JP3113462U - 自転車用錠 - Google Patents
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Abstract
【構成】 第1のロック装置Aのケース本体1の裏面に、錠杆2の摺動行程に対応する長さを備えて、該錠杆の形状に沿うガイド溝3を開口し、このガイド溝を覆う取付けケース4内に、両端部に当接部7a、7bを具えてガイド溝の長さを適宜に下回る長さを有し、かつ、レリースワイヤ6の基端部6aを固定したスライダー5を摺動自在に嵌装し、ガイド溝内に、上記錠杆から突出させた連動ピン8を嵌合して、この連動ピンを上記スライダーの両端の当接部の間に位置させる一方、上記レリースワイヤの他端部を第2のロック錠に備えたロックレバーに連結した自転車用錠。
【選択図】 図2
Description
また、自転車用スタンドロック装置には、起立させたスタンドをスタンドロック板にロックさせた後、サークル錠とかハンドルロック錠などのように自転車に別に取り付けた自転車用錠を施錠すると、それらの錠前の錠杆に連なるレリ−スワイヤを介して、ワイヤの先端部に備えた錠杆がスタンドのロック板を回動不能にロックし、自転車を錠前とロック板とで二重にロックするようにしたロック装置には、同じく本出願人の先願に特許文献3がある。
そのため、この種の、ワイヤを介して連動する二つのロック装置においては、施錠操作をする場合に、錠前内に本来備えられている錠杆の復元ばねと、ワイヤの復帰ばねとの二つのばねの復元力に抗してロック装置を施錠操作する必要があり、大きな操作力が必要で、施錠操作し難いという欠点があった。
同様にして、特許文献3のスタンドロック装置においても、施錠操作する場合に、大きな操作力を要するという欠点があった。
そのため、ワイヤを介して連動する二つのロック装置の施錠操作力を軽減できるようにすることと、施錠作動子の復帰ばねの嵌装を省くことができるようにすることが、この種の錠前において解決すべき課題となっていた。
上記錠杆の施錠行程の終端部近くにおいて、上記連動ピンをスライダーの一端の当接部に当接させ、この当接位置から錠杆の施錠行程の終端に至るまでの間を、上記スライダーとレリースワイヤの従動行程とし、この従動行程を第2のロックのロックレバーの施錠行程として、該ロックレバーに第2のロックを施錠させる。
復元ばねに牽引される上記錠杆の開錠行程の終端近くにおいて、上記連動ピンに、スライダーの他端の当接部を当接させ、この当接位置から錠杆の開錠行程の終端に至るまでの間を従動行程として、上記復元ばねにスライダーとレリースワイヤを牽引させ、施錠時とは逆方向に前記ロックレバーをレリースワイヤに牽引させて、第2のロック錠を開錠させる。
以上のように構成したことを特徴とする自転車用錠を提供するものである。
したがって、本来ロック装置に付設されている復元ばねのみの抵抗に抗して第1のロック装置の錠杆を施錠位置に押し進めることができて施錠操作力を軽減できるということと、スライダー用の復帰ばねの水たまり凍結問題を解消することができる。
以上のようにして本考案は前記の課題を解決したものである。
上記錠杆の施錠行程の終端部近くにおいて、上記連動ピンをスライダーの一端の当接部に当接させ、この当接位置から錠杆の施錠行程の終端に至るまでの間を、上記スライダーとレリースワイヤの従動行程とし、この従動行程を第2のロックのロックレバーの施錠行程として、該ロックレバーに第2のロックを施錠させる。
以上のように構成したことを特徴とする自転車用錠である。
図1は、実施例1の一部切欠背面図、図2は、実施例1の開錠状態を示す一部切欠縦断背面図、図3は、実施例1の施錠状態を示す一部切欠縦断背面図、図4は、実施例1に付設する第2のロック装置の開錠状態の一部切欠縦断面図、図5は、実施例1に付設する第2のロック装置の施錠状態の一部切欠縦断面図、図6は、実施例2の開錠状態を示す一部切欠縦断背面図、図7は、実施例2の施錠状態を示す一部切欠縦断背面図、図8は、実施例2に付設する第2のロック装置の開錠状態の一部切欠縦断面図、図9は、同上装置の開錠状態を示す一部切欠縦断面図、図10は、同上装置の施錠状態を示す一部切欠縦断面図、図11は、同上装置の施錠状態を示す一部切欠縦断側面図である。
なお、実施例1において、レリースワイヤ6の他端部6bは、図4、5に示すように第2のロック錠Bとして備えた箱錠のロックレバー13に間接的に連結された滑車形のクランクレバー14に固定されている。15はクランクレバー14に付設したリターンばねである。
連結ピン8は、錠杆2の施錠行程の終端近くでスライダー5の一端(図示下端)の当接部7aに当接して、その当接位置から錠杆2の施錠行程の終端に至るまでの区間をスライダー5とレリースワイヤ6の従動行程として、スライダー5と共にレリースワイヤ6を引き下げ、施錠行程の終端で自動的に錠杆2がケース本体1内で図示省略の係合部をストッパー12に係合させて、図3に示すようにサークル錠Aを施錠状態に変える。
なお、この第2のロック装置Bの上記施錠状態は、第1のロック装置の錠杆2を施錠するストッパー12並びに施錠機構11により、施錠位置を保持される。
上記錠杆2の開錠行程の終端近くでスライダー5の他端(上端)の当接部7bに上昇中の連動ピン8が当接し、その当接位置から開錠行程の終端に至るまでの区間を従動行程として、スライダー5と共にレリースワイヤ6は復元ばね10の牽引力により引き上げられて、図2に示す初期位置に復帰する。
上記レリースワイヤ6の復帰動作に追従して図示反時計回りに回動するクランクレバー14とリターンばね15の作動により第2のロック装置Bのロックレバー13も図4に示す初期位置に復帰する。
実施例1と実施例2との違いは、実施例1が施錠行程においてレリースワイヤ6を牽引に用いる構造であるのに対し、実施例2はスライダー5とレリースワイヤ6の初期位置を高い位置におき、施錠行程においてレリースワイヤ6を押し上げに用いるようにした場合のもので、例えば、図8〜11に示されるような構造を備えたハンドルロック錠を第2のロック錠Bとしてレリースワイヤ6に連動させる場合に好適する。
なお、図11中、Sはロックレバー19のストロークである。
連結ピン8は、錠杆2の施錠行程の終端近くでスライダー5の一端(図示下端)の当接部7aに当接して、その当接位置から錠杆2の施錠行程の終端に至るまでの区間をスライダー5とレリースワイヤ6の従動行程として、スライダー5と共にレリースワイヤ6を押し下げる。
上記錠杆2は、施錠行程の終端でケース本体1内に備えたストッパー12と係合して、図7に示す施錠状態に切り換わることも、前記実施例1の場合と同じである。
また、上記従動行程内のレリースワイヤ6の押し下げ動作に追従して、第2のロック装置Bのロックレバー19も施錠位置に前進する。
上記錠杆2の開錠行程の終端近くでスライダー5の他端(上端)の当接部7bに上昇中の連動ピン8が当接し、その当接位置から開錠行程の終端に至るまでの区間を従動行程として、スライダー5と共にレリースワイヤ6が押し上げられ、錠杆2と共に初期位置に復帰することも、また、上記レリースワイヤ6の動作に追従して第2のロック装置(ハンドルロック錠)のロックレバー19も開錠位置に復帰することも、前記実施例1の場合と同じである。
また、上記実施例2を示す図面において、操作摘み9、復元ばね10、施錠機構11およびストッパー12の図示を省略している。
その他各部の形状と構造は、図示した実施例の態様のみに限らず、本考案の要旨に沿って適宜に設計変更できる。
1 ケース本体
2 錠杆
3 ガイド溝
4 取付けケース
5 スライダー
6 レリースワイヤ (6a 基端部)
7 当接部(7a、7b)
8 連動ピン
9 操作摘み
10 復元ばね
11 施錠機構
12 ストッパー
B 第2のロック錠
13 ロックレバー
14 クランクレバー
15 リターンばね
16 導入部
17 連動レバー
18 回転レバー
19 ロックレバー
20 付勢ばね
21 ロック部材
22 凹凸部
23 クッションゴム
S ロックレバー19のストローク
Claims (1)
- 第1のロック装置のケース本体の裏面に、錠杆の摺動行程に対応する長さを備えて、該錠杆の形状に沿うガイド溝を開口し、このガイド溝を覆う取付けケース内に、両端部に当接部を具えてガイド溝の長さを適宜に下回る長さを有し、かつ、レリースワイヤの基端部を固定したスライダーを摺動自在に嵌装し、ガイド溝内に、上記錠杆から突出させた連動ピンを嵌合して、この連動ピンを上記スライダーの両端の当接部の間に位置させる一方、上記レリースワイヤの他端部を第2のロック錠に備えたロックレバーに連結する。
上記錠杆の施錠行程の終端部近くにおいて、上記連動ピンをスライダーの一端の当接部に当接させ、この当接位置から錠杆の施錠行程の終端に至るまでの間を、上記スライダーとレリースワイヤの従動行程とし、この従動行程を第2のロックのロックレバーの施錠行程として、該ロックレバーに第2のロックを施錠させる。
復元ばねに牽引される上記錠杆の開錠行程の終端近くにおいて、上記連動ピンに、スライダーの他端の当接部を当接させ、この当接位置から錠杆の開錠行程の終端に至るまでの間を従動行程として、上記復元ばねにスライダーとレリースワイヤを牽引させ、施錠時とは逆方向に前記ロックレバーをレリースワイヤに牽引させて、第2のロック錠を開錠させる。
以上のように構成したことを特徴とする自転車用錠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005004200U JP3113462U (ja) | 2005-06-08 | 2005-06-08 | 自転車用錠 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005004200U JP3113462U (ja) | 2005-06-08 | 2005-06-08 | 自転車用錠 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3113462U true JP3113462U (ja) | 2005-09-08 |
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ID=43275819
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005004200U Expired - Lifetime JP3113462U (ja) | 2005-06-08 | 2005-06-08 | 自転車用錠 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3113462U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012051501A (ja) * | 2010-09-02 | 2012-03-15 | Bridgestone Cycle Co | 自転車用連動錠 |
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JP7545929B2 (ja) | 2021-04-16 | 2024-09-05 | ブリヂストンサイクル株式会社 | 自転車用錠および自転車 |
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2005
- 2005-06-08 JP JP2005004200U patent/JP3113462U/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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