JP3116511U - キャンデー菓子 - Google Patents

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Abstract

【課題】
従来異なる食感を有するゼリー菓子と硬質キャンデーを組み合わせた、新奇な食感のキャンデー菓子を提供する。
【解決手段】
糖被膜を有するゼリー菓子と、結晶性の硬質キャンデーが一体化した形状を有しているキャンデー菓子。
【選択図】 図2

Description

本考案は、糖皮膜を有するゼリー菓子と結晶質の硬質キャンデーを組み合わせたキャンデー菓子に関する。
従来より、ゼラチンやペクチン等を使用した弾力のある食感を有するゼリー菓子が知られている。一方、砂糖や水飴等を煮詰めて固めた硬質キャンデーもよく知られている。ゼリー菓子は咀嚼により弾力性の食感を楽しめるものである一方、硬質キャンデーは舐めて味を楽しむものである。両者は食感の異なるものであり、同時に咀嚼しても硬質キャンデーの硬い食感ゆえに心地よい食感は得られない。
特許文献1には、糖衣が施されているゼリー菓子が開示されている。糖衣は中心となる素材に極薄く被覆されるものであり、硬質キャンデーとは本質的に異なる。また特許文献2には、ハードキャンデー等が埋設されたグミキャンデーが開示されている。これは、透明感のある魚の形のグミキャンデーの中に骨型のキャンデーを埋設したものが例示されているように、外観や形状を楽しむものであり、食感自体を楽しむものではない。
特開平7−67554号公報 特開2004−321140号公報
本考案は、従来異なる食感を有するゼリー菓子と硬質キャンデーを組み合わせた、新奇な食感のキャンデー菓子を提供することを課題とした。
本考案は、糖被膜を有するゼリー菓子と、結晶質の硬質キャンデーが一体化しているキャンデー菓子である。硬質キャンデーがガラス質ではなく結晶質であることによりもろい食感となり、ゼリー菓子と硬質キャンデーを違和感なく同時に咀嚼することができる。またゼリー菓子が糖被膜を有していることで、力が加わっても変形しにくい。しかも、硬質キャンデーが気泡を有するものであると噛み砕きやすくなり、さらに咀嚼しやすくなる。さらに、硬質キャンデーがキシリトールやエリスリトールを含有したものであると、冷感が付加されたものとなる。
本考案により、ゼリー菓子と硬質キャンデーという従来食感が異なるものを同時に違和感なく咀嚼することができるようになり、新奇な食感の菓子を提供することが可能となった。
本考案のキャンデー菓子の構成要素である糖皮膜を有するゼリー菓子、及び結晶質の硬質キャンデーについて以下に説明する。
本考案のキャンデー菓子の構成要素である糖皮膜ゼリー菓子は、砂糖、マルチトール、還元パラチノースから選択される1種を含有することを特徴とする。中でも、マルチトールが食感や強度等の面で最も好ましい。これら以外の糖質を用いると、被膜が厚くなりすぎたり、充分な被膜が形成されなくなる。そして、砂糖、マルチトール、還元パラチノースから選択される1種は、糖皮膜ゼリー菓子の糖組成の80〜100重量%であることが好ましい。80重量%未満であると、充分な糖被膜が形成されない。なお、本明細書において糖組成には、増粘剤またはゲル化剤として使用される多糖類は含まれず、糖アルコールは含まれるものとする。
また、糖皮膜ゼリー菓子は、ゼラチン、ペクチン、キサンタンガム、ジェランガムから選択される1種以上の増粘剤またはゲル化剤の含有量が、糖皮膜ゼリー菓子の水分を除いた組成に対し、順にそれぞれ3〜10重量%、0.5〜3重量%、0.05〜1重量%、0.5〜3重量%であることが好ましい。それぞれの下限値未満では充分に増粘またはゲル化されず、それぞれの上限値を越えると硬くなるので食べるのに適さない。ゼラチン、ペクチン、キサンタンガム、ジェランガムは併用しても良く、またこれらに加えて加工澱粉、アラビアガム、アルギン酸等の増粘多糖類を加えても良い。
さらに、糖皮膜ゼリー菓子は、ブドウ、桃、リンゴ、人参、トマト、セロリ等の果汁や野菜汁、アントシアニン、フラボノイド、カロチノイド等の着色料、クエン酸、リンゴ酸等の酸味料、フルーツ香料、バニラ香料等の香料を含有してもよい。
次に、糖皮膜ゼリー菓子を得るには、砂糖、マルチトール、還元パラチノースから選択される1種及びゼラチン、ペクチン、キサンタンガム、ジェランガムから選択される1種以上に、水を加えて加熱混合してゼリー菓子生地を調製する。
一方、本考案のキャンデー菓子のもう一つの構成要素である硬質キャンデーを結晶質とするには、マルチトール、トレハロース、キシリトール又はエリスリトールから選択される糖質の1種を含有することが好ましい。中でもキシリトール又はエリスリトールは口中で冷感が強く感じられ、ゼリー菓子とは咀嚼感、冷感で対照的であるため、ゼリー菓子と組み合わせた場合には非常に新奇なキャンデー菓子となる。
また、マルチトール、トレハロース、キシリトール又はエリスリトールから選択される糖質の1種は、硬質キャンデー糖質組成の90〜100重量%であることが好ましい。90重量%未満であると、充分な結晶化が得られないため噛み砕けない。
次に、結晶質の硬質キャンデー生地を得る方法としては、例えばマルチトール、トレハロース、キシリトール又はエリスリトールから選択される糖質の1種に水を加えて煮詰めたシロップを、該糖質の融点以下まで冷却し、続いて該糖質の結晶微粉末をシードとして添加すればよい。そして、硬質キャンデーが気泡を有するものとするには、例えば、キャンデー生地に酸と重曹、あるいは焼き菓子等に使用する膨張剤を添加したり、エアーミキサーやホイッピングマシーンで強制的に気泡を抱き込ませてもよい。また、硬質キャンデーはイチゴ、グレープフルーツ等の果汁、アントシアニン、フラボノイド等の着色料、クエン酸、リンゴ酸等の酸味料、フルーツ香料等の香料を含有してもよい。
次に上記ゼリー菓子と硬質キャンデーを一体化するには、スターチ型、もしくはプラスチック型に上記ゼリー菓子生地及び硬質キャンデー生地を充填する。このときゼリー菓子生地と硬質キャンデー生地を充填する順番や方法により様々な形状となる。例えば、ゼリー菓子生地の充填後に硬質キャンデー生地を充填すると、図1のように結晶質の硬質キャンデー部が、ゼリー菓子部に隣接して配置される形状となり、あるいは硬質キャンデー生地を内層、ゼリー菓子生地を外層とした2重ノズルで同時に充填すると、図3のように結晶質の硬質キャンデー部が、ゼリー菓子部の内側に配置される形状となる。これを常温にて1〜7日程度固化およびエージングすると、ゼリー菓子生地は内部が増粘またはゲル化し、外層は糖被膜を形成する。これを型から取り出すとゼリー菓子と硬質キャンデーが一体化したキャンデー菓子を得ることができる。
以下に実施例を示し、本考案をさらに詳細に説明する。
マルチトール61重量部、水飴6.5重量部、ゼラチン7重量部、水25.5重量部を加熱混合して、糖度79のゼリー菓子生地を調製した。また、キシリトール80重量部、水飴10重量部に水25重量部を混合して糖度98まで煮詰め、続いて80℃まで冷却した後にキシリトール結晶微粉末10重量部を添加し、硬質キャンデー生地を調製した。次に直径15mmの半球型にプリントしたスターチ型に、上記ゼリー菓子生地約0.7gを充填し、その上に硬質キャンデー生地約0.3gを充填した。これをスターチ型内にて20℃で48時間エージングし、型から取り出して図1に示されるようなキャンデー菓子を得た。このキャンデー菓子は、図2に示されるように、ゼリー菓子が糖被膜の外層で被覆されており、また外層の一部が結晶質の硬質キャンデーとなっており、変形しにくいものであった。このキャンデー菓子を食すと、硬質キャンデーとゼリー菓子を違和感なく同時に咀嚼することができ、また硬質キャンデーのみが冷感を有しており、新奇な食感であった。
マルチトール61重量部、水飴4重量部、ゼラチン7重量部、濃縮グレープフルーツ果汁4重量部、酸味料1重量部、グレープルーツ香料0.3重量部、黄色色素0.06重量部、水22.64重量部を加熱混合し、糖度79のゼリー菓子生地を調製した。また、エリスリトール80重量部、水飴10重量部、水25重量部を混合して糖度98まで煮詰め、続いて85℃に冷却後、エリスリトール結晶微粉末10重量部、クエン酸2.4重量部、重曹2重量部、レモン果汁パウダー2重量部、レモン香料0.4重量部、黄色色素0.06重量部を添加、混合して硬質キャンデー生地を調製した。次に直径15mmの半球型にプリントしたスターチ型に、上記ゼリー菓子生地を外側、硬質キャンデー生地を内側として2重ノズルを用いてそれぞれ約0.7gおよび約0.3gを同時に充填した。これをスターチ型内にて20℃で48時間エージングし、型から取り出して図3に示されるようなキャンデー菓子を得た。このキャンデー菓子は、図4に示されるように、気泡を有する結晶質の硬質キャンデーをゼリー菓子が包み込み、ゼリー菓子が糖被膜の外層で被覆されており、変形しにくいものであった。このキャンデー菓子を食すと、ゼリー菓子の糖被膜と気泡を有する硬質キャンデーを違和感なく同時に咀嚼することができ、また硬質キャンデーのみが冷感を有しており、非常に新奇な食感であった。
実施例1と同様にしてゼリー菓子生地と硬質キャンデー生地を調製し、先に硬質キャンデー生地、続いてゼリー菓子生地の順序で型に充填してエージングし、図5に示すキャンデー菓子を得た。このキャンデー菓子を食すと、硬質キャンデーとゼリー菓子を違和感なく同時に咀嚼することができ、また硬質キャンデーのみが冷感を有しており、新奇な食感であった。
実施例1と同様にしてゼリー菓子生地と硬質キャンデー生地を調製し、先に硬質キャンデー生地、続いてゼリー菓子生地、そして再び硬質キャンデー生地の順序で型に充填してエージングし、図6に示すキャンデー菓子を得た。このキャンデー菓子を食すと、硬質キャンデーとゼリー菓子を違和感なく同時に咀嚼することができ、また硬質キャンデーのみが冷感を有しており、新奇な食感であった。
実施例1と同様にしてゼリー菓子生地と硬質キャンデー生地を調製し、先にゼリー菓子生地、続いて硬質キャンデー生地、そして再びゼリー菓子生地の順序で型に充填してエージングし、図7に示すキャンデー菓子を得た。このキャンデー菓子を食すと、硬質キャンデーとゼリー菓子を違和感なく同時に咀嚼することができ、また硬質キャンデーのみが冷感を有しており、新奇な食感であった。
本考案に係るキャンデー菓子の1形態の側面図である。 図1のキャンデー菓子の断面図である。 本考案に係るキャンデー菓子の1形態の側面図である。 図3のキャンデー菓子の断面図である。 本考案に係るキャンデー菓子の1形態の(a)側面図、および(b)断面図である。 本考案に係るキャンデー菓子の1形態の(a)側面図、および(b)断面図である。 本考案に係るキャンデー菓子の1形態の(a)側面図、および(b)断面図である。
符号の説明
1・・・ ゼリー菓子部
2・・・ 硬質キャンデー部
3・・・ ゼリー菓子
4・・・ 糖被膜
5・・・ 硬質キャンデー

Claims (5)

  1. 糖被膜を有するゼリー菓子と、結晶質の硬質キャンデーが、一体化した形状を有しているキャンデー菓子。
  2. 結晶質の硬質キャンデーが気泡を有するものである請求項1のキャンデー菓子。
  3. 結晶質の硬質キャンデーがキシリトール又はエリスリトールを含有するものである、請求項1又は2のキャンデー菓子。
  4. 結晶質の硬質キャンデー部が、ゼリー菓子部に隣接して配置される形状である請求項1〜3の何れか1項に記載のキャンデー菓子。
  5. 結晶質の硬質キャンデー部が、ゼリー菓子部の内側に配置される形状である請求項1〜3の何れか1項に記載のキャンデー菓子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011109998A (ja) * 2009-11-30 2011-06-09 Uha Mikakuto Co Ltd 結晶型キャンディ

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