JP3116104B2 - 浮体式緩衝装置及び浮遊式枠体の組立て方法 - Google Patents

浮体式緩衝装置及び浮遊式枠体の組立て方法

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JP3116104B2
JP3116104B2 JP04024015A JP2401592A JP3116104B2 JP 3116104 B2 JP3116104 B2 JP 3116104B2 JP 04024015 A JP04024015 A JP 04024015A JP 2401592 A JP2401592 A JP 2401592A JP 3116104 B2 JP3116104 B2 JP 3116104B2
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博 遠藤
敏 松本
敬一 南
智朗 森
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    • Y02A30/30Adapting or protecting infrastructure or their operation in transportation, e.g. on roads, waterways or railways

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、浮体式緩衝装置及び
浮遊式枠体の組立て方法にかかわり、更に詳しくは海洋
構造物の外周壁面に設置される複数本の緩衝フロートを
囲って緩衝フロートの流失を防止するとともに、各緩衝
フロートと浮遊式枠体を一体化しないことにより河積阻
害率を最小に保ち、かつ浮遊式枠体の耐久性を増し、現
場における組立てならびに保全性を向上させた浮体式緩
衝装置及び浮遊式枠体の組立て方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、航行する船舶が海洋構造物の側壁
に接触したり、衝突して船舶の一部を破損したり損傷し
たりするのを防止する目的から、海洋構造物の周囲には
複数の緩衝フロート等を係留した緩衝装置が設けられて
いる。この種の緩衝装置としては、例えば図5に示すよ
うに、コンクリート等により構築された海中構築物1の
周囲に、複数の緩衝フロート2がチェーン3を介して係
留されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、緩衝フロー
ト2は、波浪により上下したり、左右に揺動することに
より、係留しているチェーン3と接触して摩耗が起り緩
衝フロート2を損傷するという問題があった。この発明
は、かかる従来の問題点に着目して案出されたもので、
海洋構造物の外周壁面に設置される複数の緩衝フロート
の周囲を、分割された複数の浮遊式枠体で囲むことによ
り、係留チェーンを使用せずに緩衝フロートを保持する
ことが出来ると共に、緩衝フロートの損傷を有効に防止
する浮体式緩衝装置及び浮遊式枠体の組立て方法を提供
することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するため、海洋構造物の周りに複数個の緩衝フロート
が配設され、それら複数個の緩衝フロートは、少なくと
も2個以上の、互いに独立した浮体式枠体で囲まれてお
り、かつ枠体同士が可撓性の部材で連結されていること
を要旨とするものである。
【0005】
【発明の作用】この発明は上記のように構成され、海洋
構造物の周りに複数個の緩衝フロートを配設し、それら
複数個の緩衝フロートを、少なくとも2個以上の、互い
に独立した浮遊式枠体で囲み、それら枠体同士を可撓性
の部材で連結することにより、各緩衝フロートを保持す
るので従来方式のような係留チェーンを使用する必要が
なく、また係留チェーンとの接触による緩衝フロートの
損傷や破損がない。また、浮遊式枠体は2個以上に分割
したものを可撓性の部材で連結するので、据付工事や設
置後の保全が容易である。更に、可撓性の部材で連結さ
れたそれぞれの分割枠体は波浪による繰り返し上下・左
右の揺動に対し、それぞれ個別の追従揺動をするので、
浮遊式枠板に無理な力がかかることがなく寿命を延ばす
ことが出来るものである。
【0006】
【発明の実施例】以下、添付図面に基づき、この発明の
実施例を説明する。なお、従来例と同一構成要素は、同
一符号を付して説明は省略する。図1はこの発明を実施
した浮体式緩衝装置の平面図、図2は図1の側面図を示
し、1は海洋構造物、2は海洋構造物1の周囲に配置さ
れた複数本(この実施例では6本)緩衝フロートを示
し、この緩衝フロート2としては、繊維で補強したゴム
製が一般的で、内部に空気を入れてふくらませ、フロー
トの高さの半分が水面上に出るよう水を入れて調節し
た、例えば浮遊空気式の防舷材を使用する。
【0007】前記緩衝フロート2は海洋構造物1の外周
を囲み、更にこの緩衝フロート2は、図2に示すように
分割された複数本の浮遊式枠体4a,4b, 5a, 5b
により取り囲まれて保持されている。前記浮遊式枠体4
a,4b, 5a, 5bは、複数枚の板状の部材または複
数本のパイプ材または棒材の部材6等を接着あるいはジ
ョイント7を介して枠組みされ、その素材としては、海
水腐食を考慮した場合、プラスチックあるいは繊維補強
プラスチック材とすることが好ましい。
【0008】またこの浮体式枠体4a,4b, 5a, 5
bも、それぞれの高さの半分が水面上に出て緩衝フロー
ト2を常時取り囲み保持できるよう、浮力を調整するた
め、パイプの部材6等が中空室を構成し、必要に応じ穴
をあける等の方法により水または海水を導入できるもの
としておくことが好ましい。前記、分割された各浮遊式
枠体4a,4b, 5a, 5bは、図3に示すようにジョ
イント7同志を可撓性のある連結部材8により連結され
ている。この連結部材8としては、ナイロン, ポリエス
テル, ポリプロピレン等の合成繊維ロープ8aの他、図
4に示すようにゴム製可撓ジョイント8bを使用しても
良く、海水腐食に耐えるものとすることが望ましい。な
お、9は取付けボルトを示している。
【0009】この発明は、上記のように構成することに
より、従来方式の係留チェーンを用いることなく緩衝フ
ロート2を保持でき、従って、緩衝フロート2と係留チ
ェーンとが接触しないので、緩衝フロート2の損傷や破
損も有効に防止でき、また、浮遊式枠体4a,4b, 5
a, 5bは、2個以上に分割したものを可撓性の連結部
材8で連結するので、据付工事や設置後の保全が容易で
ある。
【0010】更に、可撓性の連結部材で連結されたそれ
ぞれ分割された各浮遊式枠体4a,4b, 5a, 5b
は、波浪による繰り返し上下・左右の揺動に対し、それ
ぞれ個別の追従揺動をするので、浮遊式枠板に無理な力
がかかることがなく寿命を延ばすことも出来るのであ
る。
【0011】
【発明の効果】この発明は上記のように、緩衝フロート
の外周を、複数本の分割された浮遊式枠体で囲み、それ
ぞれの浮遊式枠体同志を可撓性の部材で連結して枠組す
るので、従来のように緩衝フロートを係留チェーン等で
海洋構造物に固定する必要がなく、緩衝フロートの係留
チェーンによる損傷・破損を有効に防止することがで
き、また浮遊式枠体自身もその強度により緩衝効果を有
すると同時に船舶等の衝突による緩衝フロートへの衝撃
を緩和する効果がある。
【0012】更に、浮遊式枠体が複数に分割され、それ
ぞれを可撓性の連結部材で連結しているので、波浪によ
る繰り返し上下・左右の揺動に対して分割枠体それぞれ
が独自の揺動をすることができるので、橋脚等の大型海
洋構造物の緩衝フロートを取り囲む大型の浮遊式枠体の
場合において浮遊式枠体に無理な力がかかわらず長寿命
を期待でき、大型の浮遊式枠体で緩衝フロートを取り囲
む現地工事においても、浮遊式枠体を適当な大きさに分
割して分割枠体として現場へ輸送し、緩衝フロートを取
り囲んだ後、分割枠体同志を合成繊維のロープ、ゴム製
可撓ジョイント等で連結すればよいので、枠組を短時間
で行うことが出来、工期を大幅に短縮することができ
る。
【0013】また、長期の使用で連結部材が損傷したり
破損した場合でも新たな連結部材と容易に交換すること
ができ、交換、補修等の保全が容易であり、作業性を向
上させることが出来る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施した浮体式緩衝装置の平面図で
ある。
【図2】図1の側面図である。
【図3】浮体式枠体の連結方法を示す説明図である。
【図4】浮体式枠体の他の連結方法を示す説明図であ
る。
【図5】従来の浮体式緩衝装置の正面図である。
【符号の説明】
1 海洋構造物 2 緩衝フロート 4a,4b, 5a, 5b 浮遊式枠体 6 部材 7 ジョイント 8 連結部材
フロントページの続き (72)発明者 遠藤 博 兵庫県神戸市中央区海岸通(番地なし) 神戸地方合同庁舎運輸省第三港湾建設 局内 (72)発明者 松本 敏 東京都世田谷区大蔵6−18−1 (72)発明者 南 敬一 滋賀県大津市園山1丁目1番1号 東レ 株式会社滋賀事業場内 (72)発明者 森 智朗 神奈川県平塚市徳延490−1039 (56)参考文献 特開 平4−97006(JP,A) 実開 平2−112717(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02B 3/26

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 海洋構造物の周りに複数個の緩衝フロー
    トが配設され、それら複数個の緩衝フロートは、少なく
    とも2個以上の、互いに独立した浮体式枠体で囲まれて
    おり、かつ枠体同士が可撓性の部材で連結されているこ
    とを特徴とする浮体式緩衝装置。
  2. 【請求項2】 海洋構造物の周りに複数個の緩衝フロー
    トを配設し、それら複数個の緩衝フロートを、少なくと
    も2個以上の、互いに独立した浮遊式枠体で囲み、それ
    ら枠体同士を可撓性の部材で連結することを特徴とする
    浮遊式枠体の組立て方法。
JP04024015A 1992-02-10 1992-02-10 浮体式緩衝装置及び浮遊式枠体の組立て方法 Expired - Lifetime JP3116104B2 (ja)

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