JP3117395U - シートの透光性測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】客観的かつ正確なシートの透光性が測定できる装置を提供する。
【解決手段】本考案のシートの透光性測定装置は、発光器(1)と、発光器(1)に載せたマーク入り透明フィルム(2)と、透明フィルム(2)から隙間を置いてスライド移動可能に載置した標準シート用窓付きプレート(3)と測定サンプルシート用窓付きプレート(4)とを含み、透明フィルム(2)のマーク(10)は、大きいマークから小さいマークまで一方向に沿って連続的又は段階的に配列されており、発光器(1)のライトを点灯した状態で、標準シート用窓付きプレート(3)と測定サンプルシート用窓付きプレート(4)とを大きいマーク側から小さいマーク側に移動させ、前記両プレートに貼り付けられているシート(3a-3e,4a-4e)を通してマーク(10)を対比観察することにより、シート(4a-4e)の透光性を測定する。
【選択図】図1

Description

本考案はシートの透光性測定装置に関する。さらに詳しくは、標準シートと対比観察することにより、測定すべきシートの透光性を測定する装置に関する。
シートの透光性は、薄いシートの場合に問題となる。例えば水着の場合は、薄い布地を使用するので人体が透けて見え、着用者に不快感を与える。水着の場合、例えばポリエステル繊維のような熱可塑性合成繊維のポリマー製造時に酸化チタンを多く加えて(ダル、フルダルタイプ)遮光性を上げることにより改善できる。夏用の紳士服、婦人服、ユニホーム、学生服を含む制服などの場合、透光性が高いと下に着ているシャツが透けて見えたり、スカートから透けて人体が見えるなどという問題が生ずる。
従来、透光性を観察するためには、太陽光線に当てて透かして見る感性的方法程度のものしかなく、客観的な測定方法は存在しなかった。
したがって、好適な透光性のある布を開発するために、透光性測定装置の開発が要請されている。その他、布に限らず、例えば紙、不織布、樹脂シート、紙幣などのシート状物の透光性測定装置が要請されている。
下記の引用文献は、本考案とは直接関係しないが、蛍光灯を用いた布の幅測定装置(引用文献1)、透過光受光器により医薬用貼着布の外観検査方法(引用文献2)である。
特開平1−132904号公報 特開平1−096536号公報
本考案は、前記従来の問題を解決するため、客観的かつ正確なシートの透光性が測定できる装置を提供する。
本考案のシートの透光性測定装置は、発光器と、前記発光器に載せたマーク入り透明フィルムと、前記透明フィルムから隙間を置いてスライド移動可能に載置した標準シート用窓付きプレートと測定サンプルシート用窓付きプレートとを含み、前記透明フィルムのマークは、大きいマークから小さいマークまで一方向に沿って連続的又は段階的に配列されており、前記発光器のライトを点灯した状態で、前記標準シート用窓付きプレートと測定サンプルシート用窓付きプレートとを大きいマーク側から小さいマーク側に移動させ、前記両プレートに貼り付けられているシートを通してマークを対比観察することにより、シートの透光性を測定することを特徴とする。
本考案によれば、発光器に載せたマーク入り透明フィルムのマークは、大きいマークから小さいマークまで一方向に沿って連続的又は段階的に配列されている。そこで、発光器のライトを点灯した状態で、標準シート用窓付きプレートと測定サンプルシート用窓付きプレートとを大きいマーク側から小さいマーク側に移動させると、光の明るさ(照度)がだんだんと明るくなる。このため、両プレートに貼り付けられているシートを通してマークを視覚により対比観察すると、大きいマーク側では標準シートとおおまかな照合しかできなかったものが、小さいマーク側では正確な照合ができるようになる。したがって、客観的かつ正確なシートの透光性が測定できる。
本考案においては、標準シートと測定すべきサンプルとして布を例に挙げ、図面を用いて説明する。図1は本考案の布の透光性(以下「透け感」ともいう。)を測定する装置の一実施形態である。
(1)基本的構成
この測定装置は、発光器1と、発光器1に載せたマーク10入り透明フィルム2と、透明フィルム2から隙間をあけてスライド移動可能に載置した標準布用窓付きプレート3と測定サンプル布用窓付きプレート4とから基本的に構成されている。この例においては、標準布用窓付きプレート3には5つの窓3a〜3eが空いており、予め決めておいた標準布1級〜5級の布が配置されている。測定サンプル布用窓付きプレート4にも前記窓3a〜3eと対比する位置に窓4a〜4eが空けられており、この窓4a〜4eには測定するべきサンプル布が1枚連続した形態で配置されている。
(2)透明フィルム
透明フィルム2のマーク10は、大きいマークから小さいマークまで一方向に沿って連続的又は段階的に配列されている。この例においては、上に大きいマークを配置し、下へ向かってマークの大きさは順番に小さくなっている。
(3)測定方法
発光器1のライトを点灯した状態で、標準布用窓付きプレート3と測定サンプル布用窓付きプレート4とを、大きいマーク側から小さいマーク側に、すなわち上から下に向かってに移動させ、両プレート3,4に貼り付けられている布3a〜3e,4a〜4eを通してマーク10に注目しながら布の透け感を視覚により対比観察する。標準布用窓付きプレート3と測定サンプル布用窓付きプレート4とを大きいマーク側から小さいマーク側に移動させると、光の明るさ(照度)がだんだんと明るくなる。このため、両プレート3,4に貼り付けられている布を通してマークを対比観察すると、大きいマーク側では標準布とおおまかな照合しかできなかったものが、小さいマーク側では正確な照合ができるようになる。これにより正確な布の透け感が測定できる。対比観察は視覚でもよいし、受光装置で行ってもよい。
(4)マーク
透明フィルム2のマークの形状はどのようなものであってもよい。対象物が布の場合、マーク10は布の経糸と緯糸方向以外の方向にスリットを有するのが好ましい。織物布は経糸と緯糸で構成されており、経糸と緯糸方向にスリットを設けた場合は判別しにくいからである。スリット入りマークとしては、例えばCの文字が好適である。もちろん逆Cの文字であってもよい。
(5)スライド移動手段
スライド移動手段しては、発光器1の下にさらに基板7を置き、発光器1の両外側であって基板7の両側部に溝付き側板8を固定し、溝付き側板8の溝9内に入る支持板5,6を標準布用窓付きプレート3及び測定サンプル布用窓付きプレート4に固定し、溝9内を支持板5,6が移動することによりスライド移動するのが好ましい。
以下実施例を用いて本考案の布の透け感検査装置をさらに具体的に説明する。なお、本考案は下記の実施例に限定されない。
(実施例1)
(1)準備
実施例1の測定装置を図1に示す。前記した一実施形態で説明した部分は共通するので説明は省略する。図1に示すように、縦300mm、横200mmの発光領域を有する発光器1の上に、縦300mm、横200mmのマーク10入り透明フィルム2を載せた。透明フィルム2に記入されたマーク10は図4に示すように、もっと大きいマーク10aから最も小さいマーク10lまで12段階連続的に小さくなるように形成した。マーク10aの大きさは外形直径が23mm、線幅4mm、スリット幅4mmとした。マーク10bの大きさは外形直径が15mm、線幅3mm、スリット幅3mmとした。マーク10lの大きさは外形直径が2mm、線幅0.5mm、スリット幅0.5mmとした。
図1に戻り、前記透明フィルム2から6mmの隙間をあけて標準布用窓付きプレート3と測定サンプル布用窓付きプレート4を配置した。標準布用窓付きプレート3には、次の1級〜5級の標準布を窓3a〜3eに設置した。設置方法は、標準布用窓付きプレート3の下に透明アクリル樹脂からなる標準布設置プレート13の上に各標準布を置き、その上に標準布用窓付きプレート3に形成されている穴を、標準布設置プレート13に形成されている突起15a〜15eに落とし込んで固定した。標準布用窓付きプレート3は縦75mm、横300mm、窓3a〜3eは縦50mm、横32mm、窓間のスペース5mmとした。
(i)1級標準布
材質:ウール100%
織物組織:平織物
糸番手:経糸緯糸とも2/60番手(双糸)
撚り数:S830回/Z580回(m当り)とZ420回/Z580回(S撚りとZ撚りの1本交互配列)
経糸密度:60本/inch
緯糸密度:51本/inch
目付け:205g/m2
(ii)2級標準布
材質:ウール55%/ポリエステル45%
織物組織:平織物
糸番手: 経糸緯糸とも1/48番手の純毛単糸と167dt(ポリエステル100%フィラメント)の撚り糸交撚糸
撚り数:1/48単糸は580回/m,この単糸とフィラメントをS800回/mで撚糸したものとZ520回/m撚糸したものを1本交互配列)
経糸密度 :56.5本/inch
緯糸密度 :53本/inch
目付け:195g/m2
(iii)3級標準布
材質:ウール50%/ポリエステル50%
織物組織:平織物
糸番手: 経糸緯糸とも2/48番手(双糸)
撚り数:S560回/Z580回
経糸密度 :56本/inch
緯糸密度 :53本/inch
目付け:195g/m2
(iv)4級標準布
材質:ウール50%/ポリエステル50%
織物組織:平織物
糸番手: 経糸2/56番手(双糸)、緯糸2/48番手(双糸)
撚り数:経糸S610回/Z630回、緯糸S560回/Z580回
経糸密度 :74本/inch
緯糸密度 :48.5本/inch
目付け:205g/m2
(v)5級標準布
材質:ウール100%
織物組織:綾織物
糸番手: 経糸2/60(双糸)、緯糸1/52(単糸)
撚り数:経糸S640回/Z650回、緯糸S580回
経糸密度 :56.5本/inch
緯糸密度 :53本/inch
目付け:212g/m2
なお、1級〜5級は、対象製品によって異ならせることができる。例えば、紳士服地、婦人服地、上着、中着、下着、パジャマ、水着など、それぞれの製品に見合った1級〜5級を標準布とすることができる。
次にサンプル布1枚を透明アクリル樹脂からなるサンプル布設置プレート14の上に置き、その上にサンプル布用窓付きプレート4を標準布用窓付きプレート3と同様に設置した。
(2)測定操作方法
図2に示すように、まず発光器1のスイッチ11をオンしてライトを点灯させた。発光領域の発光強度は1400cd/m2であった。12は電線である。
標準布用窓付きプレート3とサンプル布用窓付きプレート4は上部に存在させる。この領域は大きなマークが透明フィルムに描かれているので、明るさは下部に比べて低い。したがって、標準布3a〜3eとサンプル布4a〜4eを比較すると、サンプル布はおおまかに2級又は3級の標準布と近似していることが分かる。
次に図3に示すように標準布用窓付きプレート3とサンプル布用窓付きプレート4を下部にスライド移動させる。この領域は小さなマークが透明フィルムに描かれているので、明るさは上部に比べて相対的に明るくなる。この状態で両プレートに貼り付けられている布を通してマークを視覚により対比観察すると、2級の位置が最も近似していることが分かる。このようにして、客観的かつ正確な布の透け感が測定できる。
本考案は布の透け感測定装置を提供したが、本考案は布に限らず、例えば紙、不織布、樹脂シート、メッシュ、紙幣などシート状物であればどのようなものにも応用できる。
本考案の一実施例における布の透け感を測定する装置の斜視図。 同、発光器を発光させ、測定初期の斜視図。 同、測定中の斜視図。 同、正面図。
符号の説明
1 発光器
2 透明フィルム
3 標準布用窓付きプレート
3a〜3e 標準布
4 サンプル布用窓付きプレート
4a〜4e サンプル布
5,6 支持板
7 基板
8 溝付き側板
9 溝
10 マーク
11 スイッチ
12 電線
13 標準布設置プレート
14 サンプル布設置プレート
15a〜15e 突起

Claims (4)

  1. シートの透光性を測定する装置であって、
    発光器と、前記発光器に載せたマーク入り透明フィルムと、前記透明フィルムから隙間を置いてスライド移動可能に載置した標準シート用窓付きプレートと測定サンプルシート用窓付きプレートとを含み、
    前記透明フィルムのマークは、大きいマークから小さいマークまで一方向に沿って連続的又は段階的に配列されており、
    前記発光器のライトを点灯した状態で、前記標準シート用窓付きプレートと測定サンプルシート用窓付きプレートとを大きいマーク側から小さいマーク側に移動させ、前記両プレートに貼り付けられているシートを通してマークを対比観察することにより、シートの透光性を測定することを特徴とするシートの透光性測定装置。
  2. 前記シートは布であり、前記透明フィルムのマークは、布の経糸と緯糸方向以外の方向にスリットを有する請求項1に記載のシートの透光性測定装置。
  3. 前記発光器の下にさらに基板を置き、前記発光器の両外側であって前記基板の両側部に溝付き側板を固定し、
    前記溝付き側板の溝内に入る支持板を標準シート用窓付きプレート及び測定サンプルシート用窓付きプレートに固定し、前記溝内を前記支持板が移動することによりスライド移動する請求項1に記載のシートの透光性測定装置。
  4. 前記標準シート用窓付きプレートの窓部には透光性が異なる標準シートを順番に配置し、前記測定サンプルシート用窓付きプレートの窓部には一枚の連続シートからなるサンプルを配置する請求項1に記載のシートの透光性測定装置。


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