JP3113874B1 - パイプクランプ - Google Patents

パイプクランプ

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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L21/00Joints with sleeve or socket

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
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Abstract

【要約】 【課題】本発明は、パイプの把持が確実で信頼性が高
く、特に高圧流体を流すパイプを把持する場合に適した
パイプクランプを得ることを課題とする。 【解決手段】クランプ本体11と、クランプ本体の外周
部に円周方向に並べて配置されランプ本体の外周部に支
持されるとともにクランプ本体の一方の端から外側へ延
出する複数の爪体19を有し、これら爪体の内周部には
楔形突起が形成され、且つこの複数の爪体がクランプ本
体に挿入されるパイプを外周側から囲んでに楔形突起が
パイプの外周面を強固に固定してパイプを把持するチャ
ックと、各爪体の外周側に設けられ移動によりチャック
の各爪体を閉塞する筒体からなるヘッド22とを具備
し、互いに組み合わさるヘッドの内周面と各爪体の外周
面の少なくとも一方が、クランプ本体の一方の端部から
他方の端部に向けて外周側へ広がる傾斜面をなしている
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパイプクランプに関
する。
【0002】
【従来の技術】パイプクランプ本体は流体を流すパイプ
の端部を把持して、このパイプの端部を閉塞する、ある
いは他のパイプを接続するものであり、このパイプクラ
ンプのなかで高圧の流体を流すパイプを把持するものが
ある。
【0003】従来、この種の高圧用パイプクランプとし
て図5に示すものがある。図5は従来のパイプクランプ
の一形態を示す断面図である。両端が開放されたパイプ
クランプ本体の一端部はパイプPを挿入するもので、こ
の一端部には挿入したパイプPを把持する手段として軸
方向移動可能なカラー2、このカラー2の内周側に位置
するチャック3、このチャック3を軸方向両側から挟む
チャック押え4および可動チャック押え5を設けてい
る。チャック3は金属板からなるもので、円形リング部
と、この円形リング部の内周部から中心に向けて延びる
パイプクランプ本体1に挿入されたパイプPを外周側か
ら囲んで把持する複数の爪体とを有し、この複数の爪体
はチャック3の一側に傾斜して弾性を有している。
【0004】なお、図中6はパイプクランプ本体1の外
部に設けた回動レバー、7はこの回動レバー6にカラー
2をチャック押え向きに移動させるリンク、8はパイプ
クランプ本体1の他端部に取付けられ図示しない他のパ
イプを接続するための接続筒、9はパイプクランプ本体
1の内部において接続筒6の先端に接触して設けられ。
パイプクランプ本体1の一端部から挿入するパイプPの
先端が当接するシールリングである。
【0005】そして、常時はばね6によってカラー2を
チャックを押える向きとは逆向きに移動させておき、パ
イプPを把持する際には作業者がカラー2をチャック押
え向きに移動させて可動チャック押え4を動かし、両方
のチャック押え4、5でチャック3の爪体を軸方向両側
で押えて弾性変位させてパイプPを外周側から把持す
る。なお、流体は例えば他のパイプから接続筒8、パイ
プクランプ本体1およびパイプPへと流れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この従来のパイプクラ
ンプにおいては、カラー2をチャックを押える向きへ移
動させて両方のチャック押え4、5により金属板からな
るチャック3の爪体を軸方向両側で挟んで弾性変形させ
てパイプPを把持するが、パイプPに流体が流れる時に
生じるパイプPの振動、特に高圧流体が流れる時に生じ
る振動により、金属板からなる爪体によるパイプPの把
持が不安定になることがある。また、カラー2をチャッ
ク押える向きとは反対側へ移動してパイプの把持を解除
するが、この場合金属板からなるチャック3の爪体が弾
性力で元の形状に復元できず、パイプPの外周面から離
れず、このためパイプPをパイプクランプ本体1から抜
出しにくくなる。特にパイプPを流れる流体が高圧であ
る場合には、パイプPが軸方向に変位してチャック3の
爪体が押されて一層変形の度合が大きくなる。そして、
前述した状態から無理にパイプPをパイプクランプ本体
1から引き抜いても、チャック3の爪体が変形している
ために再びパイプPをパイプクランプ本体1に挿入する
ことが困難となる。従って、従来のパイプクランプはパ
イプの把持、挿脱が不確実で信頼性が低く、特にパイプ
に高圧流体を流すパイプを把持する場合には一層信頼性
が低いという問題があった、本発明は、パイプの把持、
挿脱が確実で信頼性が高く、特に高圧流体を流すパイプ
を把持する場合に適したパイプクランプを提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明のパイプ
クランプは、両端が開放され一方の端部にパイプが挿入
される筒体からなるパイプクランプ本体と、このパイプ
クランプ本体の外周部に周方向に並べて軸方向に沿って
配置され基端部が前記パイプクランプ本体の外周部に支
持されるとともに、先端部が前記クランプ本体の一方の
端から外側へ延出する複数の爪体を有し、これら複数の
爪体の先端の内周部には内周側へ向けて楔形突起が形成
され、且つこの複数の爪体の先端部が前記パイプクラン
プ本体の一方の端部に挿入される前記パイプを外周側か
ら囲んで収束して、この収束の状態で前記各爪体の先端
部内周面に形成された前記楔形突起が前記パイプの外周
部面に噛み付いて前記パイプを固定するチャックと、前
記複数の爪体からなる前記チャックの外周側に軸方向に
沿って移動可能に設けられ前記パイプクランプ本体の他
方の端部に向けた移動により前記チャックの各爪体の先
端部を収束する筒体からなるヘッドとを具備し、互いに
組み合わさる前記ヘッドの内周面と前記チャックの各爪
体の先端部外周面の少なくとも一方が、前記パイプクラ
ンプ本体の一方の端部から他方の端部に向けて外周側へ
広がる傾斜を持った傾斜面をなしていることを特徴とす
る。
【0008】この発明の構成によれば、チャックにおい
て筒体を構成するように周方向に並べた複数の爪体は強
度が大でパイプに高圧流体が流れる場合でも変形するこ
とがなく、また爪体はヘッドのテーパ部に強制的に収束
されて爪体の先端に形成した楔形突起がパイプの外周部
に強固に掴んで固定するので確実にパイプを把持するこ
とができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1はこの実施の形態のパ
イプクランプを示す断面図、図2はパイプクランプ本体
の一端側から見た図、図3は爪体がパイプを把持する部
分を拡大して示す図である。
【0010】図において11は両端を開放した円筒体を
なすパイプクランプ本体で、このパイプクランプ本体1
1の一方の端部(以下一端部と称する。)は把持すべき
パイプPの端部を挿入する箇所となっており、他方の端
部(以下他端部と称する。)の内部には両端が開放され
た接続筒12の一端部が挿入され螺合されている。接続
筒12の他端部はパイプクランプ本体11の外側へ突出
しており、パイプクランプ本体11の内部に位置する一
端部の外周部にはパイプクランプ本体1の内周面とのシ
ールを図るシールリング13が嵌合されている。パイプ
クランプ本体11の内部には円筒体からなるストッパ1
4が軸方向移動自在に設けられ、このストッパ14は接
続筒12の一端(先端)に支持された圧縮コイルばね2
4により本体一端部側へ向けて押されて本体内周部に形
成された段部11aに当接している。このストッパ14
はパイプクランプ本体11の内部に挿入されたパイプP
を突き当ててシールを図るものである。
【0011】パイプクランプ本体11の一端部の外周側
に円筒体をなすスライドホルダ15が配置され、このス
ライドホルダ15の基端部は周方向に間隔を存して形成
された複数の孔に嵌合されたボール16をパイプクラン
プ本体11の外周部に形成され溝に係合して支持されて
いる。スライドホルダ15の先端部はパイプクランプ本
体11の一端から外側へ延出して内周側へ向けてパイプ
クランプ本体11の内径と同じ内径を有する鍔15aが
形成され、スライドホルダ15の内周部にはこの鍔15
aとパイプクランプ本体11の先端との間に位置してパ
イプクランプ本体11に挿入されたパイプPの外周面に
接触してシールを図るシールリング17およびスペーサ
18が嵌合されている。
【0012】また、スライドホルダ15の先端部の外周
側には複数、例えば4個の爪体19が円周方向に並べて
配置されている。これら4個の爪体19は組合せて配置
することによりスライドホルダ15の外周側を囲む円筒
体を構成するもので、各爪体19はスライドホルダ15
の軸方向に延びるとともに、少なくとも先端部の爪20
の断面が90度の角度を持つ円弧状をなしている。な
お、各爪体19がパイプクランプ本体11の半径方向に
揺動可能にするために互いの間に隙間を有している。各
爪体19の基端部には内周側に向けて支持突起19aが
形成され、これら各爪体19の支持突起19aはスライ
ドホルダ15の外周部に全周にわたり形成された支持溝
15bに係合されている。各爪体19の先端部はスライ
ドホルダ15の先端部より外側へ延出し、スライドホル
ダ15の鍔15aに対向して爪20が形成されている。
【0013】この爪20の内周側には楔形突起20aが
形成されている。この楔形突起20aは内周側の部分が
尖鋭となるように楔形をなすもので、パイプクランプ本
体11の周方向(パイプPの周方向)に沿って円弧状に
湾曲している。すなわち、4個の爪体19における爪2
0の内周面に形成した楔形突起20aを組合せると、パ
イプPの外周側を囲む円を形成することになる。そし
て、後述するように各爪体19の爪20が収束する場合
には、各爪体19における爪20の内周面に形成した楔
形突起20aの先端がパイプPの外周面に押圧接触して
各楔形突起20aがパイプPの外周面を周方向全体にわ
たってくわえるようにして把持する。
【0014】ここで、スライドホルダ15の支持溝15
bに対して先端側には全周にわたり突条15cが形成さ
れており、爪体19における支持突起19aより先端側
の部分がこの突条15cに当接している。この状態で爪
体19aはスライドホルダ15の外周面に対しては所定
大きさの間隙Lが形成される。各爪体19はこの状態を
非把持位置とし、この位置では楔形突起20aがパイプ
クランプ本体11に挿入したパイプPの外周面に接近す
る位置または軽く接触する位置にある。
【0015】そして、爪体19は非把持位置から基端部
を支点として先端部側がパイプクランプ本体11の中心
に向けて半径方向に沿い弾性変形による揺動が可能とな
リ、この揺動により爪20の内周面に形成した楔形突起
20aがパイプクランプ本体11に挿入したパイプPの
外周面に小さい面積の箇所で接触して噛み付くようにし
て押える。
【0016】スライドホルダ15の外周側には円筒体か
らなるスライドカラー21が軸方向移動可能に嵌合して
設けられている。このスライドカラー21は、スライド
ホルダ15の全長および爪体19における爪20を除く
部分を外側から囲んで押えることが可能な長さと内径を
有している。これにより各爪体19はスライドカラー2
1に押えられ軸線と平行な前記非把持位置から外周側ヘ
揺動することを阻止される。
【0017】スライドカラー21の外周側には軸方向に
おける先端側よりの部分に円筒体からなるヘッド22と
ナット23が螺合されている。このため、スライドカラ
ー21の軸方向移動に伴いヘッド22が一体に移動す
る。ヘッド22の先端部はスライドカラー21の先端よ
り外側へ延出して内周側に向けて鍔22aが形成されて
いる。このヘッド22の鍔22aは各爪体19aの爪2
0を外周側から囲んでこの爪20の外周面に接触するも
のである。
【0018】ここで、各爪体19の爪20の外周面は爪
体先端部側から基端部側(パイプクランプ本体11の一
端部側から他端部側)へかけて内周側から外周側へ広が
る傾斜を持った傾斜面20bが形成されている。すなわ
ち、各爪体19の爪20の傾斜面20bを組合せると爪
体先端側から基端側(パイプクランプ本体11の一端部
側から他端部側)へかけて内周側から外周側へ広がるテ
ーパ面が形成される。ヘッド22の鍔22aの内周面
は、各爪体19の爪20の外周面に組合されるようにこ
の外周面と同様に爪体先端部側から基端部側(パイプク
ランプ本体11の一端部側から他端部側)へかけて内周
側から外周側へ広がる傾斜を持った傾斜面22bとして
形成されている。このため、ヘッド22の鍔22aの傾
斜面22bは各爪体19の爪20の傾斜面20bに同じ
傾斜を持って全体に接触する。
【0019】ヘッド22の鍔22aの傾斜面22bと各
爪体19の爪20の傾斜面20bを前記のように傾斜の
向きを設定するのは、ヘッド22がパイプクランプ本体
11の一端部側から他端部側へ移動すると、ヘッド22
の鍔22aの傾斜面22bが各爪体19の爪20の傾斜
面20bに接触しながら同じ方向へ移動し、ヘッド22
の鍔22aが各爪体19の爪20をパイプクランプ本体
11の中心へ向けて収束させる動作をさせるためであ
る。これにより各爪体19は基端部を支点として互いに
接触して閉じるように内周側へ向けて弾性変位する。す
なわち、ヘッド22の移動によりヘッド22の鍔22a
の傾斜面22bと各爪体19の爪20の傾斜面20bの
組合せによる楔作用により各爪体19を収束動作させて
パイプクランプ本体11に挿入したパイプPを把持す
る。
【0020】図中31はレバー、32はリンクであり、
これらはヘッド22を移動させて爪体19を動作させる
ためのものである。レバー31はパイプクランプ本体1
1両側に配置され、基端部がパイプクランプ本体中心軸
線上であって且つこの中心軸線に対して直交する方向に
沿って配置されたビス33により回動可能に支持されて
いる。レバー31の基端部内面には偏心カム34が一体
に設けられている。リンク32もパイプクランプ本体1
1の両側に配置され、その一端部がこの偏心カム34を
介してレバー31の基端部に連結されている。偏心カム
34の中心はパイプクランプ本体11の中心軸線から外
れた位置にある。リンク32の他端部はビス35により
スライドカラー21に連結されている。そして、レバー
31をビス33を中心として図示時計方向ヘ回動させる
と、偏心カム34も一体に回動する。これによりパイプ
クランプ本体11、スライドホルダ15および爪体19
と、スライドカラー21およびヘッド22が相対的に互
いに接近する向きに軸方向に沿って移動する。
【0021】このように構成されたパイプクランプの動
作について説明する。パイプPを把持していない状態で
は、図1に示すようにレバー31がパイプクランプ本体
11の中心軸線に対して直交する位置にあり、スライド
カラー21およびヘッド22はパイプクランプ本体11
の一端部側に寄った位置にあり、各爪体19は開いて非
把持位置にある。
【0022】パイプを把持する場合には、図1の仮想線
で示すようにパイプPの端部を、ヘッド22の先端開口
部、チャック30における各爪体19の爪20で囲まれ
る円形の空間部、スライドホルダ15の一端開口部およ
びシールリング17を挿通してパイプクランプ本体11
の一端部の内部に挿入し、その先端をパイプクランプ本
体11の内部に設けたストッパ14に突き当てる。シー
ルリング17がパイプPの外周面に接触し、ストッパ1
4はばね24に押されてパイプPの開口端に接触する。
【0023】そして、前述したようにレバー31を図示
時計方向へ回動すると偏心カム34も一体に回動する。
これによりパイプクランプ本体11、スライドホルダ1
5および爪体19と、スライドカラー21およびヘッド
22が相対的に互いに接近する向きに軸方向に沿って移
動する。このため、ヘッド22の移動に伴いその鍔22
aの傾斜面22bが楔作用によりチャック30における
各爪体19の爪20の傾斜面20bを外側から内側へ向
けて押す。この場合、ヘッド22と爪20とが接触する
面は夫々同じ向きの同じ角度をもって傾斜する傾斜面2
0b、22bであるから、ヘッド22の傾斜面22bが
爪体19の傾斜面20bを円滑且つ確実に押すことがで
きる。
【0024】各爪体19は非把持位置から基端部を支点
としてパイプクランプ本体11の半径方向に沿って中心
側へ弾性変形して揺動する。各爪体19の爪20は互い
に接近して収束し、各爪20で囲まれる空間部が縮小す
る。これにより図3に示すように各爪体19の爪20に
形成した楔形突起20aの先端がパイプPの外周面に押
圧して接触する。すなわち、各爪体19の楔形突起20
aは、動物が牙でものをくわえるようにパイプPの外周
面を全周を囲んで噛み付くような状態で接触して掴み、
且つ各爪体19の楔形突起20aはパイプPの外周面に
小さい面積で力を集中して作用させて強固にパイプパイ
プを固定する。
【0025】そして、接続筒12に図示しない他のパイ
プを接続して流体を例えば図示矢印方向ヘ流す。流す流
体の圧力は拘束されず、高い圧力の流体を流すことも可
能である。
【0026】このパイプクランプでは、チャック30を
構成する複数の爪体19は筒体を形成するように周方向
に並べて設けるもので、強度が大でパイプP9を強固に
把持することが可能であり、ヘッド22が爪体29を押
してもパイプPを把持しても爪体19が変形することが
ない。また、パイプPに高圧流体を流した場合に、パイ
プPが軸方向に変位しても爪体19が変形することもな
い。ヘッド22は爪体19との組合せによる楔作用で爪
体19を押圧して強制的に収束し、爪体19の爪20に
形成した楔形突起20aがパイプの外周面に噛み込むよ
うにして強い力で確実にパイプPを保持することができ
る。従って、パイプPに高い圧力の流体が流れても強固
にパイプPを把持できる。そして、爪体19はパイプP
を把持することにより変形することがないので、パイプ
Pをパイプクランプ本体11に対して抜出す場合および
挿入する場合に支障を来すことがない。
【0027】図4は、把持するパイプPをシールする構
成を変更したパイプクランプを示す断面図である。すな
わち、このパイプクランプでは図1に示すパイプクラン
プにおけるストッパ14およびばね24の代りにシール
パッキン41を設け、またシールリング17の代りにシ
ールリング42を設けている。
【0028】なお、本発明は前述した実施の形態に限定
されず、種々変形して実施するこおとができいる。例え
ば前述した実施の形態では、ヘッド22と爪体19の爪
20との接触部は、両方が傾斜した面となっているが、
これに限定されずに少なくともずれか一方が傾斜した面
として爪体19を押圧して収束させることができれば良
い。
【0029】
【発明の効果】本発明のパイプクランプによれば、チャ
ックにおいて筒体を構成するように周方向に並べた複数
の爪体は強度が大でパイプに高圧流体が流れる場合でも
変形することがなく、また爪体はヘッドのテーパ部に強
制的に収束されて爪体の先端に形成した楔形突起がパイ
プの外周部に強固に掴んで固定するので確実にパイプを
把持することができる。従って、本発明によれば、パイ
プの把持、挿脱が確実で信頼性が高く、特に高圧流体を
流すパイプを把持する場合に適したパイプクランプを得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるパイプクランプ
を示す断面図。
【図2】同実施の形態のパイプクランプを示す沿う側面
図。
【図3】同実施の形態のパイプクランプにおける爪体の
爪を拡大して示す図。
【図4】パイプクランプの他の形態を示す図。
【図5】従来の形態のパイプクランプを示す断面図。
【符号の説明】
11…パイプクランプ本体、 12…接続筒、 15…スライドホルダ、 19…爪体、 20…爪、 20a…楔形突起、 20b…傾斜面、 21…スライドカラー、 22…ヘッド、 22b…傾斜面、 31…レバー、 32…リンク。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端が開放され一方の端部にパイプが挿
    入される筒体からなるパイプクランプ本体と、このパイ
    プクランプ本体の外周部に周方向に並べて軸方向に沿っ
    て配置され基端部が前記パイプクランプ本体の外周部に
    支持されるとともに、先端部が前記クランプ本体の一方
    の端から外側へ延出する複数の爪体を有し、これら複数
    の爪体の先端の内周部には内周側へ向けて楔形突起が形
    成され、且つこの複数の爪体の先端部が前記パイプクラ
    ンプ本体の一方の端部に挿入される前記パイプを外周側
    から囲んで収束して、この収束の状態で前記各爪体の先
    端部内周面に形成された前記楔形突起が前記パイプの外
    周部面に噛み付いて前記パイプを固定するチャックと、
    前記複数の爪体からなる前記チャックの外周側に軸方向
    に沿って移動可能に設けられ前記パイプクランプ本体の
    他方の端部に向けた移動により前記チャックの各爪体の
    先端部を収束する筒体からなるヘッドとを具備し、互い
    に組み合わさる前記ヘッドの内周面と前記チャックの各
    爪体の先端部外周面の少なくとも一方が、前記パイプク
    ランプ本体の一方の端部から他方の端部に向けて外周側
    へ広がる傾斜を持った傾斜面をなしていることを特徴と
    するパイプクランプ。
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