JP3113024U - イヤホン付き送受話器 - Google Patents

イヤホン付き送受話器 Download PDF

Info

Publication number
JP3113024U
JP3113024U JP2005004013U JP2005004013U JP3113024U JP 3113024 U JP3113024 U JP 3113024U JP 2005004013 U JP2005004013 U JP 2005004013U JP 2005004013 U JP2005004013 U JP 2005004013U JP 3113024 U JP3113024 U JP 3113024U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
earphone
bushing
handset
cord
mobile phone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005004013U
Other languages
English (en)
Inventor
久雄 外越
Original Assignee
久雄 外越
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 久雄 外越 filed Critical 久雄 外越
Priority to JP2005004013U priority Critical patent/JP3113024U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3113024U publication Critical patent/JP3113024U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Telephone Set Structure (AREA)

Abstract

【課題】 電話機用子機(以後「受話器」という)やコードレス電話機用子機(以後「子機」という)あるいは携帯電話機などの通信機器において音声や音を受信するための、イヤホンつき送受話器に関するものである。
【解決手段】 イヤホンを受話器や子機あるいは携帯電話機の上端部、あるいは背面等に設け、携帯電話機等が音声や音を受信した際には、例えば指で押し上げるようにしてイヤホンを伸ばし、イヤホンを耳にあてることかできることを特色とし、その結果雑音を防止し良好な受信環境を得ることができる、イヤホン付き送受話器である。
【選択図】 図4

Description

本考案は、電話機用子機(以後「受話器」という)やコードレス電話機用子機(以後「子機」という)あるいは携帯電話機などの通信機器において音声や音を受信するためのイヤホン付き送受話器に関するものである。
本考案は、上記のとおり「送受話器」に関するものであるが、理解を深めるため「送受話器」の一種である「携帯電話機」を例にとりながら論をすすめることとする。なお、このことにより本発明の権利の範囲を「携帯電話機」に限定するものではない。
(過去の特許文献)
上述した通信機器の受話口にはスピーカー(以後「イヤホン」という)がもうけられているが、従来イヤホンは受話口部分に内蔵されるかたちで固定して設けられていた。
また、受話口部分に、イヤホンからの受信状態を良好にするために、(イ)突起を受話口に設けたり(特許文献1)、(ロ)、突起を携帯電話機の筐体に挟み持つようにして装着させたり(特許文献2)、(ハ)ボタン操作で突起を受話口から迫出・迫下させるようにしたり(特許文献3および4)、(ニ)イヤホンを携帯電話機上面に設け、着信時には当該イヤホンを引き出し耳にあてて使用するためのイヤホンを携帯電話機上端に設けたり(特許文献5)、する発明が知られている。
特許公開 2002−305575 特許公開 2000−349878 特許公開 平8−79347 特許公開 平9−266503 特許公開 平5−14464
(耳介の構造)
本考案は音声や音の受信に関するものであるので、耳の構造についての理解を深めておきたい。図19は、耳の構造を示す概略図である。この耳介30は、通常「耳」といわれている部分である。
この耳介30は軟骨によって作られており、耳介30の外側には筋肉がいくつかあり耳介軟骨を引っ張っている。しかし、耳介30の下の部分(耳たぶといわれているところ)には軟骨はなく脂肪組織でしめられている。さらに、耳介30は概略楕円状でふくらみをもち、お椀を半分に切ったような形状をしている。
(板状のものを押し当てた際にできるのすき間)
上述したように、耳介30に軟骨があることより、耳介30に板状のものを押し当てても当該板状のものが外耳道入口17に密着することはなく、外耳道入口17と当該板状のものとの間にはすき間ができる。
(従来の欠点1:すき間と音漏れ・電池の多量消耗)
図16は従来の携帯電話の使用状態を示す側面断面図である。上述したように耳介30にはふくらみと軟骨があるため、携帯電話機14を耳介30に押し当てても受話口(内臓イヤホーン)18と外耳道入口17との間には空間(すき間)ができ、ここから外部の音が入り込むので、受話口(内臓イヤホーン)18からの音声や音が聞きづらくなる、という欠点があった。
また、この欠点を補うために受話口18からでる音声や音の音量を上げる手段もとられていたが、音量を上げると受信した内容が外に漏れたり、明瞭性にかけたり、あるいは電池を多く消費する、などの欠点があった。
(従来の欠点2:先発明(特許文献1〜5)の欠点や問題点)
ところで上記の欠点については「0002」に記載した5つの特許文献などで改善策が提起されている。その1〜4の概要はいずれにおいても、受話器や携帯電話機などの受話口に突起を設け、当該突起を「耳の中」または「耳の孔(耳孔)」に挿入したり、「耳に差込む」ことにより、受信した音声や音が外部に漏れないあるいは漏れにくくする、という方法であり、特許文献5はコードが伸びるようになったイヤホンを設け、受信時には当該イヤホンを引き伸ばし、耳にあてて、より良い受信環境を得ようとするもの、である。
(従来の欠点3:外耳道の損傷・黴菌や耳垢の付着)
先発明においても良好な受信環境を得ることができるが、1〜4の各先発明に従えば当該「突起」を図19で示す耳の概略図の外耳道31に挿入する必要がある。外耳道31に「突起」を挿入すると、外耳道31を傷つけたり、黴菌等が入り込んだりして不衛生になる。また、「突起」にも外耳道31で分泌される耳垢が付着する。先発明にはこのような欠点がある。
(従来の欠点4:イヤホンコードの引き伸ばす方法の問題点)
特許文献5では、受信時に内蔵されていたイヤホンコードを引き伸ばし、イヤホンを耳にあてる方式が提案されている。これはこれとして良好な受信環境を得ることができるが、受信音が鳴った時に当該イヤホンを引き伸ばして耳にあてる動作が完了するまでには若干の時間が必要で、耳にあててしまうまでの間は「モシモシ」などの受信を知らせる応答ができない。
電話の受信時においてのこの「時間」は、相当の焦りを憶えるものであり、理論上では問題ないが、実際の使用に当たっては上述した操作と動作と気持から使用しづらいという、欠点がある。
また、イヤホンコードを持ってもそのイヤホン部分が略正面を向く状態を維持することはできず、使用に当たっては常に当該イヤホンを握って操作する必要がある、という欠点がある。
(従来の欠点5:イヤホン突起の固定化による外耳道等の損傷および電話機の送話口と口との位置関係による会話時の不安)
上記の先発明では、音声や音の受信部分である受話口に設けられたスピーカー(イヤホン)は、受話器や電話機などの内部に固定してもうけられているので、当該イヤホン部分にもうけられた突起も固定されていることが特色となっている。
上記「0007」で述べたように、「突起」が外耳道31に挿入されると、例えば移動中に使用した場合、受話器や携帯電話機などがぶれて、外耳道31を傷つけてしまう可能性があり、また急いで電話を取ったり終了させる場合にも、「突起」で外耳道31を損傷しかねない、などの欠点もある。
さらには、「突起」を外耳道31に挿入してしまうので、自分の声や音を相手に伝える送話口の位置と自分の口の位置との間に距離ができてしまう場合もある。このよう場合には自分の声などが送話口を通じて相手にはっきりと伝わるかどうか心配になり、無意識のうちに話す声などが大きくなり、その結果他人に迷惑をかけたり会話の内容が漏れてしまう、という欠点が生じやすい。
本考案は、「0005」から「0009」までに述べた問題点を解決するためになされたものである。
(本考案の概要)
本考案の概要を理解するには、図3のイヤホンセット1を携帯電話機に装着した図で(a)は斜視図(b)は側面図と、図4のイヤホンを伸ばした状況を示す図で(a)は斜視図、(b)は側面図、の二つの図と、従来の携帯電話機の斜視図である図5、とを比較しながらみると理解しやすい。
図1は以下の構造からなる、イヤホンセット1、の構成斜視図である。
(1)イヤホン2は、スピーカー35と、これを覆ったイヤホンカバー34からなり、
(2)適度に硬く弾力性を持った素材でなるブッシング3は、図1の(a)と(b)にみるように、当該スピーカー35を覆ったブッシング頭部36と、ブッシング胴体部37の二つの部分からなり、あるいは、図1の(a)と(c)にみるように、当該スピーカー35を覆ったブッシング頭部36と、ブッシング胴体部37及び、当該ブッシング胴体部37と接着手段で接着されたブッシング延長部38、の三つの部分とからなり、
(3)さらに、当該ブッシング頭部36は当該スピーカー35と接着されているので、
(4)図2に示すように、当該イヤホン2とブッシング3は一個の部品のように一体となっている(以後「一体になった」等という)、さらに、
(5)コード4は、当該ブッシングの中を貫通して、その一端はスピーカーと接続し、もう一方の端は基板7や、イヤホンジャック9や、コードA13、のいずれかと接続している、
そして、以下は本考案の実施例の一つであるが、例えば当該イヤホンセット1の当該ブッシング3部分に関し、
(1)図6に示すように、携帯電話機の筺体15を貫通して設けた孔へ、
(2)当該イヤホン2部分を当該携帯電話機筺体15の外側から内側へブッシン3を貫通させるように挿入し、
(3)当該携帯電話機筺体15の内部に当該ブッシング3が吊り下げられるように設けるものの、
(4)当該ブッシング3は、当該携帯電話機筺体15からはみ出さない範囲で、動かすことができる、構造にすることにより、
(5)当該ブッシング3と接着した当該イヤホン2も、当該ブッシング部3と同一の動きが可能となるので、
(6)アンテナ線19を伸ばすように、指一本で簡単に当該イヤホン2を伸ばすことが可能となる。
(7)しかも、適度に硬く弾力性を持った素材でなる当該ブッシング3と当該イヤホン2は一体となっているので、当該イヤホン2を手等で支えなくとも、当該イヤホン2は前後左右に折れ曲がって倒れることもなく、略正面を向いた状態を維持できる。
次にこれを使用する場合と効果については、以下のようになる。
着信時には、指で当該イヤホン2を押し上げ、図18にみるように、当該イヤホン2を耳に、あるいは外耳道入口17にあてることにより、良好な受信状態を享受できるのであり、
この結果従来の発明の諸欠点を改良することができる。
以上が本考案の概要である。
(部品の構造や機能および記述上の約束)
以下において種々の部品についてその構造や機能について説明するが、「上、下」「左、右」などの表現については本考案に関する書類である「種類名:図面」に描いた図形(図)を基準にして述べることにしる。
また、「一体になる」という表現は、ある部分(部品)とある部分(部品)が接着される等で、あたかも一つの構造物あるいは一つの部品のようになる状態をいうことにする。
(イヤホンセット)
図1はイヤホンセット1の構成を示す断面斜視図である。
当該イヤホンセット1は、イヤホン2部分と、ブッシング3部分及び、コード4部分からなっており、その構成と構造の詳細は以下のとおりである。
(1)当該イヤホン2部分については、
スピーカー35と当該スピーカー35の耳にあてる部分である前面部分を覆ったイヤホンカバー34からなっており、耳にあてる部分である前面部分とは反対側の後面部は後述するブッシング頭部と接着手段により接着されている。
なお、当該スピーカー35や当該イヤホーンカバー34等の素材や形状、あるいは大きさなどを特定するものではなく、市販されているものを使用してもよい。
(2)当該ブッシング3部分は、
適度に硬く弾力性を持った素材でなるブッシング3は、図1の(a)と(b)にみるように、当該スピーカー35を覆ったブッシング頭部36と、ブッシング胴体部37の二つの部分からなり、あるいは、図1の(a)と(c)にみるように、当該スピーカー35を覆ったブッシング頭部36と、ブッシング胴体部37及び、当該ブッシング胴体部37と接着手段で接続されたブッシング延長部38、の三つの部分とからなり(なお、図1の(c)のように「ブッシング胴体部」と接続された「ブッシング延長部」を含めて、特に断らない限り単に「ブッシング胴体部」という)、
当該ブッシング胴体部37あるいは当該ブッシング胴体部37と当該ブッシング延長部38の形状については、丸型でもよく板状でもよく、あるいはテーパー状に形成さてもよく、その形状を特定するものではないが、当該ブッシング胴体部37の図1でみるa−bの長さを限定するものではないが、例えば11センチメートル以上となるように形成し、さらに、
ブッシング頭部36は、当該スピーカー35の耳にあてる部分とは反対側であるスピーカー後部を、両者が固定されたかのようにして覆う部分であるが、ネジでとめてもよく、接着剤で接着させてもよく、その方法を特定するものではないが、
固定するようにして覆ったあとは、当該イヤホン2部分と当該ブッシング3が一体化された状態になるので、当該イヤホン2部分を手で持つ等の補助作用をせずとも、当該イホン2は略正面を向いた状態を維持することが可能となり、
当該イヤホン2の動きと当該ブッシング3、即ち当該ブッシング胴体部37との動きは同一になる。また、
(3)コード4の素材等に関しては、
市販されているものでもよく、その素材や形状を特定するものではなく、
(4)当該コード4の一端は、図1にしめすように
当該イヤホン2と一体となったブッシング3、の中を貫通して当該イヤホン2、と接続されており、
(5)当該コード4のもう一方の端は、図2にしめすように
実施例によって異なるが図2に示すように当該携帯電話機14の筺体15内にあって、受信機能を有する基板7、と接続され、あるいはイヤホンジャック9、と接続されもしくは、いわゆる固定電話機11の受話器12にあっては、当該固定電話機11本体と接続されたコードA13、と接続されている。
(6)固定軸について
固定軸39は図20に示すように筒状のものでその中をブッシング3が貫通している。従って当該固定軸39を固定すると当該ブッシング3が自在に上下に動けるようになっている。当該固定軸39の材質は特定しないが、この上下運動に耐えられる適度の硬度があればよい。また、固定軸39の内径の直径は、当該ブッシング3の外径の直径に対しては若干大きいが、携帯電話機14を逆さまにしても当該ブッシング3がずり落ちてこないものの、当該ブッシング3がスムーズに上下に移動できる、程度の大きさにしておく。
なお、当該固定軸39は当該ブッシング3に必ず装着する必要はない。装着するケースとしないケースがある。する、しないは構造上のことで、機能面に優劣は生じない。
(イヤホンセットの携帯電話機等への装着)
上記「0012」で述べたイヤホンセット1の携帯電話機等への装着に関しては、装着場所を特定するものではない。ここでは、(実施例1)として携帯電話機の上端に装着する場合と、(実施例2)として固定電話機11の受話器12へ装着する場合と、(実施例3)としてイヤホンセットカバー8を使って携帯電話機の背面に装着する場合、および(実施例4)として台座26とイヤホンセットカバー8とをもちいて携帯電話機の背面に装着する場合、について述べることにする。
(実施例1)
(携帯電話機の上端への装着)
(イヤホンセットの装着)
実施例の一つとして携帯電話機上端16部分に前記イヤホンセット1を設ける場合について述べることにする。
図6は、当該イヤホンセット1を携帯電話機上端に設けた状況を示す図で(a)斜視図、(b)は側面断面図である。この図を参考にすると理解しやすい。
(1)携帯電話機上端に孔を設ける
図6(a)に示すように、携帯電話機上端16に、携帯電話機筺体15を貫通するようにして、当該イヤホンセット1の前記ブッシング3の外面(外径)とほぼ同じ大きさの孔を設ける。
(2)ブッシングの挿入
当該イヤホンセット1の前記イヤホン2部分を持って当該携帯電話機筺体15の外側から内側(上から下)へ当該ブッシング3を貫通させるように挿入する。
なお、前記固定軸39を当該ブッシング3部分に装着している場合は、当該固定軸39を当該孔部分に固定手段で固定する。
(3)ブッシングの吊設
このことにより、当該イヤホンセット1は前記イヤホン2を上にして、当該携帯電話機筺体15の内部に当該ブッシング3を吊り下げるような状態で設けたことになる。
(4)ブッシングの上下移動
以上の構造にも拘らず、吊り下げた当該ブッシング3は、当該携帯電話機筺体15の内部に固定されるのではなく、携帯電話機上端16部分に設けた孔を通って上下に移動できる構造にする。即ち、当該ブッシング3が携帯電話機筺体15の内側から外側へ出る動きを可能とするのである。このことは即ち、当該イヤホン2も携帯電話機上端16から上方へ移動できることになり(以後「イヤホンを伸ばす」または「イヤホンが離れる」という)、また、当該ブッシング3を携帯電話機筺体15の中に押し込むことで、伸びた当該イヤホン2の下端が当該携帯電話機上端16と接する位置までもってくることができる。(以後「イヤホンを縮める」または「イヤホンを収納する」という)
(5)イヤホンの動かし方と向き
上記(4)の動きの技術的特色は、当該イヤホン2は、例えば指一本ででも伸ばすことができることであり、さらに伸びた状態においても何の補助がなくとも当該イヤホン2は略正面を向いた状態を維持できる、ということである。
(6)コードの基板への接続
次にコード4についてであるが、当該コード4の一端は、「0012」で記載したように携帯電話機筺体15の内部にある基板7と接続させる。このことによって、携帯電話機14が受信した音声や音を当該イヤホン2で聞くことができる。
(7)コードの収納方法とコードの長さ
さらに当該コード4は、図6に示すように、たるみをもたせた状態で当該基板7に接続させるのであるが、当該コード4のたるんだ部分の長さ(c−b)は当該ブッシング3が当該携帯電話機筺体15の外に伸びた長さ(a−d)より短くしておくことで、図7に示すように当該イヤホン2が最大に伸びても、当該ブッシング3が当該携帯電話機筺体15の外側に抜け出すことはない。
(8)ブッシングのテーパー加工
あるいは、当該ブッシング3をテーパー状に形成しておくことで上記問題を解決できる。
(9)イヤホンの移動距離とブッシングの長さ
図7は当該携帯電話機筐体15内での当該コード4と当該ブッシング3の関係を示す図で、(a)はイヤホンを収納した状態(b)はイヤホンを最大に伸ばした状態を示す側面断面図である。当該イヤホン2が図7(a)の状態から図7(b)の状態へ最大に伸びる長さは、(aーd)である。この長さ(aーd)は特定するものではないが、最大11センチメートル以内で十分である。
従って、当該ブッシング3の長さ(aーb)は11センチメートル超とするが、その超過部分の長さ(dーb)を特定するものではない。
(10)なお、当該イヤホン2を収納する際に、当該イヤホン2の一部または全部が、当該携帯電話機筐体15の中に収納されるようにしてもよい。
また、当該携帯電話機筐体15内に収納された当該コード4は、例えばゼンマイ等用いた収納機に収まるようにして、当該携帯電話機筐体15内に収納してもよい。
(使用方法と効果)
上記「0014」で装着した携帯電話機14の使用方法について述べる。
当該携帯電話機14が受信状態になったら、当該携帯電話機14を握り、例えば人指指等で当該ブッシング頭部36近辺等をはじくように押し上げて、当該イヤホン2を伸ばし、当該イヤホン2を耳にあてたり、あるいは外耳道入り口17近辺にあてることにより、良好な受信環境を得ることができる。
図16はイヤホンのデザインの一例を示す断面斜視図である。この図で示すように当該イヤホン2の後部に突起28やノコギリ歯状突起29を設けておくと、受信時に当該イヤホン2を指でより容易に押し出すことができる。
また、もともと当該イヤホン2が当該携帯電話機上端16に出ているので、受信状態になった場合に当該イヤホン2を伸ばさずとも、そのままの状態でも容易に当該イヤホン2を耳に、あるいは外耳道入り口17にあてることができ、これによって良好な受信環境を享受できる。
なお、上記「0014」の(4)に記載のブッシングの上下移動、(5)のイヤホンの動かし方とイヤホン2の向き、(7)のコードの収納方法とコードの長さ、および(9)のイヤホンの移動距離とブッシングの長さ、またこの「使用方法と効果」等は以下に述べる(実施例2)から(実施例4)においても基本的に同じ構造・作用となる。
(実施例2)
(固定電話機の受話器への装着)
図15は、固定電話機11の受話器12に前記イヤホンセット1を設けた図で(a)は斜視図、(b)は断面図である。
当該固定電話機11の受話器12への装着方法や使用方法等は、前記コード4の接続方法を除き上記「0014」に記載の通りである。
ところで当該固定電話機11の受話器12自体には上述した前記基板7は存在しない。当該固定電話機11が受信した音声や音は、当該固定電話機11にある当該基板7と連接したコードA13を経由して当該受話器12の受話部へ伝えられるようになっているので、「0014」の(6)で記載したように当該コード4は固定電話機11の内部にある基板7と接続させるのではなく、当該固定電話機11から伸びた当該コードA13に接続させるのである。
このことにより、固定電話機11が受信した音声や音は、当該イヤホン2で聞くことができる。
上記以外の構造・作用および使用方法や効果等は「0012」から「0015」に記載の通りである。
(実施例3)
(イヤホンセットカバーを使った携帯電話機の背面への装着)
実施例の3番目として携帯電話機の背面にイヤホンセットカバーを用いて前記イヤホンセットを設ける場合について述べることにする。
図8から図13を参考にすると理解しやすい。
(1)携帯電話機の背面に孔を設ける
図10は、イヤホンを携帯電話機の背面に設けた状態を示す断面図である。この図に示すように携帯電話機背面22に携帯電話機筺体15を貫通するようにして、孔を設ける。
(2)コードの基板への接続
次に当該コード4についてであるが、当該コード4の一端は、「0012」の(5)あるいは「0014」の(6)で記載したように携帯電話機筺体15の内部にある基板7と接続させる。このことによって、携帯電話機14が受信した音声や音を当該イヤホン2で聞くことができる。
(3)コードの収納方法とコードの長さ
さらに当該コード4は、図10や図11あるいは図12に示すように、たるみをもたせた状態で当該基板7に接続させる。図12はイヤホンセットカバー内の当該コード4とブッシングの関係を示す図で(a)はイヤホンを収納した状態(b)はイヤホンを最大限に伸ばした状態を示す断面斜視図である。この図12で詳しく示したように、当該コード4のたるんだ部分の長さ(b−c)は当該ブッシング3が当該イヤホンセットカバー8の開口部から上(外)に最大に伸びた長さ(a−d)より短くしておくことで、図12に示すように当該イヤホン2が最大に伸びても、当該ブッシング3がイヤホンセットカバー8からはみ出すことはない。
(4)イヤホンセットカバーについて
図8は、イヤホンセットカバーの一例を示す斜視図である。
当該イヤホンセットカバー8の素材については、金属、合成樹脂、布、皮革等素材は特定しない。形状については図8に見るように、かまぼこ型あるいは方形からなる等その形状を特定しなものの、その両端は開口部となっており、その両翼にはノリシロa23およびノリシロb24が設けられており、これらノリシロの裏面には接着剤等が塗布されており、後述するように当該イヤホンセットカバー8は前記イヤホンセット1を覆ったあと、当該携帯電話機背面22へ固定される。なお、固定する方法は、接着、縫着等その手段を特定するものではない。
(5)イヤホンセットの装着
図12の(a)と図10を参照すると理解が早いが、当該イヤホンセット1の当該イヤホン2の下端部分が当該携帯電話機上端16に接するように当該イヤホンセット1を当該携帯電話機背面22に置き(セットし)、
当該イヤホン2と一体となった当該ブッシング3が容易に当該イヤホンセットカバー8からずれ出さずしかし、手で引っ張ったり指で押し出せば、容易に当該イヤホン2が伸びたり縮んだりできるような強さで、当該ブッシング3部分と当該コード4を当該イヤホンセットカバー8で覆い、あるいは、
当該ブッシング3に前記固定軸39が装着されている場合は、当該固定軸39部分を当該イヤホンセットカバー8で覆い、
両翼のノリシロaおよびbを介して当該イヤホンセットカバー8を当該携帯電話機背面22に接着手段を用いて接着させる。
これによりあたかも当該イヤホンセット1が当該イヤホンセットカバー8を介して当該携帯電話機背面22に固定されたかのような状態になる。
図10は上記のようにして当該イヤホンセット1を当該携帯電話機14の背面22に設けた状態を示す断面図である。また、図9は、当該イヤホン2を除いた状態で、当該イヤホンセット1を当該イヤホンセットカバー8で覆った状況を示す上面断面図である。
(6)イヤホンの移動
以上の構造により、当該イヤホンセットカバー8で覆われた当該ブッシング3は、当該イヤホンセットカバー8内で(上下に)移動することができる。このことにより当該イヤホン2も上下に移動することが可能となる。
当該ブッシング3は適度に硬く弾力性のある素材からなっているので、当該イヤホン2を伸ばしても、手等で保持せずとも、当該イヤホン2は略正面を向いた状態を維持することができる。
また、上記(3)に記載したように図12に示す当該コード4の長さ(b−c)は、当該ブッシング3が最大に移動する距離(a−d)より短いので、当該ブッシング3が当該イヤホンセットカバー8の上部の開口部からはみ出すことはない。
この当該イヤホン2の移動と保持装置がなくとも当該イヤホン2が略正面を向いている点に本考案の技術的進歩性と新規性があるのである。
(7)ブッシングの長さ
当該イヤホンカバー8で覆われる当該ブッシング3の長さ等については上記「0014」の(9)に記載したとおりである。
(8)固定電話機の受話器への装着
当該イヤホンセットカバー8をもちいて、当該イヤホンセット1を固定電話機11の受話器12にもうける方法については、上記(実施例2)に記載した方法と基本的に同じであり、当該コード4の接続先が当該基板7ではなく前述したコードA13となるのである。
(9)イヤホンジャックをもちいる方法
請求項4に記載しているが、上記(2)で、当該携帯電話機背面22の筐体15に孔設け、当該コード4の一端を当該基板7に接続させたが、前記孔も設けず従って当該基板7へ接続せず、当該コード4の一端にイヤホンジャック9を設け、当該イヤホンジャック9を携帯電話機14のイヤホンジャック挿入口10に挿入する方法がある。この方法によっても上記各実施例と同一の効果を得ることができる。
この場合、当該ブッシング3の一端から当該イヤホンジャック9までの当該コード4は、コードカバー27で覆ってもよく、露出させたままでもよく、この点は特定するものではない。但し実務上は覆うことが望ましい。
(10)なお、当該イヤホン2を収納する場合、図面は省略するが当該イヤホンの全部または一部を、当該イヤホンセットカバー8内に収納するようにしてもよい。即ち、当該イヤホンセットカバー8で、当該イヤホン2の全部又は一部を覆うようにしてもよい。
(11)使用方法と効果
使用方法に関しては上記「0015」に記載したとおりである。
(実施例4)
(台座とイヤホンセットカバー8とをもちいた携帯電話機の背面への装着)
(実施例4)は請求項5に記載していることである。(実施例3)は、前記イヤホンセット1を携帯電話機背面22に直接設ける方法について述べてきた。しかし、当該携帯電話機背面22に設ける(のせる)前記イヤホンセット1を、容易に破損しないがしかしハサミ等で切断加工できる素材からなる台座26に乗せた後に、前記イヤホンセットカバー8で覆い、当該イヤホンセットカバー8を当該台座26に接着手段を用いて接着させ、更にその後、当該台座26を当該携帯電話機背面22等に接着手段で接着させる、とう方法がある。完成した状態を示す図13を参照すると理解が早いが、具体的には下記のような構造になる。
(1)当該イヤホンセット1の当該イヤホン2の下端部分が当該台座26の上端に接するように当該イヤホンセット1を当該台座26の上に置き(セットし)、
(2)当該イヤホン2と一体となった当該ブッシング3が容易に当該イヤホンセットカバー8からずれ出さずしかし、手で引っ張ったり指で押し出せば、容易に当該イヤホン2が伸びたり縮んだりできるような強さで、当該ブッシング3部分と当該コード4を当該イヤホンセットカバー8で覆い、あるいは、
当該ブッシング3に前記固定軸39が装着されている場合は、当該固定軸39部分と当該コード4とを当該イヤホンセットカバー8で覆い、
(3)両翼のノリシロaおよびbを介して当該イヤホンセットカバー8を当該台座26に接着手段を用いて接着さる。
(4)これによりあたかも当該イヤホンセット1が当該イヤホンセットカバー8を介して当該台座26に固定されたかのような状態になる。
(5)この状態の当該台座26を接着手段を用いて、当該携帯電話機背面22等に接着させる。
(6)なお、当該ブッシング3の一端のコード4にはイヤホンジャック9を設け、当該イヤホンジャック9を当該携帯電話機14のイヤホンジャック挿入口10に挿入する。このことにより、受信した音声や音は当該イヤホン2で聞くことができる。
上記コード4にイヤホンジャック9を設けずに、上記「0017」に記載したように前記基板7や前記コードA13と接続させる場合には、当該台座26にも当該コードを通す孔を設け、当該台座26の孔と前記携帯電話機筐体15に設けた孔とを通して当該基板や当該コードA13と接続させるようにする。
(7)ブッシング3を覆った当該イヤホンカバー8の一端から当該イヤホンジャック挿入口10までの当該コード4は、コードカバー27で覆ってもよく、あるいは当該コードカバー27をかけずに当該コード4が露出した状態にしておいてもよい。
(8)当該コードカバー27の素材は当該イヤホンカバー8と同一でもよく、特定するものではない。また、当該コードカバー27の形状についても特定するものではない。
(9)さらに、当該台座26の形状は、長方形でもよくその形状を特定するものではない。
なお、当該ブッシング3の移動や当該ブッシング3の長さ等当該イヤホンセット8を設けることに関しての構造は、上記以外については「0017」に記載したとおりである。
また、使用方法と効果については上記「0015」に記載したとおりである。
考案の効果
従来の考案は、受信状態になった際に、即ち通話時においては耳に突起物を入れることにより、そしてその突起物は従来の携帯電話機14の受話口18に固定されて設けられるものであり、あるいは受信状態になったらひも状のコードを携帯電話機14から引っ張り出して耳にあてる、などの方法で良好な受信環境を得ようとするものであった。これらにおいても、それなりの良好な受信環境を得ることはできるが、例えば受信状態になってからコードを引っ張り出して耳にあてる、という操作はかなり焦りを伴う動作であり、受信を感知してからイヤホンを耳に入れるまで応答ができない、という欠点があった。その他従来の方法の欠点については「0005」から「0009」に詳述した。
本考案によれば、指一本でイヤホンを伸ばすことができ、しかもイヤホンは支えがなくとも略正面を向いているので、イヤホンを耳にあてるあるいは耳に入れることも容易にでき、構造も簡単であり、受信から応答までの操作と時間は従来の固定式内蔵型イヤホンと変わらない。にも拘らず、イヤホンを耳に入れることができるので、いかなる場所でも受信した音声や音を良好状態で聞くことができるのである。
特に実施例4で述べた方法は、既存の携帯電話機などにも容易に装着できる方法である。
本考案は、健常者はもちろん難聴者あるいは老齢者にも簡単な操作で最良の受信環境を得ることができる方法で、現代社会に大いに貢献する技術である。
(本考案の概要)
本考案の概要を理解するには、図3のイヤホンセット1を携帯電話機に装着した図で(a)は斜視図(b)は側面図と、図4のイヤホンを伸ばした状況を示す図で(a)は斜視図、(b)は側面図、の二つの図と、従来の携帯電話機の斜視図である図5、とを比較しながらみると理解しやすい。
図1は以下の構造からなる、イヤホンセット1、の構成斜視図である。
(1)イヤホン2は、スピーカー35と、これを覆ったイヤホンカバー34からなり、
(2)適度に硬く弾力性を持った素材でなるブッシング3は、図1の(a)と(b)にみるように、当該スピーカー35を覆ったブッシング頭部36と、ブッシング胴体部37の二つの部分からなり、あるいは、図1の(a)と(c)にみるように、当該スピーカー35を覆ったブッシング頭部36と、ブッシング胴体部37及び、当該ブッシング胴体部37と接着手段で接着されたブッシング延長部38、の三つの部分とからなり、
(3)さらに、当該ブッシング頭部36は当該スピーカー35と接着されているので、
(4)図2に示すように、当該イヤホン2とブッシング3は一個の部品のように一体となっている(以後「一体になった」等という)、さらに、
(5)コード4は、当該ブッシングの中を貫通して、その一端はスピーカーと接続し、もう一方の端は基板7や、イヤホンジャック9や、コードA13、のいずれかと接続している、
そして、以下は本考案の実施例の一つであるが、例えば当該イヤホンセット1の当該ブッシング3部分に関し、
(1)図6に示すように、携帯電話機の筺体15を貫通して設けた孔へ、
(2)当該イヤホン2部分を当該携帯電話機筺体15の外側から内側へブッシン3を貫通させるように挿入し、
(3)当該携帯電話機筺体15の内部に当該ブッシング3が吊り下げられるように設けるものの、
(4)当該ブッシング3は、当該携帯電話機筺体15からはみ出さない範囲で、動かすことができる、構造にすることにより、
(5)当該ブッシング3と接着した当該イヤホン2も、当該ブッシング部3と同一の動きが可能となるので、
(6)アンテナ線19を伸ばすように、指一本で簡単に当該イヤホン2を伸ばすことが可能となる。
(7)しかも、適度に硬く弾力性を持った素材でなる当該ブッシング3と当該イヤホン2は一体となっているので、当該イヤホン2を手等で支えなくとも、当該イヤホン2は前後左右に折れ曲がって倒れることもなく、略正面を向いた状態を維持できる。
次にこれを使用する場合と効果については、以下のようになる。
着信時には、指で当該イヤホン2を押し上げ、図18にみるように、当該イヤホン2を耳に、あるいは外耳道入口17にあてることにより、良好な受信状態を享受できるのであり、
この結果従来の発明の諸欠点を改良することができる。
以上が本考案の概要である。
(部品の構造や機能および記述上の約束)
以下において種々の部品についてその構造や機能について説明するが、「上、下」「左、右」などの表現については本考案に関する書類である「種類名:図面」に描いた図形(図)を基準にして述べることにしる。
また、「一体になる」という表現は、ある部分(部品)とある部分(部品)が接着される等で、あたかも一つの構造物あるいは一つの部品のようになる状態をいうことにする。
(イヤホンセット)
図1はイヤホンセット1の構成を示す断面斜視図である。
当該イヤホンセット1は、イヤホン2部分と、ブッシング3部分及び、コード4部分からなっており、その構成と構造の詳細は以下のとおりである。
(1)当該イヤホン2部分については、
スピーカー35と当該スピーカー35の耳にあてる部分である前面部分を覆ったイヤホンカバー34からなっており、耳にあてる部分である前面部分とは反対側の後面部は後述するブッシング頭部と接着手段により接着されている。
なお、当該スピーカー35や当該イヤホーンカバー34等の素材や形状、あるいは大きさなどを特定するものではなく、市販されているものを使用してもよい。
(2)当該ブッシング3部分は、
適度に硬く弾力性を持った素材でなるブッシング3は、図1の(a)と(b)にみるように、当該スピーカー35を覆ったブッシング頭部36と、ブッシング胴体部37の二つの部分からなり、あるいは、図1の(a)と(c)にみるように、当該スピーカー35を覆ったブッシング頭部36と、ブッシング胴体部37及び、当該ブッシング胴体部37と接着手段で接続されたブッシング延長部38、の三つの部分とからなり(なお、図1の(c)のように「ブッシング胴体部」と接続された「ブッシング延長部」を含めて、特に断らない限り単に「ブッシング胴体部」という)、
当該ブッシング胴体部37あるいは当該ブッシング胴体部37と当該ブッシング延長部38の形状については、丸型でもよく板状でもよく、あるいはテーパー状に形成さてもよく、その形状を特定するものではないが、当該ブッシング胴体部37の図1でみるa−bの長さを限定するものではないが、例えば11センチメートル以上となるように形成し、さらに、
ブッシング頭部36は、当該スピーカー35の耳にあてる部分とは反対側であるスピーカー後部を、両者が固定されたかのようにして覆う部分であるが、ネジでとめてもよく、接着剤で接着させてもよく、その方法を特定するものではないが、
固定するようにして覆ったあとは、当該イヤホン2部分と当該ブッシング3が一体化された状態になるので、当該イヤホン2部分を手で持つ等の補助作用をせずとも、当該イホン2は略正面を向いた状態を維持することが可能となり、
当該イヤホン2の動きと当該ブッシング3、即ち当該ブッシング胴体部37との動きは同一になる。また、
(3)コード4の素材等に関しては、
市販されているものでもよく、その素材や形状を特定するものではなく、
(4)当該コード4の一端は、図1にしめすように
当該イヤホン2と一体となったブッシング3、の中を貫通して当該イヤホン2、と接続されており、
(5)当該コード4のもう一方の端は、図2にしめすように
実施例によって異なるが図2に示すように当該携帯電話機14の筺体15内にあって、受信機能を有する基板7、と接続され、あるいはイヤホンジャック9、と接続されもしくは、いわゆる固定電話機11の受話器12にあっては、当該固定電話機11本体と接続されたコードA13、と接続されている。
(6)固定軸について
固定軸39は図20に示すように筒状のものでその中をブッシング3が貫通している。従って当該固定軸39を固定すると当該ブッシング3が自在に上下に動けるようになっている。当該固定軸39の材質は特定しないが、この上下運動に耐えられる適度の硬度があればよい。また、固定軸39の内径の直径は、当該ブッシング3の外径の直径に対しては若干大きいが、携帯電話機14を逆さまにしても当該ブッシング3がずり落ちてこないものの、当該ブッシング3がスムーズに上下に移動できる、程度の大きさにしておく。
なお、当該固定軸39は当該ブッシング3に必ず装着する必要はない。装着するケースとしないケースがある。する、しないは構造上のことで、機能面に優劣は生じない。
(イヤホンセットの携帯電話機等への装着)
上記「0022」で述べたイヤホンセット1の携帯電話機等への装着に関しては、装着場所を特定するものではない。ここでは、(実施例1)として携帯電話機の上端に装着する場合と、(実施例2)として固定電話機11の受話器12へ装着する場合と、(実施例3)としてイヤホンセットカバー8を使って携帯電話機の背面に装着する場合、および(実施例4)として台座26とイヤホンセットカバー8とをもちいて携帯電話機の背面に装着する場合、について述べることにする。
(実施例1)
(携帯電話機の上端への装着)
(イヤホンセットの装着)
実施例の一つとして携帯電話機上端16部分に前記イヤホンセット1を設ける場合について述べることにする。
図6は、当該イヤホンセット1を携帯電話機上端に設けた状況を示す図で(a)斜視図、(b)は側面断面図である。この図を参考にすると理解しやすい。
(1)携帯電話機上端に孔を設ける
図6(a)に示すように、携帯電話機上端16に、携帯電話機筺体15を貫通するようにして、当該イヤホンセット1の前記ブッシング3の外面(外径)とほぼ同じ大きさの孔を設ける。
(2)ブッシングの挿入
当該イヤホンセット1の前記イヤホン2部分を持って当該携帯電話機筺体15の外側から内側(上から下)へ当該ブッシング3を貫通させるように挿入する。
なお、前記固定軸39を当該ブッシング3部分に装着している場合は、当該固定軸39を当該孔部分に固定手段で固定する。
(3)ブッシングの吊設
このことにより、当該イヤホンセット1は前記イヤホン2を上にして、当該携帯電話機筺体15の内部に当該ブッシング3を吊り下げるような状態で設けたことになる。
(4)ブッシングの上下移動
以上の構造にも拘らず、吊り下げた当該ブッシング3は、当該携帯電話機筺体15の内部に固定されるのではなく、携帯電話機上端16部分に設けた孔を通って上下に移動できる構造にする。即ち、当該ブッシング3が携帯電話機筺体15の内側から外側へ出る動きを可能とするのである。このことは即ち、当該イヤホン2も携帯電話機上端16から上方へ移動できることになり(以後「イヤホンを伸ばす」または「イヤホンが離れる」という)、また、当該ブッシング3を携帯電話機筺体15の中に押し込むことで、伸びた当該イヤホン2の下端が当該携帯電話機上端16と接する位置までもってくることができる。(以後「イヤホンを縮める」または「イヤホンを収納する」という)
(5)イヤホンの動かし方と向き
上記(4)の動きの技術的特色は、当該イヤホン2は、例えば指一本ででも伸ばすことができることであり、さらに伸びた状態においても何の補助がなくとも当該イヤホン2は略正面を向いた状態を維持できる、ということである。
(6)コードの基板への接続
次にコード4についてであるが、当該コード4の一端は、「0022」で記載したように携帯電話機筺体15の内部にある基板7と接続させる。このことによって、携帯電話機14が受信した音声や音を当該イヤホン2で聞くことができる。
(7)コードの収納方法とコードの長さ
さらに当該コード4は、図6に示すように、たるみをもたせた状態で当該基板7に接続させるのであるが、当該コード4のたるんだ部分の長さ(c−b)は当該ブッシング3が当該携帯電話機筺体15の外に伸びた長さ(a−d)より短くしておくことで、図7に示すように当該イヤホン2が最大に伸びても、当該ブッシング3が当該携帯電話機筺体15の外側に抜け出すことはない。
(8)ブッシングのテーパー加工
あるいは、当該ブッシング3をテーパー状に形成しておくことで上記問題を解決できる。
(9)イヤホンの移動距離とブッシングの長さ
図7は当該携帯電話機筐体15内での当該コード4と当該ブッシング3の関係を示す図で、(a)はイヤホンを収納した状態(b)はイヤホンを最大に伸ばした状態を示す側面断面図である。当該イヤホン2が図7(a)の状態から図7(b)の状態へ最大に伸びる長さは、(aーd)である。この長さ(aーd)は特定するものではないが、最大11センチメートル以内で十分である。
従って、当該ブッシング3の長さ(aーb)は11センチメートル超とするが、その超過部分の長さ(dーb)を特定するものではない。
(10)なお、当該イヤホン2を収納する際に、当該イヤホン2の一部または全部が、当該携帯電話機筐体15の中に収納されるようにしてもよい。
また、当該携帯電話機筐体15内に収納された当該コード4は、例えばゼンマイ等用いた収納機に収まるようにして、当該携帯電話機筐体15内に収納してもよい。
(使用方法と効果)
上記「0024」で装着した携帯電話機14の使用方法について述べる。
当該携帯電話機14が受信状態になったら、当該携帯電話機14を握り、例えば人指指等で当該ブッシング頭部36近辺等をはじくように押し上げて、当該イヤホン2を伸ばし、当該イヤホン2を耳にあてたり、あるいは外耳道入り口17近辺にあてることにより、良好な受信環境を得ることができる。
図16はイヤホンのデザインの一例を示す断面斜視図である。この図で示すように当該イヤホン2の後部に突起28やノコギリ歯状突起29を設けておくと、受信時に当該イヤホン2を指でより容易に押し出すことができる。
また、もともと当該イヤホン2が当該携帯電話機上端16に出ているので、受信状態になった場合に当該イヤホン2を伸ばさずとも、そのままの状態でも容易に当該イヤホン2を耳に、あるいは外耳道入り口17にあてることができ、これによって良好な受信環境を享受できる。
なお、上記「0024」の(4)に記載のブッシングの上下移動、(5)のイヤホンの動かし方とイヤホン2の向き、(7)のコードの収納方法とコードの長さ、および(9)のイヤホンの移動距離とブッシングの長さ、またこの「使用方法と効果」等は以下に述べる(実施例2)から(実施例4)においても基本的に同じ構造・作用となる。
(実施例2)
(固定電話機の受話器への装着)
図15は、固定電話機11の受話器12に前記イヤホンセット1を設けた図で(a)は斜視図、(b)は断面図である。
当該固定電話機11の受話器12への装着方法や使用方法等は、前記コード4の接続方法を除き上記「0024」に記載の通りである。
ところで当該固定電話機11の受話器12自体には上述した前記基板7は存在しない。当該固定電話機11が受信した音声や音は、当該固定電話機11にある当該基板7と連接したコードA13を経由して当該受話器12の受話部へ伝えられるようになっているので、「0024」の(6)で記載したように当該コード4は固定電話機11の内部にある基板7と接続させるのではなく、当該固定電話機11から伸びた当該コードA13に接続させるのである。
このことにより、固定電話機11が受信した音声や音は、当該イヤホン2で聞くことができる。
上記以外の構造・作用および使用方法や効果等は「0022」から「0025」に記載の通りである。
(実施例3)
(イヤホンセットカバーを使った携帯電話機の背面への装着)
実施例の3番目として携帯電話機の背面にイヤホンセットカバーを用いて前記イヤホンセットを設ける場合について述べることにする。
図8から図13を参考にすると理解しやすい。
(1)携帯電話機の背面に孔を設ける
図10は、イヤホンを携帯電話機の背面に設けた状態を示す断面図である。この図に示すように携帯電話機背面22に携帯電話機筺体15を貫通するようにして、孔を設ける。
(2)コードの基板への接続
次に当該コード4についてであるが、当該コード4の一端は、「0012」の(5)あるいは「0024」の(6)で記載したように携帯電話機筺体15の内部にある基板7と接続させる。このことによって、携帯電話機14が受信した音声や音を当該イヤホン2で聞くことができる。
(3)コードの収納方法とコードの長さ
さらに当該コード4は、図10や図11あるいは図12に示すように、たるみをもたせた状態で当該基板7に接続させる。図12はイヤホンセットカバー内の当該コード4とブッシングの関係を示す図で(a)はイヤホンを収納した状態(b)はイヤホンを最大限に伸ばした状態を示す断面斜視図である。この図12で詳しく示したように、当該コード4のたるんだ部分の長さ(b−c)は当該ブッシング3が当該イヤホンセットカバー8の開口部から上(外)に最大に伸びた長さ(a−d)より短くしておくことで、図12に示すように当該イヤホン2が最大に伸びても、当該ブッシング3がイヤホンセットカバー8からはみ出すことはない。
(4)イヤホンセットカバーについて
図8は、イヤホンセットカバーの一例を示す斜視図である。
当該イヤホンセットカバー8の素材については、金属、合成樹脂、布、皮革等素材は特定しない。形状については図8に見るように、かまぼこ型あるいは方形からなる等その形状を特定しなものの、その両端は開口部となっており、その両翼にはノリシロa23およびノリシロb24が設けられており、これらノリシロの裏面には接着剤等が塗布されており、後述するように当該イヤホンセットカバー8は前記イヤホンセット1を覆ったあと、当該携帯電話機背面22へ固定される。なお、固定する方法は、接着、縫着等その手段を特定するものではない。
(5)イヤホンセットの装着
図12の(a)と図10を参照すると理解が早いが、当該イヤホンセット1の当該イヤホン2の下端部分が当該携帯電話機上端16に接するように当該イヤホンセット1を当該携帯電話機背面22に置き(セットし)、
当該イヤホン2と一体となった当該ブッシング3が容易に当該イヤホンセットカバー8からずれ出さずしかし、手で引っ張ったり指で押し出せば、容易に当該イヤホン2が伸びたり縮んだりできるような強さで、当該ブッシング3部分と当該コード4を当該イヤホンセットカバー8で覆い、あるいは、
当該ブッシング3に前記固定軸39が装着されている場合は、当該固定軸39部分を当該イヤホンセットカバー8で覆い、
両翼のノリシロaおよびbを介して当該イヤホンセットカバー8を当該携帯電話機背面22に接着手段を用いて接着させる。
これによりあたかも当該イヤホンセット1が当該イヤホンセットカバー8を介して当該携帯電話機背面22に固定されたかのような状態になる。
図10は上記のようにして当該イヤホンセット1を当該携帯電話機14の背面22に設けた状態を示す断面図である。また、図9は、当該イヤホン2を除いた状態で、当該イヤホンセット1を当該イヤホンセットカバー8で覆った状況を示す上面断面図である。
(6)イヤホンの移動
以上の構造により、当該イヤホンセットカバー8で覆われた当該ブッシング3は、当該イヤホンセットカバー8内で(上下に)移動することができる。このことにより当該イヤホン2も上下に移動することが可能となる。
当該ブッシング3は適度に硬く弾力性のある素材からなっているので、当該イヤホン2を伸ばしても、手等で保持せずとも、当該イヤホン2は略正面を向いた状態を維持することができる。
また、上記(3)に記載したように図12に示す当該コード4の長さ(b−c)は、当該ブッシング3が最大に移動する距離(a−d)より短いので、当該ブッシング3が当該イヤホンセットカバー8の上部の開口部からはみ出すことはない。
この当該イヤホン2の移動と保持装置がなくとも当該イヤホン2が略正面を向いている点に本考案の技術的進歩性と新規性があるのである。
(7)ブッシングの長さ
当該イヤホンカバー8で覆われる当該ブッシング3の長さ等については上記「0024」の(9)に記載したとおりである。
(8)固定電話機の受話器への装着
当該イヤホンセットカバー8をもちいて、当該イヤホンセット1を固定電話機11の受話器12にもうける方法については、上記(実施例2)に記載した方法と基本的に同じであり、当該コード4の接続先が当該基板7ではなく前述したコードA13となるのである。
(9)イヤホンジャックをもちいる方法
請求項4に記載しているが、上記(2)で、当該携帯電話機背面22の筐体15に孔設け、当該コード4の一端を当該基板7に接続させたが、前記孔も設けず従って当該基板7へ接続せず、当該コード4の一端にイヤホンジャック9を設け、当該イヤホンジャック9を携帯電話機14のイヤホンジャック挿入口10に挿入する方法がある。この方法によっても上記各実施例と同一の効果を得ることができる。
この場合、当該ブッシング3の一端から当該イヤホンジャック9までの当該コード4は、コードカバー27で覆ってもよく、露出させたままでもよく、この点は特定するものではない。但し実務上は覆うことが望ましい。
(10)なお、当該イヤホン2を収納する場合、図面は省略するが当該イヤホンの全部または一部を、当該イヤホンセットカバー8内に収納するようにしてもよい。即ち、当該イヤホンセットカバー8で、当該イヤホン2の全部又は一部を覆うようにしてもよい。
(11)使用方法と効果
使用方法に関しては上記「0015」に記載したとおりである。
(実施例4)
(台座とイヤホンセットカバー8とをもちいた携帯電話機の背面への装着)
(実施例4)は請求項5に記載していることである。(実施例3)は、前記イヤホンセット1を携帯電話機背面22に直接設ける方法について述べてきた。しかし、当該携帯電話機背面22に設ける(のせる)前記イヤホンセット1を、容易に破損しないがしかしハサミ等で切断加工できる素材からなる台座26に乗せた後に、前記イヤホンセットカバー8で覆い、当該イヤホンセットカバー8を当該台座26に接着手段を用いて接着させ、更にその後、当該台座26を当該携帯電話機背面22等に接着手段で接着させる、とう方法がある。完成した状態を示す図13を参照すると理解が早いが、具体的には下記のような構造になる。
(1)当該イヤホンセット1の当該イヤホン2の下端部分が当該台座26の上端に接するように当該イヤホンセット1を当該台座26の上に置き(セットし)、
(2)当該イヤホン2と一体となった当該ブッシング3が容易に当該イヤホンセットカバー8からずれ出さずしかし、手で引っ張ったり指で押し出せば、容易に当該イヤホン2が伸びたり縮んだりできるような強さで、当該ブッシング3部分と当該コード4を当該イヤホンセットカバー8で覆い、あるいは、
当該ブッシング3に前記固定軸39が装着されている場合は、当該固定軸39部分と当該コード4とを当該イヤホンセットカバー8で覆い、
(3)両翼のノリシロaおよびbを介して当該イヤホンセットカバー8を当該台座26に接着手段を用いて接着さる。
(4)これによりあたかも当該イヤホンセット1が当該イヤホンセットカバー8を介して当該台座26に固定されたかのような状態になる。
(5)この状態の当該台座26を接着手段を用いて、当該携帯電話機背面22等に接着させる。
(6)なお、当該ブッシング3の一端のコード4にはイヤホンジャック9を設け、当該イヤホンジャック9を当該携帯電話機14のイヤホンジャック挿入口10に挿入する。このことにより、受信した音声や音は当該イヤホン2で聞くことができる。
上記コード4にイヤホンジャック9を設けずに、上記「0027」に記載したように前記基板7や前記コードA13と接続させる場合には、当該台座26にも当該コードを通す孔を設け、当該台座26の孔と前記携帯電話機筐体15に設けた孔とを通して当該基板や当該コードA13と接続させるようにする。
(7)ブッシング3を覆った当該イヤホンカバー8の一端から当該イヤホンジャック挿入口10までの当該コード4は、コードカバー27で覆ってもよく、あるいは当該コードカバー27をかけずに当該コード4が露出した状態にしておいてもよい。
(8)当該コードカバー27の素材は当該イヤホンカバー8と同一でもよく、特定するものではない。また、当該コードカバー27の形状についても特定するものではない。
(9)さらに、当該台座26の形状は、長方形でもよくその形状を特定するものではない。
なお、当該ブッシング3の移動や当該ブッシング3の長さ等当該イヤホンセット8を設けることに関しての構造は、上記以外については「0027」に記載したとおりである。
また、使用方法と効果については上記「0025」に記載したとおりである。
イヤホンセットを示す図で(a)は構成斜視図(b)はブッシングがブッシング頭部とブッシング胴体部よりなるイヤホンセットの組立完成図を示す斜視図で(c)はブッシングがブッシング頭部とブッシング胴体部およびブッシング延長部よりなるイヤホンセットの組立完成図を示す イヤホンセットで(a)は基板と、(b)はイヤホンジャックと(c)は固定電話機の受話器と、接続する場合を示す断面斜視図 イヤホンセットを携帯電話機に設けた図で(a)は斜視図(b)は側面図 イヤホンを伸ばした状況を示す図で(a)は斜視図、(b)は側面図 従来の携帯電話機の斜視図 イヤホンセットを携帯電話機上端に設けた状況を示す図で(a)斜視図(b)は側面断面図 携帯電話機筺体内でのコードとブッシングの関係を示す図で、(a)はイヤホンを収納した状態(b)はイヤホンを最大に伸ばした状態を示す側面断面図 イヤホンセットカバーを示す斜視図 イヤホンセットをイヤホンセットカバーで覆った状況を示す上面断面図 イヤホンを携帯電話機の背面に設けた状態を示す断面図 台座を使ってイヤホンセットを携帯電話機の背面に設けた状況を示す拡大断面斜視図 イヤホンセットカバー内のコードとブッシングの関係を示す図で(a)はイヤホンを収納した状態(b)はイヤホンを最大限に伸ばした状態を示す断面斜視図 台座とイヤホンジャックを使ってイヤホンセットを携帯電話機背面に設けた状態を示す斜視図 イヤホンセットを子機に設けた状況を示す斜視図 固定電話機の受話器にイヤホンセットを設けた図で(a)は斜視図、(b)は断面図 イヤホンのデザインの一例を示す断面斜視図 従来の携帯電話機の使用状態を示す側面断面図 本考案による携帯電話機の使用状態を示す側面断面図 耳の構造の概略図 ブッシングに軸着した固定軸を示す斜視図
符号の説明
1 イヤホンセット 21 送話口
2 イヤホン 22 携帯電話機背面
3 ブッシング 23 ノリシロa
4 コード 24 ノリシロb
5 送受話器 25 接着剤塗布面
6 送受話器筐体 26 台座
7 基板 27 コードカバー
8 イヤホンセットカバー 28 突起
9 イヤホンジャック 29 ノコギリ歯状突起
10 ヤホンジャック挿入口 30 耳介
11 固定電話 31 外耳道
12 固定電話機の受話器 32 鼓膜
13 コードA 33 子機
14 携帯電話機 34 イヤホンカバー
15 携帯電話機筐体 35 スピーカー
16 携帯電話機上端 36 ブッシング頭部
17 外耳道入口 37 ブッシング胴体部
18 受話口(内蔵イヤホン) 38 ブッシング延長部
19 アンテナ線 39 固定軸
20 アンテナストッパー

Claims (5)

  1. 送話部と受話部を有する電話機用子機(以後「受話器」いう)やコードレス電話機用子機(以後「子機」という)あるいは携帯電話機等の通信機器の送受話器5で、前記受話部の構造に関して、
    イヤホン2と、適度に硬く弾力性のある素材からなるブッシング3及び当該イヤホン2と一端が接続されたコード4、とから成るイヤホンセット1で
    当該ブッシング3は、
    ブッシング頭部36と、ブッシング胴体部37の二つの部分からなり、あるいは、当該ブッシング頭部36と、当該ブッシング胴体部37及び当該ブッシング胴体部37と接着手段で接着されたブッシング延長部38、の三つの部分とからなり、
    当該ブッシング3を当該イヤホン2に接着手段により接着させることにより、当該ブッシング3と当該イヤホン2とが一体と成る構成にし、
    当該ブッシング3を、当該送受話器5の筺体6を貫通して設けた孔へ挿入することにより、
    当該イヤホン2と当該ブッシング3に関し、当該イヤホン2を当該送受話器筺体6の外側に置き、当該ブッシング3を当該送受話器筺体6の中に吊り下げるように設け、当該イヤホン2と接続されたコード4の他端を、当該送受話器筺体6内にあって受信機能を有する基板7と接続させる、あるいは、当該イヤホン2と接続されたコード4の他端を、いわゆる固定電話機の受話器12にあっては、当該固定電話機11本体と接続したコードA13と接続させる、構成にし、
    当該イヤホン2を引き上げ又は押し上げ、あるいは引き下げ又は押し下げることにより、当該送受話器5に対して当該イヤホン2が伸縮自在となるものの、
    当該ブッシング3の全部が当該送受話器筺体6からはみ出さないようにした、ことを特徴とする、イヤホン付き送受話器。
  2. 送話部と受話部を有する受話器や子機あるいは携帯電話機等の通信機器の送受話器5で、前記受話部の構造に関して、
    イヤホン2と、適度に硬く弾力性のある素材からなるブッシング3及び当該イヤホン2と一端が接続されたコード4、とから成るイヤホンセット1で
    当該ブッシング3は、
    ブッシング頭部36と、ブッシング胴体部37の二つの部分からなり、あるいは、当該ブッシング頭部36と、当該ブッシング胴体部37及び当該ブッシング胴体部37と接着手段で接着されたブッシング延長部38、の三つの部分とからなり、
    当該ブッシング3を当該イヤホン2に接着手段により接着させることにより、当該ブッシング3と当該イヤホン2とが一体と成る構成にし、
    両端が開口部と成っているイヤホンセットカバー8で、
    当該ブッシング3を、あるいは、当該イヤホン2の全部又は一部と当該ブッシング3とを、覆った後、当該イヤホンセットカバー8を当該送受話器5の外面に接着手段により接着させ、
    当該イヤホン2と接続されたコード4の他端を、当該送受話器5の筺体6を貫通して設けた孔を通して当該送受話器筺体6に内にあって受信機能を有する基板7と接続させる、あるいは、当該イヤホン2と接続されたコード4の他端を、いわゆる固定電話機の受話器12にあっては、当該固定電話機11本体と接続したコードA13と接続させる、構成にし、
    当該イヤホン2を引き上げ又は押し上げ、あるいは引き下げ又は押し下げることにより、当該送受話器5に対して当該イヤホン2が伸縮自在となるものの、
    当該ブッシング3の全部が当該イヤホンセットカバー8からはみ出さないようにした、ことを特徴とする、イヤホン付き送受話器。
  3. 固定軸39に前記ブッシング3をスライド可能に軸着させ、当該固定軸39を前記送受話器筺体6に固定手段で固定し、あるいは当該固定軸39を前記イヤホンセットカバー8で覆った、
    ことを特徴とする、請求項1又は請求項2記載の、イヤホン付き送受話器。
  4. 送話部と受話部を有する受話器や子機あるいは携帯電話機等の通信機器の送受話器5で、前記受話部の構造に関して、
    イヤホン2と、適度に硬く弾力性のある素材からなるブッシング3及び当該イヤホン2と一端が接続されたコード4、とから成るイヤホンセット1で、あるいは、イヤホン2と、適度に硬く弾力性のある素材からなるブッシング3と、当該ブッシング3をスライド可能に軸着させた前記固定軸39及び当該イヤホン2と一端が接続されたコード4、とから成るイヤホンセット1で
    当該コード4の他端は、前記基板7や前記コードA13と接続されるのではなく、イヤホンジャック9と接続され、さらに当該イヤホンジャック9は前記送受話器5のイヤホンジャック挿入口10に挿入される、
    ことを特色とする、請求項2又は請求項3記載の、イヤホン付き送受話器
  5. 前記ブッシング3を、あるいは、前記イヤホン2の全部又は一部と当該ブッシング3とを、覆った前記イヤホンセットカバー8を台座26に接着手段により接着させ、
    さらに当該台座26を前記送受話器筐体6の外面に接着手段により接着させたこと、を特色とする、請求項2又は請求項3又は請求項4記載の、イヤホン付き送受話器
JP2005004013U 2005-05-09 2005-05-09 イヤホン付き送受話器 Expired - Fee Related JP3113024U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005004013U JP3113024U (ja) 2005-05-09 2005-05-09 イヤホン付き送受話器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005004013U JP3113024U (ja) 2005-05-09 2005-05-09 イヤホン付き送受話器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3113024U true JP3113024U (ja) 2005-09-02

Family

ID=43275416

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005004013U Expired - Fee Related JP3113024U (ja) 2005-05-09 2005-05-09 イヤホン付き送受話器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3113024U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9826302B2 (en) Electronic device with magnetically stowable speaker assemblies
EP1524823A1 (en) Portable telephone with bone conduction speaker
US20020065115A1 (en) Accessory for a communication terminal
JPH09172479A (ja) 送受話器およびそれを用いた通話装置
WO2005096599A1 (ja) 骨伝導スピーカを用いた通話装置
WO2000076184A1 (fr) Unite de communication mobile comprenant un haut-parleur a conduction par les os
KR100620827B1 (ko) 골전도 스피커를 이용한 송수화장치
JP3113024U (ja) イヤホン付き送受話器
KR100725050B1 (ko) 휴대전화기용 이어폰형 무선 송수신기
JP3789039B2 (ja) 電話装置及び送受信ユニット
KR100739472B1 (ko) 휴대전화기용 이어폰형 무선 송수신기
KR200284358Y1 (ko) 핸드폰 매립안테나 내경에 내장된 이어폰 탄력대
KR100725051B1 (ko) 휴대전화기용 이어폰형 무선 송수신기
KR100739471B1 (ko) 휴대전화기용 이어폰형 무선 송수신기
KR20050096301A (ko) 무선 이어셋
JP3029608U (ja) 移動体電話用イヤホンマイク
KR101835353B1 (ko) 보청 기능을 갖는 마이크 내장형 이어폰
KR200205534Y1 (ko) 휴대폰의 소음통화장치
JP3068201U (ja) コ―ド付きストラップ
KR200363213Y1 (ko) 목걸이형 이어 마이크
KR200406285Y1 (ko) 성대의 진동음을 이용한 이어 마이크 장치
KR200225458Y1 (ko) 필기구 겸용 블루투스 무선 헤드셋
JP3059555U (ja) 腕時計型携帯電話
KR100652031B1 (ko) 음향 발생형 전자기기
JP3075767U (ja) 携帯電話用イヤホーン

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees