JP3114420B2 - 車線逸脱警報装置 - Google Patents

車線逸脱警報装置

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JP3114420B2 JP05071944A JP7194493A JP3114420B2 JP 3114420 B2 JP3114420 B2 JP 3114420B2 JP 05071944 A JP05071944 A JP 05071944A JP 7194493 A JP7194493 A JP 7194493A JP 3114420 B2 JP3114420 B2 JP 3114420B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車線逸脱警報装置に関
し、特に視覚センサにより路面上の車線(白線、黄線)
を検出し、車線から車両が逸脱した場合に警報を発する
車線逸脱警報装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より用いられている視覚センサを用
いた車線逸脱警報装置の構成が図4に示されており、図
中、1は視覚センサ、2は車線逸脱警報信号を発生する
コントローラ、そして、3は車線逸脱警報信号を受けて
警報を発する警報器である。
【0003】また、コントローラ2は、TVカメラやラ
インカメラ等の視覚センサ1のアナログ出力をディジタ
ル信号に変換するA/D変換器21と、視覚センサ1の
露光時間(絞り)制御を行うセンサ制御器22と、車速
信号やウィンカー又はフラッシャー(方向指示)信号を
入力する入力回路23と、制御プログラムを格納したR
OM24と、警報器3への出力信号を与える出力回路2
5と、これらと接続されたCPU26と、コントローラ
2内の電源を与える電源回路27とで構成されている。
【0004】図5は上記のROM24に格納されCPU
26によって実行される制御プログラムのフローチャー
トを示しており、このフローチャートを参照して図4の
従来例の動作を以下に説明する。
【0005】まず、CPU26はステップS1において
CPU26及びその周辺回路の初期設定(イニシャライ
ズ)を行う。
【0006】次に、視覚センサ1の出力信号をA/D変
換器21でディジタル信号に変換して読み込み(ステッ
プS4)、この読み込んだ信号の積算値を求め(ステッ
プS5)、その結果を視覚センサ1の画素数で割ること
により該積算値の平均値を求める(ステップS6)。
【0007】視覚センサ1の検出信号には、走行路にお
ける車線部分の信号と路面部分の信号が含まれている
が、車線部分は路面部分に対して僅かな範囲である。例
えば、車線約3.6m幅の内、車線部分は左右合計で約
0.3m、路面部分は残り約3.3mに相当する。従っ
て、センサ検出信号の平均値は概ね路面照度を表してい
ることになる。
【0008】そこで、ステップS7〜S10では、車線
部分を抽出し易くするため、信号平均値(ほぼ路面から
の照度信号の平均値に相当)がセンサ出力上、予め設定
された範囲(設定値Th1〜Th2の間が適性範囲)と
なるようにしている。
【0009】即ち、ステップS7,S8で信号平均値を
設定値Th1,Th2(Th1>Th2)と比較し、設
定値Th1より大きい場合は、露光過多と判断してステ
ップS9にて視覚センサ1の露光時間を短縮するように
センサ制御器22を制御してステップS4へ戻る。逆に
設定値Th2より小さい場合は露光不足としてステップ
S10にて露光時間を長くするようにセンサ制御器22
を制御してステップS4へ戻る。
【0010】上記のステップS4〜S10の一連の処理
により適性露光時間でのセンサ信号が得られると、この
センサ信号を2値化して車線部分を抽出し、車線の検出
位置から車両と車線の位置関係を幾何学的に求める(ス
テップS11)。
【0011】次に、後の判定のために車速信号及びウィ
ンカー(フラッシャー)信号を読み込む(ステップS1
2)。
【0012】ステップS11の結果、車両が車線から逸
脱しているか否かを判定(ステップS13)し、逸脱し
ていなければステップS17へ飛ぶが、逸脱している場
合には、ステップS14にて車速条件(設定値Th3)
のチェックを行う。
【0013】ステップS14において、車速<設定値T
h3の場合には車線が必ずしも明確でない一般道路に該
当するのでステップS17へ飛び警報出力をOFFとし
終了する。
【0014】また、車速≧設定値Th3の場合には車線
がはっきりしている高速道路等に該当するので、ステッ
プS15にてウィンカー信号をチェックする。ウィンカ
ー操作有の場合には警報不要であるので、ステップS1
7へ飛び警報出力をOFFとし終了するが、ウィンカー
操作無の場合には、警報が必要であるので警報器3に対
する警報出力をONにして(ステップS16)終了す
る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記のような車線逸脱
警報装置においては、トンネル内を走行するとき、水銀
灯又はナトリウム灯による照明が行われている関係で照
明のスペクトルが効率面から偏った波長スペクトルを有
しており一般的な視覚センサの感度特性に合致しておら
ず、またトンネル内では雨や風が無いため車線上堆積物
が除去されず車線汚損が著しいことから、確実な車線検
出が行えず車線検出による誤警報を発生してしまうとい
う問題点があった。
【0016】従って本発明は、トンネル内でも確実な車
線逸脱警報を発することができる装置を実現することを
目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する、
本発明に係る車線逸脱警報装置は、信号処理手段により
視覚センサの露光時間を可変制御しながら路面上の車線
を検出し該車線から車両が逸脱した場合に警報を発する
車線逸脱警報装置であることを前提としている。
【0018】そして本発明では、車両から両側障害物ま
での距離を検出する手段と照度センサとを設け、該信号
処理手段が、該照度センサの出力信号から照度変化周期
を求め該照度変化周期が一定しているときトンネル内と
判断して該視覚センサによる車線逸脱警報処理を中止
し、この時に車両の左右両側の障害物までの距離が閾値
以下であると判定したとき該警報を発することを特徴と
したものである。
【0019】
【作用】本発明では、信号処理手段は、視覚センサの出
力信号から通常通り視覚センサの露光時間を可変制御し
ながら路面上の車線検出を行う。
【0020】このとき、本発明ではトンネル内の照明が
規則的に配置され点灯されており且つトンネル内走行の
車速がほぼ一定であることを利用して現在車両がンネル
内を走行しているか否かを判定する。
【0021】即ち、図1(1) に示すようにトンネル11
内の照明12は規則的に配置されており、このようなト
ンネル11内を車両10がほぼ一定速度vで進入・通過
するとき、視覚センサとは別途設けた照度センサの出力
信号は同図(2) に示すように照明12が現れて照度がア
ップするほぼ一定間隔Tで周期的且つ間欠的に発生され
ることになる。
【0022】従って、信号処理手段は、該照度センサの
出力信号から同図(2) に示すような照度の変化周期を求
め、この照度変化周期が一定しているとき照明列を配置
しているトンネル内と判断する。
【0023】そして、このようにトンネル内走行と判定
された時には、視覚センサによる車線逸脱判定を中止
し、距離検出手段によって検出された車両の左右側の
障害物、即ちトンネルの壁面又は並走車までの距離が閾
値以下になったと判定したとき警報を発するように切り
換える。
【0024】
【実施例】図2は本発明に係る車線逸脱警報装置の実施
例を示したもので、この実施例を図4に示した従来例と
比較すると、視覚センサ1とは別に照度センサ4を設け
ると共に車両からトンネルの壁面又は並走車までの距離
を検出する距離センサ(右)5と距離センサ(左)6を
設けている。尚、この照度センサ4はトンネル内の照明
を検出する必要があるので、車両から見た上空の照度を
検出できる位置に設置することが望ましい。
【0025】また、これに伴ってコントローラ2には、
これらのセンサ4〜6の出力信号をディジタル信号に変
換して読み込むための読込回路28,29が設けられ、
距離センサ5,6及び視覚センサ1のためのセンサ電源
30が設けられている。
【0026】図3は図2のコントローラ2のROM24
に格納されCPU26によって実行されるプログラムの
フローチャートを示したものであり、以下、このフロー
チャートを参照して図2の実施例の動作を説明する。
【0027】まず、ステップS1では図5の場合と同様
にCPU26及びその周辺回路の初期設定を行う。
【0028】そして、ステップS21において照度セン
サ4の出力信号を読み込み、この照度信号の時間的変化
により照度変化エッジ(本実施例では立ち上がりエッ
ジ)の検出周期Tを求める。この照度変化周期Tは常に
継続して求め、最後に求まった周期TをT2とし、その
直前の周期TをT1とする(ステップS22)。
【0029】このようにして求めた照度変化周期T1と
T2とを比較し、T1≒T2か否かを判定する(ステッ
プS23)。
【0030】この結果、T1≒T2であることが分かっ
た場合には、連続的に照明が配列されている「トンネ
ル」内走行であると判断できるので、ステップS24以
降の本発明による距離センサを用いた車線逸脱判定処理
に切り替える。但し、T1≒T2でないときには、図5
に示したステップS4〜S15の『従来からの車線逸脱
判定処理』のサブルーチンSR1を実行する。尚、これ
らのステップS4〜S15の説明は繰り返しになるので
省略する。
【0031】距離センサによる車線逸脱判定処理:左右
の距離センサ5,6の各出力信号を読み込み(ステップ
S24)、まず、左側の障害物(トンネル壁面や並走
車)までの距離が閾値D1未満か否かを判定し、閾値D
1未満の場合には該障害物と衝突する危険があるので警
報器3を付勢して警報を発する(ステップS16)。
【0032】ステップS25において閾値D1以上の場
合にはステップS26に進んで今度は右側の障害物(ト
ンネル壁面や並走車)との距離を閾値D2(これは閾値
D1と同じでもよい)と比較し、閾値D2未満の場合に
は該障害物と衝突する危険があるので警報器3を付勢し
て警報を発する。
【0033】ステップS26において閾値D2以上の場
合には、左側及び右側障害物との距離が充分安全な状態
にあるので、警報器3を消勢して警報出力をOFFとす
る(ステップS17)。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る車線逸
脱警報装置によれば、車両から両側障害物までの距離を
検出する手段と照度センサとを設け、信号処理手段が、
該照度から照度変化周期を求め該周期が一定していると
きトンネル内と判断して視覚センサによる車線逸脱判定
処理を中止し、この時に車両の左右両側の障害物までの
距離が閾値以下であると判定したとき警報を発するよう
に構成したので、視覚センサには不適当な環境であるト
ンネル内において視覚センサの誤検出による誤警報が防
止できると共にトンネル内では左右の壁面や並走車との
接触・衝突を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車線逸脱警報装置の作用原理を説
明するための図である。
【図2】本発明に係る車線逸脱警報装置の実施例を示し
た回路ブロック図である。
【図3】本発明に係る車線逸脱警報装置における信号処
理手段としてのコントローラに格納され且つ実行される
制御プログラムのフローチャート図である。
【図4】従来例による車線逸脱警報装置を示した回路ブ
ロック図である。
【図5】従来例におけるコントローラに格納され且つ実
行される制御プログラムのフローチャート図である。
【符号の説明】
1 視覚センサ 2 コントローラ 3 警報器 4 照度センサ 5,6 距離センサ(左右) 26 CPU 図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 21/00 622 B60R 21/00 624 B60R 21/00 626 G08G 1/16

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号処理手段により視覚センサの露光時
    間を可変制御しながら路面上の車線を検出し該車線から
    車両が逸脱した場合に警報を発する車線逸脱警報装置に
    おいて、 該車両から両側障害物までの距離を検出する手段と照度
    センサとを設け、該信号処理手段が、該照度センサの出
    力信号から照度変化周期を求め該照度変化周期が一定し
    ているときトンネル内と判断して該視覚センサによる車
    線逸脱警報処理を中止し、この時に車両の左右両側の障
    害物までの距離が閾値以下であると判定したとき該警報
    を発することを特徴とした車線逸脱警報装置。
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