JP3114208B2 - 適応画像強調回路 - Google Patents

適応画像強調回路

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JP3114208B2
JP3114208B2 JP03000531A JP53191A JP3114208B2 JP 3114208 B2 JP3114208 B2 JP 3114208B2 JP 03000531 A JP03000531 A JP 03000531A JP 53191 A JP53191 A JP 53191A JP 3114208 B2 JP3114208 B2 JP 3114208B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はロボットの目やファクト
リ・オートメーション用監視カメラなどからの信号から
鮮明な画像信号を抽出する適応画像強調回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、不鮮明画像から鮮明な画像を得る
方式として、プロシーディングズ オブ アイシーエイ
エスエスピー(Proceedings of ICA
SSP)1981年の1117頁より1120頁記載の
方式が知られている。この方式は画像が不鮮明なる理由
が、図2(a)に示すようにインテンシティ(明るさ)
の極端に弱い部分もしくは強い部分において映写機のダ
イナミックレンジの制約から画像の細かい変動信号が十
分に記録されないまま画像信号として出力される点に有
るとして、好ましい処理は図2(b)に示すようにイン
テンシティの極端に弱い部分や強い部分は各々大きくも
しくは小さくし、その分、細かい変動信号を増強するよ
うにしている。
【0003】図3は以上の方式を実現する従来の画像強
調回路の構成図であり、端子101から入力された画像
信号は低域空間フィルタ102に入力され、低域空間フ
ィルタ102により平均的局部インテンシティ信号が出
力される。一方、端子101より入力された画像信号は
減算器103に入力され、減算器103において低域空
間フィルタ102からの平均的局部インテンシティ信号
が除去され、高域画像信号のみが得られる。この高域画
像信号を強調すべく、平均的局部インテンシティ信号は
非線形な重み付けを行なう第1の変換回路107を介し
て乗算器108に伝えられる。つまり第1の変換回路1
07は平均的局部インテンシティ信号が極端に弱い部分
もしくは強い部分における高域画像信号のみを選択的に
増幅すべく大きな値を出力するようになっている。ま
た、この様に高域画像信号を強調して平均的局部インテ
ンシティ信号に加えると画像のダイナミックレンジの範
囲を超える可能性があるため、第2の変換回路109に
より平均的局部インテンシティ信号を修正し、修正され
た平均的局部インテンシティと乗算器108の出力であ
る強調された高域画像信号を加算器110で加えあわ
せ、出力端子111から出力する。この結果、インテン
シティの適切な部分はそのまま、また、インテンシティ
の強すぎたり弱すぎたりする部分は調整を加えられて出
力でき、画像強調が行なえることになる。
【0004】しかしながら、この方式では、インテンシ
ティが適切な部分はなるべくそのままにしておきたいこ
とと、増幅すべき高域画像信号が存在する平均的局部イ
ンテンシティ信号のレベルが入力画像に依存することの
2点より、重み付け回路105、106の最適な特性は
入力画像毎に異なると共に、非線形な特性を持たせない
限り良い結果が得られない。このため、写真などの静止
画を処理する場合には慎重に重み付け回路105、10
6の特性を定めなければならず、さらに、テレビカメラ
からの信号を実時間で処理するには不都合である。
【0005】これに対し、入力画像の特性に応じて重み
付け回路の最適な特性を定め得る画像強調回路が198
7年12月電子情報通信学会発行の第2回ディジタル信
号処理シンポジウム講演論文集211ページより216
ページ掲載の論文”2次元フィルタを用いた適応画像強
調”又は特開平1−120682号公報(特許番号第2
655602号)において黒田等により提案されてい
る。ここでは、細部信号(コントラスト成分)を増幅す
ることにより画像を鮮明にすることができる部分の画素
の平均的局部インテンシティのヒストグラムを求め、こ
れを平滑化しさらに人間の平均的局部インテンシティに
対する視覚特性を考慮した補正を施すことにより入力画
像に適した細部信号の増幅回路の最適な特性を求めてい
る。具体的には、各々の高域画像信号が微少雑音信号振
幅レベル以上あるいは既に鮮明に見えると判断される振
幅レベル以下である場合を検出して増幅すべき高域画像
信号とし、増幅すべき高域画像信号であると判定された
画素の平均的局部インテンシティの全画素に対するヒス
トグラムを求める。
【0006】作成されたヒストグラムは増幅すべき高域
画像信号が集中する平均的局部インテンシティに対して
は大きな値をとるため、高域画像信号に対し平均的局部
インテンシティに対応するヒストグラムの値に比例した
値を増幅係数として乗ずることにより、増幅すべき高域
画像信号に対して必要な増幅が行なうことができる。
【0007】また、求められるヒストグラムは局所的に
見ると平均的局部インテンシティのレベルの小さな変動
に対して大きく値が変動する可能性が有り、これにより
画質が劣化するため、ヒストグラムの平滑化を行なう。
さらに人間の平均的局部インテンシティに対する視覚特
性として、平均的局部インテンシティのレベルが極端に
低い時は細部信号に対する検知能力が落ちる為、平滑化
されたヒストグラムに対して重み付けを行なって平均的
局部インテンシティの極端に低いレベルをより大きく強
調することにより平均的局部インテンシティのすべての
レベルにわたる画像の鮮明化を実現することができる。
これを図面を参照しながら説明する。
【0008】図4における画像強調回路は、入力端子1
01、低域空間フィルタ102、減算器103、条件付
選択回路104、ヒストグラム計算回路105、平滑化
重み付け回路106、第1の変換回路107、乗算器1
08、第2の変換回路109、加算器110、出力端子
111から構成されている。条件付選択回路104は、
減算器103の出力する高域画像信号の振幅があらかじ
め定められた微小雑音信号振幅レベル以上であると同時
に既に鮮明に見えると判断されるあらかじめ定められた
振幅レベル以下であるかを判定し、上記条件を満たす画
素に対する低域空間フィルタ102の出力を選択出力す
る。ヒストグラム計算回路105は条件付選択回路で選
択された画素に対する振幅のヒストグラムを計算する。
平滑化重み付け回路106はヒストグラム計算回路10
5で求めたヒストグラムに対し移動平均をとることによ
り平滑化を行ない、さらに平滑化されたヒストグラムに
対し振幅レベルの小さな成分がより大きくなるような重
み付けを行なう。
【0009】第1の変換回路107は平滑化重み付け回
路106により求められたヒストグラムにより前記低域
空間フィルタ102の出力に応じた高域画像信号の増幅
係数を出力する。第4図のの画像強調回路では低域空間
フィルタ102により入力画像信号に対する平均的局部
インテンシティ信号を求め、さらにこれを減算器103
により入力画像信号から減ずることにより高域画像信号
を求める。つぎに入力画像に応じた高域画像信号に対す
る増幅特性を求める為、まず条件付選択回路104によ
り減算器103で求められた高域画像信号から増幅すべ
き画素を選択し、ヒストグラム計算回路105により選
択された画素の平均的局部インテンシティのヒストグラ
ムをもとめる。さらに、これを平滑化重み付け回路10
6によりヒストグラムの平滑化及び人間の視覚特性を補
償する重み付けを行なって平均的局部インテンシティ信
号に対する高域画像信号の増幅関数を求める。つぎに第
1の変換回路107により平均的局部インテンシティ信
号に対する高域画像信号の増幅係数を求め、これにより
高域画像信号を乗算器108を用いて増幅する。一方、
低域空間フィルタ102の出力は第2の変換回路109
により、振幅の小さい成分は増幅し振幅の大きい成分は
減衰させることにより振幅の幅を減少させる。最後に加
算器110により増幅された高域画像信号と振幅の幅を
減少させた平均的局部インテンシティ信号との加算を行
なうことにより、出力端子111より入力画像をダイナ
ミックレンジを増加させずに鮮明化した画像を得ること
ができる。
【0010】以上説明したように、入力画像の性質に応
じて適応的に高域画像信号を強調させることが可能とな
り入力画像を鮮明化することができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来方
式では、高域画像信号の強調を局所情報を用いず、明る
さ(平均的局部インテンシティ信号)のみに基づいて行
っている為、強調すべき高域画像信号の存在する明るさ
と同じ明るさをもつ高域画像信号は一様に増幅されてし
まい雑音成分の強調、十分に強い信号の過度の強調が生
じる場合がある。
【0012】またヒストグラム生成においては各々の明
るさの領域における強調すべき高域画像信号の個数を単
にカウントしているために同じ明るさの領域が大きいほ
ど増幅度が上がってしまい、過度の強調を行ったり、雑
音成分を強調してしまうことになる。逆に、強調すべき
高域画像信号が存在する明るさの領域の面積が小さい場
合、十分な増幅度が得られない。
【0013】本発明の目的は入力画像の局所特性に応じ
て重み付け回路の最適な特性を定め得る画像強調回路を
提供することにある。
【0014】本発明の第1の適応画像強調回路は、入力
画像に低域空間ろ波を行う低域空間フィルタと、前記入
力画像より前記低域空間フィルタの出力画像を除去し高
域画像信号を得る減算器と、前記高域画像信号において
振幅が定められた範囲に有る画素の空間密度を各画素に
ついて求める細部信号空間密度計算回路と、前記細部信
号空間密度計算回路の出力をスケーリングすることによ
り各画素に対する増幅係数を求める第1の変換回路と、
前記高域画像信号の値により前記第1の変換回路出力で
ある増幅係数の値を減衰させ修正増幅係数を出力する増
幅係数重み付け回路と、前記第1の変換回路の出力であ
る修正増幅係数を前記高域画像信号の各画素に乗ずる乗
算器と、前記低域空間フィルタの出力に対し、振幅の小
さい部分は増幅し振幅の大きな成分は減衰させることに
より振幅の幅を減少させる第2の変換回路と、前記第2
の変換回路の出力と前記乗算器の出力とを加える加算器
とを少なくとも備え、各画素に対してその近傍における
強調すべき画素の空間密度により高域成分の強調を行う
ことを特徴とする。
【0015】本発明の第2の適応画像強調回路は、第1
の発明において、細部信号空間密度計算回路の出力に対
して人間の視覚特性を補償するための重み付け係数を低
域空間フィルタの出力に応じて乗じ第1の変換回路に出
力する視覚特性補償重み付け回路をさらに備えることを
特徴とする。
【0016】本発明の第3の適応画像強調回路は、第
1、第2の発明において、乗算器の出力に対し雑音成分
の除去を行う空間メディアンフィルタをさらに備えるこ
とを特徴とする。
【0017】
【0018】
【作用】本発明の原理は高域画像信号を増幅することに
より画像を鮮明にすることができる画素の局所的存在確
率を求め、これにより入力画像の各画素に適した高域画
像信号の増幅係数を求めることにある。
【0019】具体的には、まず、各々の画素の高域画像
信号が微小雑音信号振幅レベル以上あるいは既に鮮明に
見えると判断される振幅レベル以下である場合を検出し
て増幅すべき高域画像信号とし、増幅すべき高域画像信
号であると判定された画素に対し値1を、そうでない画
素に対しては値0を割り当てた2値画像を求める。次に
この2値画像に対し、平均値フィルタをかけることによ
り、各画素に対する細部信号密度を求める。このとき平
均値フィルタのマスクサイズを大きくとると雑音等の影
響による劣化が少なくなるが、大きくしすぎると増幅す
べき高域画像信号の分布に敏感に反応しなくなる為、適
当な大きさを求める必要がある。
【0020】このようにして求められた細部信号密度は
増幅すべき高域画像信号が集中する部分に対しては大き
な値をとるため、入力画像信号の高域画像信号に対しこ
の細部信号密度に比例した値を増幅係数として乗ずるこ
とにより、増幅すべき高域画像信号に対して必要な増幅
が行なうことができる。
【0021】さらに人間の平均的局部インテンシティに
対する視覚特性として、平均的局部インテンシティのレ
ベルが極端に高いときまたは極端に低い時は高域画像信
号に対する検知能力が落ちる為、細部信号密度に対して
重み付けを行なって平均的局部インテンシティの極端に
高いレベルまたは極端に低いレベルをより大きく強調す
ることにより平均的局部インテンシティのすべてのレベ
ルにわたる画像の鮮明化を実現することができる。
【0022】また平均的局部インテンシティの空間的変
化が激しい輪郭部分等では細部信号密度のみで強調を行
うと強調しすぎて出力媒体のダイナミックレンジを超え
てしまい画質の劣化を起こすことがある。この為、高域
画像信号の値が大きい場合は増幅係数を減衰させること
により画質の劣化を防ぐことができる。
【0023】また高域画像信号の増幅により、雑音の強
調や画素間の増幅度の変化に依るざらつき等により強調
画像が劣化する場合がある。このため強調された高域画
像信号を空間メディアンフィルタに通すことによりこの
ような劣化を防ぐことができる。空間メディアンフィル
タについてはシュプリンガーフェアラーク(Sprin
ger−Verlag)社1981年発行のティー・エ
ス・ハング(T.S.Huang) 編集による論文集”
トゥーディメンショナルディジタルシグナルプロセッシ
ングII(Two−Dimensional Digi
tal Signal Processing I
I)”161ページから196ページ掲載のビー・アイ
・ジャスツソン(B.I.Justusson)による
論文”メディアンフィルタリング:スタティスティカル
プロパティーズ(Median Filtering:
Statistical Properties)”を
参照されたい。
【0024】
【実施例】次に本発明の実施例を図面を参照しながら説
明する。
【0025】図1は、本発明に関連する第1の参考例
あり、入力端子1,低域空間フィルタ2,減算器3,細
部信号空間密度計算回路4,第1の変換回路5,乗算器
6,第2の変換回路7、加算器8、出力端子9から構成
されている。
【0026】低域空間フィルタ2は入力端子1から入力
された画像信号に対し低域空間周波数ろ波を行なうもの
で、「積和演算に基いた画像フィルタリングの高速化手
法」(原崎・西谷昭和60年度電子通信学会情報システ
ム部門全国大会講演番号168)記載の図1に示すもの
が利用できる。減算器3は入力端子1から入力された画
像信号から低域空間フィルタ2の出力を除去して高域画
像信号を出力する。細部信号空間密度計算回路4は、減
算器3の出力する高域画像信号の各画素の振幅があらか
じめ定められた微小雑音信号振幅レベル以上であると同
時に既に鮮明に見えると判断されるあらかじめ定められ
た振幅レベル以下であるかを判定し、上記条件を満たす
画素に値1を、満たさないものに値0を割り当てた2値
画像を求める。次にこの2値画像にマスクサイズ5x5
の2次元平均値フィルタをかけることにより細部信号空
間密度が求まる。第1の変換回路5は細部信号空間密度
計算回路4により求められた細部信号空間密度により前
記低域空間フィルタ2の出力に応じた高域画像信号の増
幅係数を出力する。乗算器6は減算器3の出力する高域
画像信号と第1の変換回路5で求められた増幅係数との
乗算を行なう。第2の変換回路7は低域空間フィルタ2
の出力に対しその振幅に対応する予め定められた変換値
を出力する。加算器8は乗算器6の出力と第2の変換回
路7の出力との加算を行なう。出力端子9は加算器8に
よる加算結果を出力する。
【0027】本発明の画像強調回路では低域空間フィル
タ2により入力画像信号に対する平均的局部インテンシ
ティ信号を求め、さらにこれを減算器3により入力画像
信号から減ずることにより高域画像信号を求める。つぎ
に入力画像に応じた高域画像信号に対する増幅特性を求
める為、まず細部信号空間密度計算回路4により減算器
3で求められた高域画像信号から増幅すべき画素を選択
して細部信号空間密度を求める。さらに、第1の変換回
路5により各画素信号に対する増幅係数を求め、これに
より高域画像信号を乗算器6を用いて増幅する。一方、
低域空間フィルタ2の出力は第2の変換回路7により、
振幅の小さい成分は増幅し振幅の大きい成分は減衰させ
ることにより振幅の幅を減少させる。最後に加算器8に
より増幅された高域画像信号と振幅の幅を減少させた平
均的局部インテンシティ信号との加算を行なうことによ
り、出力端子9より入力画像をダイナミックレンジを増
加させずに鮮明化した画像を得ることができる。
【0028】図5は、本発明に関連する第2の参考例
あり、入力端子1,低域空間フィルタ2,減算器3,細
部信号空間密度計算回路4,第1の変換回路5,乗算器
6,第2の変換回路7、加算器8、出力端子9、視覚補
償重み付け回路11から構成されている。
【0029】本参考例では、図1に示す第1の参考例
おいて、細部信号空間密度計算回路4の出力に対して極
端に明るい所あるいは極端に暗い所に対する検知能力が
弱いという人間の視覚特性を補償するための重み付け係
数を低域空間フィルタ2の出力に応じて乗ずる視覚特性
補償重み付け回路11を付加したもので、この視覚特性
補償重み付け回路11の出力が第一の変換回路5に対す
る入力となる。
【0030】図6は、本発明の第1の一実施例であり、
入力端子1,低域空間フィルタ2,減算器3,細部信号
空間密度計算回路4,第1の変換回路5,乗算器6,第
2の変換回路7、加算器8、出力端子9、増幅係数補正
重み付け回路11から構成されている。
【0031】本実施例では図1に示す第1の実施例にお
いて各々の画素に対し高域画像信号の値が十分大きいと
き対応する第1の変換回路5の出力である増幅係数の値
を減衰させる増幅係数補正重み付け回路11を付加した
もので、この増幅係数補正重み付け回路11の出力が乗
算器6において増幅係数として用いられる。
【0032】なお、本実施例では、第2の参考例で説明
した視覚特性補償重み付け回路10を追加して、その出
力を第1の変換回路に供給することもできる。これが、
本発明の第2の実施例である。
【0033】また、第1、第2の実施例において、乗算
器6の出力に対し、雑音成分の除去を行う空間メディア
ンフィルタを作用させ、その結果を加算器8の入力とな
るよう変形することもできる。これらが、本発明の第
3,4の実施例である。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に従えば入
力画像の局所的性質に応じて適応的に高域画像信号を強
調させることが可能となり入力画像を鮮明化することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の参考例を示す図。
【図2】従来の方式の原理を示す図。
【図3】従来の画像強調回路の一例を示す図である。
【図4】従来の画像強調回路の一例を示す図である。
【図5】本発明の第2の参考例を示す図である
【図6】本発明の第1の一実施例を示す図である
【符号の説明】1、101 入力端子 2、102 低域空間フィルタ 3、103 減算器 4 細部信号密度計算回路 5、107 第1の変換回路 6、108 乗算器 7、109 第2の変換回路 8、110 加算器 9、111 出力端子 10 視覚補償重み付け回路 11 増幅係数補正重み付け回路 104 条件付選択回路 105 ヒストグラム計算回路 106 平均化重み付け回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/208 G06T 5/20

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力画像に低域空間ろ波を行う低域空間フ
    ィルタと、 前記入力画像より前記低域空間フィルタの出力画像を除
    去し高域画像信号を得る減算器と、 前記高域画像信号において振幅が定められた範囲に有る
    画素の空間密度を各画素について求める細部信号空間密
    度計算回路と、 前記細部信号空間密度計算回路の出力をスケーリングす
    ることにより各画素に対する増幅係数を求める第1の変
    換回路と、前記高域画像信号の値により前記第1の変換回路出力で
    ある増幅係数の値を減衰させ修正増幅係数を出力する増
    幅係数重み付け回路と、 前記第1の変換回路の出力である修正増幅係数を前記高
    域画像信号の各画素に乗ずる乗算器と、 前記低域空間フィルタの出力に対し、振幅の小さい部分
    は増幅し振幅の大きな成分は減衰させることにより振幅
    の幅を減少させる第2の変換回路と、 前記第2の変換回路の出力と前記乗算器の出力とを加え
    る加算器とを少なくとも備え、各画素に対してその近傍
    における強調すべき画素の空間密度により高域成分の強
    調を行うことを特徴とする適応画像強調回路。
  2. 【請求項2】前記細部信号空間密度計算回路の出力に対
    して人間の視覚特性を補償するための重み付け係数を前
    記低域空間フィルタの出力に応じて乗じ前記第1の変換
    回路に出力する視覚特性補償重み付け回路を備えること
    を特徴とする請求項1に記載の適応画像強調回路。
  3. 【請求項3】前記乗算器の出力に対し雑音成分の除去を
    行う空間メディアンフィルタを備えることを特徴とする
    請求項1又は請求項2に記載の適応画像強調回路。
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