JP3118724U - 車体構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】消防車や工事用などに使用されているダブルピック等の車両に、ヘルメットを装着した隊員や作業員が極めて安全に乗降することができる車体構造の提供を目的とする。
【解決手段】乗降口B1をハイルーフRの側面まで拡大してルーフ開口部R1を形成する。該ルーフ開口部R1を開閉せしめる拡大ドア部D1をドアDの上端から上方に向けて延長形成する。拡大ドア部D1は、ドアDの上端に溶着される板体状の金属製芯材1と、該芯材1の内外側面全体を覆うように接着するFRP製の被覆材2とから成る。該被覆材2を芯材1からドアD外側の一部にまで延長して被覆するように設ける。ハイルーフRは、ダブルピックのルーフ部に配設されたFRP構造とする。ルーフ開口部R1は、ダブルピックの後部シートに乗降する者がヘルメットを着用して乗降可能な高さに開口する。
【選択図】図2

Description

本考案は、たとえば消防車などに使用されているダブルピック等の車両に、ヘルメットを装着した隊員や作業員が乗降するのに好適な車体構造に関するものである。
消防車や工事用車両等に使用されているダブルピック形式の車両では、隊員や作業員がヘルメットを着用した状態で乗降することが多い。そのため、ヘルメットを装着したままでも乗車できるようにした、ハイルーフ仕様のダブルピックなども提供されている。
一方、特許文献1に、ドア本体の上側に位置するルーフにも開口部を形成した自動車が記載されている。この自動車では、ドア本体の上端部がルーフまで延出されたスライドドアと、ルーフの一部を開口して乗降口を広くした乗用車が記載されている。
特公平7−12789号公報
従来のハイルーフ仕様のダブルピックでは、座席上部にハイルーフによるスペースを確保しているので、ヘルメットを装着したまま乗車することができる。ところが、トラック形式なので、乗用車と比べて座席の床が高く、しかも、ハイルーフであっても乗降口の高さは変わらないので、ヘルメットを装着した状態で乗降する際に、このヘルメットを乗降口の枠上部にぶつけてしまう事が極めて多いものであった。したがって、乗降口やヘルメットの破損が多く、特に、消防車など一刻を争って乗降する必要がある緊急車両などでは、ヘルメットを装着した隊員にとって大きな危険を伴うものであった。
また、特許文献1の車両は、乗用車とスライドドアを改良したものであるから、スライドドアを装着する車両に適していても、トラックタイプのダブルピックでは、スライドドアの装着は困難である。また、特許文献1では、ヘルメットを装着した隊員や作業員が安全に乗降することは想定されていない。
そこで本考案は、上述の課題を解消すべく案出されたもので、消防車や工事用などに使用されているダブルピック等の車両に、ヘルメットを装着した隊員や作業員が極めて安全に乗降することができる車体構造の提供を目的とするものである。
上述の目的を達成すべく本考案の第1の手段は、車体Bの上部に配設されるハイルーフRと、車体B側面に開口される乗降口B1と、該乗降口B1を開閉するドアDとを有した車体構造において、乗降口B1をハイルーフRの側面まで拡大してルーフ開口部R1を形成し、該ルーフ開口部R1を開閉せしめる拡大ドア部D1をドアDの上端から上方に向けて延長形成したことにある。
第2の手段の前記拡大ドア部D1は、ドアDの上端に溶着される板体状の金属製芯材1と、該芯材1の内外側面全体を覆うように接着するFRP製の被覆材2とから成り、該被覆材2を芯材1からドアD外側の一部にまで延長して被覆するように設けている。
第3の手段の前記ハイルーフRは、ダブルピックのルーフ部に配設されたFRP構造とし、前記ルーフ開口部R1は、ダブルピックの後部シートに乗降する者がヘルメットを着用して乗降可能な高さに開口している。
第4の手段の前記車両は、ハイルーフ仕様のダブルピックを使用した消防車等の緊急車両又は工事用車両とすることを課題解消のための手段とする。
本考案の請求項1によると、乗降口B1をハイルーフRの側面まで拡大してルーフ開口部R1を形成し、該ルーフ開口部R1を開閉せしめる拡大ドア部D1をドアDの上端から上方に向けて延長形成したことにより、ヘルメットを装着した隊員や作業員が極めて安全に乗降することができる。
請求項2により、拡大ドア部D1は、ドアDの上端に溶着される板体状の金属製芯材1と、該芯材1の内外側面全体を覆うように接着するFRP製の被覆材2とから成り、該被覆材2を芯材1からドアD外側の一部にまで延長して被覆するように設けているので、ハイルーフRへの変更に合わせて、ドアDの形状も変更することができる。この結果、新規の車両を製造する段階から形成できるのは勿論のこと、既に製造されている消防車等でも、ハイルーフRへの変更と共に、装着されているドアを容易に変更することが可能である。また、ドアDの上端に板体状の金属製芯材1を溶着しているので、ドアDを閉じた時にルーフ開口部R1を強固に閉塞することができる。
請求項3、4では、ハイルーフRのルーフ開口部R1をダブルピックの後部シートに乗降する者がヘルメットを着用して乗降可能な高さに開口しているので、特に、消防士や工事関係者等が乗降し易い構造になっている。また、ハイルーフRは、ダブルピックのルーフ部に配設されたFRP構造としているから、前記ドアDに延長形成した拡大ドア部D1との組み合わせが良好になり、外観デザインにおいても違和感をなくすことができる。
このように本考案によると、消防車や工事用などに使用されているダブルピック等の車両に、ヘルメットを装着した隊員や作業員が極めて安全に乗降することができるなどといった有益な種々の効果を奏するものである。
本考案の最良の形態は、乗降口B1をハイルーフRの側面まで拡大してルーフ開口部R1を形成する。該ルーフ開口部R1を開閉せしめる拡大ドア部D1をドアDの上端から上方に向けて延長形成する。拡大ドア部D1は、ドアDの上端に溶着される板体状の金属製芯材1と、該芯材1の内外側面全体を覆うように接着するFRP製の被覆材2とから成る。該被覆材2を芯材1からドアD外側の一部にまで延長して被覆するように設ける。ハイルーフRは、ダブルピックのルーフ部に配設されたFRP構造とする。前記ルーフ開口部R1は、ダブルピックの後部シートに乗降する者がヘルメットを着用して乗降可能な高さに開口する。車両は、消防車等の緊急車両又は工事用車両に使用されるダブルピックとすることで、当初の目的を達成するものである。
以下、図面を参照して本考案の実施の形態を説明する。
本考案が採用される車両は、車体Bの上部に配設されるハイルーフRと、車体B側面に開口される乗降口B1と、該乗降口B1を開閉するドアDとを有した車体構造において採用される。本考案が最も適している車両はダブルピックと称する座席が二列設けられたトラックである。このダブルピックは、主に消防車(図1参照)や工事用車両として多く用いられている。また、ハイルーフRは、予め車両に装着されているものの外、通常の屋根に後付けで装着するものを含む。
車体B側面に設けられた乗降口B1を、ハイルーフRの側面まで拡大してルーフ開口部R1を形成する。設計段階からルーフ開口部R1を設ける場合は問題ないが、既存の車体Bを改修するには、既存のルーフを外してFRP製のハイルーフRを設置すると共に、既存の開口部に設けられている上部のピラー(図示せず)を切断し、既存の開口部がルーフ開口部R1と一体になるように形成する。
このハイルーフRは、FRP構造とし、ダブルピックのルーフ部に配設するのが最適である。そして、このハイルーフRのルーフ開口部R1は、ダブルピックの後部シートに乗降する者がヘルメットを着用して乗降可能な高さに開口している(図2参照)。
このルーフ開口部R1を拡大ドア部D1が開閉する。この拡大ドア部D1は、ドアDの上端から上方に向けて延長形成したもので、ドアDの上端に溶着される板体状の金属製芯材1と、該芯材1の内外側面全体を覆うように接着するFRP製の被覆材2とから成る(図3、図4参照)。そして、該被覆材2を芯材1からドアD外側の一部にまで延長して被覆することで、拡大ドア部D1とドアDとが一体になるように設けるものである。尤も、設計段階からドアDを製造する場合は、拡大ドア部D1とドアDとを一体に成形したものでも良い。この場合、芯材1や被覆材2の必要はなくなる。
FRP製の被覆材2を金属製のドアDに接着する場合、ウレタン系のシリコン接着剤をコーキング3として使用する(図5参照)。この場合、リベット4にて被覆材2とドアDとを固定しておくと、より強固な接合が可能になる。また、このリベット4は、接着時にのみ使用し、コーキング3が固化した後でリベット4を外し、その跡を塞ぐ処理を施すことも可能である。
尚、本考案における図示例の各構成は、本考案の一実施例に過ぎない。たとえばルーフ開口部R1や拡大ドア部D1の形状や材質、あるいは車両の形式などは現在知られている技術範囲で自由に変更することができるものである。
本考案の一実施例を示す斜視図である。 本考案の一実施例を示す斜視図である。 本考案拡大ドア部の一実施例を示す斜視図である。 本考案拡大ドア部の一実施例を示す断面図である。 本考案の被覆材と車体との接着状態を示す要部断面図である。
符号の説明
B 車体
B1 乗降口
D ドア
D1 拡大ドア部
R ハイルーフ
R1 ルーフ開口部
1 芯材
2 被覆材
3 コーキング
4 リベット

Claims (4)

  1. 車体の上部に配設されるハイルーフと、車体側面に開口される乗降口と、該乗降口を開閉するドアとを有した車体構造において、乗降口をハイルーフの側面まで拡大してルーフ開口部を形成し、該ルーフ開口部を開閉せしめる拡大ドア部をドアの上端から上方に向けて延長形成したことを特徴とする車体構造。
  2. 前記拡大ドア部は、ドアの上端に溶着される板体状の金属製芯材と、該芯材の内外側面全体を覆うように接着するFRP製の被覆材とから成り、該被覆材を芯材からドア外側の一部にまで延長して被覆するように設けた請求項1記載の車体構造。
  3. 前記ハイルーフは、ダブルピックのルーフ部に配設されたFRP構造とし、前記ルーフ開口部は、ダブルピックの後部シートに乗降する者がヘルメットを着用して乗降可能な高さに開口した請求項1又は2記載の車体構造。
  4. 前記車両は、ハイルーフ仕様のダブルピックを使用した消防車等の緊急車両又は工事用車両とする請求項1乃至3いずれか記載の車体構造。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015074275A (ja) * 2013-10-07 2015-04-20 株式会社モリタ ハイルーフ型車両

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