞれ連結するスイベルジョイントを含む連結手段とを備え、スイベルジョイントは、球座と、球座を支承する割が設けられている軸受と、軸受の締め付け力を調節するテーパブッシュとを備えることを特徴とする。
(2)請求項2の発明は、請求項1に記載の構造物試験機において、連結手段は、スイベルジョイントが取り付けられる連結板をさらに備え、スイベルジョイントは、連結板に対するテーパブッシュの挿入量を調節する調節リングをさらに備えることを特徴とする。
(3)請求項3の発明は、請求項2に記載の構造物試験機において、連結手段は、連結板を挟むように設けられた一対の支持板と、スイベルジョイント、連結板および一対の支持板を貫通するピンと、ピンを一対の支持板にそれぞれ固定する一対のテーパブッシュとをさらに備えることを特徴とする。
(2)請求項2の発明は、請求項1に記載の構造物試験機において、連結手段は、スイベルジョイントが取り付けられる連結板をさらに備え、スイベルジョイントは、連結板に対するテーパブッシュの挿入量を調節する調節リングをさらに備えることを特徴とする。
(3)請求項3の発明は、請求項2に記載の構造物試験機において、連結手段は、連結板を挟むように設けられた一対の支持板と、スイベルジョイント、連結板および一対の支持板を貫通するピンと、ピンを一対の支持板にそれぞれ固定する一対のテーパブッシュとをさらに備えることを特徴とする。
本発明によれば、コンパクトな構成により大きな試験力に対応可能な構造物試験機を実現することができる。
図1は、供試体SPに負荷を与えて評価する構造物試験機の一実施の形態を示す図である。構造物試験機は、供試体SPの上端部と反力壁50の上端との間に連結部11を介して横架された油圧シリンダ12と、供試体SPに負荷される荷重を検出するロードセル13と、供試体SPの変形量を測定するストローク計14と、油圧シリンダ12を制御する油圧制御弁15と、目標とする繰り返しの負荷波形に従って油圧シリンダ12を駆動する制御装置16とを備えている。油圧シリンダ12は複動型のシリンダであり、ベース側がスイベルジョイント11を介して反力壁50に固定され、ヘッド側が連結部11を介して供試体SPに固定されている。連結部11は、2方向の自在継手として機能するスイベルジョイントを有する連結手段である。
以下に、図2および図3を参照して連結部11を詳細に説明する。
図2は、供試体SPと油圧シリンダ12との間を連結する連結部11の要部を示す水平断面図である。供試体SP側には、一対の支持板111が所定の間隔をあけてボルト112で取り付けられている。油圧シリンダ12のロッド12aにはロードセル13が取り付けられ、ロードセル13には、T字状の連結板113がボルト114で連結されている。連結板113は、一対の支持板111の間に介在されている。一対の支持板111と連結板113は、それらを貫通するピン115で連結されている。連結板113内には自在継手(スイベルジョイント)116が設けられており、ピン115は連結板113に設けられた自在継手116を貫通している。ピン115の両端は、テーパブッシュ117により支持板111に保持されている。
図2は、供試体SPと油圧シリンダ12との間を連結する連結部11の要部を示す水平断面図である。供試体SP側には、一対の支持板111が所定の間隔をあけてボルト112で取り付けられている。油圧シリンダ12のロッド12aにはロードセル13が取り付けられ、ロードセル13には、T字状の連結板113がボルト114で連結されている。連結板113は、一対の支持板111の間に介在されている。一対の支持板111と連結板113は、それらを貫通するピン115で連結されている。連結板113内には自在継手(スイベルジョイント)116が設けられており、ピン115は連結板113に設けられた自在継手116を貫通している。ピン115の両端は、テーパブッシュ117により支持板111に保持されている。
図3は、自在継手116の構成を示す分解斜視図である。自在継手116は、球座116aと、球座116aを支承する軸方向に割り116wが入れられた軸受116bと、軸受116bによる球座116aの締め付け力を調節するテーパブッシュ116cと、テーパブッシュ116cの挿入量を調節する調節リング116dとを備える。図3に示すように、テーパブッシュ116cにも軸方向に割が入れられている。テーパブッシュ116cのフランジ部および調節リング116dのフランジ部には、それぞれ複数のボルト穴が設けられている。これらのボルト穴に対応して、連結板113には複数のねじ穴が形成されている。
自在継手116を連結板113に取り付ける場合は、まず、ピン115を貫通させた状態で球座116aと軸受116bを連結板113の開口部に配置する。そして、軸受116bと連結板113との隙間にテーパブッシュ116cを差し込んで、ボルト118を締めつける。ボルト118の締め付けでテーパブッシュ116cを挿入することにより、軸受116bおよび球座116aが締め付けられる。テーパブッシュ116cの反対側からは調節リング116dが挿入され、ボルト119を締め付けることによって軸受116と連結板113との隙間にはめ込まれる。ボルト119によって調節リング116dをはめ込んだり抜き出したりすることによって、テーパブッシュ116cの挿入量を調節する。テーパブッシュ116cの挿入量により軸受116bおよび球座116aの締め付け力を調節することができる。
自在継手116を介して連結板113にピン115を取り付けた後、一対の支持板111のそれぞれの開口部にピン115の端部を差込む。そして、ボルト200を締め付けてテーパブッシュ117をはめ込むことにより、ピン115を支持板111に取り付ける。なお、テーパブッシュ117にもテーパブッシュ116cと同様に割が入れられており、支持板111とピン115とを適切に固定することができる。最後に、一対の支持板111をボルト112により供試体SPに固着する。
なお、以上では供試体SPと油圧シリンダ12との間を連結する連結部11について説明したが、油圧シリンダ12と反力壁50との間を連結する連結部11の構成も同様である。
以上説明したように、一実施の形態による構造物試験機は、以下のような作用効果を奏することができる。
(1)構造物試験機は、供試体SPに繰り返し負荷を与える油圧シリンダ12と、負荷ロッド12aと供試体SPとの間、および油圧シリンダ12のシリンダチューブ側と反力壁50との間をそれぞれ連結するスイベルジョイント116を含む連結部11とを備えている。スイベルジョイント116は、球座116aと、球座116aを支承する割116wが設けられている軸受116bと、軸受116bの締め付け力を調節するテーパブッシュ116cとを備えている。なお、連結板113および支持板111には割りが形成されていない。これによりコンパクトな構成で大きな試験力に対応可能な構造物試験機を実現することができる。
(2)連結部11は、スイベルジョイント116が取り付けられる連結板113をさらに備え、スイベルジョイント116は、連結板113に対するテーパブッシュ116cの軸方向の挿入量を調節する調節リング116dをさらに備えている。これにより、テーパブッシュ116cの挿入量を調節し、軸受116bの締め付け力を適切に設定することができる。
(3)連結部11は、連結板113を挟むように設けられた一対の支持板111と、スイベルジョイント116、連結板113、および一対の支持板111を貫通するピン115と、ピン115を一対の支持板111にそれぞれ固定する一対のテーパブッシュ117とをさらに備えている。これにより、コンパクトな構成でピン115を介した連結板113と支持板111との連結を行うことができる。
(1)構造物試験機は、供試体SPに繰り返し負荷を与える油圧シリンダ12と、負荷ロッド12aと供試体SPとの間、および油圧シリンダ12のシリンダチューブ側と反力壁50との間をそれぞれ連結するスイベルジョイント116を含む連結部11とを備えている。スイベルジョイント116は、球座116aと、球座116aを支承する割116wが設けられている軸受116bと、軸受116bの締め付け力を調節するテーパブッシュ116cとを備えている。なお、連結板113および支持板111には割りが形成されていない。これによりコンパクトな構成で大きな試験力に対応可能な構造物試験機を実現することができる。
(2)連結部11は、スイベルジョイント116が取り付けられる連結板113をさらに備え、スイベルジョイント116は、連結板113に対するテーパブッシュ116cの軸方向の挿入量を調節する調節リング116dをさらに備えている。これにより、テーパブッシュ116cの挿入量を調節し、軸受116bの締め付け力を適切に設定することができる。
(3)連結部11は、連結板113を挟むように設けられた一対の支持板111と、スイベルジョイント116、連結板113、および一対の支持板111を貫通するピン115と、ピン115を一対の支持板111にそれぞれ固定する一対のテーパブッシュ117とをさらに備えている。これにより、コンパクトな構成でピン115を介した連結板113と支持板111との連結を行うことができる。
以上説明した一実施の形態において、油圧シリンダ12が負荷手段として機能し、油圧シリンダ12のロッド12aが負荷ロッドとして機能し、油圧シリンダ12のシリンダチューブ側が負荷アクチュエータとして機能し、連結部11が連結手段として機能することができる。ただし、これらには限定されず、例えば負荷手段として油圧式以外のアクチュエータにより供試体SPに荷重を加えるようにしても良い。この場合も、負荷を与えるアクチュエータの負荷ロッド側を供試体SPと連結し、負荷アクチュエータ本体側を反力壁50と連結する。なお、以上の説明はあくまで一例であり、考案を解釈する際、上記の実施形態の記載事項と実用新案登録請求の範囲の記載事項の対応関係になんら限定も拘束もされない。
11:連結部、12:油圧シリンダ、111:支持板、113:連結板、116:自材継手、116a:球座、116b:軸受、116c:テーパブッシュ、116d:調節リング、117:テーパブッシュ
Claims (3)
- 供試体に繰り返し負荷を与える構造物試験機であって、
負荷ロッドと負荷アクチュエータを含み、前記供試体に繰り返し負荷を与える負荷手段と、
前記負荷ロッドと前記供試体との間、および前記負荷アクチュエータと反力壁との間をそれぞれ連結するスイベルジョイントを含む連結手段とを備え、
前記スイベルジョイントは、球座と、前記球座を支承する割が設けられている軸受と、前記軸受の締め付け力を調節するテーパブッシュとを備えることを特徴とする構造物試験機。 - 請求項1に記載の構造物試験機において、
前記連結手段は、前記スイベルジョイントが取り付けられる連結板をさらに備え、
前記スイベルジョイントは、前記連結板に対する前記テーパブッシュの挿入量を調節する調節リングをさらに備えることを特徴とする構造物試験機。 - 請求項2に記載の構造物試験機において、
前記連結手段は、前記連結板を挟むように設けられた一対の支持板と、前記スイベルジョイント、前記連結板および前記一対の支持板を貫通するピンと、前記ピンを前記一対の支持板にそれぞれ固定する一対のテーパブッシュとをさらに備えることを特徴とする構造物試験機。
Priority Applications (1)
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JP2005010731U JP3119621U (ja) | 2005-12-19 | 2005-12-19 | 構造物試験機 |
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JP2005010731U Ceased JP3119621U (ja) | 2005-12-19 | 2005-12-19 | 構造物試験機 |
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