JP3116264B2 - スペクトル拡散通信受信機 - Google Patents
スペクトル拡散通信受信機Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直接拡散方式のスペク
トル拡散通信を行う移動通信システムにおける、スペク
トル拡散通信受信機に関するものである。
トル拡散通信を行う移動通信システムにおける、スペク
トル拡散通信受信機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来のスペクトル拡散通信受信
機における復調回路の部分の構成を示す。
機における復調回路の部分の構成を示す。
【0003】この復調回路は、基本的にPN符号位相サ
ーチ回路57、PN符号位相追従回路58、および情報
復調回路59から構成される。
ーチ回路57、PN符号位相追従回路58、および情報
復調回路59から構成される。
【0004】スイッチ55は、復調前の状態では、基準
電圧2側に倒れており、PN符号位相サーチ回路57が
動作する。クロック制御回路54は基準電圧2に応じた
周波数のクロック信号を出力する。このクロック信号の
周波数は、通信信号中のPN符号の生成クロック信号の
周波数と微少量だけずれるように、オフセット量が予め
設定されており、このクロック信号によってPN符号発
生回路53がPN符号1を発生する。
電圧2側に倒れており、PN符号位相サーチ回路57が
動作する。クロック制御回路54は基準電圧2に応じた
周波数のクロック信号を出力する。このクロック信号の
周波数は、通信信号中のPN符号の生成クロック信号の
周波数と微少量だけずれるように、オフセット量が予め
設定されており、このクロック信号によってPN符号発
生回路53がPN符号1を発生する。
【0005】通信信号中のPN符号とPN符号1は、両
者の生成クロック信号の周波数のずれの為に時間軸上で
スライドしていき、そのスライドの過程で両者の位相が
一致すると両符号間の相関値が大きくなり、相関器51
の出力信号が大きくなる。
者の生成クロック信号の周波数のずれの為に時間軸上で
スライドしていき、そのスライドの過程で両者の位相が
一致すると両符号間の相関値が大きくなり、相関器51
の出力信号が大きくなる。
【0006】相関器51の出力信号が基準電圧1よりも
大きくなったとき、比較器52はスイッチ55を同期誤
差信号発生回路56の出力信号側へ倒して、PN符号位
相サーチ回路57の動作を終了した後、続いて、PN符
号位相追従回路58、および情報復調回路59の動作へ
移行する。
大きくなったとき、比較器52はスイッチ55を同期誤
差信号発生回路56の出力信号側へ倒して、PN符号位
相サーチ回路57の動作を終了した後、続いて、PN符
号位相追従回路58、および情報復調回路59の動作へ
移行する。
【0007】ここで、クロック制御回路54は、同期誤
差信号発生回路56の出力信号に応じて周波数を制御し
たクロック信号を出力し、このクロック信号によりPN
符号発生回路53は、PN符号を出力する。
差信号発生回路56の出力信号に応じて周波数を制御し
たクロック信号を出力し、このクロック信号によりPN
符号発生回路53は、PN符号を出力する。
【0008】このようにして、PN符号位相追従回路5
8で通信信号中のPN符号の位相を追従しながら、情報
復調回路59において通信信号中のPN符号に位相同期
したPN符号を用いて通信信号から情報を復調する(例
えば、電子通信学会誌Vol.65,No.10,pp.1053〜1058)。
8で通信信号中のPN符号の位相を追従しながら、情報
復調回路59において通信信号中のPN符号に位相同期
したPN符号を用いて通信信号から情報を復調する(例
えば、電子通信学会誌Vol.65,No.10,pp.1053〜1058)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来のようなスペクト
ル拡散通信受信機の構成では、1つの復調回路に対して
1つのPN符号位相サーチ回路が必要である。つまり、
PN符号位相サーチ回路57は、各々の復調回路ごとに
個別に設けた構成となっている。
ル拡散通信受信機の構成では、1つの復調回路に対して
1つのPN符号位相サーチ回路が必要である。つまり、
PN符号位相サーチ回路57は、各々の復調回路ごとに
個別に設けた構成となっている。
【0010】このため、複数のマルチパス信号や、複数
の基地局からの信号を同時に受信するために複数の復調
回路が必要となる場合には、各復調回路ごとにPN符号
位相サーチ回路を個別に設けることが必要となり、受信
機の全体的な回路規模が大きくなるという問題がある。
の基地局からの信号を同時に受信するために複数の復調
回路が必要となる場合には、各復調回路ごとにPN符号
位相サーチ回路を個別に設けることが必要となり、受信
機の全体的な回路規模が大きくなるという問題がある。
【0011】本発明は、上述の問題点を解決するために
なされたもので、スペクトル拡散通信受信機の全体的な
回路規模を従来よりも大幅に縮小できるようにすること
を課題とする。
なされたもので、スペクトル拡散通信受信機の全体的な
回路規模を従来よりも大幅に縮小できるようにすること
を課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題を解
決するため、次の構成を採る。
決するため、次の構成を採る。
【0013】すなわち、本発明に係るスペクトル拡散通
信受信機は、マルチパス波または複数の基地局からのP
ilot信号の位相を検索する単一のPN符号位相サーチ回
路と、マルチパス波または複数の基地局からの通信信号
の内の1波を各々が独自の動作タイミングで受信する複
数個の復調回路と、前記PN符号位相サーチ回路で検出
したPN符号の位相情報を所定の復調回路に割り当てる
処理を行うメイン制御回路とを具備し、 前記PN符号位
相サーチ回路は、 第1のゼロ・オフセットPN符号の絶
対基準位相を設定する初期ロード信号と第1のクロック
信号を入力し、前記第1のゼロ・オフセットPN符号と
前記第1のゼロ・オフセットPN符号の状態信号を出力
する第1のPN符号発生回路と、前記第1のゼロ・オフ
セットPN符号の状態信号に第1のマスク信号をかける
ことにより、前記第1のゼロ・オフセットPN符号と同
一符号で一定量の位相オフセットを有する第1のノン・
ゼロ・オフセットPN符号を出力する第1のマスク回路
と、 外部から与えられる第1のオフセット値に対応する
前記第1のマスク信号を出力する第1のマスク発生回路
と、 前記第1のノン・ゼロ・オフセットPN符号と通信
信号中のPN符号との間の相関レベル値を出力する相関
器と、 外部から前記第1のゼロ・オフセットPN符号の
位相修正値を与える第1のシフト値を入力し、前記第1
のゼロ・オフセットPN符号の絶対基準位相からの前記
第1のゼロ・オフセットPN符号の相対位相を示す第1
のポジション値と前記第1のポジション値からの前記第
1のゼロ・オフセットPN符号の相対位相を示すインデ
ックス値と前記第1のシフト値に応じた第1のクロック
制御信号を出力する第1のポジション・カウンタと、 前
記第1のクロック制御信号に応じて前記第1のクロック
信号の周波数を制御する第1のクロック制御回路とを具
備し、 前記第1のシフト値で前記第1のゼロ・オフセッ
トPN符号の位相を修正して から、前記第1のオフセッ
ト値に対応する前記第1のノン・ゼロ・オフセットPN
符号を発生させて位相サーチ動作を行い、位相検出結果
を前記第1のインデックス値と前記相関レベル値で通知
するものである。
信受信機は、マルチパス波または複数の基地局からのP
ilot信号の位相を検索する単一のPN符号位相サーチ回
路と、マルチパス波または複数の基地局からの通信信号
の内の1波を各々が独自の動作タイミングで受信する複
数個の復調回路と、前記PN符号位相サーチ回路で検出
したPN符号の位相情報を所定の復調回路に割り当てる
処理を行うメイン制御回路とを具備し、 前記PN符号位
相サーチ回路は、 第1のゼロ・オフセットPN符号の絶
対基準位相を設定する初期ロード信号と第1のクロック
信号を入力し、前記第1のゼロ・オフセットPN符号と
前記第1のゼロ・オフセットPN符号の状態信号を出力
する第1のPN符号発生回路と、前記第1のゼロ・オフ
セットPN符号の状態信号に第1のマスク信号をかける
ことにより、前記第1のゼロ・オフセットPN符号と同
一符号で一定量の位相オフセットを有する第1のノン・
ゼロ・オフセットPN符号を出力する第1のマスク回路
と、 外部から与えられる第1のオフセット値に対応する
前記第1のマスク信号を出力する第1のマスク発生回路
と、 前記第1のノン・ゼロ・オフセットPN符号と通信
信号中のPN符号との間の相関レベル値を出力する相関
器と、 外部から前記第1のゼロ・オフセットPN符号の
位相修正値を与える第1のシフト値を入力し、前記第1
のゼロ・オフセットPN符号の絶対基準位相からの前記
第1のゼロ・オフセットPN符号の相対位相を示す第1
のポジション値と前記第1のポジション値からの前記第
1のゼロ・オフセットPN符号の相対位相を示すインデ
ックス値と前記第1のシフト値に応じた第1のクロック
制御信号を出力する第1のポジション・カウンタと、 前
記第1のクロック制御信号に応じて前記第1のクロック
信号の周波数を制御する第1のクロック制御回路とを具
備し、 前記第1のシフト値で前記第1のゼロ・オフセッ
トPN符号の位相を修正して から、前記第1のオフセッ
ト値に対応する前記第1のノン・ゼロ・オフセットPN
符号を発生させて位相サーチ動作を行い、位相検出結果
を前記第1のインデックス値と前記相関レベル値で通知
するものである。
【0014】
【作用】本発明のスペクトル拡散通信受信機は、上記し
た構成で1つのPN符号位相サーチ回路で検出した有望
なPN符号の位相を、複数個の復調回路の内の任意の復
調回路に個別に割り当てることが可能であるため、従来
のスペクトル拡散通信受信機に比べて、全体的な回路規
模を大幅に縮小することができ、しかも、スペクトル拡
散通信受信機を構成する本発明のPN符号位相サーチ回
路は、特定の基地局をターゲットとして集中的にPN符
号の位相サーチを行うことが可能であるため、希望する
基地局に対して効率よくPilotサーチを行うことができ
る。
た構成で1つのPN符号位相サーチ回路で検出した有望
なPN符号の位相を、複数個の復調回路の内の任意の復
調回路に個別に割り当てることが可能であるため、従来
のスペクトル拡散通信受信機に比べて、全体的な回路規
模を大幅に縮小することができ、しかも、スペクトル拡
散通信受信機を構成する本発明のPN符号位相サーチ回
路は、特定の基地局をターゲットとして集中的にPN符
号の位相サーチを行うことが可能であるため、希望する
基地局に対して効率よくPilotサーチを行うことができ
る。
【0015】
【実施例】本発明のスペクトル拡散通信受信機は、CD
MA(符号分割多元接続)通信システムの移動機側に備え
られるものであって、この通信システムにおいては、図
1に示すように、全基地局が同一系列で、同位相のPN
符号(以下、このPN符号をゼロ・オフセットPN符号
と呼ぶ)を維持する。ここで、全基地局が同一系列で、
同位相のPN符号を維持するとは、全基地局が同一系列
で同位相のPN符号(ゼロ・オフセットPN符号)を内
部基準として常に維持することを意味する。そして、各
基地局毎にこのゼロ・オフセットPN符号と同一系列
で、位相のみが固有のオフセット値を有するPN符号
(以下、このPN符号をノン・ゼロ・オフセットPN符
号と呼ぶ)を用いて、すなわち、全基地局で同一系列、
同位相のゼロ・オフセットPN符号を内部基準にし、ゼ
ロ・オフセットPN符号から各基地局毎に固有の位相オ
フセットを有するPN符号を用いて情報を拡散変調して
送信し、さらに、このノン・ゼロ・オフセットPN符号
をデータ変調無しでPilot信号として常に送信して移動
機でのPN符号同期に利用するようになっている。
MA(符号分割多元接続)通信システムの移動機側に備え
られるものであって、この通信システムにおいては、図
1に示すように、全基地局が同一系列で、同位相のPN
符号(以下、このPN符号をゼロ・オフセットPN符号
と呼ぶ)を維持する。ここで、全基地局が同一系列で、
同位相のPN符号を維持するとは、全基地局が同一系列
で同位相のPN符号(ゼロ・オフセットPN符号)を内
部基準として常に維持することを意味する。そして、各
基地局毎にこのゼロ・オフセットPN符号と同一系列
で、位相のみが固有のオフセット値を有するPN符号
(以下、このPN符号をノン・ゼロ・オフセットPN符
号と呼ぶ)を用いて、すなわち、全基地局で同一系列、
同位相のゼロ・オフセットPN符号を内部基準にし、ゼ
ロ・オフセットPN符号から各基地局毎に固有の位相オ
フセットを有するPN符号を用いて情報を拡散変調して
送信し、さらに、このノン・ゼロ・オフセットPN符号
をデータ変調無しでPilot信号として常に送信して移動
機でのPN符号同期に利用するようになっている。
【0016】なお、この通信システムにおいて、当然な
がら、Pilotサーチを行うべき基地局に対応する各位相
オフセット値は、現在、通信している基地局から通知さ
れて、移動機内で認識されるようになっている。また、
スペクトル拡散通信受信機内で発生させた、ある基地局
に対応するノン・ゼロ・オフセットPN符号の位相が、
その基地局のノン・ゼロ・オフセットPN符号の位相と
等しくなるのは、その前提として、スペクトル拡散通信
受信機で維持しているゼロ・オフセットPN符号の位相
が、基地局で維持しているゼロ・オフセットPN符号の
位相と等しいときのみである。
がら、Pilotサーチを行うべき基地局に対応する各位相
オフセット値は、現在、通信している基地局から通知さ
れて、移動機内で認識されるようになっている。また、
スペクトル拡散通信受信機内で発生させた、ある基地局
に対応するノン・ゼロ・オフセットPN符号の位相が、
その基地局のノン・ゼロ・オフセットPN符号の位相と
等しくなるのは、その前提として、スペクトル拡散通信
受信機で維持しているゼロ・オフセットPN符号の位相
が、基地局で維持しているゼロ・オフセットPN符号の
位相と等しいときのみである。
【0017】図2は本発明の実施例に係るスペクトル拡
散通信受信機の具体的な構成を示すブロック図である。
散通信受信機の具体的な構成を示すブロック図である。
【0018】この実施例のスペクトル拡散通信受信機
は、マルチパス波または複数の基地局からのPilot信号
の位相を検索する単一のPN符号位相サーチ回路101
と、マルチパス波または複数の基地局からの通信信号の
内の1波を各々が独自の動作タイミングで受信する複数
の各復調回路102a,102b,…と、PN符号位相サ
ーチ回路101と各復調回路102a,102b,…の制
御と、PN符号位相サーチ回路101で検出したPN符
号の位相を任意の復調回路102a,102b,…へ割り
当てる処理を行うメイン制御回路105とから構成され
る。
は、マルチパス波または複数の基地局からのPilot信号
の位相を検索する単一のPN符号位相サーチ回路101
と、マルチパス波または複数の基地局からの通信信号の
内の1波を各々が独自の動作タイミングで受信する複数
の各復調回路102a,102b,…と、PN符号位相サ
ーチ回路101と各復調回路102a,102b,…の制
御と、PN符号位相サーチ回路101で検出したPN符
号の位相を任意の復調回路102a,102b,…へ割り
当てる処理を行うメイン制御回路105とから構成され
る。
【0019】以下、PN符号位相サーチ回路101内や
各復調回路102a,102b,…内でそれぞれ発生して
いるゼロ・オフセットPN符号とノン・ゼロ・オフセッ
トPN符号とをそれぞれ、局発ゼロ・オフセットPN符
号、局発ノン・ゼロ・オフセットPN符号と呼ぶことと
する。
各復調回路102a,102b,…内でそれぞれ発生して
いるゼロ・オフセットPN符号とノン・ゼロ・オフセッ
トPN符号とをそれぞれ、局発ゼロ・オフセットPN符
号、局発ノン・ゼロ・オフセットPN符号と呼ぶことと
する。
【0020】上記のPN符号位相サーチ回路101は、
図3に示すように、PN符号発生回路106を備えてお
り、このPN符号発生回路106は、図5に示すよう
に、たとえば、Nビット(たとえば31ビット)のシフト
レジスタ203とエクスクルーシブOR204とから構
成され、電源投入時または、システム・リセット時に1
回、Nビットの初期ロード信号が、Nビットのシフトレ
ジスタ203の内部にセットされることにより、局発ゼ
ロ・オフセットPN符号がある位相(これを局発ゼロ・
オフセットPN符号の絶対基準位相と呼ぶ)に設定され
る。
図3に示すように、PN符号発生回路106を備えてお
り、このPN符号発生回路106は、図5に示すよう
に、たとえば、Nビット(たとえば31ビット)のシフト
レジスタ203とエクスクルーシブOR204とから構
成され、電源投入時または、システム・リセット時に1
回、Nビットの初期ロード信号が、Nビットのシフトレ
ジスタ203の内部にセットされることにより、局発ゼ
ロ・オフセットPN符号がある位相(これを局発ゼロ・
オフセットPN符号の絶対基準位相と呼ぶ)に設定され
る。
【0021】マスク発生回路110は、Pilotサーチを
行うべき基地局に対応するノン・ゼロ・オフセットPN
符号の、ゼロ・オフセットPN符号からの位相オフセッ
ト値に対応するマスク信号を求めて出力するものであ
る。ここに、位相オフセット値は、メイン制御回路10
5から与えられるもので、現在、通信している基地局か
ら予め通知されていてメイン制御回路105に認識され
ている。
行うべき基地局に対応するノン・ゼロ・オフセットPN
符号の、ゼロ・オフセットPN符号からの位相オフセッ
ト値に対応するマスク信号を求めて出力するものであ
る。ここに、位相オフセット値は、メイン制御回路10
5から与えられるもので、現在、通信している基地局か
ら予め通知されていてメイン制御回路105に認識され
ている。
【0022】マスク回路107は、図5に示すように、
PN符号発生回路201内のシフト・レジスタ203の
各段の状態信号に、マスク発生回路110からのマスク
信号をかけることにより、局発ゼロ・オフセットPN符
号と同一符号で、かつ、位相のみが一定量の位相オフセ
ット値を有する局発ノン・ゼロ・オフセットPN符号を
発生するものである(例えば、US Patent, Patent Numbe
r: 5,228,054参照)。
PN符号発生回路201内のシフト・レジスタ203の
各段の状態信号に、マスク発生回路110からのマスク
信号をかけることにより、局発ゼロ・オフセットPN符
号と同一符号で、かつ、位相のみが一定量の位相オフセ
ット値を有する局発ノン・ゼロ・オフセットPN符号を
発生するものである(例えば、US Patent, Patent Numbe
r: 5,228,054参照)。
【0023】相関器108は、Pilot信号と局発ノン・
ゼロ・オフセットPN符号との間の、位相同期状態に比
例する相関レベル値を出力する。
ゼロ・オフセットPN符号との間の、位相同期状態に比
例する相関レベル値を出力する。
【0024】ポジション・カウンタ111は、Pilot信
号のサーチ開始直前に、局発ゼロ・オフセットPN符号
の位相が、基地局のゼロ・オフセットPN符号の位相と
等しくなるように強制的に位相をシフトするために、修
正が必要な位相のシフト値をメイン制御回路105から
入力し、このシフト値に応じて、3種類のクロック制御
信号(高速クロック、定常クロック、クロック停止命令)
を発生して、局発ゼロ・オフセットPN符号の位相を調
整するものである。
号のサーチ開始直前に、局発ゼロ・オフセットPN符号
の位相が、基地局のゼロ・オフセットPN符号の位相と
等しくなるように強制的に位相をシフトするために、修
正が必要な位相のシフト値をメイン制御回路105から
入力し、このシフト値に応じて、3種類のクロック制御
信号(高速クロック、定常クロック、クロック停止命令)
を発生して、局発ゼロ・オフセットPN符号の位相を調
整するものである。
【0025】また、ポジション・カウンタ111は、現
在の局発ゼロ・オフセットPN符号の位相の絶対基準位
相からの、オフセット量を示すポジション値をメイン制
御回路105に出力する。すなわち、このポジション値
は、現在の局発ゼロ・オフセットPN符号の位相の絶対
基準位相からのオフセット量をカウントしたものであっ
て、局発ゼロ・オフセットPN符号が絶対基準位相と一
致するときに0の値を取る。
在の局発ゼロ・オフセットPN符号の位相の絶対基準位
相からの、オフセット量を示すポジション値をメイン制
御回路105に出力する。すなわち、このポジション値
は、現在の局発ゼロ・オフセットPN符号の位相の絶対
基準位相からのオフセット量をカウントしたものであっ
て、局発ゼロ・オフセットPN符号が絶対基準位相と一
致するときに0の値を取る。
【0026】さらに、ポジション・カウンタ111は、
Pilot信号のサーチ処理中において、Pilotサーチ処理
開始時の局発ゼロ・オフセットPN符号から、現在の局
発ゼロ・オフセットPN符号の位相オフセット量を逐次
カウントしたインデックス値を出力するようになってい
る。なお、Pilotサーチ処理中は、ポジション値はカウ
ントされず、Pilotサーチ開始直前に修正された値に固
定される。
Pilot信号のサーチ処理中において、Pilotサーチ処理
開始時の局発ゼロ・オフセットPN符号から、現在の局
発ゼロ・オフセットPN符号の位相オフセット量を逐次
カウントしたインデックス値を出力するようになってい
る。なお、Pilotサーチ処理中は、ポジション値はカウ
ントされず、Pilotサーチ開始直前に修正された値に固
定される。
【0027】クロック制御回路109は、クロック制御
信号に応じて、PN符号発生回路106の位相を進める
ための倍速クロック信号、または、位相を現状に維持す
るための定常クロック信号を発生し、場合によっては、
位相を遅らせるためにクロック信号を停止する。
信号に応じて、PN符号発生回路106の位相を進める
ための倍速クロック信号、または、位相を現状に維持す
るための定常クロック信号を発生し、場合によっては、
位相を遅らせるためにクロック信号を停止する。
【0028】次に、上記構成のPN符号位相サーチ回路
101の動作概要を説明する。
101の動作概要を説明する。
【0029】PN符号位相サーチ回路101は、Pilot
サーチ開始直前にシフト値によって、局発ゼロ・オフセ
ットPN符号の位相が基地局のゼロ・オフセットPN符
号の位相に合致するように強制的にポジション値を修正
され、この位相にインデックス値=0が割り当てられ
る。このときのポジション値は、メイン制御回路105
の図示しないメモリ等に記憶され、PN符号位相サーチ
回路101で検出したPN符号の位相を、何れかの復調
回路102a,102b,…に設定する際に使用される。
サーチ開始直前にシフト値によって、局発ゼロ・オフセ
ットPN符号の位相が基地局のゼロ・オフセットPN符
号の位相に合致するように強制的にポジション値を修正
され、この位相にインデックス値=0が割り当てられ
る。このときのポジション値は、メイン制御回路105
の図示しないメモリ等に記憶され、PN符号位相サーチ
回路101で検出したPN符号の位相を、何れかの復調
回路102a,102b,…に設定する際に使用される。
【0030】そして、Pilotサーチを行うべき基地局に
対応するノン・ゼロ・オフセットPN符号のゼロ・オフ
セットPN符号からの位相オフセット量が、メイン制御
回路105からマスク発生回路110に対して位相オフ
セット値として指定され、これに応じて、マスク発生回
路110からは、このオフセット値に対応するマスク信
号が設定された後に、その基地局に対するPilot信号の
サーチを開始する。
対応するノン・ゼロ・オフセットPN符号のゼロ・オフ
セットPN符号からの位相オフセット量が、メイン制御
回路105からマスク発生回路110に対して位相オフ
セット値として指定され、これに応じて、マスク発生回
路110からは、このオフセット値に対応するマスク信
号が設定された後に、その基地局に対するPilot信号の
サーチを開始する。
【0031】すなわち、マスク回路107は、PN符号
発生回路201内のシフト・レジスタ203の各段の状
態信号に、マスク発生回路110からのマスク信号をか
けることにより、局発ゼロ・オフセットPN符号と同一
符号で、かつ、位相のみが一定量の位相オフセット値を
有する局発ノン・ゼロ・オフセットPN符号を発生す
る。
発生回路201内のシフト・レジスタ203の各段の状
態信号に、マスク発生回路110からのマスク信号をか
けることにより、局発ゼロ・オフセットPN符号と同一
符号で、かつ、位相のみが一定量の位相オフセット値を
有する局発ノン・ゼロ・オフセットPN符号を発生す
る。
【0032】Pilotサーチ中は、ある位相(あるインデ
ックス値)でのPilotサーチが終了するたびに、ポジシ
ョンカウンタ111から、その位相でのPilotサーチの
結果としてのインデックス値と、このインデックス値に
対応する相関レベル値との両情報がメイン制御回路10
5に報告される。
ックス値)でのPilotサーチが終了するたびに、ポジシ
ョンカウンタ111から、その位相でのPilotサーチの
結果としてのインデックス値と、このインデックス値に
対応する相関レベル値との両情報がメイン制御回路10
5に報告される。
【0033】次いで、ポジション・カウンタ111が発
するシフト値に応じたクロック制御信号によって、ゼロ
・オフセットPN符号、またはノン・ゼロ・オフセット
PN符号の位相をシフトさせ、次の位相(次のインデッ
クス値)でのPilotサーチを行う。このときポジション
・カウンタ111は、インデックス値を+1する。
するシフト値に応じたクロック制御信号によって、ゼロ
・オフセットPN符号、またはノン・ゼロ・オフセット
PN符号の位相をシフトさせ、次の位相(次のインデッ
クス値)でのPilotサーチを行う。このときポジション
・カウンタ111は、インデックス値を+1する。
【0034】結局、PN符号位相サーチ回路101は、
マスク信号をある値に固定して、ゼロ・オフセットPN
符号の位相をずらしていったときの、各位相での相関レ
ベル値を求めるという動作をしており、あるマスク信号
を使ったときに、相関レベル値が大きくなるゼロ・オフ
セットPN符号の位相の検索をしていることになる。
マスク信号をある値に固定して、ゼロ・オフセットPN
符号の位相をずらしていったときの、各位相での相関レ
ベル値を求めるという動作をしており、あるマスク信号
を使ったときに、相関レベル値が大きくなるゼロ・オフ
セットPN符号の位相の検索をしていることになる。
【0035】以上のようにして、PN符号位相サーチ回
路101は、Pilotサーチ開始直前に、メイン制御回路
105からシフト値と位相オフセット値を指定されるこ
とにより、Pilotサーチを行うべき基地局が使用してい
るノン・ゼロ・オフセットPN符号を発生させ、その位
相の周辺で集中的にPilotサーチ行う。
路101は、Pilotサーチ開始直前に、メイン制御回路
105からシフト値と位相オフセット値を指定されるこ
とにより、Pilotサーチを行うべき基地局が使用してい
るノン・ゼロ・オフセットPN符号を発生させ、その位
相の周辺で集中的にPilotサーチ行う。
【0036】したがって、このPN符号位相サーチ回路
101は、特定の基地局をターゲットとして集中的にP
N符号の位相サーチを行うことが可能であるため、希望
する基地局に対して効率よくPilotサーチを行うことが
できる。
101は、特定の基地局をターゲットとして集中的にP
N符号の位相サーチを行うことが可能であるため、希望
する基地局に対して効率よくPilotサーチを行うことが
できる。
【0037】一方、各復調回路102a,102b,…
は、各々同一の構成を有しており、ここでは、図4に示
す一つの復調回路102aを例にとって、その構成を説
明する。
は、各々同一の構成を有しており、ここでは、図4に示
す一つの復調回路102aを例にとって、その構成を説
明する。
【0038】この復調回路102aは、Pilot信号を利
用して局発ゼロ・オフセットPN符号の位相が、基地局
のゼロ・オフセットPN符号の位相と等しい状態を維持
するように、位相を追従させる制御を行うPN符号位相
追従回路119と、PN符号位相サーチ回路101で検
出したPN符号の位相情報に基づいて位相が修正された
局発ノン・ゼロ・オフセットPN符号を用いて通信信号
の情報を復調し、受信品質を出力する情報復調回路12
0とを含む。
用して局発ゼロ・オフセットPN符号の位相が、基地局
のゼロ・オフセットPN符号の位相と等しい状態を維持
するように、位相を追従させる制御を行うPN符号位相
追従回路119と、PN符号位相サーチ回路101で検
出したPN符号の位相情報に基づいて位相が修正された
局発ノン・ゼロ・オフセットPN符号を用いて通信信号
の情報を復調し、受信品質を出力する情報復調回路12
0とを含む。
【0039】上記のPN符号位相追従回路119を構成
するPN符号発生回路112、マスク回路113、クロ
ック制御回路115、マスク発生回路116の各回路構
成は、それぞれPN符号位相サーチ回路101の符号1
06、107、109、110で示す回路部分の構成と
基本的にそれぞれ同じであるから、ここでは詳細な説明
を省略する。
するPN符号発生回路112、マスク回路113、クロ
ック制御回路115、マスク発生回路116の各回路構
成は、それぞれPN符号位相サーチ回路101の符号1
06、107、109、110で示す回路部分の構成と
基本的にそれぞれ同じであるから、ここでは詳細な説明
を省略する。
【0040】同期誤差信号発生回路114は、Pilot信
号と局発ノン・ゼロ・オフセットPN符号の位相誤差に
比例した信号を出力するものである。
号と局発ノン・ゼロ・オフセットPN符号の位相誤差に
比例した信号を出力するものである。
【0041】シフト値計算回路118は、Pilot信号と
局発ノン・ゼロ・オフセットPN符号の位相同期状態を
維持するために、同期誤差信号の大きさに応じて、局発
ゼロ・オフセットPN符号の位相をどの位ずらすべきか
を決定し、その値をシフト値2として出力する。
局発ノン・ゼロ・オフセットPN符号の位相同期状態を
維持するために、同期誤差信号の大きさに応じて、局発
ゼロ・オフセットPN符号の位相をどの位ずらすべきか
を決定し、その値をシフト値2として出力する。
【0042】ポジション・カウンタ117は、PN符号
位相サーチ回路101が検出したPN符号の位相を復調
回路102に設定する際に、復調回路102の局発ゼロ
・オフセットPN符号の位相を、PN符号位相サーチ回
路101で検出したゼロ・オフセットPN符号の位相と
等しくするために、局発ゼロ・オフセットPN符号の位
相の修正値を示すシフト値1を入力し、その値に応じ
て、3種類のクロック制御信号(高速クロック、定常ク
ロック、クロック停止命令)の内の1つを発生する。
位相サーチ回路101が検出したPN符号の位相を復調
回路102に設定する際に、復調回路102の局発ゼロ
・オフセットPN符号の位相を、PN符号位相サーチ回
路101で検出したゼロ・オフセットPN符号の位相と
等しくするために、局発ゼロ・オフセットPN符号の位
相の修正値を示すシフト値1を入力し、その値に応じ
て、3種類のクロック制御信号(高速クロック、定常ク
ロック、クロック停止命令)の内の1つを発生する。
【0043】また、ポジション・カウンタ117は、シ
フト値1による局発ゼロ・オフセットPN符号の位相の
修正が終わった後は、シフト値計算回路118が出力す
るシフト値2の値に応じて、局発ノン・ゼロ・オフセッ
トPN符号の位相がPilot信号の位相と等しくなるよう
に、3種類のクロック制御信号(高速クロック、定常ク
ロック、クロック停止命令)の内の1つを発生する。
フト値1による局発ゼロ・オフセットPN符号の位相の
修正が終わった後は、シフト値計算回路118が出力す
るシフト値2の値に応じて、局発ノン・ゼロ・オフセッ
トPN符号の位相がPilot信号の位相と等しくなるよう
に、3種類のクロック制御信号(高速クロック、定常ク
ロック、クロック停止命令)の内の1つを発生する。
【0044】さらに、ポジション・カウンタ117は、
上記の処理に伴って、現在の局発ゼロ・オフセットPN
符号の絶対基準位相からの位相オフセット量を示すポジ
ション値を更新する。このポジション値は、現在の局発
ゼロ・オフセットPN符号の位相の絶対基準位相からの
オフセット量をカウントしたものであって、局発ゼロ・
オフセットPN符号の位相が絶対基準位相と一致すると
きに0の値を取る。
上記の処理に伴って、現在の局発ゼロ・オフセットPN
符号の絶対基準位相からの位相オフセット量を示すポジ
ション値を更新する。このポジション値は、現在の局発
ゼロ・オフセットPN符号の位相の絶対基準位相からの
オフセット量をカウントしたものであって、局発ゼロ・
オフセットPN符号の位相が絶対基準位相と一致すると
きに0の値を取る。
【0045】次に、各復調回路102a,102b,…の
動作概要を説明する。
動作概要を説明する。
【0046】各復調回路102a,102b,…は、受信
品質があるレベルよりも低くなったときに、PN符号位
相サーチ回路101によって検出された新たなPN符号
の位相をその内部に設定する。
品質があるレベルよりも低くなったときに、PN符号位
相サーチ回路101によって検出された新たなPN符号
の位相をその内部に設定する。
【0047】その際、まず、メイン制御回路105から
ポジションカウンタ117に与えられるシフト値1に応
じて、ポジションカウンタ117から発生されるクロッ
ク制御信号によって、クロック制御回路115からのク
ロック信号が変化されて、局発ゼロ・オフセットPN符
号の位相が、PN符号位相サーチ回路101によって検
出された、ゼロ・オフセットPN符号の位相に強制的に
合わせ込まれる。
ポジションカウンタ117に与えられるシフト値1に応
じて、ポジションカウンタ117から発生されるクロッ
ク制御信号によって、クロック制御回路115からのク
ロック信号が変化されて、局発ゼロ・オフセットPN符
号の位相が、PN符号位相サーチ回路101によって検
出された、ゼロ・オフセットPN符号の位相に強制的に
合わせ込まれる。
【0048】次いで、PN符号位相サーチ回路101で
Pilotサーチの際に使用したマスク信号に対応する、ノ
ン・ゼロ・オフセットPN符号のゼロ・オフセットPN
符号からの位相オフセット量を示す位相オフセット値が
マスク発生回路116に対して指定され、マスク発生回
路116からは、対応するマスク信号が発生される。
Pilotサーチの際に使用したマスク信号に対応する、ノ
ン・ゼロ・オフセットPN符号のゼロ・オフセットPN
符号からの位相オフセット量を示す位相オフセット値が
マスク発生回路116に対して指定され、マスク発生回
路116からは、対応するマスク信号が発生される。
【0049】こうして、通信する基地局に対応する局発
ノン・ゼロ・オフセットPN符号が、復調回路102内
で発生された後で、PN符号位相追従回路119が通常
のPN符号位相追従動作を開始し、情報復調回路120
にて情報の復調が行われる。
ノン・ゼロ・オフセットPN符号が、復調回路102内
で発生された後で、PN符号位相追従回路119が通常
のPN符号位相追従動作を開始し、情報復調回路120
にて情報の復調が行われる。
【0050】このように、この実施例の復調回路102
a,102b,…は、局発ノン・ゼロ・オフセットPN符
号の位相をPilot信号の位相に追従させることにより、
局発ゼロ・オフセットPN符号の位相が、基地局のゼロ
・オフセットPN符号の位相と等しくなるようにして、
その位相をポジション値1として認識するため、PN符
号位相サーチ回路101が、PN符号の位相をサーチす
る際に、このポジション値1をメイン制御回路105を
介して各復調回路102a,102b,…に渡してやるこ
とにより、サーチターゲットとする基地局に対応する位
相のノン・ゼロ・オフセットPN符号を正確に発生させ
ることができる。
a,102b,…は、局発ノン・ゼロ・オフセットPN符
号の位相をPilot信号の位相に追従させることにより、
局発ゼロ・オフセットPN符号の位相が、基地局のゼロ
・オフセットPN符号の位相と等しくなるようにして、
その位相をポジション値1として認識するため、PN符
号位相サーチ回路101が、PN符号の位相をサーチす
る際に、このポジション値1をメイン制御回路105を
介して各復調回路102a,102b,…に渡してやるこ
とにより、サーチターゲットとする基地局に対応する位
相のノン・ゼロ・オフセットPN符号を正確に発生させ
ることができる。
【0051】次に、本発明のスペクトル拡散通信受信機
の全体的な動作を、図6のタイミングチャートを参照し
て説明する。なお、図6では、31ビットの符号長のP
N符号を使用した場合の一例を示している。
の全体的な動作を、図6のタイミングチャートを参照し
て説明する。なお、図6では、31ビットの符号長のP
N符号を使用した場合の一例を示している。
【0052】電源投入時、または、システムリセット時
に、PN符号位相サーチ回路101と各復調回路102
a,102b,…は、各々のPN符号発生回路106,1
12内のシフト・レジスタへ同時に、同一の初期ロード
信号をセットし、位相が等しく、同一系列のPN符号
(図6(a)に示される絶対基準位相のゼロ・オフセットP
N符号)を発生する。
に、PN符号位相サーチ回路101と各復調回路102
a,102b,…は、各々のPN符号発生回路106,1
12内のシフト・レジスタへ同時に、同一の初期ロード
信号をセットし、位相が等しく、同一系列のPN符号
(図6(a)に示される絶対基準位相のゼロ・オフセットP
N符号)を発生する。
【0053】すなわち、この時点でPN符号位相サーチ
回路101と各復調回路102a,102b,…とは、共
に、同位相の局発ゼロ・オフセットPN符号を有し、各
ポジション値は等しくp=0となる。
回路101と各復調回路102a,102b,…とは、共
に、同位相の局発ゼロ・オフセットPN符号を有し、各
ポジション値は等しくp=0となる。
【0054】各復調回路102a,102b,…は、PN
符号位相サーチ回路101によって検出されたPN符号
の位相(局発ゼロ・オフセットPN符号の絶対基準位相
からのずれ量であるポジション値と、通信する基地局に
対応するマスク信号である位相オフセット値と)が割り
当てられた後で、各復調回路102a,102b,…の局
発ゼロ・オフセットPN符号の位相が、基地局のゼロ・
オフセットPN符号の位相と等しい状態を維持するよう
に、PN符号位相追従回路119で制御をしながら、情
報復調回路120において情報の復調を行う。
符号位相サーチ回路101によって検出されたPN符号
の位相(局発ゼロ・オフセットPN符号の絶対基準位相
からのずれ量であるポジション値と、通信する基地局に
対応するマスク信号である位相オフセット値と)が割り
当てられた後で、各復調回路102a,102b,…の局
発ゼロ・オフセットPN符号の位相が、基地局のゼロ・
オフセットPN符号の位相と等しい状態を維持するよう
に、PN符号位相追従回路119で制御をしながら、情
報復調回路120において情報の復調を行う。
【0055】そして、PN符号位相サーチ回路101、
および各復調回路102a,102b,…で、それぞれカ
ウントされているポジション値は、メイン制御回路10
5へある間隔で伝達され、メイン制御回路105内に記
憶される。
および各復調回路102a,102b,…で、それぞれカ
ウントされているポジション値は、メイン制御回路10
5へある間隔で伝達され、メイン制御回路105内に記
憶される。
【0056】ここで、復調回路102a,102b,…に
は、異なるマルチパス信号または、異なる基地局からの
通信信号、すなわち、異なる伝搬遅延で移動機に到達す
る通信信号が割り当てられるため、通常の動作状態で
は、各復調回路102a,102b,…内の局発ゼロ・オ
フセットPN符号の位相は異なる。つまり、各復調回路
102a,102b,…のポジション値は異なった値とな
る(図6(b)参照)。
は、異なるマルチパス信号または、異なる基地局からの
通信信号、すなわち、異なる伝搬遅延で移動機に到達す
る通信信号が割り当てられるため、通常の動作状態で
は、各復調回路102a,102b,…内の局発ゼロ・オ
フセットPN符号の位相は異なる。つまり、各復調回路
102a,102b,…のポジション値は異なった値とな
る(図6(b)参照)。
【0057】たとえば、図6(b)は、ある時刻tにおける
PN符号位相サーチ回路101と各復調回路(ここでは
二つの復調回路)102a,102bの局発ゼロ・オフセ
ットPN符号の位相を示しており、PN符号位相サーチ
回路101のポジション値は5、一つの復調回路102
aのポジション値pは9、他の一つの復調回路102bの
ポジション値は15となっている。
PN符号位相サーチ回路101と各復調回路(ここでは
二つの復調回路)102a,102bの局発ゼロ・オフセ
ットPN符号の位相を示しており、PN符号位相サーチ
回路101のポジション値は5、一つの復調回路102
aのポジション値pは9、他の一つの復調回路102bの
ポジション値は15となっている。
【0058】PN符号位相サーチ回路101が、正確な
位相を有する局発ゼロ・オフセットPN符号を発生し、
マスク信号を使って、サーチ・ターゲットとする基地局
に対応する位相の局発ノン・ゼロ・オフセットPN符号
を正確に発生することができるように、メイン制御回路
105は、PN符号位相サーチ回路101がPilotサー
チを開始する前に、PN符号位相サーチ回路101の局
発ゼロ・オフセットPN符号の位相が、任意の復調回路
が保持している局発ゼロ・オフセットPN符号の位相と
等しくなるように、シフト値を使って、PN符号位相サ
ーチ回路101の局発ゼロ・オフセットPN符号の位相
を修正する。
位相を有する局発ゼロ・オフセットPN符号を発生し、
マスク信号を使って、サーチ・ターゲットとする基地局
に対応する位相の局発ノン・ゼロ・オフセットPN符号
を正確に発生することができるように、メイン制御回路
105は、PN符号位相サーチ回路101がPilotサー
チを開始する前に、PN符号位相サーチ回路101の局
発ゼロ・オフセットPN符号の位相が、任意の復調回路
が保持している局発ゼロ・オフセットPN符号の位相と
等しくなるように、シフト値を使って、PN符号位相サ
ーチ回路101の局発ゼロ・オフセットPN符号の位相
を修正する。
【0059】すなわち、PN符号位相サーチ回路101
のポジション値が、任意の復調回路たとえば102aの
PN符号位相追従回路119によって、基地局のゼロ・
オフセットPN符号の位相と等しい局発ゼロ・オフセッ
トPN符号の位相を維持するために得られるポジション
値と等しくなるように修正される。
のポジション値が、任意の復調回路たとえば102aの
PN符号位相追従回路119によって、基地局のゼロ・
オフセットPN符号の位相と等しい局発ゼロ・オフセッ
トPN符号の位相を維持するために得られるポジション
値と等しくなるように修正される。
【0060】ここで、シフト値はメイン制御回路105
が、その内部に記憶しているPN符号位相サーチ回路1
01のポジション値と、任意の復調回路たとえば102
aのポジション値との差を計算して得る。
が、その内部に記憶しているPN符号位相サーチ回路1
01のポジション値と、任意の復調回路たとえば102
aのポジション値との差を計算して得る。
【0061】図6(c)では、PN符号位相サーチ回路1
01のポジション値を復調回路102aのポジション値
に等しくなるように修正している(p=9)。なお、PN
符号位相サーチ回路101における、このときのインデ
ックス値iは、i=0とする。
01のポジション値を復調回路102aのポジション値
に等しくなるように修正している(p=9)。なお、PN
符号位相サーチ回路101における、このときのインデ
ックス値iは、i=0とする。
【0062】この後、メイン制御回路105が、PN符
号位相サーチ回路101に、位相オフセット値によって
マスク信号を指定してから、PN符号位相サーチ回路1
01は、Pilotサーチを開始する。
号位相サーチ回路101に、位相オフセット値によって
マスク信号を指定してから、PN符号位相サーチ回路1
01は、Pilotサーチを開始する。
【0063】Pilotサーチ中は、PN符号位相サーチ回
路101内のポジション・カウンタ111から発せられ
るクロック制御信号によって、図6(c)に示すように順
次、PN符号位相サーチ回路101の局発ゼロ・オフセ
ットPN符号の位相、すなわち、PN符号位相サーチ回
路101の局発ノン・ゼロ・オフセットPN符号の位相
が、1ビットずつ進められ、各位相でのPN符号位相サ
ーチ回路101の局発ノン・ゼロ・オフセットPN符号
とPilot信号との間の相関レベル値が相関器108で検
出される。
路101内のポジション・カウンタ111から発せられ
るクロック制御信号によって、図6(c)に示すように順
次、PN符号位相サーチ回路101の局発ゼロ・オフセ
ットPN符号の位相、すなわち、PN符号位相サーチ回
路101の局発ノン・ゼロ・オフセットPN符号の位相
が、1ビットずつ進められ、各位相でのPN符号位相サ
ーチ回路101の局発ノン・ゼロ・オフセットPN符号
とPilot信号との間の相関レベル値が相関器108で検
出される。
【0064】なお、Pilotサーチ中は、PN符号位相サ
ーチ回路101のポジション値は、Pilotサーチ開始直
前に修正された値(ポジション値=9)に固定され、PN
符号位相サーチ回路101の局発ゼロ・オフセットPN
符号の位相がシフト値の変更によって1ビット進められ
るたびに、ポジション・カウンタ111はインデックス
値を+1する。
ーチ回路101のポジション値は、Pilotサーチ開始直
前に修正された値(ポジション値=9)に固定され、PN
符号位相サーチ回路101の局発ゼロ・オフセットPN
符号の位相がシフト値の変更によって1ビット進められ
るたびに、ポジション・カウンタ111はインデックス
値を+1する。
【0065】メイン制御回路105は、Pilotサーチ結
果として、順次、インデックス値と、そのインデックス
値での相関レベル値をPN符号位相サーチ回路101か
ら受け取り、Pilotサーチすべき範囲の処理が終了した
時点で、あるしきい値よりも大きい相関レベル値を有す
るインデックス値(図6(c)では、インデックス値=2で
相関レベル値がしきい値を越えたとしている)と、Pilo
tサーチに用いたオフセット値と、Pilotサーチの間は
固定されていたPN符号位相サーチ回路101のポジシ
ョン値とをそれぞれ記憶しておく。
果として、順次、インデックス値と、そのインデックス
値での相関レベル値をPN符号位相サーチ回路101か
ら受け取り、Pilotサーチすべき範囲の処理が終了した
時点で、あるしきい値よりも大きい相関レベル値を有す
るインデックス値(図6(c)では、インデックス値=2で
相関レベル値がしきい値を越えたとしている)と、Pilo
tサーチに用いたオフセット値と、Pilotサーチの間は
固定されていたPN符号位相サーチ回路101のポジシ
ョン値とをそれぞれ記憶しておく。
【0066】図6(d)は、異なる伝搬遅延を有する通信
信号を処理している復調回路102a,102b,…が、
独自に内蔵するPN符号位相追従回路119によって、
各復調回路102a,102b,…の局発ゼロ・オフセッ
トPN符号の位相を制御するために、時刻t+△におい
て復調回路102a,102b,…の局発ゼロ・オフセッ
トPN符号の位相が、時刻tにおけるそれと異なってい
ることを示す。
信号を処理している復調回路102a,102b,…が、
独自に内蔵するPN符号位相追従回路119によって、
各復調回路102a,102b,…の局発ゼロ・オフセッ
トPN符号の位相を制御するために、時刻t+△におい
て復調回路102a,102b,…の局発ゼロ・オフセッ
トPN符号の位相が、時刻tにおけるそれと異なってい
ることを示す。
【0067】Pilotサーチが終了した後で、何れかの復
調回路102a,102b,…の受信品質が劣化してきた
ことをメイン制御回路105が認識した場合、その復調
回路たとえば102bに先のPilotサーチによって得ら
れたPN符号の位相を割り当てる。
調回路102a,102b,…の受信品質が劣化してきた
ことをメイン制御回路105が認識した場合、その復調
回路たとえば102bに先のPilotサーチによって得ら
れたPN符号の位相を割り当てる。
【0068】図6(e)は、時刻t+△で復調回路102b
の受信品質が劣化し、図6(d)の状態の復調回路102b
へ、先のPilotサーチによって得たPN符号の位相を割
り当てる場合を想定している。
の受信品質が劣化し、図6(d)の状態の復調回路102b
へ、先のPilotサーチによって得たPN符号の位相を割
り当てる場合を想定している。
【0069】同図では、まず、メイン制御回路105が
シフト値1によって、復調回路102bのポジション値
(すなわち、局発ゼロ・オフセットPN符号の位相)を、
Pilotサーチの間、固定されていたPN符号位相サーチ
回路101のポジション値と等しくするように指示する
(ここでは、上記の過程から復調回路102bのポジショ
ン値は9に修正される)。
シフト値1によって、復調回路102bのポジション値
(すなわち、局発ゼロ・オフセットPN符号の位相)を、
Pilotサーチの間、固定されていたPN符号位相サーチ
回路101のポジション値と等しくするように指示する
(ここでは、上記の過程から復調回路102bのポジショ
ン値は9に修正される)。
【0070】次いで、メイン制御回路105は、同様に
シフト1値によって、復調回路102bのポジション値
(すなわち、局発ゼロ・オフセットPN符号の位相)
を、先のPilotサーチで、あるしきい値よりも大きい相
関レベル値を有したインデックス値の値だけずらすよう
指示する(図6(e)では、上記の過程よりインデックス値
=2としている)。
シフト1値によって、復調回路102bのポジション値
(すなわち、局発ゼロ・オフセットPN符号の位相)
を、先のPilotサーチで、あるしきい値よりも大きい相
関レベル値を有したインデックス値の値だけずらすよう
指示する(図6(e)では、上記の過程よりインデックス値
=2としている)。
【0071】以上の操作により、復調回路102bに、
先のPilotサーチで得られた、ゼロ・オフセットPN符
号の位相が、新たに設定されたことになる。そして、先
のPilotサーチでPN符号位相サーチ回路101へ設定
した位相オフセット値を、メイン制御回路105から復
調回路102bへ設定し、マスク信号を発生することに
より、復調回路102bにおいて、Pilot信号の位相に
同期したノン・ゼロ・オフセットPN符号が再現され
る。
先のPilotサーチで得られた、ゼロ・オフセットPN符
号の位相が、新たに設定されたことになる。そして、先
のPilotサーチでPN符号位相サーチ回路101へ設定
した位相オフセット値を、メイン制御回路105から復
調回路102bへ設定し、マスク信号を発生することに
より、復調回路102bにおいて、Pilot信号の位相に
同期したノン・ゼロ・オフセットPN符号が再現され
る。
【0072】
【発明の効果】本発明は、次の効果を奏する。
【0073】(1) 本発明のスペクトル拡散通信受信機
は、単一のPN符号位相サーチ回路によって、複数のマ
ルチパス信号や複数の基地局からの信号のPN符号位相
をサーチし、この位相サーチした情報を複数の各復調回
路に個別に割り当てることができるため、複数個の復調
回路を用いた場合でも、従来例のスペクトル拡散通信受
信機のように、各復調回路に一つずつ個別にPN符号位
相サーチ回路を設ける必要が無く、全体的な回路規模を
縮小することができ、しかも、スペクトル拡散通信受信
機を構成する本発明のPN符号位相サーチ回路は、特定
の基地局をターゲットとして集中的にPN符号の位相サ
ーチを行うことが可能であるため、希望する基地局に対
して効率よくPilotサーチを行うことができる。
は、単一のPN符号位相サーチ回路によって、複数のマ
ルチパス信号や複数の基地局からの信号のPN符号位相
をサーチし、この位相サーチした情報を複数の各復調回
路に個別に割り当てることができるため、複数個の復調
回路を用いた場合でも、従来例のスペクトル拡散通信受
信機のように、各復調回路に一つずつ個別にPN符号位
相サーチ回路を設ける必要が無く、全体的な回路規模を
縮小することができ、しかも、スペクトル拡散通信受信
機を構成する本発明のPN符号位相サーチ回路は、特定
の基地局をターゲットとして集中的にPN符号の位相サ
ーチを行うことが可能であるため、希望する基地局に対
して効率よくPilotサーチを行うことができる。
【0074】
【0075】(2) また、スペクトル拡散通信受信機を
構成する本発明の復調回路は、局発ノン・ゼロ・オフセ
ットPN符号の位相をPilot信号の位相に追従させるこ
とにより、局発ゼロ・オフセットPN符号の位相が、基
地局のゼロ・オフセットPN符号の位相と等しくなるよ
うにして、その位相をポジション値として認識するた
め、PN符号位相サーチ回路が、PN符号の位相をサー
チする際に、このポジション値を渡してやることによ
り、PN符号位相サーチ回路が正確な位相を有する局発
ゼロ・オフセットPN符号を発生することができるた
め、サーチ・ターゲットとする基地局に対応する位相の
局発ノン・ゼロ・オフセットPN符号を正確に発生させ
ることができる。
構成する本発明の復調回路は、局発ノン・ゼロ・オフセ
ットPN符号の位相をPilot信号の位相に追従させるこ
とにより、局発ゼロ・オフセットPN符号の位相が、基
地局のゼロ・オフセットPN符号の位相と等しくなるよ
うにして、その位相をポジション値として認識するた
め、PN符号位相サーチ回路が、PN符号の位相をサー
チする際に、このポジション値を渡してやることによ
り、PN符号位相サーチ回路が正確な位相を有する局発
ゼロ・オフセットPN符号を発生することができるた
め、サーチ・ターゲットとする基地局に対応する位相の
局発ノン・ゼロ・オフセットPN符号を正確に発生させ
ることができる。
【図1】CDMA通信システムの基地局のPN拡散符号
の位相を示す説明図である。
の位相を示す説明図である。
【図2】本発明のスペクトル拡散通信受信機の全体構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図3】図1の受信機を構成するPN符号位相サーチ回
路のブロック図である。
路のブロック図である。
【図4】図1の受信機を構成する復調回路のブロック図
である。
である。
【図5】同受信機に使用されるPN符号発生回路とマス
ク回路の構成図である。
ク回路の構成図である。
【図6】同受信機の復調動作の説明に供するタイミング
チャートであり、同図(a)は局発ゼロ・オフセットPN
符号の絶対基準位相、同図(b)はある時刻tにおけるP
N符号位相サーチ回路と各復調回路の局発ゼロ・オフセ
ットPN符号の位相、同図(c)は位相サーチ処理時のP
N符号位相サーチ回路の局発ゼロ・オフセットPN符号
の位相、同図(d)は位相サーチ処理後(時刻t+△)の
各復調回路の局発ゼロ・オフセットPN符号の位相、同
図(e)はPN符号位相サーチ回路によって得られた局発
ゼロ・オフセットPN符号の位相を復調回路103へ割
り当てる処理をそれぞれ示している。
チャートであり、同図(a)は局発ゼロ・オフセットPN
符号の絶対基準位相、同図(b)はある時刻tにおけるP
N符号位相サーチ回路と各復調回路の局発ゼロ・オフセ
ットPN符号の位相、同図(c)は位相サーチ処理時のP
N符号位相サーチ回路の局発ゼロ・オフセットPN符号
の位相、同図(d)は位相サーチ処理後(時刻t+△)の
各復調回路の局発ゼロ・オフセットPN符号の位相、同
図(e)はPN符号位相サーチ回路によって得られた局発
ゼロ・オフセットPN符号の位相を復調回路103へ割
り当てる処理をそれぞれ示している。
【図7】従来例のスペクトル拡散通信受信機の構成図で
ある。
ある。
101 PN符号位相サーチ回路 102a 復調回路 102b 復調回路 105 メイン制御回路 106 PN符号発生回路 107 マスク回路 108 相関器 109 クロック制御回路 110 マスク発生回路 111 ポジション・カウンタ 112 PN符号発生回路 113 マスク回路 114 同期誤差信号発生回路 115 クロック制御回路 116 マスク発生回路 117 ポジション・カウンタ 118 シフト値計算回路 119 PN符号位相追従回路 120 情報復調回路
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 1/69 - 1/713 H04J 13/00 - 13/06 H04L 7/00 H04Q 7/36
Claims (2)
- 【請求項1】 マルチパス波または複数の基地局からの
Pilot信号の位相を検索する単一のPN符号位相サーチ
回路と、 マルチパス波または複数の基地局からの通信信号の内の
1波を各々が独自の動作タイミングで受信する複数個の
復調回路と、 前記PN符号位相サーチ回路で検出したPN符号の位相
情報を所定の復調回路に割り当てる処理を行うメイン制
御回路とを具備し、 前記PN符号位相サーチ回路は、 第1のゼロ・オフセットPN符号の絶対基準位相を設定
する初期ロード信号と第1のクロック信号を入力し、前
記第1のゼロ・オフセットPN符号と前記第1のゼロ・
オフセットPN符号の状態信号を出力する第1のPN符
号発生回路と、 前記第1のゼロ・オフセットPN符号の状態信号に第1
のマスク信号をかけることにより、前記第1のゼロ・オ
フセットPN符号と同一符号で一定量の位相オフセット
を有する第1のノン・ゼロ・オフセットPN符号を出力
する第1のマスク回路と、 外部から与えられる第1のオフセット値に対応する前記
第1のマスク信号を出力する第1のマスク発生回路と、 前記第1のノン・ゼロ・オフセットPN符号と通信信号
中のPN符号との間の相関レベル値を出力する相関器
と、 外部から前記第1のゼロ・オフセットPN符号の位相修
正値を与える第1のシフト値を入力し、前記第1のゼロ
・オフセットPN符号の絶対基準位相からの前記第1の
ゼロ・オフセットPN符号の相対位相を示す第1のポジ
ション値と前記第1のポジション値からの前記第1のゼ
ロ・オフセットPN符号の相対位相を示すインデックス
値と前記第1のシフト値に応じた第1のクロック制御信
号を出力する第1のポジション・カウンタと、 前記第1のクロック制御信号に応じて前記第1のクロッ
ク信号の周波数を制御する第1のクロック制御回路とを
具備し、 前記第1のシフト値で前記第1のゼロ・オフセットPN
符号の位相を修正してから、前記第1のオフセット値に
対応する前記第1のノン・ゼロ・オフセットP N符号を
発生させて位相サーチ動作を行い、位相検出結果を前記
第1のインデックス値と前記相関レベル値で通知する こ
とを特徴とするスペクトル拡散通信受信機。 - 【請求項2】 マルチパス波または複数の基地局からの
Pilot信号の位相を検索する単一のPN符号位相サーチ
回路と、 マルチパス波または複数の基地局からの通信信号の内の
1波を各々が独自の動作タイミングで受信する複数個の
復調回路と、 前記PN符号位相サーチ回路で検出したPN符号の位相
情報を所定の復調回路に割り当てる処理を行うメイン制
御回路とを具備し、 前記各復調回路は、 第2のゼロ・オフセットPN符号の絶対基準位相を設定
する前記初期ロード信号と第2のクロック信号を入力
し、前記第2のゼロ・オフセットPN符号と前記第2の
ゼロ・オフセットPN符号の状態信号を出力する第2の
PN符号発生回路と、 前記第2のゼロ・オフセットPN符号の状態信号に第2
のマスク信号をかけることにより、前記第2のゼロ・オ
フセットPN符号と同一符号で一定量の位相オフセット
を有する第2のノン・ゼロ・オフセットPN符号を出力
する第2のマスク回路と、 外部から与えられる第2のオフセット値に対応する前記
第2のマスク信号を出力する第2のマスク発生回路と、 前記第2のノン・ゼロ・オフセットPN符号と前記通信
信号中のPN符号との間の同期誤差信号を出力する同期
誤差信号発生回路と、前記同期誤差信号に対応して前記
第2のゼロ・オフセットPN符号の位相の修正値である
第2のシフト値を計算するシフト値計算回路と、 前記第2のシフト値と外部から前記第2のゼロ・オフセ
ットPN符号の位相修正値を与える第3のシフト値を入
力し、前記第2のゼロ・オフセットPN符号の絶対基準
位相からの前記第2のゼロ・オフセットPN符号の相対
位相を示す第2のポジション値と前記第2のシフト値と
前記第3のシフト値に応じた第2のクロック制御信号を
出力する第2のポジション・カウンタと、 前記第2のクロック制御信号に応じて前記第2のクロッ
ク信号の周波数を制御する第2のクロック制御回路とを
具備するPN符号位相追従回路と、 前記通信信号と外部より入力された第3のシフト値によ
り修正された前記第2のゼロ・オフセットPN符号と同
一符号で、一定量の位相オフセットを有する第3のノン
・ゼロ・オフセットPN符号とを入力し、情報と受信品
質を出力する情報復調回路とを内蔵し、 前記PN符号位相追従回路においてPN符号の位相を設
定する際に、前記第3のシフト値で前記第2のゼロ・オ
フセットPN符号の位相を修正してから、前記第2のオ
フセット値に対応する前記第2のノン・ゼロ・オフセッ
トPN符号を発生させる ことを特徴とするスペクトル拡
散通信受信機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06303469A JP3116264B2 (ja) | 1994-12-07 | 1994-12-07 | スペクトル拡散通信受信機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06303469A JP3116264B2 (ja) | 1994-12-07 | 1994-12-07 | スペクトル拡散通信受信機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08163002A JPH08163002A (ja) | 1996-06-21 |
JP3116264B2 true JP3116264B2 (ja) | 2000-12-11 |
Family
ID=17921343
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06303469A Expired - Fee Related JP3116264B2 (ja) | 1994-12-07 | 1994-12-07 | スペクトル拡散通信受信機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3116264B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2850959B2 (ja) * | 1997-05-12 | 1999-01-27 | 日本電気株式会社 | スペクトラム拡散通信同期捕捉復調装置 |
DK1273111T3 (da) | 2000-04-07 | 2006-07-10 | Interdigital Tech Corp | Basisstationssynkronisering til trådlöse kommunikationssystemer |
US6922435B2 (en) * | 2000-09-29 | 2005-07-26 | Qualcomm Inc | Method and apparatus for generating PN sequences at arbitrary phases |
US6826244B2 (en) | 2001-02-27 | 2004-11-30 | Interdigital Technology Corporation | Initial cell search algorithm for 3G FDD wireless communication systems |
US7813311B2 (en) | 2002-02-05 | 2010-10-12 | Interdigital Technology Corporation | Method and apparatus for synchronizing base stations |
-
1994
- 1994-12-07 JP JP06303469A patent/JP3116264B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08163002A (ja) | 1996-06-21 |
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