JP3116006U - 継手 - Google Patents
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Abstract
【課題】 部品点数を増やすことなく、手摺などの接続作業の容易化を図ることができ、これにより、施工コストを低くすることができる継手を提供する。
【解決手段】 継手10は、手摺の端部が接続される第1の接続部12と、手摺の端部が接続される第2の接続部13と、両接続部12,13間に介装された球体(又は円筒体)14とを備え、球体14は、2つに分割された半球体16a,16bを分割面で互いに接して球を形成し、半球体16aの開口部に該開口部から突出する回動部17が形成されて、回動部17が半球体16bの開口部に相対回動可能に嵌合され、第1の接続部12が、半球体16bに固定されるともに、半球体16aには回動部17の軸方向に掛止状態にあるが、軸を中心とする円周方向に回転可能であり、第2の接続部13が、半球体16aに固定され、半球体16bには回動部17の軸方向に掛止し回転可能である。
【選択図】 図2
【解決手段】 継手10は、手摺の端部が接続される第1の接続部12と、手摺の端部が接続される第2の接続部13と、両接続部12,13間に介装された球体(又は円筒体)14とを備え、球体14は、2つに分割された半球体16a,16bを分割面で互いに接して球を形成し、半球体16aの開口部に該開口部から突出する回動部17が形成されて、回動部17が半球体16bの開口部に相対回動可能に嵌合され、第1の接続部12が、半球体16bに固定されるともに、半球体16aには回動部17の軸方向に掛止状態にあるが、軸を中心とする円周方向に回転可能であり、第2の接続部13が、半球体16aに固定され、半球体16bには回動部17の軸方向に掛止し回転可能である。
【選択図】 図2
Description
本考案は、例えば、2本の手摺(軸部材)の端部同士を互いに相対回動可能に接続する継手に関する。
階段、スロープ等に設置される手摺(軸部材)は、躯体形状により水平から傾斜に、直線からコーナに変化するため、手摺の設置に際しては、躯体形状に応じて手摺を接続していく必要がある。
従来、水平部や直線部での手摺の接続は、図5(a)に示すように、円筒状のパイプ材等からなる直管継手1を用いて該継手1の両端部にそれぞれ手摺2を接続し、また、水平部と傾斜部との間での手摺の接続或いは直線部とコーナ部との間での手摺の接続は、図5(b)に示すように、円筒状のパイプ材等を屈曲成形して互いに軸線が交差する曲がり継手3を用い、該継手3の両端部にそれぞれ手摺2を接続している。
従来、水平部や直線部での手摺の接続は、図5(a)に示すように、円筒状のパイプ材等からなる直管継手1を用いて該継手1の両端部にそれぞれ手摺2を接続し、また、水平部と傾斜部との間での手摺の接続或いは直線部とコーナ部との間での手摺の接続は、図5(b)に示すように、円筒状のパイプ材等を屈曲成形して互いに軸線が交差する曲がり継手3を用い、該継手3の両端部にそれぞれ手摺2を接続している。
このような手摺のための継手を改良するために、回動自在な継ぎ手構造が提案されている(特許文献1参照)。この継ぎ手構造は、球の中心線を通る面で分離され、且つ該分離面を掌合させて互いに回動自在に連結された半球状の自在継ぎ手部5A,6Aを有する一対の継ぎ手部材5,6と、上記分離面と直交する方向の上記球の中心線で、上記両自在継ぎ手部5A,6Aを互いに回動自在に連結する連結部材7と、上記分離面を通る上記球の中心線に沿った上記両自在継ぎ手部5A,6Aの外側面に一体に突出形成された接合軸部5B,6Bとを具備することを特徴とする継ぎ手構造であるが、その製作に際しては、半球状の自在継ぎ手部5A,6Aの外側面に一体に突出形成された接合軸部5B,6Bを持つ関係で、これらの部品は鋳造によらなければ製造できないので高価であり、また球の内部に、その中心線で上記両自在継ぎ手部5A,6Aを互いに回動自在に連結する連結部材7を設けるために、構造が非常に複雑であった。
この継ぎ手とは構造が異なる別の継ぎ手構造も提案されているが(特許文献2参照)、基本的な構造は共通している。
特開平11−22706号公報
特開平11−153127号公報
この継ぎ手とは構造が異なる別の継ぎ手構造も提案されているが(特許文献2参照)、基本的な構造は共通している。
しかしながら、従来においては、階段やスロープ等の傾斜角度は躯体形状によって異なるため、図5(b)に示すように、円筒状のパイプ材等を屈曲成形して互いに軸線が交差する曲がり継手3を用いる場合には、予め交差角度が異なる他種類の継手を用意し、これらの継手の中から階段やスロープ等の傾斜角度に対応する交差角度の継手を選択してから手摺を接続する必要がある。
このため、継手の部品点数が増えると共に、手摺の接続作業が面倒になって施工コストを低くする妨げになるという問題がある。
また、従来提案されている手摺のための継ぎ手構造は、構造も複雑であり、製造のコストも高いものである。
このため、継手の部品点数が増えると共に、手摺の接続作業が面倒になって施工コストを低くする妨げになるという問題がある。
また、従来提案されている手摺のための継ぎ手構造は、構造も複雑であり、製造のコストも高いものである。
本考案は、このような不都合を解消するためになされたものであり、その目的は、部品点数を増やすことなく、軸部材の接続作業の容易化を図ることができ、構造が簡単で容易に製作することができ、これにより、施工コストを低くすることができる継手を提供することにある。
本考案は、下記の手段によって上記の課題を解決した。
(1)2つの軸部材の端部同士を接続する継手であって、
前記2つの軸部材のうちの一方の軸部材の端部が接続される第1の接続部と、
他方の軸部材の端部が接続される第2の接続部と、
前記第1の接続部と前記第2の接続部との間に介装された球体とを備え、
該球体は、2つに分割された半球体を分割面で互いに接して球体を形成するとともに、一方の半球体の開口部に該開口部の周縁から突出する回動部が形成されて、該回動部が他方の半球体の開口部の周縁に相対回動可能に、かつ軸方向に移動しないように嵌合され、
前記第1の接続部が、前記他方の半球体に固定されるともに、前記一方の半球体には前記回動部の軸方向に掛止状態にあるが、前記回動部の軸を中心とする円周方向には回転可能になっており、前記第2の接続部が、前記一方の半球体に固定されるとともに、前記他方の半球体には前記回動部の軸方向に掛止状態にあるが、前記回動部の軸を中心とする円周方向には回転可能になっていることを特徴とする継手。
(1)2つの軸部材の端部同士を接続する継手であって、
前記2つの軸部材のうちの一方の軸部材の端部が接続される第1の接続部と、
他方の軸部材の端部が接続される第2の接続部と、
前記第1の接続部と前記第2の接続部との間に介装された球体とを備え、
該球体は、2つに分割された半球体を分割面で互いに接して球体を形成するとともに、一方の半球体の開口部に該開口部の周縁から突出する回動部が形成されて、該回動部が他方の半球体の開口部の周縁に相対回動可能に、かつ軸方向に移動しないように嵌合され、
前記第1の接続部が、前記他方の半球体に固定されるともに、前記一方の半球体には前記回動部の軸方向に掛止状態にあるが、前記回動部の軸を中心とする円周方向には回転可能になっており、前記第2の接続部が、前記一方の半球体に固定されるとともに、前記他方の半球体には前記回動部の軸方向に掛止状態にあるが、前記回動部の軸を中心とする円周方向には回転可能になっていることを特徴とする継手。
(2)2つの軸部材の端部同士を接続する継手であって、
前記2つの軸部材のうちの一方の軸部材の端部が接続される第1の接続部と、
他方の軸部材の端部が接続される第2の接続部と、
前記第1の接続部と前記第2の接続部との間に介装された円筒体とを備え、
該円筒体は、円筒体を横に2つに分割した形状の円筒体を分割面で互いに接して円筒体を形成するとともに、一方の円筒体の開口部に該開口部の周縁から突出する回動部が形成されて、該回動部が他方の半円筒体の開口部の周縁に相対回動可能に、かつ軸方向に移動しないように嵌合され、
前記第1の接続部が、前記他方の円筒体に固定されるともに、前記前記一方の円筒体には前記回動部の軸方向に掛止状態にあるが、前記回動部の軸を中心とする円周方向には回転可能になっており、前記第2の接続部が、前記一方の円筒体に固定されるとともに、前記他方の円筒体には前記回動部の軸方向に掛止状態にあるが、前記回動部の軸を中心とする円周方向に回転可能になっていることを特徴とする継手。
(3)前記第1の接続部及び前記第2の接続部がそれぞれ中空パイプであり、前記第1の接続部の縁端部が一方の半球体又は円筒体の上に突出し、また前記第2の接続部の縁端部が他方の半球体又は円筒体の上に突出することにより、前記回動部の軸方向に掛止状態にあるようにしたことを特徴とする前記(1)又は(2)記載の継手。
(4)前記軸部材が、手摺又はフェンスであることを特徴とする前記(1)又は(2)記載の継手。
前記2つの軸部材のうちの一方の軸部材の端部が接続される第1の接続部と、
他方の軸部材の端部が接続される第2の接続部と、
前記第1の接続部と前記第2の接続部との間に介装された円筒体とを備え、
該円筒体は、円筒体を横に2つに分割した形状の円筒体を分割面で互いに接して円筒体を形成するとともに、一方の円筒体の開口部に該開口部の周縁から突出する回動部が形成されて、該回動部が他方の半円筒体の開口部の周縁に相対回動可能に、かつ軸方向に移動しないように嵌合され、
前記第1の接続部が、前記他方の円筒体に固定されるともに、前記前記一方の円筒体には前記回動部の軸方向に掛止状態にあるが、前記回動部の軸を中心とする円周方向には回転可能になっており、前記第2の接続部が、前記一方の円筒体に固定されるとともに、前記他方の円筒体には前記回動部の軸方向に掛止状態にあるが、前記回動部の軸を中心とする円周方向に回転可能になっていることを特徴とする継手。
(3)前記第1の接続部及び前記第2の接続部がそれぞれ中空パイプであり、前記第1の接続部の縁端部が一方の半球体又は円筒体の上に突出し、また前記第2の接続部の縁端部が他方の半球体又は円筒体の上に突出することにより、前記回動部の軸方向に掛止状態にあるようにしたことを特徴とする前記(1)又は(2)記載の継手。
(4)前記軸部材が、手摺又はフェンスであることを特徴とする前記(1)又は(2)記載の継手。
本考案によれば、2つの軸部材が接続される第1の接続部及び第2の接続部が球体又は円筒体を介して互いに相対回動することができるので、躯体形状の変化に応じて回動角度を調整することにより、2つの軸部材の交差角度を任意の角度に設定することができる。この結果、部品点数を増やすことなく、軸部材の接続作業の容易化を図ることができ、これにより、施工コストを低くすることができる。
また、第1の接続部と第2の接続部との間に球体又は円筒体を配置しているので、継手表面に危険な突起や接続用ボルト類が出っ張らない構造にすることができる。このため手摺に適用した場合、手に対して滑らかであって、手を傷つけたりする危険がない。また、フェンスに用いた場合には、接続状態を滑らかにすることができる。
また、第1の接続部と第2の接続部との間に球体又は円筒体を配置しているので、継手表面に危険な突起や接続用ボルト類が出っ張らない構造にすることができる。このため手摺に適用した場合、手に対して滑らかであって、手を傷つけたりする危険がない。また、フェンスに用いた場合には、接続状態を滑らかにすることができる。
以下、本考案の実施の形態の一例を図を参照して説明する。
図1は本発明の実施の形態の一例である継手を説明するための図、図2は図1のA−A線断面図である。
本考案の実施の形態の一例である継手10は、図1及び図2に示すように、2本の丸パイプからなる手摺11a,11bのうちの一方の手摺11aの端部が接続される第1の接続部12と、他方の手摺11bの端部が接続される第2の接続部13と、第1の接続部12と第2の接続部13との間に介装された球体14とを備えている。
第1の接続部12及び第2の接続部13は、いずれも例えばステンレス鋼等の丸パイプ材で形成されており、球体14から離間する側の端部外周面には、手摺11a,11bをスムースに嵌合するために、球体14から離間する方向に次第に縮径するテーパ面15が形成されている。なお、図2(b)に第1の接続部材の側面図を示す。
図1は本発明の実施の形態の一例である継手を説明するための図、図2は図1のA−A線断面図である。
本考案の実施の形態の一例である継手10は、図1及び図2に示すように、2本の丸パイプからなる手摺11a,11bのうちの一方の手摺11aの端部が接続される第1の接続部12と、他方の手摺11bの端部が接続される第2の接続部13と、第1の接続部12と第2の接続部13との間に介装された球体14とを備えている。
第1の接続部12及び第2の接続部13は、いずれも例えばステンレス鋼等の丸パイプ材で形成されており、球体14から離間する側の端部外周面には、手摺11a,11bをスムースに嵌合するために、球体14から離間する方向に次第に縮径するテーパ面15が形成されている。なお、図2(b)に第1の接続部材の側面図を示す。
球体14は、2つに分割された半球体16a,16bを分割面で互いに接合することにより、第1の接続部12及び第2の接続部13の外径より若干大径の球を形成している。半球体16a,16bは、例えばステンレス鋼等のプレス成形品とされており、一方の半球体16aの開口部には、図2に示すように、開口部の周縁から突出するリング部材等からなる回動部17が溶接W等の固定手段により固定され、該回動部17は他方の半球体16bの開口部の周縁に相対回動可能に嵌合されている。これにより、一方の半球体16aが他方の半球体16bに対して相対回動可能に嵌合されている。なお、回動部17はプレスにより一方の半球体16aと一体に成形されてもよく、また開口部の全周に設けられていなくてもよい。
そして、第1の接続部12の端部開口を、回動部17の軸線に直交する方向から球体14と略同心位置で該球体14の外面にあてがい、この状態で他方の半球体16bの外面に第1の接続部12の端部開口縁を溶接W等の固定手段により固定するとともに、第2の接続部13の端部開口を、第1の接続部12の反対側で回動部17の軸線に直交する方向から球体14と略同心位置で該球体14の外面にあてがい、この状態で一方の半球体16aの外面に第2の接続部13の端部開口縁を溶接W等の固定手段により固定する。これにより、第1の接続部12及び第2の接続部13が互いに相対回動可能に球体14に固定される。
かかる固定状態においては、一方の半球体16aは第1の接続部12の端部開口縁18に掛止して回動部17の軸線方向の移動が規制されるとともに、他方の半球体16bは第2の接続部13の端部開口縁18に掛止して回動部17の軸線方向の移動が規制されるので、半球体16aとの接触により保持されて脱落することがなく、更には、第1の接続部12及び第2の接続部13の軸方向と直交する方向への移動は球体14内部の回動部17により規制され、軸を中心とする円周方向の回転だけが可能となる。
このように、この実施の形態では、2つの手摺11a,11bが嵌合等により接続される第1の接続部12及び第2の接続部13が球体14を介して互いに相対回動することができるので、躯体形状により階段やスロープ等の傾斜角度が変化しても該傾斜角度の変化に応じて回動角度を調整することにより、2つの手摺11a,11bの交差角度を任意の角度に設定することができる。この結果、部品点数を増やすことなく、手摺11a,11bの接続作業の容易化を図ることができ、これにより、施工コストを低くすることができる。
前記の回動部17は、図2に示すように、環状部材を半球体16aの開口部内面に溶接することにより形成してよいが、半球体16aの製作工程において突出する部分を一体に成形してもよく、その場合反対側の半球体16bの開口部の形状を前記の突出する環状部材と滑らかに摺動できるように形成しておくこともできる。
このように、この実施の形態では、2つの手摺11a,11bが嵌合等により接続される第1の接続部12及び第2の接続部13が球体14を介して互いに相対回動することができるので、躯体形状により階段やスロープ等の傾斜角度が変化しても該傾斜角度の変化に応じて回動角度を調整することにより、2つの手摺11a,11bの交差角度を任意の角度に設定することができる。この結果、部品点数を増やすことなく、手摺11a,11bの接続作業の容易化を図ることができ、これにより、施工コストを低くすることができる。
前記の回動部17は、図2に示すように、環状部材を半球体16aの開口部内面に溶接することにより形成してよいが、半球体16aの製作工程において突出する部分を一体に成形してもよく、その場合反対側の半球体16bの開口部の形状を前記の突出する環状部材と滑らかに摺動できるように形成しておくこともできる。
また、第1の接続部12と第2の接続部13との間に球体14を配置しているので、継手表面に有害な突起や接続用ボルト類が出っ張らないようにすることができる。
なお、本考案の軸部材、第1の接続部、第2の接続部、球体、半球体、半球体の開口部、回動部等は、上記実施の形態に例示したものに限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、上記実施の形態では、第1の接続部12及び第2の接続部13に手摺11a,11bをそれぞれ外嵌して接続する場合を例示したが、これに限定されず、第1の接続部12及び第2の接続部13に手摺11a,11bをそれぞれ内嵌して接続してもよく、或いは、第1の接続部12及び第2の接続部13にそれぞれ手摺11a,11bを突き合わせ溶接等で接続してもよい。
なお、本考案の軸部材、第1の接続部、第2の接続部、球体、半球体、半球体の開口部、回動部等は、上記実施の形態に例示したものに限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、上記実施の形態では、第1の接続部12及び第2の接続部13に手摺11a,11bをそれぞれ外嵌して接続する場合を例示したが、これに限定されず、第1の接続部12及び第2の接続部13に手摺11a,11bをそれぞれ内嵌して接続してもよく、或いは、第1の接続部12及び第2の接続部13にそれぞれ手摺11a,11bを突き合わせ溶接等で接続してもよい。
図3は本発明の実施の形態の別の一例である継手を説明するための図、図4は図3のA−A線断面図である。
本考案の実施の形態の別の一例である継手20は、手摺が角パイプである場合に適用できるようにしたものであり、図3及び図4に示すように、2本の角パイプからなる手摺21a,21bのうちの一方の手摺21aの端部が接続される第1の接続部22と、他方の手摺21bの端部が接続される第2の接続部23と、第1の接続部22と第2の接続部23との間に介装された円筒体24とを備えている。
第1の接続部22及び第2の接続部23は、いずれも例えばステンレス鋼等の角パイプ材で形成されており、円筒体24から離間する側の端部外周面には、手摺21a,21bをスムースに嵌合するために、円筒体24から離間する方向に次第に縮径するテーパ面25が形成されている。なお、図4(b)に第1の接続部材の側面図を示す。
本考案の実施の形態の別の一例である継手20は、手摺が角パイプである場合に適用できるようにしたものであり、図3及び図4に示すように、2本の角パイプからなる手摺21a,21bのうちの一方の手摺21aの端部が接続される第1の接続部22と、他方の手摺21bの端部が接続される第2の接続部23と、第1の接続部22と第2の接続部23との間に介装された円筒体24とを備えている。
第1の接続部22及び第2の接続部23は、いずれも例えばステンレス鋼等の角パイプ材で形成されており、円筒体24から離間する側の端部外周面には、手摺21a,21bをスムースに嵌合するために、円筒体24から離間する方向に次第に縮径するテーパ面25が形成されている。なお、図4(b)に第1の接続部材の側面図を示す。
円筒体24は、2つに分割された円筒体26a,26bを分割面で互いに接することにより、第1の接続部22及び第2の接続部23の外寸より若干大径の円筒体を形成している。円筒体26a,26bは、例えばステンレス鋼管等とされており、一方の円筒体26aの開口部には、図4に示すように、開口部から突出するリング部材等からなる回動部27が溶接W等の固定手段により固定され、該回動部27は他方の円筒体26bの開口部に相対回動可能に嵌合されている。これにより、一方の円筒体26aが他方の円筒体26bに対して相対回動可能に接合されている。
そして、第1の接続部22の端部開口を、回動部27の軸線に直交する方向から円筒体24と略同心位置で該円筒体24の外面にあてがい、この状態で他方の半円筒体26bの外面に第1の接続部22の端部開口縁を溶接W等の固定手段により固定するとともに、第2の接続部23の端部開口を、第1の接続部22の反対側で回動部27の軸線に直交する方向から円筒体24と略同心位置で該円筒体24の外面にあてがい、この状態で一方の円筒体26aの外面に第2の接続部23の端部開口縁を溶接W等の固定手段により固定する。これにより、第1の接続部22及び第2の接続部23が互いに相対回動可能に円筒体24に固定される。なお、前記したように、他方の半円筒体26bの外面に第1の接続部22の端部開口縁を固定するために溶接Wをする場合、図示のように、他方の半円筒体26bの円周面に溶接する方が、他方の半円筒体26bの端面(円板面)に溶接するようにするよりもねじれなどに対して強い固定をすることができる。
かかる固定状態においては、一方の円筒体26aは第1の接続部22の端部開口縁28に掛止して回動部27の軸線方向の移動が規制されるとともに、他方の円筒体26bは第2の接続部23の端部開口縁28に掛止して回動部27の軸線方向の移動が規制され、更には、第1の接続部22及び第2の接続部23の軸方向の移動は円筒体24内部の回動部27により規制される。
このように、この実施の形態では、2つの手摺21a,21bが嵌合等により接続される第1の接続部22及び第2の接続部23が円筒体24を介して互いに相対回動することができるので、躯体形状により階段やスロープ等の傾斜角度が変化しても該傾斜角度の変化に応じて回動角度を調整することにより、2つの手摺21a,21bの交差角度を任意の角度に設定することができる。この結果、部品点数を増やすことなく、手摺21a,21bの接続作業の容易化を図ることができ、これにより、施工コストを低くすることができる。図1〜図4に示す継手は、接続部が丸・角形状で形成されるフェンスの接続部に使用することができる。
また、上記実施の形態では、軸部材として手摺を例示したが、これに限定されず、手摺以外の軸部材としてもよい。
このように、この実施の形態では、2つの手摺21a,21bが嵌合等により接続される第1の接続部22及び第2の接続部23が円筒体24を介して互いに相対回動することができるので、躯体形状により階段やスロープ等の傾斜角度が変化しても該傾斜角度の変化に応じて回動角度を調整することにより、2つの手摺21a,21bの交差角度を任意の角度に設定することができる。この結果、部品点数を増やすことなく、手摺21a,21bの接続作業の容易化を図ることができ、これにより、施工コストを低くすることができる。図1〜図4に示す継手は、接続部が丸・角形状で形成されるフェンスの接続部に使用することができる。
また、上記実施の形態では、軸部材として手摺を例示したが、これに限定されず、手摺以外の軸部材としてもよい。
10 継手
11a,11b 手摺(軸部材)
12 第1の接続部
13 第2の接続部
14 球体
16a,16b 半球体
17 回動部
18 端部開口縁
20 継手
21a,21b 手摺(軸部材)
22 第1の接続部
23 第2の接続部
24 円筒体
26a,26b 円筒体
27 回動部
28 端部開口縁
11a,11b 手摺(軸部材)
12 第1の接続部
13 第2の接続部
14 球体
16a,16b 半球体
17 回動部
18 端部開口縁
20 継手
21a,21b 手摺(軸部材)
22 第1の接続部
23 第2の接続部
24 円筒体
26a,26b 円筒体
27 回動部
28 端部開口縁
Claims (4)
- 2つの軸部材の端部同士を接続する継手であって、
前記2つの軸部材のうちの一方の軸部材の端部が接続される第1の接続部と、
他方の軸部材の端部が接続される第2の接続部と、
前記第1の接続部と前記第2の接続部との間に介装された球体とを備え、
該球体は、2つに分割された半球体を分割面で互いに接して球体を形成するとともに、一方の半球体の開口部に該開口部の周縁から突出する回動部が形成されて、該回動部が他方の半球体の開口部の周縁に相対回動可能に、かつ軸方向に移動しないように嵌合され、
前記第1の接続部が、前記他方の半球体に固定されるともに、前記一方の半球体には前記回動部の軸方向に掛止状態にあるが、前記回動部の軸を中心とする円周方向には回転可能になっており、前記第2の接続部が、前記一方の半球体に固定されるとともに、前記他方の半球体には前記回動部の軸方向に掛止状態にあるが、前記回動部の軸を中心とする円周方向には回転可能になっていることを特徴とする継手。 - 2つの軸部材の端部同士を接続する継手であって、
前記2つの軸部材のうちの一方の軸部材の端部が接続される第1の接続部と、
他方の軸部材の端部が接続される第2の接続部と、
前記第1の接続部と前記第2の接続部との間に介装された円筒体とを備え、
該円筒体は、円筒体を横に2つに分割した形状の円筒体を分割面で互いに接して円筒体を形成するとともに、一方の円筒体の開口部に該開口部の周縁から突出する回動部が形成されて、該回動部が他方の半円筒体の開口部の周縁に相対回動可能に、かつ軸方向に移動しないように嵌合され、
前記第1の接続部が、前記他方の円筒体に固定されるともに、前記前記一方の円筒体には前記回動部の軸方向に掛止状態にあるが、前記回動部の軸を中心とする円周方向には回転可能になっており、前記第2の接続部が、前記一方の円筒体に固定されるとともに、前記他方の円筒体には前記回動部の軸方向に掛止状態にあるが、前記回動部の軸を中心とする円周方向に回転可能になっていることを特徴とする継手。 - 前記第1の接続部及び前記第2の接続部がそれぞれ中空パイプであり、前記第1の接続部の縁端部が一方の半球体又は円筒体の上に突出し、また前記第2の接続部の縁端部が他方の半球体又は円筒体の上に突出することにより、前記回動部の軸方向に掛止状態にあるようにしたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の継手。
- 前記軸部材が、手摺又はフェンスであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の継手。
Priority Applications (1)
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JP2005006828U JP3116006U (ja) | 2005-08-22 | 2005-08-22 | 継手 |
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JP (1) | JP3116006U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN107542233A (zh) * | 2017-09-08 | 2018-01-05 | 佛山市顺德区源精正金属制品有限公司 | 弯管转角连接结构 |
-
2005
- 2005-08-22 JP JP2005006828U patent/JP3116006U/ja not_active Expired - Fee Related
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