JP3113880U - 草刈り機の補助具 - Google Patents

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Abstract

【課題】畦の草を刈り取るときに誤って稲を刈るのを防ぐことができる草刈り機の補助具を提供する。
【解決手段】取付部材11が、草刈り機の柄1に取り付けられる。飛散防止部材12が、取付部材11に固定されている。飛散防止部材12は、取付部材11が柄1に取り付けられたとき、刈られた草を受けるよう草刈り機の回転刃2の上面に沿って伸びるよう配置される。ガード部材13が、可撓性を有し、全体がU字状であって、両端13a,13bが飛散防止部材12に着脱可能に取り付けられている。ガード部材13は、取付部材11が柄1に取り付けられたとき、少なくとも一部が飛散防止部材12の草を受ける側12cの反対側12dで回転刃2の縁部2aより外側に突出して回転刃2の縁部2aをカバーする。ガード部材13は、飛散防止部材12の長さ方向に沿って両端13a,13bの取付位置を調節可能に取り付けられている。
【選択図】図1

Description

本考案は、柄の先端に円盤状の回転刃を有する草刈り機に取り付けて使用するための草刈り機の補助具に関する。
従来の草刈り機として、回転刃により刈られた草を受けて回転刃の外側方に案内する草受けガイドを、柄に高さ変更可能に設け、安全カバーを草受けガイドの上方の柄に高さ変更可能に設けたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特許第2931284号公報
しかしながら、特許文献1記載の草刈り機では、畦の草を刈り取るとき、刈り取る草に注意が向かうため、回転刃の草を刈る側と反対の側で誤って稲を刈ってしまうことがあるという課題があった。
本考案は、このような従来の課題に着目してなされたもので、畦の草を刈り取るときに誤って稲を刈るのを防ぐことができる草刈り機の補助具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本考案に係る草刈り機の補助具は、柄の先端に円盤状の回転刃を有する草刈り機に取り付けて使用するための草刈り機の補助具であって、取付部材と飛散防止部材とガード部材とを有し、前記取付部材は前記柄に取り付けられ、前記飛散防止部材は前記取付部材に固定され、前記取付部材が前記柄に取り付けられたとき、刈られた草を受けるよう前記回転刃の上面に沿って伸びるよう配置され、前記ガード部材は全体がU字状であって両端が前記飛散防止部材に取り付けられ、前記取付部材が前記柄に取り付けられたとき、少なくとも一部が前記飛散防止部材の草を受ける側の反対側で前記回転刃の縁部より外側に突出して前記回転刃の縁部をカバーすることを、特徴とする。
本考案に係る草刈り機の補助具は、柄の先端に円盤状の回転刃を有する草刈り機の柄に取付部材を取り付けて使用される。草刈り機により草を刈るとき、飛散防止部材の草を受ける側の回転刃により草を刈る。刈られた草は、飛散防止部材で受けられるので、飛び散るのを防ぐことができる。このため、草刈り後に、刈った草を集める必要がなくなるので、それに要する時間や手間を減らすことができる。また、飛散防止部材の草を受ける側の反対側では、ガード部材の少なくとも一部が回転刃の縁部をカバーしているため、畦の草を刈るとき、刈り取る草の方に注意が向いていても、草を刈る側と反対の側で誤って稲を刈ってしまうのを防ぐことができる。
本考案に係る草刈り機の補助具で、前記ガード部材は可撓性を有し、前記飛散防止部材の長さ方向に沿って両端の取付位置を調節可能でかつ着脱可能に前記飛散防止部材に取り付けられていることが好ましい。この構成では、ガード部材が可撓性を有し、全体がU字状であるため、ガード部材の両端の間隔を狭くして飛散防止部材に取り付けることにより、回転刃の縁部より外側に突出した部分の範囲を狭くし、その突出量を大きくすることができる。これにより、回転刃の刈取り可能範囲を広げるとともに、特定の狭い範囲で安全度を高めることができる。また、ガード部材の両端の間隔を広くして飛散防止部材に取り付けることにより、回転刃の縁部より外側に突出した部分の突出量を小さくして、その範囲を広くすることができる。これにより、回転刃の刈取り可能範囲を特定の部分に限定するとともに、回転刃をカバーする範囲を広げることができる。このように、用途に応じてガード部材を調節し、効率的に草を刈ることができる。
本考案によれば、畦の草を刈り取るときに誤って稲を刈るのを防ぐことができる草刈り機の補助具を提供することができる。
以下、図面に基づき本考案の実施の形態について説明する。
図1および図2は、本考案の実施の形態の草刈り機の補助具を示している。
図1および図2に示すように、草刈り機の補助具は、取付部材11と飛散防止部材12とガード部材13とを有している。
図1に示すように、取付部材11は、Uボルトセットから成っている。Uボルトセットは、Uボルトとプレートと1対のナットとから成る。取付部材11は、Uボルトとプレートとの間に草刈り機の柄1を挟み、Uボルトの両端にナットを螺合させて柄1の先端部に取り付けられている。
図1および図2に示すように、飛散防止部材12は、ほぼ矩形状の金属板から成っている。飛散防止部材12は、幅方向に沿って2箇所で折り曲げられ、両端部12a,12bが互いに平行になっている。飛散防止部材12は、一方の端部12aに第1固定孔14を有し、他方の端部12bに長さ方向に沿って3つの第2固定孔15を有している。飛散防止部材12は、長さ方向の中央で、長さ方向が取付部材11の幅方向に対して斜めになるよう取付部材11の中央背面部11aに固定されている。飛散防止部材12は、取付部材11が柄1に取り付けられたとき、刈られた草を受けるよう回転刃2の上面に沿って伸びるよう配置されている。
図1に示すように、ガード部材13は、細長く、可撓性を有する金属板から成っている。ガード部材13は、全体がU字状に曲げられて、飛散防止部材12の草を受ける側12cの反対側12dに取り付けられている。ガード部材13は、両端13a,13bが飛散防止部材12の両端部12a,12bの第1固定孔14および第2固定孔15にそれぞれボルト(図示せず)で着脱可能に取り付けられている。図2に示すように、ガード部材13は、飛散防止部材12の他方の端部12bに設けられた3つの第2固定孔15により、取付位置を調節可能になっている。図1に示すように、ガード部材13は、取付部材11が柄1に取り付けられたとき、少なくとも一部が回転刃2の縁部2aより外側に突出して回転刃2の縁部2aをカバーしている。
次に、作用について説明する。
図1および図2に示すように、草刈り機の補助具は、柄1の先端に円盤状の回転刃2を有する草刈り機の柄1に取付部材11を取り付けて使用される。草刈り機により草を刈るとき、飛散防止部材12の草を受ける側12cの回転刃2により草を刈る。刈られた草は、飛散防止部材12で受けられるので、飛び散るのを防ぐことができる。このため、草刈り後に、刈った草を集める必要がなくなるので、それに要する時間や手間を減らすことができる。また、飛散防止部材12の草を受ける側12cの反対側12dでは、ガード部材13の少なくとも一部が回転刃2の縁部2aをカバーしているため、畦の草を刈るとき、刈り取る草の方に注意が向いていても、草を刈る側12cと反対の側12dで誤って稲を刈ってしまうのを防ぐことができる。
図1に示すように、ガード部材13が可撓性を有し、全体がU字状であるため、ガード部材13の両端13a,13bの間隔を狭くして飛散防止部材12に取り付けることにより、回転刃2の縁部2aより外側に突出した部分の範囲を狭くし、その突出量を大きくすることができる。これにより、回転刃2の刈取り可能範囲を広げるとともに、特定の狭い範囲で安全度を高めることができる。また、ガード部材13の両端13a,13bの間隔を広くして飛散防止部材12に取り付けることにより、回転刃2の縁部2aより外側に突出した部分の突出量を小さくして、その範囲を広くすることができる。これにより、回転刃2の刈取り可能範囲を特定の部分に限定するとともに、回転刃2をカバーする範囲を広げることができる。このように、用途に応じてガード部材13を調節し、効率的に草を刈ることができる。
本考案の実施の形態の草刈り機の補助具の使用状態を示す平面図である。 図1に示す草刈り機の補助具の使用状態を示す(a)背面図、(b)正面図である。
符号の説明
1 柄
2 回転刃
11 取付部材
12 飛散防止部材
13 ガード部材
14 第1固定孔
15 第2固定孔

Claims (2)

  1. 柄の先端に円盤状の回転刃を有する草刈り機に取り付けて使用するための草刈り機の補助具であって、
    取付部材と飛散防止部材とガード部材とを有し、
    前記取付部材は前記柄に取り付けられ、
    前記飛散防止部材は前記取付部材に固定され、前記取付部材が前記柄に取り付けられたとき、刈られた草を受けるよう前記回転刃の上面に沿って伸びるよう配置され、
    前記ガード部材は全体がU字状であって両端が前記飛散防止部材に取り付けられ、前記取付部材が前記柄に取り付けられたとき、少なくとも一部が前記飛散防止部材の草を受ける側の反対側で前記回転刃の縁部より外側に突出して前記回転刃の縁部をカバーすることを、
    特徴とする草刈り機の補助具。
  2. 前記ガード部材は可撓性を有し、前記飛散防止部材の長さ方向に沿って両端の取付位置を調節可能でかつ着脱可能に前記飛散防止部材に取り付けられていることを、特徴とする請求項1記載の草刈り機の補助具。
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