JP3112758U - 歯ブラシ用キャップ - Google Patents
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Abstract
【課題】歯ブラシの少なくともブラシ部分を覆うことができ、除菌・抗菌効果を発揮できる歯ブラシ用キャップを提供する。
【解決手段】歯ブラシBの、少なくともブラシ部分B1を覆うことのできる歯ブラシ用キャップ1において、一端に開口部5を有する有底筒状体であり、側面2あるいは端面3に通気孔4が設けられたものであって、少なくとも内面の一部に、銀、銅、亜鉛から選択された少なくとも1種の、除菌・抗菌作用を有する金属を含有する除菌・抗菌性金属皮膜7が形成されたことを特徴とする、歯ブラシ用キャップを提供する。
【選択図】 図2
【解決手段】歯ブラシBの、少なくともブラシ部分B1を覆うことのできる歯ブラシ用キャップ1において、一端に開口部5を有する有底筒状体であり、側面2あるいは端面3に通気孔4が設けられたものであって、少なくとも内面の一部に、銀、銅、亜鉛から選択された少なくとも1種の、除菌・抗菌作用を有する金属を含有する除菌・抗菌性金属皮膜7が形成されたことを特徴とする、歯ブラシ用キャップを提供する。
【選択図】 図2
Description
本願考案は、歯ブラシの少なくともブラシ部分を覆う歯ブラシ用キャップに関するものである。
歯ブラシは、ブラシ部分を口中に入れて使用されるものであることから、清潔さが要求される。
しかしながら、歯磨きの際に、ブラシ部分には水分を含むこととなり、使用後においては、そのまま空気中に放置されることがほとんどである。よって、このように放置されている最中に、ブラシ部に雑菌が繁殖することがあって、不衛生であった。また、口中からブラシ部に移った虫歯の原因菌やインフルエンザウイルスが、ブラシ部に残存することで、菌やウイルスの再感染が起こる場合もあった。
本願考案はこのことに鑑み、歯ブラシの少なくともブラシ部分を覆うことができ、除菌・抗菌効果を発揮できる歯ブラシ用キャップを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本願第1の考案は、歯ブラシBの、少なくともブラシ部分B1を覆うことのできる歯ブラシ用キャップ1において、一端に開口部5を有する有底筒状体であり、側面2あるいは端面3に通気孔4が設けられたものであって、少なくとも内面の一部に、銀、銅、亜鉛から選択された少なくとも1種の、除菌・抗菌作用を有する金属を含有する除菌・抗菌性金属皮膜7が形成されたことを特徴とする、歯ブラシ用キャップを提供する。
また、本願第2の考案は、アルミニウム合金板が加工されて形成されたものであり、電解加工により、当該合金板の表面に、上記の除菌・抗菌性金属皮膜7が形成されたものであることを特徴とする、請求項1に記載の歯ブラシ用キャップを提供する。
本願の請求項1に記載の考案は、少なくとも内面の一部に、銀、銅、亜鉛から選択された少なくとも1種の、除菌・抗菌作用を有する金属を含有する除菌・抗菌性金属皮膜7が形成され、この除菌・抗菌性金属皮膜7から放散された当該金属のイオンにより、この歯ブラシ用キャップ1に覆われたブラシ部B1が除菌され、常に清潔な状態で歯ブラシを使用することができる。
また、本願の請求項2に記載の考案は、電解加工により、表面に上記の除菌・抗菌性金属皮膜7が形成されたアルミニウム合金板を用いて形成されたものであるため、比較的容易に製造が可能である。
以下、図面に基づき本願考案の実施の形態の実施例をとりあげて説明する。図1は本例の歯ブラシ用キャップを示す斜視図であり、図2は本例の歯ブラシ用キャップの使用状態を示す図である。
本例の歯ブラシ用キャップ1は、図2に示すように、歯ブラシBの、少なくともブラシ部分B1を覆うことのできるものであり、アルミニウム合金板を成形したものである。
この歯ブラシ用キャップ1の形態は、図1に示すように、一端に開口部5を有する有底筒状体である。そして、図2(B)に示すように、側面2と端面3とに囲まれた内部空間6に歯ブラシBのブラシ部B1を配位することができる。
また、本例では、側面2及び端面3に通気孔4が設けられている。この通気孔4を通じて、ブラシ部B1に付着していた水分が蒸発し、水蒸気となって、歯ブラシ用キャップの外部に放散される。この通気孔4は、本例では円形の小孔とされており、側面2においては周方向120°毎に3個一組で設けられており、端面3においては中央に1個が設けられているが、通気孔4の形状や形成数は特に限定されるものではない。また、側面2と端面3との表面積に占める通気孔4の開口面積の比も、本例のものに限定されるものではなく、通気孔4の開口面積の合計の方が通気孔4以外の部分の表面積よりも大きい、外観メッシュ状のものとして形成しても良い。
この歯ブラシ用キャップ1の形態は、図1に示すように、一端に開口部5を有する有底筒状体である。そして、図2(B)に示すように、側面2と端面3とに囲まれた内部空間6に歯ブラシBのブラシ部B1を配位することができる。
また、本例では、側面2及び端面3に通気孔4が設けられている。この通気孔4を通じて、ブラシ部B1に付着していた水分が蒸発し、水蒸気となって、歯ブラシ用キャップの外部に放散される。この通気孔4は、本例では円形の小孔とされており、側面2においては周方向120°毎に3個一組で設けられており、端面3においては中央に1個が設けられているが、通気孔4の形状や形成数は特に限定されるものではない。また、側面2と端面3との表面積に占める通気孔4の開口面積の比も、本例のものに限定されるものではなく、通気孔4の開口面積の合計の方が通気孔4以外の部分の表面積よりも大きい、外観メッシュ状のものとして形成しても良い。
この歯ブラシ用キャップ1の、少なくとも内面の一部に、銀、銅、亜鉛から選択された少なくとも1種の、除菌・抗菌作用を有する金属を含有する除菌・抗菌性金属皮膜7が形成されている。本例では、このうち最も抗菌・除菌作用に優れる銀が用いられている。
次に、本例の歯ブラシ用キャップ1の製造方法について述べる。
まず、アルマイト加工済の平板状のアルミニウム合金板を、硝酸銀などの銀化合物の水溶液中に配位して電解加工する。この電解加工により、アルマイト加工によって表面に形成されたアルマイト皮膜中の微細孔に銀が埋め込まれ、除菌・抗菌性金属皮膜7となる。
まず、アルマイト加工済の平板状のアルミニウム合金板を、硝酸銀などの銀化合物の水溶液中に配位して電解加工する。この電解加工により、アルマイト加工によって表面に形成されたアルマイト皮膜中の微細孔に銀が埋め込まれ、除菌・抗菌性金属皮膜7となる。
そして、このように除菌・抗菌性金属皮膜7が形成されたアルミニウム合金板に、通気孔4を形成するとともに、プレス加工や絞り加工などの成形を施し、図1に示すような有底筒状体が形成される。本例では円筒状の形態とされているが、多角形筒状であっても良く、種々の形態に加工することができる。
このように、除菌・抗菌性金属皮膜7が形成されたアルミニウム合金板を成形するものであるため、成形後の加工が特に必要ではなく、比較的容易に歯ブラシ用キャップ1を製造することが可能である。
なお、工程の都合などにより、成形後に除菌・抗菌性金属皮膜7を形成する方法をとっても良い。
また、上記の成形後は無塗装のままでも良いが、外側表面に各色の塗装を行うことにより、家庭で使用する場合、家族の誰がどの歯ブラシ用キャップ1を使用しているか一目瞭然に識別可能なものとしても良い。
このように、除菌・抗菌性金属皮膜7が形成されたアルミニウム合金板を成形するものであるため、成形後の加工が特に必要ではなく、比較的容易に歯ブラシ用キャップ1を製造することが可能である。
なお、工程の都合などにより、成形後に除菌・抗菌性金属皮膜7を形成する方法をとっても良い。
また、上記の成形後は無塗装のままでも良いが、外側表面に各色の塗装を行うことにより、家庭で使用する場合、家族の誰がどの歯ブラシ用キャップ1を使用しているか一目瞭然に識別可能なものとしても良い。
本例では、図1に示すような、有底筒状体状に加工される前の平板状素材の状態で、表面全体に電解処理によって除菌・抗菌性金属皮膜7が形成されたものであるため、図2(B)に示すように、歯ブラシ用キャップ1の内外面の全体にこの除菌・抗菌性金属皮膜7が形成される。
なお、表面の一部にのみこの除菌・抗菌性金属皮膜7を形成したものであっても良い。また、本例では除菌・抗菌性金属皮膜7が形成された平板状素材を有底筒状体に加工したものであるため、除菌・抗菌性金属皮膜7がアルミ合金の素材に対して一体形成されているが、異種の材料で形成されたキャップの内面に沿うように、この除菌・抗菌性金属皮膜7が形成されたアルミニウム合金板を貼り付けたものであっても良い。
なお、表面の一部にのみこの除菌・抗菌性金属皮膜7を形成したものであっても良い。また、本例では除菌・抗菌性金属皮膜7が形成された平板状素材を有底筒状体に加工したものであるため、除菌・抗菌性金属皮膜7がアルミ合金の素材に対して一体形成されているが、異種の材料で形成されたキャップの内面に沿うように、この除菌・抗菌性金属皮膜7が形成されたアルミニウム合金板を貼り付けたものであっても良い。
また、本例の歯ブラシ用キャップ1は、アルミ合金の素材を加工したものであるが、材質はこれに限られるものではなく、ステンレス鋼や銅合金など、他の金属材料を用いたものであっても良いし、樹脂や紙や陶器など、非金属材料を用いたものであっても良い。
また、除菌・抗菌性金属皮膜7の形成についても、本例のような電解処理によるものに限られず、銀などの抗菌作用を有する金属を含有する塗料や樹脂を表面に塗布することによって形成したものであっても良いし、上記のように樹脂や紙や陶器などの非金属材料を用いた場合は、成形前の可塑状態にある素材に、銀などの抗菌作用を有する金属を練り込んだものとしても良い。なお、この場合は、歯ブラシ用キャップ1の全体が除菌・抗菌性金属皮膜7となる。
このように、歯ブラシ用キャップ1の少なくとも内面の一部に、銀、銅、亜鉛から選択された少なくとも1種の、除菌・抗菌作用を有する金属を含有する除菌・抗菌性金属皮膜7が形成されるものであれば、種々の手段で実施することができる。
また、除菌・抗菌性金属皮膜7の形成についても、本例のような電解処理によるものに限られず、銀などの抗菌作用を有する金属を含有する塗料や樹脂を表面に塗布することによって形成したものであっても良いし、上記のように樹脂や紙や陶器などの非金属材料を用いた場合は、成形前の可塑状態にある素材に、銀などの抗菌作用を有する金属を練り込んだものとしても良い。なお、この場合は、歯ブラシ用キャップ1の全体が除菌・抗菌性金属皮膜7となる。
このように、歯ブラシ用キャップ1の少なくとも内面の一部に、銀、銅、亜鉛から選択された少なくとも1種の、除菌・抗菌作用を有する金属を含有する除菌・抗菌性金属皮膜7が形成されるものであれば、種々の手段で実施することができる。
上記のようにして形成された歯ブラシ用キャップ1は、歯磨き終了後、歯ブラシ立てやコップなどに立て掛けられた状態にある、歯ブラシBの先端におけるブラシ部分B1を、図2(A)に示すように覆うようにして用いられる。この歯ブラシ用キャップ1の使用に当たって、特別に留意することは何もなく、非常に簡便に使用できる。
このように、ブラシ部B1をこの歯ブラシ用キャップ1で覆うことにより、除菌・抗菌性金属皮膜7の表面から、銀イオンなどの金属イオンが放散され、除菌・抗菌作用を発揮する。この銀イオンの除菌・抗菌作用により、歯ブラシ用キャップ1の内部空間6に配位されたブラシ部B1における、虫歯菌、食中毒菌、その他の雑菌、インフルエンザウイルスなどのウイルスを死滅あるいは減少させることができる。また、複数の歯ブラシが接触することによる細菌感染の恐れや、自己の口中からブラシ部に移った虫歯の原因菌やインフルエンザウイルスが、ブラシ部に残存することで再感染することも防止できる。また、上記の除菌、抗菌作用により、臭いの元となる雑菌の繁殖を抑えることができるため、防臭、消臭作用も発揮することができる。このように、常に清潔、快適に歯ブラシを使用することができる。
なお、除菌・抗菌性金属皮膜7から放散される銀イオンなどの除菌・抗菌作用を有する金属イオンの放散量は微量であるため、表面に付着した汚れを時々除去する程度の手入れで、半永久的に使用が可能である。
なお、除菌・抗菌性金属皮膜7から放散される銀イオンなどの除菌・抗菌作用を有する金属イオンの放散量は微量であるため、表面に付着した汚れを時々除去する程度の手入れで、半永久的に使用が可能である。
なお、本例の歯ブラシ用キャップ1は、図2(A)に示したように、ブラシ部分B1のみ覆う形態で実施したが、歯ブラシの全体を覆う形態としたり、携帯ケース状としても良く、種々の形態で実施可能である。
1 歯ブラシ用キャップ
2 側面
3 端面
4 通気孔
5 開口部
7 除菌・抗菌性金属皮膜
B 歯ブラシ
B1 ブラシ部
2 側面
3 端面
4 通気孔
5 開口部
7 除菌・抗菌性金属皮膜
B 歯ブラシ
B1 ブラシ部
Claims (2)
- 歯ブラシ(B)の、少なくともブラシ部分(B1)を覆うことのできる歯ブラシ用キャップ(1)において、
一端に開口部(5)を有する有底筒状体であり、
側面(2)あるいは端面(3)に通気孔(4)が設けられたものであって、
少なくとも内面の一部に、銀、銅、亜鉛から選択された少なくとも1種の、除菌・抗菌作用を有する金属を含有する除菌・抗菌性金属皮膜(7)が形成されたことを特徴とする、歯ブラシ用キャップ。 - アルミニウム合金板が加工されて形成されたものであり、
電解加工により、当該合金板の表面に、上記の除菌・抗菌性金属皮膜(7)が形成されたものであることを特徴とする、請求項1に記載の歯ブラシ用キャップ。
Priority Applications (1)
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JP2005003547U JP3112758U (ja) | 2005-05-23 | 2005-05-23 | 歯ブラシ用キャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005003547U JP3112758U (ja) | 2005-05-23 | 2005-05-23 | 歯ブラシ用キャップ |
Publications (1)
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JP3112758U true JP3112758U (ja) | 2005-08-25 |
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JP2005003547U Expired - Fee Related JP3112758U (ja) | 2005-05-23 | 2005-05-23 | 歯ブラシ用キャップ |
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JP (1) | JP3112758U (ja) |
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