JP3114664U - 注出口体 - Google Patents

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Abstract

【課題】開封操作が容易に行えると共に瓶体の内容物の粘度に好適な注出が行え、しかも、製造時の取り付け作業を単純化して製造効率を向上させることができると共に一部の部品共通化を図ることができて製造コストを低減することができる注出口体を提供する。
【解決手段】注出口体1を瓶体2に固定される中栓5と、中栓5に螺着される注出口部材6とによって構成する。中栓5は、切除可能な栓部16を備える。注出口部材6に、略上半部が天板部18の上方に突出し且つ略下半部が天板部18の下方に延出して瓶体2内部の液状内容物の粘度に対応する形状に形成された導出筒部20を設ける。
【選択図】図1

Description

本考案は、瓶体内部の液状内容物を外部に導出する合成樹脂製の注出口体に関する。
ソース等の液体を内容物とするポリエチレンテレフタレート製の瓶体の口部には、ポリエチレン等の合成樹脂によって形成された注出口体が取り付けられている。この種の注出口体は、瓶体の口部に嵌着する嵌着部と、該嵌着部の内部に設けられた円筒状の注出口部とを備えている。嵌着部は、瓶体の口部の内周面に圧接する筒状の内筒部と、該内筒部の外側から瓶体の口部の外周面に圧接する筒状の外周嵌合部とを備えている。そして、注出口部は、内筒部に連続して上方に延びている。また、内筒部の内部には、プルリングを引き上げることによって破断され開口される栓部が設けられている。該栓部は未開封の瓶体を確実に密封している(例えば、特開平11−100053号公報参照)。
このように形成された注出口体は、内容物を充填した瓶体の口部に嵌着部を介して嵌着される。嵌着部は、瓶体の口部に所謂ムリ嵌めすることによって嵌着状態を確実に維持しており、瓶体の口部から注出口体が容易に取り外せないように嵌着されている。即ち、一般的には、前記内筒部の外径が瓶体の口部の内径より僅かに大径とされ、前記外周嵌合部の内径が瓶体の口部の外径より僅かに小径とされている。そして、内筒部を瓶体の口部内に圧入することで、内筒部及び外周嵌合部が弾発的に変形し瓶体の口部の内外両側から強固に圧接し、嵌着部が瓶体の口部に強固に嵌着固定される。これによって、プルリングを引き上げて栓部を切除する際に嵌着部の抜け方向に比較的大きな力が付与されても、注出口体が瓶体の口部から不用意に外れることがない。
ところで、内筒部の内部には、指掛け可能な大きさのプルリングを収容可能とし、更に、プルリングに指をかける操作を可能とするために、内筒部及び注出口部の内径を比較的大きく形成する必要がある。しかし、瓶体内に収容される内容物が粘度の比較的高い液体(例えば、とんかつソース等)を、前記したような比較的大径の注出口部から注出すると、液切れが悪く注出口部の外側周りに当該液体が付着残留するため好ましくない。また、瓶体内に収容される内容物が粘度の比較的低い液体(例えば、ウスターソースや醤油等)である場合には、瓶体の胴部径より口部径が小さいために、口部を通過する際に交換空気の断続流入に伴う脈打ちが生じ、この脈打ちの影響が注出口部から注出される液体の流れにも影響を与えて注出時の流量の調節が難しい。
かかる不都合を解消して、本考案は、開封操作が容易に行えると共に瓶体の内容物の粘度に好適な注出が行え、しかも、製造時の取り付け作業を単純化して製造効率を向上させることができると共に一部の部品共通化を図ることができて製造コストを低減することができる注出口体を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本考案は、瓶体内部の液状内容物を外部に導出する合成樹脂製の注出口体において、瓶体の口部に嵌着固定される中栓と、該中栓に着脱自在に螺着される注出口部材とからなり、前記中栓は、瓶体の口部の内周面に圧接して該口部に挿着される内筒部と、該内筒部の外周面全周から瓶体の口部上縁に沿って水平に延出された水平延出部と、該水平延出部の外周端縁から下方に延び、瓶体の口部の外周面に嵌合する筒状の外周嵌合部と、前記内筒部の上部に連続して形成され、外周面に前記注出口部材が螺着される雄ネジが形成されて該注出口部材を連結する筒状の連結筒部と、前記内筒部の内壁に連設されて該内筒部を閉塞する閉塞板と、該閉塞板に環状に刻設されたスコア線を介して切除可能な栓部と、該栓部に連設されたプルリングとを備え、前記注出口部材は、前記中栓の上端に当接する天板部と、該天板部の周縁から下方に延設されて前記連結筒部の雄ネジに対応する雌ネジが内周面に形成された螺着筒部と、前記天板部を貫通して該天板部に一体に設けられ、略上半部が天板部の上方に突出し且つ略下半部が天板部の下方に延出して瓶体内部の液状内容物の粘度に対応する形状に形成された導出筒部とを備えることを特徴とする。
本考案によれば、先ず、中栓に螺着されている注出口部材を中栓から取り外してプルリングを露出させ、次いで、プルリングを引き上げてスコア線に沿って栓部を切除することによって開封される。そして、注出口部材を中栓に螺着することによって瓶体内部の液状内容物が注出可能となる。そして、注出口部材は中栓に螺着されていることによって、不用意に外れることがなく、注出時の取り扱いが容易である。
前記注出口部材は、瓶体内部の液状内容物を注出する際に液状内容物が流動する導出筒部を備えている。導出筒部は、注出口部材の天板部を貫通して形成され、その略上半部が天板部の上方に突出し且つ略下半部が天板の下方に延出している。これによって、天板部の上部への突出が小さくでも、天板の下方に延出する部分によって十分に長い流路が形成することができる。即ち、天板部の上部への突出寸法を小としてコンパクトに形成でき、コンパクトに形成されていても、十分に長い流路によって注出時の液状内容物の流動案内を良好に行うことができる。
また、導出筒部は、瓶体内部の液状内容物の粘度に対応する形状に形成されているので、液状内容物の粘度に応じた注出を良好に行うことができる。
このとき、瓶体内部の液状内容物の粘度に対応して前記導出筒部の形状が異なる複数の前記注出口部材を選択的に中栓に螺着することにより、製造時に、中栓を同一の形状として予め瓶体の口部に嵌着固定しておき、その後工程で液状内容物の粘度に応じた注出口部材を中栓に取り付ければよく、一部の部品共通化を図ることができて製造コストを低減することができる。
そして、前記注出口部材の導出筒部は、瓶体内部の液状内容物の粘度に応じて定められ内径に形成されていることが好ましい。即ち、比較的高粘度の液状内容物が収容される瓶体には、導出筒部の内径が比較的小さい所謂細口の注出口部材を設ける。導出筒部の内径が小さく且つ十分に長い流路によって注出完了時のサックバック効果を確実に得ることができ、液垂れ等による注出口体外表面の汚染を防止することができる。一方、比較的低粘度の液状内容物が収容される瓶体には、導出筒部の内径が比較的大きい所謂広口の注出口部材を設ける。導出筒部の内径が大きいことにより注出時に瓶体内部への空気の流入が円滑に行われ、導出筒部の十分に長い流路によって流動方向を安定させることができる。
また、比較的低粘度の液状内容物を注出する場合の導出筒部の一態様としては、導出筒部の下端に底壁を備えると共に、前記天板の下方に延出する略下半部の側壁を貫通する連通孔が該側壁の周方向に所定間隔を存して複数形成されており、各連通孔は、瓶体内部の液状内容物の粘度に応じて定められた大きさに形成されていることが挙げられる。
比較的低粘度の液状内容物を注出する際に円滑な注出流動を得るためには、瓶体を傾けても液状内容物が導出筒部を塞ぐことなく、瓶体内部に十分な空気を流入させる必要がある。本考案によれば、液状内容物を注出する際に瓶体を傾けると、先ず、瓶体内部の液状内容物は導出筒部の下端の底壁によって堰き止められるようにして規制され、同時に、導出筒部の側壁の各連通孔のうち瓶体の傾きの下方側となる部分に設けられた連通孔を介して導出筒部から適度な流量の液状内容物が流出する。一方、導出筒部の側壁の各連通孔のうち瓶体の傾きの上方側となる部分に設けられた連通孔からは十分な空気が瓶体内部に流入するので、導出筒部から流出する液状内容物に所謂脈打ちが生じることなく、円滑に注出することができる。
更に、このとき、前記導出筒部の底壁の上面に中央部から外周縁部に向かって次第に下降する傾斜面を設けておくことにより、注出が終了して瓶体を直立状態に戻したときに、底壁の上面に液状内容物が溜まることなく瓶体内部に落下させることができ、導出筒部の内部を清浄に保つことができる。
本考案の一実施形態を図1乃至図9を参照して説明する。本実施形態の注出口体1は、図1に示すように、瓶体の一例として示すポリエチレンテレフタレート製ボトル2の口部3に取り付けられ、未開封状態ではボトル2を封止し、開封状態(図2参照)では、ボトル2の内部の液状内容物を注出する際の注出口となるものである。
図1及び図2に示すように、ボトル2には、注出口体1を含むボトル2の上部を覆うオーバーキャップ4が着脱自在に設けられている。該オーバーキャップ4は、注出口体1の周囲を覆って注出口体1への塵埃等の付着を防止して注出口体1を清浄に保つと共に、図2に示すように開封された後の注出口体1を閉塞してボトル2が倒れても液状内容物の流出を防止している。
注出口体1は、図1及び図2に示すように、ボトル2の口部3に嵌着された中栓5と、該中栓5に連結された第1の注出口部材6とによって構成されている。なお、中栓5には第1の注出口部材6を取り外して、図6に示すように第2の注出口部材7を連結することができ、これによっても注出口体1を構成することができる。
中栓5は、図1及び図3に示すように、ボトル2の口部3の内周面に圧接して該口部3に挿着される内筒部8と、該内筒部8の外周面全周からボトル2の口部3の上縁に沿って水平に延出された水平延出部9と、該水平延出部9の外周端縁から下方に延び、ボトル2の口部3の外周面に沿って延びる外周嵌合部10とを備えている。外周嵌合部10の下縁内周には、ボトル2の口部3の上縁外周に形成された突起11に嵌合する突出嵌合部12が形成されている。
更に、中栓5は、図3に示すように、内筒部8の上部に連続して形成された筒状の連結筒部13と、内筒部8の内壁に連設されて該内筒部8を閉塞する閉塞板14とを備えている。連結筒部13の外周面には雄ネジが形成されている。閉塞板14は、所定の開封形状に沿って環状に刻設されたスコア線15により切除可能な栓部16と、栓部16に連設されたプルリング17とを備えている。
中栓5は、内筒部8と外周嵌合部10とによってボトル2の口部3の周壁を挟持するようにして密着嵌合され、不用意なボトル2からの外れが防止されていると同時に、液状内容物の漏れを確実に防止した状態で、ボトル2の口部3に取り付けられている。そして、栓部16が切除されない状態(図1参照)では、ボトル2の口部3を確実に封止しており、所謂バージンシールとして機能する。
中栓5には、第1の注出口部材6又は第2の注出口部材7を選択的に連結することができるが、先ず、第1の注出口部材6について説明する。図4に示すように、第1の注出口部材6は、中栓5の上端に当接する天板部18と、天板部18の周縁から下方に延設された螺着筒部19と、天板部18を貫通するようにして天板部18に一体に形成されて天板部18を介して上下方向に延びる導出筒部20とによって構成されている。
螺着筒部19の内周面には中栓5の連結筒部13の雄ネジに対応する雌ネジが形成されている。導出筒部20の略上半部は天板部18の上方に突出しており、その上端が径方向に拡径されている。導出筒部20の略下半部は天板部18の下方に延出しており、この延出した側壁には周方向に所定間隔を存して該側壁を貫通する複数の連通孔21が形成されている。連通孔21は、本実施形態においては図5に示すように互いに交差して対向する一対ずつ計4つ形成されている。連通孔21の数及び大きさは、ボトル2内部の液状内容物の粘度に応じて定められる。更に、導出筒部20の下端には底壁22が形成されている。底壁22は、その中央部から外周縁部に向かって次第に下降する傾斜面23を備えている。
第1の注出口部材6においては、導出筒部20の略下半部が天板部18の下方に延出していることによって、導出筒部20の略下半部に前記連通孔21及び底壁22を形成するためのスペースを確保することができる。
次に、第2の注出口部材7について説明する。図6及び図7に示すように、第2の注出口部材7は、中栓5の上端に当接する天板部24と、天板部24の周縁から下方に延設された螺着筒部25と、天板部24を貫通するようにして天板部24に一体に形成されて天板部24を介して上下方向に延びる導出筒部26とによって構成されている。第2の注出口部材7の導出筒部26は、前述した第1の注出口部材6の導出筒部20よりも内径が小さく所謂細口の円筒状に形成されている。導出筒部26の内径は、ボトル2内部の液状内容物の粘度に応じて定められる。螺着筒部25の内周面には、第1の注出口部材6の螺着筒部19と同じく、中栓5の連結筒部13の雄ネジに対応する雌ネジが形成されている。導出筒部20の略上半部は天板部18の上方に突出しており、その上端が径方向に拡径されている。
図4に示した第1の注出口部材6の導出筒部20と図7に示した第2の注出口部材7の導出筒部26とは、共に、天板部18の上部への突出が小さくでも、天板部18の下方に延出する部分を有することで十分に長い流路が形成される。従って、天板部18の上部への突出寸法を小として注出口体1をコンパクトに形成でき、注出口体1がコンパクトに形成されていても、十分に長い流路によって注出時の液状内容物の流動案内を良好に行うことができる。
そして、以上の説明の通り、第1の注出口部材6の導出筒部20と第2の注出口部材7の導出筒部26とは、形状が異なっている。即ち、第1の注出口部材6の導出筒部20は低粘度の液状内容物の注出に好適であり、第2の注出口部材7の導出筒部26は高粘度の液状内容物の注出に好適となっている。
液状内容物の注出はボトル2を傾けることによって行われる。ここで、第1の注出口部材6を介して低粘度の液状内容物が注出されるときには、ボトル2を傾けると、図8に示すように、先ず、ボトル2内部の液状内容物は導出筒部20の下端の底壁22によって規制される。同時に、導出筒部20の側壁の各連通孔21のうちボトル2の傾きの下方側となる部分に設けられた連通孔21から適度な流量の液状内容物が流出する。一方、ボトル2の傾きの上方側となる部分に設けられた連通孔21からは十分な空気がボトル2内部に流入する。このとき、底壁22によって液状内容物が規制されるので、過剰な流出が生じない。これによって、導出筒部20から流出する液状内容物に所謂脈打ちが生じることなく、円滑に注出することができる。その後、注出が終了してボトル2を直立状態に戻したときには、導出筒部20の底壁22の傾斜面23によって底壁22の上面に液状内容物が溜まることなくボトル2内部に落下するので、導出筒部20の内部を清浄に保つことができる。
なお、低粘度の液状内容物としては、動粘度が約2.5〜約60.0mm2/s(25℃・毛細管粘度計法による測定値)のものが略該当し、具体的には、ウスターソース、醤油、めんつゆ、みりん、及び食用油等が挙げられる。
第2の注出口部材7を介して高粘度の液状内容物が注出されるときには、ボトル2を傾け、更に、ボトル2の胴部を押圧することによって第2の注出口部材7の導出筒部26からの注出が行われる。液状内容物の粘度が高いことによって、ボトル2の胴部を押圧して適度な注出量を得ることができる。そして、ボトル2の胴部の押圧を解除すると、ボトル2内部が負圧となり、図9に示すように、導出筒部26内の液状内容物がボトル2内部に引き込まれる(サックバック効果)。このとき、第2の注出口部材7においては、導出筒部26の内径が小さく且つ十分に長い流路が形成されていることによって注出完了時のサックバック効果を確実に得ることができ、液垂れ等による注出口体1外表面の汚染を防止することができる。
なお、高粘度の液状内容物としては、動粘度が約1230〜約340mm2/s(25℃・回転粘度計法による測定値)のものが略該当し、具体的には、中濃ソースやとんかつソース等が挙げられる。
以上のように、本実施形態によれば、ボトル2に収容されている液状内容物の粘度に応じて第1の注出口部材6と第2の注出口部材7との何れか一方を選択的に取り付けておくことができる。しかも、中栓5は第1の注出口部材6と第2の注出口部材7との何れを連結する場合にも共通の形状であるので、例えば、製造時に、ボトル2内に液状内容物を充填する工程と、第1の注出口部材6又は第2の注出口部材7を取り付ける工程との間に、何れの液状内容物であっても共通の中栓5を嵌着し密封する工程を設ければよく、中栓5をボトル2に嵌着する装置を共通化してコストを低減することができる。また、中栓5と第1の注出口部材6及び第2の注出口部材7とは別体であることによって、中栓5と第1の注出口部材6及び第2の注出口部材7とを機能に応じた異なる材料で形成することができ、例えば、中栓5を、確実な密封状態が得られて且つ栓部16の切除が容易となる材料で形成し、第1の注出口部材6及び第2の注出口部材7をより安価で強度が得られる材料で形成することができる。
次に、本実施形態の注出口体1によるボトル2内部の液状内容物の注出について説明する。図1を参照して、先ず、注出口体1を開封する場合には、オーバーキャップ4を外し、更に、第1の注出口部材6を中栓5から取り外す。なお、図1においては、第1の注出口部材6を取り付けた注出口体1が示されているが、第2の注出口部材7が取り付けられていることもあり、この場合には、第2の注出口部材7を中栓5から取り外すことになる。これによって、中栓5のプルリング17が露出するので、プルリング17を上方に引っ張り上げれば、スコア線15に沿って栓部16が切除される。続いて、取り外されていた第1の注出口部材6(又は第2の注出口部材7)を中栓5に取り付けることで、注出可能な状態となる(図2参照)。そして、ボトル2内部の液状内容物が低粘度であれば、製造時に予め第1の注出口部材6が設けられているので、注出時の液状内容物の流出に応じてボトル2内に円滑に空気が流入し、前述のように液状内容物の脈打ちを防止して注出することができる。また、ボトル2内部の液状内容物が高粘度であれば、製造時に予め第2の注出口部材7が設けられているので、注出後の液状内容物に対して良好なサックバック効果が得られ、前述のように液状内容物の液垂れを防止して注出することができる。
第1の注出口部材を備えた未開封の注出口体を示す説明的縦断面図。 第1の注出口部材を備えた開封後の注出口体を示す説明的縦断面図。 中栓の説明的縦断面図。 第1の注出口部材の説明的縦断面図。 第1の注出口部材の説明的平面図。 第2の注出口部材を備えた注出口体を示す説明的縦断面図。 第2の注出口部材の説明的縦断面図。 第1の注出口部材を備える注出口体による注出時の説明図。 第2の注出口部材を備える注出口体による注出時の説明図。
符号の説明
1…注出口体、2…ボトル(瓶体)、5…中栓、6…第1の注出口部材(注出口部材)、7…第2の注出口部材(注出口部材)、8…内筒部、9…水平延出部、10…外周嵌合部、13…連結筒部、14…閉塞板、15…スコア線、16…栓部、17…プルリング、18,24…天板部、19,25…螺着筒部、20,26…導出筒部、21…連通孔、22…底壁、23…傾斜面。

Claims (5)

  1. 瓶体内部の液状内容物を外部に導出する合成樹脂製の注出口体において、
    瓶体の口部に嵌着固定される中栓と、該中栓に着脱自在に螺着される注出口部材とからなり、
    前記中栓は、瓶体の口部の内周面に圧接して該口部に挿着される内筒部と、該内筒部の外周面全周から瓶体の口部上縁に沿って水平に延出された水平延出部と、該水平延出部の外周端縁から下方に延び、瓶体の口部の外周面に嵌合する筒状の外周嵌合部と、前記内筒部の上部に連続して形成され、外周面に前記注出口部材が螺着される雄ネジが形成されて該注出口部材を連結する筒状の連結筒部と、前記内筒部の内壁に連設されて該内筒部を閉塞する閉塞板と、該閉塞板に環状に刻設されたスコア線を介して切除可能な栓部と、該栓部に連設されたプルリングとを備え、
    前記注出口部材は、前記中栓の上端に当接する天板部と、該天板部の周縁から下方に延設されて前記連結筒部の雄ネジに対応する雌ネジが内周面に形成された螺着筒部と、前記天板部を貫通して該天板部に一体に設けられ、略上半部が天板部の上方に突出し且つ略下半部が天板部の下方に延出して瓶体内部の液状内容物の粘度に対応する形状に形成された導出筒部とを備えることを特徴とする注出口体。
  2. 前記中栓は、瓶体内部の液状内容物の粘度に対応して前記導出筒部の形状が異なる複数の前記注出口部材が選択的に螺着されることを特徴とする請求項1記載の注出口体。
  3. 前記注出口部材の導出筒部は、瓶体内部の液状内容物の粘度に応じて定められ内径に形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の注出口体。
  4. 前記注出口部材の導出筒部は、その下端に底壁を備えると共に、前記天板の下方に延出する略下半部の側壁を貫通する連通孔が該側壁の周方向に所定間隔を存して複数形成されており、各連通孔は、瓶体内部の液状内容物の粘度に応じて定められた大きさに形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の注出口体。
  5. 前記導出筒部の底壁は、その上面に中央部から外周縁部に向かって次第に下降する傾斜面を備えることを特徴とする請求項4記載の注出口体。
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