JP3112672B1 - 縦型加熱装置 - Google Patents

縦型加熱装置

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JP3112672B1
JP3112672B1 JP11331010A JP33101099A JP3112672B1 JP 3112672 B1 JP3112672 B1 JP 3112672B1 JP 11331010 A JP11331010 A JP 11331010A JP 33101099 A JP33101099 A JP 33101099A JP 3112672 B1 JP3112672 B1 JP 3112672B1
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Abstract

【要約】 【課題】 容器1内の真空を解除し、気圧を高めること
なく、真空状態のままその内部の加熱物の冷却を幅射冷
却だけで急速冷却する。 【解決手段】 縦型加熱装置は、加熱処理される加熱物
が収納され、外部側がほぼ室温となった容器1と、この
容器1に収納され、その内部の加熱物を周囲から加熱す
るヒータ12と、容器1に収納され、その内部の加熱物
を外部に対して断熱または遮熱する断熱部材7、10と
を有する。少なくとも断熱部材7、10の一部を、加熱
物の周囲の位置とその位置から離れた位置との間で移動
自在に配置する。例えば、一部の断熱部材7が容器1の
周囲部分を開閉するよう容器1の縦方向に移動される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、縦に長い単体加熱
物または縦に積層された複数の複合加熱物を、その周囲
から加熱する縦型加熱装置に関し、例えば、半導体ウエ
ハを縦に積層した状態で熱CVD処理を行うため、それ
ら半導体ウエハを周囲から均一に加熱することを目的と
した縦型加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】容器中にヒータを組み込んで加熱物を加
熱する縦型加熱装置は、容器内を真空にした状態で加熱
することで、加熱物の超高温、省電力、均一加熱、酸化
防止等の効果を期待している。しかし、この種の縦型加
熱装置の最大の欠点は、真空断熱のため、加熱物を冷却
する時にその降温速度が遅いことである。すなわち縦型
加熱装置において、容器内を真空にする目的は、加熱物
の酸化防止の他、伝熱の三要素である幅射、対流、伝導
のうちの対流と伝導を押えることにより、放熱の防止効
果を狙ったものである。そのため逆に、加熱物の冷却時
は、幅射による放熱手段でしか冷却することが出来な
い。
【0003】さらに、このような縦型加熱装置は、加熱
物の超高温、省電力、均一加熱を目的としているため
に、高温物体からの幅射熱を炉内に閉じ込める構造にな
っている。すなわち、加熱物を加熱するヒータを含め
て、容器内を積層体であるリフレクタや断熱部材で囲む
遮熱構造となっている。この遮熱構造が加熱物を冷却す
るときの放熱の妨げとなり、降温速度が非常に遅くな
る。すなわち、加熱装置は高性能であればあるほど、降
温速度が悪化する。
【0004】この問題を解決する手段の一つとして、加
熱装置の冷却時には、容器内の真空を解除し、容器内に
冷却ガスを導入する手段が多く採用されている。しか
し、冷却ガスとして空気を導入すると、加熱物やヒータ
が酸化されてしまうので、冷却ガスとして高価なアルゴ
ンやへリウムなどの不活性ガスを導入する必要がある。
しかし、導入されるガス分子のモル数に比べれば、加熱
物やヒータは固体であり、そのモル数は導入ガスの10
0倍から10000倍も大きいので、ガス導入によって
運ばれる熱量は極めて少ない。
【0005】そこで、縦型加熱装置の容器の内または外
に水冷パイプを配管させ、ここにガスをファンによって
送風循環させ、間接的に高温物体を冷却するという非常
に複雑な方法が採られている。しかし、冷却時にガスを
導入する方法は、加熱装置の本来の目的には全くそぐわ
ない冷却手段である。
【0006】これらの冷却時の降温速度の遅さの問題
は、半導体のプロセスに使われる縦型CVD装置や縦型
拡散炉と称される熱処理装置においても事情は全く同じ
である。半導体ウエハを800〜1000℃に加熱した
状態で薄膜を形成したり、ドーパンド拡散処理を行い、
その後ウエハを炉から引き出すまでに非常に長い時間を
要する。この対策として現在は超高純度窒素ガスをアウ
ターチューブ内のウエハ側にパージさせ、ガス循環によ
って降温を早め、600℃程度まで温度が下がったとこ
ろで、アウターチューブを含むウエハ全体を炉から引き
抜いて、大気中に放熱して冷却し、次の処理作業が可能
な温度の室温程度まで降温するようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとしている課題】この方法には2つ
大きな問題が含まれている。一つに、超高純度のガスと
はいっても、反応ガスの通気管を通して導入されるの
で、ガスは超高純度ではなくなり、水分等が混入して半
導体ウエハに形成される膜質が不均一になりやすい。リ
ソグラフィイがサブミクロンの時代になり、この微妙な
膜質の不均一が半導体デバイスの特性に大きな影響を及
ばすようになってきている。二つには、作業員が放出す
る特にナトリウム等の不純物が600℃の高温にある半
導体ウエハの表面に取り込まれ、デバイスの膜質に影響
を与える恐れがある。
【0008】本発明は、前記のような従来の加熱装置に
おける課題に鑑みてなされたものであって、その目的と
するところは、容器内の真空状態を解除し、気圧を高め
ることなく、真空状態のままその内部の加熱物の冷却を
幅射冷却だけで急速冷却する手段を提供し、前記の課題
を解決することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】本発明では、前記の目的を達成するため、
容器1内において真空を解除しないで、加熱物を保温す
る断熱材や遮熱材等の断熱部材7、7’を移動させるこ
とで断熱部材7、7’、10、10’、10”の少なく
とも一部を開閉できるようにしたものである。これによ
り、加熱時は、断熱部材7、7’を閉じて断熱効果を高
め、冷却時は断熱部材7、7’を開放することにより、
容器1内部から外部への輻射熱の放出経路を形成し、そ
の熱の幅射量を飛躍的に増大させて冷却させる。
【0010】すなわち、本発明による縦型加熱装置は、
加熱処理される加熱物が収納され、外部側がほぼ室温と
なった容器1と、この容器1に収納され、その内部の加
熱物を周囲から加熱するヒータ12と、容器1に収納さ
れ、その内部の加熱物を外部に対して断熱または遮熱す
る断熱部材7、7’、10、10’、10”とを有する
ものである。そして、少なくとも断熱部材7、7’、1
0、10’、10”の一部を、加熱物を覆った状態と開
放した状態との間で移動自在に配置したものである。例
えば、一部の断熱部材7が加熱物の周囲部分を開閉する
よう容器1の縦方向に移動したり、或いは断熱部材7’
が加熱物の周囲で回転する。
【0011】この縦型加熱装置では、前記断熱部材7、
7’を移動させて、断熱部材7、7’、10、10’、
10”の一部を開放することにより、容器1内部から外
部への輻射熱の放出を可能とし、その熱の幅射量を増大
させるものである。このため、断熱部材7、7’を加熱
物の周囲から開放状態とした時、加熱物から直接熱の輻
射を受ける容器1の内壁は、その幅射率を高めて熱を吸
収しやすいようにすることが大切である。例えば、容器
1の内壁にグラファイト等の高輻射膜をコーテングする
と共に、容器1は熱伝導良好なアルミニウム合金などで
作り、輻射により受けた熱を速やかに水冷等で移動させ
る手段を講ずることが望ましい。
【0012】ここで、断熱部材7、7’が加熱物の周囲
を開放した時に得られる断熱部材7、7’、10、1
0’、10”の開口率が大きい程、輻射熱の放出による
冷却効果が大きい。そのため、加熱物の周囲の位置から
断熱部材7を待避するように設けて断熱部材7を開放す
る場合は、待避した断熱部材7を収納する断熱部材収納
部17を容器1に設けると、断熱部材7の移動ストロー
クが大きくとれ、それだけ断熱部材7、10の開口率を
大きくとることができる。
【0013】また容器1内に不活性ガス等の冷却ガスを
導入して冷却を行う方式の加熱装置においても、ガス圧
は数1000Pa(数10Torr)以上ではガス分子
の平均自由行程が数センチメール以下になる。このた
め、それ以上のガス圧であっても、ガス中を伝わる熱伝
導での冷却は期待できなくなる。しかし、前記のような
熱輻射による冷却手段を併用する事により、伝熱効果の
遥かに大きい幅射冷却が期待できるので、急速降温が可
能になる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照しながら、本発
明の実施の形態について、具体的且つ詳細に説明する。
図1は、本発明による縦型加熱装置の全体を示してお
り、ラック状のボート27に円板形の半導体ウエハであ
る加熱物を装填し、この加熱物を上下に間隔をあけて並
べて保持した状態で熱CVD処理する縦型拡散装置に縦
型加熱装置を適用した例である。
【0015】容器1は、全体として円筒形の周壁4を有
し、この周壁4の上面が蓋体16により気密に閉じられ
ている。さらに周壁4の下端面は、リング状の継手3を
介して底板2の上面外周部分に気密に接合されている。
すなわち、容器1の周壁4の下端部が前記継手2を介し
て気密に取り付けた前記底板2によって閉じられてい
る。これにより容器1は気密な圧力容器として構成され
ている。容器1の周壁4や蓋体16は、アルミニウム等
の熱伝導が良好な金属により形成され。特に周壁4の内
面には、グラファイト塗装等、輻射熱を吸収しやすいよ
うな表面処理が施されている。
【0016】容器1の内部において、底板2の上面中央
部にモリブデンやタングステン等の高融点金属板からな
るリフレクタ5が10枚程度積層され、その上に前記ボ
ート27の底盤をなすベース板11が載せられている。
ボート27は、このベース板11の上に立設されてい
る。
【0017】前記ベース板11からは円筒形のインナー
チューブ8が立設され、このインナーチューブ8が前記
ボート27をその周囲から囲む。このインナーチューブ
8は、石英または金属シリコンを含浸させた炭化ケイ素
焼結体等の化学的、熱的に安定した材料で形成されてい
る。このインナーチューブ8の周壁には多数の通孔が開
設され、インナーチューブ8の上端は開口している。
【0018】容器1の外面には、冷却パイプ20が取り
付けられ、この冷却パイプ20に流通する水、その他の
冷却液により、容器1が冷却されるようになっている。
容器1の蓋体16には、真空バルブ19を介して真空ポ
ンプ(図示せず)が接続されている。
【0019】容器1の周壁4の下端と前記継手3の間
に、アウターチューブ9の下端部から外側に張り出した
フランジが気密に挟持され、これによってボート27及
びインナーチューブ8の周囲と上面を囲むように、アウ
ターチューブ9が容器1の内部に立設されている。この
アウターチューブ9は、インナーチューブ8と同様に石
英または金属シリコンを含浸させた炭化ケイ素焼結体等
の化学的、熱的に安定した材料で形成されている。
【0020】アウターチューブ9は上端を閉じた円筒形
を呈し、その下端部のフランジは、容器1の周壁4の下
端部と継手2との間に気密に挟持されている。このた
め、アウターチューブ9は、前記ボート27及びインナ
ーチューブ8の周囲を気密に囲み、その内側に気密な空
間を形成している。また、このアウターチューブ9の外
側は、容器1と共に気密な空間を形成している。前記真
空バルブ19を介して蓋体16に接続した真空ポンプに
より、アウターチューブ9の外側の空間を真空とするこ
とができる。
【0021】なお、ダストシールド18の外側の空間を
真空とするのは、真空断熱効果を得るのと、ヒータ1
2、13や容器1の酸化を防止するためであるが、断熱
部材7、10により十分な断熱効果が得られ、ヒータ1
2、13や容器1の酸化が問題とならない場合は、その
空間を真空とすることは必ずしも必要ではない。
【0022】前記容器1の底板2には、インナーチュー
ブ8とアウターチューブ9との間の空間に反応ガスを導
入する反応ガス導入口24と、インナーチューブ8の内
側の空間から反応ガスを排出する反応ガス排出口25と
が設けられている。また、この反応ガス排出口25を通
して、真空ポンプ(図示せず)により、アウターチュー
ブ9の内部からガス分子を排除することにより、アウタ
ーチューブ9の内側の空間が真空状態とされる。容器1
内にあって、前記のアウターチューブ9の周囲には、ヒ
ータ12、13が配置されている。
【0023】アウターチューブ9の周囲には、円筒形の
第一のヒータ12が配置され、この第一のヒータ12
は、アウターチューブ9の周囲を円筒状に囲んでいる。
後述するように、この第一のヒータ12の3本の端子2
6を絶縁した状態で容器1の外に取り出し、電源(図示
せず)に接続する。端子26は、冷却パイプ21により
冷却される。
【0024】また、アウターチューブ9の上端面には、
円板状の第二のヒータ13が対向している。後述するよ
うに、この第二のヒータ13の3本の端子56を絶縁状
態で容器1の外に取り出し、電源(図示せず)に接続す
る。この端子56もまた、冷却パイプ21により冷却さ
れる。
【0025】図2は、アウターチューブ9の周囲を囲む
円筒状の第一のヒータ12の例を示す。この第一のヒー
タ12は、長尺な板状のヒータ部材31、このヒータ部
材31の上端を接続するための接続ブロック32、この
接続ブロック32を放射状に固定するための固定リング
33及び一部の接続ブロック32に取り付けられる棒状
の端子36とを有する。図示の例では、ヒータ部材31
と接続ブロック32とが12個ずつ使用され、端子36
が3本使用されている。ヒータ部材31と接続ブロック
32の数は、ヒータ12の全体としての径の大きさ等に
応じて任意に設定できる。
【0026】固定リング33は、Al23、BN、Si
34等の耐熱性絶縁セラミックからなるリング状のもの
である。グラファイトやセラミック等で作られたネジ3
5により、固定リング33の外周側に12個の接続ブロ
ック32を等角度間隔で放射状に固定するもので、その
ためのネジ孔を有している。
【0027】接続ブロック32は、後述するヒータ部材
31と同材質のグラファイトからなるもので、個々の接
続ブロック32は、平面形状が5角形を呈している。そ
の幅は、円を12等分した幅よりやや狭い。接続ブロッ
ク32の少なくとも3個には、その先端側の上面に、電
極36の下端が固定される。また、接続ブロック32の
少なくとも3個には、電極36より径の大きな通孔46
が設けられている。
【0028】ヒータ部材31は、中央にスリット42を
有する長尺なグラファイト板からなっている。すなわ
ち、このヒータ部材31は、上端から下端近くまでスリ
ット42を入れ、事実上U字形に連なった長尺板状のグ
ラファイト板である。その上端には、ネジを通す通孔4
1が設けられている。
【0029】図示のヒータ部材31の下端側は、その厚
さ方向にトリミングされ、これによりヒータ部材31の
下端側の断面積が一部小さくなっている。このトリミン
グにより、ヒータ部材31の下端側の断面積が一部小さ
くなるため、単位面積当たりの電流密度がその分だけ大
きくなり、電気抵抗が増大し、ヒータ部材31の下端部
の発熱量を増大させることができる。
【0030】接続ブロック32は、固定リング33の外
周側に等角度間隔で配列され、この状態で接続ブロック
32の基端側が固定リング33にネジ35で固定され
る。この状態では、接続ブロック32が円周方向に間隔
を置いた状態で固定リング33の外周に放射状に配列さ
れる。
【0031】なお、電極36を取り付ける接続ブロック
32が3つおきに配置される。そしてこれらの接続ブロ
ック32に電極36の下端が固定され、立設される。ま
た、通孔46を有する接続ブロック32も3つおきに配
置され、電極36を有する接続ブロック32と通孔46
を有する接続ブロック32との間に1つずつの接続ブロ
ック32が配置される。
【0032】接続ブロック32の先端面には、前記ヒー
タ部材31の上端を固定し、隣接するヒータ部材31を
接続ブロック32を介して順次接続する。すなわち、ヒ
ータ部材31のスリット42の両側の一対の上端を隣接
する接続ブロック32の先端面に当て、ヒータ部材31
の一対の上端を隣接する接続ブロック32の先端面にそ
れぞれネジ34で固定する。これにより、前記ヒータ部
材31を円筒状に配列すると共に、これらヒータ部材3
1を接続ブロック32を介して閉じたループ状に直列に
接続する。
【0033】このようにして組み立てられたヒータ12
は、図1に示すようにして容器1とアウターチューブ9
との間に挿入され、アウターチューブ9の周囲を囲むよ
うに配置される。電極36は、容器1の蓋体26に対し
て絶縁部材を介して絶縁された状態で容器1の外部に気
密に引き出し、電源に接続する。互いに離れた3つの接
続部材32に前記の電極36を、を設けることにより、
閉じたループ状に接続されたヒータ部材31の3カ所設
けた電極36を介して電源を接続することになる。これ
により、トライアングル状の三相結線ヒータを構成する
ことができ、三相電源からヒータに電力を供給すること
が可能となる。
【0034】図3と図4は、アウターチューブ9の上面
に対向させた第二のヒータ13を示している。これらの
図に示すように、第二のヒータ13は、グラファイトか
らなるヒータ部材51からなり、このヒータ部材51
は、中央にセンターホール52を有するドーナツ円板状
のものである。このヒータ部材51は、そのセンターホ
ール52の周囲の部分が厚く、外周部分にわたって次第
に薄くなるような勾配を有している。
【0035】ヒータ部材51の内周と外周から円周方向
に交互に放射状にスリット53、54が形成され、これ
によりヒータ部材51は、その円周方向に向けて蛇行す
るように連続している。これにより、グラファイト製の
成形体であるヒータ部材51を閉じたサークル状に接続
することができる。そして、ヒータ部材51の外周部の
120゜ずつはなれた3点には、部分的に平面の電極取
付部55が形成され、ここに棒状のグラファイトからな
る電極56が立設されている。
【0036】前記電極56は、前述した第一のヒータ1
2の接続ブロック32の通孔46を非接触で貫通し、さ
らに容器1の蓋体26に対して絶縁部材を介して絶縁さ
れた状態で容器1の外部に気密に引き出し、電源に接続
する。前記の電極56は、閉じたループ状に接続された
ヒータ部材51の3カ所に等間隔で設けられているた
め、トライアングル状の三相結線ヒータを構成すること
ができ、三相電源からヒータに電力を供給することが可
能となる。
【0037】このようなヒータ部材51の形状では、ヒ
ータ部材51の内周側に比べて外周側のスリット53、
54の間の幅が広くなる。その分だけヒータ部材51の
内周側より外周側の厚さを薄くすることにより、ヒータ
部材51の内周側と外周側との電流の流れと直交する断
面の面積を概ね均等に調整し、発熱量のばらつきを解消
することができる。
【0038】容器1の内側、具体的には容器1の周壁4
及び蓋体16の内側であって、前記第一と第二のヒータ
12、13の外側に、グラファイト等の第一の断熱部材
10が挿入されている。この第一の断熱部材10は、容
器1の内部に固定されており、その周壁部分の上部と中
間部の間は開いている。この断熱部材10は、赤外線を
反射する反射部材に代えることができ、また前記のよう
な断熱部材10の内面に反射面を形成してもよい。
【0039】さらに、この第一の断熱部材10の周壁部
分の外側に、同第一の断熱部材10と同様の材質からな
る円筒形の第二の断熱部材7が配置されている。この第
二の断熱部材7は、容器1の外部からの遠隔操作によ
り、上下に移動出来るように設けられている。図1に実
線で示すように、第二の断熱部材7が下方にあるとき、
この第二の断熱部材7は、前記第一の断熱部材10の下
部周壁部分の外側にあり、その上の部分は断熱部材7、
10が無い状態となる。これに対し、図1に二点鎖線で
示すように、第二の断熱部材7が上方に移動すると、こ
の第二の断熱部材7は、前記第一の断熱部材10の開い
た部分の外側にあり、これら断熱部材7、10の内側
は、2つの断熱部材7、10によって完全の覆われた状
態となる。
【0040】このような構造を有する縦型加熱装置で
は、容器1の内部に配置された第一と第二のヒータ1
2、13でアウターチューブ9をその周囲から加熱し、
加熱物を加熱処理する。このとき、図1に二点鎖線で示
すように、第二の断熱部材7を上方に移動させた状態で
加熱する。こうすることにより、アウターチューブ9の
周囲が、2つの断熱部材7、10で完全に囲まれるの
で、高い断熱性が得られる。これにより、第一と第二の
ヒータ12、13によるアウターチューブ9の加熱を効
率よく行うことができ、アウターチューブ9内の昇温速
度を速く、且つ加熱物の円周方向の温度分布の均一性を
保って加熱することが可能となる。
【0041】さらに、加熱物の加熱処理が終わり、ヒー
タ12、13の発熱を停止したとき、図1に実線で示す
ように、第二の断熱部材7を下方に移動させる。これに
より、断熱部材7、10の一部が開き、アウターチュー
ブ9の内側から断熱部材7、10が開いた部分を通して
輻射熱が容器1の周壁4側に放射され、同周壁4に吸収
される。周壁4に吸収された熱は、冷却パイプ20を通
して送られてくる冷却水に吸収され、循環する冷却水に
より搬送される。これにより、加熱処理後のアウターチ
ューブ9内の降温速度を早くすることができ、アウター
チューブ9内を短時間で常温に戻すことができる。
【0042】図6は、図1に示すような縦型加熱装置の
試験機を使用し、加熱・冷却試験を行った結果である。
容器3はAl製とし、その高さは1204mm、直径5
00mmとした。アウターチューブ9はSiC製とし、
その高さは970mm、直径302mmとした。第一の
ヒータ12は、高さ1002mm、幅85.2mm、ス
リット幅8mm、厚さ5mmのグラファイト製長尺板状
の12枚のヒータ部材31を、直径360mmの円筒形
配列とした。第二のヒータ13は、グラファイト製と
し、その外径300mm、内径60mm、中央部厚さは
23mm、周辺部厚さは5mmとした。
【0043】アウターチューブ9の外側を1×10-4
aに減圧した状態で、ボート27に黒鉛製のダミーウエ
ハを152枚装填し、上から35段目のダミーウエハの
温度を測定しならが、ヒータ12、13で900℃まで
加熱し、その加熱を停止した後の時間を温度の変化を図
6の上のグラフに示している。このとき、第二の断熱部
材7を下方に移動し、ボート27の1段目から60段目
までの部分の断熱部材7、10を開き、断熱部材7、1
0の開口率を25%とした場合と、同様にして断熱部材
7、10の25%の部分を開き、なお且つ容器1内に冷
却ガスとしてHeガスを導入した場合、さらに第二の断
熱部材7を移動させず、断熱部材7、10を閉じた状態
で冷却した場合の3つのケースをそれぞれ示している。
【0044】図6の上のグラフから明らかなように、ウ
エハ152枚チャージした真空断熱縦型拡散炉では、上
から35段目のダミーウエハを900℃まで加熱し、そ
の後断熱部材7、10を閉じた状態で真空中に放置した
場合、ダミーウエハが200℃まで降温するのに8時間
以上を要する。
【0045】これに対して、冷却時に第二の断熱部材7
を移動させ、ボート27の1段目から60段目までの部
分の断熱部材7、10を開いたケースでは、その開口率
が全体の25%程度と十分でないのにもかかわらず、急
速な冷却効果が見られ、200℃まで冷却する時間が4
時間と約半分になっている。
【0046】ここでグラフがカーブしているのは、断熱
材が2重になってしまった60段目から152段目まで
のウエハの熱が、逆に逃げにくくなったためである。す
なわち、ウエハは一種のリフレクタの役目をしまってい
るので、上から60段目より下のウエハの熱がウエハの
間を順次幅射放熱されながら、開放部に伝わり、冷却に
時間がかかったものである。
【0047】容器1内に冷却ガスとしてへリウムガスを
導入した場合、このガスによってウエハ間の熱伝導が加
速されるため、200℃までの冷却はさらに半分にな
る。従って全側面を開放する別図の様な構造を採れば、
アウターチューブ9に内側にガスを導入することなく、
その内部を真空にしたまま1時間以内で略室温までの急
速冷却が可能になる。
【0048】図6の下のグラフは、冷却時の断熱部材
7、10の開口率を25%とし、なお且つ容器1内に冷
却ガスとしてHeガスを導入した場合の排出冷却水の温
度の変化を示す。断熱部材7、10の一部を開くと、ア
ウターチューブ3の内側から放射される輻射熱が容器1
の周壁4に吸収され、これが冷却水に吸収される。この
ため、断熱部材7、10の一部を開くと排出冷却水の温
度は急激に上昇する。その後は、アウターチューブ3の
内側の冷却と共に、輻射熱量が漸次少なくなり、排出冷
却水の温度も漸次低下する。
【0049】図5は、本発明の実施形態による縦型加熱
装置の他の例を示すもので、図1と同じ部分は同じ符号
で示して。この図5に示した縦型加熱装置の例では、リ
フレクタに代えて、ボート27の下面に対向するよう
に、その下に第三のヒータ15を配置している。容器1
の底板2の中央に石英や炭化ケイ素等の化学的に安定な
材料からなるキャップ6を挿入し、さらにこれをキャッ
プ封止蓋23で気密に閉じている。このキャップ6の中
には、前記ボート27の底面に対向するようにリング状
円板の第三のヒータ15を配置し、この端子14を前記
キャップ封止蓋23から外部に気密に引き出し、電源に
接続する。前記キャップ封止蓋23の内側であって、第
三のヒータ15の下に断熱部材22が充填されている。
なお図示の例では、反応ガス排出口25がキャップ6の
中心に一体的に形成されている。
【0050】またこの縦型加熱装置の例では、容器1の
蓋体16の外周部分に、円筒形の内部空間を有する断熱
部材収納部17を立ち上げ、上方に移動させた第二の断
熱部材7をこの断熱部材収納部17内に収納することが
できるようにしている。これにより、図5に実線で示す
ように、第二の断熱部材7が下方にあるときは、この第
二の断熱部材7がアウターチューブ9の周囲を完全に覆
うが、図5に二点差線で示すように、第二の断熱部材7
を上方に移動させ、断熱部材収納部17内に収納したと
きは、第二の断熱部材7がアウターチューブ9の周囲か
ら完全に待避させられる。従って、前述のような冷却時
に、断熱部材7の移動ストロークが大きくとれ、それだ
け断熱部材7、10の開口率を大きくとることができ
る。特に図5に示すように、第一の断熱部材10のアウ
ターチューブ9の周囲を覆う部分を無くしておくこと
で、アウターチューブ9の周囲部分の断熱部材7、10
の開口率をほぼ100%とすることができる。これによ
り、さらに短時間での冷却が可能となる。
【0051】断熱部材収納部17は、容器1の底板2側
に設けてもよく、この場合は、第二の断熱部材7を下方
に待避させて断熱部材収納部17内に収納する。また、
断熱部材収納部17は、容器1の蓋体16と底板2の双
方側に設けてもよく、この場合は、第二の断熱部材7を
上下に分け、それぞれ上方と下方に待避させて断熱部材
収納部17内に収納する。
【0052】さらにこの縦型加熱装置の例では、容器1
の内部に、アウターチューブ9を気密に囲むように、石
英や炭化ケイ素等の化学的に安定なダストシールド18
を設けている。これにより、ヒータ12、13、断熱部
材7、10或いは容器1の内壁等から発生する塵からア
ウターチューブ9の内側や外側を保護することができ
る。また、アウターチューブ9の内側を清掃する等のメ
ンテナンス時に、ヒータ12、13、断熱部材7、10
或いは容器1の内壁等から発生する塵がクリーンルーム
に飛散するのが防止できる。
【0053】図7と図8は、縦型加熱装置のさらに他の
例を示す。この例では、縦に長尺な複数の断熱部材7’
を、円筒状のヒータ12を囲むように並べ、それぞれの
断熱部材の中心を縦の軸28で回転自在に蓋体16に軸
支したものである。軸28は、蓋体16にの中心の回り
に縦に設けた耐熱性の軸受けを介して蓋体28を貫通
し、外から断熱部材7’を回転できるようになってい
る。これら軸28は互いに連動させて、同時に回転でき
るようにするとよい。
【0054】図8(a)は、図7のA−A線断面図であ
り、図8(b)は、図7において、断熱部材7’が二点
鎖線で示したように90゜回転した状態の同じ箇所の断
面図を示している。図8(a)に示した状態では、断熱
部材7’は円筒状に連なっており、従って、ヒータ12
の内側は断熱部材7’で閉じられている。これに対し、
図8(b)に示すように、それぞれの断熱部材7’が9
0゜回転すると、断熱部材7’が容器1の中心に対して
放射状となる。従って、断熱部材7’が開かれる。これ
により、前記図1や図5に示すように、一部の断熱部材
7がヒータ12の周囲から待避したのと同様の作用、効
果が得られる。
【0055】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明による縦型加
熱装置では、容器1内において真空を解除しないで、加
熱物を保温する断熱材や遮熱材等の断熱部材7を加熱物
の周囲から待避させ、容器1内部から外部への輻射熱の
放出経路を形成し、その熱の幅射量を飛躍的に増大させ
て冷却するので、加熱後に加熱物を常温まで冷却する時
間を短くすることができる。これにより、半導体ウエハ
等の加熱処理を能率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による縦型加熱装置の例を示す概略縦断
側面図である。
【図2】同縦型加熱装置に使用される円筒形ヒータの一
例を示す斜視図である。
【図3】同縦型加熱装置に使用される円板形ヒータの一
例を示す平面図である。
【図4】図3のA−A線縦断側面図である。
【図5】本発明による縦型加熱装置の他の例を示す概略
縦断側面図である。
【図6】本発明による縦型加熱装置の例により加熱・冷
却試験を行った結果として加熱時間と冷却温度との関係
を示すグラフである。
【図7】本発明による縦型加熱装置のさらに他の例を示
す概略縦断側面図である。
【図8】図7のA−A線断面図と、図7において断熱部
材が90゜回転した状態の同じ箇所の断面図である。
【符号の説明】
1 容器 7 断熱部材 10 断熱部材 12 ヒータ 13 ヒータ 17 断熱部材収納部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/205 H01L 21/22 - 21/24 H01L 21/31 H01L 21/365 H01L 21/38 - 21/40 H01L 21/469 H01L 21/86

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱処理される加熱物が収納され、外部
    側がほぼ室温となった容器(1)と、この容器(1)に
    収納され、その内部の加熱物を周囲から加熱するヒータ
    (12)と、容器(1)に収納され、その内部の加熱物
    を外部に対して断熱または遮熱する断熱部材(7)とを
    有する縦型加熱装置において、少なくとも断熱部材
    (7)、(7’)、(10)、(10’)、(10”)
    の一部を、加熱物を覆った状態と開放した状態との間で
    移動自在に配置し、さらに容器(1)の内壁に、輻射率
    を高める表面処理を施したことを特徴とする縦型加熱装
    置。
  2. 【請求項2】 断熱部材(7)は、加熱物の周囲部分を
    開閉するよう容器(1)の縦方向に移動されることを特
    徴とする請求項1に記載の縦型加熱装置。
  3. 【請求項3】 容器(1)に加熱物の周囲の位置から待
    避した断熱部材(7)を収納する断熱部材収納部(1
    7)を有することを特徴とする請求項1または2に記載
    の縦型加熱装置。
  4. 【請求項4】 断熱部材(7’)は、加熱物の周囲部分
    を開閉するよう加熱物の周囲で回転することを特徴とす
    る請求項1に記載の縦型加熱装置。
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