JPH0325058A

JPH0325058A - ナックル継手

Info

Publication number: JPH0325058A
Application number: JP2155557A
Authority: JP
Inventors: Jean-Pierre Eustache; ジャン―ピエール　ユスタシュ
Original assignee: Valeo Systemes dEssuyage SAS
Current assignee: Valeo Systemes dEssuyage SAS
Priority date: 1989-06-15
Filing date: 1990-06-15
Publication date: 1991-02-01
Also published as: US5002419A; FR2648411B1; FR2648411A1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、球体とソケットとで、第〕の部材を第２の部
材に結合するナックル継手に関し、特に、自動車のフロ
ントガラスワイパーに適用しうるナックル継手に関する
。

〔従来の技術〕

フランス特許公開第２，５０８，５７９Ａ号明細書には
、第１の杆体を第２の杆体に結合するためのナックル継
手が記載されている。

このナックル継手は、第１の杆体に装着された球状のナ
ックル部材と、第２の杆体に装着された回転用ソケット
とで構成されている。ソケットは、ナックル部材と係合
して、２個の杆体が、互いに自在に回動できるように、
かつ、回転軸を含む面内で、相手方に対して傾動できる
ようになっている。

フランス特許第１，５０４，６２０号明細書には、傾動
範囲つまり傾動角度を制限するために、ナックル部材と
それが装着された杆体との間に、円筒形のスリーブを設
け、回転用ソケットの開口する縁部をスリーブに当接さ
せることによって、傾動を制限する手段が記載されてい
る。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述の従来のものでは、第１に、ナックル部材と杆体と
の間に追加の部材として、スリーブを設けなければなら
ず、第２に、回転用ソケットの開口部の縁が、停止部と
して働らくようにしなければならないという、不利があ
る。

これは、ナックル部材をソケットにスナップ式にはめこ
んで装着できるようにしながら、ナックル継手を破損さ
せるような大きい荷重に耐え、ソケットの開口部の縁の
弾性を増加させるように、開口部の縁に、追加の孔を設
けること等が必要となり、回転用ソケットの構造が複雑
となる。

本発明は、これらの問題を解決するために、ナックル部
材と、きわめて簡単な構戊の回転用ソケットとの組み合
わせからなり、特別な構成を必要としないナックル継手
を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、本発明は、次のとおりに構
成される。

特に自動車用ワイパーに適用するナックル継手であって
、第１部材（２）に装着されたナックル部材（４）と、
第２部材（３）に装着された回転用ソケッｌ−　（Ｉｆ
）と、第１及び第２両部材（２　冫（３　）の相対的な
傾動範囲を制限するための停止部とを備えるナックル継
手において、停止部（１９）が、第１、第２部材（２）
（３）のいずれか一方に突設され、部材（２）（３）の
他方に当接しうるようになっている少くとも１個の突起
（２０）であることを特徴とするナックル継手。

停止部（１９）を、ナックル部材（４）から所要の距Ｍ
離れた位置に設けるのがよい。

突起（２０）を、部材（２）（３）の末端近くに設ける
のがよい。

突起（２０）を、円弧の一部を形成するようにして設け
るのがよい。

突起（２０）を、回転用ソケット（１１）に設けるのが
よい。

この場合、突起（２０）を、回転用ソケット（１１）と
一体的に形成するのがよい。

〔作　用〕

ナックル継手によって連結された２個の部材（２）（３
）の間に、一方の部材から他方に向けて突出する突起（
２０）を、ナックル部材（４）を中心とする適宜の半径
の円弧状等をなす停止部（１９）に設け、突起（２０）
の頂点を、対向する部材から所要の隙間を設けて近接さ
せておくことにより、２個の部材（２）（３）が相対的
に傾動する際に、突起（２０）が、対向する部材に当接
して、傾動範囲を制限する。

〔実施例〕

第１図は、本発明のナックル継手の一実施例の横断面図
、第２図は、第１図のＡ−Ａ線における横断面図である
。

第１図において、ナックル継手（１）は、第１部材であ
る第１杆体（２）と、第２部材である第２杆体（３）と
の間に配置されている。

第１杆体（２）には、この実施例では、ナックル継手の
構成部材の１つであるナックル部材（４）が、杆体（２
）に対して垂直方向として止着されている。

ナックル部材（４）は、公知のものと同じように、軸線
（ＸＸ’）を中心とする球形をなす第１部分（５）を備
えている。球形部（５）は、その上下両端を切り落して
、軸（ＸＸ’）と直交する２つの平行な上面（６）及び
下面（７）を形戊してある。球形部（５）の下面（７）
には、球形部（５）よりも小径の円柱状の軸部（８）を
、軸線方向に突設してある。

軸部（８）は、ナックル部材（４）を第１杆体（２）に
固着するためのもので、杆体（２）に設けた孔（９）に
、きつく嵌合されている。

図示の実施例において、ナックル部材（４）の下面（７
）を杆体（２）に当接させ、軸部（８）の先端を、孔（
９）を経て杆体（２）の裏面側に突出させ、この突出端
を、リベット頭（１０）のようにかしめて、下面（７）
とリベット頭（ｌＯ）とにより、杆体（２）を扶持して
固着する。

第１図示の実施例では、第２杆体（３）に設けた孔（１
２）に、回転用ソケット（１１）を装着してある。

しかし、回転用ソケット（１１）を、たとえばプレス加
工によって、杆体（３）と一体的に形成してもよく、そ
のようにしたものも、本発明の範囲に含まれる。

回転用ソケット（１１）は、公知のように、一端に開口
部（１３）を有する筒状である。回転用ソケ′ット（１
１）の内面には、開口部（ｌ３）から始まり、ナックル
部材（４）の球形部（５）の周面と合致する曲而（ｌ４
）を形戒してある。他面（ｌ４）の上方には、小径の円
筒部（ｌ５）を連接して形戒してあり、その上端は、頂
板（ＩＧ）まで達している。

ソケット（１１）の開口部（ｌ３）に近い外周面には、
環状突起０７）を突設しである。杆体（３）の孔（１２
）に環状突起（１７）を係合することによって、ソケッ
｝　（１１）は杆体（３）に固着される。

環状突起（１７）の開口部（ｌ３）側の面は、項板（１
６）とほぼ平行をなし、かつ第２杆体（３）からやや離
れている平面（１８）となっている。

以下の説明の理解を容易とするために、第１杆体（２）
とナックル部材（４）とは固着され、回転用ソケット（
１１）を取付けてある第２杆体（３）は、ナックル部材
（４）のまわりを第１杆体（２）に対して運動しうるも
のとする。

この運動は、本質的には、軸線（ＸＸ　’　）回りの回
動と、第２杆体（３）の軸線の、固定軸（ｘｘ　’　）
に対する傾動とである。どちらの場合も、ソケット（１
１）の萌面（１４）がナックル部材（４）の球形部（５
）に沿って滑ることになる。

第ｌ図は、２個の杆体（２）及び（３）が互いに平行に
なっている静止状態を示す。

回転用ソケット（１１）における開口部（ｌ３）及び平
面部（１８）は、ともに第１杆体（２）と対向している
。

第１杆体（２）と第２杆体（３）との間には、停止部（
１９〉を設け、固定側である第１杆体（２）に対する第
２杆体（３）の傾動を制限するようにしてある。

この停止部（１９）は、軸！！ａ（ＸＸ’）とほぼ平行
な突起（２０）を、ナックル部材（４）から離間した位
置に突出させることによって形成してある。

突起（２０）は、２個の杆体（２）あるいは（３）のい
ずれか一方に設ければよく、第１図示の実施例では、第
２杆体（３）に設けてある。突起（２０）は、杆体（３
）の末端部に、他方の杆体（２）に向けて設けられてい
る。

突起（２０）は、回転用ンケッ｝（１１）の平面部（１
８）に刻して、ほぼ直交しており、平面部（１８）を底
辺とする２等辺三角形の頭部を丸めた断面形を呈してい
る。突起（２０）の丸められた頭部は、第ｔ杆体（２）
に適宜の隙間を残して近接しており、回転用ソケット（
１１）と一体的に、或形加工によって形成することが望
ましい。

かくして、第１杆体（２）に対する第２杆体（３）の最
大傾斜度は、突起（２０）の頂点と、それと対向する他
方の杆体（２）との間隔によって定まることになる。

なお突起（２０）は、第２図の示すように、軸線（ＸＸ
’）回りの円周上に（図示実施例では円弧状に）、軸線
から離して設けられている。

第２杆体〈３）が傾動すると、第１図に鎖線で示すよう
に、突起（２０）の先端が第１杆体（２）に当接して、
第２杆体（３）の傾動を制止する。またこの位置では、
第２杆体（３）の中心軸線（ＹＹ’）回りの回動は、円
弧状の突起（２０）によって制限されている。

以上、本発明を図示の実施例に基づいて説明したが、本
発明は、上述内容に限定されるものではなく、各種の変
形応用を含むものである。

たとえば、２個の杆体（２）及び（３）に、それぞれ制
止用突起を、それぞれナックル部材（４）からの距離を
変えて設けてもよい。また、突起（２ｏ）を、不連続な
形状としてもよいし、完全な円形としてもよい。

なお、本発明のナックル継手は、特に自動車のフロント
ガラスワイパーへの適用を目的とするが、それに限定さ
れるものではなく、各種の広い範囲に使用できるもので
ある。

〔発明の効果〕

（ａ）ナックル継手で連結された２個の部材（２）（３
）の相対的な傾動範囲を、一方の部材に突起（２０）を
設けるだけの簡単な構或によって、確実に制限すること
ができる。

（ｂ）従来は、ナックル継手を構成する基本的な要素で
ある球形のナックル部材（４）と回転用ソケット（１１
）の他に、停止用のスリーブを追加して、傾動範囲を制
限するようにしていたため、構造が複雑になったが、本
発明では、回転用ソケット（１１）に突起（２０）を一
体的に形或する等の、きわめて簡易な構成により、実施
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例の縦断面図、第２図は、第
１図示のＡ−Ａ線における横断平面図である。（１）ナックル継手　　　（２）第１杆体（３）第２杆
体　　　　　（４）ナックル部材（５）球形部　　　　
　　（６）上面（７）下而（９）孔（１１）回転用ソケット（１３）開口部（１５）円筒部（ｌ７）環状突起（１９）停止部（８）軸部（ＩＯ）リベット頭（ｌ２）孔（１４）曲面（１６）頂板（ｌ８）平面部（２０）突起

Claims

【特許請求の範囲】

（１）特に自動車用ワイパーに適用するナックル継手で
あつて、第１部材（２）に装着されたナックル部材（４
）と、第２部材（３）に装着された回転用ソケット（１
１）と、第１及び第２両部材（２）（３）の相対的な傾
動範囲を制限するための停止部とを備えるナックル継手
において、停止部（１９）が、第１、第２部材（２）（
３）のいずれか一方に突設され、部材（２）（３）の他
方に当接しうるようになっている少くとも１個の突起（
２０）であることを特徴とするナックル継手。
（２）停止部（１９）を、ナックル部材（４）から所要
の距離離れた位置に設けたことを特徴とする請求項（１
）記載のナックル継手。
（３）突起（２０）を、部材（２）（３）の末端近くに
設けたことを特徴とする請求項（１）記載のナックル継
手。
（４）突起（２０）が、円弧の一部をなしていることを
特徴とする請求項（１）記載のナックル継手。
（５）突起（２０）を、回転用ソケット（１１）に設け
てあることを特徴とする請求項（１）記載のナックル継
手。
（６）突起（２０）を、回転用ソケット（１１）と一体
的に形成してあることを特徴とする請求項（５）記載の
ナックル継手。