JP3116061U - 織物の織成構造 - Google Patents

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敏雄 松川
進 鎌田
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株式会社松川レピヤン
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Abstract

【課題】 太糸の隣(一方隣り、あるいは、両隣り)に細糸を用い、これを一組として、これら多数組みを用いて編成し、かつ、太い糸と細い糸とを、異なった色彩にして織物を編成し、該織物を見る方向によって、異なった色彩に見えたり、一方で見える文字や図形が、他方から見ると、色彩や文字や図形が消えたように見える特殊な織物の織成方法を開発・提供することにある。
【解決手段】 緯糸と経糸とからなる織物を編成する織成方法において、緯糸A、経糸B、あるいは緯糸と経糸を、太糸Xと、該太糸Xに隣接して、その両側に細糸Y,Zをそれぞれ設け、これら3本の糸X,Y,Zを一組とし、かつ、太糸Xと細糸Y、細糸Zを全て異なった色彩に着色するか、あるいは、太糸Xと1本の細糸Yか、Zを同じ色彩に着色し、残り1本の細糸Zか、Yを、これらとは、異なった色彩にし、これら複数組を、順次、列設して織成する織物の織成方法からなる。
【選択図】 図1

Description

この考案は、織物の織成構造に関するものである。
従来、緯糸と経糸とを編成して織物とする織成方法には、シャトル織機、ニードル織機、レピヤ織機、エヤー織機、ドビー織機等の織機を用いて織成されている。
このように、前記の織機を用いて、織ネーム、マーク、ワッペン、テープ等の商品、表生地、裏生地等の和洋生地、帯、レース等のあらゆる織物が形成されている。
そして、緯糸と経糸を、複数種類の組織パターンを利用して織り方を変えて、種々の地模様の織物を織り込んだものは存在する。(例えば、特許文献1のように)
特開平8−246293号公報
また、これらの織機を用いて織成する織物方法において、緯糸と経糸と色彩の異なる模様経糸を用いて表面に絣様の文様を形成し、織り方によって表面に表したり表れないにする方法は、存在する。(例えば、特許文献2のように)
特開2003−293246号公報
そこで、この考案は、上記の発明等とは異なり、新しい織物の編成構造を創作するものであり、太糸の隣(一方隣り、あるいは、両隣り)に細糸を用い、これを一組として、これら多数組みを用いて編成し、かつ、太い糸と細い糸とを、異なった色彩(太い糸と細い糸1本だけを同じ色彩にする場合もある)にして織物を編成し、該織物を見る方向によって、異なった色彩に見えたり、一方で見える文字や図形が、他方から見ると、色彩や文字や図形が消えたように見える特殊な織物の織成構造を開発・提供することにある。
そして、この考案は、太糸の両隣りに細糸をそれぞれ用い、これら3本の糸を一組として、これらを多数組を用いて編成し、かつ、太糸と細糸とを、異なった色彩、或いは、太糸と細糸1本だけは同じ色彩にし、他の細糸は異なった色彩にして織物を編成することにより、新たな織物の編成構造を開発・提供することにある。
この考案によると、この方法により編成された織物は、一方側(図1の左側の矢印L)の斜め上方から見ると、太糸(X)が死角となり、該太糸(X)に隣接する手前の細糸(Z)はそのまま見えるが太糸(X)の後側に位置する細糸(Y)が、太糸(X)により隠れてしまい、この細糸(Y)に着色した色彩も、すべて隠れてしまう。また、他方側(図1の右側の矢印R)の斜め上方から見ると、前述の隠れてしまった細糸(Y)は、太糸(X)の死角とはならず、そのままこの細糸(Y)に着色した色彩も、見えることにより、同一の織物生地でありながら、反対方向から見るとまったく、別の色彩の生地に見える織物の編成構造であり、極めて有益なる効果を奏するものである。
上記の効果により、この考案を織ネームに実施した場合、ブランドラベル機能として使用すると、ブランドラベルをカラーコピー、デジタルカメラ、スキャナ等でデータ入力しても、2つの柄がスキャンされるため、データ処理が困難となり、偽造防止機能を有することになる。
さらに、この考案によると、2方向から異なった柄を表現することが出来るため、従来2枚必要であった表示、例えば、ブランドネームと洗濯表示等を1つにまとめることが可能であり、コストダウンにつながり、更に、1つのネームで2配色を兼用することが出来、コストダウンが可能となる。
以下、この考案の最良の形態について説明すると、緯糸と経糸とからなる織物を編成する織成構造であって、緯糸(A)、経糸(B)、あるいは緯糸(A)と経糸(B)を、太糸(X)と、該太糸(X)に隣接して、その両側に細糸(Y)(Z)をそれぞれ設け、これら3本の糸(X,Y,Z)を一組とし、かつ、太糸(X)と細糸(Y)、細糸(Z)を全て異なった色彩に着色するか、あるいは、太糸(X)と1本の細糸(Yか、Z)を同じ色彩に着色し、残り1本の細糸(Zか、Y)を、これらとは、異なった色彩にし、これら複数組を、順次、列設して織成する織物の織成構造からなるものである。
以下、この考案の一実施例を、図1(a)に基づいて説明する。先ず、図1(a)はこの考案の織物の一部欠截断面図であり、(A)は、緯糸を示し、太糸(X)と二本の細糸(Y,Z)からなる3本の糸を一組として、経糸に使用する場合であり、この経糸のうち、太糸(X)と、該太糸(X)に隣接して細糸(Y)、細糸(Z)を設け、これら太糸(X)、細糸(Y,Z)の3本の糸を一組とし、図1の太糸(X)と、該太糸の右隣りに位置する細糸(Y)を白色とし、太糸(X)の左隣りに位置する細糸(Z)を赤色に着色し、これらの複数組を順次、列設して織成することを特徴とする織物の織成構造から構成されるものである。
尚、太糸(X)の太さは、150d〜600dであり、細糸(Y,Z)は、30d〜300dであり、素材は、ポリエステル、または、ナイロン、レーヨン、その他すべての糸の使用が可能である。
そして、太糸(X)、細糸(Y,Z)に、熱溶着糸の部分的にカバーリングし、製織加工後、熱風にて加熱処理することで、太糸(X)、細糸(Y,Z)がずれないように固定することも可能となる。
製織加工後の糸の移動を安定させるため、太糸(X)、細糸(Y,Z)を強撚加工することも可能である。
さらに、太糸(X)、細糸(Y,Z)にモノフィラメントを使用した場合、シャープな柄を表現することが可能となり、逆に、太糸(X)、細糸(Y,Z)の太さや表現形状を変えることで不規則な表情を持たせることも可能である。
そして、上記考案を、左側斜め上方(矢印L)から見た場合、図1(b)に示すように、赤色の細糸(Z)は、そのまま見えるが、右側斜め上方(矢印R)から見た場合、図1(c)に示すように、右側斜め上方から見た場合赤色の細糸(Z)は、白色の太糸(X)の影にかくれて、見えず、また、白色の太糸(X)の右隣りに位置する白色の細糸(Y)は、白色の太糸(X)と共に見える結果、全面白色に見えるものである。
次に、この考案の他の実施例を図2(a)に基づいて説明すると、緯糸と経糸とからなる織物を編成する織成方法において、緯糸、経糸、あるいは緯糸と経糸を、織物の全部、あるいは一部に、それぞれ異なった色彩の糸で、太い糸(X)と、該太い糸(X)に隣接して、その両側に細い糸(Y)(Z)をそれぞれ設け、これら三本の糸を一組の糸とし、これら三本の糸(X,Y,Z)をそれぞれ異なった色彩にし、これらを順次、列設して織成することを特徴とする織物の織成構造から構成される。
尚、この考案において、太糸1本と細糸2本、合計3本を一組とし、これを複数組、列設して編成するのを、経糸に用いることを説明したが、緯糸に用いてもよく、あるいは、経糸と緯糸の両方に使用して編成してもよいものである。
以上のように、この構造を用いれば、柄を表現することも出来、逆に消すことも可能となり、デザインを変化させることも可能となる。
この考案の織物の編成構造の技術を確立し、実施・製造することにより、産業上の利用可能性を有する。
この考案の一実施例を示し、(a)は、一部欠截断面図であり、(b)は、図1(a)の左側から見た説明図であり、(c)は、図1(a)の右側から見た説明図である。 この考案の他の実施例を示し、(a)は、一部欠截断面図であり、(b)は、図2(a)の左側から見た説明図であり、(c)は、図2(a)の右側から見た説明図である。
符号の説明
A 緯糸
B 経糸
X 太糸
Y 細糸
Z 細糸
L 矢印
R 矢印

Claims (2)

  1. 緯糸と経糸とからなる織物を編成する編成構造であって、緯糸、経糸、あるいは緯糸と経糸を、太糸(X)と、該太糸(X)に隣接して、その両側に細糸(Y)(Z)をそれぞれ設け、これら3本の糸(X,Y,Z)を、太糸(X)と1本の細糸(Yか、Z)を同じ色彩に着色し、残り1本の細糸(Zか、Y)を、これらとは、異なった色彩にし、これら3本の糸を一組とし、これら複数組を、順次、列設して織成することを特徴とする織物の織成構造。
  2. 緯糸と経糸とからなる織物を編成する織成構造であって、緯糸、経糸、あるいは緯糸と経糸を、太糸(X)と、該太糸(X)に隣接して、その両側に細糸(Y)(Z)をそれぞれ設け、これら3本の糸(X,Y,Z)を、それぞれ異なった色彩に着色し、これら3本の糸を一組とし、これら複数組を、順次、列設して織成することを特徴とする織物の織成構造。
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