JP3116153B2 - 建物の玄関部分外壁構造 - Google Patents
建物の玄関部分外壁構造Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物の玄関部分、すな
わち床と天井と建物躯体の左右部分より成る開口部に取
付けられる外壁構造に関する。
わち床と天井と建物躯体の左右部分より成る開口部に取
付けられる外壁構造に関する。
【0002】
【従来の技術】建物の外壁構造としては建物躯体に取付
けた方立間に無目を取付けて方形枠を形成し、この方形
枠にパネルを取付けた方立式カーテンウオールが知られ
ている。
けた方立間に無目を取付けて方形枠を形成し、この方形
枠にパネルを取付けた方立式カーテンウオールが知られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】建物の玄関ホールは床
と天井と建物躯体の左右部分より成る開口部に玄関用外
壁を取付けて室内と室外を区画しているが、その玄関用
外壁取付部には建物躯体がなく玄関用外壁の上部と下部
を天井と床で支持することになり、耐風圧強度が建物躯
体の左右部分に取付けた側部外壁に比べて弱くなる。こ
のために、開口部に取付けた玄関用外壁の構造を強度の
強いものとして耐風圧強度を強くしているので、玄関用
外壁と建物躯体左右部分に取付けた側部外壁の外観が異
なって玄関部分の見栄えが悪くなる。
と天井と建物躯体の左右部分より成る開口部に玄関用外
壁を取付けて室内と室外を区画しているが、その玄関用
外壁取付部には建物躯体がなく玄関用外壁の上部と下部
を天井と床で支持することになり、耐風圧強度が建物躯
体の左右部分に取付けた側部外壁に比べて弱くなる。こ
のために、開口部に取付けた玄関用外壁の構造を強度の
強いものとして耐風圧強度を強くしているので、玄関用
外壁と建物躯体左右部分に取付けた側部外壁の外観が異
なって玄関部分の見栄えが悪くなる。
【0004】そこで、本発明は前述の課題を解決できる
ようにした建物の玄関部分外壁構造を提供することを目
的とする。
ようにした建物の玄関部分外壁構造を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】玄関ホール9を構成する
建物躯体の左右に側部外壁7,7をそれぞれ取付け、こ
の左右の側部外壁7,7間に玄関用外壁8を取付けて玄
関部分の外壁とし、前記側部外壁7を、建物躯体の左右
に取付けた方立10と中間横材11と無目12とパネル
14より成る上部方立式カーテンウオール15と、前記
中間横材11と床16に亘って取付けた下部パネル17
より構成し、前記玄関用外壁8を、天井18に吊り下げ
支持した方立20と方立横材21と無目22とパネル2
4より成る方立式カーテンウオール25と、前記中間横
材21と床16間に亘って取付けた下部パネル26より
構成し、前記側部外壁7の方立10と玄関用外壁8の方
立20を伸縮継手110で連結すると共に、側部外壁7
の中間横材11と玄関用外壁8の中間横材21を可撓材
より成るジョイントパキッキン材111で連結して各下
部パネル17,26を面内方向に連続させた建物の玄関
部分外壁構造。
建物躯体の左右に側部外壁7,7をそれぞれ取付け、こ
の左右の側部外壁7,7間に玄関用外壁8を取付けて玄
関部分の外壁とし、前記側部外壁7を、建物躯体の左右
に取付けた方立10と中間横材11と無目12とパネル
14より成る上部方立式カーテンウオール15と、前記
中間横材11と床16に亘って取付けた下部パネル17
より構成し、前記玄関用外壁8を、天井18に吊り下げ
支持した方立20と方立横材21と無目22とパネル2
4より成る方立式カーテンウオール25と、前記中間横
材21と床16間に亘って取付けた下部パネル26より
構成し、前記側部外壁7の方立10と玄関用外壁8の方
立20を伸縮継手110で連結すると共に、側部外壁7
の中間横材11と玄関用外壁8の中間横材21を可撓材
より成るジョイントパキッキン材111で連結して各下
部パネル17,26を面内方向に連続させた建物の玄関
部分外壁構造。
【0006】
【作 用】左右の側部外壁4と玄関用外壁8は上部が
方立式カーテンウオールで下部がパネルとなって同一の
外観となるから、玄関部分の外観が面内方向に連続した
同一となって見栄えが良くなる。しかも玄関用外壁8の
方立20、中間横材21は側部外壁4の方立10、中間
横材11は伸縮継手110、ジョイントパッキン材11
1で連結されているから、玄関用外壁8が強風により側
部外壁4より大きく変位した時にその変位を吸収して両
者の連結部を破損することがない。
方立式カーテンウオールで下部がパネルとなって同一の
外観となるから、玄関部分の外観が面内方向に連続した
同一となって見栄えが良くなる。しかも玄関用外壁8の
方立20、中間横材21は側部外壁4の方立10、中間
横材11は伸縮継手110、ジョイントパッキン材11
1で連結されているから、玄関用外壁8が強風により側
部外壁4より大きく変位した時にその変位を吸収して両
者の連結部を破損することがない。
【0007】
【実 施 例】図1、図2に示すように、左右の下部建
物1,1と上部建物2より建物を構成している。前記左
右の下部建物1,1は建物用基礎3、例えば既設の建物
の地上部分を撤去して残存した地下部分の左右部分にそ
れぞれ設置した建物躯体1aにカーテンウオールより成
る外壁1bをそれぞれ取付けてある。前記建物用基礎3
とは独立した柱用基礎5に4本の柱6が設けられ、この
4本の柱6の上部間にトラス構造の人工地盤7が取付け
てあり、その人工地盤7に設置した建物躯体2aにカー
テンウオールより成る外壁2bを取付けて前記上部建物
2としてあり、これにより左右の建物躯体2a,2aと
人工地盤7とにより開口部を有する建物躯体を構成して
いる。なお柱6、人工地盤7を設けずに左右の建物躯体
1a,1aと上部の建物躯体2aを一体として開口部を
有する1つの建物躯体としても良い。前記下部建物1の
外壁1bと人工地盤7と建物用基礎3とに亘って前記開
口部を閉塞する前後一対のカーテンウオールより成る玄
関用外壁8が取付けられて玄関ホール9を構成してい
る。前記玄関用外壁8は人工地盤7に支持された上部外
壁8aと建物用基礎3に支持された下部外壁8bより成
る。
物1,1と上部建物2より建物を構成している。前記左
右の下部建物1,1は建物用基礎3、例えば既設の建物
の地上部分を撤去して残存した地下部分の左右部分にそ
れぞれ設置した建物躯体1aにカーテンウオールより成
る外壁1bをそれぞれ取付けてある。前記建物用基礎3
とは独立した柱用基礎5に4本の柱6が設けられ、この
4本の柱6の上部間にトラス構造の人工地盤7が取付け
てあり、その人工地盤7に設置した建物躯体2aにカー
テンウオールより成る外壁2bを取付けて前記上部建物
2としてあり、これにより左右の建物躯体2a,2aと
人工地盤7とにより開口部を有する建物躯体を構成して
いる。なお柱6、人工地盤7を設けずに左右の建物躯体
1a,1aと上部の建物躯体2aを一体として開口部を
有する1つの建物躯体としても良い。前記下部建物1の
外壁1bと人工地盤7と建物用基礎3とに亘って前記開
口部を閉塞する前後一対のカーテンウオールより成る玄
関用外壁8が取付けられて玄関ホール9を構成してい
る。前記玄関用外壁8は人工地盤7に支持された上部外
壁8aと建物用基礎3に支持された下部外壁8bより成
る。
【0008】前記下部建物1の外壁1bは図1と図3に
示すように、建物躯体1aの上部寄りに取付けた方立1
0とこの方立10の下部間に亘って取付けた中間横材1
1と左右の方立10間に横架した無目12とより成る方
形枠13にパネル14を装着した上部方立式カーテンウ
オール15と、前記中間横材11と床16に亘って取付
けた下部パネル17より構成され、その玄関用外壁8と
連続した前後側が側部外壁4となっている。
示すように、建物躯体1aの上部寄りに取付けた方立1
0とこの方立10の下部間に亘って取付けた中間横材1
1と左右の方立10間に横架した無目12とより成る方
形枠13にパネル14を装着した上部方立式カーテンウ
オール15と、前記中間横材11と床16に亘って取付
けた下部パネル17より構成され、その玄関用外壁8と
連続した前後側が側部外壁4となっている。
【0009】前記上部外壁a8は図1と図4、図5に示
すように、前記人工地盤7の下部に取付けられて玄関ホ
ール9の天井18を構成する鉄骨19に連結した方立2
0と、各方立20の下部間に亘って取付けた中間横材2
1と、左右に隣接する方立20,20間に横架した無目
22より成る方形枠23にパネル24を装着した方立式
カーテンウオール25となり、前記下部外壁8bは方立
式ウオール25の中間横材21と床16に亘って取付け
た下部パネル26より構成され、その下部パネル26の
一部は開閉可能となってドア27としてあり、前記方立
20の上下中間、下部寄りと鉄骨19に亘ってケーブル
28が張設されて方立20が振れ動かないようにしてあ
る。
すように、前記人工地盤7の下部に取付けられて玄関ホ
ール9の天井18を構成する鉄骨19に連結した方立2
0と、各方立20の下部間に亘って取付けた中間横材2
1と、左右に隣接する方立20,20間に横架した無目
22より成る方形枠23にパネル24を装着した方立式
カーテンウオール25となり、前記下部外壁8bは方立
式ウオール25の中間横材21と床16に亘って取付け
た下部パネル26より構成され、その下部パネル26の
一部は開閉可能となってドア27としてあり、前記方立
20の上下中間、下部寄りと鉄骨19に亘ってケーブル
28が張設されて方立20が振れ動かないようにしてあ
る。
【0010】前記下部建物1の外壁1bを構成する上部
方立式カーテンウオール15の方立10と上部外壁8a
の方立20は伸縮継手110により面内方向、面外方
向、上下方向に相対変位可能に連結され、下部建物1の
外壁1bを構成する上部方立式カーテンウオール15の
中間横材11と上部外壁8aを構成する中間横材21は
ジョイントパッキン材111によって水平となるように
連結されて各下部パネル17,26は同一高さとなって
面内方向に連続している。前記下部外壁8bを構成する
下部パネル26は床16に面外方向に傾動可能に支持さ
れ、その下部パネル26の上部は中間横材21に面内方
向及び上下方向に相対的に摺動できると共に、面外方向
に相対的に変位できるように支持されている。
方立式カーテンウオール15の方立10と上部外壁8a
の方立20は伸縮継手110により面内方向、面外方
向、上下方向に相対変位可能に連結され、下部建物1の
外壁1bを構成する上部方立式カーテンウオール15の
中間横材11と上部外壁8aを構成する中間横材21は
ジョイントパッキン材111によって水平となるように
連結されて各下部パネル17,26は同一高さとなって
面内方向に連続している。前記下部外壁8bを構成する
下部パネル26は床16に面外方向に傾動可能に支持さ
れ、その下部パネル26の上部は中間横材21に面内方
向及び上下方向に相対的に摺動できると共に、面外方向
に相対的に変位できるように支持されている。
【0011】このようであるから、玄関用外壁8と側部
外壁4は上部が方立式カーテンウオールとなり、下部が
パネルとなって同一外観となるから見栄えが良いし、風
圧により玄関用外壁8が側部外壁4より大きく変位した
時には伸縮継手110とジョイントパッキン材111に
よりその変位差を吸収して連結部の破損を防止する。
外壁4は上部が方立式カーテンウオールとなり、下部が
パネルとなって同一外観となるから見栄えが良いし、風
圧により玄関用外壁8が側部外壁4より大きく変位した
時には伸縮継手110とジョイントパッキン材111に
よりその変位差を吸収して連結部の破損を防止する。
【0012】次に上部外壁8aの各部の詳細を説明す
る。前記方立20は図6に示すように、縦板30の幅方
向両端部に中空枠部31をそれぞれ一体的に設け、その
縦板30の幅方向中間部に一対の外向片32,32と押
縁支持片33,33を一体的に設けてあり、その押縁支
持片33に取付けた押縁34と外向片32との間にパネ
ル24の縦縁部を臨ませてシール材35で支持してあ
る。
る。前記方立20は図6に示すように、縦板30の幅方
向両端部に中空枠部31をそれぞれ一体的に設け、その
縦板30の幅方向中間部に一対の外向片32,32と押
縁支持片33,33を一体的に設けてあり、その押縁支
持片33に取付けた押縁34と外向片32との間にパネ
ル24の縦縁部を臨ませてシール材35で支持してあ
る。
【0013】前記中間横材21は図7に示すように、幅
方向にほぼ山形で頂部に上向凹部40を有する上板41
と、この上板41の幅方向両側に一体的に設けた一対の
ほぼV字状の下板42,42により幅広なる下向凹部4
3を有する形状となり、その一対の下板42にはカバー
44がそれぞれ取付けられ、前記上向凹部40にパネル
24の下縁部がシール材45で支持してあり、前記下向
凹部43にガスケット46を介して嵌合した下向コ字状
のパネル取付枠材47内に下部パネル26の上縁部がシ
ール材48で支持され、方立20の下端部が上板41に
突き当て連結してある。
方向にほぼ山形で頂部に上向凹部40を有する上板41
と、この上板41の幅方向両側に一体的に設けた一対の
ほぼV字状の下板42,42により幅広なる下向凹部4
3を有する形状となり、その一対の下板42にはカバー
44がそれぞれ取付けられ、前記上向凹部40にパネル
24の下縁部がシール材45で支持してあり、前記下向
凹部43にガスケット46を介して嵌合した下向コ字状
のパネル取付枠材47内に下部パネル26の上縁部がシ
ール材48で支持され、方立20の下端部が上板41に
突き当て連結してある。
【0014】前記無目22は図7に示すように、断面三
角形の中空断面形状の一側材50と他側材51を備え、
その一側材50に設けた突出片52と他側材51に設け
た突出片53をビス54で連結して上向凹部55と下向
凹部56を有する形状となり、その上向凹部55にパネ
ル24の下縁部がシール材57で支持され、下向凹部5
6にパネル24の上縁部がシール材58で支持されてい
る。前記無目22は方立20の縦板30に一側材50と
他側材51を突き当てて図示しないL字状の連結金具で
連結される。
角形の中空断面形状の一側材50と他側材51を備え、
その一側材50に設けた突出片52と他側材51に設け
た突出片53をビス54で連結して上向凹部55と下向
凹部56を有する形状となり、その上向凹部55にパネ
ル24の下縁部がシール材57で支持され、下向凹部5
6にパネル24の上縁部がシール材58で支持されてい
る。前記無目22は方立20の縦板30に一側材50と
他側材51を突き当てて図示しないL字状の連結金具で
連結される。
【0015】前記方立20の上端部は図8、図9に示す
ように天井18の鉄骨19にファスナー60で連結して
ある。このファスナー60は鉄骨19の下面に固着した
一次ファスナー61と、方立20の上端部にブラケット
62を介して取付けた二次ファスナー63を連結ボルト
64で連結して成る。前記一次ファスナー61は横片6
1aと縦片61bでL字状となり、その横片61aが鉄
骨19の下面に溶接され、ブラケット62は縦片62a
と横片62bでL字状となった一対の形材62−1,6
2−1を備え、一対の形材62−1,62−1の縦片6
2aを方立20の縦板30の両側面にボルト・ナット6
5で取付けてある。前記二次ファスナー63は横板66
と縦板67でT字状となり、その縦板67に長ナット6
8を上下方向に向けて固着してあって、その横板67を
前記各形材62−1の横片62aにボルト・ナット69
で取付けて縦板67を一次ファスナー61の縦片61b
に固着した円弧状の受板70と対向させ、縦板67の大
径透孔71より連結ボルト64を受板70を嵌通して一
次ファスナー61の縦片61bの透孔72に挿通し、か
つナット73を螺合して連結してある。前記長ボルト6
8には高さ調整ボルト74が螺合され、その高さ調整ボ
ルト74の頭部74aを鉄骨19の下面に当接すること
で方立20の高さを調整できるようにしてある。
ように天井18の鉄骨19にファスナー60で連結して
ある。このファスナー60は鉄骨19の下面に固着した
一次ファスナー61と、方立20の上端部にブラケット
62を介して取付けた二次ファスナー63を連結ボルト
64で連結して成る。前記一次ファスナー61は横片6
1aと縦片61bでL字状となり、その横片61aが鉄
骨19の下面に溶接され、ブラケット62は縦片62a
と横片62bでL字状となった一対の形材62−1,6
2−1を備え、一対の形材62−1,62−1の縦片6
2aを方立20の縦板30の両側面にボルト・ナット6
5で取付けてある。前記二次ファスナー63は横板66
と縦板67でT字状となり、その縦板67に長ナット6
8を上下方向に向けて固着してあって、その横板67を
前記各形材62−1の横片62aにボルト・ナット69
で取付けて縦板67を一次ファスナー61の縦片61b
に固着した円弧状の受板70と対向させ、縦板67の大
径透孔71より連結ボルト64を受板70を嵌通して一
次ファスナー61の縦片61bの透孔72に挿通し、か
つナット73を螺合して連結してある。前記長ボルト6
8には高さ調整ボルト74が螺合され、その高さ調整ボ
ルト74の頭部74aを鉄骨19の下面に当接すること
で方立20の高さを調整できるようにしてある。
【0016】次にケーブル28の連結について説明す
る。図4、図5に示すように、方立20の下端寄りと上
下中間における面内方向左側部と右側部及び面外方向室
内側部と室外側部にケーブル28の一端部が方立ファス
ナー80でそれぞれ連結されて方立20は4本のケーブ
ル28で支持され、一対の面外方向室外側のケーブル2
8は天井18におけるパネル24より面外方向室外側の
鉄骨19に天井ファスナー81に連結され、一対の面外
方向室内側のケーブル28は天井18におけるパネル2
4より面外方向室内側の鉄骨19に天井ファスナー81
に連結されている。
る。図4、図5に示すように、方立20の下端寄りと上
下中間における面内方向左側部と右側部及び面外方向室
内側部と室外側部にケーブル28の一端部が方立ファス
ナー80でそれぞれ連結されて方立20は4本のケーブ
ル28で支持され、一対の面外方向室外側のケーブル2
8は天井18におけるパネル24より面外方向室外側の
鉄骨19に天井ファスナー81に連結され、一対の面外
方向室内側のケーブル28は天井18におけるパネル2
4より面外方向室内側の鉄骨19に天井ファスナー81
に連結されている。
【0017】前記方立ファスナー80は図6、図7に示
すように、ケーブル28の一端部に固着したケーブルブ
ラケット82と方立20の縦板30に取付けた支持具8
3より成り、前記ケーブルブラケット82は図10に示
すように長手方向一端部にケーブル28のネジ部28a
が螺合するネジ穴84を有し、長手方向他端部には一側
面に開口した矩形状の凹部85を有し、かつこの凹部8
5に開口した一対のネジ孔86を有している。前記支持
具83は中間ネジ杆87の両端部に支持片88を一体的
にそれぞれ設け、その各支持片88にネジ孔89が形成
してあり、この中間ネジ杆87を方立20の縦板30の
透孔90に挿通し、図11に示すようにその中間ネジ杆
87に一対のナット91をそれぞれ螺合して縦板30の
両側面にワッシャ92を介して締付けることで方立20
に取付けられ、前記ケーブルブラケット82の凹部85
を図11に示すように支持具83の支持片88に嵌め込
み、ネジ杆93をネジ孔86、ネジ孔89に螺合してケ
ーブルブラケット82を支持具83に連結してある。9
4はナット91の弛み止めビスである。
すように、ケーブル28の一端部に固着したケーブルブ
ラケット82と方立20の縦板30に取付けた支持具8
3より成り、前記ケーブルブラケット82は図10に示
すように長手方向一端部にケーブル28のネジ部28a
が螺合するネジ穴84を有し、長手方向他端部には一側
面に開口した矩形状の凹部85を有し、かつこの凹部8
5に開口した一対のネジ孔86を有している。前記支持
具83は中間ネジ杆87の両端部に支持片88を一体的
にそれぞれ設け、その各支持片88にネジ孔89が形成
してあり、この中間ネジ杆87を方立20の縦板30の
透孔90に挿通し、図11に示すようにその中間ネジ杆
87に一対のナット91をそれぞれ螺合して縦板30の
両側面にワッシャ92を介して締付けることで方立20
に取付けられ、前記ケーブルブラケット82の凹部85
を図11に示すように支持具83の支持片88に嵌め込
み、ネジ杆93をネジ孔86、ネジ孔89に螺合してケ
ーブルブラケット82を支持具83に連結してある。9
4はナット91の弛み止めビスである。
【0018】このようであるから、板状の方立20に支
持具83を強固に取付けできるし、支持具83とケーブ
ルブラケット82を強固に連結できるので、ケーブル2
8の一端部を方立20に強固に連結できる。また支持具
83の支持片88に対してケーブルブラケット82を面
内方向に揺動できるし、支持具83の支持片88の水平
に対する角度を変更できるので、ケーブル28を方立2
0に対して面内方向及び面外方向に斜めに取付けできる
し、そのケーブル28の取付角度を任意に変更できるか
ら、方立20を面内方向と面外方向に支持できる。
持具83を強固に取付けできるし、支持具83とケーブ
ルブラケット82を強固に連結できるので、ケーブル2
8の一端部を方立20に強固に連結できる。また支持具
83の支持片88に対してケーブルブラケット82を面
内方向に揺動できるし、支持具83の支持片88の水平
に対する角度を変更できるので、ケーブル28を方立2
0に対して面内方向及び面外方向に斜めに取付けできる
し、そのケーブル28の取付角度を任意に変更できるか
ら、方立20を面内方向と面外方向に支持できる。
【0019】前記天井ファスナー81は図12、図1
3、図14に示すように、断面工型の鉄骨19の下横片
19a下面に固着したL字状のファスナー100と、こ
のファスナー100に固着したブラケット101と、こ
のブラケット101に支持杆102で支承した連結杆1
03と、この連結杆103のネジ部103aとケーブル
28のネジ部28aに螺合した調整杆104より成り、
前記ファスナー100は横片105と縦片106でL字
状となり、その横片105が鉄骨19の下横片19aの
下面に鉄骨19長手方向と直角よりも若干の角度をもっ
て溶接され、その鉄骨19の下横片19aと横片105
に落下防止板107の切欠溝107aが挿通されて落下
防止板107が鉄骨19の下横片19aの上面に溶接さ
れ、その落下防止板107でファスナー100が落下す
ることを防止している。前記調整杆104の上部ネジ穴
104aと下部ネジ穴104bは左右逆ネジとなって、
調整杆104を正転、逆転することでケーブル28を引
張り、弛めしてケーブル28の張りを調整できるように
してある。
3、図14に示すように、断面工型の鉄骨19の下横片
19a下面に固着したL字状のファスナー100と、こ
のファスナー100に固着したブラケット101と、こ
のブラケット101に支持杆102で支承した連結杆1
03と、この連結杆103のネジ部103aとケーブル
28のネジ部28aに螺合した調整杆104より成り、
前記ファスナー100は横片105と縦片106でL字
状となり、その横片105が鉄骨19の下横片19aの
下面に鉄骨19長手方向と直角よりも若干の角度をもっ
て溶接され、その鉄骨19の下横片19aと横片105
に落下防止板107の切欠溝107aが挿通されて落下
防止板107が鉄骨19の下横片19aの上面に溶接さ
れ、その落下防止板107でファスナー100が落下す
ることを防止している。前記調整杆104の上部ネジ穴
104aと下部ネジ穴104bは左右逆ネジとなって、
調整杆104を正転、逆転することでケーブル28を引
張り、弛めしてケーブル28の張りを調整できるように
してある。
【0020】このようであるから、ケーブル28の他端
部は支持杆102の回りに上下方向に揺動できるし、そ
の支持杆102は鉄骨19の長手方向と直角な方向に対
して若干の角度を有する向き、つまり面外方向と平行な
向きに対して面内方向に若干斜めの向きとなるので、面
外方向、、面内方向に対して斜めとなったケーブル28
の他端部を鉄骨19に確実に連結できる。また、調整杆
104を正転・逆転することでケーブル28の張りを調
整できる。また、ファスナー100の溶接がはがれた場
合などには落下防止板107でファスナー100が落下
することを防止できる。
部は支持杆102の回りに上下方向に揺動できるし、そ
の支持杆102は鉄骨19の長手方向と直角な方向に対
して若干の角度を有する向き、つまり面外方向と平行な
向きに対して面内方向に若干斜めの向きとなるので、面
外方向、、面内方向に対して斜めとなったケーブル28
の他端部を鉄骨19に確実に連結できる。また、調整杆
104を正転・逆転することでケーブル28の張りを調
整できる。また、ファスナー100の溶接がはがれた場
合などには落下防止板107でファスナー100が落下
することを防止できる。
【0021】図4にするように、上部方立式カーテンウ
オール15の方立10と上部外壁8aの方立20は伸縮
継手110で連結され、上部方立式カーテンウオール1
5の中間横材11と上部外壁8aの中間横材21はジョ
イントパッキン材111で連結されている。前記上部方
立カーテンウオール15の方立10は図15に示すよう
に上部外壁8aの方立20と同一断面形状となり、その
方立10における縦板30と上部外壁8aの方立20に
おける縦板30に亘って波形状の可撓縦板112の両端
部がビス113でそれぞれ取付けられ、この可撓縦板1
12の折曲部に係止部114が一体的に設けられ、その
各係止部114にアルミ押出材よりコ字状となった室内
側縦カバー115と室外側縦カバー116がそれぞれ取
付けてあり、これにより可撓縦板112の外観を見栄え
良くしている。
オール15の方立10と上部外壁8aの方立20は伸縮
継手110で連結され、上部方立式カーテンウオール1
5の中間横材11と上部外壁8aの中間横材21はジョ
イントパッキン材111で連結されている。前記上部方
立カーテンウオール15の方立10は図15に示すよう
に上部外壁8aの方立20と同一断面形状となり、その
方立10における縦板30と上部外壁8aの方立20に
おける縦板30に亘って波形状の可撓縦板112の両端
部がビス113でそれぞれ取付けられ、この可撓縦板1
12の折曲部に係止部114が一体的に設けられ、その
各係止部114にアルミ押出材よりコ字状となった室内
側縦カバー115と室外側縦カバー116がそれぞれ取
付けてあり、これにより可撓縦板112の外観を見栄え
良くしている。
【0022】前記ジョイントパッキン材111は図16
に示すように、上向凹部120と下向凹部121を有す
る本体122と、この本体122の両端面に一体的に形
成した一対のほぼ三角形状の突起123より成り、シリ
コン発泡材などの可撓材より成り、その突起123を下
横材11,21の三角形状の中空部に嵌合してシール材
でシールされ、図17に示すようにその上向凹部120
に可撓縦板112の下縁部が臨み、不定形シール材12
4でシールされ、下向凹部121に下部パネル17,2
6のパネル取付枠材47が嵌挿してある。つまり、上部
方立式カーテンウオールの中間横材11は上部外壁8a
の中間横材21と同一断面形状となっている。なお、上
部方立式カーテンウオール15の室内側には図3に示す
ように断熱パネル125が取付けてある。
に示すように、上向凹部120と下向凹部121を有す
る本体122と、この本体122の両端面に一体的に形
成した一対のほぼ三角形状の突起123より成り、シリ
コン発泡材などの可撓材より成り、その突起123を下
横材11,21の三角形状の中空部に嵌合してシール材
でシールされ、図17に示すようにその上向凹部120
に可撓縦板112の下縁部が臨み、不定形シール材12
4でシールされ、下向凹部121に下部パネル17,2
6のパネル取付枠材47が嵌挿してある。つまり、上部
方立式カーテンウオールの中間横材11は上部外壁8a
の中間横材21と同一断面形状となっている。なお、上
部方立式カーテンウオール15の室内側には図3に示す
ように断熱パネル125が取付けてある。
【0023】
【発明の効果】左右の側部外壁4と玄関用外壁8は上部
が方立カーテンウオールで下部がパネルとなって同一の
外観となるから、玄関部分の外観が面内方向に連続した
同一となって見栄えが良くなる。玄関用外壁8の方立2
0、中間横材21は側部外壁4の方立10、中間横材1
1は伸縮継手110、ジョイントパッキン材111で連
結されているから、玄関用外壁8が強風により側部外壁
4より大きく変位した時にその変位を吸収して両者の連
結部を破損することがない。
が方立カーテンウオールで下部がパネルとなって同一の
外観となるから、玄関部分の外観が面内方向に連続した
同一となって見栄えが良くなる。玄関用外壁8の方立2
0、中間横材21は側部外壁4の方立10、中間横材1
1は伸縮継手110、ジョイントパッキン材111で連
結されているから、玄関用外壁8が強風により側部外壁
4より大きく変位した時にその変位を吸収して両者の連
結部を破損することがない。
【図1】建物外壁の正面図である。
【図2】図1のA−A横断面図である。
【図3】図1のB−B縦断面図である。
【図4】図1のB部拡大図である。
【図5】図4のC−C縦断面図である。
【図6】図4のD−D縦断面図である。
【図7】図4のE−E縦断面図である。
【図8】方立と天井の連結部の正面図である。
【図9】方立と天井の連結部の側面図である。
【図10】方立とケーブル連結部の分解斜視図である。
【図11】方立とケーブル連結部の斜視図である。
【図12】方立とケーブル連結部の正面図である。
【図13】方立とケーブル連結部の底面図である。
【図14】方立とケーブル連結部の斜視図である。
【図15】側部外壁と中央部外壁の連結部横断面図であ
る。
る。
【図16】ジョイントパッキン材の斜視図である。
【図17】図15のF−F縦断面図である。
1…下部建物、2…上部建物、4…側部外壁、8…玄関
用外壁、10…方立、11…中間横材、12…無目、1
3…方形枠、14…パネル、15…上部方立式カーテン
ウオール、16…床、17…下部パネル、18…天井、
19…鉄骨、20…方立、21…下部横材、22…無
目、23…方形枠、24…パネル、25…方立式カーテ
ンウオール、26…下部パネル、28…ケーブル,60
…ファスナー、80…方立ファスナー、81…天井ファ
スナー、110…伸縮継手、111…ジョイントパッキ
ン材、112…可撓縦板。
用外壁、10…方立、11…中間横材、12…無目、1
3…方形枠、14…パネル、15…上部方立式カーテン
ウオール、16…床、17…下部パネル、18…天井、
19…鉄骨、20…方立、21…下部横材、22…無
目、23…方形枠、24…パネル、25…方立式カーテ
ンウオール、26…下部パネル、28…ケーブル,60
…ファスナー、80…方立ファスナー、81…天井ファ
スナー、110…伸縮継手、111…ジョイントパッキ
ン材、112…可撓縦板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 湯山 康樹 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建 設株式会社内 (72)発明者 稲村 健一 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建 設株式会社内 (72)発明者 ロバート ステグマン 東京都千代田区一番町22−5−302 (72)発明者 後閑 聡 千葉県流山市南流山6−6−12 (72)発明者 堀 慶朗 東京都保谷市住吉町3−3−11 (72)発明者 岡山 康彦 千葉県船橋市宮本1−22−10 (72)発明者 吉村 彰 東京都江戸川区南小岩5−9−16 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 2/56 - 2/70 E04B 2/88 - 2/96 E04B 1/34 E04B 1/342
Claims (1)
- 【請求項1】 建物躯体の左右と床16と天井18間に
玄関ホール9を構成した建物において、 前記建物躯体の左右に側部外壁4,4をそれぞれ取付
け、この左右の側部外壁4,4間に玄関用外壁8を取付
けて玄関部分の外壁とし、 前記側部外壁4を、建物躯体に取付けた方立10と中間
横材11と無目12とパネル14より成る上部方立式カ
ーテンウオール15と、前記中間横材11と床16に亘
って取付けた下部パネル17より構成し、 前記玄関用外壁8を、天井18に吊り下げ支持した方立
20と方立横材21と無目22とパネル24より成る方
立式カーテンウオール25と、前記中間横材21と床1
6間に亘って取付けた下部パネル26より構成し、 前記側部外壁4の方立10と玄関用外壁8の方立20を
伸縮継手110で連結すると共に、側部外壁4の中間横
材11と玄関用外壁8の中間横材21を可撓材より成る
ジョイントパッキン材111で連結して各下部パネル1
7,26を面内方向に連続させたことを特徴とする建物
の玄関部分外壁構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6032793A JP3116153B2 (ja) | 1993-03-19 | 1993-03-19 | 建物の玄関部分外壁構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6032793A JP3116153B2 (ja) | 1993-03-19 | 1993-03-19 | 建物の玄関部分外壁構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06272338A JPH06272338A (ja) | 1994-09-27 |
JP3116153B2 true JP3116153B2 (ja) | 2000-12-11 |
Family
ID=13138971
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6032793A Expired - Fee Related JP3116153B2 (ja) | 1993-03-19 | 1993-03-19 | 建物の玄関部分外壁構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3116153B2 (ja) |
-
1993
- 1993-03-19 JP JP6032793A patent/JP3116153B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06272338A (ja) | 1994-09-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |