JP3114668U - 図形学習補助用具 - Google Patents
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Abstract
【課題】上面と底面の両端に突起体(オス留め具)と嵌合槽(メス留め具)をそれぞれ備え、これら相互に対応する突起体と嵌合槽の設置により、簡単に板体を連結でき、さまざまな幾何図形を組立が可能で、また、一点上の積重ねや多層に重ねる組立が可能で、より変化に富んだ図形を形成することができる幾何図形学習補助用具の提供をすること。
【解決手段】細長い形状の板体7から成り、該板体の上面及び底面の両端に相互に対応する突起体8(オス留め具)と嵌合槽9(メス留め具)をそれぞれ設け、板体両面の両端に該突起体と該嵌合槽を設置することで、板体を相互に結合させることができ、簡単で安全に操作でき、且つ、板体両端を多層に重ねることができ、各種図形を形成することができる。
【選択図】図6
【解決手段】細長い形状の板体7から成り、該板体の上面及び底面の両端に相互に対応する突起体8(オス留め具)と嵌合槽9(メス留め具)をそれぞれ設け、板体両面の両端に該突起体と該嵌合槽を設置することで、板体を相互に結合させることができ、簡単で安全に操作でき、且つ、板体両端を多層に重ねることができ、各種図形を形成することができる。
【選択図】図6
Description
本考案は、図形学習補助用具に関し、詳細には、板体上面及び底面に相互に対応する突起体(オス留め具)と嵌合槽(メス留め具)をそれぞれ設置し、使用者がこの図形学習補助用具を組み合わせて図形を作成するとき、容易且つ安全に板体を相互に結合させることができ、また複数の板体を組み合わせ相互に結合させることで、様々な図形に変化させることができ、使用が簡単で便利な、図形学習補助用具に関する。
現在、教育状の改革が継続的に行われており、授業も変化に富むようになってきており、学校の教師の教え方もよりアクティブになっているが、生徒たちに難しい理論や抽象的概念を理解させる際、学習補助教材が非常に重要となる。良い教材は、教師が教えようとしている抽象的理論を簡単に生徒たちに理解させることができる。例えば、数学における幾何学的概念や化学における化学結合の構造等は、補助教材を通し、よりはっきりと教師が教えようとする理論を生徒に理解させることができ、且つ、教師と野間により良い相互作用を生むことができる。良い補助教材は、教師が教えようとする理論を生徒により簡単に理解させる必要があるだけでなく、授業において即時に操作をする必要があるため、安全・便利で操作が容易でなければならず、また、生徒に興味を持たせ、インタラクティブな授業で生徒が楽しみながら学習し、学理上収穫を得るためには変化に富んでいる必要もある。
数学科目の幾何図形を例にとってみると、従来の教学方法では、幾何図形を教えるとき、黒板上に三角形や多角形などの図形を描くことしかできず、角度の計測を学習するときは、教科書や紙面上の図形の角度を計測することしかできない。また、ピタゴラスの定理や正弦定理等、相似三角形、全等三角形等の証明、また面積の計算が等しい等の証明には、従来の教学方法では平面の紙面上または黒板上に図形を描いてしか生徒の理解を促すことができず、これでは生徒に概念を深く理解させることは難しい。このため、幾何図形の学習補助用具で生徒によりはっきりと幾何図形の理論を理解させることが必要である。
図1に示すように、従来の幾何図形の学習補助用具は、長方形の板体1の一端に突起体2(オス留め具)を設け、別の一端に通孔3(メス留め具)を設けている。この突起体2とそれに対応する通孔3は共に円形である。図2に図1の側面断面図を示す。この図から分かるように、板体1は突起体2を通孔3に穿置して別の板体1と相互に連結され、この板体1の別の一端の通孔3にも別の板体1の突起体2が穿置され、このように突起体2と通孔3を相互に対応させて接合していく方法で2つの板体1を連結することができる。図3に図2の立体斜視図を示す。この図に示すように、板体1の一端の突起体2と別の板体1の通孔3が相互に連結され、板体1の別の一端の通孔3にもまた別の板体1の突起体2が連結され、この方法で3つの板体1が相互に接合され、三角形の図形を形成することができる。
しかしながら、従来の幾何図形学習補助用具の板体は、板体1上の一端に突起体2、別の一端に通孔3が設けられており、通孔3を設けた一端は突起体2を備えた一端しか連結できず、使用時には通孔3を備えた一端と突起体2を備えた一端とを組み合わせる必要があり、板体1の突起体2が別の板体1の通孔3に連結されている場合、この面にさらに別の板体1を連結させることはできず、組立時に制限を受け、組立の際に突起体2を備えた2つの面または通孔3を備えた2つの面を接合させることができないため、図形を完成させることができなくなり、一定の幾何図形は組み立てることができなくなる。さらに、板体1は突起体2と通孔3を備えているのみであるため、板体1の一端には別の板体1を1つだけしか連結できず、同じ一端に複数の板体1を連結することはできないため、多層に重ねたり、一点上に積み重ねる組合せは不可能であり、組立上も制限を受け、二層のみの組立となり、三層目を重ねることはできない。そのため、図形の組立も制限を受け、組み立てることのできる図形は変化に乏しく、教学上もまた制限を受ける。
図4に別の従来の幾何図形学習補助用具の板体を示す。この図に示すように、板体4は長細い形状であり、その両端にそれぞれ円形孔5を設け、リベット6を2つの板体4の円形孔5に穿通して2つの板体4を連結するものである。図5に図4の連結後の断面図を示す。この図から分かるように、リベット6を2つの板体4の円形孔5に穿通した後、リベット6の先端部を外側へ向かって湾曲し、2つの板体4を固定する。これにより板体4はリベット6によって相互に連結され、幾何図形を形成することができる。操作時には、まず作成する図形に板体4を配置し、リベット6で2つの板体4を連結し、最後にリベット6の先端部を湾曲して2つの板体4を固定する。リベット6を湾曲する必要があるため、リベット6を使用して板体4を固定する際に補助的工具が必要になることもあり、操作上不便であるだけでなく、生徒に教える前に予め組み立てておく必要がある場合もあり、即時に学習に用いるには不便である。また、リベット6の先端部分は非常に鋭いため、操作上、一定の危険があり、幼い児童の学習に用いる場合は、児童の手を傷つけてしまう可能性もある。さらに、リベット6は小さな部材であるため、脱落したりすると児童が飲み込んでしまったり、怪我をしてしまったりする可能性もある。加えて、リベット6の先端部は一定の高さ制限があるため、2つの板体4しか連結することはできず、それ以上の多層組立は不可能であるため、変化性においても制限がある。
従来の幾何図形学習補助用具は使用上、組立に制限があり、変化に乏しく、何枚も重ねて組み立てることができない等の欠点があり、また、組立上も不便で安全上の問題もあり、改善が望まれる。
このため、本考案は研究を重ねて幾何図形学習補助用具を開発したものであり、主に幾何図形学習補助用の板体の上面、底面の両端に突起体(オス留め具)と嵌合槽(メス留め具)をそれぞれ設け、相互に対応する突起体と嵌合槽を相互に嵌合して板体を簡単に相互に連結し、組立によりさまざまな図形を形成することができ、且つ、上面及び底面の両端に突起体と嵌合槽がそれぞれ設けられているため、一点上の積重ねや多層の積重ねも可能であり、より変化に富んだ図形を組み立てて形成することができる。
本考案の主な目的は、上面及び底面両端に突起体(オス留め具)と嵌合槽(メス留め具)をそれぞれ備え、これら相互に対応する突起体と嵌合槽の設置により、簡単に板体を連結し、さまざまな幾何図形を組み立てて形成することができ、また、上面及び底面の両端に設けた突起体と嵌合槽により、一点上の積重ねや多層の積重ねを組み立てることが可能であり、より変化に富んだ図形を形成することができる、幾何図形学習補助用具を提供することである。
上述の目的を達するため、本考案の幾何図形学習補助用具は、板体を含み、この板体の上面及び底面の両端にそれぞれ相互に対応する突起体(オス留め具)と嵌合槽(メス留め具)をそれぞれ設け、これにより一点上に複数の板体を重ねることができ、組み立てて形成する図形により変化をもたせることができることを特徴とする。
本考案の幾何図形学習補助用具には、次のような利点がある。
相互に対応する突起体(オス留め具)と嵌合槽(メス留め具)により、板体を簡単に相互連結することができ、操作に便利である。
板体上面及び底面に突起体と嵌合槽をそれぞれ設けているため、突起体を使用して板体を連結した後もさらに嵌合槽に別の板体を連結できるため、一点上に継続して板体を重ねることができ、より多くの図形を組み立て形成することができる。
従来の幾何図形用の補助用具は、板体を2層しか重ねることができないが、本考案は板体の上面と底面の両端に相互に対応する突起体と嵌合槽をそれぞれ備えているため、多層に制限なしに重ねることができる。
複数の異なる規格の板体を備え、長さが異なる規格の板体を利用して相互に組み合わせることで、より多くの変化に富んだ図形を形成することができる。
相互に対応する突起体(オス留め具)と嵌合槽(メス留め具)により、板体を簡単に相互連結することができ、操作に便利である。
板体上面及び底面に突起体と嵌合槽をそれぞれ設けているため、突起体を使用して板体を連結した後もさらに嵌合槽に別の板体を連結できるため、一点上に継続して板体を重ねることができ、より多くの図形を組み立て形成することができる。
従来の幾何図形用の補助用具は、板体を2層しか重ねることができないが、本考案は板体の上面と底面の両端に相互に対応する突起体と嵌合槽をそれぞれ備えているため、多層に制限なしに重ねることができる。
複数の異なる規格の板体を備え、長さが異なる規格の板体を利用して相互に組み合わせることで、より多くの変化に富んだ図形を形成することができる。
以下、本考案の目的、特徴、効果をよりはっきりと示すため、具体的な実施例と図面に基づき詳細に説明する。
図6に本考案の幾何図形学習補助用具の立体斜視図を示す。この図から分かるように、板体7は細長い棒状の板体であり、その上面と底面の両端にそれぞれ相互に対応する突起体(オス留め具)8と嵌合槽(メス留め具)9と、を備えている。図7に本考案の幾何図形学習補助用具を重ねた状態の断面図を示す。この図に示すように、本考案の板体7は、上面両端の突起体8を別の板体7の底面両端の嵌合槽9に嵌入し、2つの板体7を相互に連結することができる。
図8に本考案の幾何図形学習補助用具のさまざまな長さの規格を表す平面図を示す。この図から分かるように、本考案の板体7は異なる長さの規格があり、板体7の構造はすべて上面と底面の両端にそれぞれ突起体8と嵌合槽9を備えているが、数種の異なる長さの規格を有するため、幾何図形の組立と形成において、より変化に富んだ組立が可能となる。図9に本考案の幾何図形学習補助用具を多層に重ねた状態の側面図を示す。この図に示すように、板体7は上面の突起体8により別の板体7と連結することができ、この板体7の底面の嵌合槽9にさらに別の板体7の突起体8を嵌入し、相互に連続した連結を形成し、連続して複数層の板体7を重ねることができる。
図10に本考案の幾何図形学習補助用具の組立後の状態1の立体斜視図を示す。この図に示すように、板体7は、上面の突起体8を別の板体7の底面の嵌合槽9に嵌入し、その底面の嵌合槽9にさらに別の板体7上面の突起体8が嵌入される。これにより、相互に対応させて連結する方法で、3つの板体7を相互に結合させ、三角の図形を形成することができる。且つ、本考案は一点に複数の板体7を連結することができるため、三角形の内側に別の板体7をさらに連結することもできる。また、三角形を組立後、各板体7上の相互に対応する突起体8と嵌合槽9を利用して結合させることにより、6つの長さが等しい三角形を組み合わせて図11に示すような六線星形を形成することもできる。
さらに、図12に本考案の幾何図形学習補助用具の組立後の状態3の立体斜視図を示す。この図に示すように、板体7上面の突起体8と別の板体7の嵌合槽9を連結する方式にさらに板体7を一点上で相互に重ねて連結する方式を組み合わせ、図形を形成することができる。板体7は異なる長さの規格があり、且つ、異なる長さの板体7の突起体8と嵌合槽9もまた相互に連結することが可能である。このため、図形により多くの変化をもたせた組立が可能である。
図13、図14に本考案の幾何図形学習補助用具の組立後の状態4及び5の立体斜視図をそれぞれ示す。これらの図に示すように、異なる長さの板体7はその上面及び底面に対応する突起体8と嵌合槽9をそれぞれ備え、突起体8と別の板体7の嵌合槽9を相互に連結することができ、且つ、一点上に複数の板体7を重ねることもできるため、これらの方法を利用して様々な図形を形成することができる。また、突起体8と嵌合槽9の嵌合構造を利用して、配置した図形上に再度他の組合せの図形を重ねて連結することもできる。
1 板体
2 突起体(オス留め具)
3 通孔(メス留め具)
4 板体
5 円形孔
6 リベット
7 板体
8 突起体(オス留め具)
9 嵌合槽(メス留め具)
2 突起体(オス留め具)
3 通孔(メス留め具)
4 板体
5 円形孔
6 リベット
7 板体
8 突起体(オス留め具)
9 嵌合槽(メス留め具)
Claims (3)
- 細長い形状の板体から成り、
該板体の上面及び底面の両端に相互に対応する突起体と嵌合槽をそれぞれ設け、
該突起体と該嵌合槽を相互に結合させることにより、該板体両端を重複して定点上に重ねることができ、各種図形を形成することを特徴とする幾何図形学習補助用具。 - 前記板体上面の両端共に突起体を設けた、請求項1に記載の幾何図形学習補助用具。
- 前記板体底面の両端共に嵌合槽を設けた、請求項1に記載の幾何図形学習補助用具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005005471U JP3114668U (ja) | 2005-07-12 | 2005-07-12 | 図形学習補助用具 |
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JP2005005471U JP3114668U (ja) | 2005-07-12 | 2005-07-12 | 図形学習補助用具 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0478376A (ja) * | 1990-07-20 | 1992-03-12 | Nippon Piston Ring Co Ltd | 薄幅3ピースオイルリング |
JP2019058443A (ja) * | 2017-09-27 | 2019-04-18 | 株式会社電通 | 玩具 |
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2005
- 2005-07-12 JP JP2005005471U patent/JP3114668U/ja not_active Expired - Fee Related
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