JP3075767U - 携帯電話用イヤホーン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電磁波の影響の少ない携帯電話のイヤホーン
を提供する。 【解決手段】 伝音管１、集音覆い２及びイヤプラグ３
から構成され、伝音管１は軟質の細い中空チューブで、
一端にイヤプラグ３が設けられ、伝音管の他端には集音
覆い２が取り付けられている。集音覆い２と伝音管１と
は連通され、携帯電話のイヤホーンを構成する。使用者
が集音覆い２を携帯電話の発声孔に接続すると音声はイ
ヤプラグ３に伝って聞こえるが、イヤプラグ３は従来の
電磁波を発生するスピーカを持たず、また携帯電話から
も距離を置くことが可能になるため、電磁波を有効に阻
絶することができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は電磁波を防ぐ携帯電話用イヤホーンに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

待機状態の携帯電話より発生する電磁波は一般電器よりも高く、特に通話中の 携帯電話から発生する電磁波は平常時の数倍も高く、このような大量な電磁波は 人体に有害であると証明されている。携帯電話の主な目的は携帯にいつでも便利 に使用できることである。通話中は耳もとにつけて相手の話を聞かなければなら ないので、電磁波による人体への影響は避けがたいものである。

【０００３】 このために携帯電話のイヤホーン構造設計が市販され（一般に受話器なし装置 と呼ばれている）それは電線の一端に差し込みプラグが設けられ、その電話の他 端には耳の中に嵌め付けられる小スピーカが設けられ、使用者は差し込みプラグ を携帯電話に差し込み、小スピーカを耳に入れれば小スピーカから相手の声が聞 こえる構造になっている。これにより使用者は通話中において高い電磁波のある 携帯電話を頬に貼り付けなくてもよく、かつイヤホーンの設計によって、運転中 も受話器を持たなくて対話することができ、それの便利な効果は極めて明らかで ある。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

ところが、そのスピーカは使用中においてはやり一定値の電磁波を発生するの で、人体に影響する電磁波を完全になくす効果を達成することができない。 したがって、本考案の主な目的は、電磁波を防ぐ携帯電話用イヤホーンの構造 設計を提供することにある。中空のチューブの伝音できる特性を利用してイヤホ ーンを設計し、携帯電話の元のスピーカの機能を保ちながら、本考案の伝音イヤ ホーンによって音声を耳に伝送すれば、電磁波が人体に接近することが排除され 、これと同時に受話器を持たなくてもよい便利な効果を得られる。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上述の目的を達成するための本考案の請求項に記載の電磁波を防ぐ携帯電話用 イヤホーンは、伝音管によって音声を耳に伝送し、人体に影響する電磁波を防ぐ 携帯電話用イヤホーンである。

【０００６】 主として伝音管、集音覆い及びイヤプラグから構成され、伝音管は軟質の細い 中空チューブで、一端にイヤプラグが設けられ、伝音管の他端には集音覆いが取 り付けられている。集音覆いと伝音管とは連通され、携帯電話のイヤホーンを構 成する。使用者が集音覆いを携帯電話の発声孔に接続すると音声はイヤプラグに 伝って聞こえるが、イヤプラグには従来のスピーカがないので、電磁波を有効に 阻絶することができる。

【０００７】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図１及び図２に示すように、本考案の実施例による電磁波を防ぐ携帯電話用イ ヤホーンは、伝音管１、集音覆い２、イヤプラグ３から構成されている。 伝音管１は軟質のチューブで、それの材質はゴムまたは軟質のプラスチックが 使用可能である。

【０００８】 集音覆い２は弧形の円盤状構造で、円盤の中央には通孔２１が設けられ、円盤 状の端面周囲には軟質の磁石環２２が取り付けられている。磁石環２２は携帯電 話に環状両面テープ２３によって貼り付けられている磁石環２４に吸着される。

【０００９】 イヤプラグ３は軟質のゴムまたはプラスチックによりＬ型の中空状に形成され 、横向き端面には通孔３１が設けられ、垂直端の底面には植付孔３２が設けられ ている。 図２に示すように伝音管１の一端を集音覆い２の外側から通孔２１に植付け、 伝音管１の他端はイヤプラグ３の植付孔３２に取付けることで、集音覆い２は伝 音管１を経てイヤプラグ３と連通し、イヤホーンを構成する。

【００１０】 本考案の実施例によると、両面テープ２３を携帯電話１０の発声孔周囲に貼り 付けて磁石環２４を携帯電話１０に予め設置する。図３に示すように使用者が本 考案で構成したイヤホーンを使用する場合は、集音覆い２前端の磁石環２２を予 め携帯電話１０に設けた２４に吸い付けて集音覆い２がちょうど携帯電話１０の 発声孔に覆い被さるように連結させ、イヤプラグ３を耳にいれれば集音覆い２に 収集された音波は伝音管１を経て耳に伝えられ、はっきり相手の声を聞くことが できる。本考案の実施例によるイヤプラグ３には従来のスピーカ構造がないので 、電磁波が発生せず人体に対する影響を有効に防止することができる。もし使用 者が直接携帯電話で話す場合は本考案の構成品を取り外せばよく、使用上極めて 便利である。

【００１１】 図４に示すように、本考案の実施例によるイヤホーンは、伝音管１の所定位置 にマイクロフォン４の設置が可能である。マイクロフォン４から電線４１が引き 出され、電線４１の末端には差し込み端子４２が設けられている。集音覆い２を 取り付け、差し込み端子４２を携帯電話のマイク孔に差し込めば対話の機能を得 ることができる。

【００１２】 図５に示すように、本考案の実施例によるイヤホーンは、伝音管１の所定位置 に挟み５が設けられ、かつイヤラグ３の下側にフック６が設けられる。使用時、 フック６を耳の上縁に掛けることでイヤプラグ３を耳に入れる際の利便性が向上 する。挟み５は上着の適当個所に取り付ければマイクロフォン４を固定すること が可能で、これら挟み５及びフック６は従来品を自由に選択して使用することが 可能である。

【００１３】 図６に示す如く、本考案の実施例によるイヤホーンの集音覆い２と伝音管１の 連結構造は他の形態設計にすることも可能である。集音覆い２には両面テープ２ ３を貼り付け、中央の通孔２１中にはばね２１１が設置されている。その伝音管 １の端部にはプラグ１１が設けられ、プラグ１１の一端面には挿植柱１１１が突 出し、挿植柱１１１と伝音管１は連通している。使用者は予め集音覆い２を携帯 電話の発声孔の外側に貼り付けておく。直接電話を持って話す場合、音声は集音 覆い２の通孔２１が伝出される。イヤホーンを利用する場合、プラグ１１の挿植 柱１１１を集音覆い２の通孔２１内に挿入し、ばね２１１は挿植柱１１１を嵌め 付けるので、携帯電話の音声は伝音管１を経て使用者の耳に伝達することができ 、それの取付けと取り外しは極めて便利である。 また、本考案のイヤホーンは伝音管１、集音覆い２及びイヤプラグ３の組合わ せであり、その他の実施形式に対して変化可能である。

【００１４】

【本考案の効果】

本考案の主な目的は電磁波を防ぐ携帯電話用イヤホーンの設計を提供するもの で、それは軟質中空の伝音管の一端に集音覆いを設け、伝音管の他端にはイヤプ ラグを設け、これによって集音覆いを携帯電話の発声孔に貼り付ければイヤプラ グから通話中の相手の音声を聞き取ることができ、かつ電磁波の接近を有効に防 止することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例によるイヤホーンを示す立体
図である。

【図２】本考案の一実施例によるイヤホーンのイヤプラ
グおよび集音覆いの断面を示す図である。

【図３】本考案の一実施例によるイヤホーンの使用状態
を示す図である。

【図４】本考案の一実施例によるイヤホーンにマイクロ
フォンを設けた状態を示す構造図である。

【図５】本考案の一実施例によるイヤホーンに挟みとフ
ックを設けた状態を示す構造図である。

【図６】本考案の集音覆いの別の実施例を示すの局部断
面図である。

【符号の説明】

１ 伝音管 ２ 集音覆い ３ イヤプラグ ４ マイクロフォン ５ 挟み ６ フック １０ 携帯電話 １１ プラグ ２１ 通孔 ２２ 磁石環 ２３ テープ ２４ 磁石環 ３１ 通孔 ３２ 植孔 ４１ 電線 ４２ 挿接端子 １１１ 挿植柱 ２１１ ばね

Claims (7)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 伝音管、集音覆いおよびイヤプラグを有
   する携帯電話用イヤホーンであって、 前記伝音管は軟質の細い中空のチューブにより構成さ
   れ、 前記集音覆いは中央に通孔が設けられている弧形の円盤
   状に形成され、 前記イヤプラグは軟質の材料によってＬ型の中空の構造
   に形成され、 前記イヤプラグの横向端には通孔が設けられ、垂直端の
   底面には植付孔が設けられ、 前記伝音管の一端は前記集音覆いの外側から前記通孔に
   連結され、前記伝音管の他端は前記イヤプラグの前記植
   付孔に取付けられ、 前記集音覆いと前記伝音管と前記イヤプラグとが連通さ
   れることにより、音声を伝送可能であり、前記集音覆い
   は携帯電話のスピーカに連結され、前記イヤプラグの端
   部から音声が出力されることを特徴とする携帯電話用イ
   ヤホーン。
2. 【請求項２】 円盤状の前記集音覆いの端面周囲には軟
   質の環形磁石が設けられ、前記携帯電話のスピーカの周
   囲には環形磁石が両面テープによって貼り付けられてい
   ることを特徴とする請求項１記載の携帯電話用イヤホー
   ン。
3. 【請求項３】 前記集音覆いの端面には両面テープが貼
   り付けられ、前記集音覆いの前記通孔にはバネが設けら
   れ、前記伝音管の端部には一端面に突出している挿植柱
   を有するプラグが設けられ、前記挿植柱と前記伝音管と
   は接続され、前記挿植柱は前記通孔に挿入され連結され
   ていることを特徴とする請求項１記載の携帯電話用イヤ
   ホーン。
4. 【請求項４】 前記伝音管の所定の位置にマイクロフォ
   ンが設けられ、末端に挿接端子を有する電線が前記マイ
   クロフォンから延伸して設けられていることを特徴とす
   る請求項１記載の携帯電話用イヤホーン。
5. 【請求項５】 前記伝音管の所定の位置に挟み部が設け
   られていることを特徴とする請求項１記載の携帯電話用
   イヤホーン。
6. 【請求項６】 前記イヤプラグの下側には、耳フックが
   設けられていることを特徴とする請求項１記載の携帯電
   話用イヤホーン。
7. 【請求項７】 前記伝音管は、軟質のプラスチックまた
   はゴムにより形成されていることを特徴とする請求項１
   記載の携帯電話用イヤホーン。