JP3117792U - 防音型エンジン駆動作業機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】エンジンと、作業機本体と、必要な補機類とを防音ケース2に収容し、この防音ケース2の側面2aに設けられた凹所3に、作業機本体から供給される出力を負荷に接続するための出力端子4を配設し、凹所3を覆うように開閉自在に端子カバー5を設けた防音型エンジン駆動作業機であって、端子カバー5は、凹所3の上部で上下方向に回動自在に防音ケース2の側面に枢着されるとともに、端子カバー5の上縁部に、端子カバー5の一方の縁部から他方の縁部まで、断面がU字状の溝部5aまたは凸形状の段部を備えたことを特徴とする防音型エンジン駆動作業機。
【選択図】図1
Description
また、端子カバー5′は、上下方向に回動させて開閉できるように防音ケース2′の側面2a′に枢着されている。したがって、作業者は、出力端子4′に負荷と接続する外部出力線12′を結線する際には、作業がし易いように端子カバー5′を大きく開けて外部出力線12′を結線し(図5(c))、結線後は塵埃等が入らないように端子カバー5′を閉じて出力端子4′を保護している(図5(b))。
また、端子カバーに設けられた溝部または段部は、端子カバーの一方の縁部から他方の縁部まで形成されているため、雨滴等を効率よく回収することができる。
参照する図面において、図1(a)は本考案の実施形態に係る防音型エンジン駆動発電機の出力端子の周辺の構成を説明するための部分斜視図であり、図1(b)は端子カバーの外観を示す斜視図であり、図2は出力端子の周辺の構成を示す分解斜視図である。図3は端子カバーの作用を説明するための断面図であり、(a)は端子カバーを閉じた状態を示し、(b)は端子カバーを開いた状態を示す。また、図3(c),(d)は、本考案の変形例を示す端子カバーの断面図である。
なお、本実施形態では、作業機本体が発電機である防音型エンジン駆動発電機について説明するが、これに限定されるものではなく、作業機本体が圧縮機や溶接機であってもよい。要するに、本考案は防音ケースに端子カバーを備えた種々の防音型エンジン駆動作業機に適用することができる。
そして、防音ケース2の側面2aには凹所3が設けられ、この凹所3に発電機本体から供給される出力を照明器具等の負荷に接続するための出力端子4が配設されている。
また、出力端子4が配設された凹所3を覆うように開閉自在に端子カバー5が設けられており、この端子カバー5は、凹所3の上部で上下方向に回動自在に防音ケース2の側面2aに枢着されている。
また、ヒンジ部5b,5bは、本実施形態においては、端子カバー5の上縁部に形成された凹形状の溝部5a直下に形成されている。大きな開口面積を確保するとともに、雨滴等を効率よく回収できるようにするためである。
本考案の変形例に係る端子カバー53は、図4に示すように、上縁部に形成された溝部53aが左右方向に対して交差する方向に設けられている。具体的には、溝部53aは上向きに開放されたV字状に形成され、端子カバー53の中央部では下方に位置し、端子カバー53の左右の端部では中央部よりも上方に位置するように構成されている。
このため、溝部53aは、端子カバー53を大きく開いた状態では(図3(b)参照)、水平面に対して、端子カバー53の中央部が上方に位置し、左右の端部では中央部よりも下方に位置することになる。したがって、端子カバー53の表面に付着した雨滴等は、端子カバー53の表面に沿って流れ落ちながら溝部53aで受け止められて、出力端子4(図2参照)の位置を避けて左右に分かれて機外に排出されるため、出力端子4に雨滴等が付着することをより確実に防止できる。
本考案の実施形態に係る防音型エンジン駆動発電機1は、防音ケース2の側面2aの凹所3に出力端子4を配設し、凹所3を覆うように防音ケース2の側面2aに開閉自在に端子カバー5を設け、端子カバー5の上縁部に、一方の縁部から他方の縁部まで左右方向に沿って、断面がU字状の溝部5aが形成されている。
また、溝部5aは、端子カバー5の上縁部に設けられているため、端子カバー5を開いた状態で、端子カバー5の表面の全体に付着した雨滴等を余すことなく、溝部5aに誘導でき、出力端子4に雨滴等が付着することを確実に防止している。
このため、従来の防音型エンジン駆動発電機1′では、凹所3′の背面部に出力端子4′を配置していたのに対し(図5(c)参照)、本実施形態では、端子板取り付け部材8において、斜め上方に向けて傾斜させた下面部8aに出力端子4を配置することで、外部出力線12を接続する際の作業性をも改善している(図3(b)参照)。
例えば、本実施形態においては、端子カバー5は、略矩形の形状に構成したが、これに限定されるものではなく、台形等の他の形状に構成することもできる。
また、本実施形態においては、凹形状の溝部5aは、端子カバー5の上縁部の端部に左右方向に沿って一方の端部から他方の端部まで端部から開放されて設けられているが、必ずしも溝を端部から開放する必要はない。
さらに、本実施形態においては、端子カバー5に設けられた溝部53aは上向きに開放されたV字状に形成したが、これに限定されるものではなく、左右方向に形成された溝部または段部と組み合わせてもよく、端子カバー5の側縁部では、側縁の方向に沿って形成してもよい。
要するに、端子カバーに設けられる凹形状の溝部または凸形状の段部は、出力端子の配置および端子カバーの形状等を考慮して、端子カバーの表面に付着した雨滴や塵埃等を効率よく回収でき、出力端子に雨滴等が付着しないように機外に排出できるよう適宜設定される。
2 防音ケース
2a 側面
3 凹所
4 出力端子
5 端子カバー
5a 溝部
5b ヒンジ部
6 スプラッシャパネル
6a 開口部
8 端子板取り付け部材
12 外部出力線
13 内部出力線
51,52,53 端子カバー
51a 溝部
52a 段部
53a 溝部
Claims (5)
- エンジンと、このエンジンにより駆動される作業機本体と、この作業機本体に必要な補機類を防音ケースに収容し、
この防音ケースの側面に設けられた凹所に、前記作業機本体から供給される出力を負荷に接続するための出力端子を配設し、
前記凹所を覆うように開閉自在に端子カバーを設けた防音型エンジン駆動作業機であって、
前記端子カバーは、前記凹所の上部で上下方向に回動自在に前記防音ケースの側面に枢着されるとともに、
前記端子カバーに、前記端子カバーの一方の側縁部から他方の側縁部まで、断面が凹形状の溝部または凸形状の段部を備えたことを特徴とする防音型エンジン駆動作業機。 - 前記溝部または段部は、前記端子カバーの上縁部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の防音型エンジン駆動作業機。
- 前記溝部または段部は、断面がU字状に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の防音型エンジン駆動作業機。
- 前記溝部または段部は、前記端子カバーの左右方向に沿って設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の防音型エンジン駆動作業機。
- 前記溝部または段部は、前記端子カバーの左右方向に対して交差する方向に沿って設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の防音型エンジン駆動作業機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005008683U JP3117792U (ja) | 2005-10-20 | 2005-10-20 | 防音型エンジン駆動作業機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005008683U JP3117792U (ja) | 2005-10-20 | 2005-10-20 | 防音型エンジン駆動作業機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3117792U true JP3117792U (ja) | 2006-01-12 |
Family
ID=43468107
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005008683U Expired - Lifetime JP3117792U (ja) | 2005-10-20 | 2005-10-20 | 防音型エンジン駆動作業機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3117792U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013150411A (ja) * | 2012-01-18 | 2013-08-01 | Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd | 端子台装置 |
JP2014177930A (ja) * | 2013-03-15 | 2014-09-25 | Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd | エンジン発電機 |
JP2016192871A (ja) * | 2015-03-31 | 2016-11-10 | 北越工業株式会社 | エンジン駆動型発電機 |
-
2005
- 2005-10-20 JP JP2005008683U patent/JP3117792U/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013150411A (ja) * | 2012-01-18 | 2013-08-01 | Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd | 端子台装置 |
JP2014177930A (ja) * | 2013-03-15 | 2014-09-25 | Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd | エンジン発電機 |
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