JP3116261U - メッシュ構造部を備えた靴下 - Google Patents

メッシュ構造部を備えた靴下 Download PDF

Info

Publication number
JP3116261U
JP3116261U JP2005007118U JP2005007118U JP3116261U JP 3116261 U JP3116261 U JP 3116261U JP 2005007118 U JP2005007118 U JP 2005007118U JP 2005007118 U JP2005007118 U JP 2005007118U JP 3116261 U JP3116261 U JP 3116261U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
knitting
toe
sock
mesh structure
toes
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2005007118U
Other languages
English (en)
Inventor
正利 金田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okamoto Corp
Original Assignee
Okamoto Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Okamoto Corp filed Critical Okamoto Corp
Priority to JP2005007118U priority Critical patent/JP3116261U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3116261U publication Critical patent/JP3116261U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Socks And Pantyhose (AREA)
  • Knitting Of Fabric (AREA)

Abstract

【課題】 特殊な靴下編機を用いなくても、足指間の隙間部分Bの位置にメッシュ構造部1を編成することが可能で、耐久性を損なうことなく、足指間の隙間部分Bの通気性を良好にできる靴下を提供する。
【解決手段】 足指付け根部分Aの編み立てコース数を増やして編み立て増加部2を設け、かつ、つま先編立部3の編み立てコース数を減らすとともに、編み立て増加部2とつま先編立部3の間の領域の足底側に、足指間の隙間部分Bに位置するようにメッシュ構造部1を設けた靴下Kである。
【選択図】 図2

Description

本考案は、耐久性を損なうことなく、足指間の隙間部分の通気性を良好にできる靴下に関するものである。
特に夏場において、靴下を着用する際、足指の皮膚同士が常に密着することにより生じる足指間の蒸れは、着用者にとって大きな悩みとなっている。最近では、足指間の蒸れ対策として指付き靴下も販売されているが、着用時の外観を嫌って、足指間の蒸れを我慢しつつ通常の靴下を着用する人が多い。
そこで、従来より、例えば図3に示すような、つま先編立部103と、口ゴム部107と、踵部108とを備えた通常の形の靴下の足底側に、通気性を良くするために、メッシュ構造部101を設けた構成の靴下100が利用されている。つま先編立部103には、例えば20コース分のゴアライン106が設けられており、つま先編立部103のサイズは、そのゴアライン106の目数に応じた編み立てコース数となっている。105は、つま先編立部103とそれ以外の部分の境界を示す線である。
図4は、図3の従来の靴下を足に着用した状態を説明する図であり、人の足の部分は想像線(2点鎖線)で描いている。従来の靴下100は、つま先Cをつま先編立部103に挿入し、踵Dを踵部108にフィットさせた正しい着用状態において、メッシュ構造部101が、足指付け根部分Aに位置するように設計されている。
また、例えば、特開2005−146421号公報にも、図4と同様の、足指付け根部分にメッシュ構造部を設けた構成のビジネス用靴下が開示されている。
このように、従来の靴下は、足指付け根部分にメッシュ構造部を設けることにより、足底の通気性を良くして蒸れを緩和するように設計されたものである。
ところが、メッシュ構造部は、孔が開いた編組織のため、通常の編組織分と比較すると強度が弱いものであるところ、足指の付け根部分は、踵と共に、歩行や運動をする際に最も圧力のかかる部分であるため、足指付け根部分に設けたメッシュ構造部は、歩行や運動を繰り返すうちに破損してしまうという問題があった。
そこで、上記の点を改善するため、メッシュ構造部を、足指付け根部分よりもつま先寄りの位置に設ける試みがなされた。図4により明らかなように、従来の靴下100において、メッシュ構造部101を、足指付け根部分Aよりもつま先寄りの位置(例えば、足指間の隙間部分Bの位置)に移動しようとすれば、メッシュ構造部101を、つま先編立部103の領域に設けることが必要となる。
しかしながら、つま先編立部103にメッシュ構造部を設けるには、特殊な靴下編機が必要であり、通常の靴下編機では、機械の特性上、メッシュ構造部101をつま先編立部103に編成することは不可能であった。
そのため、例えば足指間の隙間部分Bにメッシュ構造部101を設けた靴下を製造しようとすれば、特殊な靴下編機が必要となり、コストアップが避けられないという問題があった。
また、例えば、実用新案登録第3024127号公報に記載された靴下のように、つま先編立部全体がメッシュ構造となっている靴下は公知であるが、特殊な靴下編機を用いてつま先編立部全体をメッシュ構造とした場合は、足指全体が透けてしまって見た目が悪い上、つま先編立部の耐久性が低下するという問題があった。
本考案は、上記した従来の問題点に鑑みてなされたものであり、特殊な靴下編機を用いなくても、足指間の隙間部分の位置にメッシュ構造部を編成することが可能で、これによって、耐久性を損なうことなく、足指間の隙間部分の通気性を良好にできる靴下を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するため、本考案の靴下は、
靴下の足底側にメッシュ構造部を備えた靴下において、足指付け根部分の編み立てコース数を増やして編み立て増加部を設け、かつ、つま先編立部の編み立てコース数を減らすとともに、前記編み立て増加部と前記つま先編立部の間の領域の足底側に、足指間の隙間部分に位置するように前記メッシュ構造部を設けたことを、最も主要な特徴としている。
本考案によれば、編み立て増加部とつま先編立部の間の領域の足底側に、足指間の隙間部分に位置するようにメッシュ構造部を設けることが可能となるので、特殊な靴下編機を用いなくても、足指間の隙間部分の位置にメッシュ構造部を編成できる。
そのため、本考案は、歩行や運動をする際に圧力がかかる足指付け根部分にメッシュ構造部を設けないので、メッシュ構造部が破損する問題点は解消され、耐久性が向上する。また、本考案では、足の蒸れ感の原因が、足指間の蒸れに大きく起因することに着目し、メッシュ構造部を設ける位置を足指間の隙間部分に限定したので、つま先編立部の強度を損なうことはなく、靴下着用時の蒸れ感を効率よく軽減することができる。
本考案の第1の靴下は、
靴下の足底側にメッシュ構造部を備えた靴下において、足指付け根部分の編み立てコース数を増やして編み立て増加部を設け、かつ、つま先編立部の編み立てコース数を減らすとともに、前記編み立て増加部と前記つま先編立部の間の領域の足底側に、足指間の隙間部分に位置するように前記メッシュ構造部を設けた構成である(本考案の第1の構成)。
前記第1の構成の靴下において、足指間の隙間部分の足甲側に、第2メッシュ構造部をさらに設ければ、足指間の隙間部分の足底側と足甲側の双方の通気性が良くなるので、より好適である(本考案の第2の構成)。
前記第1又は第2の構成の靴下において、編み立て増加部の編み立てコース数や、つま先編立部において減少させるコース数は、特に限定をするものではない。しかし、本考案者が条件を変えて試験したところによると、編み立て増加部については、足指付け根部分の編み立てコース数を10〜14コース増やして設けることが望ましい(本考案の第3の構成)。
また、つま先編立部については、編み立てコース数を8〜12コース減らして設けることが望ましい(本考案の第4の構成)。以上の範囲内であれば、編み立て増加部とつま先編立部の間の領域の足底側に、足指間の隙間部分の通気性を良くするのに最も適切な位置にメッシュ構造部を設けることができるからである。
以下、本考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。図1は、本実施例の靴下Kの全体構成を説明する図である。靴下Kは、靴下編機で伸縮糸を編み立てることによって編成されており、図1に示すように、履き口側からつま先側へ順に、口ゴム部7、踵部8、つま先編立部6を有する。口ゴム部7と踵部8の間には筒状のレッグ部が、踵部8とつま先編立部6の間には筒状の足部が編み立てされている。
2は、本考案の特徴部分である編み立て増加部を示している。本実施例では、靴下を編み立てる際、足指付け根部分の編み立てコース数を12コース分増やして、図1に示すような扇形状の編み立て増加部2を設けている。
一方、本実施例では、つま先編立部3は、図3に示した従来の靴下におけるつま先編立部103と比較して、編み立てコース数を10コース分減らしている。すなわち、つま先編立部3には、10コース分のゴアライン6が設けられており、つま先編立部3のサイズは、そのゴアライン6の目数に応じた編み立てコース数となっている。5は、つま先編立部3とそれ以外の部分の境界を示す線であり、図3の従来の靴下と比較すると、つま先編立部3の領域が小さくなっている。
このように、本考案では、足指付け根部分の編み立てコース数を増やして編み立て増加部2を設け、かつ、つま先編立部3の編み立てコース数を減らすように構成したので、編み立て増加部2とつま先編立部3の間の領域の足底側であって、足指間の隙間部分の通気性を良くするのに最も適切な位置に、メッシュ構造部1を設けることができる。
さらに、本実施例では、足指間の隙間部分の足甲側に第2メッシュ構造部4を設けている。このようにすれば、足指間の隙間部分の上下にメッシュ構造が存在した状態となり、上下方向の通気性が良くなるので、より好適である。
また、本実施例では、アクリル繊維と綿を混紡した吸汗速乾性を有する伸縮糸で靴下Kを編成し、はき心地をさらに快適にしている。そのような吸水速乾性を有する伸縮糸の一例としては、ドイツ・バイエル社のアクリル繊維「ドラロン」(登録商標)等が挙げられる。
図2は、図1の本考案の靴下を足に着用した状態を説明する図である。人の足の部分は想像線(2点鎖線)で描いている。靴下Kは、つま先Cをつま先編立部3に挿入し、踵Dを踵部8にフィットさせた正しい着用状態において、メッシュ構造部1が、足指間の隙間部分Bに位置するように設計されている。一方、歩行や運動をする際に圧力がかかる足指付け根部分は、編み立て増加部2が位置するように設計されている。
以上説明したように、本考案によれば、編み立て増加部とつま先編立部の間の領域の足底側に、足指間の隙間部分に位置するようにメッシュ構造部を設けることが可能となるので、特殊な靴下編機を用いなくても、足指間の隙間部分の位置にメッシュ構造部を編成できる。
そのため、本考案によれば、歩行や運動をする際に圧力がかかる足指付け根部分には、メッシュ構造部を設けないので、メッシュ構造部が破損する問題点は解消され、耐久性が向上する。また、本考案を用いれば、通常の靴下編機であっても、足指間の隙間部分にメッシュ構造部を設けることが可能となるので、比較的安価に足指間を快適に保つ靴下を製造することができる。
なお、足指間の蒸れは、においの原因となるばかりでなく、汗による白癬菌等の雑菌の増殖を招き、水虫の原因にもなる。本考案は、足指間の通気性を良好にできるため、水虫を防止する効果も得られる。
本考案は、歩行や運動の際に圧力のかかる足指付け根部分にメッシュ構造部を設けないため、ビジネス用の靴下としては勿論、動きの激しいスポーツ用の靴下にも対応できるものである。
本考案の靴下の全体構成を説明する図である。 本考案の靴下を足に着用した状態を説明する図である。 従来の靴下の説明図である。 従来の靴下を足に着用した状態を説明する図である。
符号の説明
1 メッシュ構造部
2 編み立て増加部
3 つま先編立部
4 第2メッシュ構造部
A 足指付け根部分
B 足指間の隙間部分
K 靴下

Claims (4)

  1. 靴下の足底側にメッシュ構造部を備えた靴下において、足指付け根部分の編み立てコース数を増やして編み立て増加部を設け、かつ、つま先編立部の編み立てコース数を減らすとともに、前記編み立て増加部と前記つま先編立部の間の領域の足底側に、足指間の隙間部分に位置するように前記メッシュ構造部を設けたことを特徴とする靴下。
  2. 足指間の隙間部分の足甲側に、第2メッシュ構造部をさらに設けたことを特徴とする請求項1記載の靴下。
  3. 前記編み立て増加部は、足指付け根部分の編み立てコース数を10〜14コース増やして設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の靴下。
  4. 前記つま先編立部は、編み立てコース数を8〜12コース減らして設けたことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の靴下。
JP2005007118U 2005-08-30 2005-08-30 メッシュ構造部を備えた靴下 Expired - Lifetime JP3116261U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005007118U JP3116261U (ja) 2005-08-30 2005-08-30 メッシュ構造部を備えた靴下

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005007118U JP3116261U (ja) 2005-08-30 2005-08-30 メッシュ構造部を備えた靴下

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3116261U true JP3116261U (ja) 2005-12-02

Family

ID=43278484

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005007118U Expired - Lifetime JP3116261U (ja) 2005-08-30 2005-08-30 メッシュ構造部を備えた靴下

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3116261U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007091304A1 (ja) * 2006-02-08 2007-08-16 Okamoto Corporation 靴下
JP2008038257A (ja) * 2006-08-01 2008-02-21 Yamaya Kk 靴下

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007091304A1 (ja) * 2006-02-08 2007-08-16 Okamoto Corporation 靴下
CN100559978C (zh) * 2006-02-08 2009-11-18 冈本株式会社 袜子
JP2008038257A (ja) * 2006-08-01 2008-02-21 Yamaya Kk 靴下

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7721575B2 (en) Socks
JP3314071B2 (ja) パイル靴下
KR101116486B1 (ko) 의료용 또는 스포츠용 의복
US9402423B2 (en) Leg wear
US9957649B2 (en) Sock structure
JP3116261U (ja) メッシュ構造部を備えた靴下
JP4179612B2 (ja) 着圧ハイソックス
JP5961781B1 (ja) 爪先伸縮ソックス
JP5530189B2 (ja) レッグウェア
CN209995385U (zh) 一种护脚的生物基锦纶变化毛圈运动袜
CN203378569U (zh) 篮球运动功能袜
JP4590247B2 (ja) 靴下及びその編成方法
JP2005009011A (ja) 靴下
CN218303478U (zh) 一种透气针织袜
KR200481570Y1 (ko) 태피스트리 자카드 직조법을 이용한 기능성 양말
KR200433570Y1 (ko) 양말
CN207948920U (zh) 一种带高密毛圈的正反可穿双面袜
CN209931516U (zh) 一种抗菌袜
CN210124333U (zh) 一种运动袜
JP6945926B2 (ja) 下半身用衣類
KR200321272Y1 (ko) 운동용 타이즈
KR200486712Y1 (ko) 바닥 통기부 슬림 마감 구조를 갖는 덧신 양말
JP3158735U (ja) 靴下用下着
KR200233121Y1 (ko) 스타킹
JP3072718U (ja) ストッキング

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091019

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101019

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111019

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121019

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131019

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term