JP3116215U - 文字印刷用手提げバック - Google Patents

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成壽 浅井
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高孝物産株式会社
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Abstract

【課題】バック本体の表・裏面にEVA素材と撥水加工した樹脂材とを貼り合わせて素材を用いてエンボス加工を施すが、この場合、裏面側から外側に浮き出す様にに任意幅の突起体をつくり、その表面に印刷文字を浮き上がらせるために鮮明な文字が印刷されることになり、会社名等の宣伝が可能な文字印刷用手提げバックの提供。
【解決手段】バック本体の表側及び裏側開口部に吊り手を有する手提げバックにおいて、バック本体の生地の一部にEVAを用いて、文字浮きだし部を設けてある文字印刷用手提げバックである。バック生地は、表側生地としてEVAを貼り合わせて用いる文字印刷用手提げバックである。
【選択図】図1

Description

本発明は手提げ用バックに関し、さらに詳しくは、バックの表裏面に文字浮きだし部を設けて会社名やPR文字を容易に印刷可能とする新規な文字印刷用手提げバックに関する。
従来の手提げ用バックは、実開平2−134019号に開示されるように、合成樹脂シートからなる袋部の上縁部を折返して折込片が形成され、これらシート上縁部と折込片との間に芯材を挟み込み乍ら、その周辺を熱溶着して移動不能に保持すると共に、これらシート上縁部と折込片と芯材とから成る手提げ部に手提げ孔を設けて開穿した手提げ用バックは市場において主流を成している。
またバック本体の表面に印刷物を印刷したものとして実用新案第3098065号は、手提げ孔が開穿された手提げ部を、透明な合成樹脂シート2枚よりなり、これら両シートの間に、同一形状の芯材を挟んだ上で、それらの周辺部分を一体に縫い合わせるか熱溶着により接合して保持し、この芯材の表面に商品の情報等として文字又は色彩や図面の着色等を印刷等にて表示することにより、この表示された芯材自体が汚れたり破損したりする恐れが無く、また袋部に入れた内容物全体または一部が見えないくらいにした手提げバックを開示している。
上記のように開口部を有する袋形状のバック本体部に設けた開穿部に手提げ紐を取付けた手提げバックに商品情報を印刷した芯材を挟んで用いることは公知であるが、この場合、印刷内容がバック本体に内蔵された商品と一致する場合には問題が無いが、異なる商品の場合には専用バックとしては不都合が大きかった。
大量な商品を販促する業界においては、同一形状の手提げ用バックであっても顧客の会社名やPR文字を代えて印刷する必要があるが、顧客毎の対応をした場合には印刷費等が別途かかりコストを上げる要因となっていた。
本発明者は係る課題を解決するために鋭意研究したところ、EVA(エチレンビニールアセテート、以下、EVAという)をバック本体の一部素材として用い、エンボス加工により素材表面に文字印刷ができることを見いだし、本考案に係る手提げ用バックを提供することができた。
すなわち本考案の第一は、バック本体の表側及び裏側開口部に吊手を有する手提げバックにおいて、バック本体の生地の一部にEVAを用いて、文字浮きだし部を設けてあることを特徴とする文字印刷用手提げバックである。
本考案の第二は、前記バック生地は、表側生地として樹脂製素材を、裏側生地としてEVAを貼り合せて用いることを特徴とする請求項1記載の文字印刷用手提げバックである。
本考案の第三は、前記文字浮きだし部は、エンボス加工により表面側に浮だし部が形成されてなることを特徴とする請求項1記載の文字印刷用手提げバックである。
本考案の第四は、前記文字浮きだし部は、少なくとも1本以上の突起幅を有する浮きだし部であることを特徴とする請求項1及び3記載の文字印刷用手提げバックである。
従来の手提バックに印刷物を施す場合、印刷した紙用紙を透明樹脂で被覆しなければ成らないため、コストが高くつかざるを得ないのに対し、本願考案の場合には、使用するEVAに容易にエンボス加工ができるために、少ない量の依頼であってもその依頼社の会社名や好みのロゴをバックの任意の箇所に印刷できるように成っている。
バック本体の表・裏面にEVA素材と撥水加工した樹脂材とを貼り合せて素材を用いてエンボス加工を施すが、この場合、裏面側から外側に浮き出すように任意幅の突起体をつくり、その表面に印刷文字を浮き上がらせるために鮮明な文字が印刷されることに成り、会社名等の宣伝が可能と成っている。
以下、図面を参照に本考案の詳細を述べるが、本考案の範囲はこれらに限定されるものではない。
図1は、本考案の手提バックの斜視図である。本考案の手提バックは、バック本体1が表面部2、裏面部3及び側面部4から成る袋体を縫着形成し、該バック本体1の上部に手提部5を手提部用固定部6で縫着している。
図2は、図1におけるA−A’断面を示す断面図であるが、本考案の手提用バックを製造する為に、先ず外側にキメの細かなポリエステル系合成繊維から成る布状の樹脂材8とEVA9とを熱接合させて上記バック本体1の表面部2(縦29cm、横24cm)と裏面部3(縦29cm、横24cm)とを形成した。
次いで、上記表面部2にエンボス加工を施すために予め凹凸状の印刷文字を入れてある雄・雌型のエンボスプレス器に挟み、上下2本の突起帯7,7を設けると共に、所望の印刷文字を施した。本実施例では、上部に縦幅1.5cm、横幅24cm、厚み3cmの突起帯と、下部に縦幅2.5、横幅24cm、厚み3cmの突起帯とを設けた。
次いで、上記表面部2と裏面部3との上端部に手提部5を取付けるために、横幅2.5cm(二つ折り)の樹脂製素材の2本の端部を前記EVA素材の上に載置し、さらに樹脂材で上部から抑えながら逢着して、図3に示すような手提部用固定部6を形成した。
上記、表面部2と裏面部3とを用いて袋体とする為に、横幅13cm、縦幅81cmの
キメの粗いポリエステル系合成繊維からなる布状樹脂材10を用いて側面部4、底面部部10を形成するように折曲げ、それぞれの側端部を前記表面部2及び裏面部3の端部と合わせて揃え、端留め用のポリオレフィン系合成繊維からなる布状樹脂材(図示せず)で被覆後縫着固定した。
なお本考案で使用できるエンボス加工装置は、上記表・裏面部に所望の印刷分を印刷可能な装置であれば、上記エンボスプレス器に限らないのは当然である。
また本実施例では、バック本体を形成する素材としてポリエステル系合成繊維から成る布状の素材を用いたが、この素材以外に布状を形成できるポリオレフィン系合成繊維、ポリエチレン系合成繊維、ポリアクリロニトリル系合成繊維、ポリアミド合成繊維等の繊維を用いて布状にしたものを用いることができる。
本考案の手提バックの斜視図である。 図1におけるA−A’断面を示す断面図である。 手提部の部分拡大図である。
符号の説明
1・・・バック本体
2・・・表面部
3・・・裏面部
4・・・側面部
5・・・手提部
6・・・手提部用固定部
7・・・突起帯
8・・・樹脂材
9・・・EVA
10・・底面部

Claims (4)

  1. バック本体の表側及び裏側開口部に吊手を有する手提げバックにおいて、バック本体の生地の一部にEVAを用いて、文字浮きだし部を設けてあることを特徴とする文字印刷用手提げバック。
  2. 前記バック生地は、表側生地として樹脂製素材を、裏側生地としてEVAを貼り合せて用いることを特徴とする請求項1記載の文字印刷用手提げバック。
  3. 前記文字浮きだし部は、エンボス加工により表面側に浮だし部が形成されてなることを特徴とする請求項1記載の文字印刷用手提げバック。
  4. 前記文字浮きだし部は、少なくとも1本以上の突起幅を有する浮きだし部であることを特徴とする請求項1及び3記載の文字印刷用手提げバック。
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