JP3114285U - 屋根上の雪の融解と雪庇防止装置 - Google Patents
屋根上の雪の融解と雪庇防止装置 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】一般的な長尺鉄板葺屋根・瓦葺屋根・無落雪屋根でも容易で且安価で効率的に作用する屋根上の融雪と雪庇を防止する。
【解決手段】先ず長尺鉄板葺屋根Aでは同屋根鉄板の継目4に従来からある落雪防止金具5を固定し、これに絶縁被覆熱線1入りパイプ2を繋いで固定する、この絶縁熱線1に電流を通し熱を発生させ、屋根上の雪を融かすと共に雪庇8の発生を防止できる。以下絶縁被覆熱線1とパイプ2を合せて絶縁熱線入りパイプ3とする。
【選択図】図1
【解決手段】先ず長尺鉄板葺屋根Aでは同屋根鉄板の継目4に従来からある落雪防止金具5を固定し、これに絶縁被覆熱線1入りパイプ2を繋いで固定する、この絶縁熱線1に電流を通し熱を発生させ、屋根上の雪を融かすと共に雪庇8の発生を防止できる。以下絶縁被覆熱線1とパイプ2を合せて絶縁熱線入りパイプ3とする。
【選択図】図1
Description
本考案は積雪寒冷地に於ける屋根上の雪の融雪と雪庇の防止に関する。
本考案の屋根上の融雪や雪庇防止の関する先行技術文献としては、たとえば下記のものがある。(特許文献1参照)
この特許文献に記載されているものは、折板鋼板屋根の軒先融雪装置で折板屋根の凸部上面と底部下面に発熱パネルを布設し融雪する方法で一般的な屋根構造には適用し難い。
特許出願公開番号 2002−129711
この特許文献に記載されているものは、折板鋼板屋根の軒先融雪装置で折板屋根の凸部上面と底部下面に発熱パネルを布設し融雪する方法で一般的な屋根構造には適用し難い。
ところで、前記特許出願公開の折板鋼板屋根の軒先融雪装置は折板屋根専用であると同時に発熱パネルと云うことで一般的な長尺鉄板屋根や瓦葺屋根及び無落雪屋根には費用が大きく適用が難しいと共に屋根上全体の融雪は出来ない。
そこで本考案は、一般的な長尺鉄板葺屋根・瓦葺屋根・無落雪屋根でも容易で且安価で効率的に作用する屋根上の融雪と雪庇を防止することを課題とし、この課題を解決する装置の提供を目的とする。
前記目的を達成するために本考案が採用した技術的手段は、絶縁被覆熱線を通したパイプを屋根上の必要な個所に布設し、電流を通し、その熱に依り、屋根上の雪を融かし又、この熱に依り雪庇部分を融雪切断し落下させることである。(請求項1)
本考案の屋根上の雪の融雪と雪庇防止装置によれば、例えば勾配のある屋根に本考案の絶縁被覆熱線入りパイプを布設すれば、被覆熱線がパイプに依り保護されるため痛むことなくこの周囲の雪が熱せられ温水となり夫々下方に流れ、屋根上全体の融雪を行う、従って軒先が凍結しない、依って上方で融雪水がプール状態にならないので、すが漏れが発生しない又、同時に雪が積もらないので雪庇も発生しない。
次に本考案を実施するための最良の形態を図1ないし図3に基づいて説明する。なお、本形態では長尺鉄板葺屋根A・瓦葺屋根B・無落雪屋根Cについて夫々説明する。
先ず長尺鉄板葺屋根Aでは同屋根鉄板の継目4に従来からある落雪防止金具5を固定し、これに絶縁被覆熱線1入りパイプ2を繋いで固定する、この絶縁熱線1に電流を通し熱を発生させ、屋根上の雪を融かすと共に雪庇8の発生を防止できる。以下絶縁被覆熱線1とパイプ2を合せて絶縁熱線入りパイプ3とする。(図1参照)
次に瓦葺屋根Bについて述べる、瓦葺屋根では絶縁熱線入りパイプ3を途中で固定することが出来ないから、屋根頂部6で固定された線状態のもの7を下方迄伸ばし、これに夫々所定の位置で絶縁被覆熱線入りパイプ3を固定し、これに電流を流すことで屋根上の雪を融解するとともに、雪庇8の発生を防止出来る。(図2参照)
次に無落雪屋根については、屋根頂部の水平部9に雪庇8が発生する。これに対し、無落雪屋根頂部の水平部9に絶縁熱線入りパイプ3を布設し、これに固定金具10をかぶせ、水密性パツキン11を挟んだビス12で固定する。この絶縁熱線入りパイプ3に電流を流すことで、この雪庇8周囲の雪が融け切断され、突出した雪庇が自然落下する。(図3参照)
尚、雪庇は北面や東面と風下に出来易い。
尚、雪庇は北面や東面と風下に出来易い。
長尺鉄板葺屋根Aにおいても瓦葺屋根Bと同様に、線状態のもの7を利用して絶縁熱線入りパイプ3ほ布設することも任意である。
線状態のもの7とは、例えばワイヤーロープ・鉄線・化繊等のロープ・鉄筋・木材等がある。
尚、積雪センサーを屋根上に設けることで、自動的に融雪することも任意である。
なお、本考案は、例示した構成に限定されもものでなく、発明請求の範囲の項に記載された内容から逸脱しない範囲で実施することも任意である。
(図1)本考案における長尺鉄板葺屋根についての側面図と伏図及び詳細図。
(図2)本考案における瓦葺屋根についての伏図と側面図及び詳細図。
(図3)本考案における無落雪屋根についての平面図と側面図及び詳細図。
(図2)本考案における瓦葺屋根についての伏図と側面図及び詳細図。
(図3)本考案における無落雪屋根についての平面図と側面図及び詳細図。
A:長尺鉄板葺屋根
B:瓦葺屋根
C:無落雪屋根
1:絶縁熱線
2:パイプ
3:絶縁熱線入りパイプ(1と2)
4:継目(長尺鉄板屋根のはぜ)
5:落雪防止金具
6:屋根頂部
7:線状態のもの
8:雪庇
9:屋根頂部の水平部(無落雪屋根)
10:固定金具
11:水密性パツキン
12:ビス
B:瓦葺屋根
C:無落雪屋根
1:絶縁熱線
2:パイプ
3:絶縁熱線入りパイプ(1と2)
4:継目(長尺鉄板屋根のはぜ)
5:落雪防止金具
6:屋根頂部
7:線状態のもの
8:雪庇
9:屋根頂部の水平部(無落雪屋根)
10:固定金具
11:水密性パツキン
12:ビス
Claims (1)
- 絶縁被覆熱線を通したパイプを屋根上に布設し、これに電流を通し、熱を発生させ屋根上の雪を融解し、同時に雪庇の発生を防ぐことを特徴とする融雪装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005002889U JP3114285U (ja) | 2005-04-04 | 2005-04-04 | 屋根上の雪の融解と雪庇防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005002889U JP3114285U (ja) | 2005-04-04 | 2005-04-04 | 屋根上の雪の融解と雪庇防止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3114285U true JP3114285U (ja) | 2005-10-27 |
Family
ID=43276608
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005002889U Expired - Fee Related JP3114285U (ja) | 2005-04-04 | 2005-04-04 | 屋根上の雪の融解と雪庇防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3114285U (ja) |
-
2005
- 2005-04-04 JP JP2005002889U patent/JP3114285U/ja not_active Expired - Fee Related
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