JP3116819B2 - マイクロプログラムのリトライ制御方式 - Google Patents

マイクロプログラムのリトライ制御方式

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JP3116819B2 JP08115652A JP11565296A JP3116819B2 JP 3116819 B2 JP3116819 B2 JP 3116819B2 JP 08115652 A JP08115652 A JP 08115652A JP 11565296 A JP11565296 A JP 11565296A JP 3116819 B2 JP3116819 B2 JP 3116819B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リトライ制御方式
に関し、特に、マイクロプログラムにより制御されるデ
ータ処理システムにおける障害発生時のリトライ制御方
式に関する。
【0002】
【従来の技術】演算処理装置等のデータ処理システムに
おいて、障害が発生した時、実行中のソフトウェア命令
によって主記憶、ソフトウェアビジブル(ソフトウェア
命令でアクセスできる)レジスタ等が更新されていない
か否かをチェックし、リトライ可/不可を判定する。
【0003】そして、従来の方式においては、障害発生
時、実行中のソフトウェア命令によって主記憶やソフト
ウェアビジブルなレジスタが既に更新されていて、リト
ライ不可の場合、このソフトウェア命令をリトライ(再
試行)すると、実行結果が不正となるため、このソフト
ウェア命令を発行したジョブをアボートさせていた。
【0004】図3は、従来の障害発生時の処理フローを
示す流れ図である。まず、障害がリトライにより正常動
作が期待できる障害であるかを判断する(ステップS3
2)。次に、実行中のソフトウェア命令で主記憶、ソフ
トウェアビジブルなレジスタが更新されているかを確認
し、ソフトウェア命令をもう一度実行する(リトライ)
ことができるか否かを判断する(ステップS33)。
【0005】リトライ可能なときは、障害時実行してい
たソフトウェア命令を示すアドレスをIC(インストラ
クションカウンタ)に設定してリトライする(ステップ
S34)。一方、リトライ不可の時は実行中のジョブを
アボートする(ステップS37)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、上記従来
の方式においては、ソフトウェア命令のリトライ(再試
行)により正常動作が期待できる場合でも、既に主記憶
やソフトウェアビジブルなレジスタが更新されていてリ
トライ不可と判定された場合には、リトライができず、
ジョブの実行は強制的にアボートされる。
【0007】一般に演算処理装置においては、ソフトウ
ェア命令と比較して、非常に複雑なマイクロプログラム
によってハードウェア機能を実現しているが、このハー
ドウェア機能の一部を、ソフトウェア命令(基本命令セ
ット)と、専用の命令により実現する方式(これを「H
CSW」という)がある。このHCSW命令について
は、例えば特開昭60−37036号公報(特願昭58
−144233号)、特開昭62−10839号公報
(特願昭60−240866号)の記載が参照される。
なお、上記特開昭60−37036号公報には、ファー
ムウェア制御(マイクロプログラム制御)で行っていた
ハードウェア機能の一部を、ソフトウェア命令群の一部
と、ソフトウェアでは使用不可能な命令群である新命令
群(HCSW命令群)とからなるプログラム制御方式を
採用することにより、ファームウェアの再設計を少なく
するようにしたデータ処理装置が提案されており、これ
らのソフトウェア命令群の一部と、新命令群からなるプ
ログラムは、ソフトウェアからのアクセスが禁止されて
おり、例えば絶対アドレスでのみハードウェアからアク
セス可能とされる領域(テンポラリ領域)に格納され
る。このHCSW命令群を用いることにより、例えばマ
イクロプログラム(ファームウェア)の再設計の規模の
増大及び容量の増大を抑止して、基本命令群以外の新た
な命令セットが実現される。
【0008】上記したように、従来の障害処理では、H
CSW命令を実行中であるかの認識をせず、常にソフト
ウェア命令単位のリトライ制御を行っていた。
【0009】しかし、このHCSWで使用しているHC
SW命令単位のリトライ制御が可能である。
【0010】従って、本発明は、上記知見に基づき為さ
れたものであって、このHCSWの性質を利用し、主記
憶やソフトウェアビジブルなレジスタ等が更新されてい
る場合も、HCSWでマイクロプログラムの機能の一部
を代行する方式を採用し第2ソフトウェア命令群に属す
るソフトウェア命令がHCSWで実行中のときは、HC
SW命令単位でのリトライを可能とし、リトライ率を上
げ、これにより信頼性の向上を達成するリトライ制御方
式を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、一般のソフトウェアが使用可能なソフト
ウェア命令群に属しデータ処理システムでの基本的機能
を実行するための第1のソフトウェア命令群と、一般の
ソフトウェアが使用不可能なハードウェア制御ソフトウ
ェア(「HCSW」という)サポート命令群からなるH
CSW命令群でプログラミングされたHCSWでマイク
ロプログラムの機能の一部を代行する方式を採用し、
般のソフトウェアが使用可能なソフトウェア命令群に属
し、前記第1のソフトウェア命令群とは別に前記データ
処理システムに固有の機能を実行するための第2のソフ
トウェア命令群に属するソフトウェア命令を前記HCS
Wで実現するデータ処理システムにおいて、前記ソフト
ウェア命令のリトライ可/不可を判定する第1の手段
と、前記HCSW命令のリトライ可/不可を判定する第
2の手段と、前記第2のソフトウェア命令群に属するソ
フトウェア命令を前記HCSWで実行中において障害が
発生した場合に、前記第2の手段がリトライ可と判定し
た場合には障害時実行中の前記HCSW命令のリトライ
を行、前記第2の手段がリトライ不可と判定し、且つ
前記第1の手段がリトライ可と判定した場合には、障害
時実行中の前記第2のソフトウェア命令群に属するソフ
トウェア命令のリトライを行、ことを特徴とするリト
ライ制御方式を提供する。
【0012】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図面を参照して説明する。
【0013】まず、本発明の原理を以下に説明する。
【0014】本発明においては、あるソフトウェア命令
を実行中に障害が発生した場合、このソフトウェア命令
のリトライ可/不可を判定する。
【0015】ソフトウェア命令実行開始から障害発生ま
での処理により、主記憶やソフトウェアビジブルなレジ
スタ等が更新されている場合には、当該ソフトウェア命
令をもう一度最初からリトライすると、実行結果が不正
となるので、リトライすることはできない。
【0016】しかし、当該ソフトウェア命令が、HCS
Wで実行される第2ソフトウェア命令群に属するソフト
ウェア命令であるとき、障害が発生したのが、当該HC
SW命令の実行中であれば、HSCW命令のリトライが
行える可能性があることから、主記憶やソフトウェアビ
ジブルなレジスタ等が更新されている状態で、従来は、
リトライ不可と判定されていた状況でも、HCSW命令
のリトライが成功すれば、処理を続行することができ
る。
【0017】図1は、本発明の実施の形態における障害
発生時の処理フローを示す流れ図である。
【0018】図1を参照して、まず、障害がリトライに
より正常動作が期待できる障害であるかを判断する(ス
テップS12)。
【0019】次に、HCSWを実行中か確認する(ステ
ップS13)。HCSW命令を実行中でないときは、ス
テップS14に分岐して、以降図3に示した従来の処理
を行う。
【0020】一方、ステップS13の判定において、H
CSW実行中であるときは、HCSW命令がリトライ可
能か否かを確認する(ステップS17)。その際、障害
発生時に実行していたHCSW命令が、当該HCSW命
令がアクセス可能なレジスタ等を更新しているか否かで
そのリトライ可能性が判定される。
【0021】HCSW命令がリトライ可能のときは、障
害時に実行していたHCSW命令を示すアドレスをIC
(インストラクションカウンタ)に設定してリトライを
実行する(ステップS18)。
【0022】HCSW命令のリトライができない場合に
はステップS14へ分岐し、従来の処理を行う。すなわ
ち、ステップS14において、実行中のソフトウェア命
令で主記憶、ソフトウェアビジブルなレジスタ等が更新
されているか否かを判定し、更新されていない場合には
障害時実行していたソフトウェア命令のリトライを行い
(ステップS15)、更新されている場合には実行中の
ジョブをアボートする(ステップS19)。
【0023】図2は、本発明の一実施例を説明するため
の図であり、あるソフトウェア命令をHCSWで実行し
た場合の動作の概要の処理フローを示す図である。
【0024】図2を参照して、ソフトウェア命令“A”
で起動された、マイクロプログラム“a”は、の時点
からHCSWに切り替わる。
【0025】〜までの間は、HCSWでハードウェ
ア機能の制御を行い、から後は、また元のマイクロプ
ログラムに戻って処理完了後、ソフトウェア命令“A”
は終了する。
【0026】図3において、以前の時点で障害が発生
した場合、主記憶やソフトウェアビジブルなレジスタは
更新されていないので、ソフトウェア命令“A”の最初
からのリトライが可能である。
【0027】次に、の時点で障害が発生した場合に
は、までの処理において、主記憶が更新されているた
め、ソフトウェア命令“A”のリトライはできない。
【0028】しかし、の時点からHCSWへ切り替え
られるので、からの間で障害が発生した場合には、
本発明によるリトライ制御によりリトライ可能となる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来、リトライ不可能と判断される場合でも、HCSW
の実行中であればリトライ可能となる場合があるため、
リトライ率が上がり、信頼性を向上することができると
いう効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を説明するための図であ
り、障害発生時のリトライ制御にの処理フローを示す流
れ図である。
【図2】本発明の一実施例を説明するための図であり、
リトライの可否に関する説明図である。
【図3】従来の障害発生時のリトライ制御に関する処理
フローである。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般のソフトウェアが使用可能なソフトウ
    ェア命令群に属しデータ処理システムでの基本的機能
    実行するための第1のソフトウェア命令群と、一般のソ
    フトウェアが使用不可能なハードウェア制御ソフトウェ
    ア(「HCSW」という)サポート命令群からなるHC
    SW命令群でプログラミングされたHCSWでマイクロ
    プログラムの機能の一部を代行する方式を採用し、一般のソフトウェアが使用可能なソフトウェア命令群に
    属し、 前記第1のソフトウェア命令群とは別に前記デー
    タ処理システムに固有の機能を実行するための第2のソ
    フトウェア命令群に属するソフトウェア命令を前記HC
    SWで実現するデータ処理システムにおいて、 前記ソフトウェア命令のリトライ可/不可を判定する第
    1の手段と、 前記HCSW命令のリトライ可/不可を判定する第2の
    手段と、 前記第2のソフトウェア命令群に属するソフトウェア命
    令を前記HCSWで実行中において障害が発生した場合
    に、前記第2の手段がリトライ可と判定した場合には
    害時実行中の前記HCSW命令のリトライを行、 前記第2の手段がリトライ不可と判定し、且つ前記第1
    の手段がリトライ可と判定した場合には、障害時実行中
    前記第2のソフトウェア命令群に属するソフトウェア
    命令のリトライを行、 ことを特徴とするリトライ制御方式。
  2. 【請求項2】ソフトウェアが使用不可能なハードウェア
    制御ソフトウェア(「HCSW」という)サポート命令
    群からなるHCSW命令群でプログラミングされたHC
    SWでマイクロプログラムの機能の一部を代行する方式
    を実装してなるデータ処理装置において、 ソフトウェア命令の実行により該ソフトウェア命令に応
    じたマイクロプログラムが起動されてHCSWへの切り
    替えが行われて、障害が発生した際に、HCSW命令実
    行中の時には前記HCSW命令のリトライ可能性を判定
    し、リトライ可能な場合には前記HCSW命令のリトラ
    イ処理を行一方、前記HCSW命令 のリトライが不
    可の場合には前記実行中のソフトウェア命令のリトライ
    可能性を判定する、ことを特徴とするリトライ制御方
    式。
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