JP3118203U - コイン - Google Patents
コイン Download PDFInfo
- Publication number
- JP3118203U JP3118203U JP2005009120U JP2005009120U JP3118203U JP 3118203 U JP3118203 U JP 3118203U JP 2005009120 U JP2005009120 U JP 2005009120U JP 2005009120 U JP2005009120 U JP 2005009120U JP 3118203 U JP3118203 U JP 3118203U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coin
- dimensional
- printed material
- image
- dimensional image
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Stereoscopic And Panoramic Photography (AREA)
Abstract
【課題】立体物を表示し、且つ薄さと量産性を保ったコインを提供する。
【解決手段】コイン1は、円板2の中央部に、凹み又は開口20を開設し、該凹み又は開口20内に、２次元画像を立体表示する手段3を設けている。２次元画像を立体表示する手段3は、２次元印刷物30の上にレンチキュラレンズ4を載置して構成され、２次元印刷物30は視差が異なる位置から撮像された画像データから取り出された画素を配列して構成される。
【選択図】図２
【解決手段】コイン1は、円板2の中央部に、凹み又は開口20を開設し、該凹み又は開口20内に、２次元画像を立体表示する手段3を設けている。２次元画像を立体表示する手段3は、２次元印刷物30の上にレンチキュラレンズ4を載置して構成され、２次元印刷物30は視差が異なる位置から撮像された画像データから取り出された画素を配列して構成される。
【選択図】図２
Description
本考案は、コイン、具体的にはゲーム用コイン、記念コイン等に関する。
出願人は、以前ゲーム用コイン(１)として、図４に示すものを提案している(特許文献１参照)。これは、金属又は樹脂から構成された円板(２)の中央部に、矩形状の凹み(28)を形成し、該凹み(28)内に金、銀、プラチナの何れかからなるインゴット(29)を嵌め込んでいる。凹み(28)は透明な化粧シート(21)にて覆われて、コイン(１)の上面から化粧シート(21)を通して、インゴット(29)を見ることができる。
出願人が提案したコインは、見た目が美しく、視覚的に優れたものである。出願人はかかるコインの視覚性を高めようと、工夫をこらしていたところ、コイン(１)の中に立体物、具体的には虫等の小動物を入れることを着想した。
しかし、実際にコイン(１)の中に立体物を入れると、コイン(１)が厚くなり、コイン(１)としての取り扱いが不便になる。また、コイン(１)の中に小動物を入れると、量産性が悪く、また大量の小動物を捕獲する必要もあるから、コストも高く付く。
本考案は、立体物を表示し、且つ薄さと量産性を保ったコインを提供することにある。
しかし、実際にコイン(１)の中に立体物を入れると、コイン(１)が厚くなり、コイン(１)としての取り扱いが不便になる。また、コイン(１)の中に小動物を入れると、量産性が悪く、また大量の小動物を捕獲する必要もあるから、コストも高く付く。
本考案は、立体物を表示し、且つ薄さと量産性を保ったコインを提供することにある。
円板(２)の中央部に、凹み又は開口(20)を開設し、該凹み又は開口(20)内に、２次元画像を立体表示する手段(３)を設けている。２次元画像を立体表示する手段(３)は、２次元印刷物(30)の上にレンチキュラレンズ(４)を載置して構成され、２次元印刷物(30)は視差が異なる位置から撮像された画像データから取り出された画素を配列して構成される。
円板(２)の中央部には、２次元画像が立体表示されている。２次元画像を立体表示する手段(３)は、２次元印刷物(30)の上にレンチキュラレンズ(４)を載置して構成されている。これにより、２次元画像を立体表示する手段(３)は、実際の立体物よりも薄くすることができ、コイン(１)全体を薄型にできる。また、２次元画像を立体表示する手段(３)は、２次元印刷物(30)を立体表示しているのであり、印刷物(30)は容易に複製できるから、量産可能である。従って、本考案により、立体物を表示し、且つ薄さと量産性を保ったコインを提供することができる。
以下、本考案の一実施例を図を用いて詳述する。
図１は、本例に係わるコイン(１)の斜視図であり、図２は図１をＡ−Ａ線を含む面にて破断した断面図である。これは、金属又は樹脂から構成された円板(２)の中央部に、矩形状の開口(20)を開設し、該開口(20)の上面は透明な化粧シート(21)にて覆われる。開口(20)内には、２次元画像を立体表示する手段(３)が設けられており、図１では小動物である虫が化粧シート(21)を通して立体表示されている。円板(２)の下面は粘着性のあるシール(22)にて覆われ、２次元画像を立体表示する手段(３)は該シール(22)上に貼り付けられている。
図１は、本例に係わるコイン(１)の斜視図であり、図２は図１をＡ−Ａ線を含む面にて破断した断面図である。これは、金属又は樹脂から構成された円板(２)の中央部に、矩形状の開口(20)を開設し、該開口(20)の上面は透明な化粧シート(21)にて覆われる。開口(20)内には、２次元画像を立体表示する手段(３)が設けられており、図１では小動物である虫が化粧シート(21)を通して立体表示されている。円板(２)の下面は粘着性のあるシール(22)にて覆われ、２次元画像を立体表示する手段(３)は該シール(22)上に貼り付けられている。
図３は、２次元画像を立体表示する手段(３)の拡大図である。２次元画像を立体表示する手段(３)は、２次元印刷物(30)の上にレンチキュラレンズ(４)を載置して構成され、周知の如く、レンチキュラレンズ(４)は蒲鉾状のシリンドリカルレンズ(40)(40)を複数横に繋げて構成される。２次元印刷物(30)上には、多数の画素(ピクセル)が配列されて紙上に印刷され、図３ではシリンドリカルレンズ(40)(40)の配列方向に並ぶ４つの画素(Ａ１−Ａ４)(Ｂ１−Ｂ４)(Ｃ１−Ｃ４)が、１つのシリンドリカルレンズ(40)の幅に対応している。
この４つの画素は、夫々視差が異なる位置から撮像された画像データ(即ち、同一の被写体に対して異なる視点から撮像した画像データ)から取り出されたものであり、レンチキュラレンズ(４)を通して見ると、立体画像が得られる。また、レンチキュラレンズ(４)に対する眼の位置によって、眼に入る画素が異なり、異なる立体画像を見ることができる。
この４つの画素は、夫々視差が異なる位置から撮像された画像データ(即ち、同一の被写体に対して異なる視点から撮像した画像データ)から取り出されたものであり、レンチキュラレンズ(４)を通して見ると、立体画像が得られる。また、レンチキュラレンズ(４)に対する眼の位置によって、眼に入る画素が異なり、異なる立体画像を見ることができる。
紙上に視差が異なる位置から撮像された画像を形成する方法を簡単に説明する。先ず、被写体、この場合は虫を異なる視点からデジタルカメラにて撮像する。次に、１の位置から撮像した画素を選択して、画像処理回路(図示せず)内で並べる。これが画素(Ａ１)(Ｂ１)(Ｃ１)である。次に、別の位置から撮像した画素を選択して、画素(Ａ２)(Ｂ２)(Ｃ２)として並べる。以下、同様にして画素を並べ、デジタルデータとしての画像データを得て、これをプリンタにて紙上に印刷すれば、２次元印刷物(30)が得られる。
尚、図３では、４つの画素が１つのシリンドリカルレンズ(40)の幅に対応しているとしたが、これでは１又は２つの画素が片眼に入るだけである。近年では、１つのシリンドリカルレンズ(40)の幅に多数の画素を対応させ、複数の視差のある画素を片眼に入れることも提案されている。このように片眼に複数の画素を入力させる画像は、超多眼画像と呼ばれており、２次元画像を立体表示する手段(３)はかかる超多眼画像を表示してもよい。
コイン(１)を真上又は斜め上から見た者は、２次元印刷物(30)の上に印刷された虫の画像を立体視できるから、あたかも実際の虫がコイン(１)の中に入っているような印象を受ける。これにより、コイン(１)の中にある虫の立体画像を見た看者に、驚きと感動を与え、視覚的効果を高めることができる。
また、２次元画像を立体表示する手段(３)は、実際の立体物(この場合は虫)よりも薄くすることができ、コイン(１)全体を薄型にできる。また、２次元画像を立体表示する手段(３)は、２次元印刷物(30)を立体表示しているのであり、印刷物(30)は容易に複製できるから、量産可能である。従って、本考案により、立体物を表示し、且つ薄さと量産性を保ったコインを提供することができる。
また、２次元画像を立体表示する手段(３)は、実際の立体物(この場合は虫)よりも薄くすることができ、コイン(１)全体を薄型にできる。また、２次元画像を立体表示する手段(３)は、２次元印刷物(30)を立体表示しているのであり、印刷物(30)は容易に複製できるから、量産可能である。従って、本考案により、立体物を表示し、且つ薄さと量産性を保ったコインを提供することができる。
コイン(１)は、具体的にはゲーム用コイン、記念コイン、アクセサリ用コイン、開運コインであり、貨幣として用いるものではない。化粧シート(21)及びシール(22)には、種々の模様、色を施して、デザイン性を高めれば、収集価値も高まる。
また、上記例では、開口(20)内に２次元印刷物(30)を入れているとしたが、従来のように凹み(28)内に入れてもよい。更に、立体物として虫を例示したが、あくまでも例示であって、これに限定されない。
また、上記例では、開口(20)内に２次元印刷物(30)を入れているとしたが、従来のように凹み(28)内に入れてもよい。更に、立体物として虫を例示したが、あくまでも例示であって、これに限定されない。
上記実施例の説明は、本考案を説明するためのものであって、実用新案登録請求の範囲に記載の考案を限定し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本考案の各部構成は上記実施例に限らず、実用新案登録請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。
(１) コイン
(２) 円板
(３) ２次元画像を立体表示する手段
(４) レンチキュラレンズ
(30) ２次元印刷物
(２) 円板
(３) ２次元画像を立体表示する手段
(４) レンチキュラレンズ
(30) ２次元印刷物
Claims (2)
- 円板(２)の中央部に、凹み又は開口(20)を開設し、該凹み又は開口(20)内に、２次元画像を立体表示する手段(３)を設けたことを特徴とするコイン。
- ２次元画像を立体表示する手段(３)は、２次元印刷物(30)の上にレンチキュラレンズ(４)を載置して構成され、２次元印刷物(30)は視差が異なる位置から撮像された画像データから取り出された画素を配列して構成される、請求項１に記載のコイン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2005009120U JP3118203U (ja) | 2005-11-01 | 2005-11-01 | コイン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2005009120U JP3118203U (ja) | 2005-11-01 | 2005-11-01 | コイン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3118203U true JP3118203U (ja) | 2006-01-26 |
Family
ID=43468497
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2005009120U Expired - Fee Related JP3118203U (ja) | 2005-11-01 | 2005-11-01 | コイン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3118203U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012524572A (ja) * | 2009-04-22 | 2012-10-18 | ニッケル カール―オットー | 個性化する要素を有するペンダント |
-
2005
- 2005-11-01 JP JP2005009120U patent/JP3118203U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012524572A (ja) * | 2009-04-22 | 2012-10-18 | ニッケル カール―オットー | 個性化する要素を有するペンダント |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6061938A (en) | Changeable image display device | |
| US5757550A (en) | Dual-view imaging product | |
| CN102647610B (zh) | 基于像素提取的集成成像方向性显示方法 | |
| JP6142985B2 (ja) | 自動立体ディスプレイおよびその製造方法 | |
| CN103809293A (zh) | 基于子像素的3d集成成像显示设备 | |
| JP2022516709A (ja) | 裸眼３ｄディスプレイ | |
| JP3118203U (ja) | コイン | |
| KR101326294B1 (ko) | 삼차원 장식물 | |
| WO2010050505A1 (ja) | 装飾表示体 | |
| JP6621199B2 (ja) | 鑑賞用構造体 | |
| CN103748616B (zh) | 产生虹彩图像的方法、所获得的图像和包括该图像的设备 | |
| CN206728200U (zh) | 一种基于针孔阵列的无串扰集成成像双视3d显示装置 | |
| CN109242518A (zh) | 一种ar增强现实立体防伪系统 | |
| KR101513999B1 (ko) | 3차원 이미지 생성 장치 | |
| JP3004746U (ja) | 立体絵画 | |
| JP4999023B1 (ja) | 装飾表示体 | |
| CN220023893U (zh) | 混合现实裸眼3d鱼缸 | |
| JP2003246200A (ja) | 装飾パネル | |
| JP3018898B2 (ja) | ステレオグラム表示体 | |
| JP3009929U (ja) | レンチキュラー印刷物 | |
| Du et al. | Image Display based on Actual Object Stereoscopic Scene | |
| TWI296722B (ja) | ||
| JPH0325490A (ja) | 表示装置 | |
| WO2009081721A1 (ja) | 絵画表示物 | |
| CN204439943U (zh) | 一种彩膜基板、裸眼3d立体显示面板及其显示装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091221 Year of fee payment: 4 |
|
| S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323531 |
|
| S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323533 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091221 Year of fee payment: 4 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091221 Year of fee payment: 4 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111221 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121221 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121221 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131221 Year of fee payment: 8 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |