JP3114976B2 - ニッケル水素二次電池 - Google Patents

ニッケル水素二次電池

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JP3114976B2 JP01215586A JP21558689A JP3114976B2 JP 3114976 B2 JP3114976 B2 JP 3114976B2 JP 01215586 A JP01215586 A JP 01215586A JP 21558689 A JP21558689 A JP 21558689A JP 3114976 B2 JP3114976 B2 JP 3114976B2
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、ニッケル水素二次電池に関し、特に水素吸
蔵合金を主成分とする陰極と陽極の容量比を適正化した
ニッケル水素二次電池に係わるものである。
(従来の技術) 現在、可逆的に水素を吸収放出させることが可能な水
素吸蔵合金を陰極とし、公知のニッケルカドミウム二次
電池に用いられているニッケルの水酸化物を陽極として
使用したニッケル水素二次電池は、大容量化を可能にす
るという点で注目されている。
前記水素吸蔵合金としては、チタン系の合金、マンガ
ン系の合金、希土類系の合金等があるが、電解液中で電
気化学的に水素の吸蔵・放出を迅速に行うことができる
合金としては、LaNi5系の合金が知られている。しかし
ながら、前記LaNi5はそのままでは電気容量、充放電サ
イクル寿命が共に満足する結果が得られず、それらの特
性と直接関係する合金内に水素が吸蔵された時の格子間
隔の変化等を考慮して他の金属元素を添加し、二次電池
の陰極に適用した時に最適な特性を持つ水素吸蔵合金を
設計する必要がある。
従来の水素吸蔵合金の研究により、Niの一部をMn、A
l、Coで置換し、LmNiaMnbAlcCod(但し、Lmはランタン
を富化したミッシュメタル)で表される組成であって、
a>3.6、d≦1、4.8≦a+b+c+d≦5.2に規定し
た水素吸蔵合金は前述した二次電池の陰極としてほぼ満
足する特性を有することが見出だされている。しかしな
がら、かかる水素吸蔵合金からなる陰極とニッケル極か
らなる陽極を組み合わせて二次電池を構成した場合、前
記水素吸蔵合金の組成が変わると、その合金の特性が変
化し、結果的には陰極特性が変化してしまう。このた
め、陰極と陽極の最適容量比が変化し、前述したLaNi5
で求めた最適容量比をそのまま適用できないという問題
があった。
水素吸蔵合金を用いたニッケル水素二次電池では、そ
の合金組成を変える度に最適な陰極と陽極の容量比を求
める必要がある。前記陰極の容量が多い程、サイクル寿
命は長くなるが、電池の容量は陽極であるニッケル極で
規制される。このため、陰極の容量を増やすことに伴っ
て陰極の体積が大きくなると、一定体積の金属製缶に発
電要素群を収納する関係から対極である陽極の体積を少
なくせざるをえず、陽極の容量が減少し、ひいては電池
容量が少なくなる。反対に、陰極の容量を減らせば電池
の容量を増やすことができるが、電極容量劣化速度は陽
極であるニッケル極よりも、陰極である水素吸蔵合金の
方が速いので、短い充放電サイクルの間で陰極の容量が
陽極の容量よりも少なくなり、その後急速に電池の容量
が減少すると共に、充電の際に陰極から水素が発生して
電池内圧の上昇を招く。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、上記従来の課題を解決するためになされた
もので、水素吸蔵合金を主成分とする陰極と陽極の容量
比を適正化し、電極容量と充放電サイクル寿命を共に満
足し得るニッケル水素二次電池を提供しようとするもの
である。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明に係わるニッケル水素二次電池は、LnNiaMnbAl
cCod(但し、Lnはランタン及びセリウムを含む希土類元
素の混合物、a>3.6、d≦1、4.8≦a+b+c+d≦
5.2を示す)で表される水素吸蔵合金を主成分とする陰
極と、ニッケル化合物を主成分とする陽極と、前記陰極
と陽極との間に介在されるセパレータとからなる発電要
素群を金属製缶に収納し、アルカリ電解液を注入し、蓋
で前記缶の開口部を密閉した構造のニッケル水素二次電
池において、 前記水素吸蔵合金のLn中のセリウム量は15%以下であ
り、 前記陰極の単位面積当りに含まれる水素吸蔵合金量を
M(g/cm2)、前記陽極の単位面積当りの容量をC(mAh
/cm2)とする時、 C=x2・M … の関係で示されるx2の値が100以上、300以下となるよう
に前記Mを設定することを特徴とするものである。
上記水素吸蔵合金としては、例えばLnNiaMnbAlcCo
d(但し、Lnはランタン単独又はランタンを含む希土類
元素の混合物、a>3.6、d≦1、4.8≦a+b+c+d
≦5.2を示す)で表されるものを挙げることができる。
前記Lnとしては、希土類元素のうちのセリウム(Ce)量
を15%以下に減し、相対的にLa量を増加させた(富化さ
せた)Lmで示されるミッシュメタルが好ましい。前記N
i、Mn、Al、Coの合計量(a+b+c+d)を4.8〜5.2
の範囲とした理由は、4.8未満及び5.2を越えた組成にす
ると水素吸蔵合金1g当りの水素吸蔵量が著しく減少する
ためである。前記Niの量a及びCoの量bを限定した理由
は、aを3.6以下、bが1を越えると、電池電圧の低下
を招くからである。前記式で表わされるより好ましい組
成比率はMn、Al、Coの含有量をそれぞれ0.1〜0.7とした
場合である。かかる組成の水素吸蔵合金は、常圧時の水
素吸蔵量が電気容量に換算して1g当り360mAh程度であ
り、、電気化学的に可逆的に吸蔵・放出で切る水素量は
1Cで充電した時に電気容量に換算して300mAhに達する。
上記ニッケル化合物を主成分とする陽極としては、例
えばスポンジ状ニッケル、ニッケル短繊維焼結体などの
三次元網状芯体にニッケル酸化物を充填、プレス成型し
たペースト式電極等を挙げることができる。
上記関係式におけるx2の値を限定した理由は、x2
300を越えると充放電サイクル寿命が低下し、一方100未
満にすると大容量の二次電池を得ることが困難となる。
より好ましいx2の値は、140〜220の範囲である。
(作用) ニッケル水素二次電池の内部では、陰極と陽極とがセ
パレータを介して密着配置されている。このように陰極
と陽極間の距離が非常に狭い場合には、電極反応は対向
している陰極と陽極間で起きる。このため、陰極と陽極
が互いに対向していない電極部分の容量をも含めて金属
製缶内に組み込まれた電子全体の容量同志の比で電池を
設計することは、電池のサイズが異なった場合もしくは
同じ電池サイズでも電極サイズが変わった場合、陰極と
陽極の最適容量比を再度、求めなけるればならず、普遍
的かつ理論的な説明手法とは言い難い。
従って、陰極と陽極の最適容量比を決定するに際して
はそれら電極が対向している面の容量比を求めることが
必要である。具体的には、陰極と陽極の単位面積当りの
容量を求めることが適切である。仮に、水素吸蔵合金か
ら電気化学的方法で可逆的に得られる容量が水素吸蔵合
金の最大水素吸蔵量から換算した容量に等しく、しかも
アルカリ電解液中で水素吸蔵合金電極が劣化せずに全く
容量減少を起こさない場合には、単位面積辺りの水素吸
蔵合金電極の容量は対極であるニッケル極の単位面積当
りの容量と等しくても構わない。即ち、前記関係式の
x1の値は1、前記関係式のx2の値は360、でもよい。
しかしながら、実際に電気化学的方法で可逆的に水素吸
蔵合金電極から得られる容量は、水素吸蔵合金の最大吸
蔵合金量から換算した容量よりも小さく、しかもアルカ
リ電解液中で徐々に酸化されるために容量減少も起こ
る。
本発明では、上述した2つの事柄を考慮して陰極に用
いられる水素吸蔵合金の最大水素吸蔵量を電気容量に換
算した値をS(mAh/g)、陰極の単位面積当りに含まれ
る水素吸蔵合金量をM(g/cm2)、前記ニッケル化合物
を主成分とする陽極の単位面積当りの容量をC(mAh/cm
2)とする時、 C=x1・S・M … で示されるx1の上限値を充放電サイクル寿命との関係で
0.8とし、下限値を容量との関係で0.3となるように前記
Mを設定することによって、水素吸蔵合金を主成分とす
る陰極と陽極の容量比を適正化し、電極容量と充放電サ
イクル寿命を共に満足したニッケル水素二次電池を得る
ことができる。
また、本発明では上述した2つの事柄を考慮して特定
の組成の水素吸蔵合金を主成分とする陰極の単位面積当
りに含まれる水素吸蔵合金量をM(g/cm2)、ニッケル
化合物を主成分とする陽極の単位面積当りの容量をC
(mAh/cm2)とする時、 C=x2・M … で示されるx2の上限値を充放電サイクル寿命との関係で
300とし、下限値を容量との関係で100となるように前記
Mを設定することによって、水素吸蔵合金を主成分とす
る陰極と陽極の容量比を適正化し、電極容量と充放電サ
イクル寿命を共に満足したニッケル水素二次電池を得る
ことができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を詳細に説明する。
実施例1 それぞれ後述する陰極、陽極としてのニッケル極及び
セパレータを用い、前記陰極と陽極の間に前記セパレー
タを介在させた状態で捲回して電池要素群とし、この電
池要素群を金属製缶内に収納し、前記陽極のリードを蓋
に接続し、アルカリ電解液を缶内に注入した後、前記蓋
を前記缶の上部開口部に取り付けて密閉し、AAサイズの
二次電池を組み立てた。なお、前記蓋には缶内部が例え
ば15kg/cm2以上になると作動し、外部にガスを逃散させ
る機構の弁が取り付けられている。また、前記陰極側は
リードを介さずに捲回時に最外周が前記缶内面に接触し
て接続されている。
前記ニッケル極は、ニッケル焼結繊維からなるる三次
元網状芯体に活物質であるニッケル酸化物を充填し、プ
レス成形することによって作製されたペースト式電極
で、単位面積当りの容量Cが35mAh/cm2、40mAh/cm2、45
mAh/cm2の3種の電極を使用した。
前記陰極は、常圧時の水素吸蔵量を電気容量に換算し
た値Sが360mAh/gであるLmNi4.2Mn0.3Al0.3Co0.3(Lm;
ランタンを富化したミッシュメタル)からなる水素吸蔵
合金を使用前にガス状水素を吸収・放出させて微粉化
し、この粉末をカーボン及びポリテトラフルオロエチレ
ン粉末と混合、混練してシート化した後、該シート状物
をニッケル網に圧着することにより作製した。なお、陰
極としては単位面積当りに含まれる水素吸蔵合金量Mを
前記関係式から求めたx1の値が前記各ニッケル極に対
して0.2、0.4、0.6、0.8、1.0となるように設定した15
種のものを用いた。
前記セパレータは、主繊維がポリオレフィンからなる
不織布で、0.2mmmのものを使用した。
前記電解液は、KOHが7規定、LiOHが1規定になるよ
うに調節したものを使用し、各電池に2.2ml注入した。
上述した二次電池を室温で1日間静置した後、0.3Cで
5時間充電、1Cで1Vまで放電させる充放電を行った。但
し、充電と放電、放電と充電の間にそれぞれ1時間の休
止時間を設けた。各電池のサイクル寿命は、電池容量が
初期サイクル(3サイクル目)の容量の90%になるまで
のサイクル数から求めた。また、充放電サイクルの途中
で弁作動したものをチェックし、弁作動したものに関し
てはその時点で充放電サイクルを中止して、その回数を
サイクル寿命として求めた。前記陰極を構成する水素吸
蔵合金のx1とサイクル寿命との関係を第1図に示す。ま
た、前記陰極を構成する水素吸蔵合金のx1と各電池の初
期サイクル(3サイクル目)の容量比の関係を第2図に
示す。容量比は、x1の値が0.6である容量を100とした時
の相対値で表した。なお、第1図、第2図中の○印は単
位面積当りの容量が35mAh/cm2のニッケル極、□印は同
容量が40mAh/cm2のニッケル極、△印は同容量が45mAh/c
m2のニッケル極を用いたものである。また、第2図にお
いてx1の値が1.0のものは3サイクル目以上で弁が作動
して容量の測定ができなかったため、記載していない。
第1図から明らかなようにx1の値が0.6以下の場合に
はサイクル寿命が全て300サイクルとなる。但し、サイ
クル寿命が300サイクルという意味ではなく、最大300サ
イクルしか行わなかったためである。x1の値が0.8にな
るとサイクル寿命はおよそ280サイクルとなり、x1の値
が1となるとたったの2サイクルとなってしまう。この
x1の値が1の時に2サイクルとなったのは、予想通り電
池内圧が上昇し、弁作動がなされたためである。従っ
て、第1図のサイクル寿命の結果よりx1の値が0.8以下
になるように陰極の水素吸蔵合金の含有量を設定する必
要があることがわかる。
また、第2図より明らかなようにx1の値が小さくなる
に伴って電池容量も小さくなるが、ニッケル極の単位面
積当たりの容量が小さい程、電池容量減少は小さくなる
ことがわかる。これは、次のような理由によるものであ
る。x1の値を小さくすることは、水素吸蔵合金の含有量
を増やすことに等しい。一定体積の金属製缶内に発電要
素群を収納するため、水素吸蔵合金の含有量を増やせば
その分だけニッケル極の体積を減少させる必要がある
が、もともとニッケル極の容量が小さく体積が小さい場
合には、減らすニッケル極の体積も少なくて済むからで
ある。ニッケル極の単位面積当りの容量が45mAh/cm2
場合は、x1の値が0.2では相対容量比が60程度まで減少
してしまう。相対容量比が60では、大容量化の点で不十
分であり、70以上となることが必要である。そのために
は、x1の値が0.3以上となるように陰極の水素吸蔵合金
の含有量を設定する必要があることがわかる。
実施例2 LmNi3.9Mn0.3Al0.3Co0.5(Lm;ランタンを富化したミ
ッシュメタル)からなる水素吸蔵合金を使用前にガス状
水素を吸収・放出させて微粉化し、この粉末をカーボン
及びポリテトラフルオロエチレン粉末と混合、混練して
シート化した後、該シート状物をニッケル網に圧着する
ことにより作製されると共に、単位面積当りに含まれる
水素吸蔵合金量Mを前記関係式から求めたx2の値が各
ニッケル極(単位面積当りの容量Cが35mAh/cm2、40mAh
/cm2、45mAh/cm2)に対して80、130、220、300、400と
なるように設定した15種の陰極を用いた以外、実施例1
と同様なAAサイズの二次電池を組み立てた。
上述した二次電池を室温で1日間静置した後、0.3Cで
5時間充電、1Cで1Vまで充電させる充放電を行った。但
し、充電と放電、放電と充電の間にそれぞれ1時間の休
止時間を設けた。各電池のサイクル寿命は、電池容量が
初期サイクル(3サイクル目)の容量の90%になるまで
のサイクル数から求めた。また、充放電サイクルの途中
で弁作動したものをチェックし、弁作動したものに関し
てはその時点で充放電サイクルを中止して、その回数を
サイクル寿命として求めた。前記陰極を構成する水素吸
蔵合金のx2とサイクル寿命の関係を第3図に示す。ま
た、前記陰極を構成する水素吸蔵合金のx2と各電池の初
期サイクル(3サイクル目)の容量比の関係を第4図に
示す。容量比は、x2の値が220である容量を100とした時
の相対値で表した。なお、第3図、第4図中の○印は単
位面積当りの容量が35mAh/cm2のニッケル極、□印は同
容量が40mAh/cm2のニッケル極、△印は同容量が45mAh/c
m2のニッケル極を用いたものである。また、第4図にお
いてx1の値が400のものは3サイクル目以上で弁が作動
して容量の測定ができなかったため、記載していない。
第3図から明らかなようにx2の値が220以下の場合に
はサイクル寿命が全て300サイクルとなる。但し、サイ
クル寿命が300サイクルという意味ではなく、最大300サ
イクルしか行わなかったためである。x2の値が300にな
るとサイクル寿命はおよそ280サイクルとなり、x2の値
が400となるとたったの2サイクルとなってしまう。こ
のx2の値が400の時に2サイクルとなったのは、予想通
り電池内圧が上昇し、弁作動がなされたためである。従
って、第3図のサイクル寿命の結果より陰極の特定組成
の水素吸蔵合金含有量をx2の値が300以下になるように
設定する必要があることがわかる。
また、第4図より明らかなようにx2の値が小さくなる
に伴って電池容量も小さくなるが、ニッケル極の単位面
積当たりの容量が小さい程、電池容量減少は小さくなる
ことがわかる。これは、次のような理由によるものであ
る。x2の値を小さくすることは、水素吸蔵合金の含有量
を増やすことに等しい。一定体積の金属製缶内に発電要
素群を収納するため、水素吸蔵合金の含有量を増やせば
その分だけニッケル極の体積を減少させる必要がある
が、もともとニッケル極の容量が小さく体積が小さい場
合には、減らすニッケル極の体積も少なくて済むからで
ある。ニッケル極の単位面積当りの容量が45mAh/cm2
場合は、x2の値が80では相対容量比が60程度まで減少し
てしまう。相対容量比が60では、大容量化の点で不十分
であり、70以上となることが必要である。そのために
は、陰極の特定組成の水素吸蔵合金の含有量をx2の値が
100以上となるように設定する必要があることがわか
る。
[発明の効果] 以上詳述した如く、本発明によれば水素吸蔵合金を主
成分とする陰極と陽極の容量比を適正化し、電極容量と
充放電サイクル寿命を共に満足し得るニッケル水素二次
電池を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はx1の値とサイクル寿命との関係を示す特性図、
第2図はx1の値と容量比との関係を示す特性図、第3図
はx2の値とサイクル寿命との関係を示す特性図、第4図
はx2の値と容量比との関係を示す特性図である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】LnNiaMnbAlcCod(但し、Lnはランタン及び
    セリウムを含む希土類元素の混合物、a>3.6、d≦
    1、4.8≦a+b+c+d≦5.2を示す)で表される水素
    吸蔵合金を主成分とする陰極と、ニッケル化合物を主成
    分とする陽極と、前記陰極と陽極との間に介在されるセ
    パレータとからなる発電要素群を金属製缶に収納し、ア
    ルカリ電解液を注入し、蓋で前記缶の開口部を密閉した
    構造のニッケル水素二次電池において、 前記水素吸蔵合金のLn中のセリウム量は15%以下であ
    り、 前記陰極の単位面積当りに含まれる水素吸蔵合金量をM
    (g/cm2)、前記陽極の単位面積当りの容量をC(mAh/c
    m2)とする時、 C=x2・M … の関係で示されるx2の値が100以上、300以下となるよう
    に前記Mを設定することを特徴とするニッケル水素二次
    電池。
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