JP3118169B2 - ボルト締結ケーシング - Google Patents
ボルト締結ケーシングInfo
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- JP3118169B2 JP3118169B2 JP07297839A JP29783995A JP3118169B2 JP 3118169 B2 JP3118169 B2 JP 3118169B2 JP 07297839 A JP07297839 A JP 07297839A JP 29783995 A JP29783995 A JP 29783995A JP 3118169 B2 JP3118169 B2 JP 3118169B2
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- Japan
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- nut
- casing
- mold
- connector
- lock
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- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボルト締めコネク
タなどに使用して好適なボルト締結ケーシングに関す
る。
タなどに使用して好適なボルト締結ケーシングに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のボルト締結ケーシングと
して、図5及び図6に示すボルト締めコネクタが知られ
ている。同図において、キャップ状に形成された雄側コ
ネクタ1は内底面より砲台状に突出するナット保持部2
を有しており、同ナット保持部2内にはナット3をイン
サート成形にて埋め込み保持している。すなわち、図7
に示すように、一対の金型4,5が対面して内部に樹脂
充填室を形成しつつ、ナット3を上下方向から金型ピン
4a,5aにて挟持するとともに左右方向から金型ピン
4b1,4b2にて挟持している。
して、図5及び図6に示すボルト締めコネクタが知られ
ている。同図において、キャップ状に形成された雄側コ
ネクタ1は内底面より砲台状に突出するナット保持部2
を有しており、同ナット保持部2内にはナット3をイン
サート成形にて埋め込み保持している。すなわち、図7
に示すように、一対の金型4,5が対面して内部に樹脂
充填室を形成しつつ、ナット3を上下方向から金型ピン
4a,5aにて挟持するとともに左右方向から金型ピン
4b1,4b2にて挟持している。
【0003】一方、雌側コネクタ6はキャップ状に形成
された雄側コネクタ1内に挿入可能であるとともに、砲
台状のナット保持部2に覆い被さる筒部7を備え、当該
筒部7を貫通するようにしてボルト8を回転自在に支持
している。また、長手方向の外側面の中央には楔形の係
合突起6a,6aを備え、上記雄側コネクタ1の側壁部
分に形成した貫通溝(ロックピット)1a,1aに対し
て内側から係合可能となっている。
された雄側コネクタ1内に挿入可能であるとともに、砲
台状のナット保持部2に覆い被さる筒部7を備え、当該
筒部7を貫通するようにしてボルト8を回転自在に支持
している。また、長手方向の外側面の中央には楔形の係
合突起6a,6aを備え、上記雄側コネクタ1の側壁部
分に形成した貫通溝(ロックピット)1a,1aに対し
て内側から係合可能となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のボルト
締結ケーシングにおいては、次のような課題があった。
樹脂充填室内に樹脂を充填するときに左右方向から支持
する金型ピン4b1,4b2が樹脂圧でぶれることがあ
り、ナット3の位置がずれてしまうことがある。ナット
3がずれると雄側コネクタ1と雌側コネクタ6とを嵌合
させるときにボルト8とナット3がずれて螺合できなく
なる。
締結ケーシングにおいては、次のような課題があった。
樹脂充填室内に樹脂を充填するときに左右方向から支持
する金型ピン4b1,4b2が樹脂圧でぶれることがあ
り、ナット3の位置がずれてしまうことがある。ナット
3がずれると雄側コネクタ1と雌側コネクタ6とを嵌合
させるときにボルト8とナット3がずれて螺合できなく
なる。
【0005】また、貫通溝1a,1aが側壁の内外を大
きく連通させてしまっているため、塵や埃、あるいは水
滴が容易に内部に入ってしまう。本発明は、上記課題に
かんがみてなされたもので、埋め込まれるナットの位置
ずれを防止しつつ防塵、防滴を行いやすくすることが可
能なボルト締結ケーシングの提供を目的とする。
きく連通させてしまっているため、塵や埃、あるいは水
滴が容易に内部に入ってしまう。本発明は、上記課題に
かんがみてなされたもので、埋め込まれるナットの位置
ずれを防止しつつ防塵、防滴を行いやすくすることが可
能なボルト締結ケーシングの提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、キャップ状に形成
されるとともにその内底面でナットが開口するようにイ
ンサート成形した第一ケーシングと、この第一ケーシン
グのキャップ内に挿入可能に形成されるとともに上記ナ
ットに対面するようにボルトを回転自在に保持する第二
ケーシングとを備えるボルト締結ケーシングであって、
上記第一ケーシングは、上記ナットをインサート成形す
べくこのナットを挟持した金型ピンにより背面側に延び
て形成された通孔と、上記金型ピンを外側から挟持する
ように配された別の金型ピンによって形成され、内底面
から奥側に向かいその奥側の内方で上記通孔と連通する
ロックピットとを備え、上記第二ケーシングは、上記ロ
ックピットに向かって突き出るとともに先端部位で上記
通孔に向かって側方に突出する係合アームを備えた構成
としてある。
めの手段として、請求項1の発明は、キャップ状に形成
されるとともにその内底面でナットが開口するようにイ
ンサート成形した第一ケーシングと、この第一ケーシン
グのキャップ内に挿入可能に形成されるとともに上記ナ
ットに対面するようにボルトを回転自在に保持する第二
ケーシングとを備えるボルト締結ケーシングであって、
上記第一ケーシングは、上記ナットをインサート成形す
べくこのナットを挟持した金型ピンにより背面側に延び
て形成された通孔と、上記金型ピンを外側から挟持する
ように配された別の金型ピンによって形成され、内底面
から奥側に向かいその奥側の内方で上記通孔と連通する
ロックピットとを備え、上記第二ケーシングは、上記ロ
ックピットに向かって突き出るとともに先端部位で上記
通孔に向かって側方に突出する係合アームを備えた構成
としてある。
【0007】
【0008】
【作用】上記のように構成した請求項1の発明では、第
一ケーシングのロックピットは内底面から奥側に向かっ
て形成され、奥側の内方でナットをインサート成形する
際の金型ピンで形成される通孔に連通している。そし
て、第二ケーシングを内部に挿入したとき、内底面の側
から係合アームがロックピット内に進入し、奥側にて内
方に連通する通孔内に入り込んで係合する。すなわち、
ロックピットは少なくとも側壁部分を介して外面に連通
することはないので、塵や埃、及び水滴が浸入しやすい
ということはない。また、ロックピットを形成するため
の別の金型ピンが、ナットを保持する金型ピンを外方か
ら挟持した状態に配され、ナットを保持する金型ピン
は、内側のナットと外側の別の金型ピンで挟持された状
態となるから、樹脂圧が加わってもずれることがない。
一ケーシングのロックピットは内底面から奥側に向かっ
て形成され、奥側の内方でナットをインサート成形する
際の金型ピンで形成される通孔に連通している。そし
て、第二ケーシングを内部に挿入したとき、内底面の側
から係合アームがロックピット内に進入し、奥側にて内
方に連通する通孔内に入り込んで係合する。すなわち、
ロックピットは少なくとも側壁部分を介して外面に連通
することはないので、塵や埃、及び水滴が浸入しやすい
ということはない。また、ロックピットを形成するため
の別の金型ピンが、ナットを保持する金型ピンを外方か
ら挟持した状態に配され、ナットを保持する金型ピン
は、内側のナットと外側の別の金型ピンで挟持された状
態となるから、樹脂圧が加わってもずれることがない。
【0009】
【0010】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ロックピ
ットが側壁を介して外面に連通するということがないの
で、防塵防滴の効果を有するボルト締結ケーシングを提
供することができる。また、ロックピットを形成するた
めの金型ピンがナットを保持する金型ピンのずれを防止
するため、ナットを正確に保持することができる。
ットが側壁を介して外面に連通するということがないの
で、防塵防滴の効果を有するボルト締結ケーシングを提
供することができる。また、ロックピットを形成するた
めの金型ピンがナットを保持する金型ピンのずれを防止
するため、ナットを正確に保持することができる。
【0011】
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面にもとづいて本発明の
実施形態を説明する。図1は本発明の一実施形態にかか
るボルト締結ケーシングを適用したボルト締めコネクタ
を斜視図により示しており、図2は装着過程を断面図に
より示している。
実施形態を説明する。図1は本発明の一実施形態にかか
るボルト締結ケーシングを適用したボルト締めコネクタ
を斜視図により示しており、図2は装着過程を断面図に
より示している。
【0013】同図において、雄側コネクタ10は図示し
ない雄側端子金具を保持する矩形箱形状の端子収容部1
1の周縁からフード状の側壁12を延設せしめた略キャ
ップ状に形成されており、内底面から突出する砲台状の
ナット保持部13を備えつつ同ナット保持部13の内部
にはナット20をインサート成形にて埋め込み保持して
いる。一方、雌側コネクタ30は、上記側壁12内に挿
入可能な矩形箱形状に形成され、図示しない雌側端子金
具を収容して保持可能となっている。また、上記ナット
保持部13に対面するようにしてボルト40が本雌側コ
ネクタ30を貫通しており、頭部41を背面側に露出し
て回転自在に保持されている。すなわち、これらの雄側
コネクタ10が第一ケーシングを構成するとともに、雌
側コネクタ30が第二ケーシングを構成している。
ない雄側端子金具を保持する矩形箱形状の端子収容部1
1の周縁からフード状の側壁12を延設せしめた略キャ
ップ状に形成されており、内底面から突出する砲台状の
ナット保持部13を備えつつ同ナット保持部13の内部
にはナット20をインサート成形にて埋め込み保持して
いる。一方、雌側コネクタ30は、上記側壁12内に挿
入可能な矩形箱形状に形成され、図示しない雌側端子金
具を収容して保持可能となっている。また、上記ナット
保持部13に対面するようにしてボルト40が本雌側コ
ネクタ30を貫通しており、頭部41を背面側に露出し
て回転自在に保持されている。すなわち、これらの雄側
コネクタ10が第一ケーシングを構成するとともに、雌
側コネクタ30が第二ケーシングを構成している。
【0014】本実施形態においては、雄側コネクタ10
と雌側コネクタ30とからなるボルト締めコネクタに適
用しているが、一対のケーシング同士がボルトで締結さ
れるようなものであれば他の部材、例えば、電子回路基
板を収容する筺体であったりしても良い。また、ナット
20を砲台状のナット保持部13内に埋め込み保持して
いるが、必ずしも砲台状となっている必要はなく、内底
面で相手側のボルトと対面するように開口して保持され
ているものであればよい。また、その数、位置について
は特に限定されるものではない。
と雌側コネクタ30とからなるボルト締めコネクタに適
用しているが、一対のケーシング同士がボルトで締結さ
れるようなものであれば他の部材、例えば、電子回路基
板を収容する筺体であったりしても良い。また、ナット
20を砲台状のナット保持部13内に埋め込み保持して
いるが、必ずしも砲台状となっている必要はなく、内底
面で相手側のボルトと対面するように開口して保持され
ているものであればよい。また、その数、位置について
は特に限定されるものではない。
【0015】この雄側コネクタ10では、図2に示すよ
うに、ナット保持部13の側方部分で内底面側から開口
側に連通するスペース14aと、当該ナット保持部13
の側面部分をえぐるようにして開口しつつ背面側へ直線
的に延びるスペース(通孔)14bとが形成され、ナッ
ト保持部13の側壁周面部分で互いに連結している。す
なわち、雄側コネクタ10の開口側から見れば内底面よ
り奥側に延び、奥側では側方となる内側に曲がり、さら
に背面側へと曲がるクランク状の連通路が形成されるこ
とになる。クランク状とすることによってナット保持部
13の先端部分が後述するように引っかかりのための段
部となり、本実施形態ではこの連通路がロックピット1
4を構成する。
うに、ナット保持部13の側方部分で内底面側から開口
側に連通するスペース14aと、当該ナット保持部13
の側面部分をえぐるようにして開口しつつ背面側へ直線
的に延びるスペース(通孔)14bとが形成され、ナッ
ト保持部13の側壁周面部分で互いに連結している。す
なわち、雄側コネクタ10の開口側から見れば内底面よ
り奥側に延び、奥側では側方となる内側に曲がり、さら
に背面側へと曲がるクランク状の連通路が形成されるこ
とになる。クランク状とすることによってナット保持部
13の先端部分が後述するように引っかかりのための段
部となり、本実施形態ではこの連通路がロックピット1
4を構成する。
【0016】この雄側コネクタ10は、図3に示す一対
の金型50,60によって成形されている。キャップ状
の外形を形成するとともにナット20をインサート成形
するための金型ピンが備えられており、金型の開閉方向
と平行に同ナット20を挟持する金型ピン51,61
と、最初に金型50の側でナット20を保持できるよう
に両側から挟み込むようにして側方に当接する金型ピン
52,52と、金型60の側に形成されて同金型ピン5
2,52の外側面に当接して内側に押さえ込む金型ピン
62,62とを備えている。すなわち、内底面の側から
突き出る金型ピン62と背面の側から突き出る金型ピン
52とが図4に示すようにして側壁面同士を対面させて
接触することにより、上述したロックピット14が形成
されている。
の金型50,60によって成形されている。キャップ状
の外形を形成するとともにナット20をインサート成形
するための金型ピンが備えられており、金型の開閉方向
と平行に同ナット20を挟持する金型ピン51,61
と、最初に金型50の側でナット20を保持できるよう
に両側から挟み込むようにして側方に当接する金型ピン
52,52と、金型60の側に形成されて同金型ピン5
2,52の外側面に当接して内側に押さえ込む金型ピン
62,62とを備えている。すなわち、内底面の側から
突き出る金型ピン62と背面の側から突き出る金型ピン
52とが図4に示すようにして側壁面同士を対面させて
接触することにより、上述したロックピット14が形成
されている。
【0017】すなわち、ナット20を挟持して保持する
金型ピン52,52があることにより、ナット20の外
方には背面側へ延びる通孔14b,14bが形成される
が、この通孔14b,14bと接するように内底面側か
ら穴を形成することにより、内底面の側からみれば奥側
で側方に開口するロックピット14が形成されることに
なる。ロックピット14自体は、奥側で上記通孔14b
に連通するようにして形成されていればよく、必ずしも
通孔14bの外側に形成される必要はない。すなわち、
必ずしも金型ピン52,52の外方の側面に金型ピン6
2,62を接触させて形成する必要はない。ただし、外
方に金型ピン62,62を形成することによりナット2
0を保持する金型ピン52,52を支持することになる
ため、樹脂圧で同金型ピン52,52がずれてしまわな
いようにすることができる。
金型ピン52,52があることにより、ナット20の外
方には背面側へ延びる通孔14b,14bが形成される
が、この通孔14b,14bと接するように内底面側か
ら穴を形成することにより、内底面の側からみれば奥側
で側方に開口するロックピット14が形成されることに
なる。ロックピット14自体は、奥側で上記通孔14b
に連通するようにして形成されていればよく、必ずしも
通孔14bの外側に形成される必要はない。すなわち、
必ずしも金型ピン52,52の外方の側面に金型ピン6
2,62を接触させて形成する必要はない。ただし、外
方に金型ピン62,62を形成することによりナット2
0を保持する金型ピン52,52を支持することになる
ため、樹脂圧で同金型ピン52,52がずれてしまわな
いようにすることができる。
【0018】一方、雌側コネクタ30の側では、上記ロ
ックピット14,14内に向けて進入可能な係合アーム
31,31が立設されている。この係合アーム31,3
1の先端内側には上記通孔14b,14b内に入り込ん
で係合可能な係合突起31a,31aを形成してある。
本実施形態においては、先端内側に係合突起31a,3
1aを形成してあるが、これはロックピット14,14
の形成方向に対応して適宜変形可能である。また、側方
の通孔14b,14bに入り込んで係合すれば良く、係
合突起31a,31aの形状、あるいは係合アーム3
1,31の形状についても特に限定されるものではな
い。
ックピット14,14内に向けて進入可能な係合アーム
31,31が立設されている。この係合アーム31,3
1の先端内側には上記通孔14b,14b内に入り込ん
で係合可能な係合突起31a,31aを形成してある。
本実施形態においては、先端内側に係合突起31a,3
1aを形成してあるが、これはロックピット14,14
の形成方向に対応して適宜変形可能である。また、側方
の通孔14b,14bに入り込んで係合すれば良く、係
合突起31a,31aの形状、あるいは係合アーム3
1,31の形状についても特に限定されるものではな
い。
【0019】次に、上記構成からなる本実施形態の動作
を説明する。図3に示すように、金型50の側で金型ピ
ン51に押し当てつつ金型ピン52,52で挟み込むよ
うにしてナット20を保持し、金型60と合体させる
と、上述したように金型ピン62,62が同金型ピン5
2,52を外側から挟み込んで支持する。かかる状態で
金型50,60内の樹脂充填室内に樹脂を圧入すると、
ナット20を埋め込み保持した雄側コネクタ10が形成
される。このとき、金型ピン52,52の先端はナット
20と金型ピン62,62の間に保持されているので、
樹脂圧によってぶれてしまうことはない。同様に雌側コ
ネクタ30を形成し、ボルト40を貫通せしめて保持さ
せる。
を説明する。図3に示すように、金型50の側で金型ピ
ン51に押し当てつつ金型ピン52,52で挟み込むよ
うにしてナット20を保持し、金型60と合体させる
と、上述したように金型ピン62,62が同金型ピン5
2,52を外側から挟み込んで支持する。かかる状態で
金型50,60内の樹脂充填室内に樹脂を圧入すると、
ナット20を埋め込み保持した雄側コネクタ10が形成
される。このとき、金型ピン52,52の先端はナット
20と金型ピン62,62の間に保持されているので、
樹脂圧によってぶれてしまうことはない。同様に雌側コ
ネクタ30を形成し、ボルト40を貫通せしめて保持さ
せる。
【0020】雌側コネクタ30を雄側コネクタ10の側
壁12内に挿入していくと、係合アーム31,31がロ
ックピット14,14内に進入し、奥側の側方に開口し
ている通孔14b,14b内に係合突起31a,31a
が進入して両者は仮係合する。かかるロックピット1
4,14は少なくとも側壁12面を介して外面に連通し
ているわけではないので、容易に塵埃や水滴が側壁12
内に浸入してしまうことを防止することができる。
壁12内に挿入していくと、係合アーム31,31がロ
ックピット14,14内に進入し、奥側の側方に開口し
ている通孔14b,14b内に係合突起31a,31a
が進入して両者は仮係合する。かかるロックピット1
4,14は少なくとも側壁12面を介して外面に連通し
ているわけではないので、容易に塵埃や水滴が側壁12
内に浸入してしまうことを防止することができる。
【0021】また、雌側コネクタ30に保持されたボル
ト40は雄側コネクタ10の内底面で開口しているナッ
ト20に対面する。上述したように、ナット20を挟持
する金型ピン52,52がぶれないので、当該ナット2
0は正確な位置にて埋め込み保持され、ボルト40が螺
合できないというようなことはない。このように、埋め
込み保持されるナット20を保持するために背面側から
突き出る金型ピン52,52に対し、内底面の側から突
き出る外側ピン62,62が外方から接触するようにし
て同金型ピン52,52を支持し、樹脂圧でぶれないよ
うにしてナット20を適正位置に保持できるようにする
とともに、同時にロックピット14,14が奥側にて側
方から通孔14b,14bに連通するようにしたので側
壁12内外を連通させる穴を開けなくても良くなり、防
塵、防滴構造を取りやすくすることができるようになっ
た。
ト40は雄側コネクタ10の内底面で開口しているナッ
ト20に対面する。上述したように、ナット20を挟持
する金型ピン52,52がぶれないので、当該ナット2
0は正確な位置にて埋め込み保持され、ボルト40が螺
合できないというようなことはない。このように、埋め
込み保持されるナット20を保持するために背面側から
突き出る金型ピン52,52に対し、内底面の側から突
き出る外側ピン62,62が外方から接触するようにし
て同金型ピン52,52を支持し、樹脂圧でぶれないよ
うにしてナット20を適正位置に保持できるようにする
とともに、同時にロックピット14,14が奥側にて側
方から通孔14b,14bに連通するようにしたので側
壁12内外を連通させる穴を開けなくても良くなり、防
塵、防滴構造を取りやすくすることができるようになっ
た。
【図1】本発明の一実施形態にかかるボルト締結ケーシ
ングを適用したボルト締めコネクタの斜視図である。
ングを適用したボルト締めコネクタの斜視図である。
【図2】同ボルト締めコネクタの断面図である。
【図3】同ボルト締めコネクタを製造するための金型の
断面図である。
断面図である。
【図4】同ボルト締めコネクタを製造するための金型ピ
ンの部分拡大斜視図である。
ンの部分拡大斜視図である。
【図5】従来のボルト締めコネクタの斜視図である。
【図6】同ボルト締めコネクタの断面図である。
【図7】同ボルト締めコネクタを製造するための金型の
断面図である。
断面図である。
10…雄側コネクタ 12…側壁 14…ロックピット 14b…通孔 20…ナット 30…雌側コネクタ 31…係合アーム 40…ボルト 50…金型 52…金型ピン 60…金型 62…金型ピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 市田 清文 三重県四日市市西末広町1番14号 住友 電装株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−13283(JP,A) 実開 平2−70377(JP,U) 実開 昭63−172187(JP,U) 実開 平2−59584(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/62 - 13/645 H01R 13/52 H05K 5/02
Claims (1)
- 【請求項1】 キャップ状に形成されるとともにその内
底面でナットが開口するようにインサート成形した第一
ケーシングと、この第一ケーシングのキャップ内に挿入
可能に形成されるとともに上記ナットに対面するように
ボルトを回転自在に保持する第二ケーシングとを備える
ボルト締結ケーシングであって、 上記第一ケーシングは、上記ナットをインサート成形す
べくこのナットを挟持した金型ピンにより背面側に延び
て形成された通孔と、 上記金型ピンを外側から挟持するように配された別の金
型ピンによって形成され、内底面から奥側に向かいその
奥側の内方で上記通孔と連通するロックピットとを備
え、 上記第二ケーシングは、上記ロックピットに向かって突
き出るとともに先端部位で上記通孔に向かって側方に突
出する係合アームを備えたことを特徴とするボルト締結
ケーシング。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07297839A JP3118169B2 (ja) | 1995-10-20 | 1995-10-20 | ボルト締結ケーシング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07297839A JP3118169B2 (ja) | 1995-10-20 | 1995-10-20 | ボルト締結ケーシング |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09115613A JPH09115613A (ja) | 1997-05-02 |
JP3118169B2 true JP3118169B2 (ja) | 2000-12-18 |
Family
ID=17851829
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07297839A Expired - Fee Related JP3118169B2 (ja) | 1995-10-20 | 1995-10-20 | ボルト締結ケーシング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3118169B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101552162B1 (ko) * | 2014-12-22 | 2015-09-11 | 한국씨티에스주식회사 | 도로 결빙 방지 시스템 |
-
1995
- 1995-10-20 JP JP07297839A patent/JP3118169B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
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KR101552162B1 (ko) * | 2014-12-22 | 2015-09-11 | 한국씨티에스주식회사 | 도로 결빙 방지 시스템 |
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JPH09115613A (ja) | 1997-05-02 |
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