JP3113391U - 遊具 - Google Patents

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Abstract

【課題】子供が、跨った状態で体全体を使いながら、自在に移動方向を変えつつ遊ぶことができるとともに、揺動させても遊ぶことができ、必要に応じて着座高さ位置ならびにハンドル部の前後位置を調整可能な遊具を提供する。
【解決手段】遊具本体12と、遊具本体12を接地支持する接地部14と、着座時に把持するハンドル部16と、該ハンドル部16の前後位置調整機構30と、使用者の着座状態で使用者の足を直接に接地してのみ駆動できるように着座凹部18の直下面側に十分な足動空間20と、移動形態と揺動形態とを変換する使用形態変換部38と、着座高さ位置を調整する高さ調整機構26で構成する。
【選択図】図5

Description

本考案は、例えば、幼児から児童に至るまでの子供が、跨った状態で遊ぶことができる遊具に関する。
例えば、家庭や育児施設における子供用の遊具として、子供が跨って遊べる木馬型の遊具は典型的な遊具であり、広範囲にわたって使用されている。この種の木馬型の遊具については、従来から種々提案されており、例えば、実開昭64−56291号公報に開示されているものがある。実開昭64−56291号公報提案の乗物玩具によれば、同公報図面、図1、2に示すように、左右両側のそり状板3に足置板4を橋渡しし、その上方に座板5と、ペダル17が設けられている。そして、前進させる場合には、使用者が座板5に着座した状態でそり状板3を前後に揺動させれば、摺動前進させることができ、また、ペダル17を踏むことで左右に方向転換させることができる。さらに、耳板10を操作することで脚板7を地面に当接しないようにして、揺動のみに使用するものである。
実開昭64−56291号公報
しかしながら、特許文献1による考案では、乗物玩具を前後に揺動させる動作と、ペダルを踏む動作を同時に行わなければ、方向転換させることができないので、意図した通りに方向転換させることが困難という問題や、駆動方法の習得までに時間がかかってしまい、その間に子供が飽きてしまうという問題があった。また、一回の揺動による移動距離も限られており、ある程度の成長した子供にとっては、物足りなくなるという問題があった。また、移動させるための機構や、方向転換するための機構、揺動のみで使用する際の脚板を持ち上げる機構が、それぞれ別々に必要となるので、乗用玩具全体が複雑な機構となり、壊れやすくなるとういう問題があった。また、構造が複雑で部品点数も多くなり、製造コストが高くなるという問題や、ユニットで購入して各部品を組み立てる場合には、購入者が組み立てにくいという問題があった。加えて、移動させる際には、脚板7の下端部で床面を押す必要があるので、床面に傷が入りやすく、室内では使いづらいという問題があった。一方、幼児時代の体格にはマッチした大きさであったものが、ある程度成長した後は小さくなって合わなくなり、買い替えが必要になるという問題もあった。
本考案は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、その一つの目的は、例えば、地面を蹴るという動作や重心を移動させる動作で遊びながら、脚力やバランス感覚等の子供の運動能力向上を図ることができる遊具を提供することである。また、他の目的は、簡単な構造で、壊れにくく、組立作業も容易な遊具であって、移動させるだけでなく、揺動させて遊ぶことも可能な多様性のある遊具を低コストで提供することにある。さらに、他の目的は、簡単な調節を行うだけで、ある程度の年齢スパンに渡って使用できる遊具を提供することにある。
上記課題を解決するために本考案は、側面視で着座凹部18を有するように板材を曲げて形成された遊具本体12と、遊具本体12に接続されて遊具本体12を接地支持する接地部14と、着座時に把持するハンドル部16と、を含み、遊具本体12は、使用者の着座状態で使用者の足を直接に接地してのみ駆動できるように着座凹部18の直下面側に十分な足動空間20を有するように設けられ、接地部14は、足を介した駆動操作時に遊具10全体を移動させる転動体22を含むことを特徴とする遊具から構成される。その際、着座空間高さ位置24を調整可能な高さ調整機構26を設けた構成としてもよいし、遊具本体12は、着座凹部18を中央凹部とした側面視略M型状の1枚の成型合板面板材28を含む構成としてもよい。
また、人の着座状態の前後方向にハンドル部16の取り付け位置を調整可能なハンドル位置調整機構30を設けてもよいし、高さ調整機構26は、M型面板材28と分離連結可能に着脱自在でありかつM型面板材28に面合わせ状に密着連結される支承板32を含んでいてもよい。接地部14は、着脱交換機構36を介して着脱交換自在に取り付けられて、転動体22と遊具10を揺動させるためのそり体34とを含んでいてもよい。
また、子供が跨って着座でき、その高さを調整可能な遊具本体12と、遊具本体12の前部に設けられ着座時に把持するハンドル部16と、遊具本体の下端部に設けられて、遊具を方向自在に移動させながら使用する形態と、遊具を揺動させながら使用する形態とを自在に変換させる使用形態変換部38と、を含み、遊具本体12は、子供の着座状態で足を直接に接地してのみ駆動できるように着座部分の直下面側に十分な足動空間20を有するように設けられていることを特徴とする遊具10から構成されていてもよい。
本考案の遊具によれば、側面視で着座凹部を有するように板材を曲げて形成された遊具本体と、遊具本体に接続されて遊具本体を接地支持する接地部と、着座時に把持するハンドル部と、を含み、遊具本体は、使用者の着座状態で使用者の足を直接に接地してのみ駆動できるように着座凹部の直下面側に十分な足動空間を有するように設けられ、接地部は、足を介した駆動操作時に遊具全体を移動させる転動体を含む構成であるから、転動体として、方向転換が可能な、例えば、キャスタ等を用いれば、子供は着座凹部に着座しハンドル部を把持した状態で足を直接に接地させて、地面を蹴ったり、重心を移動させたりする簡単な動作で意図した方向に容易に遊具を移動させることができるので、遊具への習熟も早く、飽きずに遊ぶことができる。そして、着座凹部の直下面側に十分な足動空間を有していることから、子供は、その足動空間を利用して脚を多様に動かしながら遊具を移動させたり、重心を移動させたりすることができ、遊具で遊びながら脚力やバランス感覚等の子供の運動能力向上を図ることができる。また、着座凹部になっているので、子供は安定な状態で着座できるとともに、足で踏ん張ることができるので横転を防止でき、安全性が高まる。
また、着座空間高さ位置を調整可能な高さ調整機構が設けられた構成であるから、子供の体格に合わせて着座空間高さ位置を調整すれば、ある程度の年齢スパンの子供が使用できる。したがって、例えば、家庭において、子供の成長に合わせて着座空間高さ位置を高くしてゆけば、ある程度の年齢まで同じ遊具を継続して使用することができ、遊具の買い替えが不要となり、育児費用の節約や、省資源効果もある。
また、遊具本体は、着座凹部を中央凹部とした側面視略M型状の1枚の成型合板面板材を含む構成であるから、遊具全体の部品点数を少なくすることができるので、構造が簡略化されるとともに、製作容易化や、低コスト化ならびに、組立作業の容易化を図ることができる。また、着座凹部を中央凹部としているので、子供が跨って着座した際に、前後にずれたりすることなく安定した状態で良好な着座状態を維持できる。また、一枚の成型合板面板材を含んで形成されるので、ある程度の荷重に対しても折れたりすることもなく、強度が高くなり、安全性が高まる。また、M型面板材の板面に垂直方向の弾性を利用して、例えば、子供が体を上下させる等の擬似的な乗馬体験も楽しむことができる。
また、人の着座状態の前後方向にハンドル部の取り付け位置を調整可能なハンドル位置調整機構が設けられている構成であるから、子供の体格等の必要に応じて着座状態の前後方向にハンドル部の取り付け位置を調整すれば、ある程度の年齢まで同じ遊具を継続して使用することができ、遊具の買い替えが不要となる。
また、高さ調整機構は、M型面板材と分離連結可能に着脱自在でありかつM型面板材に面合わせ状に密着連結される支承板を含む構成であるから、例えば、支承板を固定させた状態で、M型面板材を支承板に面合わせ状に上方に所要の距離をスライドさせて高さ調整を行い、その後、M型面板材と支承板とを連結させるという簡単な操作で高さ調整と連結とを同時に行えるので、高さ調整や組立て作業が容易になる。また、例えば、M型面板材と支承板との連結箇所を、その面合わせ状の密着面内で複数個所設けることができるので連結強度が向上し、ある程度の荷重がM型面板材にかかっても連結が外れることもなく、安全性が高まる。
また、接地部は、着脱交換機構を介して着脱交換自在に取り付けられて、転動体と遊具を揺動させるためのそり体とを含む構成であるから、移動させながら遊ぶだけでなく、揺動させて遊ぶことも可能な多様性のある遊具を提供できる。また、遊具を収納する際には、遊具本体よりも長いそり体を外して、収納すれば収納スペースも少なくて済むし、運搬する際にも、そり体を外して運搬すれば、運搬時の軽量化を図ることができる。
子供が跨って着座でき、その高さを調整可能な遊具本体と、遊具本体の前部に設けられ着座時に把持するハンドル部と、遊具本体の下端部に設けられて、遊具を方向自在に移動させながら使用する形態(以下「移動形態」という。)と、遊具を揺動させながら使用する形態(以下「揺動形態」という。)とを、自在に変換させる使用形態変換部と、を含み、遊具本体は、子供の着座状態で足を直接に接地してのみ駆動できるように着座部分の直下面側に十分な足動空間を有するように設けられている構成であるから、使用形態変換部を介して、方向自在に移動させながら使用する形態と、遊具を揺動させながら使用する形態とを、必要に応じて簡単に変換させて利用することが可能となり、かつ、子供はその十分な足動空間を利用して脚を多様に動かしながら遊具を移動させたり、重心を移動させたりして遊ぶことができ、遊具で遊びながら脚力やバランス感覚等の子供の多様な運動能力向上を図ることができる。また、遊具本体の高さを調節できるので、例えば、子供の成長等の必要に応じて、遊具本体の高さを調節することで、一台の遊具をある程度成長しても利用することができ、遊具の買い替えする必要がなくなり、育児費用の節約や、省資源効果もある。
以下、添付図面を参照しつつ本考案の遊具の実施の形態について説明する。本考案の遊具は、子供が該遊具に跨った状態で、足や体全体を使いながら遊ぶことができる遊具であって、一台の遊具で幼児から児童に至るまで継続して使用できるとともに、移動形態或いは揺動形態を兼用できる遊具である。図1ないし図6は、本考案の遊具の実施形態を示している。本実施形態において、遊具10は、遊具本体12と、足動空間20と、ハンドル部16と、ハンドル位置調整機構30と、接地部14と、高さ調整機構26と、着脱交換機構36と、を含む。
本実施形態において、遊具本体12は、子供が跨った状態で着座できる着座手段であり、図1、4に示すように、平面視でX方向の長辺が、例えば、略50cm程度で短辺が略15cm程度の長方形で、側面視略M型状の一枚の成型合板面板材28(以下「M型面板材28」という。)から形成される。具体的には、M型面板材28は、図4に示すように、前後垂直板部28a、28eと、前後傾斜板部28b、28dと、該前後傾斜板部28b、28dの下端部に挟まれるように着座できる程度の広さの平端部28cとを有して形成される、一枚の成型合板面板材28である。すなわち、図4に示すように、前後傾斜板部28b、28dと平端部28cとで着座部凹部18である中央凹部が形成され、その部分が着座空間となる。したがって、図6に示すように、着座凹部18に子供が跨って着座すれば、前後にずれたりすることなくまた、後傾斜板部28dが背もたれにもなり、安定した状態で良好な着座状態を維持できる。本実施形態では、M型面板材28は、例えば、薄い木製単板を、積層し、圧縮接着して形成した長方形の積層板を、上述した側面視略M型に曲げ加工した合板面板材で形成される。このように、積層、圧縮接着して一枚のM型面板材28を形成しているので、ある程度の荷重に対しても折れたりすることもなく、強度が高くなり、安全性が高い。また、該M型面板材28の板面に垂直方向の弾性を利用して、例えば、子供が体を上下させる等の擬似的な乗馬感覚も楽しむことができる。また、木目が有する意匠的効果により、室内インテリアとしても利用できる。さらに、M型面板材28一枚だけで前後垂直板部28a、28eと、前後傾斜板部28b、28dと、平端部28cと、を有するので、遊具全体の部品点数を少なくすることができ、したがって、遊具10の構造が簡略化されるとともに、製作容易化や、低コスト化ならびに、組立作業の容易化を図ることができる。遊具本体は、本実施形態の木製合板面板材に限るものではなく、合成樹脂製の面板材で形成されていてもよい。また、複数の面板材によって、側面視M型に形成されていてもよいし、側面視M型に曲げ加工した竹材を、所要の幅に並列させて形成してもよい。
本実施形態において、足動空間20は、使用者が該空間で足を自由に動かしながら、例えば、地面を蹴る動作によって、遊具を前後方向に移動させたり、方向転換させたりするための空間であり、遊具本体12の略下方に位置して前後を後述する接地部材14、14で概ね挟まれた空間である。図4に示すように、後述の高さ調整機構26によって着座空間高さ位置24の高さを、使用者の足が接地できるように調整すれば、使用者は着座状態でその足を直接に接地してのみ駆動できるように着座凹部18の直下面側に十分な足動空間20を形成できる。そして、図6に示すように、使用者は該足動空間20を利用して脚を自由に駆使しながら、例えば、地面を蹴って前後方向に移動させたり、重心を移動させて方向を転換させたりすることで、多様な動作や姿勢をとりながら遊ぶことができる。また、遊具で遊びながら脚力やバランス感覚等の子供の多様な運動能力向上を図ることができるとともに、簡単な動作で意図した方向に遊具を移動させることができるので、遊具への習熟も早く、飽きずに遊ぶことができる。したがって、十分な足動空間20を形成できれば、遊具本体12の形状は、上述した、側面視略M型に限らず、例えば、側面視逆U型の上部に円弧状の凹部を形成したものでもよい。
本実施形態において、ハンドル部16は、使用者が遊具10に跨った状態で遊具を把持する把持部位であり、把持棒部材72で形成される。図1ないし図5に示すように、把持棒部材72は上述した前傾斜板部28bの横幅よりある程度長い丸棒部材で形成され、該丸棒部材を水平にかつ、X方向に直角にした状態で、該前傾斜板部28b所要の位置にネジ部材を介して固定している。したがって、使用者は、遊具10に着座した状態で、該前傾斜板部28bの両側辺から左右にそれぞれ突出したハンドル部の把持部分73を把持し、上半身を支持することで、遊具を揺動させた場合でも身体がふらつくこともなく良好な着座状態を維持できる。ハンドル部は、本実施形態の木製丸棒部材に限らず、合成樹脂製で形成されていてもよいし、握りやすいように把持部分に、例えばゴム製の管部材を装着していてもよいし、把持部分に凹凸をもうけてあってもよい。また、例えば、馬の首筋に見立てた板材に丸棒部材を設けたものを、遊具本体の前部に取り付けたものでもよい。
本実施形態において、ハンドル位置調整機構30は、例えば、使用者の体格等の必要に応じて、ハンドルの前後位置を調整するハンドル位置調整手段であり、位置調整部74と、連結部材76と、を含む。図1、5において、位置調整部74は、上述した前傾斜板材28bに設けられた複数のC貫通孔78である。具体的には、図1、3に示すように、該前傾斜板部28bの中心線Yを中心として左右対称にある程度の間隔を空けて形成された一対の貫通孔が、X方向と平行に所要の間隔を空けて、例えば、3対設けられている。次に、連結部材76は、雌雄ネジ部材で形成されるが、本実施形態において、雌ネジ部材(図示しない)は、把持棒部材72であって上述した対となるC貫通孔78に対応する位置に、それぞれ埋設固定されている。したがって、図6に示すように、所要のC貫通孔78の対を選択し、その位置に該C貫通孔を貫通する雄ネジ部材(76)を介して、ハンドル部16を固定することで、人の着座状態の前後方向にハンドル部16の取付け位置を調整できる。位置調整機構は、本実施形態に限らず、例えば、把持棒部材72が挿入されるリング部材を該前傾斜板部28bの左右側端部に対向して設け、X方向に所要の間隔を空けて複数対形成し、所要の対向するリング部材を選択してハンドル部を挿入することで、前後位置を調整するものであってもよい。
本実施形態において、接地部14は、後述の高さ調整機構26を介して遊具本体12に接続されて、遊具本体を接地支持する接地支持部であり、杆部材40と、転動体22と、を含む。杆部材40は、図1ないし図3に示すように、例えば、4cm程度の直径で上述した前後垂直板部28a、28eの横幅よりある程度長い寸法を有する木製丸棒材42で形成され、前後垂直板部28a、28eのそれぞれの下端部に位置するように設けられている。具体的には、図1ないし図4に示すように、木製丸棒材42を水平で、かつ、X方向と直角にして、前後垂直板部28a、28eの下端部に、後述の高さ調整機構26を介して遊具本体12に接続している。杆部材は、丸棒部材に限らず、例えば、六角柱部材等の角柱部材であってもよいし、合成樹脂製で形成されていてもよい。
本実施形態において、転動体22は、遊具10を移動させるための移動手段であり、車輪本体部44と、ネジ軸部材46と、を含む。具体的には、図2、4に示すように、車輪本体部44の上端部にネジ軸部材46を垂直突設させて形成され、該ネジ軸部材46を中心として車輪本体部46が旋回自在になっている。そして、転動体22は、図1、5において、遊具10の四隅下端近傍に位置するように、上述した前後の杆部材40a、40bの両端近傍の下面側に設けられた後述の着脱部50に該ネジ軸部材46を介して着脱自在に固定されている。転動体は、本実施形態の転動体に限らず、遊具を方向自在に移動させることができるものであれば、例えば、公知のキャスタ等であってもよい。また、着脱部50との着脱も、本実施形態の螺合によるものに限らず、差込嵌合させるものであってもよい。
本実施形態において、着脱交換機構36は、接地部14に、例えば、転動体22とそり体34とを着脱交換自在に取り付けて、転動体22とそり体34とを自在に交換させる、着脱交換手段であり、着脱部50と、接合部材52と、を含む。図3に示すように、着脱部50は、遊具10の四隅下端部に位置するように、上述した前後の杆部材40a、40bの両端近傍の下面側にそれぞれ一個ずつ形成された穴である。着脱部50は、本実施形態に限らず、例えば、中空管部材を上述した杆部材に外付けで固設したものでもよい。また、本実施形態においては、接合部材52は、図3、4、7に示すように、該穴に埋め込んで固定されたナット部材55と、上述した転動体22のネジ軸部材46、ならびに、そり体34の所要の位置を貫通するネジ48と、で形成される。その際、そり体34を杆部材40に取り付けた場合に上述したナット部材55に対応するそり体34の位置に、該ネジ48が貫通する孔80を設けておけば、同一のナット部材55を利用して、転動体22とそり体34を着脱交換自在に設けることができ、移動形態と揺動形態とを簡単な操作で自在に変換させることができる。また、接合部材は、本実施形態の螺合によるものに限らず、例えば、差込嵌合によるものであってもよい。
また、遊具10は、使用形態変換部38を含む。使用形態変換部38は、遊具の移動形態と揺動形態とを自在に変換させることができる、変換手段であり、本実施形態において、上述した着脱交換機構36を介して上記の形態変換を実現させる。具体的には、転動体22を着脱交換機構36を介して接地部14に装着して移動形態を実現し、また、そり体34を着脱交換機構36を介して接地部14に装着して揺動形態を実現している。即ち、転動体22とそり体34の交換を使用形態変換部38により自在に行わせることで、使用形態の変換を行うようにしている。したがって、子供の多様な興味等の必要に応じて、自在に使用形態を変換させれば、一台の遊具でも子供は飽きずに遊ぶことができる。使用形態変換部は上述の着脱交換機構36のみならず、例えば、そり体34に転動体22を取り付けておき、必要に応じて転動体22をそり体34の下端部から突出させて接地可能な機構を含んでいてもよい。
本実施形態において、高さ調整機構26は、例えば、使用者の体格等の必要に応じて着座空間高さ位置を調整する、着座空間高さ位置24調整手段であり、垂直板部28a、28eと、支承板32と、高さ設定手段56と、を含む。本実施形態において、垂直板部28a、28eは、上述した垂直板部28a、28eと同一である。本実施形態において、支承板32は、該垂直板部28a、28eと着脱自在に連結されて、M型面板材28を支承する支承手段である。図5に示すように、支承板32は、垂直板部28a、28eの横辺よりやや短い横辺と、垂直板部28a、28eの縦辺と略同じ長さの縦辺を有する長方形の成型合板材で形成される。そして、支承板32の横辺と上述した杆部材40の長さ方向とを平行にした状態で、前後それぞれの杆部材40の中央部に、支承板32を該杆部材40から垂直上方に突出させて、例えばネジ(図示しない)で杆部材40に固定して設けている。したがって、垂直板部28a、28eと支承板32とを面合わせ状にして、垂直板部28a、28eを上下方向に所要の距離をスライドさせつつ、後述のようにM型面板材28の高さを調整することができる。本実施形態の、支承板32は、成型合板材で形成されるが、無垢材であってもよいし、合成樹脂製であってもよい。
本実施形態の高さ設定手段56は、着座空間高さ位置24を段階的に調整する、段階的高さ調整手段であり、垂直板部28a、28eに設けられた貫通孔60(以下「A貫通孔」という。)と、支承板32に設けられた貫通孔62(以下「B貫通孔」という。)と、連結部材64a、64bと、を含む。図5に示すように、A貫通孔60は、垂直板部28a、28eの下部であって、該垂直板部の縦中心線に沿って所要の間隔mを空けた、例えば、2個の貫通孔から形成される。次に、図5に示すように、B貫通孔62は、支承板32の縦中心線の全体に沿って、上記間隔mの二分の一の間隔を空けた、例えば、5個の貫通孔から形成される。貫通孔の間隔並びに個数は、本実施形態に限らず、任意の間隔並びに個数であってもよい。
本実施形態において、連結部材64a、64bは、M型面板材28と、支承板32とを、連結する連結手段であり、図5に示すように、上述したA貫通孔60とB貫通孔62に挿入されて、垂直板部28a、28eと支承板32とを密着連結する雌雄ネジ部材で形成される。したがって、図4ないし6に示すように、垂直板部28a、28eと支承板32とを面合わせ状に密着させて、垂直板部28a、28eを上下にスライドさせつつ、M型面板材28が所要の高さとなるように、A貫通孔とB貫通孔との位置あわせを行い、連結部材64を介して、M型面板材28と支承板32とを、分離連結可能で着脱自在に密着連結させて、着座空間高さ位置24を調整することができる。また、このとき図5に示すように、垂直板部28a、28eの支承板32との面合わせ側であって二個のA貫通孔を結ぶ線を中心として対称に配置された所要の位置に、突起片66を例えば2個設け、一方、支承板32の垂直板部28a、28eとの面合わせ側であって、該突起片66と対応する位置に、該突起片66を嵌合させる受穴68を設けてもよい。そうすることで、垂直板部28a、28eと支承板32との連結箇所を、その面合わせ状の密着面内で複数個所設けることができるので連結強度が向上し、ある程度の荷重がM型面板材にかかっても連結が外れたり、面合わせ状態がずれて着座部が傾斜することもなく、安全性が高まる。
次に、本実施形態に係る遊具10の作用について説明する。まず、図4に示すように、着脱交換機構26を介して転動体22を杆部材40に装着する。その際、転動体22のネジ軸部材46を着脱部50に設けられたナット部材55とを利用した簡単な作業で転動体22を装着できる。次に、杆部材40に支承板32を、例えば、ネジ(図示しない)で固定する。次に、図4ないし6に示すように、垂直板部28a、28eと支承板32とを面合わせ状に密着させて、垂直板部28a、28eを上下にスライドさせつつ、M型面板材28が所要の高さとなるように、A貫通孔60とB貫通孔62との位置あわせを行い、連結部材64a、64bを介して、M型面板材28と支承板32とを、連結することで、M型面板材28の高さを段階的に変えることができる。次に、図6に示すように、ハンドル位置調整機構38を介して、使用者の体格に合わせてハンドル部の取付け位置を前後方向に調整して、ハンドル部16をM型面板材28に取り付ける。以上のように、M型面板材28と支承板32との連結と高さ調整とを同時に行うことができ、また、ハンドル部の取り付と前後位置調整とを同時に行うことができるので、組立て作業が容易になる。また、遊具本体12が一枚のM型面板材28から形成されているので、遊具10の部品点数をすくなくでき、構造簡略化、製作容易化、並びに、低コスト化を図ることができる。さらに、子供の成長に合わせて高さやハンドル部の前後位置を容易に調整できるので、例えば、幼児から小学校低学年程度の期間は同じ遊具で遊ぶことができ、遊具を買い換える必要もない。次に、図6に示すように、子供は組み立てた遊具10の着座凹部18に着座し、ハンドル部16を把持した状態で着座凹部18の直下面側に設けられた十分な足動空間20を利用して、地面を蹴ったり、重心を移動させたりする簡単な動作で意図した方向に容易に遊具を移動させることができるので、遊具への習熟も早く、飽きずに遊ぶことができる。そして、子供は、その足動空間20を利用して脚を多様に動かしながら遊具を移動させたり、重心を移動させたりすることができ、遊具10で遊びながら脚力やバランス感覚等の子供の運動能力向上を図ることができる。また、着座凹部になっているので、子供は安定な状態で着座できるとともに、足で踏ん張ることができるので横転を防止でき、安全性が高まる。
本考案の遊具の第2の実施形態について、図7ないし図9に基づいて説明するが、第1実施形態と同一の部材には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。本実施形態における第1実施形態との相違点は、図7に示すように、接地部14に、転動体22に換えてそり体34を装着して遊具を揺動形態にした点にある。本実施形態において、そり体34は、遊具10を揺動させるための揺動手段であり、上述したそり体34と同一である。より詳しくは、遊具本体12の平面視X方向の長さよりある程度長い四角柱の細長棒部材を円弧状に曲げて形成し、該円弧状棒部材を、図7、8に示すように、該円弧状棒部材の長手方向をX方向と平行にして、その長手方向を対向させた状態で、上述した前後の杆部材40a、40bの下端側の両端近傍にネジ部材48を介して固定されている。したがって、そり体34を接地部14に装着すれば、図9に示すように、使用者は重心を前後に動かすことで、遊具10を前後に揺動させる揺動形態として使用できる。その際、接地部14の着脱部50に設けられたナット部材55や、ネジ48等を利用した簡単な操作で、交換できるので、組立て作業が容易になる。また、遊具を使用しないときには、遊具本体12より長いそり体34を簡単に外して収納できるので、遊具10の収納スペースは狭くて済むし、運搬の軽量化も図れる。本実施形態のそり体34は、例えば、帯状の木製単板等を積層、圧縮接着して形成された細長い積層板を円弧状に曲げて形成されるが、円弧状の無垢木材で形成されていてもよいし、竹材を円弧状に曲げ加工したものでもよいし、円弧状合成樹脂製で形成されていてもよい。また、揺動形態は、そり体に限らず、例えば、遊具の四隅に位置するように弾性体を設けて、揺動形態としたものでもよい。
以上のように、本考案の遊具10によれば、方向自在に移動させながら使用する形態と、遊具を揺動させながら使用する形態とを、必要に応じて簡単に変換させて利用することが可能となり、かつ、子供はその十分な足動空間を利用して脚を多様に動かしながら遊具を移動させたり、重心を移動させたりして遊ぶことができ、遊具で遊びながら脚力やバランス感覚等の子供の多様な運動能力向上を図ることが可能な多様な遊具を、組立て容易かつ低コストで提供できる。
以上説明した本考案の遊具は、上述した実施形態のみの構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した本考案の本質を逸脱しない範囲において、任意の改変を行ってもよい。例えば、上述した実施形態では、移動形態と揺動形態とを兼用するように構成されているが、いずれか一方のみの形態で使用する構成であってもよい。
本考案の実施形態に係る遊具の平面図である。 図1の正面図である。 図1の転動体を外した状態の底面図である。 図1の側面図である。 本考案の実施形態に係る遊具の一部分解斜視図である。 本考案の実施形態に係る遊具の使用状態を説明する側面図である。 本考案の第2実施形態に係る遊具を説明する側面図である。 図7の平面図ある。 本考案の第2実施形態に係る遊具の使用状態を説明する側面図である。
符号の説明
10 遊具
12 遊具本体
14 接地部
16 ハンドル部
18 着座凹部
20 足動空間
22 転動体
24 着座空間高さ位置
26 高さ調整機構
28 M型面板材
30 ハンドル位置調整機構
32 支承板
34 そり体
36 着脱交換機構
38 使用形態変換部

Claims (7)

  1. 側面視で着座凹部を有するように板材を曲げて形成された遊具本体と、
    遊具本体に接続されて遊具本体を接地支持する接地部と、
    着座時に把持するハンドル部と、を含み、
    遊具本体は、使用者の着座状態で使用者の足を直接に接地してのみ駆動できるように着座凹部の直下面側に十分な足動空間を有するように設けられ、
    接地部は、足を介した駆動操作時に遊具全体を移動させる転動体を含むことを特徴とする遊具。
  2. 着座空間高さ位置を調整可能な高さ調整機構が設けられたことを特徴とする請求項1記載の遊具。
  3. 遊具本体は、着座凹部を中央凹部とした側面視略M型状の1枚の成型合板面板材を含むことを特徴とする請求項1ないし2のいずれかに記載の遊具。
  4. 人の着座状態の前後方向にハンドル部の取り付け位置を調整可能なハンドル位置調整機構が設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の遊具。
  5. 高さ調整機構は、M型面板材と分離連結可能に着脱自在でありかつM型面板材に面合わせ状に密着連結される支承板を含むことを特徴とする請求項2ないし4のいずれかに記載の遊具。
  6. 接地部は、着脱交換機構を介して着脱交換自在に取り付けられて、転動体と遊具を揺動させるためのそり体とを含むことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の遊具。
  7. 子供が跨って着座でき、その高さを調整可能な遊具本体と、
    遊具本体の前部に設けられ着座時に把持するハンドル部と、
    遊具本体の下端部に設けられて、遊具を方向自在に移動させながら使用する形態と、遊具を揺動させながら使用する形態とを自在に変換させる使用形態変換部と、を含み、
    遊具本体は、子供の着座状態で足を直接に接地してのみ駆動できるように着座部分の直下面側に十分な足動空間を有するように設けられていることを特徴とする遊具。
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