JP3116759U - 蟯虫検査シート - Google Patents

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Abstract

【課題】検査面に接触せずに折り込みでき、衛生的に取り扱えるようにする。
【解決手段】互いに隣接した一対の採卵シート2を有する基体シート3と、前記採卵シート2の略中央側にそれぞれ設けられる検卵粘着部6を介して貼合される剥離シート4とを有し、前記検卵粘着部6を二等分する位置に、前記検卵粘着部6を互いに重合状態に折り込める折目8が前記基体シート3に設けられ、前記折目8の両側に折込粘着部7が形成され、前記採卵シート2の検卵粘着部6の裏面に検査日の順番と氏名欄の印刷10が施されている。
【選択図】図1

Description

本考案は、蟯虫症の保卵者を発見するのに利用される蟯虫検査シートに関するものである。
この種の蟯虫検査シートとしては、例えば特許文献1に示すように、基材シート、該基材シートの一方もしくは双方の面に塗設された少なくとも一対の糊層、および単一の糊層に対して接着され、かつ互いに離間した剥離シートを二つ以上含むものが周知である。
この蟯虫検査シートは、二回採卵式の蟯虫卵検査シートであって、二日に亘って蟯虫の排卵を検出できるようになっている。その使用方法は、1日目に一方の糊層の剥離シートを剥がし取り、検査後に基体シートを糊層を合わせて折り込み、2日目の検査においても同様にして、検査後に基体シートを糊層を合わせて折り込んで用いるものである。
特開平11−69993号公報
前記特許文献1の蟯虫検査シートでは、二日に亘って糊層を合わせて折り込む操作を必要とするが、糊層は蟯虫卵の貼り付けが容易なように折り目を予め設けるのが困難であり、糊層を合わせて折り込む操作では検査面への接触は避けられないため、衛生上問題を有していた。
本考案は、このような問題を解決し得る蟯虫検査シートを提供することを目的とする。
本考案は、検査面に接触せずに折り込みでき、衛生的に取り扱える蟯虫検査シートを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本考案は次の手段を講じた。即ち、
互いに隣接した一対の採卵シート2を有する基体シート3と、前記採卵シート2の略中央側にそれぞれ設けられる検卵粘着部6を介して貼合される剥離シート4とを有し、前記検卵粘着部6を二等分する位置に、前記検卵粘着部6を互いに重合状態に折り込める折目8が前記基体シート3に設けられ、前記折目8の両側に折込粘着部7が形成され、前記採卵シート2の検卵粘着部6の裏面に検査日の順番と氏名欄の印刷10が施されている。
これによって、折目8に沿って折込粘着部6同士が貼り付くので、検査面に接触せずに折り込みと氏名等の記載ができ、衛生的に取り扱える。また、子供が検査面を取り違えるのを防止することもできる。
前記検卵粘着部6が、オイルブルー色素の染料成分と塩化酢酸ビニル系の粘着成分とを含む粘着剤をグラビア塗工して形成されている。
これによって、蟯虫卵から発生するエンチームの作用によりオイルブルー色素が脱色され、蟯虫卵の発見が容易となる。また、グラビア塗工適性に優れる塩化酢酸ビニル系粘着成分を用いているので、検卵粘着部6を厚く塗工できると共に適度な粘着力を付与することが可能となる。
前記検卵粘着部6は、粘着剤が可塑状態にある間に基体シート3と剥離シート4とを貼り合わせて、グラビア転写目が互いに繋がった粘着面9を有している。
これによって、検卵粘着部6の全域に粘着剤が隙間なく広がって、検査において未塗工部や気泡を蟯虫卵に見間違えることがなくなり発見率が向上する。
本考案により、折目に沿って折込粘着部同士が貼り付くので、検査面に接触せずに折り込みでき、衛生的に取り扱える。
以下、本考案の蟯虫検査シート1を図面に基づき説明する。
本考案の蟯虫検査シート1は、保育所、小学校及び幼稚園等で定期的に行われている蟯虫の検査に用いられる検査シートである。前記蟯虫(学名:Enterobius vermicularis)は、第二次大戦後の衛生状態改善と人糞尿の肥料利用率の低下により激減した回虫症に代わり、保育所、幼稚園、小学校など集団生活のなかで最も多い(小学校での感染率は約5%であるという報告もある。)寄生虫症となった蟯虫症を引き起こす。蟯虫は、虫卵を経口摂取することで感染し、人体内に入った幼虫は盲腸周辺で成虫となる。
蟯虫は盲腸に寄生し、成熟したメス成虫は夜間、肛門周囲に6,000〜10,000個の蟯虫卵を産卵する。産卵された蟯虫卵は6〜7時間で感染可能な成熟卵となり、衣類やベッドや他の物に付着して約2週間生存するとされている。この蟯虫卵は糞便中にはほとんど見当たらないため、大便で調べる通常の検便では蟯虫卵の検出は困難である。通常、2日間連続で蟯虫検査シート1を早朝起床前に肛門周囲に付着させて顕微鏡で蟯虫卵の有無を調べる方法が行われており、本考案の蟯虫検査シート1はこの検査に用いられるものである。
図1〜3に示すように、第1実施形態の蟯虫検査シート1は、採卵シート2を複数有する基体シート3と、この基体シート3上に貼合される剥離シート4とを備えている。
前記基体シート3は、連結部5を介して隣接する一対の略長方形の採卵シート2より構成されている。
前記採卵シート2は透明(ここでいう透明とは、顕微鏡観察を妨げない程度の半透明や着色された透明を含む意味である。以下、同じ。)の合成樹脂、例えばセロハン系樹脂、ポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ナイロンなどのポリアミド系樹脂、ポリエチレンテレフタレート系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂などから形成されている。採卵シート2の裏面には、略中央部に円形の検卵粘着部6が設けられており、表面には使用方法、顕微鏡観察の標識及び被験者の氏名等を記載した印刷10がされている。
前記印刷10は、1日目、2日目等の検査日(検査順番)、及び所属や氏名を記載する氏名欄を有している。なお、検査における注意書き等をさらに記載しても良い。また、好ましくは氏名欄は2色印刷として1色に白ベタ印刷で、艶消し処理を行ったフィルム面に対して行うのが良く、これによって氏名等の記載と判別とが容易になる。
前記採卵シート2は両面コロナ処理されている合成樹脂を用いるのが好ましく、これにより印刷10や検卵粘着部6の採卵シート2(基体シート3)への密着性が向上し、検卵粘着部6が剥離したり、印刷10が剥がれるのを防止できる。
前記検卵粘着部6は、オイルブルー色素と塩化酢酸ビニル系粘着成分とを含む粘着剤が、ホットメルトコータ等でグラビア塗工されて、上面視で略円形に形成されている。その大きさは、表面に印刷されるターゲット円を十分覆える大きさ、例えば直径16〜35mm、面積200〜1000mm2とするのが良い。
前記粘着剤には、粘着成分として酢酸ビニル系、変性酢酸ビニル系、塩化酢酸ビニル系、ポリウレタン系、ポリアミド系、ポリエステル系、アクリル系等の粘着剤を用いることができ、必要に応じてテルペン等の粘着付与剤を加えることもできる。また、染料としては各色調のインキを用いることができるが、好ましくはエチーム効果による脱色により蟯虫卵の顕在性を高め得るオイルブル−染料を用いるのが好ましい。さらに、溶剤としてMEK、アセトン、MIBK、酢酸エチル、トルエン、キシレン、またはこれらを混合して成るシンナー等を用いてグラビア塗工に適した粘度に調製して塗工を行う。なお、溶剤には揮発性が低く、爆発の危険性が少ない溶剤、例えば大阪印刷インキ社製OPI#2などを用いるのが良く、粘着成分として積水化学工業のエスダイン370、及び染料としてミハラ化工のミハラオイルブルー590等を混合して前記粘着剤を調製できる。
前記グラビア塗工版(グラビアロール)は#50〜#300でメッシュ状あるいは水玉状に彫刻されており、このグラビア塗工版により塗布量1〜50g/m2で塗布することが可能となる。グラビア塗工の転写パターンは粘着剤が熱可塑状態にある間に、前記剥離シート4を貼り合わせてグラビア転写目を互いに繋げるように貼合するのが好ましい。これにより、粘着剤が塗工部分全体に広がり、未塗工部分がない粘着面9を検卵粘着部6が有するので、検卵粘着部6の皮膚への粘着性を良好に維持することが可能となり、蟯虫卵の発見率をも向上させることが可能となる。
前記連結部5は、隣接する採卵シート2同士の対向する一辺同士を連結すると共に、検卵粘着部6を有する側に開口する断面視V字状に折目8に沿って折り込まれた部分である。このV字状部分の折り込み内側面には折込粘着部7が折目8に沿って左右に帯状に設けられている。この折込粘着部7は前記粘着剤と好ましくは同じ粘着剤を用いてグラビア塗工されて形成されており、前記折目8は並設される2つの検卵粘着部6を二等分する位置に設けられているので、折目8に沿って折り込めば左右の前記折込粘着部7及び検卵粘着部6がそれぞれ重合するように折り込めるようになっている。折目8に沿って左右に前記折込粘着部7を設けることで、折り込み操作時には折込粘着部7同士が貼合し合って折り込み位置を決定するので、2つの検卵粘着部6が正確に重合するように折り込むことが可能となり、検卵粘着部7がズレなく重合するので蟯虫卵の顕微鏡観察で良好な視野が確保でき、蟯虫卵の発見率を向上させることが可能となる。
前記剥離シート4は、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィンフィルム、PET、PVC、ナイロン、セロファンのようなフィルムであれば厚み、材質、着色等は問わないが、好ましくはOPPフィルムなどの1軸延伸フィルムを用いるのが良い。適度な伸びと破断強度とを有する1軸延伸フィルムを用いることで、粘着と剥離を繰り返しても破断しにくくなるからである。また、剥離シート4は少なくとも基体シート3側に対向する面が非コロナ処理とされるのが良い。これにより、剥離シート4が検卵粘着部6の粘着剤を基体シート3から剥がし取ることがなくなるからである。
本考案は前記実施形態における各部材の形状およびそれぞれの前後・左右・上下の位置関係は、図1〜図3に示すように構成することが最良である。しかし、前記実施形態に限定されるものではなく、部材、構成を種々変形したり、組み合わせを変更したりすることもできる。
例えば、粘着成分には塩化酢酸ビニル系粘着剤を用いる必要は必ずしもなく、他の接着剤・粘着剤を用いることも可能である。
なお、粘着剤の塗工はホットメルトコータでなくても良く、ラミネータ等で行っても良い。また、粘着剤の塗工方法はグラビア塗工には限定されない。
本考案の第1実施形態の蟯虫検査シートの斜視図である。 同蟯虫検査シートを印刷面側から見た平面図である。 図2のA−A線断面図である。
符号の説明
1 蟯虫検査シート
2 採卵シート
3 基体シート
4 剥離シート
5 連結部
6 検卵粘着部
7 折込粘着部
8 折目
9 粘着面
10 印刷

Claims (3)

  1. 互いに隣接した一対の採卵シート(2)を有する基体シート(3)と、前記採卵シート(2)の略中央側にそれぞれ設けられる検卵粘着部(6)を介して貼合される剥離シート(4)とを有し、前記検卵粘着部(6)を二等分する位置に、前記検卵粘着部(6)を互いに重合状態に折り込める折目(8)が前記基体シート(3)に設けられ、前記折目(8)の両側に折込粘着部(7)が形成され、前記採卵シート(2)の検卵粘着部(6)の裏面に検査日の順番と氏名欄の印刷(10)が施されていることを特徴とする蟯虫検査シート。
  2. 前記検卵粘着部(6)が、オイルブルー色素の染料成分と塩化酢酸ビニル系の粘着成分とを含む粘着剤をグラビア塗工して形成されていることを特徴とする請求項1に記載の蟯虫検査シート。
  3. 前記検卵粘着部(6)は、粘着剤が可塑状態にある間に基体シート(3)と剥離シート(4)とを貼り合わせて、グラビア転写目が互いに繋がった粘着面(9)を有していることを特徴とする請求項2に記載の蟯虫検査シート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019074336A (ja) * 2017-10-12 2019-05-16 株式会社エクシール 微物採取用具

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