JP3112443B2 - 床パネル - Google Patents
床パネルInfo
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- JP3112443B2 JP3112443B2 JP10079386A JP7938698A JP3112443B2 JP 3112443 B2 JP3112443 B2 JP 3112443B2 JP 10079386 A JP10079386 A JP 10079386A JP 7938698 A JP7938698 A JP 7938698A JP 3112443 B2 JP3112443 B2 JP 3112443B2
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Description
構造の床を施工するのに用いる床パネルの構造に関する
ものである。
通信データの量は、今後オフィスのOA化が進展するに
つれますます多様化すると考えられる。この多様化に際
して、必要とされるのが床面上に電線を配線するのでな
く、床下(二重床)内に配線を収納することである。ま
た二重床に求められる性能としてはオフィスのレイアウ
ト変更に対するフレキシブル性があることである。
すような床パネル本体1の4隅にアジャスターのような
支持足3を取り付け、床パネル本体1の上面にカーペッ
ト等の仕上げ材で覆った床パネルA′を用い、この床パ
ネルA′を床下地の上に多数枚敷き詰めることにより施
工している。このように施工される二重床にインナーコ
ンセント、ハイテンション接続器、ローテンション接続
器等の床用接続器を取り付ける場合、次の2つの方法に
よって行われている。(1)建物完成後、入居までは床
パネルA′を全面に敷き詰めておき、入居レイアウト決
定後において、図38に示すような床パネル本体1に床
用接続器取り付け用の開口2を設けた床パネルA″と適
宜の前記床パネルA′とを取り替え、開口2に床用接続
器を取り付けている。図38で4は補強支柱である。
(2)建物完成後、入居までは(1)と同じで、入居レ
イアウト決定後、床用接続器の取り付けが必要な床パネ
ルA′を剥がし、この床パネルA′の床パネル本体1に
床用接続器がつくような規定の開口寸法の開口を切り欠
き、この開口に床用接続器を取り付けている。
の(1)にあっては、床パネルの交換をしなければなら
なく、施工に手間がかかるという問題があり、また従来
例の(2)にあっては、現場で開口を切り欠くという作
業をしなければならなく、施工に非常に手間がかかると
共に非常に誤差が大きくなるという問題やロス材が多く
なるという問題がある。
であって、本発明の目的とするところは床用接続器を取
り付けたり取り付けなかったりするレイアウト変更に敏
速に対応することができ、しかも各種の床用接続器を容
易に取り付けることができる床パネルを提供するにあ
る。
め、本発明床パネルAは、矩形板状の床パネル本体1に
床用接続器5等を取り付けるための開口2としてコ字状
の切欠2aを形成し、この切欠2aの周囲に床パネル本
体1の表面から床用接続器5の取り付け用鍔部の板厚程
度凹ませた凹段部11を設け、切欠2aに切欠2aを覆
い得る大きさのカバープレート6をカバープレート6の
周縁を凹段部11に載置することで着脱自在に装着し、
床パネル本体1の上面全体をカーペット等の床仕上げ材
7で覆ったものにおいて、カバープレート6と略同じ大
きさで略同じ板厚の板状で、孔23aや切欠23b等の
開口部23を有する配線器具取り付け板22を上記カバ
ープレート6と置き換え自在にし、配線器具取り付け板
22の一端側の裏面に挟み板58を設けると共に配線器
具取り付け板22の他端側の隅部に取り付け孔24を設
けて成ることを特徴とする。上記構成によれば、床パネ
ルAを施工した後、レイアウトに応じて床用接続器5の
必要な部分でカバープレート6を外し、切欠2aに床用
接続器5を取り付けることができる。またレイアウト変
更で床用接続器5が必要なくなったときには床用接続器
5を外し、カバープレート6で切欠2aを閉塞できる。
これにより、従来に比べて床用接続器5を取り付けたり
取り付けなかったりするレイアウト変更に敏速に対応で
きる。また床用接続器5を取り付けるときは取り付け用
鍔部を凹段部11に載置することで取り付け用鍔部の上
面と床パネル本体1の上面とが面一になるように床用接
続器5を取り付けることができて段差のないように施工
できる。またコ字状の切欠2aより大きさの小さい床用
接続器5を取り付ける場合、カバープレート6を外して
配線器具取り付け板22をコ字状の切欠2aにカバープ
レート6と同様に取り付け、配線器具取り付け板22の
孔23aや切欠23b等の開口部23に大きさの小さい
床用接続器5を取り付けることができる。またカバープ
レート6を外して配線器具取り付け板22に置き換える
とき、配線器具取り付け板22の裏面と挟み板58との
間をコ字状の切欠2aの凹段部11の底面の鍔部10に
差し込み、配線器具取り付け板22の縁部を凹段部11
に載せ、取り付け孔24から固着具を鍔部10に打入し
たりして配線器具取り付け板22を取り付けることがで
きる。
線器具取り付け板22の開口部23に取り付けた床用接
続器5を受ける受け金具27を設けて成ることを特徴と
することも好ましい。配線器具取り付け板22の開口部
23に取り付けた床用接続器5を配線器具取り付け板2
2の下で受け金具27にて受けることができる。
状の床パネル本体1の上面の全面にタイル状カーペット
のような床仕上げ材7を貼り、床パネル本体1の下面に
必要に応じて支持足3を設けて形成されている。床パネ
ル本体1は金属板等の剛性のある材料にて形成されてお
り、床パネル本体1の適所には床用接続器5を取り付け
るための開口2を設けてある。本発明の場合この開口2
は床パネル本体1をコ字状に切り欠いた切欠2aにて形
成されている。この切欠2aの周囲には床パネル本体1
の上面より一段下がった位置で鍔部10を設けてあり、
この鍔部10の上を凹段部11としてある。カバープレ
ート6は金属等の剛性のある材料にて矩形状に形成さ
れ、図1(b)、図3に示すように切欠2aを覆うこと
ができるようになっている。カバープレート6で切欠2
aを覆ったときカバープレート6の周縁が凹段部11に
収まるようになっており、カバープレート6の板厚と凹
段部11の深さとが同じになっている。このように形成
された開口2を有する床パネルAは床全面に亙って敷き
詰められる。このとき上記の床パネルAと構造が同じで
あるが、開口2を有しない床パネルA′と併用して図2
に示すように敷き詰める。このように施工した床パネル
Aに部屋のレイアウトに応じて床用接続器5を取り付け
るにあたっては、レイアウトに応じて所定の箇所のカバ
ープレート6を外し、カバープレート6を外した切欠2
aに鍔部10を利用して床用接続器5を取り付ける。図
4は床用接続器5の一例としてインナーコンセント5a
を取り付けた状態を示す。またカバープレート6は金属
等の剛性のある材料にて形成されているため、切欠2a
の大きさ大きくしてもカバープレート6で切欠2aを確
実に覆うことができる。このため切欠2aの大きさを大
きくして大きな床用接続器5も取り付けることができる
ようにし得る。
には第1係止切欠12と第2係止切欠13を設けてあ
り、カバープレート6には第1係止爪14と第2係止爪
15が設けてある。そして切欠2aをカバープレート6
で覆った状態で第1係止爪14が第1係止切欠12に係
止すると共に第2係止爪15が第2係止切欠13に係止
するようになっている。第1係止爪14と第1係止切欠
12との係止にて図5(a)の矢印イ方向のずれ止めと
なる。このとき第1係止爪14の幅W2 と切欠2aの幅
W1 とはW2 >W1 の関係とする。第2係止爪15の第
2係止切欠13への係止にて図5(a)の矢印イ方向及
びロ方向のずれ止めとなる。このとき第2係止爪15の
間隔W3 と切欠2aの幅W1 とはW3 >W1 となる。ま
たカバープレート6には幅方向に長いリブ16を裏面側
に突出する複数条平行に設けてあり、切欠2aをカバー
プレート6で覆ったときリブ16の端部が鍔部10に当
たり、図5(a)の矢印ハ方向のずれ止めとなる。この
ときリブ16の長さW4 はW 4 <W1 で、できるだけW
4 ≒W1 になるように設定する。上記のようにカバープ
レート6を取り付けることによりカバープレート6の矢
印イ、ロ、ハ方向のずれをネジ止めなしで防止できる。
またカバープレート6にリブ16を設けることによりカ
バープレート6の全体の強度は平板状態よりもアップす
る。またリブ16にカバープレート6を切欠2aに取り
付けるときのガイドの役目を果たさせることができる。
態を示す。本実施例の場合、切欠2aを有する床パネル
Aと切欠2aのない床パネルA′とを混在させて敷き詰
めてある。このとき切欠2aの位置が全面に亙って均等
に点在するように施工される。具体的には5m2 に少な
くとも1つの切欠2aが存在するように施工される。こ
のとき床配線上、切欠2aのある位置を一直線上に配置
した方が電線位置が確認しやすいというメリットがあ
る。また図8に示すように1つの床パネルAに複数個の
切欠2aを設け、隣合う床パネルAの切欠2aを対向さ
せてもよい。この場合、各切欠2aに合う大きさの床用
接続器5を取り付けることができるのは勿論、隣り合う
切欠2aに亙る大きさの床用接続器5を取り付けること
ができる。つまり、小型のインナーコンセント5aのよ
うな床用接続器5を取り付ける場合、図8のaの符号の
カバープレート6を外し、床用接続器5を取り付け、大
型のインナーコンセント5aのような床用接続器5を取
り付ける場合、符号a,bに示す両方のカバープレート
6を外し、床用接続器5を取り付ける。取り外したカバ
ープレート6はレイアウト変更になったとき必要である
ため保管しておく。またカバープレート6を取り外して
図9に示すような穴付きカバープレート6′と交換する
こともできる。この穴付きカバープレート6′を付ける
と、穴付きカバープレート6′の穴を利用してハイテン
ション接続器やローテンション接続器の取り付けを行う
こともできる。図10は切欠2aが市松模様状になるよ
うに床パネルAを配置した例を示すものであり、このよ
うに切欠2aを配置すると、電気工事のフレキシブル性
が一層向上する。
る切欠2aの大きさを変えてもよい。つまり、図11
(a)のように大きさの大きい符号aの切欠2aを設け
た床パネルAと図11(b)に示すように大きさの小さ
い符号bの切欠2aを設けた床パネルAを用意してあ
る。符号aの切欠2aは図14(b)の大きさの床用接
続器5に対応する大きさで、符号bに示す切欠2aは図
14(a)の大きさの床用接続器5に対応する大きさで
ある。図12はこれらの床パネルAを並べて敷いた状態
の一例である。この状態で符号bの位置のカバープレー
ト6を外して切欠2aを明けると、最も小さい図14
(a)に示す床用接続器5を取り付けることができ、符
号aに示す位置のカバープレート6を外すことにより2
番目に小さい図14(b)の床用接続器5を取り付ける
ことができる。また図13は隣り合う床パネルAの切欠
2aが対向するように突き合わせて床パネルAを並べた
状態を示すものである。この場合符号aのカバープレー
ト6を外したり、符号bのカバープレート6を外すこと
により図14(a)(b)の床用接続器5を取り付ける
ことができるのは勿論、隣り合う符号a,bのカバープ
レート6を外すことにより図14(c)に示す大きさの
床用接続器5を取り付けることができ、隣り合う符号
a,aに示すカバープレート6を外すことにより図14
(d)に示す最も大きさの大きい床用接続器5を取り付
けることができる。このように施工することにより開口
2としての切欠2aの大きさの種類が少なくても多数の
大きさの異なる床用接続器5を取り付けることができ、
オフィスの配線量に従ってフレキシブルに対応できる。
各種の床用接続器5を取り付けるための配線器具取り付
け板22を示すものである。この配線器具取り付け板2
2はカバープレート6と同じ大きさの矩形状に形成さ
れ、中央部に器具を取り付けるための孔23aのような
開口部23を設けてある。この配線器具取り付け板22
の2つの隅部の裏面には図15(b)のような挟み板5
8を装着してあり、残りの2つの隅部には取り付け孔2
4を穿孔してある。そして図16(a)に示すように挟
み板58と配線器具取り付け板22との間の隙間60を
鍔部10に差し込み、図16(b)のように配線器具取
り付け板22を切欠2aに装着する。これにより図16
(b)の矢印ヘ方向に浮き上がるのを防止できる。この
後、配線器具取り付け板22の取り付け孔24からタッ
ピングビスのような固着具を鍔部10に打入して配線器
具取り付け板22を確実に固定する。
きさに形成せる配線器具取り付け板22を示すものであ
り、切欠23bのような開口部23や取り付け孔24や
挟み板58を有している。図17(a)に示すように配
線器具取り付け板22の一端側の裏面に挟み板58を設
けると共に配線器具取り付け板22の他端側の隅部に取
り付け孔24を設けてある。そして床パネルAを敷き詰
めた後で、レイアウトが決定した後、適宜のカバープレ
ート6を取り外して配線器具取り付け板22と交換し、
この配線器具取り付け板22に図17(b)に示すよう
なハイテンション接続器5bやローテンション接続器5
cのような床用接続器5を取り付けることができるよう
になっている。図18(a)もカバープレート6と同じ
大きさに形成せる配線器具取り付け板22であって、孔
23aのような開口部23や取り付け孔24や受け金具
27を有している。そして床パネルAを敷き詰めた後、
レイアウトが決定した後、適宜のカバープレート6を取
り外して配線器具取り付け板22と交換し、この配線器
具取り付け板22に図18(b)に示すようなアップコ
ンセント5dのような床用接続器5を取り付けることが
できるようになっている。このようにしてカバープレー
ト6と配線器具取り付け板22を交換するだけで適宜の
位置に任意の床用接続器5を簡単に取り付けることがで
きる。なおカバープレート6を交換しない位置では図1
9に示すようにカバープレート6の上にタイル状カーペ
ットのような床仕上げ材7が載っており、床面がフラッ
トに保たれている。
うに切欠2aを設けてある。この切欠2aは床用接続器
5としてのインナーコンセント5aが取り付けられるよ
うになっている。インナーコンセント5aには図21
(a)に示すような小インナーコンセント5a′と、2
倍の大きさの大インナーコンセント5a″がある。切欠
2aの幅mは小インナーコンセント5a′や大インナー
コンセント5a″と同じ幅になっており、切欠2aの奥
行きfは小インナーコンセント5a′の奥行きや大イン
ナーコンセント5a″の奥行きの半分の寸法と同じにな
っている。切欠2aの鍔部10には小インナーコンセン
ト5a′のエクステンション枠19の取り付け孔29に
対応する第1固定孔30と、大インナーコンセント5
a″のエクステンション枠19の取り付け孔31に対応
する第2固定孔32とを設けてある。そして図20のt
1 と図21(a)のq1 とはt1 =q1 の関係であり、
t2 とq2 は2t2 =q2 の関係になっている。しかし
て一方の床パネルAのカバープレート6を外すことによ
り一方の切欠2aに小インナーコンセント5a′を取り
付けることができ、隣り合う両方の床パネルAのカバー
プレート6を外すことにより、一対の切欠2aに亙って
大インナーコンセント5a″を取り付けることができ
る。このようにして大きさの異なるインナーコンセント
5aを共通の切欠2aにて取り付けることができる。ま
た大きさの大きいインナーコンセント5aを隣り合う床
パネルAに亙って取り付けるため補強支柱を設けたりし
なくても強度を保つことができる。
3と兼用した実施例を示す。つまり、カバープレート6
の機能もある通線チップ33を床パネルAの切欠2aに
取り付けてある。この通線チップ33は切欠2aを覆い
得る大きさの天板34と、両側の側板35と、中央の仕
切板36とで主体が構成されている。この通線チップ3
3は切欠2aにはめ込まれ、一端を中心に上下に回動自
在になるように装着される。通線チップ23を下に回動
したとき天板34の周縁が凹段部11に収まるようにな
っている。側板35の外面には柱状の長ガイド突起37
aと短ガイド突起37bを設けてあり、切欠2aの鍔部
10にはガイド切欠38を夫々長ガイド突起37aや短
ガイド突起37bに対応するように設けてあり、ガイド
切欠38に長ガイド突起37aや短ガイド突起37bを
摺動自在に挿通してあり、これらにガイドされて通線チ
ップ33が上下に回動するようになっている。通線チッ
プ33の側板35の下端には細長い止めリブ39を設け
てあり、長ガイド突起37aや短ガイド突起37bの下
端と止めリブ39との間に係合溝40を形成してある。
天板34の上面には通線チップ33を上下に回動すると
き指で掴む掴み孔41を設けてある。図23は通線チッ
プ33を下方に回動させて切欠2aを覆った状態であ
る。この状態では通線チップ33の天板34の周縁が凹
段部11に収まっており、前記実施例のようにカバープ
レート6にて覆われた状態と同じになっており、上面が
タイル状カーペットのような床仕上げ材7にて覆われて
いる。図24は通線チップ33を上方に回動して通線可
能な状態にしたものである。掴み孔41を指で掴んで通
線チップ33を上方に引き上げおり、この状態で切欠2
aから天板34の下を通して電線42を通すことができ
る。この状態で鍔部10に上記係合溝40が係合し、通
線チップ33が上方に突出した状態が確保される。この
通線チップ33を通線に使用するときにはタイル状カー
ペットのような床仕上げ材7に通線チップ33の外周に
沿ってコ字状の切り込みを入れ、この部分を切欠2a縁
と通線チップ33との間に落とし込む。これにより、通
線状態から図23のような収納状態に戻すとき、床仕上
げ材7の補修や取り替えを必要としなく、床仕上げ材7
のロスのない構造にできる。また上記のように通線チッ
プ33を通して電線42を床下から直接引き出すことが
できるためコンセント工事を床下で行うことなく、床面
上でタップ等から工事を行うことができる。また通線チ
ップ33で通線を行うとき、通線チップ33が上方に突
出した状態を係合手段で保持できるので、通線している
とき直接電線42に荷重が加わることなく、電線42保
護が確実にできる。通線チップ33で通線とカバープレ
ート6の機能を兼用できるため1部品で施工できて省施
工化が図れると共に低コスト化が図れる。また床パネル
Aを取り付け施工した後で通線チップ33の着脱が行え
るため配線作業が手間なく行える。また図25に示す実
施例では側板35の下端に複数個の凸部43を長手方向
に一直線になるように設けてあり、凸部43と長ガイド
突起37aや短ガイド突起37bの下端との間に係合溝
40を設けてある。このように凸部43を複数個突設し
てある方が止めリブ39を設けてあるものに比べて切欠
2aに上から通線チップ33を装着するとき装着しやす
い。
すものである。通線チップ33の側板35には蓋用挿通
溝44、第1通線用挿通溝45、第2通線用挿通溝46
を設けてあり、切欠2aに通線チップ33を装着したと
き鍔部10に夫々蓋用挿通溝44、第1通線用挿通溝4
5、第2通線用挿通溝46を挿通できるようになってい
る。図27(a)は蓋用挿通溝44を鍔部10に挿通し
た状態で、この状態では天板34の周縁が凹段部11に
収まり、天板34の上面と床パネル本体1の上面が面一
に保たれる。図27(b)は第1通線用挿通溝45に鍔
部10を挿通した状態で、天板34が上方に突出した状
態が維持されている。この状態で通線チップ33に普通
の量の電線42を挿通することができる。また第2通線
用挿通溝46に鍔部10を挿通すると、天板34がさら
に上方に突出した状態が維持され、通線チップ33に大
量の電線42を挿通することができる。図28の実施例
では鍔部10に係止切欠47を設けてあり、通線チップ
33の蓋用挿通溝44、第1通線用挿通溝45及び第2
通線用挿通溝46に抜け止めリブ48を設けてある。そ
して通線チップ33を鍔部10にて装着したとき抜け止
めリブ48と係止切欠47とが係止し、通線チップ33
の抜け止めがされる。図29は隣り合う床パネルAを図
30のように配置したとき、隣り合う通線チップ33同
士を対向するように設けたものであり、このようにする
ことにより通線量を多くできる。通線チップ33は図2
8(b)のような向きに装着しても、図31のような向
きに装着してもよい。また通線チップ33を通線に使用
するときには上記実施例と同様にタイル状カーペットの
ような床仕上げ材7に通線チップ33の外周に沿ってコ
字状の切り込みを入れ、この部分を切欠2a縁と通線チ
ップ33との間に落とし込むことにより処理される。こ
の床仕上げ材7の落とし込んだ部分は電線を挿通すると
き電線42を保護する作用もする。
す。通線チップ33の側板35の下部に上挟み足50と
下挟み足51とを上下に間隔を隔てて設けてあり、上挟
み足50と下挟み足51との間に係合溝52を設けてあ
る。また切欠2aの鍔部10には挟み足挿通切り込み5
3と回転用切り込み54を設けてある。通線チップ33
の天板34で切欠2aを閉塞するときは、上挟み足50
や下挟み足51と挟み足挿通切り込み53とを対応させ
て上挟み足50や下挟み足51を下方に挿通して図33
の矢印ニに示すように回転させて収める。これにより天
板34の周縁が凹段部11に収まり、天板34の上面と
床パネル本体1の上面とが面一になる。通線チップ33
を通線に利用するときは天板34の上面を矢印ホに示す
ように下方に押して通線チップ33の一端を回転用切り
込み54に落とすと共に通線チップ33の他端を上方に
上げ、通線チップ33を手で掴んで上方に取り出し、通
線チップ33の向きを逆に向けて通線チップ33を上か
らはめ込んで切欠2aに通線チップ33を図34に示す
ように装着する。このとき上挟み足50と下挟み足51
との間の係合溝52が鍔部10の中央部10aに係合さ
れて通線チップ33が所定の突出状態に維持され、電線
42を通線することができる。上記上挟み足50と下挟
み足51とは下挟み足51の突出長さが図35に示すよ
うに短くなっており、しかも下挟み足51の先端には勾
配55を設けてあり、通線チップ33を通線状態に装着
するとき鍔部10の中央部10aが係合溝52に係合し
やすくなっている。図36は通線チップ33に対応する
ようにタイル状カーペットのような床仕上げ材7に切り
込みを入れて床仕上げ材7の通線チップ33に対応する
部分を落とし込んだ状態を示す。
形板状の床パネル本体に床用接続器等を取り付けるため
の開口としてコ字状の切欠を形成し、この切欠の周囲に
床パネル本体の表面から床用接続器の取り付け用鍔部の
板厚程度凹ませた凹段部を設け、切欠に切欠を覆い得る
大きさのカバープレートをカバープレートの周縁を凹段
部に載置することで着脱自在に装着し、床パネル本体の
上面全体をカーペットの床仕上げ材で覆ったので、床パ
ネルを施工した後、レイアウトに応じて床用接続器の必
要な部分でカバープレートを外し、切欠に床用接続器を
取り付けることができ、またレイアウト変更で床用接続
器が必要なくなったときには床用接続器を外し、カバー
プレートで切欠を閉塞できるものであって、従来に比べ
て床用接続器を取り付けたり取り付けなかったりするレ
イアウト変更に敏速に対応できるものであり、また切欠
の周囲に床パネル本体の表面から床用接続器の取り付け
用鍔部の板厚程度凹ませた凹段部を設けているので、床
用接続器を取り付けるときは取り付け用鍔部を凹段部に
載置することで取り付け用鍔部の上面と床パネル本体の
上面が面一になるように床用接続器を取り付けることが
できて段差のないように施工できるものであり、しかも
カバープレートと略同じ大きさで略同じ板厚の板状で、
孔や切欠等の開口部を有する配線器具取り付け板を上記
カバープレートと置き換え自在にしているので、コ字状
の切欠より大きさの小さい床用接続器を取り付けたりす
る場合には、カバープレートを外して配線器具取り付け
板をコ字状の切欠にカバープレートと同様に取り付け、
配線器具取り付け板の孔や切欠等の開口部に床用接続器
を取り付けることができるものであって、種々の床用接
続器でも簡単に取り付けることができて便利に利用でき
るものである。また、配線器具取り付け板の一端側の裏
面に挟み板を設けると共に配線器具取り付け板の他端側
の隅部に取り付け孔を設けているので、カバープレート
を外して配線器具取り付け板に置き換えるとき、配線器
具取り付け板の裏面と挟み板との間をコ字状の切欠の凹
段部の底面の鍔部に差し込み、配線器具取り付け板の縁
部を凹段部に載せ、取り付け孔から固着具を凹段部の底
面の鍔部に打入したりして配線器具取り付け板を取り付
けることができるものであって、配線器具取り付け板を
簡単に 動かないように取り付けることができると共に固
定的に取り付けた配線器具取り付け板に床用接続器を安
定よく取り付けることができるものであり、一端の挟み
板と配線器具取り付け板との間の隙間を鍔部に差し込む
ことで配線器具取り付け板を所定位置に位置決め保持し
た状態でタッピングビスのような固着具を取り付け孔か
ら打入して配線器具取り付け孔を取り付けることができ
るものでタッピングビスのような固着具の打入による固
定が容易にできるものであり、また配線器具取り付け板
の一端側は挟み板で固定されると共に他端側が固着具の
打入で固定されることになり、少ない固着具の打入で配
線器具取り付け板が確実に固定されるものである。
請求項1において、配線器具取り付け板の裏面側に配線
器具取り付け板の開口部に取り付けた床用接続器を受け
る受け金具を設けているので、配線器具取り付け板の開
口部に取り付けた床用接続器を配線器具取り付け板の下
で受け金具にて受けることができて床用接続器を安定よ
く取り付けることができるものである。
図、(b)は要部の断面図である。
る。
視図である。
欠の平面図、(b)はカバープレートの斜視図、(c)
はカバープレートの裏面図である。
である。
視図である。
設けた床パネルの平面図である。
る。
る。
器を示す斜視図である。
ける配線器具取り付け板の斜視図、(b)は挟み板の斜
視図である。
けを説明する断面図である。
施例を示す斜視図、(b)は(a)に取り付ける床用接
続器の斜視図である。
施例の斜視図、(b)は(a)に取り付ける床用接続器
の斜視図である。
断面図である。
用接続器の斜視図である。
の平面図、(b)は通線チップの斜視図、(c)は通線
チップの裏面図である。
の断面図である。
(a)(b)は正面及び側面から見た断面図である。
(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は左側面図、
(d)は右側面図である。
る。
を示す一部切欠斜視図である。
(b)は通線チップを取り付けた状態の断面図である。
である。
の床パネルの平面図である。
材の収め状態を説明する断面図である。
の平面図、(b)は通線チップの斜視図である。
図である。
ある。
断面図である。
材の収め状態を説明する断面図である。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 矩形板状の床パネル本体に床用接続器等
を取り付けるための開口としてコ字状の切欠を形成し、
この切欠の周囲に床パネル本体の表面から床用接続器の
取り付け用鍔部の板厚程度凹ませた凹段部を設け、切欠
に切欠を覆い得る大きさのカバープレートをカバープレ
ートの周縁を凹段部に載置することで着脱自在に装着
し、床パネル本体の上面全体をカーペット等の床仕上げ
材で覆った床パネルにおいて、カバープレートと略同じ
大きさで略同じ板厚の板状で、孔や切欠等の開口部を有
する配線器具取り付け板を上記カバープレートと置き換
え自在にし、配線器具取り付け板の一端側の裏面に挟み
板を設けると共に配線器具取り付け板の他端側の隅部に
取り付け孔を設けて成ることを特徴とする床パネル。 - 【請求項2】 配線器具取り付け板の裏面側に配線器具
取り付け板の開口部に取り付けた床用接続器を受ける受
け金具を設けて成ることを特徴とする請求項1記載の床
パネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10079386A JP3112443B2 (ja) | 1998-03-26 | 1998-03-26 | 床パネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10079386A JP3112443B2 (ja) | 1998-03-26 | 1998-03-26 | 床パネル |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4036828A Division JP2804668B2 (ja) | 1992-02-25 | 1992-02-25 | 床パネル及び床パネルの敷設構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10243534A JPH10243534A (ja) | 1998-09-11 |
JP3112443B2 true JP3112443B2 (ja) | 2000-11-27 |
Family
ID=13688438
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10079386A Expired - Lifetime JP3112443B2 (ja) | 1998-03-26 | 1998-03-26 | 床パネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3112443B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20230098210A (ko) | 2020-11-11 | 2023-07-03 | 가부시키가이샤 네코네 | 고양이 발톱의 연마·연삭기 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010117043A (ja) * | 2008-11-11 | 2010-05-27 | Okamura Corp | 冷凍・冷蔵ショーケース |
-
1998
- 1998-03-26 JP JP10079386A patent/JP3112443B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20230098210A (ko) | 2020-11-11 | 2023-07-03 | 가부시키가이샤 네코네 | 고양이 발톱의 연마·연삭기 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10243534A (ja) | 1998-09-11 |
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