JP3113164U - 足湯用ボックス - Google Patents

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Abstract


【課題】製造・購入コストが安価であると共に、手軽に使用・取り扱うことができ、且つ、快適で衛生上も優れた足湯用ボックスを提供する。
【解決手段】上面が開口した容器と、該容器内部に設けられたすのこ状足置きとから成る足湯用ボックスから成り、前記容器は防水紙により形成され、該容器を形成する側壁の一部の高さを低くした段差を有する足湯用ボックスとする。1は、足湯用ボックス、2は、段差ないし切れ込み部、3は、足、4は、蛇口、5は、蛇口から注入される湯、6は、段差ないし切れ込み部から流出する湯。
【選択図】図1

Description

本考案は、足湯用ボックスに関する。より具体的には、低コストで大量に製造できると共に、個人が自宅等に設置して手軽に使用できるようにして、きわめて簡易かつ衛生的に快適な足湯を行うことができる足湯用ボックスに関する。
部分浴である足湯、足浴は、全身浴に比べて手軽に行える一方、全身浴とも異なったリフレッシュ効果、リラクゼーション効果、体温の保温効果等を得ることができるため、温泉地のみならず、家庭の日常生活においてもしばしば行われている。このような足湯、足浴を個人が自宅等でより快適に行うためには、これに適した器具を用いる必要がある。そのため、従来から足湯器に関する発明・考案が色々と提案されている。
それらのうち、近時提案されているのは、発熱体、電気等を利用したものが多い。これは、湯温の調節に便利であったり(例えば特開2001−137309号公報の発熱体を利用した足湯器)、足湯器に付加的な機能(例えば特開平7−204250号公報の乾燥装置)を持たせる上で便宜であるためである。しかし、これらの足湯器はかなりの製造コストがかかり、そのため販売価格も高価で、必ずしも需要者が手軽に購入できるものではない。また、使用上や保管、収納の点で、必ずしも簡便とはいえない面があった。
多機能型の足湯器の需要がある一方、それとは別個に、最低限の機能で快適な足湯を楽しむことができ、可能な限り製造が容易かつきわめて手軽に使用できるものもまた、求められている。
一方、発熱体、電気等を使用せず、構造をシンプルにした足湯器も提案されている(例えば、実用新案登録第3102549号公報等)。しかしながら、これらの足湯器は、構造自体はシンプルであるも、製造者・販売者の保管スペースの確保や、購入者の持ち運び、保管上・収納上(収納スペース等)の問題等多くの課題があった。
更に、重要な問題点として、従来の足湯器においては、衛生上の問題が充分に考慮されていない。例えば、実用新案第3104070号公報の足湯器は、不特定多数人が利用する温泉施設等で利用する場合に、流れてくる湯に含まれる汚れや雑菌をケース本体の外で止めて内部への侵入を防ごうとするものであるが、ケース内の汚れや雑菌はケース本体内にとどめるものとしており([0006])、足湯器内の湯を充分清潔なものとすることはできない。また、特開平11−290416号公報は足湯器内の湯を捨てるための排水溝を設けることを提案しているが、これは器体を傾けて湯を捨てる必要があり([0006])、そのための作業を必要とし、殊に利用者の多い女性や高齢者、障害者、病後・怪我後のリハビリ患者等への負担が大きい。
特開2001−137309号公報 特開平7−204250号公報 実用新案登録第3102549号公報 実用新案第3104070号公報 特開平11−290416号公報
本考案は上記の問題を解決するためになされたものである。本考案の第一の目的は、製造コストがかからず、且つ、流通・販売のための保管・収納を軽減する足湯用ボックスを提供することである。
本考案の他の目的は、安価に購入でき、且つ、使用、保管、収納が容易で、高齢者、病後・怪我後のリハビリ患者等であっても手軽に利用することができる足湯用ボックスを提供することである。
本考案の更に他の目的は、足湯器内の湯を清潔に保ち、衛生上優れた足湯用ボックスを提供することである。
本考案者は、上記の課題を解決し、上記目的を達成するために、水中の細菌が水面方向へ浮上する性質を有する点の応用が有用であることを見出し、併せて、一般家庭において温水が手軽に使用できる環境や設備が整った点、すなわち、近時一般家庭の浴室設備は整備が進み、蛇口から少量でも湯を出すことができ、少量の湯による掛け流し方式が可能になった点に着目した。そして、近時多くのアパートやマンションなどで用いられているユニットバス等にも対応できる手段を見出した。
本考案の主たる構成は、上面が開口した容器と、該容器内部に設けられたすのこ状足置きとから成る足湯用ボックスであって、前記容器は防水紙により形成され、該容器を形成する側壁の一部の高さを低くした段差又は切れ込み部を有することを特徴とする足湯用ボックスから成る。
また、本考案は、該足湯用ボックスをより快適に利用するための一手段として、内部に温泉の元などの調整湯等の液体を注入・パックできる袋ないし容器であって、内部の液体が少量ずつ一定の適量で足湯用ボックス内に注入される手段と、蛇口に取り付けるためのひも状取り付け部分を有する付属袋ないし容器を提供する。
以下、本考案の実施例を図面によって説明する。
本考案にかかる足湯用ボックスは自宅の浴室・浴槽で使用することができる。
本足湯用ボックスは組立式とすることもできる。この場合、購入後使用時に各使用者が組み立てて使用する。組み立ての方式は、起こすだけで直ちに隙間のない容器が形成されるように折りたたんだものを単にそのまま起こして組み立てるものとし、きわめて容易に組み立てられる構造とする。組み立てた後の本考案にかかる足湯用ボックスの一例が図1に示されている。
本足湯用ボックスは上部が開口した容器から成る。容器の形状は特に限定されないが、好適であるのは、図に示されているような略直方体である。
底面は、一般に両足が収まる程度以上の面積を有する必要があるが、手軽に行える必要及び給湯後の湯量を抑える必要があるため(すなわち、水道・ガス・光熱費等を節約するため)、過大になるのは好ましくない。快適性と手軽性、経済性(湯量については後述)との調和からすると、例えば該容器が図1のような略直方体である場合、底面は、縦の長さ(かかと〜つま先方向、図1のA参照)30cm〜34cm、横の長さ(足幅方向、図1のB参照)33cm〜37cm程度が妥当であり、好ましくは、縦約32cm、横約35cmである。
足湯用ボックスの高さ(図1のC参照)は、快適な足湯を行うためには足首が湯につかる程度の高さは必要であるが、足湯用ボックスの材質が防水紙である点、及び、総給湯量を抑える必要もある。これらの調和の観点からは、側面の高さは13cm〜20cm程度が妥当であり、好ましくは約15cmである。
足湯用ボックスの側面の一部には段差ないし切れ込み部が設けられている。図1では、好適な一例として、略直方体の容器において一側面の上部に設けた場合の段差/切れ込み部2が示されている。
この段差ないし切れ込みの長さ(図1のD参照)は、上部開口面から底面方向へ約2cm〜約3.5cm程度とする。すなわち、浴室内/浴槽内の傾斜に拘らずお湯を安定して注入し、段差/切れ込みからのみ湯が流れ出るようにするため、その高さは最低2cm必要となる。さらに、ユニットバスを含む浴室の多くは、通常、排水溝に向けて水を流れ易くするため、排水溝を下方にしてなだらかに傾斜している。これらの傾斜角は、多くの場合、水平方向に対して約1度であり、高さとして、水平方向約40cmあたり約5mmほど排水溝側が低くなる。これよりも傾斜角が大きい場合もあり、それに対応し得るものとするため、段差/切れ込みにはさらに約1cm程度のゆとりがあるのが好ましい。したがって、例えば容器が略直方体である場合、当該側面上部は側面の上辺×約2.0〜約3.5cmの切れ込み面を有することとなる。本実施例の容器との関係では、約3cm程度が好適な長さである。後述のとおり、供給された湯は足湯用ボックス内で対流・循環し、細菌を含む上方の湯が、この段差部分ないし切れ込み部分から足湯用ボックスの外へ流れ出る。
なお、本考案にかかる足湯用ボックスの容器の材質は防水紙であるので、側壁から湯がしみ出ることがない。また、本発明にかかる足湯用ボックスを組み立て式とする場合も、起こすだけで直ちに隙間のない容器が形成されるように折りたたんだものを単にそのまま起こして組み立てるものとすれば、角に隙間が生じるといったこともなく、容器の隙間から湯が漏れるといったこともない。
図2は、足湯用ボックス内部に、すのこ状の足置き7が設けられている例が示されている。足湯を行う際、該足置き上に足を載せて使用する。すのこ状足置きを設けることにより、湯が足裏に触れる部分が多くなり、足湯を快適に行えると共に、容器内の湯の対流・循環を促進させ、細菌等を上部に浮上させ易くする。
本考案者の実験によれば、容器内の湯の対流・循環を促進させる効果を持たせるためには、足裏と底面が約6mm以上離れる必要があることが見出された。他方、すのこ状足置きの高さが高過ぎると、容器の側面の高さ(上記のとおり、13cm〜20cm程度、好ましくは約15cm)との兼ね合いから、足が充分に湯につからないのみならず、立ち上がった際に身体のバランスを崩すおそれがあり危険である。そこで、該足置きの高さは、底面から約6mm〜約1.5cmとすることが好適であり、前記好適な容器の高さ約15cmの場合は、約6mm〜約1.0cmとするのが好ましい。
この足置きは、足裏に湯が接する部分を多くするためには幅を狭くする方がよいが、幅を狭くし過ぎると、足裏への抵抗が集中して痛みを生じさせたりするために快適性を損なうおそれがあるほか、立ち上がったときに身体のバランスを崩すおそれがあり安全面でも劣る。これらの点を解決するための一手段として、防水紙等を折りたたむ又は重ねることによってピラミッド型に段々に形成して足置きとするのが好適である。これによれば、上に重ねる紙の幅を下側の紙の幅よりも小さくしつつ各紙の幅を調整することで上記複数の問題を一度に解決できる。この場合、例えば、容器内側の横(足幅方向)の長さ×約2cm×厚さ約5mmの防水紙の上に、容器内側の横(足幅方向)の長さ×約1cm×厚さ約5mmの防水紙を重ねることで足置きを作成する。なお、この例では足置き全体の高さは約1cmとなる。
上記足置きを、容器本体と同じ防水紙を重ねて作成するものとすれば、製造コストを抑えることもできる。また、足置きをボックス内部の底面に予め接着させず、別途用意するものとすれば、使用者が任意にその位置を決めることができ、便宜である。
本考案にかかる足湯用ボックスの好適な実施例は次のとおりである。ここでは、一般に広く普及しているユニットバスにおいて使用する場合を例にとって説明する。
本足湯用ボックスが組み立て式でない場合はそのまま、組み立て式の場合は組み立てた後、本足湯用ボックス1を、ユニットバス内の、蛇口4から湯5を足湯用ボックス1内に注入できる場所に置く。その際、本足湯用ボックスの方向を、段差部分ないし切れ込み部分2を有する側面が傾斜9の上部に位置するようにセットする。ユニットバスを含む浴室の多くは、通常、排水溝に向けて水を流れ易くするため、水平方向8に対し排水溝を下方にしてなだらかに傾斜しているが、本ボックスはこのような場合にも適用し得る。すなわち、上記の方向で本ボックスを配置することにより、後述のように、足湯用ボックスの段差部分又は切れ込み部分から、衛生面、経済面及び快適性の各観点からみて適量の湯6が外部に流れ出るようになる。
次に、浴槽の縁に腰掛けるなどして、足湯用ボックス内に足を入れ、容器内のすのこ状足置き7の上に足裏が触れるように足を載せる。足湯用ボックス内に湯を注入できるように、蛇口4をボックスの端(傾斜下方側に位置する端となることが多い)の上方(垂直方向)などに位置するようにセットして蛇口を開き、湯5をボックス1内に注入する。
ここで、現在の一般の元止給湯器(室外式のもの)によると、湯を給湯できる下限は毎分3リットル(L)程度であるが、本足湯用ボックス内に注入する湯も、この最低限の量で行うことが可能である。すなわち、本容器の容積によれば、最小限の湯量によって、足湯を行うのに充分な量の湯を保ち、且つ、湯を常に清潔に保ち得る。
なお、例えば一般の食器洗いで使用される湯量は、4人家族の場合、毎分約6.5リットルで20分程度(約130リットル)である。したがって、本足湯用ボックスは、仮に1人が5分間使用し(約15リットル)、その割合で4人が使用したとしても(約60リットル)、一家族で食器洗い1回の半分以下の水道・光熱費により、清潔で衛生的な足湯を行うことが可能である。
湯が容器内で一杯になっても給湯を止めず、そのままかけ流す。そのため、容器内の湯は対流・循環する。
ここで、水中の細菌等は、その性質上水面方向に浮上する。また、容器内にすのこ状の足置きが設置されているため、湯が対流・循環し易く、容器内下方の細菌等が一層浮上し易いものとなっている。
給湯を続けることで、容器内の湯が段差部分ないし切れ込み部分2から容器の外部へ流れ出る。ここで、図3に示されるとおり、ユニットバスの傾斜9により、足湯用ボックス本体が、段差/切れ込みを有する側面を上部として傾斜するため、段差/切れ込み部分を有する側面10(傾斜の上方に位置する側面)の高さと、これに対向する側面11(傾斜の下方に位置する側面)の高さとの間に、ギャップが生じる。そして、容器内の湯の水面は水平を保とうとするため、水位が段差/切れ込み部分を有しない側面の高さに達する前に、段差/切れ込み部分2から湯6が流れ出る。すなわち、湯6は、段差/切れ込み部分を有しない側面からは一切こぼれることがなく、段差部分ないし切れ込み部分2から流れ出る。
段差/切れ込み部分から流出する湯は、蛇口から流れる湯量が一定である限り、一定の適量を保ちながら流れ出る。段差/切れ込みが小さ過ぎると流れ出る湯量が充分とならず、他の側壁上部からも湯が流出してしまい、快適な足湯を行えない一方、段差/切れ込みが大き過ぎると流れ出る湯量が多すぎることとなり足湯ができなくなるほか、蛇口から流す湯量を増やさざるを得ず経済面で劣る。これらの要請全てを満たすため、前記のとおり本考案の段差/切れ込み2の高さ(図1のD参照)は約2.0cm〜約3.5cmとなるが、本考案の容器の好ましい容積である約32cm×約35cm×約15cmの場合、段差/切れ込みの長さは、上部開口面から底面方向へ約3cm程度とするのが最適である。これによれば、前記したような湯を給湯できる下限である毎分3L程度の湯量によっても、切れ込み部を有しない側壁上部から湯が流出することなく、しかも、足湯が可能となる湯量を保ちながら足湯を行うことが可能である。
湯が流出する際、上記のとおり細菌等は湯の上部に浮上するため、細菌等も同時に流れ出る。これにより、容器内の湯は、常に清潔に保たれる。
水温/湯温や湯量は、浴室/浴槽に備え付けの手元の蛇口4で自由に調節する。このように、本足湯用ボックスによれば、普段から使用している蛇口によって湯の調節を行えるため、多少なりとも複雑な操作を望まない者(高齢者等)に便宜である。
本ボックスは応用が可能であり、温泉の元などの調整湯その他の液体を手軽に利用できるようにすれば、より快適な足湯を実現することができる。ここで、本足湯用ボックスは掛け流し式であるため、蛇口から注入される湯とは別個に調整湯等を注入できるようにするのが好ましい。図4においてそのための手段の一例を示す。ここでは、温泉の元などの調整湯を注入・パックした袋ないし容器20を用いる例が示されている。該袋・容器は特に限定はしないがビニールなど軽量且つ簡易に用いることのできる素材で作成することができ、取り付けた際に滑りにくいタイプの取り付け部分21(例えばビニール製の紐など)を有する。該袋・容器は上記取り付け部分を蛇口4の任意の位置に引っ掛ける等して取り付ける。該袋・容器20は、中の調整湯が少量ずつ一定の適量でボックス内に注入できる手段22を有する。該手段としては、例えば使用者が針で1箇所〜数カ所の穴を空けるような構成にしてもよく、使用者が切れ込みを入れるような構成としてもよい。
該袋・容器に注入・パックされる調整湯の量は200ミリリットル程度が目安である。これによれば、袋に数箇所の針穴を空けた場合、該穴から約10分間、シャワー状に湯が放出される状態でボックス内に調整湯23を注入することができる。穴の数や大きさ、切れ込みの長さ等を使用者が適宜決めることにより、放出される調整湯の量を調節できる。
調整湯の濃さは任意に調整すればよいが、市販の温泉の元を用いる場合の一例を次に示す。すなわち、温泉の元は、通常1袋あたり、平均的な浴槽に入る湯量250リットルを基準にしているところ、上記実施例では蛇口から注入される総湯量が約30リットル(毎分3リットル×10分間)となり、上記250リットルの約8分の一である。したがって、通常の温泉の元1袋分の約8分の1ないし、それよりも多少濃い目の約5分の1の量の温泉の元を、200ミリリットルの水・湯に溶かしたものを用いるとよい。
段差/切れ込み部分2を有する側面と対向する側面は、蛇口から近く、湯による抵抗も受け易いので、若干補強されているとより便宜である。図5において、本ボックスが組み立て式である場合に即した補強例を示す。この補強は、当該側面部の高さにあたる部分30を長めにとって予め余剰部分31を設け、ボックス組み立ての際に該余剰部分を矢印で示すようにボックスの内側32に折り返して該側面に重ね合わせるようにし、該側面の厚さを二重とすることによって行う。
本足湯用ボックスは安価であり、また材質も廃棄が容易な紙であって、使い捨てが容易且つ可能であるため、使用後はそのまま廃棄することができる。そのため、使用後の保管やメンテナンスに係る作業等が一切必要ない。また、安価であり、特に組み立て式の場合は保管場所をとらないので、再購入や買い置きなども行い易い。
本考案は製造が容易で、製造コストを安価に抑えることが可能であり、また大量生産も容易である。同時に、販売価格を抑えることができ、需要者の購入費用の負担が減る上、購入後使用時の水道・光熱費等のコスト負担も軽減される。
しかも、費用を低く抑えることができるにもかかわらず、衛生上優れた効果を得ることができる。
本足湯用ボックスはメンテナンスも不要であり、保管スペースも要さず、持ち運びも便利である。そのため、自宅等で快適且つ衛生的な足湯をきわめて手軽に行うことができる。
使用にあたり、複雑な作業を要しない点は、高齢者や、障害者、病後・怪我後のリハビリ患者等にとっても便宜である。
足湯に関する多くの課題を一挙に解決し、製造者・販売者及び需要者のいずれにも資する本考案の産業上の利用可能性は、きわめて高いものである。
以上、本考案を実施形態に関連して説明したが、本考案は、ここに例示した実施形態の構造及び形状に限定されるものではなく、いろいろな実施形態が可能であり、いろいろな変更及び改変を加えることができることを理解されたい。
図1は、本考案の足湯用ボックスの一実施例の使用時の概念斜視図である。 図2は、本考案の足湯用ボックスの一実施例の斜視図である。 図3は、本考案の足湯用ボックスをユニットバスに設置した際の一実施例にかかる側面図である。 図4は、液体を注入・パックできる付属用の袋ないし容器を用いた場合の一例を示す概略図である。 図5は、本考案にかかる略直方体型の足湯用ボックスにおいて、余剰部分を用いて容器の一側面を補強する場合の組み立て時の一例を示す図である。図5の(A)が組み立て前の状態の一例、(B)が側壁面を起こした途中の状態、(C)が余剰部分を内側に折り返す前の状態を示す図である。
符号の説明
1 足湯用ボックス
2 段差ないし切れ込み部
3 足
4 蛇口
5 蛇口から注入される湯
6 段差ないし切れ込み部から流出する湯
7 足置き
8 水平線
9 傾斜
10 段差/切れ込み部分を有する側面
11 段差/切れ込み部分を有する側面に対向する側面

20 調整湯用の袋/容器
21 蛇口への取り付け部
22 調整湯の注入手段
23 調整湯

30 段差/切れ込み部分を有する側面とこれに対向する側面の高さにあたる部分
31 余剰部分
32 ボックス内側

Claims (8)

  1. 上面が開口した容器と、
    該容器内部に設けられたすのこ状足置きと
    から成る足湯用ボックスとからなり、
    前記容器は防水紙により形成され、該容器を形成する側壁の一部の高さを低くした段差を有することを特徴とする足湯用ボックス。
  2. 前記足湯用ボックスが組み立て式である請求項1に記載の足湯用ボックス。
  3. 前記容器が略直方体であって、その大きさが30cm〜34cm×33cm〜37cm×13cm〜20cmの請求項1又は2に記載の足湯用ボックス。
  4. 前記段差が、2.0cm〜3.5cmである請求項1ないし3のいずれかに記載の足湯用ボックス。
  5. 前記すのこ状足置きの高さが、容器底面から0.6cm〜1.5cmである請求項1ないし4のいずれかに記載の足湯用ボックス。
  6. 前記すのこ状足置きが、防水紙等の紙を折りたたむ又は重ねることによってピラミッド型に形成された請求項1ないし5のいずれかに記載の足湯用ボックス。
  7. 前記段差を有する側面と対向する側面の上部に余剰部分を有し、該余剰部分をボックスの内側に折り返して該側面に重ね合わせた請求項1ないし6のいずれかに記載の足湯用ボックス。
  8. 内部に液体を受容できる袋又は容器であって、内部の液体が少量ずつ一定の適量で前記1〜7に記載の足湯用ボックス内に注入される手段と、蛇口に取り付けるための取り付け手段とから成る足湯用ボックス用の調整湯用袋又は容器。

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